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ベルセルク~~~~黒い剣士VS 炎竜の騎士
- ファンタジー × アクション
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- 1 : 2018/04/22(日) 02:17:45 :
- (  ̄ー ̄)ノこんにちは!
今回唐突に書きたくなってしまったので、
ガッツVSグルンベルド
この二人の戦いを描いていこうかなと思います!
ただし注意として、アクションを詳細に書こうとして動きの少ない戦闘描写が多発する可能性が有りますので、気を付けて下され!
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- 2 : 2018/04/22(日) 03:13:03 :
俺は....何処に居るんだ?
体が尋常じゃねぇ位に重ぇ。
これじゃあ体もろくに動きゃしねぇ。
にしても、これは一体どういう事だ?
岩みてぇに重い体を起こして見れば、視界一面に広がるのは、[魔女の家が燃える光景]。
こりゃあまるで、シールケが一人になっちまうキッカケになった[あの時]と全く同じ状況じゃねぇかよ。
ガッツ「はっ、笑えねぇぜ。しかも懇切丁寧に体の状態も丸々[戻って]やがる。」
前方で燃え盛る炎に照らされ映るガッツの体は、様々な部分が、明らかに時を巻き戻しかの様な状態であった。
左目は霞が払われ視野が広がり、前髪の右部分に出来ていた白髪が、完全な黒髪に染まっていた。
これは確実に時間が巻き戻ったとしか思えない状況であった。
だが、それを真に受けるガッツかと言えば、答えは違った。
ガッツ「....仕組みは知らねぇ。けど、連れの知り合いをまた殺させる程、俺は腑抜けじゃねぇ。生憎にも此処に居る[あの巨人]は俺以外で止められねぇ。どの道、俺がやらなきゃ駄目って事だしな。」
?「ッ!!ガッツさん、目が覚めたんですか!?良かった。このまま目が覚めずに死んでしまうのでは無いかと!」
背後から五月蝿い声が聞こえ痛みを堪えながらも後ろを振り返ると、髪を短く切り揃え還俗の身となった変わり者、[ファルネーゼ]が立っていた。
いや、立っていたと言うより、屈んで此方の低い体勢に目線を合わせている感じである。
一体何が遭ったのかを状況把握も兼ねて問うと、あぁガッツさん!記憶が飛んでいるんですか?シールケさんに頼んで見て貰わないと!と大声で叫びながらも、的確に教えてきた。
ファルネーゼ「私達がトロール共に襲われていた村から帰ってきたら、魔女の森が炎上していたのです。そしてその森の開けた場所である[此処]に居た大量の[使徒]を見て怒り狂ったガッツさんが、ボロボロの体のままに戦いを挑んだのですが力及ばず。謎の骸骨の騎士が横入りしてガッツさんを助けてくれたのですが、周囲の使徒達が騎士を見て牽制されていた時、[あれ]が来ました。」
ガッツ「....あれ。」
そう、彼処に居る、という語りと共に焼け朽ち掛けている魔女の家の目の前に居たのは、
今までに幾度となく自信を窮地から救ってきた[ドクロの騎士]と、その騎士を相手に幾らか劣勢を強いられながらも豪腕を振るう、何とも言えぬ因縁のある男、[ゾッド]が居た。
だが、それだけならまだ良かった。
その戦いを少し離れた所から[見下ろす]何かが、巨体を一ミリもずらす事なく立っていたのだ。
そう、その正体、それは。
ガッツ「グルン、ベルドォ!」
ファルネーゼ「ッ!ま、待って下さい!今のガッツさんでは、また先程の様に一撃で撃退されてしまいます!」
ガッツ「黙れぇぇぇぇ!アイツがこのまま生きてると、婆さんが危ねぇんだ!」
ファルネーゼ「え?それは一体どういう。」
ガッツ「詳細は後だ!今は俺の事は構うな。ただシールケやセルピコ、イシドロの奴らを見に行ってやれ。」
でも、と言うファルネーゼの声を聞く耳持たずと言った様子で遮り体を森の隅へと押し飛ばすと、そのまま遠くと此方を交互に振り向きながらも森の少し離れた所へとファルネーゼは走っていった。
それを見て幾らか心配事が払われたガッツは、激痛ならぬ劇痛が走り続ける胸部と痣の痛みに襲われる全身に意識を傾ける事なく、立ち上がった。
ずきっ。
ガッツ「ッチ。あの天使紛いのバケモンに付けられた傷も、一緒に戻りましたってか。ふざけやがって。だが、剣を握れねぇ訳じゃねぇ。」
戦えなくなるってのは、そのまま死に繋がる事を表す。
そんな甘ぇ考えが通用するほど温い世界は、俺の人生では一回たりとも無かった。
だから何としてでもチャンスは俺の手の中に押し込むんだ。
それが、俺があの人から学んだ傭兵としての生き方なんだからよ。
ぎしぎしと音の鳴る体を起き上がらせながら、ガッツはそんなことを考えていた。
