この作品は執筆を終了しています。
クリスタ「憧れ」
- 進撃の巨人
- 25574
- 80
-
- 1 : 2013/10/04(金) 19:33:59 :
-
エレン「//」ペトラ「//」(1)(2)(3)と
エレン「タイムスリップ?」の作者ですー
取り敢えずスレだけたてときます
今日の夜に更新できたらなぁって思ってます!
-
- 8 : 2013/10/04(金) 23:22:09 :
ミーナ「ねーーっ」タッタッタ
ミーナ「女子の皆っニュースッ」
ユミル「まさかまた?」
ミーナ「そう!」
ミーナ「またエレンが女の子の告白断った!」
ユミル「うへぇーやっぱり」
アニ「これで何人目~~!?フラれたのーー」
サシャ「すごくかわいいコからの告白も断りますしねー」
ハンナ「ってか彼女いるんじゃないの?」
ユミル「えーそんな話聞いたことないぞ」
ミーナ「も~一体どんなコならいーっての!?」
サシャ「怖いくらいのメンクイなんじゃ…?」
クリスタ「女のコにはキョーミないとか!」
ユミル「はぁ~~!?やだそんなもったいない事許さん!!」
ミーナ「小汚ない男子になんか渡すかっっ」
ギャースカギャースカ
男子「なんかアッチ盛り上がってんな」
男子「どうせエレンの話してんだろ…」
男子「なんか俺ら小汚ない扱いされてね?」
ギャースカギャースカ
アニ「あッエレンッエレン通るよ」
クリスタ(エレン・イェーガーというのは)
クリスタ(別のクラスの男子で、)
クリスタ(多分学年で一番人気)
クリスタ(私たちはそんな彼を眺めては)
ユミル「いいねぇっ今日もクールだねぇ」
サシャ「なんですかね、今時硬派っぽいとこがまたいいんですよねーっ」
ミーナ「や~~分かる~」
アニ「身近なアイドルみたいなもんかな?」
ハンナ「私たちは眺める専門だけどねー」
クリスタ(あーだこーだと言ってはじゃぐ)
クリスタ(その事自体を楽しんでいる)
-
- 16 : 2013/10/05(土) 09:40:30 :
- クリスタ「何したら好きになってもらえるのかな~~」
ユミル「あ~~~?」
ミーナ「ダメだよ~そんなこと言っちゃー」
ユミル「クリスタにはジャンがいるんだからー」
ユミル「ジャンに言いつけちゃうよーん」
クリスタ「私ジャンとは付き合ってる訳じゃないもん」
ユミル「ハンッそんなの時間の問題じゃーんっっ」バシッ
ジャン「んーー?」
ジャン「なんか今俺の話してなかった?」
ユミル「えー?別に~なんすか?そんなにウワサされたいすか?誰かさんに」ニヤニヤ
ジャン「は?何それっ」
ジャン「全然イミわかんねー」
ミーナ「」ニヤニヤ
ユミル「」ニヤニヤ
サシャ「」ニヤニヤ
ハンナ「」ニヤニヤ
アニ「」ニヤニヤ
ジャン「な、なんだよー//」
ジャン「笑ってんなよなぁ!」クリスタノオデコツン!
わしゃわしゃ
ジャン「ケッ用がねーんならアッチ行こーっと」スタスタ
クリスタ(えー、私笑ってないのに)
ユミル「わかりやすっ」
ミーナ「もはや清々しい!」
クリスタ「私笑ってなーい」プクッ
アニ「もー、じれったいからクリスタから告っちゃえば?」
クリスタ「えっ…」
アニ「クリスタだって好きなんでしょ?」
クリスタ「確かにジャンとは中学から一緒で仲はいいよ?一緒にいると楽しいし、いいヤツだし、私もジャンのこと嫌いじゃないけど…」
アニユミ「それが好きってことじゃん!」ニヤニヤ
クリスタ「そ、そうなの!?」
ユミル「やだ何このド天然」
アニ「あんたたち相思相愛でしょ」
キーンコーンカーンコーン
サシャ「あ」
サシャ「席に戻りましょう」グイグイ
ーーーーー
ーーー
ー
-
- 17 : 2013/10/05(土) 11:19:24 :
ガタンゴトンガタンゴトン
クリスタ(はっ、いつの間にか寝てた!)
