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ペトラ「そんなあなたが大好きです」

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  1. 1 : : 2013/12/18(水) 17:45:26
    リヴァペトです!

  2. 2 : : 2013/12/18(水) 17:57:42
    期待♪
  3. 3 : : 2013/12/18(水) 18:46:16
    期待です!
  4. 4 : : 2013/12/18(水) 20:49:24
    リヴァペトも良いですがエレペトも増えて欲しいです
  5. 5 : : 2013/12/19(木) 19:16:11
    ~兵団決め~

    リコ「ペトラ、お前はどこに行くんだ?」

    ペトラ「どうしよう?」

    リコ「ペトラの成績なら、憲兵団にも行けるぞ!」

    ペトラ「でもなー、リコは?」

  6. 6 : : 2013/12/19(木) 19:17:09
    リコ「私は、駐屯兵団だ……」

    ペトラ「そうなんだ……どうしよう……」

    リコ「早く決めないとヤバいぞ!」

    ペトラ「……うん……」

  7. 7 : : 2013/12/19(木) 19:20:35
    ペトラ(私は、何がしたいのだろう……憲兵団に入って、内地で暮らしたいのだろうか……駐屯兵団に入ってリコとやっていくのだろうか……私は、そんなこと望んじゃいない……)

    リコ「調査兵団だけはやめろよ……」

    ペトラ「……うん……そのつもりなんだけど……」

    リコ「あそこにいるのは、リヴァイ兵長とエルヴィン団長ではないか?」

    ペトラ「……本当だ……」
  8. 8 : : 2013/12/19(木) 19:23:36
    エルヴィン「今年も少なそうだな……」

    リヴァイ「そうだな……」

    エルヴィン「リヴァイの部下たちは、今回も……」

    リヴァイ「しょうがない……」


    リコ「兵長は私達の死を…いや、調査兵団団員の死を、どう思っているのだろうか…?」

    ペトラ「……エルヴィン団長も、どう思っているだろうね……」

  9. 9 : : 2013/12/19(木) 19:25:57
    ペトラ(私は、リヴァイ兵長が、調査兵団団員の死を悲しんでいるように見える……リコはそうは見えないようだ……)

    リコ「まあ、決めとけよ!さあ、戻ろうか」

    ペトラ「うん……」

  10. 10 : : 2013/12/19(木) 19:28:41
    リヴァイ「あそこの新兵は、どこの団に入るのだろうな……」

    エルヴィン「眼鏡の子は駐屯兵団に入るようだが……赤毛の子は……出来れば調査兵団に入って欲しいのだがな……」

    リヴァイ「そうだな……」
  11. 11 : : 2013/12/19(木) 19:29:52
    リヴァイ「ちょっと、行ってくる……」

    エルヴィン「どこへ?」

    リヴァイ「あそこだ……」

    エルヴィン「あそこか……」

  12. 12 : : 2013/12/19(木) 19:33:00
    ペトラ「はあ……どこにしようか……」スタスタ

    リヴァイ「……」スタスタ

    ペトラ「そうだ!?
    リヴァイ「……!?

    ドッカーン

    ペトラ「あ、いたたた……」

    リヴァイ「……どこ見て歩いてやがる……」

    ペトラ「すいま……!?」

    リヴァイ「睡魔にでも襲われたか?」

    ペトラ「すいませんでしたぁー!」

  13. 13 : : 2013/12/21(土) 00:44:45
    やった!!

    リヴァペトだぁ!!
  14. 14 : : 2013/12/21(土) 01:30:34
    リヴァペトと聞いて。←
  15. 15 : : 2013/12/24(火) 17:05:08
    ペトラ「本当にすみません!」ペコペコ

    リヴァイ「何もそこまで謝ることはない」

    ペトラ「は、はい……」

    リヴァイ「お前、さっきいたな……」

    ペトラ「見たのでしたか?」

    リヴァイ「言葉が変だぞ」

    ペトラ「すみません」

    リヴァイ「まあ、いい……ああ、みた。お前と一緒にいたやつもな……」

    ペトラ「リコか……」

    リヴァイ「会話も聞こえたぞ……」

    ペトラ「!?」

    リヴァイ「嘘だ……何も聞いてない……聞いてない」

    ペトラ「ふぅー」
  16. 16 : : 2013/12/24(火) 17:10:50
    ペトラ(兵長は意外に優しいのかもしれない……

    リコ「兵長はどう思っているんだろうな?私達の死を……」

    !?はぁ……)