だが、そんな暇は、今はない。
直ぐ様閉じた瞼を見開くと、足元にぶつかった鉄の塊の存在に、ほっと安心感を覚える。
これは、過去に自らが三度目に戦う事になった蛙の使徒との戦闘時、ゴドーの坑道から引っ張り出した、一本の剣だった。
名前は[ドラゴンころし]。
その名に恥じぬ何者も持てぬ重量と、それから繰り出される魔をも断裂させる破壊力は、ガッツの類いまれなる剛体と、それと共に培われてきた[百人斬り]の段平の剣技との二つが合わさり漸く使いこなせる程の曲者だ。
だがそれでも、あれには通用しなかった。
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- 3 : 2018/04/22(日) 04:04:26 :
- だがそれでも、あれには通用しなかった。
ガッツの肉体は、実に身長204CM、体重114Kというかなりの肉体である。
が、それすらも遠く霞んで見える程の巨体を持つのは、存在した。
名は[グルンベルド]。
ドラゴンころしと並ぶ程の重さを誇る鉄の戦斧を軽々と扱う、身長273CM、体重300Kの男であった。
その戦闘力は、ガッツの黒い一撃を、片手に持った盾一つで容易に受けとめる程の膂力であった。
そしてガッツの肉体を、210CMというサイズを誇るドラゴンころし諸共10M以上奥へと吹き飛ばす一撃であった。
普段のマックスのポテンシャルではなく、更に今までに対峙してきた中でも最強と言える戦力を誇るこの男に勝つのは、遠く不可能な話であった。
ガッツ「でも、勝てないと決まった訳じゃねぇ。戦場では、どっちが勝ってどっちが負けるかなんて、諦めるまでは分からねぇんだからよ。」
がぃぃぃぃんっ。そんな鉄の音と共に地面から起こされたドラゴンころしを右手で握り、身体中の節々に強く残る痛みに苦悶の表情を浮かべながらも、持ち前のタフネスに物を言わせて無理矢理に歩みを進めた。
がぁんっ!がごぉぉんっ!がぁぁぁんっ!
ゾッド「ぬぅわぁぁぁ!」
ドクロ「........。」
グルンベルド「流石は我等使徒を相手に畏怖を抱かれるだけの事はある。ゾッドは実に運が良い。あの様な強敵と合間見える事が出来て。」
それに比べて先程のあの男は何だ。
この俺の攻撃を二度受けへし折れぬ程の強度を誇る大剣を持ちながら、それを存分に扱えずにただ殴られ続けるだけの腑抜け。
使徒を狩り続けその力を叩き上げ、あのゾッド殿と互角に渡り合える程の実力とは、只の風の噂であったか。
現に今も、あの場所で意識を失い倒れている筈だ。
グルンベルド「....何故だ、姿が見えぬ?」
明らかに可笑しい。
あれほどの手傷を負っては、例え使徒であっても傷を癒さねばならぬほどのダメージ。
しかもそれが生身の人間となれば、尚の事。
これは一体、どういう事だ?
周囲を見渡しても姿が見えぬ所を見ると、何処かへと身を潜め傷を治していると言った所か?
グルンベルド「ふっ、実に雑兵らしいずる賢い戦法よ。やはりこの俺と一騎討ちをするだけの剣士では無かったようだな。」
ガッツ「さぁて、それはどうだろうなぁ!!」
ん!?この声は、あの男の声。
しかし姿が見えん、一体何処に。
ガッツ「そのデケェ体じゃあ、足元も録に見れねぇみてぇだなぁ!!」
グルンベルド「何だとぉ!?貴様、俺の足元に!!」
こやつ、俺が一人喋っている中、密かに背後の地へと身を潜めていたと言うのか。
何という歩行術だ、全く音が聞こえなかった。
....いや、聞こえなかったのではなく、燃え盛る炎の音で掻き消されていたのか。
グルンベルド「だが、それとこれとが勝利に繋がる訳など有り得ぬ!黒い剣士、まだ動けると言うのであれば、もう一度このグルンベルドと、[一騎討ち]を所望致す!!」
ガッツ「言われなくても、そのつもりだぁ!!行くぜ、化け物ぉぉぉぉ!!」
今度こそ、重き足を運んだ甲斐が有ったと思えるだけの戦いを見せてくれ、黒い剣士。
もしまた腑抜けの如く無様な戦いを見せれば、次こそは貴様を捻る。
もうあの騎士殿に邪魔される事もあるまい。
グルンベルド「では、参るぅぅぅぅ!」
右手に握る鉄斧を背中へと仰向けに下げ、全力で正面に居るガッツへと降り下ろすグルンベルド。
ガッツが何とか右に転がり避けたその攻撃の直撃した地面は、地に埋まる土や石ごと丸々大きく抉られていた。
あれをまともに受ければ、先程の様に意識を飛ばす事になるだろう。
が、二度頭に血を昇らせ勝機を見失う程の馬鹿では無かった。
ガッツ「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そんな雄叫びとも取れる声を挙げながらグルンベルドの正面へと振り落とされる、ドラゴンころしの通常にして必殺の一撃。
がぎぃぃぃぃんっ!
