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とある幻想郷の一方通行 紅魔館編

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  1. 1 : : 2017/08/29(火) 00:48:58

    永遠亭を出た一方通行は空を飛びながら考える。

    一方(とりあえず此処の力を理解しねェとな)

    この世界には妖怪や神が普通に存在しているという、すると学園都市で最強と呼ばれた一方通行でも操作できない力があってもなんらおかしくない。

    そこまで思考したところで、

    「待ちなさい!」

    一方「あァ?」

    ?「アタイはチルノ!幻想郷最強の氷精よ!」

    一方(何言ってンだこいつ)

    一方通行は無視して進もうとした、が…

    チルノ「待てーしょーぶよ!雹符『ヘイルストーム』!」

    突如チルノを中心に竜巻が発生する。

    一方「ほォ、竜巻で目くらましで本命は所々に混ざってる雹か…だがなァ!!」キュイン


    チルノ「?!」

    風も雹もチルノのに返した。

    一方「ただの風と氷が俺に通じるわけねェだろ!」

    チルノ「くっ…なら、凍符『マイナスk』!」

    周囲を冷気が包む。

    一方(マイナスkだと?!原子・分子の振動が完全に停止する絶対零度…それより低い温度なんかあるわけねェだろ)

    だが

    一方「チッ」

    操ることができない。

    一方(俺の脳に絶対零度より低い温度なんて存在しねェ、ならやられる前に本体を叩く!)

    一瞬でチルノに肉薄し生体電流を操って気絶させた。

    冷気が止んでいく。

    チルノを適当なとこに寝かせ再び飛び立つ。

    一方(やはりこの世界には俺が知らないもンがありやがる)ウズッ

    一方通行は柄にもなくワクワクさていた。自分が知らない力、そしてそれを操れた暁には『神ならぬ身にして天上の意志に辿りつく者』に近づくと確信していた。もはや絶対能力者(レベル6)なんかに興味は無いが男とは力を求め続けるものなのだ。

    一方(楽しくなってきやがったぜ…)

    パチパチパチ

    後ろから手を叩く音がした。

    「いやあ見事でした」

    背中から黒い羽を生やした人外が空中で佇んでいた。
    ※本文はここまでです。
    もはや妄想が止まらなくなってきた…文章構成についてはダメ出し等常に受け付けております!是非お願いします!
  2. 2 : : 2017/08/29(火) 00:53:07
    とあるのキャラは今のところ一方通行以外出す予定はありません。
  3. 3 : : 2017/08/29(火) 01:57:22

    羽、扇、下駄……

    一方「天狗…か?」

    ?「あやや、初見で分かるとは外の世界の我々のイメージって結構当たってるんですね。」

    一方「いや、1箇所全然違ェぞ」

    ?「ほう?どこです?」

    一方「鼻が長くねェってとこだな」

    そう、目の前の少女はいかにも天狗らしい格好なのだが鼻が長くない。まぁどうでもいいが…

    ?「ま、そういう天狗もいますけどね。おっと、私は射命丸文、幻想郷の伝統ブン屋です!!」

    カメラを構え謎のドヤ顔で自己紹介する少女。

    一方「そォですか。」

    一方通行は去ろうとする。

    文「ちょちょちょ、なに行こうとしてるんですか。名乗られたら名乗るのが礼儀というものでしょう」

    一方通行が動くより前に腕を掴まれた。

    一方「?!」

    一方(そォいや、反射設定を変えてる途中だったな…不幸だ…)

    文「どうしたんです?そんな驚いたような諦めたような顔して」

    一方「どンな顔してたンだよ…なンでもねェ。俺は一方通行(アクセラレータ)だ」

    あくまで平静を装い名乗る。

    文「あくせられーた?カナ字ですか?」

    一方「いや、一方通行って書いてアクセラレータだ」

    文「変わった名前ですね」メモメモ

    本名じゃねェ、と言う前に次の質問が来た。

    文「能力はなんですか?」

    一方「!!」

    これで確信した。永遠亭での鈴仙の言葉やさっきの妖精が氷精と言っていたときから考えてはいたがこの世界の妖怪やら神やらには固有の能力があるらしい。

    一方「名乗られたら名乗るンだろ?」

    文「あやや、そう来ましたか…いいでしょう、私の能力は『風を操る程度の能力』です」

    程度の能力、と付けるのがこの世界の能力名の基本なのだろう。だとしたら…

    一方「俺は『あらゆるベクトルを操る程度の能力』ってとこかァ?」

    文「何故アナタが聞いてくるのかは知りませんが向きを操れるのですか。なかなか強能力ですね」メモメモ

    一方(まァ知ってなきゃダメだけどなァ…というかコイツ…)

    なんでさっきからメモしてんだ?