    リヴァイ「どうした?」

    ペトラ「あ、いや、その……」

    リヴァイ「なんだ?」ギロッ

    ペトラ「すみません!あの……兵長は調査兵団団員の死をどう思っているのですか?」

    リヴァイ「……実に悲しいと思っている……」

    ペトラ「では、何故兵長は、それでもなお、調査兵団団員でいつづけるのですか?」

    リヴァイ「それは……」

    ペトラ「……」

    リヴァイ「それは、死んだ仲間……団員たちへの願いだからだ……」


  17. 17 : : 2013/12/24(火) 17:14:22
    ペトラ「願い……ですか?……」

    リヴァイ「そうだ……巨人を一匹残らず殺す……それが死んだ仲間たちの願いだ……約束でもある」

    ペトラ「そうですか……ありがとうございます!あと、すみません!」

    リヴァイ「なぜ、謝る?」

    ペトラ「こういうことを訊いてしまったので」

    リヴァイ「構わない……それより、お前名前はなんという?」

    ペトラ「!?……ペトラ。ペトラ・ラルです!」

    リヴァイ「そうか……ペトラか……」

  18. 18 : : 2013/12/24(火) 17:16:08
    ペトラ「では……失礼します!」

    リヴァイ「待て!ペトラよ……茶でもしていかないか?」

    ペトラ「!?……いいんですか?」

    リヴァイ「構わない……」

    ペトラ「じゃあ、お願いします!」

    リヴァイ「……ああ……」
  19. 19 : : 2013/12/24(火) 17:18:59
    リヴァイ「ペトラよ……一つ訊いてもいいか?」

    ペトラ「!?いいですよ……」

    リヴァイ「お前は、どこの兵団にするつもりだ?」

    ペトラ「……まだ、決めていません……」

    リヴァイ「そうか……」

    ペトラ「兵長は、怖くないのですか?」

    リヴァイ「?恐怖か……とうに、そんなものは捨てた……怖がっていたら戦えない……」

    ペトラ「強いのですね……」

  20. 20 : : 2013/12/25(水) 16:39:19
    ハンジ「あれ?リヴァイがかわいい子と喋っている……しかも、楽しそう……」ニヤニヤ

    モブリット「そうですか?」

    ハンジ「モブリット、リヴァイはね、楽しい時は、リヴァイ飲みといって、小指をたてて、飲み物を飲むんだよ」

    モブリット「そうなんですか?初めて知りました!」

    ハンジ「まあ、知らなくて当然だけどね」

    ハンジ「でも、あのリヴァイがね~」

    モブリット「リヴァイ兵長がリヴァイ飲みするのは珍しいのですか?」

    ハンジ「本当に珍しいよ!特に人と話しているなんてね……」

    モブリット「はあ……」
  21. 21 : : 2013/12/26(木) 08:32:26
    ペトラ「……」

    リヴァイ「兵団のこと早く決めた方がいい」

    ペトラ「はい……」

    リヴァイ「では、約束しよう……お前が調査兵団に入ったら、全力で、お前を、守ってやろう」

    ペトラ「!?いいのですか?」

    リヴァイ「いいわけないだろ……まあ、俺のできる限りだがな……」

    ペトラ「はい……」

    リヴァイ「では、俺は用事があるから行く……」

    ペトラ「は、ありがとうございます!」

    リヴァイ「構わない……」
  22. 22 : : 2013/12/26(木) 13:44:27
    兵長まじでかっこいい惚れる!!
  23. 23 : : 2013/12/27(金) 11:31:52
    めっちゃかっこいい!
  24. 24 : : 2013/12/27(金) 11:51:50
    期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待
  25. 25 : : 2013/12/28(土) 08:08:24
    ペトラ「意外と優しかったな……兵長……私……調査兵団に入ろうかな?」