クリスタ(乗り過ごしては…ないね)ホッ
クリスタ「!!」
クリスタ(わぁー、エレンだっ!)
クリスタ(すごい近いっ皆にメール!)
エレン「スースー
シガンシナーシガンシナデコザイマス
オデグチハヒダリガワデス
エレン「はっ」
エレン「やべっ」ダッ
クリスタ「あっ」バンッ
エレン「え」パキ
エレクリ「あ」
ドアガシマリマス
エレクリ「あ」ドアガ…
エレン「すいませんこれ弁償します」
クリスタ(私エレンの声ちゃんと聞いたの初めてかも…)
エレン「?」
クリスタ「あ、だ、大丈夫ですっ!携帯は無事だし!それにこのストラップただのジュースのオマケだし!しかももうだいぶ前ーのやつで古いから!」アセアセ
エレン「え…」サァ
クリスタ「え?」
エレン「じゃあそれもう手に入らないってことじゃ…」ドウシヨウ
クリスタ(うわぁぁものすごいヘコんでる、超意外…)
クリスタ「あのっ…本当にもう気にしないd」
マモナクウォールマリアー
ウォールマリアー
ガラッ
エレン「降りなきゃ」スッ
エレン「学年とクラスって…」
クリスタ「?」
エレン「何年何組?」
クリスタ「あっ、1年1組クリスタ・レンズです」
エレン「」ペコッ
-
- 18 : 2013/10/05(土) 11:42:59 :
ー翌日ー
エレン「あっ」
クリスタ(わっっ、エレンだ//)
エレン「ちょうどよかった」
クリスタ(わ…私に話かけてる!?トイレ前で会いたくなかったよ~)
エレン「今1組に行くとこだったんだ」
クリスタ「え…」
クリスタ「私に何か用?」
エレン「…これ」ゴソ
エレン「同じようなものがなかったんだけど…ストラップ…」
エレン「俺壊しちゃったから」
クリスタ「そんなっ、気にしないでよかったのに!!//」
キーンコーンカーンコーン
エレン「とにかくこないだはごめん。それ受け取って」
クリスタ「あ…ありがとー」
クリスタ(律儀な人だなー)
クリスタ(わ、このストラップすごく女のコっぽーい…)
ーーー
ー
ジャン「あれっ?」
ジャン「ストラップ新しいの見つけたんだ」ミシテ
ジャン「でもこれクリスタの趣味と違うくね?」
ジャン「らしくね~」
クリスタ「いーのっ」プゥー
クリスタ「返してっ」バッ
ジャン「なんだよー怒ったの?」
ジャン「そーゆー華奢なの好きじゃないじゃんっ」
クリスタ「ふーんだ」
(真後ろ)
エレン「……(まずったな)」
ーーーーー
ーーー
ー
-
- 19 : 2013/10/05(土) 11:58:50 :
- ガタンゴトンガタンゴトン
クリスタ「あ、エレンの隣あいてる…」
エレン「スースー」
クリスタ(どーしよっかなー//)
クリスタ(でも他に空いてる席ないもんね~//)
クリスタ(よし。お邪魔しまーす)ヨイショ
エレン「あのストラップ…」
クリスタ(起きてたーっ)
エレン「別に無理に着けなくていいから」
エレン「つけなくていーよ」
クリスタ「え…どうし……」
エレン「考えてみたらあれって、俺が無理やり押し付けたようなもんだし、どんなのがいいのか分からなくて…それでも俺なりに選んだつもりだけと…」
エレン「でもやっぱ人それぞれ趣味もあるだろうし、だから無理にあんなもん…」
クリスタ「『あんなもん』なんかじゃないっ」
クリスタ「『あんなもん』なんかじゃないよ誰かが自分のためにしてくれたことはどんなものでもどんなことでも嬉しいよ」
クリスタ「だからはずさないっ」
クリスタ「それにもうあれは私のなんだから『あんなもん』なんて言わないでねっ」
エレン「変な人」クスッ