    一方「おィ、まさか俺のことを記事にする気じゃねェだろォなァ?」

    文「明日の一面は決まりですね!写真も撮らせていただきましたし」

    一方「だァれがそれを許可したってンだ?!新聞なんて冗談じゃねェぞ」

    カメラを奪い取ろうとしたが避けられてしまう。

    文「まぁまぁいいじゃないですか。私の新聞に乗れば一躍有名人ですよ?」ドヤッ

    一方「そのドヤ顔やめろ。だから俺は許可して…いや、やっぱいい。その代わり俺の質問に答えろ」

    どうせこの新聞記者は当事者の許可なんぞ関係なく載せるだろう。ならこうした方がいい、と判断した。

    文「なんです?」

    一方「この世界の妖怪やら神やら、そしてそいつらの力…妖力とか神力っていうのか?そォいうのを詳しく知れる場所を教えろ」

    文「そうですね…あっちの湖に建っている紅魔館という館に大図書館がありますよ」

    図書館か…確かにそういう本もあるだろう。

    文「でもあそこに行くのは…」

    一方「ありがとよ、じゃァな」

    文の言葉を聞くより先に飛んでってしまった。

    文「せっかちな方ですね。まぁ生きてまた会えることを願ってますよ。さて、私は帰って新聞作成にかかりますか!」

    ※本文はここまでです。
    はたての方の新聞ってなんていうんでしたっけ?アドバイス等々是非お願いします!
  4. 4 : : 2017/08/30(水) 08:40:59

    一方「おっあれか」

    いかにもな館を発見した。文の言っていた【紅魔館】で間違いないだろう。

    門の前に下りるといきなり一方通行を驚かせる光景が目の前にあった。

    でかい館なら門番がいる可能性がある。そんなことは分かってたがこれは驚きだ。

    一方「…門番って寝るのが仕事だったか?」

    さすが幻想郷。一方通行の知識の斜め上をいっている。

    門の横の壁に寄りかかって寝ている門番を見ながら一方通行はそんなことを考えていた。

    一方(だが門番笑を置いているということは勝手に入ると痛い目見そォだな)

    一方「おィ!起きろォ!」

    門番に声を上げて呼びかける。すると門番はうっすらと目を開けたあと

    門番「ハッ…ね、寝てません寝てません」アセアセ

    一方「なァに言ってンだ、グッスリだったじゃねェか」

    門番「む、アナタは誰です?お嬢様のお客様ですか?」

    お嬢様?どうやら紅魔館の主は女のようだ。女子率高くね?

    一方「いや、客じゃァねェ、ここにある大図書館とやらを使わせてほしくてな」

    門番「図書館ですか…ちょっと待ってて下さい」

    そういうと門番は館に入っていった。一方通行はこの間に潜入するという選択肢もあったがおとなしく待つことにした。

    それにしてもとことんイメージと外れていた。一方通行が門番に持つイメージは甲冑を着ていて武器を持っている、というとこだが丸腰+チャイナドレスという格好、しかし…

    一方(あの門番も相当強ェ、妖怪なンだろうが人と遜色なかったな…)

    しばらくすると門番が戻ってきた。後ろから誰かついてきている。

    ?「私は十六夜咲夜。この屋敷のメイド長よ」

    theメイド。そんくらいの感想しか出なかった。ていうかメイド長て…

    一方(マジで女しかいねェのかよ)

    一方「一方通行(アクセラレータ)だ。ここの図書館を使わしてもらいてェんだが」

    一方通行は言いながら思った。どうせこの女も…「変な名前ね」ほら言った。

    咲夜「それはそうとどうして図書館を?」

    一方「俺は最近ここにきた外来人ってやつでな、情報が圧倒的に不足してンだよ」

    咲夜「ふぅ〜ん、まぁ普通の人間はここには来ないのだけどね。とりあえず入って。図書館を使えるかはお嬢様次第だけどね」

    一方「わかった」

    素直に答える一方通行。その態度に咲夜は

    咲夜「平然としてるのね。館に入れた瞬間殺されるとも分からないのよ?」

    一方「俺はお前には負けねェよ、人間みてェだしな」

    咲夜「ただの人間なら…ね」

    咲夜がボソッと言うが一方通行には聞こえなかった。



    扉が閉まった瞬間咲夜が消え、目の前に大量のナイフが飛んできていた

    ※本文はここまでです。
    ネタ自体はいくらでもあるけどどう書けばいいのかちんぷんかん。アドバイス頼む。
  5. 5 : : 2017/08/30(水) 11:12:33
    イメージしながら読み返してみるも明らか不自然なとこがあったため修正しました。
  6. 6 : : 2017/08/30(水) 22:53:46

    一方(あ?どォなってやがる)

    館に入った瞬間前を歩いていた咲夜が消え、飛んでくる大量のナイフ。一方通行はすぐには理解できなかったが即考えを巡らせる。

    一方(瞬間移動〈テレポート〉…いや、違ェな、瞬間移動ならナイフが飛んでくるのはおかしィ…まさか)キュイン

    とりあえずナイフを全て反射した。

    咲夜「へぇ、面白いことができるのね」

    いつの間に上がったのやら階段の上から咲夜が言ってくる。

    一方(やっぱりなァ)

    一方「流石に学園都市にも時間を止めれるやつはいなかったぜェ…咲夜さンよォ!」

    咲夜「もう気づいたの?ただのバカではないのね」

    一方「俺にばかとはなンの冗談だァ?」

    謝れ。学園都市229万9999人に謝れ。とか下らないこと考えてたら次の攻撃がきた。

    一方「学ばねェなァ。確かにてめェの時止めはすげェがなァ、俺には届かねェンだよォ!!」

    対十六夜咲夜は割りと早く終結した

    ※本文はここまでです。
    どうすればよかった…
  7. 7 : : 2017/08/30(水) 23:58:20

    一方「…」

    時間を止めることができる咲夜でも人間であり攻撃がナイフならば一方通行に届くはずがなかった。

    目の前で気絶してる咲夜を見ながら一方通行は舌打ちした。

    咲夜は気絶してるものの目立った外傷はなく出血もない。

    一方(一万人以上も殺しておいて今更善人気取りかよ…クソったれが)