    ハンジ「声かけてみよw」

    モブリット「迷惑かけたら駄目ですよ!」

    ハンジ「わかったよー」



    ハンジ「おーい、そこの君」

    ペトラ「……!?私ですか?」

    ハンジ「君しかいないだろう?」

    ペトラ「あ、あなたは……調査兵団の分隊長、あの奇行種、ハンジ・ゾエさんですね」

    ハンジ「おーよくわかったね!」

  26. 26 : : 2013/12/28(土) 08:11:12
    ハンジ「ところで君の名前は?」

    ペトラ「ペトラ・ラルです!」

    ハンジ「ペトラか……ペトラは、さっきリヴァイと何を話ていたの?」

    ペトラ「……私がどこに入団するのか?と聞かれました ……」

    ハンジ「そうなんだ……」

    ペトラ「ハンジさんは、どうして調査兵団に入ったのですか?」
  27. 27 : : 2013/12/28(土) 09:08:13
    ハンジ「私は、外の世界に興味があってね……一番最初の壁外調査は、怖かった……何回目かにね……仲間が巨人に殺されたんだ……仲良しの親友がね……その時私は、巨人の頭を蹴ったんだ……そしたら、その頭は、あるべき質量がなかったんだ……軽かった……その時から、私は、巨人の生態に興味がすごくわいたんだ…」

    ペトラ「そうなんですか…」

    ハンジ「ペトラ……ペトラは、どこに入団するのかな?」

    ペトラ「ハンジさんと兵長の話を聞いて……私も、調査兵団に入団しようかなと思いました……」

    ハンジ「ペトラが入ってくれたら嬉しいな!あんまりにも入団する人がいなかったら、死んでいった仲間が報われない……巨人を全滅させないまま終わったら報われない……」

    ペトラ「……はい」
  28. 28 : : 2013/12/28(土) 09:13:57
    ハンジ「だから、ペトラが入団しようと思ってくれたことは、すごく嬉しいな!」

    ペトラ「でも、親友には、憲兵団に入団した方がいいと言われました…」

    ハンジ「ペトラは、上位10名なの?」

    ペトラ「……はい……3位です……」

    ハンジ「すごいね!」

    ペトラ「いえいえ……だけれど、憲兵団に行きたかったけど上位10名になれなかった人たちが、私が調査兵団に入ったら報われないのではないでしょうか?」

    ハンジ「……そんなことはない!」

    ペトラ「えっ?」

    ハンジ「その人たちの実力がなかっただけなのだから、ペトラが気にすることはない…」

    ペトラ「……」

    ハンジ「ペトラが、上位に入って、自分がどこへ行きたいかを……とりあえず、その人たちが、ペトラを罵るような事をいったとすれば、私は、そいつらを許さないから……」

    ペトラ「……ありがとうございます!!」
  29. 29 : : 2013/12/28(土) 09:15:24
    ハンジ「話が長くなってしまったね……私は、失礼するよ!入団式でまた会おう!」