シガンシナーシガンシナ
エレン「じゃ」
-
- 21 : 2013/10/05(土) 12:24:21 :
- ーーー
ー
クリスタ「!、アニ爪キレーイ」
アニ「ん?クリスタも塗れば?」
クリスタ「私自分でうまくマニキュア塗れないんだよね~」
アニ「昼休みにでも塗ってあげよっか?」
アニ「クリスタに合いそうな色あるよ」
クリスタ「わー、かわいい色ー。ありがとー」キラキラ
ユミアニミナ「お?」
ユミル「なんだなんだー?今までそういうの興味示さなかったのに、どういう心境の変化だー?」ニヤニヤ
ユミル「いよいよ嫁入りの準備かー?」ニヤニヤ
ジャン(嫁入り…)ピクッ
クリスタ(え、そーなのかな?乙女心ってナゾ…!)モジャモジャ
ユミル「ありゃ、なんか悩みだしちゃったね」
ユミル「嫁。」
ジャン「//」バッフー
ジャン「はぁーっ?なんで俺に言うのっ?//」
ユミアニミナ(これでほんとにしらばっくれてるつもりなのか…)ホンワカ
-
- 22 : 2013/10/05(土) 14:08:28 :
ーーーーー
ーーー
ー
クリスタ「ん、ジャン」
ジャン「……」
クリスタ「?どうしたの?」
ジャン「…なー」ドカッ
ジャン「クリスタもあっぱエレンのことかっこいいとか思ってんの?」
クリスタ「え…うんまぁそうだね……」
ジャン「ふーん」ムクッ
クリスタ(あー、あんかむくれてる)
クリスタ「ってか、あの人のことは大抵の人がそうジャッジするんじゃない?」
クリスタ(まだむくれてる…)
クリスタ「じゃあジャンこれ見て!!」つ雑誌
クリスタ「このモデルさんっ!!」ユビサシ
クリスタ「かわいいかかわいくないかで言ったらジャンもかわいいと思うでしょっ!?」
クリスタ「単にそういうことだよっエレンのことは好きとかじゃないよっ!」
ジャン「そっか、なるほどね」ニッ
ジャン「ちなみにそのモデル、クリスタから見てもかわいいの?」
クリスタ「かわいいよっ!」
クリスタ「最近よく出てるんだよー」
ジャン「へぇー」
ジャン「それ俺の姉ちゃんだよ。」
クリスタ「ええっ!?」
ジャン「しー声でけえ」
ジャン「あんまり言うなって言われてるけどクリスタとはそのうち会うこともあるかもだし…な。//」
ジャン「////////」カアー
ガラッ
男子「おーい、次の体育球技大会の練習していいって」
わーいわーいわーい
クリスタ「うわっ」ギャー
ーーー
ー
クリスタ(みんな楽しそう、いーなー)
クリスタ(だれもこっちにこn)
クリスタ(!、エレン…?なんでここに…)
エレン「大丈夫?」
クリスタ「……?」
エレン「階段なだれ落ちてたでしょ」
クリスタ(見られてたのかっ、はっず)
-
- 23 : 2013/10/05(土) 14:18:24 :
- クリスタ「だっ、大丈夫っ!」
クリスタ「エレンはなんでここに?」
エレン「先生のパシリ?」
クリスタ「あー、資料室にそれとりに行ってたのか」
クリスタ「授業で使うんなら皆待ってるんじゃない?」
エレン「いいんだよ少しくらいの道草」パシリノトッケン
エレン「どーせまってんのなんか先生だけだし」
クリスタ「アハハッ、そうかもねっ」
クリスタ(エレンって意外としゃべるんだなー♪)
ドコケッテンダヨー
エレン「んじゃ俺行くわ」
クリスタ「え、うん…」
ジャン「アイツなんでここにいたの?」
クリスタ「!、ジャン」
クリスタ「資料室に来たついでの道草だったみたいよ?」
ジャン「ふーん」
クリスタ「まー、ひまだったから助かったんだけどね」ニコッ