    とりあえず気絶してる咲夜をどうしようか、と考えていたが考える必要なかったようだ。

    「こうなることは予想できなかったわね…」

    年齢は5〜10くらいだろうか、水色がかった青髪にナイトキャップ、紅い瞳に背中からは羽が生えている。

    一方「吸血鬼の館かよ…怖ェなァおい」

    ?「あなたも見えなくはないけど?」

    一方「眼だけだろォが」

    ?「そうね。それにしてもあなたは見た目の割に随分と優しいのね」

    一方「あァ?こいつが見えねェのか?無様に気を失ってるてめェの従者さんがよォ」

    一方通行は見下すように言った、、が、

    ?「でもそれだけでしょう?」

    お見通しのようだ。

    一方「チッ…お前がお嬢様とやらか」

    ?「ええ。私はレミリア・スカーレット。この館の主にして、吸血鬼よ」

    一方「そうかよ。で、どォすンだ?」

    一方通行は身構え目の前の吸血鬼との戦いを覚悟する

    レミリア「別にどうもしないわ。とりあえず咲夜を運んでくれる?ついてきて」

    返答は一方通行が予想してたものと真逆であった。

    一方「そゥか、どっからでも…なンつった?」

    レミリア「どうもしないから咲夜を部屋まで運んで、と言ったのだけど?」

    一方(I can't understand this situation)

    言われるがままに咲夜を横抱きしてレミリアについていく。

    一方(なァンですかァこの状況は)

    日本語で繰り返した…

    ※本文はここまでです。
    なんか幼く見えないレミリアになってしまった…
  8. 8 : : 2017/08/31(木) 01:37:10

    一方通行が入ったのは永遠亭とは打って変わった洋風な部屋。部屋のベッドに咲夜を寝かせその間一方通行はレミリアと話していた、というより独り言だろうか

    レミリア「ねぇ」

    一方「何だこの状況は」

    レミリア「ちょっと…」

    一方「おかしィだろ、いややっぱおかしィ。さっき従者に殺されかけたのにその主ときたらこれだ…まさかオレのことを…いや三下か、とりあえずこの状況の整理から…」

    レミリア「ちょっとぉぉぉーーーー!!!」

    一方通行の無視(実際は混乱してるだけ)にキレたレミリアが大声をあげる。

    一方「なンだよいきなり」

    レミリア「アンタなんでさっきから私のこと無視してんのよ!」

    一方「話しかけてたか?そりゃ悪かったな」

    平然と言う一方通行

    レミリア「殺すわ」

    どこから出したのかレミリアの手には大層な槍が…

    一方「落ち着けェェ!悪かったってのォ!!」

    レミリアは槍を閉まった

    レミリア「フン、私はこの館の主なんだから広い心をもって許してあげるわ」

    一方「ハァ?広い心?ヒュン グサッ ナンテアリガタインダ」ガクガク

    レミリア「茶番はこの辺にして。本題に入るわ。私は貴方が咲夜に勝ったら普通に招くつもりだったのよ」

    そこで一息

    レミリア「図書館が使いたいんだって?私のお願いを聞いてくれたら特別に使用を許そう」

    一方「いいぜ、なンだ?」

    一方通行は余裕な表情だ。

    レミリア「地下にいる私の妹を救ってほしい」

    あー、めんどくさい類だ。一方通行は直感で思った。
    ※本文はここまでです。
    バトルシーンは短めにしたいと思ってるこの頃。無理な気がする…
  9. 9 : : 2017/08/31(木) 03:51:37

    一方「詳しく教えろォ」

    地下にいるレミリアの妹を救う、とは一体どういうことなのか。

    レミリア「あの娘はもう495年間ずっとこの館の地下で軟禁状態なのよ。他でもない私の手によってね」

    一方「495年…なンでンなことしてンだ?」

    レミリア「あの娘は…私の妹は所謂情緒不安定…時々狂気に囚われてしまうのよ」

    情緒不安定…だが、

    一方「そンだけじゃねェんだろ。問題なのは、そのガキの能力か?」

    レミリア「そうよ。あの娘の能力は…」

    ___________________________________
    ________


    レミリアの妹…フランドールがいる地下室へと足を進める一方通行。その間一方通行はレミリアから聞いたフランドールの能力を思い浮かべてはため息をついていた。

    一方(絶対ェ反射はできねェ、物理攻撃も効かねェときた。無茶ぶりしやがって…)