    ペトラ「は、はい!ありがとうございました!」

  30. 30 : : 2013/12/28(土) 09:19:51
    モブリット「話が長いです!あなたまだ、書類が片付いていないでしょう?」

    ハンジ「ごめんごめん……でもさ、……」

    モブリット「なんです?」

    ハンジ「やっぱり何でもないや」

    モブリット「そうですか……」

    ハンジ「あの子、入団してくれるかな?調査兵団に」

    モブリット「あの子しだいですから……わかりません……だけど多分、入団してくれると私は、思いますよ……」

    ハンジ「そうだったら、いいね!」

    モブリット「戻りますよ!!」

    ハンジ「やだよー、飲みに行こうよ!」ダッ

    モブリット「駄目ですよ」ガシッ ゴゴゴゴォォ

    ハンジ「いやー!!」バタバタ

    モブリット「暴れないでください」ゴゴゴゴォォ
  31. 31 : : 2013/12/28(土) 09:22:36
    ハンジ「飲みに行こうよ!」バタバタ

    モブリット「兵長に言いつけますよ?」

    ハンジ「……わかったよ……」

    モブリット「じゃあ、もどりましょうか!」

    ハンジ「何てね!」ダッ

    モブリット「まちなさーい!」ダッ

    ハンジ「やだね!」

    モブリット「ハンジ分隊長、危ない!」

    ハンジ「?うっうわー!」

    ?「オイ、クソ眼鏡……」ゴゴゴゴォォ

    ハンジ「!?いやー!」

    モブリット「はぁ……」

  32. 32 : : 2013/12/28(土) 09:34:25
    ?「削がれてぇーのか?」ゴゴゴゴォォ

    ハンジ「……リヴァイだぁぁ」ビクビクブルブル

    リヴァイ「チッ、うるせぇ」
  33. 33 : : 2013/12/28(土) 10:27:42
    リヴァイ「削ぐぞ?」

    モブリット「リヴァイ兵長、ちょうどいいところに、ハンジさんが仕事をサボろうとしているんです!」

    リヴァイ「ほぅ……いい度胸じゃねぇか、削いでやろう」ギロリ

    ハンジ「さーせんしたっ!!」ドゲザ

    ハンジ「命だけは、お助けくだせぇ」

    リヴァイ「チッ、早く仕事をしろ!」

    ハンジ「わかった……」ダッ

    リヴァイ「!?逃げやがった……」

    モブリット「ハンジさん!」ガシッ

    ハンジ「やー」バタバタ

    モブリット「じゃあ、リヴァイ兵長、どうも」ズルズル
  34. 34 : : 2013/12/28(土) 16:59:23
    入団式

    エルヴィン「よく、調査兵団に入ってくれた!歓迎する!」

    ハンジ「リヴァイー」

    リヴァイ「なんだクソ眼鏡……」

    ハンジ「あの子、いるかね?」

    リヴァイ「誰の事だ?」

    ハンジ「ペトラだよー」

    リヴァイ「チッ、何でお前が知ってやがる」

    ハンジ「まあ、色々とね……」
  35. 35 : : 2013/12/29(日) 17:20:33
    ハンジ「いたよー!」

    リヴァイ「うるせぇ、くそ眼鏡!」

  36. 36 : : 2013/12/30(月) 18:09:39
    いた!
  37. 37 : : 2014/01/02(木) 06:16:50
    初の壁外調査←ペトラたちの


    エルヴィン「すすめぇぇー!!」

    ペトラ(怖いよぅ…はぁ…死にたくない…)

    リヴァイ「…」チラリ

    ペトラ「…」ガクガクブルブル

    ハンジ「リヴァイ!」

    リヴァイ「うるせぇな、クソ眼鏡」

    ハンジ「バイバーイ♪」ダダッダダ…

    リヴァイ「ああ」ダダッダダ…
  38. 38 : : 2014/01/02(木) 06:20:47
    リヴァイ「めんどくせぇ…」(新兵は、だいぶ怯えてるな…)

    モブ1「前方から、一体の巨人!十メートル級。奇行種だぁぁ!」

    ハンネス「俺が行く!」ビュンシュー

  39. 39 : : 2014/01/02(木) 06:24:55
    ペトラ「大丈夫なのでしょうか?ナナバさん」

    ナナバ「さぁ?わからないよ。まあ、できるだけ、巨人に会わなければいいんだよ…」ダダッダダ

    ペトラ「そ、そうですけど」ダダッダダ…

    ナナバ「ちっ!右に、三メートル級の奇行種か…」

    ペトラ「どうしますか?」

    ナナバ「削ごう…ペトラ、あなたは、足をやって!」

    ペトラ「わ、わかりました…」

    奇行種「…」ダダッダダ…

    ペトラ「…ふんっ!!」ザクッ

    ナナバ「…はぁ!!」ザクッ

    奇行種「…」プシュー
  40. 40 : : 2014/01/02(木) 06:27:27
    ペトラ「…やった…」

    ナナバ「討伐補佐に数えときなね」

    ペトラ「…は、はい!」

    ナナバ「行くよ!」

    ペトラ「…はい!」

    ペトラ(やった…討伐補佐1…)


    ボォォォン!

    ナナバ「撤退の信号弾だ…撤退するよ」

    ペトラ「はい」

  41. 41 : : 2014/01/02(木) 06:28:49
    ナナバ「!?あれは、団長と、リヴァイじゃないか?」フリムク

    ペトラ「…?…本当だ」フリムク

  42. 42 : : 2014/01/02(木) 06:31:52
    リヴァイ(ペトラじゃないか…生きてて良かった…?…)

    エルヴィン「前方から巨人が三体…どうするべきか…」

    リヴァイ「…!?」(巨人がペトラの方へ二体?!)

