この作品は執筆を終了しています。
番外編 進撃のトーマス2〜星の輝き〜 リメイクver.
-
- 1 : 2014/01/13(月) 23:43:18 :
- さてさてモブシリーズリメイク第三弾!!
まだ見てない人も!以前見た人も!
見てってくださいお願いしやす!
-
- 2 : 2014/01/13(月) 23:45:35 :
- 投下始めまーす
-
- 3 : 2014/01/13(月) 23:47:31 :
- また会ったな。トーマスだ。
わかってると思うが、もう機関車ネタはやらないからな?
俺は今回一世一代の決心をした。
そうミカサに告白しようと思う。
ミカサが元に戻ってからいくらか時間がすぎた…。俺はミカサに外出に誘われる程度には仲良くなった。
実はもうすぐクリスマスだ。俺が告白を決めたのはそのせいでもあるんだ。
ある日俺はダズに声をかけた。
もちろん、協力を仰ぐためにだ。
-
- 4 : 2014/01/13(月) 23:50:31 :
- トーマス「ダズ。ちっと手伝ってくれないか…」
俺がそう告げると、ダズは不思議そうに訪ねた。
ダズ「なにをだ?」
クリスタ「」ジーッ
無言でこちらを見つめるクリスタを尻目に俺は続ける。
トーマス「いやぁな。俺クリスマスの休暇にミカサ告白しようと思ってるんだ」
俺が言い終えるとダズは驚きの表情を見せ、そして嬉しそうに言った。
ダズ「…!?トーマス!やるんだな!今度こそ」
トーマス「ああ。勝負は今度こそ決める!」
ライベル(なんか台詞とられた…)
その時俺はライナーとベロリンガの視線には気づいていたが、無視をしたのは言うまでもない。
クリスタ「ジーッ」キラキラ
ダズトマ「(口で言ってる…かわいい///)」
可愛いものを見るといじめたくなるのが男の性だ。ダズがこらえるように小声で俺に告げる。
ダズ「トーマスまだ放置だ」コソッ
トーマス「ああ。わかってるとも」コソコソ
そして、俺も当然だと言わんばかりにダズに同意するのだった。
クリスタ「うぅ…」ウルウル
クリスタの涙目を見て庇護欲を刺激されるが、なんとか堪え何事もないかのようにダズとの会話を続ける
ダズ「そうか…。それで?なにを手伝えばいい」
トーマス「ああ。まぁ手伝って欲しいというか聞きたい事があるんだ」
今までとは少し違う真剣な声で俺はダズに尋ねた
トーマス「星の見える場所を知らないか?」
考えるような仕草を見せたものの、ダズは残念そうに知らないと答えるのみだった。
クリスタ「グスン…」トボトボ
クリスタが拗ねる様子に頃合いを見たのか、ダズは彼女にむけて尋ねる
ダズ「なぁ。クリスタ。知らないか?」
クリスタ「…!!」
するとしょげていた彼女の顔は笑顔で溢れかえり、嬉しそうにこちらに駆け寄って来て告げた。
クリスタ「しってるよ!!」
ダズトマ「お、おう…(なにこれ可愛い///)」
そのあまりの勢いに少し気圧される物の、彼女の愛らしさに俺たちは癒されるのだった。
トーマス「まぁ冗談はこの辺にしてだ…」
俺はそう言って話を切り替えた。
トーマス「それってどこにあるんだ?」
クリスタ「えーっとね!ここをこーであーで云々」
クリスタは鼻歌が聞こえて来そうなほど上機嫌な様子で詳しい場所を教えてくれた。
彼女の話を聞くに、兵舎の周りの林を抜けてすぐのところにあるようだった。
そこから見える星について、クリスタは嬉しそうに一生懸命話していた。
クリスタ「ここってねすごく星が綺麗に見えるんだ!きっとびっくりするよ!」
トーマス「そうなのか!ありがとう」
ダズ「すごいじゃないか!クリスタ!よくそんなところを知ってたな!」
クリスタ「えへへ♪」
クリスタ「あ、あのね…ダズと見に行きたいなって思ってね。一生懸命探したの///」
ダズ「クリスタ…///」
クリスタ「ダズ…///」
2人のイチャイチャする様子を見るのにもいい加減飽きたのもあり、2人の間に割ってはいる。
トーマス「良い雰囲気なとこ悪いがお二人さん。茶番劇は他所でやってくれよ」
ダズ「茶番劇は酷いな…」
トーマス「まぁいい。クリスタありがとう!助かったよ!」
クリスタ「ううん。いいの。気にしないで♪それより頑張ってね!」
トーマス「ああ。ほんとにありがとう!」
トーマス「早速ミカサを誘ってくる!」
ダズクリ「いってらー」
そう言って駆け出す俺を2人は手を振って送り出してくれた。
-
- 5 : 2014/01/13(月) 23:52:22 :
- そうしてミカサを探していたが、意外にもすぐに見つけることができた。
トーマス「えーと。ミカサ、ミカサと…」
トーマス「あ!いた。ミカサ!」
ミカサ「トーマス。どうしたの?」
ミカサが俺の顔をみて少し表情を明るくする。その様子に嬉しくなるが、俺は顔に出さない様に気をつけながら続けた。
トーマス「今度のクリスマス休暇の予定はどうなってる?」