それを見て、焦る事なく左手に着けている[砲弾をも弾く盾]で防ぐ。
だが、その大剣の一撃は、余りにも前回の初撃とは違いすぎた。
グルンベルド「ぬぅ。貴様黒い剣士、その身に受けし傷、癒えたか?明らかに膂力が違う。」
ガッツ「さてどうだろな。話してる暇があるなら、さっさと次の準備でもしやがれぇぇ!」
そう言いながら両手で握る大剣を左足は前、右足を後ろの体勢で水平に回し斬りするガッツ。
その攻撃からは、グルンベルドに防がねばならないと思わせるだけの、迫力が有った。
少なくとも最初の様な、腑抜けと言い放った時の男が繰り出せる一撃ではなかった。
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- 4 : 2018/04/22(日) 04:36:14 :
- グルンベルド「成る程、それが貴様の最大の.... 」
がぃぃぃぃぃんっ。
グルンベルド「...膂力、という訳か。これならば確かにゾッド殿と渡り合える事が出来るかも知れぬ。」
ガッツ「ッ!俺の全力の一撃を、また盾で。」
どうやらあの盾も、相当ふざけた代物らしいな。
俺の剣は、盾で止められるほど安い代物じゃないんだがな。
ガッツの抱いたこの感想は、実に的を射た正確な物で有った。
曾てガッツと戦った事のある者は、皆一様にこのような言葉を思った。
[大砲が如く一撃]と。
だが、それはつまり、グルンベルドに通用しないことを同時に表していた。
グルンベルドと戦った事のある者は、このような感想を抱く。
[砲弾をも弾く盾]と、[破城槌みたいな威力]と。
それ即ち、ガッツの勝機は無いことを示唆していた。
だがそんなこと、武器を交えているガッツが一番良く理解していた。
(この化け物に勝つには、普段の戦い方じゃ貧しい無理だ。どうにか別のやり方を考えねぇと。)
だが一体何処に。どうすれば。
........やってみるか。
あの砲弾用の穴のある盾の下部分に、炸裂弾をぶち込む。
そんでどうにかボウガンをそんなかに数発入れて、爆発を促す。
........ボウガンは、ゴドー謹製の鎧と一緒に持っていかれたか。
ガッツ「だったら、同じ大砲でやるだけだ。」
グルンベルド「貴様、何をぶつぶつと喋っている?頭に血が回っていないのか。」
その様子を見て不審がるグルンベルド。
だがその様子をお構い無し。
更なる一撃を加えるべく、頭上へと鉄斧を振りかざす。
それを見て直ぐ様とある作戦を実行へと移すガッツ。
グルンベルド「ふぅんっ!」
びゅぅぅぅぅぅぅぅっ!!
ガッツ「3..2..1。」
どがぁぁぁんっ!そんな炸裂音と共にグルンベルドの攻撃を真上へと吹き飛ばすガッツ。
使用したのは、これまでに何度も自身の戦闘を補助してきた、炸裂弾。
残りの数は3個。
そして一つは今使った。
残弾数は、2。
ガッツ「そして今、これがその時だ。」
突然の爆発を予期できず体勢を崩したグルンベルド。
左手の盾は、ガッツの顔へと向いている。
好機は、今である。
ガッツ「うぉぉぉぉぉ!!」
叫びとも取れる大声を挙げながらその盾を右手の大剣の一撃で更に叩き下げ、完全に地へと向いた砲撃部に、一発の炸裂弾を投げ込む。
そしてそれが出ぬよう、投げナイフを中に一本詰まらせ栓をする。
グルンベルド「き、貴様!!」
ガッツ「へ、やれるならやってみろ。撃てるなら、撃ってみやがれぇぇぇ!!」
グルンベルド「ぬぅぅぅぅわぁ!!」
勢い良く盾の顔部分を斧で叩き、詰め込んでいた砲弾を射出する。
だが、失敗した。
どがぁぁぁぁぁんっ!