    『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』

    一方「どうすっかねェ」

    そんなこんなで部屋の扉の前まで来てしまった。ノックは…いらねぇと思い扉を蹴った。

    「誰?」

    ベッドの上にレミリアと同じくらいの少女がいる。間違いないだろう。

    フラン「もしかして、遊んでくれるの?」

    無邪気に尋ねてくるフラン。一方通行は

    一方「あァたァっぷり遊ンでやるよ」

    一瞬。ほんの一瞬フランの顔が嬉々とした表情に変わった気がした。
    だが次の瞬間フランの顔は狂気に染まり






    「簡単に壊れないでね」
    ※本文はここまでです。
    妄想の方は大分進んでる。どんな流れにしようかも決めている。表現の仕方は全く分からないときたもんだ…
  10. 10 : : 2017/08/31(木) 08:20:04

    一方(あーあーこりゃやべェな)

    開戦時から防戦一方の一方通行。なにせ何を飛ばしても通らないうえに…

    一方(4人ときた…)

    目の前の4人のフランそれぞれが火の剣のようなものを持っている。

    一方(何故俺そのものを破壊しねェのかは知らねェが…)

    フランが一方通行に斬りかかる

    キュイン

    一方「それじゃあ俺には届かねェよ!」キュイン

    発生した風を全て4人のフランにぶつけ壁に叩きつける。壁に残ったフランは1人、オリジナルだろう。

    フラン「アナタほんとに面白いのね!!これならどう??」キュッ

    一方「?!」
     
    突如一方通行の体が急激に熱くなる。

    一方「クッソがァァァーー!!」キュイン

    一瞬で体内の熱を全て外に弾き出した。だが当然…

    一方「グッ…」

    一瞬とはいえ体内を焼かれた。痛みが一方通行を蝕む

    フル演算で体内の正常化にかかるが
    一方通行は既に満身創痍、次はないだろう。なのに…

    一方(なンでお前ェはそンな…)







    悲しそうな顔してんだよ。

    ※本文はここまでです。
    いやぁ最近とあるを読み返しましてね。一方通行が丸くなっちゃうのは正直仕方ないとか開き直ってます。
  11. 11 : : 2017/08/31(木) 13:02:17

    紅魔館編はまだまだ続く予定です。
    アドバイス等々お願いします!
  12. 12 : : 2017/08/31(木) 13:14:29

    置き去り(チャイルドエラー)と呼ばれる子どもたちがいた。親に見放され学園都市に放置されたその子どもたちは大抵は実験動物(モルモット)とされ時にはスケープゴートとなることもあった。その中で1人異端な少年がいた。10歳にしてその能力により周りから化け物と呼ばれ本人も自分が化け物であると自覚していた。そんな少年に親しい人間などいず、ずっと独りで生きてきた。物心ついた頃からずっと…


    ___________________________________



    フランの能力を受け、満身創痍の一方通行。それを悲しそうに見るフラン。

    一方「どォした…まだ終わっちゃいねェぞ」

    ある程度回復した一方通行が立ち上がり構える。

    フラン「どうして…」

    一方「あァ?」
     
    フラン「どうして立ち上がれるの?フランが怖くないの?」

    その瞳は震えていた。

    一方(あァ…そういうことかよ…)

    一方通行は地面を蹴り一瞬でフランに近付いた。

    フラン「っ!」  

    完全に不意をつかれたフランは動けなかった。やられる!、と目を瞑る。次の瞬間…



    フランは一方通行に抱きしめられていた。

    ※本文はここまでです。
    フラン×一方通行はどうしてもやりたかったためこうなりました。後悔はしていない。
  13. 13 : : 2017/09/01(金) 02:10:30
    既に手遅れかもしれませんが、次回のキャラ崩壊が特にひどいです。どう丸くなってもこうはならないというのがあるかもしれません。苦手な方はブラウザバック推奨です。
  14. 14 : : 2017/09/01(金) 02:14:18

    フランは一瞬何が起きたのか分からなかった。完全に不意をつかれやられる、と覚悟していた。実際は…

    フラン「何してるの?」

    フランは自分を抱きしめる一方通行に問う。

    一方「俺にはなァ、分かっちまうンだよ。お前の気持ちが痛ェほどになァ」

    フラン「?!アナタに何が…」

    一方「外に出たかったンだよなァ、友達が欲しかったンだよなァ、1人が嫌だったンだよなァ…俺もこの能力があるだけで周りから化け物と呼ばれてきた、本当の名前も知らねェ、家族は愚か、親しい人間なンていやしなかった。しまいにゃ力に取り憑かれ一万もの命を奪ってきた。流石に495年は計り知れねェが、俺にはお前の気持ちが分かっちまうンだよ…」

    一方「お前は俺から遊ンでやると言ったとき嬉しかったンだろ、俺が倒れてるとき、また一人になるのが怖かったンだろ。」

    その通りだった。

    そして家族がいないうえに名前もない。正真正銘独りであった彼をフランは泣きながら抱きしめ返した。

    フラン「私にはフランドールって名前があるしお姉様がいる。その他にもこの館の人達がいた。でもフランも外へ出たかったし…友達が…欲しかった」

    しばらくの沈黙の後フランが泣き止み、

    フラン「フランがアナタのそばにいてあげる。だからアナタはフランのそばにいて?」

    一方「当たり前ェだ。もォお前を一人にゃしねェ、心の闇は俺が振り払ってやる」

    フラン「…ありがとう、お兄様」

    ※本文はここまでです。
    フラン→一方通行=お兄様
    これがやりたかっただけ。まぁ勘弁してくださいよ…
  15. 15 : : 2017/09/03(日) 02:13:14