ジャン「なんだよっ、言ってくれりゃいいのに!!」
ジャン「そしたら俺がここにいるしっ」
クリスタ「ありがと…」
ジャン「いー…俺がそうしたいだけだから」
-
- 25 : 2013/10/05(土) 18:53:42 :
ー駅ー
クリスタ(イテテッまだだいぶ痛むな~)ヒョコッ
クリスタ(ふ~、やっとホームに着いた)トン
クリスタ(わーっ電車来てたっっ)
マモナクドアガシマリマス
クリスタ「」ダッ
クリスタ(イデッ)グキツ
バタン
クリスタ(なんとか間に合ったけど)ズキズキ
クリスタ(痛みが悪化しちゃったよ~)ズキズキ
クリスタ「!」
クリスタ(ここひとつあいてる)
クリスタ「ホッ」ヨイショ
おばはん「!!」
おばはん「まーっっ図々しいっっ」
おばはん「まったく最近のコは席を譲ろうって気はないのかしらっ!?若いくせに楽することばっかり覚えちゃって、信じられないわ、どういう神経なのかしらっっやーねーっ」
ザワザワ
クリスタ(わ…注目されてる。恥ずかしいっっ)
クリスタ「すっ、すいません…」ズキッ
クリスタ(イタッッ)ズキッ
ポンッ
クリスタ(!?)
エレン「座ってろよ」
おばはん「ちょっとあなた何!?」キッ
エレン「足の具合どう?」
おばはん「え…」
エレン「だいぶ腫れてるじゃん?ちゃんと湿布してんのか?」
エレン「すいません。彼女足痛めてるんです」
ウワーアノコマサカノオコラレゾンカヨ
カワイソー
アーア
おばはん「なっ、なんなのっだったらさっさと言いなさいよねっ」
おばはん「わからないじゃないっ」フンッ
おばはん「紛らわしいっ」ドカドカ
エレン(でけー声)
クリスタ「ありがとー」ニコッ
エレン「あ、いーよそんなの」
-
- 26 : 2013/10/05(土) 18:59:36 :
- ーーー
ー
マモナクシガンシナーシガンシナ
クリスタ(エレンの降りる駅だ)
エレン「……」
クリスタ「?」
クリスタ「エレン?着いたよ?」
クリスタ「!」
クリスタ(立ったまま寝てる)
クリスタ「エレン、エレンっっ」ツンツン
マモナクドアガシマリマス
クリスタ(わっ)
クリスタ「起きてードア閉まっちゃうよー」ペシペシペシ
クリスタ(このっこのっこのっ)ベシベシベシ
プシュー
バッタン
クリスタ(あーあ)
エレン「……あ、やべ、寝過ごした」
クリスタ「ごめん、一応は起こしたんだけど」
エレン「あ、そうなんだ。悪い、ありがと」
エレン「んじゃ乗り過ごしたついでに送ってく」
クリスタ「!」
クリスタ「えっ!?いーよそんな…」
エレン「俺の肩につかまって歩けば少しは楽だろ?」
エレン「そうしろよ」
クリスタ「……………はい。」
-
- 27 : 2013/10/05(土) 19:37:54 :
- ーーーーー
ーーー
ー
クリスタ「送ってくれてありがとう」
クリスタ「ごめんね、肩疲れたでしょ?」
エレン「うん…まぁあそこまで体重かけてくるとはね」
クリスタ「えっ…ごっこめんっっ」
エレン「…って、冗談だよっ」
クリスタ「もうっ!」プックー
エレン「おっと」ヒョイ
エレン「そんなに何度もたたかれねぇよっ」ハハッ
クリスタ(あ、また笑った…)
エレン「じゃな」
クリスタ「あ…うん、バイバイ」
-
- 29 : 2013/10/05(土) 20:51:35 :
- ーーーーー
ーーー
ー
ー休日ー
ミカサ「はいこれ。少し早いけど私とお母さんからの誕生日プレゼント」
ジャン「ん…あんがと」ズーズー
ミカサ「何よ~もっと喜びなさいよ~せっかくお姉様が来てあげたのに」
ジャン(お姉様?)