    リヴァイ「エルヴィン、削いでくる」ダダッダダ

    エルヴィン「だが!」

    リヴァイ「行ってくる…」

    エルヴィン(どうしたんだ?リヴァイ)

  43. 43 : : 2014/01/02(木) 06:33:31
    リヴァイ「ペトラ、ナナバ援護しろ!」

    ナナバ「わかった」

    ペトラ「はい!」

    ナナバ「足でいいのかな?」

    リヴァイ「ああ!」

    ナナバ「…」ビュンプシュー


  44. 44 : : 2014/01/02(木) 06:34:51
    ペトラ「…」ビュンシュー

    ナナバ「へいやっ!!」ザクッ

    ペトラ「…ふんっ!!」ザクッ


    リヴァイ「…」プシュー

    リヴァイ「…」ザクックルクルザクッ

  45. 45 : : 2014/01/02(木) 06:36:17
    ナナバ「ペトラ…すごいね…最初で、討伐補佐2はすごいよ」

    ペトラ「…ありがとうございます!!」ガクガク

    ナナバ「どうしたんだ?」

    ペトラ「…やっぱり、巨人は怖いなと…」

    ナナバ「そうか…馬に乗るよ」

    ペトラ「…はい!」

  46. 46 : : 2014/01/02(木) 18:55:27
    期待期待超期待
  47. 47 : : 2014/01/02(木) 22:49:20
    期待っっ
  48. 48 : : 2014/01/03(金) 17:19:01
    こうして、ペトラは、成長していった……

    ペトラは、だんだん、リヴァイに憧れ、
    いや、好きという気持ちが強くなっていった

    何回も、リヴァイに助けられ、
    成長し、ペトラは、調査兵団でも中堅
    という、存在になった……

  49. 49 : : 2014/01/03(金) 17:21:17
    エルヴィン「新しい、リヴァイ班を作ってほしい。巨人化できる、エレンと同じ班だが、まあ、リヴァイのすきなように、班を決めてくれ」

    リヴァイ「わかった」

    エルヴィン「では、頼むよ……」

  50. 50 : : 2014/01/03(金) 17:27:47
    リヴァイ(新しい班か……)

    ?「リヴァァァイ?」

    リヴァイ「チッ、クソ眼鏡か、何の用だ?」

    ハンジ「いや、なんとなく声かけただけ、リヴァイ、なんでもかんでも、睨むのやめなよ、この前だって、小さい子泣かせていたじゃん。リヴァイが睨むと本当に怖いんだよね、うん。巨人より怖い。どうにかしてくれない?」

    リヴァイ「クソ眼鏡、もう少し話を短くしてくれねぇか?」ギロッ

    ハンジ「ほら、睨んだ。本当にやめたほうがいいよぉ!」

    リヴァイ「チッ、うるせぇな」

    ハンジ「そういえば、ほら、この前生け捕りにした巨人いるじゃん?あれの名前が決まったの?聞きたい?聞きたいよねー!あのね、ソニーとビーンって名前にしたんだよ!あの二人にはふさわしい名前だと思わない?でね、リヴァイも聞いていると思うんだけど、その巨人がね…」

    リヴァイ「巨人の話なら、用はないな?もう、行くぞ」

    ハンジ「……えー」

    リヴァイ「…」スタスタ
  51. 51 : : 2014/01/03(金) 17:34:45
    リヴァイ「誰にしようか……?」

    候補としてはこれだな

    【エルド・ジン】
    討伐14体 討伐補佐32体
    指揮に向いている。髪は、長い

    リヴァイ「何か余計なのはいってんな…まあ、いいか……」

    【グンタ・シュルツ】
    討伐7体 討伐補佐40体
    真面目。頭が栗みたい。

    リヴァイ「…」

    【オルオ・ボザド】
    討伐39体 討伐補佐9体
    討伐数が多い。よく、舌を噛む。

    リヴァイ「……あとは……!?」

    【ペトラ・ラル】
    討伐10体討伐補佐48体
    仲をとりもってくれる。怖がり。

    リヴァイ「ペトラじゃねぇか……随分のびたな…」

  52. 52 : : 2014/01/03(金) 17:38:00
    リヴァイ「ペトラも班にいれるか…」

    こうして、リヴァイ班のメンバーは決まった。
    エルド・ジン、グンタ・シュルツ、オルオ・ボザド、そして、ペトラ・ラル……

    まあ、忘れてはいけないのは、
    今回の壁外調査で、最も重要とされる
    エレン・イェーガーの存在でもある。
  53. 53 : : 2014/01/03(金) 18:02:43
    旧調査兵団本部