    一方通行はフランと手を繋いでレミリアのいる部屋に戻った。

    一方「よォ」

    レミリア「ボロボロね」

    一方「ンなことよりこいつの話を聞いてやれ」

    一方通行はフランの背中を押す。

    フラン「お姉様。私お兄様についていく。外の世界を見てみたいの。お願い!」

    レミリア「…」

    考え込むような表情のレミリア、だがすぐ笑みに変わり、

    レミリア「お兄様…か、。ええ、行ってらっしゃい。一方通行、フランのことよろしくね」

    一方「あァこのガキ守るためなら俺は妖怪だろうが神だろうがぶっ殺してやるよ」

    フラン「…ガキじゃないもん」ブツブツ

    呟くフラン。頭を撫でると一瞬で機嫌が直った。

    一方「それはそォと、図書館使わしてもらっていィか?」

    レミリア「約束だしね、咲夜ぁーー!」

    レミリアが呼ぶと咲夜が一瞬で現れ

    咲夜「なんでしょう、お嬢様」

    レミリア「一方通行を図書館に案内してあげなさい」

    咲夜「かしこましました。ついてきなさい」

    一方「あァ、お前はどォする?」

    フラン「お兄様についていく!」

    一方「暇かもしれないぞ?」

    まぁいいか、と咲夜についていく。


    ___________________________________


    道中

    咲夜「何故私を殺さなかったの?」

    咲夜が聞いてきた。

    一方「…さァな」

    一万人以上殺してきた。力を求めてた。それでもこの世界に来てから誰も殺していない。どころか最低限のことしかしていない。

    一方(分かってンだよ。ここの連中が普通に接して来るのが嬉しいとかって感じてンだ…この俺が…)

    学園都市で普通の日常を求め続けていた。それ故の感情。

    咲夜「そう…ついたわ。中にはパチュリー様がいるだろうから挨拶くらいしなさいよ」

    一方「そうか、ありがとォよ」

    扉の前で咲夜と別れ、フランと図書館に入った。

    パチェ「…貴方が一方通行ね、それに妹様も来たのね。レミィから聞いてるわ、ここの本は汚したりしなければ自由に読んで構わないわ」

    一方「お前がパチュリーか、分かった。この世界の力、妖力とか魔力とかの本はどこにあるンだ?」

    パチェ「それならあっちの本棚だけど、そんなものどうするの?」

    一方「お前らからしたら当たり前の力だろうが、俺にとっちゃ未知の力なンでな」

    そう言って一方通行は本棚から適当に本をとって読んでいく。










    フラン「お兄様ー暇ー」

    一方「だァから言っただろォが…」

    ※本文はここまでです。
    講義中に思いついたネタとかをノートにメモとかしてたらノートが本来の役割をこなしてなくて勉強困りましたはい。助言等々お願いします
  16. 16 : : 2017/09/03(日) 07:17:03

    一方通行が本を読み始めしばらく、大抵の力について理解した頃、パチュリーが話しかけてきた。ちなみにフランは寝ていた。

    パチェ「貴方がよければ1つ頼まれてくれないかしら?」

    一方「いいぜェ、外の世界のことでも知りたいのか?」

    パチェ「いいえ、そろそろ来ると思うんだけど、本泥棒を退治してほしいのよ」

    一方「そいつァ妖怪か?」

    パチェ「いえ、霧雨魔理沙っていう人間の魔法使いよ」

    一方「…能力が試せそうだな、オーケーだ」

    パチェ「多分そろそろ…」

    ドゴォン

    爆発音が聞こえた。門の方だろう。

    一方「ちょっと行ってくらァガキを見ててくれ」

    パチェ「分かったわ、よろしくね」


    ___________________________________


    魔理沙「弾幕はパワーだぜ」

    魔理沙は八卦炉にフッと息を吹きかけながら横たわる門番に向かって言った。

    その直後、とてつもない殺気を感じ扉の方に顔を向ける。

    そこには白い悪魔がいた。

    一方「つゥかよォ、人間の魔法使いっつうからどンな奴かと思って出てきたっていうのによォ、なンだァ?このバカみてェなクソガキはァ」

    魔理沙「…見たところ同じくらいなのにガキ扱いとは随分な挨拶だな。何者だ?」

    この男は只者じゃない…本能がそう告げている。

    一方「一方通行(アクセラレータ)外来人ってやつだ」ニタァ

    そういうと白い悪魔は不気味な笑みを浮かべた

    ※本文はここまでです。
    何がやべぇって文章力だよね。男女平等パンチが苦手な方はブラウザバック推奨です。
  17. 17 : : 2017/09/03(日) 07:21:10

    一方「さァて泥棒退治の時間だァ」

    魔理沙「先手必勝!マスタースパーク!!」

    魔理沙の八卦炉から光線が放たれる。一方通行は立ったまま、避けようとしない。

    一方(さァて、どォなる?)