ミカサ「で、どうなの?」
ミカサ「例のコからは今年もプレゼントもらえそう?」
ミカサ「クリスタちゃんだっけ?」フフッ
ジャン「うるせーなぁー」イラッ
ミカサ「」
ジャン(あ、やべ)
ジャン「自分こそ彼氏とはうまくやってんのかよ」
ミカサ「うーん、私の仕事と大学受験があるから最近なかなか会えないけど、でもラブラブだからだいじょーぶっ」
ミカサ「今度の週末は会えるしー」
ジャン「」イッラー
ジャン「大丈夫ってねーちゃんが思い込んでるだけじゃねーの?」ケッ
ミカサ「なあに?今日はずいぶんご機嫌ななめだねー」
ミカサ「あっ、わかった!クリスタちゃんってコ」うまくいってないんだ?
ミカサ「どーせ油断してたんだろうけど早く告らないと手遅れになっちゃうよー?」
ミカサ「ジャンより素敵なコ見つけちゃうよ~?」
ジャン「ご忠告どうもね」ガタッ
ジャン「俺帰るわ」
ミカサ「えっもう?」
ジャン「ま、姉ちゃんもせいぜい頑張ってよ」
ヤーホントニカワイクナイー
ヤツアタリハンターイ
ジャン(言われなくても俺だって焦ってるっつーの…!)
-
- 30 : 2013/10/05(土) 21:01:14 :
ー翌日ー
ジャン「クリスター」
クリスタ「!」
ジャン「あのさー」
クリスタ「ごめんジャン私ちょっと用事あるの」ダッ
ーーー
ー
ジャン「クリ…」
クリスタ「え?ユミル呼んだー?」
ーーー
ー
ジャン「……」
クリスタ「トイレトイレっ」
ーーー
ー
ユミル「ねーなんかさぁ」
ユミル「クリスタ最近やたらとジャンのこと避けてないか?」
クリスタ「えっ」
ミーナ「あー私も思ったー」
ユミル「でもそれって今度こそ意識しだしたってことだろ?」
ミーナ「あーそかそか」
クリスタ(このままでいいはずない)
クリスタ(ジャンのこと避けてても何の解決にもなってない。ちゃんと言わなくちゃいけないんだ)
クリスタ(皆にも、ジャンにも)
クリスタ「わたし…」
ジャン「クリスタっ」
ジャン「話があんだけど、ちょっと来て」
クリスタ「ジャン……」
クリスタ(言わなくちゃいけないんだ…)
クリスタ「わかった」スタスタ
ユミル「わーいよいよだなー」
ミーナ「やーん、ドキドキするー」
サシャ「見に行っちゃいますか」
アニ「やめなよ」
-
- 38 : 2013/10/06(日) 09:58:36 :
ー屋上ー
ジャン「俺とつきあって」
ジャン「クリスタのことずっと好きだった。親が離婚して俺がヘコんでるときもそばにいてくれて、それからずっと好きなんだ」
ジャン「俺の今年の誕生日は友達としてじゃなく、俺の彼女として一緒にいて」
クリスタ(私は…気づいてしまった……自分の気持ちに)
ジャン(間に合ってくれ)
ジャン(頼む…)チラ
クリスタ(だから言わなくちゃ)
クリスタ「…ご」
ジャン「返事は今じゃなくていいから、もう少しちゃんと考えて!」
ジャン「それからでいいから!」クルッ
バタン
クリスタ(き…緊張した……)カクッ
クリスタ(告白を断るのってこんなにエネルギー使うんだ…)ヘナヘナペタン
クリスタ(人を傷つけるって、こんなに怖いことなんだ)
クリスタ「…ごめんジャン…」
クリスタ「ジャンのこと大好きなのに」
クリスタ(大好きだけど、この『好き』は恋じゃない)
-
- 39 : 2013/10/06(日) 10:11:00 :
ー教室ー
ワイワイ
キャッキャツ
ガラッ
ミーナ「あっ、戻って来た!」
ミーナ「オメデトーっ!!」
クリスタ(………え?)