    オルオ「旧調査兵団本部、古城を改装した施設ってだけあって…趣とやらだけは一人前だが…こんな壁と川から離れた所にある本部なんてな、調査兵団には無用の長物だった。まだ、志だけは高かった結成当初の話だ…しかし…このでかいお飾りが、お前を囲っておくには、最適な物件になるとはな…」

    エレン(こいつ、話なげぇーよ)

  54. 54 : : 2014/01/03(金) 18:05:48
    オルオ「調子に…乗るなよ新兵…」

    エレン「はい!?」

    オルオ「巨人か何だか知らんがお前のような小便臭いガキにリヴァイ兵長が付きっきりになるなど━━━」ガリッ

    エレン(!?何なんだ?この人は?)
  55. 55 : : 2014/01/03(金) 18:10:00
    ペトラ「乗馬中にべらべら喋っていれば舌も噛むよ」

    オルオ「…最初が肝心だ…あの新兵、ビビっていやがったぜ」

    ペトラ「オルオがあんまりマヌケだからびっくりしたんだと思うよ」

    オルオ「何にせよ俺の思惑通りだな」

    ペトラ「ねぇ、昔はそんな喋り方じゃなかったよね?」

    ペトラ「もし…それが仮にもし…リヴァイ兵長の真似しているつもりなら…本当に…やめてくれない?
    イヤ…まったく共通点とかは、感じられないけど…」

  56. 56 : : 2014/01/03(金) 18:14:13
    オルオ「フッ…俺を束縛するつ「舌を噛みきって死ねばよかったのに…」

    オルオ「戦友へ向ける冗談にしては笑えないな…」


    エレン(皆、リヴァイ兵長に指名されたのか?)


    リヴァイ「荒れている…これは重要な問題だ…早急にとりかかるぞ」
  57. 57 : : 2014/01/03(金) 18:18:57
    エレン「上の階の清掃完了しました」

    エレン「俺はこの施設のどこで寝るべきでしょうか?」

    リヴァイ「お前の部屋は地下室だ」

    エレン「また…地下室ですか?」

    リヴァイ「当然だ…お前が寝ぼけて巨人になったとして、そこが地下ならその場で拘束できる。これは、お前の身柄を手にする際に提示された条件の一つ、守るべきルールだ」

    エレン「…」

    リヴァイ「お前が掃除した部屋を見てくる、ここをやれ」

    エレン「はい…」
  58. 58 : : 2014/01/04(土) 10:31:36
    ペトラ「失望したって顔だね」

    エレン「はい!?」

    ペトラ「珍しい反応じゃないよ」

    エレン(やっべ、そんな顔していたのかな?)

    ペトラ「世間のイウヨウナ完全無欠の英雄にはみえないでしょう?現物のリヴァイ兵長は…思いの外 小柄だし、神経質で粗暴で近寄りがたい…だけどね、いや、みんなが思っているより、兵長は、優しいんだよ」

    エレン「いえ…俺が意外だと思ったのは…上の取り決めに対する従順な姿勢にです」

    ペトラ「強力な実力者だから序列や型にはまらないような人だと?」

    エレン「はい… 誰の指図も意に介さない人だと…」
  59. 59 : : 2014/01/04(土) 10:39:24
    ペトラ「私も詳しくは知らないけど…以前はそのイメージに近い人だったのかもね」

    エレン(!?)

    ペトラ「リヴァイ兵長は調査兵団に入る前…都の地下街で有名なゴロツキだったって聞いたわ」

    ペトラ「そして何があったか知らないけどエルヴィン団長の元に下る形で、調査兵団に連れてこられたと」

    エレン「団長に!?」

  60. 60 : : 2014/01/04(土) 10:41:21
    その頃リヴァイは…

    リヴァイ「チッ、全然なってねぇじゃないか!」



    ペトラ「リヴァイ兵長は優しいんだよ」

    リヴァイ(ペトラか…優しいか……しばらく聞いとこ)




  61. 61 : : 2014/01/04(土) 10:43:21
    リヴァイ「オイ……エレン」

    エレペト「?!」ビクッ

    ペトラ「…」サッササッ

    エレン「は、はい!!」

    リヴァイ「全然なってない、すべてやりなおせ」

    エレン(マジかよ!はぁ)
  62. 62 : : 2014/01/04(土) 10:46:17


    ………………

    …………

    リヴァイ「ヘタにいじくり回されて死ぬかもなお前……エレンよ」

    エレン「え……?あいつとは?」

    ハンジ「こんばんはーリヴァイ班の皆さん、お城の住み心地はどうかな?」

    リヴァイ「あいつだ」
  63. 63 : : 2014/01/04(土) 10:46:24
    良いイイいベリーいい……!