    先程図書館で得た知識を元に反射を試みる。が、光線は一方通行に当たる直前軌道を変え空へとんでいった。

    一方(チッやっぱだめか。魔法は使用者による微妙な違いがある…つまりこいつの魔法を解析したとしても他の使用者には対応し切れない)

    考え込む一方通行とは別に空を見ながら驚いた表情の魔理沙。

    魔理沙「お前、何をしたんだ?」

    一方「俺の能力だ。さァどうする?おとなしく引き返した方がいいと思うがなァ」

    魔理沙(バリアのようなものか?なら)

    魔理沙「無論!パワーで押し切ってやるぜ。魔砲ファイナルスパーク!」

    八卦炉から先程のとは比べ物にならないほど太い光線が発される。しかし変わったのは威力だけ。魔理沙は一方通行の能力をバリアと予想し、許容量を越えようとしたのだ。当然、

    キュイン

    一方「出力上げりゃァいいってもンじゃねェだろォがよォ!」ダンッ 

    一方通行が地面を蹴ると地割れが発生し魔理沙に迫っていく。

    魔理沙「っ!」 

    魔理沙はこの状況の唯一の逃げ場である空に飛んだ。だが逃げた先には…

    一方「ギャハハハハ!」

    風の翼を背中に接続した一方通行がいた。

    一方「悪ィが、こっから先は一方通行だ!侵入は禁止ってなァ。大人しく尻尾ォ巻きつつ泣いて、無様に元の居場所に引き返しやがれェ!!」バキッ

    魔理沙「ぐぁっ!?」

    一方通行の拳が魔理沙を遥か彼方に飛ばした。

    地面に着地した一方通行は

    一方「俺はあのガキの中じゃァ最強で有り続けるって決めたンだよ…」

    館に戻っていった。

    ※本文はここまでです。
    これ考えるのも書くのも超たのしいけど壊滅的な国語力が邪魔する。常時アドバイス、ダメ出しは受け付けております…
  18. 18 : : 2017/09/03(日) 07:36:04

    魔理沙との戦い後、図書館に戻った一方通行。するとパチュリーは…

    パチェ「ほんとに勝っちゃったの?」

    一方「あァ?お前が退治してこいったんだろォ?」

    パチェ「そ、そうね」

    パチェ(まさか魔理沙に勝っちゃうとは…これはあの巫女も黙ってないんじゃないかしら)

    何か思案するパチュリー

    一方「?まァいい、それよりこの世界で家に使えそうな木材とかが取れるとこはねェか?」

    フラン「?お兄様、家を作るの?」

    一方通行がいないうちに目覚めたらしいフランが聞いてくる。

    一方「あァよく考えりゃ住処がねェしな、さすがにいつまでもここにいるわけにもいかねェだろ」

    パチェ「木なら魔法の森にいくらでもあるわよ」

    一方「そォか、世話ンなったな」

    フラン「パチュリー、またね!」
     
    一方通行はフランの手を取って図書館をあとにする。

    二人が出ていったあとパチュリーはため息をついて呟いた。

    パチェ「とてつもない力を持った外来人…この先幻想郷の脅威にもなりうるし重要な戦力にもなりうる。アナタはどう動くかしら、霊夢」

    ※本文はここまでです。
    でっかいフラグが立ちました。完
  19. 19 : : 2017/09/03(日) 22:39:04
    話す人物の名前を書くのやめようか悩んでます。
  20. 20 : : 2017/09/05(火) 01:51:59
    プロフィール画像をリアルでお絵描き(モノクロのみ、そのうち色付ける)してたら遅れちゃいました。すみません…
    以下本文です。






    図書館を出た一方通行とフラン

    フラン「もう出発するの?私、外に出るの楽しみ!!」ワクワク

    一方「あァ早くしねェと日が暮れちまうからな」

    その言葉を聞き、何かを思い出したフラン。

    フラン「あ…」

    一方「ン?どォした?」

    フラン「お兄様、私太陽の光が当たると焦げちゃう」

    一方「あァ…お前も吸血鬼だったな。なら日中は俺から離れンな。俺の近くにいりゃ大丈夫だ」

    一方通行自身も赤外線その他有害なものを常時反射しているため太陽光を反射するくらい造作もない。 

    フラン「お兄様ってなんでもできるのね!」

    一方「太陽の光を反射するくらい楽勝だっての。したらお前の姉に一報すっか」

    レミリアの部屋に到着した二人、レミリアは座って紅茶を飲んでいた。

    レミリア「あら、もう行くのね」

    一方「あァ世話ンなったな、また来させてもらうぜ」

    フラン「行ってきます!お姉様!」

    レミリア「ええ、行ってらっしゃい」ニコッ

    元気に言うフランとどこか嬉しそうに言うレミリア

    一方(やっぱ良い姉妹じゃねェか)

    そうして二人は紅魔館をあとにした。


    ※本文はここまでです。
    今回紅魔館を出ましたが、紅魔館編はまだ続きます。がんばります。
  21. 21 : : 2017/09/06(水) 09:10:19

    魔法の森に到着した一方通行とフランは家を建てられそうな場所を探していた。ちなみに漂う瘴気は図書館で得た知識で反射している。

    フラン「お兄様、どんな家を作るの?」

    一方「そォだな、お前はどンなンがいい?」

    フラン「私はお兄様と一緒ならいいかも!」

    笑顔で言うフランに一方通行も微笑んだ。

    一方「そォか、なら早めに場所見つけなきゃな」ニコッ

    フラン「///」

    顔を赤らめるフラン

    一方「どォした?具合でも「お兄様!!」おォう、何だ?」

    フラン「私の前以外でさっきの顔禁止!」

    一方「お、おう」

    一方(なンでだ…)

    一方通行は一方通行だった…

    フラン「絶対だからね!私の敵が増えちゃうし…」

    一方「?お前の敵は全員俺がぶっ倒すから安心しろ」

    フラン「はぁ…」

    ため息をつくフラン

    一方(なンなンだ一体…ン?)