ユミル「とうとうコクられたって?」ニヤニヤ
クリスタ「あ……え………」
ミーナ「やっぱドキドキした?」ニヤニヤ
男子「いーよ、お似合いよ~?キミたちぃ」ツンツン
ジャン「気ぃはえーよ」
ジャン「返事はまだなんだからさ…」
男子「なんだよっ、返事なんてもうわかってんじゃーん」
男子「なあ!クリスタ」
男子「なんなら今返事してやれよ」
男子「別にふるわけじゃないんだし。皆で祝福すんぜ~?」
男子「そーだよ、そーだよ」ニヤニヤ
クリスタ(どうしよう、私、どうすればいいの?)
クリスタ「…」ダッ
ユミル「クリスタっ?」
クリスタ「なんだ?今更テレた?」
アニ「まー、みんなの前じゃさすがに恥ずかしいか…」
ジャン「…」
ジャン「……」ダッ
男子「おっ、ジャンっどーした!?」
男子「なんだよアイツらどーなってんの?」
-
- 40 : 2013/10/06(日) 10:22:11 :
- クリスタ(私がいけないんだ。きっとずっと期待させてしまった。もっと早く分かってれば良かった。ジャンへの好きは恋じゃなくて、エレンへのこの気持ちが恋なんだって)タッタッタ
エレン「あ」
クリスタ「…どもっ//」ウツムキ
エレン「じゃーな」クルッ
クリスタ(今この瞬間エレンへの気持ちが冷めてくれたらどんなに楽かな…)
ガシッ
クリスタ「!?」
エレン「なんかあった?」
ベルトルト「エレンどしたー?」
エレン「悪い、先行ってて」
エレン「どうした?」
クリスタ「エレn…」
ドンッ
エレクリ「!?」
クリスタ(ジャン……?)
ジャン「他のコにちょっかい出してねーで、お前は自分の女だけ見てろよっ!!」
エレン「……」クルッ
エレン「………」タンタン
クリスタ(な…なに?)
クリスタ(今何が起きてるの?)
ジャン「クリスタ、アイツのこと好きなの?」
ジャン「でもアイツ彼女いるよ」
クリスタ(え………)
クリスタ(なんでジャンがそんなこと知ってるの?)
ジャン「アイツの彼女って俺の姉貴」
-
- 45 : 2013/10/06(日) 10:47:33 :
さあどーでしょ?
俺はエレクリ好きですし…
可能性はまだあります!!
では、投下
ー靴箱ー
ジャン「…」
エレン「…」
ジャン「女いるくせにフラフラしてんじゃねーよ」
エレン「なんだ。シスコンかよ」
ベルトルト「♪~」
ベルトルト「ん?」
ベルトルト「わーっちょっと!ストップストップ!!」
ベルトルト「なに胸ぐらつかみあってんの!?」
ベルトルト「なにがあったんだよエレンっ」
エレン「…」
ジャン「…」
クリスタ「ど…どうしたの?」
ジャン「……」クルッ
クリスタ「ジャ…」
ジャン「……」スタスタ
クリスタ「……………」
-
- 46 : 2013/10/06(日) 10:55:11 :
- ベルトルト「ねー、今のってキミの彼氏?」
ベルトルト「こないだっからやたらとエレンにつっかかってくんだけどなんなの?」
クリスタ「え…」
エレン「クリスタ責めるのは違うじゃん」
ベルトルト「まー…そうだけどさ…」
ベルトルト「彼女さんからも言ってもらえればさー」
クリスタ(な…なんかいつのまにかジャンと私が付き合ってるって思われてる?)