グルンベルド「ぐわぁぁぁ!!」
放たれた砲弾は内部に詰められていた炸裂弾に接触し点火、そして斜めに引っ掛かっていたナイフに一瞬勢いを止められた事により、盾内部から射出されるよりも前に、爆発した。
そして炸裂弾の爆発が更に盾へと負荷を与え、グルンベルドの左手に大きなダメージを与えた。
ガッツ「これで、やっとてめぇとまともに戦えるな。」
グルンベルド「貴様、端から同じ土台に立てぬと見切り、俺の盾を破壊しに来たのか。」
実に見事な対応よ、と一言称賛をしながら、グルンベルドは考えた。
この男は、[総合的に強い]と。
普通に考えて、大剣だけでは使徒を倒すことは不可能。
だが、それ以外に戦闘を有利に持っていく道具があれば、また別の話。
この男は鎧を身に付けていない。
俺は身に着けている。
この男は怪我を負っている。
俺は負っていない。
そして何よりも、この男に盾はない。
俺には、ある。
何が戦士としての誇りだ。
此処まで装備と状況が違って、対等と言えるのか。
言えない。
だがこの男、黒い剣士は、その劣勢を全く恨む事なく、逆に俺の優位的思考を読み切り場を一転させた。
間違いない。
この男は間違いなく、戦士だ。
グルンベルド「ならば良かろう。このグルンベルド、貴様と対等なこの状態で、戦闘続行を望む。」
ガッツ「....武骨なこったな。昔居たぜ、そう言う真面目な武人が何人か。」
グルンベルドの目を見て、只の武人気取りの化け物では無いことを理解する。
現に今、左手に装着していた盾を外し、火傷を治さずにそのままに下げ放置している。
盾も無く、傷を負っている。
幾らかガッツと似た条件であった。
ガッツ「そんじゃあ、もう一発行くぜ。」
グルンベルド「来い、黒い剣士ぃぃぃ!」
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- 5 : 2018/04/22(日) 15:04:00 :
森の奥~~~炎上外地にて
ファルネーゼ「み、皆さん!ガッツさんが目を覚ましました!」
イシドロ「なっ、おいおい、それってマジかよ!?なら今すぐに助けにいこうぜぇ!」
シールケ「いえ、今はガッツさんを助けることは最優先では有りません!お師匠様に持ち出すよう言われた呪物[狂戦士の甲冑]を直ぐにでも取りに行かないと!」
セルピコ「それ、シールケさんは場所が分かるんですよね?だったら、イシドロさんはファルネーゼ様と一緒にシールケさんに付いていって下さい。僕は今からガッツさんの方を見てきます。」
ガッツに止血剤となる軟膏をバレない様に地面に置いてから森の奥に逃げてきたファルネーゼは、探し物のある一行の居る場所を死ぬ気で探し合流した。
そしてガッツが目を覚ました事を伝え、現状を把握して貰った。
だがシールケのテレパシーを使いそれを確認しようとしても、トロールの巣窟内部の激しい戦闘に際し鎧を剥かれてしまった時、ガッツは指から髪をほどけ落としてしまったらしく連絡が取れなかった。
よって今この者達がやるべき事、それは。
石&汁&ファル「甲冑の、持ち出し!」
セルピコ「そうです。それをガッツさんに着せて現状打破を狙うんでしょう?僕はその間の時間稼ぎをしますから、どうぞお先に。」
ファルネーゼ「で、でもセルピコ!それではお前がどうなるか!」
シールケ「ここは、信じましょう。」
イシドロ「そうだぜ、ファルネーゼの姉ちゃんよぉ?この野郎は、今までに何度も危険を乗りきった野郎じゃねぇか!ぜってぇ大丈夫だって!」
それを聞き幾らか安心したセルピコは、普段はあまり開けきる事のない目を一瞬だけ見開き、ガッツが居るであろう方向を見つめた。
待ってて下さいよ~、ガッツさん。
もし死んでたりしたら、本当に殺しますので。
あ、無理か。
兎に角今は、急がないとッ!!
ぼばぁぁぁぁんっ!
そして一行は、メンバー編成を変えて、再び行動を開始した。
だが、一つだけ本来とは違う運命が訪れる事となる。
それは、ガッツが己の肉体のみで使徒[グルンベルド]を撃退し、甲冑を身に付ける事なく旅を続けることになるという結末である。
そしてそれにより乗り切る事が不可能となる場面が幾度となく訪れるのだが、馬鹿な使徒共とは違いガッツと強い因縁に結ばれたこれまでに闘って来た使徒が協力を申し出て来ることになるとは、誰も思わなかった。
それは、単に休戦申告と言うわけではない。
それは、[新生鷹の団]に、ガッツ等が入団することを表す。
ゾッド「ぬはははははぁぁぁ!楽しいぞぉ、貴様とはやはり永遠の強敵(とも)として離れられぬ運命に有るらしい。」
騎士「....やはり、歯車の鉄歯が狂う事など、万に一つも無いのやも知れぬ。だが、だからこそ、あの者には命を燃やし続けて貰わねばならないのだ。奴が、私以外に唯一使徒を倒し続ける者で有るのも有るが、螺旋の歯車を揺らがせる鉄片になり得るのが、最大の理由。」
ゾッド「ぬははははぁ、騎士よ、貴様相当にあの黒い剣士を気に入っているらしいな。だが、あの男はこの俺に生身で立ち向かえる類い稀なるセンスを持つ人間。目を付けているのが己だけだとは思わぬ事だ。」
がぁがぁぁぁぁがぃぃぃんっ!
