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If the choice of that day is not wrong 〜アニの後悔と未来〜Side_A【1】
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- 1 : 2017/11/20(月) 19:04:34 :
- 「If the choice of that day is not wrong 〜アニの後悔と未来〜Prologue」
http://www.ssnote.net/archives/56614
からの分岐のお話です。
またこの話しの一応本編にあたる
【アニ「星空の下で月に願う・・・」】
http://www.ssnote.net/archives/56525
の途中からの分岐にもなっています。(はずです。)
勝手な解釈、妄想、願望だらけです。
リアルとの都合、本編と並行で書くことにするので、更新は遅くなると思いますが、自分のペースでゆっくり書いていきたいと思います。お許しください。
本編が初ss、物語を書くのもウン年振りなので 温かい目で見ていただけると嬉しいです。
※オリキャラがいます。
※多少ネタバレあり。
※キャラ崩壊も多少あると思います。
※アニが大好きなので、救いのない展開にしません。
※自分が思うこうなったらいいな、と思う願望の設定で書きます。
※つじつま合わせの勝手な解釈や設定変更があります。
CPはアニと誰かと考えていてまだはっきり決めていません。
でもエレアニの可能性が高いです。
コメント、お気に入り登録は励みになって嬉しいので、よかったらお願いします。
おつきあいよろしくお願いします。
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- 2 : 2017/11/20(月) 19:05:33 :
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暖かい何かに包まれた私が意識を取り戻した。
…ここはどこ…?
いや、【今】はいつ…?
徐々に視界と意識がはっきりしていく…。
…そして目にしたのは、私の”仲間”であるライナー・ブラウンとベルトルト・フーバー、そして遠くに見える”壁”だった。
そう、信じられないけどあの時、シガンシナ区の壁を壊す前に戻ったんだ…。
…ありがとう、誰なのかわからないけど”あの声の人”。
どうして、いやこんなことが何故できたのかはわからないけど、とにかく感謝しかない。
私はまず頭の中と周りの状況を整理しようとする。
記憶は”全て”ある…
身体の状態は”あの時”のままだ。
訓練でやった立体起動の使い方も身体が覚えているのがわかる。
あとは私の”周り”の状況、特に目の前の二人の”記憶”だ。
…二人がどうであれ、私の今度の”選択”は決まっているけど。
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- 3 : 2017/11/20(月) 22:03:04 :
- 期待してる
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- 4 : 2017/11/20(月) 23:35:48 :
- 目の前の二人も何だか混乱している様子だ。
アニ「ねぇ、あんたたち…」
私が声をかけるとライナーとベルトルトは、一瞬ビクッ、と身体を震わせた。
アニ「…”前”のこと、覚えているのかい?」
ライナー「…あぁ、はっきりとな」
ベルトルト「僕も…」
私の問いかけに二人も歯切れの悪く答えた。
私は少しホッとした。
自分でもなぜだかはわからないが、予想した通りだった。
でも、これで安心してはいけない…
アニ「で、あんたたちは..........どうする?」
私はそう二人に問いかけた。
ライナー「…アニ、お前は決めているのか?」
私とベルトルトの兄貴分であるライナーが、探るように返してきた。
ベルトルト「……」
横にいるベルトルトは、落ち着かない様子で私たちのやり取りを聞いている。
アニ「…私は決めているよ。」
私も探るように、しかしはっきりと答えた。
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- 5 : 2017/11/20(月) 23:41:27 :
- >>3
進撃大好き男さん、いつもありがとうございます。
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- 18 : 2017/11/21(火) 22:00:16 :
- 申し訳ありません、最近他のスレでもよく見かける荒らしに遭遇しているので、コメントを一時的に書き込み不可にいたします。
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- 19 : 2017/11/23(木) 10:01:23 :
- 頑張ってください
荒らしという名の悪霊たいさーん!
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- 20 : 2017/11/25(土) 00:45:36 :
- >>19
進撃大好き男さん、本当にいつもありがとうございます。
頑張ります!
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- 21 : 2017/11/25(土) 00:46:30 :
- ライナー「…どうするつもりだ?」
ライナーの緊張が伝わってくる。
私ははっきりと、ライナーの目を見つめながら答える。
アニ「私はもう人を殺さない、”仲間”を裏切らない。」
そう私が言葉にしたとき、ライナーとベルトルトが息を呑むのがわかった。
ベルトルト「…”故郷”はどうする気だい…?」
今まで口をひらかなかったベルトルトが初めて言葉を発した。
アニ「…私は”仲間”たちと一緒に戦って、勝って”故郷”に帰る。」
迷いなく、私は想いを言葉にした。
不思議なもので、自分の中の”決意”が言葉にすることで強くなるのがわかる。
…私は、もう”後悔”したくないんだ。
ライナー「…できると思っているのか…?」
アニ「…そんなことわからないさ。でも…できないとも思ってないし、私は”やるんだ”!」
ライナー「!……」
ベルトルト「!……」
私は知らず知らずのうちに語気を荒げていた。
そんな私に驚いたのか二人はしばらくの間、言葉をなくしていた。
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- 22 : 2017/11/25(土) 23:27:41 :
- アニ「…あんたたちも”今”に戻ったということは、私たちの”過去”の”未来”がどんなものだったかは、わかっているんだろ?」
私は、あの”暖かい何か”に包まれたとき、頭の中に流れ込んできた。
私が水晶の中に閉じこもった後、本来訪れた”未来”、全部ではないけどライナーとベルトルト二人の想いと記憶、その中にあった私が知らなかった”あいつ”の家族をこの手にかけていたという事実…。
あの時の私は、仲間たちが私の心に届かせてくれた、小さな”光”に、心を受けいれようとしてくれた”優しさ”に、包んでくれようとした”暖かさ”に、背を向け…、裏切った。
あの時、私たち3人が目指した”未来”、それは果たして私たちを、”故郷”を、”家族”を明るく照らすものだったのだろうか…。
たくさんの命を、その家族の想いを奪わなければ果たすことができない”使命”
”使命”を果たせば、本当に”故郷”は救われたのか…。
私の”過去”は、”使命”を果たさなければならないという”運命”だった。
私には罪と後悔しか残らなかった…。
アニ「…私は運命に全力で抗うよ、私の”未来”のために。」
もう一度、私ははっきりと気持ちを言葉にした。
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- 23 : 2017/11/27(月) 00:31:22 :
- 期待してます( ´∀`)
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- 24 : 2017/11/27(月) 10:50:03 :
- 期待
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- 26 : 2017/12/02(土) 23:51:27 :
- アニ「…あんた達がどんな”未来”を選択しても、私は何も言わないよ。」
ずっと黙ったままの二人に言葉をかけた。
ライナー「…俺はまだ決められない…」
ライナー「…アイツらと戦いたくないし、裏切りたくもない。でも…」
ベルトルト「…でも、でも僕は”故郷”に帰りたい…」
二人は搾り出すように言った。
アニ「…”故郷”に帰りたいのは私も同じさ。でも、その思いと同じぐらい大切なものが私にはある、ということ。」
アニ「せっかく、”やり直す”ことができるんだ、私は自分の気持ちに素直に生きるさ…」
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- 27 : 2017/12/10(日) 14:22:22 :
- お久しぶりです
やっぱアニは可愛い!