クリスタ(エレンもそう思って…)
エレン「もしかしたら俺たちのこと何か誤解してるのかも」
クリスタ(そんなの…)
エレン「クリスタの彼氏」
クリスタ「彼氏じゃないよっ」
エレン「」
ベルトルト「」
クリスタ(思わず大声出しちゃった…)
エレン「そうなのか」
クリスタ「うん、違うよ」
ベルトルト「そつかー、彼氏じゃないのかあ」
ベルトルト「じゃあどうすりゃいいのかねーあの人」
クリスタ「すいません」
エレン「なんで?クリスタが謝ることじゃないだろ」
エレン「じゃーね」
クリスタ「バイバイ。」
-
- 48 : 2013/10/06(日) 11:51:15 :
- ーーーーー
ーーー
ー
ユミル「どーしてだよクリスタ」
ユミル「なんでジャンのことフった?」
クリスタ「…ジャンのことは好きだけどそれは、恋愛感情じゃないって気づいたから…」
アニ「そんな今更…!?」
アニ「私たちずっと応援してたのにっ」
ミーナ「アニ落ち着いてっ」アセアセ
ミーナ「ジャンのことは私らが勝手に盛り上げたところもあるし」
アニ「そ…そうかもしれないけど」
ミーナ「ねークリスタ、なにがあってそう気づいたの?」
クリスタ「…うん…」
クリスタ「私…エレンのこと本気で好きになっちゃったんだ…」
アニ「よっよりによってなんでエレンっ!?
ミーナ「今まで何人のコが玉砕したと思ってんのっっ」
ハンナ「ああいう人は眺めてんのが一番いいんだって!」
クリスタ「うん…バカだよね」グス
クリスタ「しかもエレン彼女いるしさ…」
ユミミナ「えっうそっっ!」
ユミル「だったら尚更望みなんかないじゃん」
アニ「やめちゃえば?そんな報われない恋なんか」
クリスタ「やめたいと思ってやめられるものなのっ!?エレンに彼女がいても、報われないってわかってても、消えないんだもんっ」
クリスタ「…初恋なんだ…」
クリスタ「だから私、この気持ちを大切にしたい」
アニ「それはわかるけどさ…だけどエレンとはどうにもならないんだったらさ、とりあえずジャンと付き合ってみれば?」
クリスタ「ジャンはいい人だからこんな半端な気持ちで付き合えないよ」
アニ「そっか…そうかもね」
ユミル「うん、クリスタがそう決めたんなら私たちはもうなにも言わないよ」
クリスタ「ごめんねみんな、ありがとう」
ーーーーー
ーーー
ー
-
- 51 : 2013/10/06(日) 12:22:06 :
- ー屋上ー
ジャン「ねーちゃんとエレンがつきあってんのわかったでしょ?」
クリスタ「」コク
ジャン「じゃ、俺とつきあってくれる?」
クリスタ「」フルフル
クリスタ「それでもエレンを好きって気持ちはなくなってないの。だからジャンとは付き合えない。ごめん」
ジャン「…はー」
ジャン「あーあっ俺のバカっ」ガシャッ
ジャン「もっと早く俺がちゃんと伝えとけばなー…そしたらもっと違う結果だったかもしんないのに…」
ジャン「相手に好きな奴がいるからって自分の気持ちがなくならないのは俺も同じ!」
クリスタ「ごめんね」
ジャン「バーっカ謝んなよ、それなりに覚悟してたさっ!」
クリスタ「…ん」
ジャン「んじゃ、先行ってて。俺もうちょっとここにいるから」
クリスタ「え…うん……でも」
ジャン「今は一人になりたい。頼むよ」
クリスタ「わかった。ジャン…ありがとう」タッ
ギィー
バタン
ジャン「はぁ~」
ギィー
ジャン「!」
ジャン(なんだよクリスタ~なんで戻ってくんだよ~)
ジャン「もー大丈夫だから、今は一人にして…」フリカエル
ジャン「って、アニ…?な…なんだよ~」
ジャン「フラれた男の顔でも見に来た…」
アニ「なんかさ…」
ジャン(無視かよ…)
アニ「クリスタとジャンがさっさとくっついてくれれば諦めつくかと思ってたけど、そういうもんじゃないみたいね。相手に好きな人がいるからって自分の気持ちがなくならないのは私も同じ!//」