ゾッド&騎士「ん?」
剣を交えながら会話していた二人の耳に、強烈な鉄と鉄とのぶつかり合う音が聞こえた。
黒い剣士は事前に受けていた怪我で倒れていた筈。
グルンベルドはこの二人の戦いを横から見ていた筈である。
一体何者が、これ程までの殺気を撒き散らしているのだろうか?
互いに得物を交わしながらも、時折別方向が気になる二人は、とうとう己の刃を静止し、視線を奥へとずらした。
其所に居たのは。
グルンベルド「ごぉぉぉぉぉぉ!!」
ぶぉぉぉんっ!
ガッツ「ぉぉぉぉぉぉ!!」
がびゅぅぅぅぅぅっ!
がぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!
鎧を外し、獅子の様な赤髪を上へと靡かせるグルンベルドと、胸に大きな横傷を作ったままにグルンベルドと同じ甲冑無しの五分の状態で大剣を振り回すガッツの姿が有った。
グルンベルドの打撃は、ガッツのボロボロの肉体を大剣ごと吹き飛ばす威力を誇る。
が、怪我が癒え全力を引き出せる状態のガッツであれば、遠心力を加えた回転斬りをその打撃にぶつけ、グルンベルド6、ガッツ4の割合で相殺することが可能であった。
グルンベルドは表情を少し笑われながら、その戦闘を全力で楽しんでいた。
そしてガッツは、自分の潰撃が打撃を相殺する際に伝わってくる余波で手首を痛めながらも、何とか歴戦の戦いで叩き上げられた戦闘法で乗りきっていた。
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- 6 : 2018/04/22(日) 15:41:14 :
- その戦い、ゴドーの坑道外の雪上でゾッドとガッツが繰り広げた連撃戦とはまた違う、別の圧迫感を感じた。
だが、互いに戦闘力が高くとも、使徒は基本的に自動回復を行う事が可能。
左手のダメージ遺骸の箇所はグルンベルドが己の意思で直ぐに癒すため、ガッツからすれば堪った物では無かった。
....筈だったのだが。
パック「ほらほらガッツ~!怪我した所は治すから、もっと頑張って時間稼げ~!」
ガッツ「良いからおめぇはさっさと怪我した所を治しやがれぇ!!そうじゃなきゃこいつらクラスの使徒には太刀打ち出来ねぇ!」
グルンベルド「何をぶつぶつと喋っている!その様な暇がなるのならば、早く斬撃を繰りだせぇ!」
そう、ガッツが胸の傷に謎の軟膏を大量に塗りきりギリギリ止血を終えた後、大剣下で下敷きになっていたパックが、大剣を持ち上げ戦いに行こうとするガッツを呼び止め、全身の痣や打撲を全て治したのだ。
もしパックの燐粉が無ければ、ガッツは相当な苦戦を強いられる事になっていただろう。
だが少なくとも今、ガッツの横にパックは居るのだ。
幾らか部は悪いが、自動回復は向こうだけではない。
そして、明らかに大剣越しに与えた筈の打撃痕が無くなっているガッツを見て、グルンベルドも謎の違和感を覚える。
が、ならば好都合と思い、長くこの戦いを味わえる事に幾らか喜びを感じていたのだった。
グルンベルド「黒い剣士。」
どがぁぁぁんっ!
ガッツ「っちぃぃぃ!喋る気はねぇぞ?」
ばごぉぉぉんっ!
グルンベルド「ぐぅっ。何、名を訊いておこうと思ってな。俺の名は、先も申した通りグルンベルド。お主からはまだ名を聞いていない。」
びゅぅぅぅぅ、ぼぉぉぉぉ、がぎゃぁぁぁん!
ガッツ「........ガッツ。ガッツ、ただそれだけだ。」
グルンベルド「何?ガッツだと?グリフィス殿が曾て率いていた[鷹の団]にて、斬り込み体長だったと言う、あの?」
どがぁんずがぁんがぎぃんごがぁんっ!