    頑張れミン
  64. 64 : : 2014/01/04(土) 10:46:54
    ありがとうございます!
  65. 65 : : 2014/01/04(土) 10:52:40
    エレン「ハンジ分隊長」

    ハンジ「私は今、街で捕らえた2体の巨人の調査を担当しているんだけど、明日の実験にはエレンにも協力してもらいたい、その許可をもらいにきた」

    エレン「実験……ですか?オレが何を……?」


    ハンジ「それはもう……最高にたぎるやつだよ」

    ペトラ(オルオ、グンタ、エルド……何か嫌な予感するんだけど……)ボソッ

    グンタ(俺に言われても……)

    エルド(最悪なことにならないといいけど)

    オルオ(あのガキが分隊長に質問しないといいけどな……)
  66. 66 : : 2014/01/04(土) 10:53:37
    オルオフラグwww
  67. 67 : : 2014/01/04(土) 10:54:27
    エレン「?」

    ハンジ「…」フー

    エレン「あの……許可については自分ではくだせません、自分の権限を持っているのは自分ではないので 」

    ハンジ「リヴァイ?明日のエレンの予定は?」

    リヴァイ「……庭の掃除だ…」
  68. 68 : : 2014/01/04(土) 10:57:55
    ハンジ「ならよかった決定!!」

    リヴァイ「ちょっと待て、エレンは、庭の掃除だと言ったろう?」

    ハンジ「別にいいじゃん!エレン、明日はよろしく」

    エレン「あ……はい…」


    エレン「しかし巨人の実験とはどういうとのですか?」

    ハンジ「!」

    オルオ(オイ!やめろ……聞くな!)ドン

    ペトラ(終わった……)

    リヴァイ(チッ、きくんじゃねぇよ)

    エレン「?」

    ハンジ「あぁ、やっぱり、聞きたそうな顔してると思った…」
  69. 69 : : 2014/01/04(土) 10:59:45
    エレハン以外「…」ガタッ←席をたつ

    エレン「えっ?」

    ハンジ「そんなに聞きたかったのか……しょうがないな、聞かせてあげないとね、今回捕まえた巨人達について」
  70. 70 : : 2014/01/04(土) 11:01:57
    ペトラ「じゃあね、みんな、おやすみ」ニコッ