ミカサ「エレンとアルミンと3人で街へ行く予定」
トーマス「夜も会いてないか?」
ミカサ「…?夜はなにもない」
トーマス「ならさ!俺に付き合ってくれないか?」
ミカサ「良いけど。なにをするの?」
トーマス「それは秘密だ。楽しみにしててくれよな!当日兵舎裏に19:00だ。」
俺はあまりの嬉しさに小さくガッツポーズをするが、ミカサに見られたらまた笑われると思いすぐに引っ込めた。
ミカサ「そう。わかった。楽しみにしてる」
そんな時、ミカサが不意に俺に笑顔を向けた。その笑顔を見ると顔が熱くなり、心臓が早鐘を打つのがわかるのだった。そのことから、やはり俺はミカサの事が好きなのだと再認識するのだった。
トーマス「…じゃあ!ま、またな!」
ミカサ「ええ。また。」
動揺を隠しきれず、言葉に詰まる。その様子が恥ずかしくなって俺はその場を逃げるように、後にするのだった。
-
- 6 : 2014/01/13(月) 23:53:40 :
- 最近ミカサは俺に良く笑顔を見せてくれる様になった。すごく嬉しい事なんだ、だけど俺の心臓がもつかどうか…。
けど、その笑顔を守りたいそう思ったから、告白するんだ。俺のために笑っていて欲しいから。
俺はそう改めて決意するのだった
そしてクリスマス休暇の当日が来た。
俺は朝から不安で一日中ドキドキしていた。集合の時間より1時間もはやく兵舎裏にもついた。
ミカサと会えるのが楽しみで、ミカサに告白するのが不安で。
けど、決してその不安が嫌いじゃなかった。こんな心地よい緊張や不安を感じたのは始めてだった。
PM7:00
トーマス「そろそろミカサがくる頃かな!」
PM7:30
トーマス「ミカサが遅刻なんて珍しいな…。いつもはあんなに早いのに…」
PM8:00
トーマス「いったいどうしたんだろう…心配だなぁ」
PM10:00
トーマス「はぁ。立ってんのも疲れて来たな。それに冷えてきたなぁ…毛布持ってきたし、あの壁のあたりに座ってまつか…」
待てど暮らせどミカサは来ない。そしてついに俺はそのまま寝てしまったのだった。
AM 12:00
トーマス「」
俺が壁際で寝息をたてていると、聞き慣れた声に恫喝される。
???「おい!なにをしている!ワグナー訓練兵!!」
トーマス「ひゃっ!ひゃい!失礼いたしました!!つい眠りこけて…」
トーマス「って…ミカサかよ…」
ミカサ「私じゃ不満だろうか」
ミカサは少し悲しそうにうつむきながら告げる。そして捨てられた子犬のような目でこちらを見つめて来た。
トーマス「うぐっ…いやそうじゃなくてだな…声真似うますぎて本物の教官かとおもって…」
彼女は可愛かった。今までの無表情ではなく、彼女には幾つもの表情の花が咲いていた。
ミカサ「そうだろうか」
少し嬉しそうにした後、なにやら、意地悪な笑みを浮かべ彼女は俺の真似をし出した。
ミカサ「ひゃっ!ひゃい!」
どうやったらそんなに似るのかはさっぱりだが、俺が出したのと同じ声が返ってくる。
しかし、彼女は何かに気づいたかのようにして告げた。
ミカサ「はっ…声真似してる場合ではなかった!」
ミカサ「ごめんなさい。遅くなってしまった…」
トーマス「良いよ気にすんなよ。お前の事だ何か理由があったんだろ?」
トーマス「あと、似すぎて怖いから声真似はやめてくれ」
少し反省した様子をしたミカサを慰めるように言った。すると彼女は少し嬉しそうな顔を見せ答えた。
ミカサ「ええまぁ。あのハゲ教官に資料室の片付けをやらされていた。」
ミカサ「もちろん邪魔できないよう奴にはしかるべき報いを受けてもらった。」
ミカサ「あともちろん声真似はやめない」
少しあきれた俺はひとつため息をついてから言った。
トーマス「…声真似はまだしも、お前さ。教官をしばくのだけはやめようぜ」
ミカサ「……これからは気をつけよう。」
トーマス「今の間はなんだおい」
ミカサ「きっと気のせい」
ミカサにやめる気がないのは明確だった。だから止めても無駄だと悟った俺は、諦めて開き直ることにする。
トーマス「どういう経緯にせよ。この時間でも咎める人間がいない事は好都合だ。」
トーマス「とはいえ、時間が時間だ急ごう。」
ミカサ「わかった」
-
- 7 : 2014/01/13(月) 23:54:39 :
- そこから、クリスタに教えてもらった通りに進むと。10分程歩いたところで景色が開けた。
そして、そこには満天の星空が広がっていた。
トーマス「こりゃあすげぇや…」
ミカサ「綺麗…」
トーマス「折角のクリスマスだからお前と一緒に星をみようかと思ってな。」
トーマス「やっぱり少し冷えるな。毛布持ってきたから使えよ」
ミカサ「ありがとう」
ミカサ「トーマスの匂いがする。」
トーマス「えっ!?変な匂いがするか?洗ったばっかなんだけどなぁ。」
ミカサ「変な匂いはしない。とても良い匂い。」