ガッツ「ッ!!その名を口に、するんじゃねぇぇぇぇ!!」
戦闘の中での唐突な会話に応対出来る程の余裕がないガッツの耳に、突然、[鷹の団]と言う言葉が入った。
その言葉を耳にした途端、ガッツの顔に、狂気の表情が浮かび上がる。
ガッツ「アイツが、グリフィスが、俺達鷹の団を全員生贄にしやがったんだ!自分が天使擬きになるために、そんなふざけた事をしやがったんだぞ!?」
グルンベルド「成る程、グリフィス殿が受肉した訳は、そういう事であったか。確かにガッツ殿の右首には、生贄の烙印が刻まれている様子。」
キャスカとガッツが宴にて喰われる事なく逃げ切ってしまったのが原因で、グリフィスは完全な五人目のゴッドハンドになることが出来なかった。
だが、それはグリフィスにとっても都合の良い展開であった。
俺は俺の国を手に入れる。
その言葉は、ガッツ達と共に鷹の団を率いていた頃から抱いていた、強い願いであった。
それを叶える為にゴッドハンドとなったとも言えるグリフィスは、逃げる直前にガッツ達を抱えて逃げるドクロの騎士を殺せるチャンスが合ったにも関わらず、ガッツ達に思う所があったのと、受肉を果たしたいと言う思いから、殺さずに逃がしたのだ。
つまり、お互いに複雑な思いが有ると言う事なのだ。
だが、ガッツは血の滲み出る様な復讐心を抱いていると言うのが、グリフィスとの違いと言える。
ガッツ「俺は、てめぇらを許すことはねぇ!何時か必ず、全員生け贄残らず叩き殺す!!!」
グルンベルド「........その強い信念が、ガッツ殿をここまでの武人へと昇華させたという訳か。」
ごぎゃぁぁぁぁぁんっ!
ガッツ「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
グルンベルド「面白い!ならば此処は一つ、提案を出す事にしよう。」
ガッツ「何?一体何のつもりだ?」
グルンベルド「何、此方にとっても、そちらにとっても利益の有る事だ。」
その言葉から、妙な喜色を滲み出させるグルンベルドの様子に、一瞬大剣を止める。
一体提案とは、何なのだろうか?
刹那の隙すらも作らず、グルンベルドの顔を一点に集中する。
グルンベルド「ガッツ殿。ガッツ殿には。」
ガッツ「................。」
グルンベルド「我等新生鷹の団の人間隊リーダーとして、仲間になって貰いたい。」
ガッツ「何だと?!ふざけんじゃねぇ!」
-
- 7 : 2018/04/22(日) 16:46:40 :
- グルンベルドが渡してきた案、それは。
ガッツの、新生鷹の団への、入団であった。
無論尋常ではなく嫌なガッツは、途轍もない威圧感で拒否してくる。
だがそれを断って来るだろう事は理解していたグルンベルドは、一つの脅しを入れた。
グルンベルド「もし入団しないとなれば、我等魔軍が、全軍を以て魔女を殺しに参る!」
ガッツ「ッ!?」
それは、流石のガッツでも手も足も出ない。
それを直ぐ様頭で理解したガッツは、なら、此方に有るメリットは何だ?と聞く。
するとグルンベルドは、納得の一言を呟いた。
グルンベルド「何簡単な事。老いた魔女を見逃し、更にガッツ殿の連れの一時的安全を保障する。」
ガッツ「....それは、本当か。」
グルンベルド「何、武士である前に男である。二言は無い。」
その提案とは、受けねば死、受ければ生。
実に分かりやすく、尚且つとても利益の有る案であった。
だがそれを、復讐心が止める。
ガッツ「その考えは、悪くはねぇ。けどよ、俺はおめぇらとつるむ気はねぇ。第一、俺にとってはデメリットなんだよ。首筋が痛くて堪った物じゃねぇ。」
グルンベルド「おっと。烙印は、使徒やそれに類似するものが近くにいると、痛みを以て知らせる力があったのだったな。となると、また変わってくるな。」
ふむ、となると、一旦休戦という形にして、[あの使徒]を倒すまでの期間にするか。
そして、我等使徒の居る区域には出来る限り近付かぬ様にして貰えば、問題は無いな。
まぁ、こうは言っているが、本音を言えば黒い剣士ガッツ殿と毎朝毎夜戦いたいと言うのが大きな所だ。
きっと他の使徒共があの闘技場で黙っては居ないだろうが、ゾッド殿に協力して貰えば、問題なく雑魚は黙らせる事が出来るだろう。
グルンベルド「ならば、我等と幾らか離れた人々のみが暮らす区画に身を休めてくれれば良い。今我等は、とある使徒の行動に目を向けている。その個にして圧倒的な戦力は、同じく使徒である俺達でも、簡単には勝てない。何、使徒を倒すと言うのなら、悪い提案ではなかろう。」
ガッツ「....っち。」
ゾッド「その話、悪くは無いな、グルンベルド。」
グルンベルド「ん?ゾッド殿、聞いていたのですか。」
ガッツが息を整えるために大剣を地に突き立て下を向いて居ると、グルンベルドの背後から一人の男が現れた。
名はゾッド。
グルンベルドと比較しても決して劣ることの無い戦闘力を持つ、[軍神]である。
過去にまだドラゴンころしではない、長い段平を使用していた頃に剣を交えた事のない。有るガッツは、その強さを身を以て知っていた。
ゾッド「どうせ、黒い剣士と戦いたいだけだろう?何、俺も闘技場で戦いたいと思っていた。」
グルンベルド「はっはっは、武士として、黒い剣士、いやガッツ殿と得物を交えたいと思うのは、至極当然の事。」
ガッツ「へっ、流石は化け物。俺の大剣が受けてて面白ぇってか。堪ったもんじゃねぇ。」
その会話を聞いていたガッツは、軽く驚愕していた。
やっぱりこの使徒共はその中でも最強クラス、と。
実際ここまでの余裕をガッツの目の前で見せられるのは、脅威的な事だ。
それに、人の身となるとこの化け物達との毎日の連戦は、体に来る。
でも、何か攻略のヒントを得られるかもしれない。
此処は一つ、乗って見ることにするか。
ガッツ「良いぜ。その提案なら乗ってやる。」
グルンベルド「その返事、変更は無しだぞ。」
ガッツ「当たり前だ。男に二言はねぇよ。」
ゾッド「ぐわははははぁ!やはりお主は面白い男だ。仇である俺達使徒との休戦を受け入れるとは。仲間思いな事だ。」
っち、ガタガタ五月蝿ぇ野郎共だ。
もう用件は済んだろうが、さっさと帰りやがれ。
....ん?そういやシールケ達は今何処にいやがんだ?