    立ち止まり横を歩くフランを手で制す。

    フラン「?どうしたの、お兄様」

    一方「…出てこい」

    一方通行が言うと前方の木から巫女装束の女が出てきた

    ?「気づいたのね」

    一方「そンだけ敵意むき出しならな。何の用だ?まァ想像はつくが」

    ?「博麗の巫女として幻想郷の脅威を摘みにきたのよ。吸血鬼の妹も一緒とは思わなかったけどね」

    フラン「あの時の紅白?!お兄様、逃げましょう!」

    フランは怯えている。過去になにかあったようだ。

    一方「フラン、しばらく日陰にいろ。あいつは俺に用があるようだしな」

    フラン「お兄様?だめっ…」

    フランを木陰に残して飛翔した。当然巫女もついてきた。

    ?「一方通行…魔理沙に聞いたわ、能力を持ったびっくり外来人。私は博麗霊夢、この世界の治安維持のようなことをしてる巫女よ」

    一方「あァあの白黒魔法使いか。俺は自己紹介はいらねェな」

    一方通行は博麗の巫女と対峙した。

    ※本文はここまでです。
    原作改変。以上。次だ、次。
  22. 22 : : 2017/09/08(金) 23:07:26
    大分遅くなりましたが投下します。ちょっとトラブルがありまして
  23. 23 : : 2017/09/08(金) 23:09:53
    すいません、一個上の自分です…






    初動は霊夢。一方通行に殴りかかる。当然だが一方通行は特に動かない。

    一方(考えなしに殴り掛かるたァな。俺に物理攻撃は効かね…)

    バキッ

    一方「ガハッ?!」

    霊夢「あら?余裕で構えてた割になにもないのね」

    言うまでもないが一方通行は反射を展開していた。

    一方(どォいうことだ?!)

    一方通行は飛んで距離を取る。

    一方「てめェ…なにしやがった」

    霊夢「普通に殴っただけだけど?」

    一方「なンだと?」

    一方通行は冷静に分析しようとする。が、

    霊夢「考えてる暇なんてあるのかしら」

    霊夢による猛攻、やはり反射は効かない。

    一方「グッ…おらァ!!」キュイン

    一方通行も突風で反撃しようとする。だが霊夢にはまるで効いていない。続けて重力をのせた手で物理攻撃に入るが、全て避けられ逆にカウンターをくらってしまう。

    霊夢「魔理沙を倒した割に大したことないのね。まぁ脅威の目を摘むことに変わりはないけど…ね!」メリッ

    一方「ゴハッ!?」  

    腹に1発。血を吹き出した。既に飛び続けているのも限界な一方通行。

    一方(クソったれ…こいつの持ってる能力…俺の能力が効かない上におそらく負荷なしに飛ンでやがる。なにものにも囚われない能力とかそンな感じか、だったら…)

    大方予想をつけた一方通行。

    一方「来やがれ!」

    構える、反撃のためではなく受けるために。

    霊夢「お望み通り!」

    一方「グッ」

    再び腹に1発いれられる一方通行。だが今回は…

    一方「つゥかまえたァー!!」

    霊夢の腕を掴んだ。

    一方「これなら避けれねェよなァ?くらえ」 

    一方通行は能力全開のベクトルパンチを繰り出す。しかし



    そこに霊夢の姿はなかった。
  24. 24 : : 2017/09/08(金) 23:11:52

    掴んでいたはずの霊夢が消えた。そしてその直後

    一方「グァッ!?」

    見えない拳によって殴られた。

    霊夢「夢想天生、あなたは私をとらえることはできない」

    そこからは一方的な戦いだった。一方通行は何をしても霊夢をとらえることはできない。霊夢からしたら一方通行は格好の的だ。

    満身創痍の一方通行…目の前に霊夢が姿を現した。当然動くことのできない一方通行。

    霊夢「これで終わりよ。」

    霊夢は拳を構え一方通行に殴り掛かった。

    一方(…悪ィなフラン)

    「だめぇぇぇーーー!!」

    だが霊夢の拳は直前で防がれた。飛び込んできたフランによって。





    ___________________________________

    フランは一方通行を信じて木陰で見守っていた。だが状況は最悪。霊夢の姿が見えないうえに一方通行は見えない攻撃を全てくらっていた。

    フラン(やめて…)

    血を吐いている一方通行

    フラン(やめて……)

    そして霊夢が姿を現し、これで最後、と言わんばかりに一方通行に殴り掛かる。

    フラン「だめぇぇぇーーー!!」

    フランは飛び出した。



    ※本文はここまでです。
    延滞してたので連投しました。すみませんでしたm(_ _)m
  25. 25 : : 2017/09/08(金) 23:14:45