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- 28 : 2017/12/10(日) 19:05:00 :
- >>27
進撃大好き男さん、いつもありがとうございます!ゆっくり更新ですががんばります!
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- 29 : 2017/12/10(日) 19:05:14 :
- 私は吐き出すように言った、自分の正直な気持ちを。
ベルトルト「…でも”今”、壁を壊さないと”故郷”が…」
ライナーも感じているであろう”気持ち”をベルトルトが恐る恐る口にした。
ライナー「あぁ、俺たちの”家族”も無事ではいられない…」
ライナーもベルトルトの言葉に続いた。
アニ「…私たに”前”の記憶があるように、”壁の中の人間”にも記憶があるヤツはいるらしい…。私はそいつらに話しをして、協力してもらう。そして”故郷”に帰る。」
ライナー「…どうしてそんなことがわかる?」
ライナーがもっとも疑問をぶつけてきた。
アニ「あんたらには信じられない話しかもしれないけど、私は”今”にとばされる時に”声”を聞いたんだ。」
アニ「…まぁ、正確には頭に流れ込んできたって感じだけどね。」
ライナー・ベルトルト「……」
二人は黙って私の言葉の続きを待っている。
アニ「…私がなぜ”今”に戻ることができたのか、”あの”後どんなことが起こったのかと一緒に、…記憶をもった人間もいるってことをね。」
ライナー「そんな不確かなことを信じるのか?」
アニ「…あぁ、信じるさ。私が”今”ここにいることだけで信じるには充分さ。」
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- 30 : 2017/12/11(月) 21:38:28 :
- ( ゚Д゚)ミ( 。_。)ウムウム
この先の展開気になります…
あ、そういえばアニの外伝「Lost Girls」が、いよいよアニメ化しますね。そちらと一緒にこちらも楽しみです!
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- 31 : 2017/12/15(金) 21:24:12 :
- 待機
する
待.∧∧
( ・ω・)
.c(,_uu
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- 32 : 2017/12/23(土) 23:47:15 :
- 空山 零句+さん、くれいじーさん さん
ありがとうございます!
更新頻度は遅いですがこれからもよろしくお願いします。
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- 33 : 2017/12/23(土) 23:47:41 :
- ライナー・ベルトルト「・・・・・・」
再び沈黙がおとづれる。
ライナー「・・・俺達が”壁”を壊す、といったらどうするんだ?」
ライナーが言葉を選びながら、私の目を見つめながらそう言葉を搾り出した。
私は決めていた言葉を二人に返す。
アニ「まぁ、あんた達はあんた達の考えに素直になればいいさ・・・」
アニ「私は、とにかく自分の”気持ち”に従うさ。」
ライナーは微動だにせず、ベルトルトは落ち着きなく視線を彷徨わせながら私の言葉を聞いている。
アニ「・・・私は”運命”に逆らう。もう誰も理由なく殺さないし、”大切な人たち”を守る・・・」
アニ「・・・例え、あんた達と戦うことになってもね。」
ライナー・ベルトルト「!・・・・・・」
私ははっきりと二人の目を見ながら言葉にして、自分の想いを伝えた。
どのくらいの時間がたったのだろうか。
誰も言葉を発しない。
アニ「とりあえず、私は自分のしたいようにするから、もう行くね。」
ライナー・ベルトルト「・・・・・・」
アニ「・・・次に会う機会があるのかどうかはわからないし、”敵”か”味方”なのかもわからないけど・・・」
アニ「あんた達も”後悔”しない道を選びな・・・。元気でね・・・。」
私は最後にそう二人に伝えると、背を向けて”壁の中”に向けて歩き出した。
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- 34 : 2018/01/07(日) 02:17:15 :
- どのくらい歩いたのだろうか。
”壁”が目前になってきた。
あまり近づきすぎると、駐屯兵に見つかる・・・。
・・・どうやって”壁の中”に入ろうか。
もうすぐ日が暮れる。
それまでは大人しくしておこう。
周りに”巨人”の気配がないの確かめて、壁から少し離れたところにあった木の下で壁の様子を伺うことにした。
巨人と駐屯兵に見つからないように注意しながら、”壁の中”に入る手段を考える。
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