ファルネーゼを送ってから姿が見えねぇが。
セルピコ「ガッツさん!助けに来ましたよ!」
ガッツ「ッ!!セルピコ!?馬鹿野郎!コイツらは今は敵じゃねぇ!!」
セルピコ「えぇぇぇぇぇ?!どういう事なんです?それ。」
グルンベルド「はっは、何、ガッツ殿の連れの方、安心なされよ。今我等は一時的な休戦を結んだ所だ。殺そうなどとは微塵も思ってないぞ。」
えぇぇ!?ガッツさん、僕達が離れている間に一体何をしてたんですか?
展開が可笑しいと思うんですけど。
....まぁ、安心なら、それで良いんですけど。
いや、無理ですって。
-
- 8 : 2018/04/22(日) 17:19:18 :
- シールケ「あ!ガッツさん、直ぐに離れて下さい!その体では動けないかも知れませんが、これを着れば大丈夫です!」
セルピコ「あ、シールケさん、大丈夫ですよー。何だか良く分かりませんけど、協定を交わしたらしいです。」
シールケ「え?それって、どういう事なんですか?ガッツさん。」
ガッツ「おめぇら同時に五月蝿ぇぞ。魔女の婆さんを助けて貰う変わりに、有る使徒を倒す協力をする約束をしたんだよ。」
シールケ「いや、全く意味が分かりません。....ですが、それはつまり、お師匠様が安全、という事なのですか?」
ガッツ「あぁ、そういうこった。てな訳でゾッド、それとグルンベルド。今すぐ此処から帰んな。俺の気が変わらねぇ内にな。」
次々と集まってくるガッツの仲間達を見ていると、帰るように言われたグルンベルド達は、言われた通りに帰還の準備を始めた。
だが、黙っては居ない者がいた。
使徒A「待ってくれよ火竜の旦那ぁ!そいつには、今までに大勢の仲間を殺られてきてんだ!許す事なんて出来ねぇよ!」
グルンベルド「ん?貴様等は納得せぬか。さて、どうしたものか。」
これまでに多くの使徒をガッツにより狩られてきた使徒の大半が、ガッツを許す事など出来る筈が無かった。
だが、それを簡単に黙らせる方法を、ゾッドが言い渡した。
ゾッド「なら、黒い剣士と戦い殺せ。出来るのならな。」
使徒A「な!そりゃ本当かよ!ゾッドの旦那!」
使徒が黙らないと言うのなら、戦わせれば良いのだ。
ガッツは既に疲労が蓄積しかなり辛い物があったが、それを受けなければ駄目な事は解っていた。
ガッツ「おう良いぜ、軽く驚愕殺してやるから、さっさと来い。」
セル&汁「ちょ、ガッツさん!」
使徒A「うひゃひゃひゃあ!行くぜぇ!!」
開戦の合図を聞いた途端に、その使徒は蟷螂の様な形状になり、不意打ちとも取れる速度で攻撃を仕掛けた。
それを特に動く事なく止まって見ていたガッツの姿は、味方を不安にさせた。
だがその独特な空気を、ゾッド等は気付いていた。
使徒A「ほっひゃぁぁぁぁ!ぶち殺してやるぜぇぇぇぇ!!」
グルンベルド「馬鹿め、終わったな。」
ゾッド「愚か者め。一撃で沈められるな。」
ガッツ「........ふう。」
迫り来る鎌の攻撃を、当たる数メートル手前まで隙だらけのままに待ち構える。
それを見てチャンスと思った蟷螂の使徒は、更に加速し懐へと潜り込んだ。
勝てる、これなら勝てる、と。
だがそれは、余りにも浅はかな思考であった。
ガッツ「終わりだ、蟷螂野郎。」
ぴぃんっ!