ジャン「!」
ジャン「えっ!?」
ジャン「えーーーーーっっ!?」
-
- 52 : 2013/10/06(日) 12:38:09 :
- ーーーーー
ーーー
ー
ー電車ー
クリスタ「!、エレン」
エレン「あ、また一緒だな帰りの電車」
クリスタ「そうだね」ニコッ
シガンシナーシガンシナ
エレン「それじゃ」
マモナクドアガシマリマス
エレン「!」
エレン「どうした?」
クリスタ「エレンっあのねっ…」
-
- 59 : 2013/10/06(日) 19:28:34 :
- ーーー
ー
エレン「ありがとう。でも、ごめん。」
エレン「俺付き合ってる人いるんだ」
クリスタ「うん知ってた!私はただ伝えたかっただけだから、言えてスッキリしたよ♪」
クリスタ「これからも今まで通り友達としてしゃべってくれるかなぁっ?」
エレン「ああ、もちろんっ!」
ーーーーー
ーーー
ー
クリスタ(夏休み直前、私はエレンにフラれた)
ユミル「クリスターおはよー」
クリスタ「あ、ユミルおはよー」
ユミル「とうとう夏休みも終わっちゃったな…」
オハヨーオハヨーオハヨーオハヨー
ミーナ「おはよっ!でクリスタはなにやってんの?」
ユミル「エレンへのシャドー挨拶の練習だって」
アニ「いたいたしい…」
ポスッ
クリスタ「!」
ジャン「はよっ」
クリスタ「あ、ジャン……」
クリスタ「おっおはよっ」
アニ「ジャンおはよー」
ジャン「お、おはよっ……//」
ジャン「と、トイレ行こうっと」
ユミル「どうしたんだ?挙動不審だな」
アニ「私がコクったからじゃん?」
一同「えーーーっっ!マジで~!?」
アニ「だからって別にどーにもなってないけどね」
ミーナ「いつのまにかっ!?」
ハンナ「なにがあってジャンのこと好きになったの!?」
アニ「んー…っと」
アニ「一途にクリスタを想う姿を見てたらなんかホレたのよねー」
ユミル「なあクリスタ。そろそろエレンくるんじゃない?」
クリスタ「うんっ行ってくるっ」キリッ
-
- 60 : 2013/10/06(日) 19:37:20 :
- ー廊下ー
クリスタ(今だっ)
クリスタ「あ、おはよー…」
クリスタ「う!?」
アルミン「?おはよー…て、ごめん。誰だっけ?」
アルミン「俺のファンのコ?
クリスタ(ひ・と・ち・が・い)ガーン
クリスタ「すいませんっ人違いでした」
クリスタ「…」
クリスタ(れ?なんでいかないの?)
アルミン「ん~?なんっっか見覚えあんだよなー」
アルミン「あっわかった!夏休み前駅のホームでエレンにコクってフラれたコだ!」
クリスタ(なっ)
アルミン「ん?あ、あー人違いってそういうことか…」
アルミン「偶然を装っての『おはよう』なんて、かーわいー」クスッ
クリスタ(逃っげろー)ダッ
アルミン「あれ?行っちゃうの?」
エレン「あ、アルミン」
アルミン「よーエレン久しぶりー」
アルミン「こんな無愛想な男のなにがいいのかねー」
エレン「は?」
※エレンとアルミンは同中です
-
- 74 : 2013/10/07(月) 22:52:30 :
- http://www.ssnote.net/archives/703
↑が続きです
-
- 75 : 2013/10/08(火) 02:42:20 :
- ストロボを参考にしてるんですね!良いですね!好いですね!
-
- 76 : 2013/10/09(水) 22:21:28 :
- ストロボかぁ(*´▽`*)
いいですね!
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
クリスタ「私とエレン」 シリーズ
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場