    一方通行は即座に理解した。そして動いた。森に落ちていくフラン。

    一方「フラン!!」

    一方通行は最速で森に降りてフランを受け止めた。お姫様抱っこの形だ。

    一方「フラン!、おい、目開けてくれ!フラン!」

    フラン「お兄…様…」ガクッ

    フランは気を失った。

    ブチッ




    霊夢「今度こそ終わりよ。夢想封印!」

    特大の陰陽玉が一方通行とフランにむけて降ってくる。

    そして森一帯ごと2人を吹き飛ばした。はずだった。

    霊夢「?!」

    土煙が晴れて霊夢は驚愕する。フランを横抱きし、立っている一方通行。その背中にはドス黒い羽が、

    霊夢「なんなのあれ?ガッ…なっ!!」

    霊夢は顔を掴まれた。今の今まで地面に立っていた一方通行に

    霊夢(な、はやっ、夢想天生…効かない?どういうこと?)

        





    一方「ihbf殺wq」

    霊夢は一方通行の黒翼によって流れ星になり空の彼方へ飛んでいった。

    ※本文はここまでです。
    もう一個!
  26. 26 : : 2017/09/11(月) 22:40:52
    調子乗ってpc使ったら誤字のオンパレードだったので諦めて携帯でやろうとしたらクラッシュして、携帯変えたためも少し待ってください。ほんますみません
  27. 27 : : 2017/09/16(土) 22:30:53

    「ン...」

    見覚えのある天井だ。紅魔館だろうか。そこまで考え、右手に違和感を感じた。見ると右手を握りながらスヤスヤと寝ているフランがいた。

    「フラン...」

    一方通行はフランの手を強く握った。そこで扉が開き、

    「あら、目覚めたのね」

    この館の主でありフランの姉、レミリアが入ってきた。

    「レミリア...悪ィ」

    一方通行は目を塞いだ。

    「なにが?それにしても貴方凄いわね。あの博麗の巫女に勝っちゃうとは」

    勝った、という言葉に疑問を持った。

    「勝っただと?」

    「ええ、そうよ」

    「俺は負けたはずだが?」

    しかしそれならば生きてるのはおかしいだろう。一方通行はレミリアに訪ねるが、

    「私が説明しましょう」

    聞き覚えのある声のあと扉が開いた。その人物を見るなり一方通行は心底嫌そうな顔で

    「なンでここにいる?」 

    「あやや、なんか歓迎されてませんねぇ」

    無許可撮影ゴリ押し新聞記者こと射命丸文がいた。



    ※本文はここまでです。
    大分遅くなりましたが進めていきます。紅魔館編はおそらく次の更新で最後になるかと。

  28. 28 : : 2017/09/17(日) 02:51:26


    「まァいい、とりあえず説明しろォ」

    「清々しいくらいに上から目線ですね?!いいですけど。私は妹さんが霊夢さんに殴られた辺りから見てたんですよ。博麗の巫女の出勤なんてネタにしやすいですしなにより..「てめェの話はいい。はやく続きを話せ」

    一方通行は文の話を遮って言った。
    文は渋々といった感じで話を続けた。






    「...ってわけで明日の一面がこちらです!」

    一方通行は文に新聞を見せられた。そこには、

    『博麗の巫女が流れ星に?!強力な白き外来人は敵か味方か!!』

    と。勿論一方通行の写真付きである。

    「...おい、これはなンだ?」

    「明日の新聞の一面ですよ!まさか2日連続こんな良い記事ができるなんて!ご協力ありがとうございました!」

    「誰がてめェに協力したって..おいちょっと待て2日連続だと?まさか今日の新聞は」

    「これよ」

    レミリアが渡してきた。

    「...」

    一方通行は絶句した。

    『能力持ち外来人出現!UMA の存在に迫る!』

    そこにはこんなタイトルと一方通行のプロフィールが綴られていた。そして性別の欄に

    性別不明

    「殺す」

    一方通行は立ち上がろうとしたが

    「お兄様?」

    フランの声がした瞬間顔をそっちに向け声をかける。

    「フラン、大丈夫か?痛むとこは?ごめンな、守りきれなくて」 

    「大丈夫!お兄様こそ大丈夫なの?」

    「あ?そういやなンで俺は無傷なンだ?」

    レミリアに向かって訪ねると、

    「永遠亭の医者に出張してもらったのよ。フランも看てもらったわ。そういえば貴方ここに来てから二度目らしいわね」

    「永琳か、また世話になっちまったな。レミリアも悪かったな色々と...」

    「お互い様よ、それより今夜は宴会があるから夕方ごろには博麗神社に行きなさいよ」

    レミリアは言った。

    「そォか、宴会が博麗神社で...博麗だと?」

    「お察しの通りよ」

    「宴会?お姉様!私も行っていいの?」

    「勿論よ、一方通行と一緒に来なさい」

    「やったー!」

    フランは両手を上げて喜んでいる。

    「ちょっと待て、ついていけな...「お兄様!楽しみだね!」...そォだな」 

    一方通行はもうどうでもいいか、と諦めた。

    (私後半空気でした..)

    新聞記者もため息をついた。




    ※本文はここまでです。
    今回で紅魔館編は終了とし、次のスレッドにいこうと思います。次は博麗神社宴会編ですかね。短くなりそうですが、よろしくお願いします!

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