トーマス「や、やめろよ…恥ずかしいだろ」
ミカサの言葉に顔が赤くなるのがわかる。胸の鼓動が聞こえてしまうのではないかというほどにドキドキする。
その気持ちに偽りはない。
この幸せな時間を終わらせないために。これからも一緒にいたい。そう思わされてしまった。
だから覚悟を決めた。
俺はミカサに伝えるんだ。
俺のすべてを込めて
「好きだ」って
-
- 8 : 2014/01/13(月) 23:56:12 :
- トーマス「な、なぁミカサ」
思い切ってミカサに声をかける。
緊張で声が震えるが、そんなこと構わなかった。ただ伝えることに必死だった。
ミカサ「なに?」
トーマス「お前に伝えたい事があるんだ。聞いてくれるか?」
ミカサ「ええ。なに?」
不思議そうにする彼女の目を見つめ俺は告げる。
トーマス「俺さお前が凹んでた時から…いや、多分もっとずっと前からだな…お前の事が好きだったんだ。」
トーマス「お前は今もエレンが好きかもしれない。けど、それでも俺がお前を好きな事は変わらないんだ。」
トーマス「それにお前に当たって砕けてみろなんて言っといて俺がやらないなんて卑怯だしな」
トーマス「月並みかもしれないけど、お前の表情や仕草そのすべてが俺にはこの星達みたいに輝いて見えたんだ。」
トーマス「お前の全部が愛おしくて。一緒にいたいって思ったんだ。」
トーマス「だから!ミカサ!俺と付き合ってくれ!!」
ミカサ「そう…」
ミカサの一言のあとしばらく沈黙が続いた。俺はふられる事を覚悟し、目をつむる。
しかし、飛んで来たのは予想を遥かに上まわる答えだった。
ミカサ「もう!トーマス遅すぎ!ミカりん待ちくたびれたぞ☆」プンプン
最早意表をつかれるとかそういう騒ぎではない。意味がわからなくて言葉をまともに紡げない。
トーマス「…へ?」
ミカサ「ごめんなさい…今のは少し冗談が過ぎた」
ミカサ「私はトーマスがそう言ってくれるのを待ってた。」
ミカサ「私もトーマスのことが好き」
ミカサ「あの時私を救ってくれた時からずっと」
ミカサ「だから…これからもよろしく」
トーマス「本当か!?」
ミカサ「嘘を言っても仕方がない」
トーマス「や、やった。やったぁぁあ!!ははっ!」
ミカサ「やっぱりトーマスは可愛い」
ミカサは今までにないほど嬉しそうに笑っていた。今までで最高の笑顔を見せてくれた。告白がうまくいったことより、もずっとそれが嬉しかった。
トーマス「おいおい…男に可愛いはないだろ…」
その時は茶化したけど、飛び跳ねそうなくらいに嬉しかった。彼女が俺にだけ見せてくれた笑顔だったから…
-
- 9 : 2014/01/13(月) 23:56:45 :
- こうして俺とミカサは付き合う事になった。
ある意味俺は勝負に勝った。ダズとクリスタも一緒に大喜びしてくれた。
俺はミカサを絶対にはなしたりなんかしない!どんな困難だって2人でぶち破ってやる!
もう一度…いや何度でも言おう。
トーマスの反撃はここからだ!
-
- 10 : 2014/01/13(月) 23:56:53 :
- おしまい
-
- 11 : 2014/01/14(火) 01:19:03 :
- 親分
こ久しぶりですね
-
- 12 : 2014/01/14(火) 01:19:36 :
- トリップが、なんだったか忘れました
-
- 13 : 2014/01/14(火) 01:20:47 :
- これからも頑張ってください
-
- 14 : 2014/01/14(火) 06:09:46 :
- ベルベルト…久しぶり!
-
- 15 : 2014/01/16(木) 20:06:13 :
- みかりんの部分で笑ってしまったwww
お疲れ様でした!
-
- 16 : 2014/01/16(木) 20:07:34 :
- >>15
読んでくれてありがとう。
コメントくれてありがとう。
感謝の嵐ですわw
-
- 17 : 2014/01/18(土) 19:03:30 :
- ミカサのキャラにツボったww
いやはや、おめでとうトーマス!
トーマスの言葉を待っていただなんて、ミカサは乙女なんですね!
-
- 18 : 2014/01/18(土) 19:28:27 :
- もじゃっちちゃんと見てたかぁ残念www
-
- 19 : 2014/03/13(木) 19:58:24 :
- ミカサ「もう!いろはす遅すぎ!ミカりん待ちくたびれたぞ☆」プンプン
-
- 20 : 2014/03/13(木) 20:58:59 :
- >>19
なんかすごいこと言ってるけど読んでくれてありがとうwwww
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
進撃のモブ シリーズ
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場