使徒A「あぁ?何だ?今の音?」
どがぁぁぁぁんっ!!
ガッツ「うぉらぁぁぁぁ!!」
ガッツの持つ必殺の威力を誇る技。
[大砲大剣斬り]。
後方に左手の義手を向けて砲弾を放ち、その爆発の勢いで右手に握るドラゴンころしの一撃を加速させ更なる火力へと跳ね上げる物。
急に此方へと体が吹っ飛んできたのに驚きながらも、そのまま斬り殺してやるという考えで両手の鎌を振り落とすと、それがガッツに当たる直前、使徒の視線が低くなっていた。
使徒A「あれ?俺、何で地面に顔付いてんの?」
ガッツ「もう終わったんだよ、お前は。」
その意味が分からずに居ると、唐だの感覚が無いことに気付く。
あ、何だよ、そういう事か。
俺、体を真っ二つにされたのか。
そうなのだ。
正面から互いに加速しながらの状況でガッツのドラゴンころしの斬撃を諸に喰らった使徒は、鎌ごと体を両断されたのだった。
それを横から見ていたグルンベルドは、驚きの声を挙げる。
グルンベルド「凄い剣だな。流石は我等が宿敵の扱う剣、折れる所か、分断するとは。」
ゾッド「ぐははははぁ!面白い物も見れた所だ。主の元へ戻るとするぞ。」
そう言うと二人の使徒はそのまま踵を翻し、来た方向をそのままに戻っていった。
この戦い、乗りきったのだ。
ガッツ「多分後から使いか何かを飛ばしてくるんだろ。俺はもう動けねぇ、シールケとセルピコはさっさとその甲冑を俺に着けろ。何も着ないよりか着てた方が、まだマシだ。」
そう言い放ち、ばたりと倒れ伏したガッツの姿に異様な貫禄を感じながらも、言われた通りに甲冑を着ける。
真っ黒な髪に黒い大剣、黒い義手。
そして全面が黒のその鎧は、正しく黒い剣士であった。
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- 9 : 2018/04/22(日) 17:31:17 :
セルピコ「結局、シールケさんはあの魔女のお婆さんと一緒に暮らす事にしたんですね。」
イシドロ「へっ、何でいアイツ。結局は俺達と一緒に旅すんのが怖かったのかよ。」
セルピコ「違うと思いますけど。ね、ファルネーゼ様。」
ファルネーゼ「え?そ、そうね。」
ガッツ「少し静かにしてろ。五月蝿ぇと馬が興奮しちまうかもしねぇだろ。」
現在一行は、遣いとして送られてきた騎士見習いといった身形の若い男の馬車に乗せられ、とある国を目指していた。
名を、[ファルコニア]と言う、グリフィス率いる使徒共の集結する国だ。
あの炎上での戦いから二日がたったある日、突然一人の男が弱った結界を通過して魔女の家まで来たのだ。
何やら[迎え]に来たらしく、ガッツ達を乗せて馬車を走らせているのだ。
因みに、最初に全身を黒色に包んだガッツを見て、一瞬使徒と勘違いした。
その背中に背負う剰りにも大きすぎる大剣を見て、人間の扱える物ではないと思ったからだ。
まぁ、当然と言えば当然の反応である。
イシドロ「今は草原を駆けてっけどよぉ?何時ぐらいになったらその上場所に着くんだよ。」
騎士見習い「えーっとそうですね、三日位でしょうか。」
イシドロ「三日ぁ!?長ぇじゃんかよクソッタレェ!」
セルピコ「いや、来るのに二日掛かってたんですから、僕達五人を乗せて走るとなると、三日以上掛かりますって。」
ファルネーゼ「えぇ、ですからその間、私達でキャスカさんを見守り、ガッツさんには体を休めて貰わないと!」
キャスカ「あー。」
ガッツ「....ふ。」
そんなこんなで、いつの間にか過去へと飛ばされた事を忘れてしまったガッツは、一周目とはかなり違ったパーティー編成で、旅をするのだった。
(こんなのも、悪くはねぇかもな。)
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- 10 : 2018/04/22(日) 17:34:44 :
- はい!如何でしたでしょうか!
今回唐突に書きたくなったので、約一日程で簡潔に書かせて頂きました。
いやぁ、書くのって良いですねぇ!
二次創作は、自分の妄想を文字に書き起こせるので、楽しいです。
もし感想等貰えると、結構嬉しいです!
次回作は、不明です笑
では、また何時の日か!
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- 11 : 2018/04/25(水) 03:13:28 :
- 感想、お待ちしています。
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