    エルド「あぁ、おやすみ」

    グンタ「おやすみ」

    オルオ「ペトラよ、俺の女房に「舌噛みきって死ね!」

    ペトラ「兵長、おやすみなさい」

    リヴァイ「あぁ…」

  71. 71 : : 2014/01/04(土) 20:18:15
    それからしばらくした、朝のこと

    ペトラ「おはようございます!兵長」

    リヴァイ「ああ…」

    ペトラ「お早いですね!紅茶、飲みます?」

    リヴァイ「頼む」

    ペトラ「はいっ!」


    リヴァイは、ペトラの元気な姿が

    好きだった…

    自分の使命というもの、いや、使命に

    近いものが邪魔をして、

    ペトラを愛することができなかった…

    いつか、この使命のせいで、

    ペトラを傷つけてしまうのではないかと

    リヴァイは、恐れていた…

    ペトラの気持ちにも気づいていたが、

    その使命のせいで、

    ペトラには、相応の態度がとれなかった

  72. 72 : : 2014/01/05(日) 09:02:44
    ペトラ「はい、どうぞ!」

    リヴァイ「すまない…」ズズズッ

    ペトラ「いえ、兵長のお役にたてて、嬉しいです!」ニコッ

    リヴァイ「…」

    ペトラ「兵長…まだ、あの約束、守ってくれているんですね…」

    リヴァイ「?」

    ペトラ「俺のできる限り、お前を守るって言ってくれたじゃないですか、とっても嬉しかったんですよ!」

    リヴァイ「まだ、覚えていたのか?」

    ペトラ「そりゃ、忘れられませんよ!」

    リヴァイ「そうか…」

    ペトラ「…はい!」

  73. 73 : : 2014/01/05(日) 10:11:22
    ペトラ「そういえば、私が訓練兵のとき、ぶつかってしまいましたね…」

    リヴァイ「ああ、あれか…何を考えていたんだ?」

    ペトラ「どこの兵団に所属するかを考えていました」

    リヴァイ「そうか…ペトラ…」

    ペトラ「はい、何でしょう?」

    リヴァイ「後悔して、いないか?」

    ペトラ「えっ?」

    リヴァイ「俺とクソ眼鏡のせいと言っても過言ではない、調査兵団にはいって、後悔していないか?」

    ペトラ「後悔していません、だって、私は人類に身を捧げた兵士ですから…」

    リヴァイ「そうか…」

    ペトラ「はい!」
  74. 74 : : 2014/01/06(月) 19:30:50
    きたぁい!
  75. 75 : : 2014/01/11(土) 16:35:27
    壁外調査・前日の夜

    ペトラ「明日か…死ななかったら…兵長に告白する…!」

    ペトラ「寝れないな…」

    ペトラ「コーヒーでも飲みに行こうっと!」
  76. 76 : : 2014/01/11(土) 16:40:01
    ガチャ

    ペトラ「!?っ、エルド達」

    エルド「ペトラも寝れなかったのか?」

    ペトラ「えっ?あ、うん、エルド達も?」

    エルド「ああ、何か明日は死にそうな予感がするんだよな…なんちゃって」

    グンタ「俺は不安でな」

    オルオ「ふっ、お前らはまだまだのようだな…まだ俺の域に達していないようたな」

    ペトラ「オルオ、明日の壁外調査で死ねばいいのに…」

    エルド「てか、オルオ、お前も俺たちと同じだろ?」

    オルオ「んなわけあるかよ、俺はだな…」

    グンタ「オルオ、もう見苦しいからいいぜ」
  77. 77 : : 2014/01/11(土) 16:44:28
    オルオ「んなわけないだろ!どういう意味だ?!グンタ」

    グンタ「そのままの意味だよ」

    ペトラ「ふっwww」

    オルオ「おい!ペトラ何で笑う!?」

    ペトラ「何かいいな…でもさ、私達、もしかしたら…死んじゃうんだよね…」

    エルド「ああ、そうかもしれないな…」

    グンタ「なあ、みんな、もし、死んだ時のために、遺言書を書かないか?」

    オルオ「バカいえ、もう夜だぞ?」

    ペトラ「オルオは黙って、グンタ、そのアイディアいいね!」

    エルド「そうだな!そうしよう」
  78. 78 : : 2014/01/11(土) 16:45:39
    ペトラ「できた!じゃ、私は部屋に戻るね!おやすみ~」

    みんな「おやすみ~」
  79. 79 : : 2014/01/11(土) 16:49:33


    ペトラ「!?兵長」

    リヴァイ「ペトラか…どうしたんだ?」

    ペトラ「眠れなくて…」

    リヴァイ「そうか…」

    ペトラ「今夜は星が綺麗ですね…」

    リヴァイ「そうだな…」

    ペトラ「兵長は何故ここに?」

    リヴァイ「俺は毎日、夜に星をみている…何でか知らんがな…兵士長という立場になってから星を見るようになったんだ…そうしなければならないという気持ちになってな…」
  80. 80 : : 2014/01/11(土) 16:53:38
    ペトラ「兵長…質問いいですか?」

    リヴァイ「ああ…」

    ペトラ「兵長は誰に守ってもらっているんですか?」

    リヴァイ「!?俺は守ってもらう必要がない…」

    ペトラ「私は明日死ぬかもしれません…だから…」ギュッ

    リヴァイ「!?ペトラ…」

    ペトラ「こうさせて、ください…」

    リヴァイ「…」

  81. 81 : : 2014/01/11(土) 16:54:44
    ペトラ「すみません…兵長、おやすみなさい」

    リヴァイ「ああ…ペトラ…」

    ペトラ「なんですか?」

    リヴァイ「絶対死ぬなよ?!」

    ペトラ「はいっ!」
  82. 82 : : 2014/01/11(土) 17:03:46
    第57回壁外調査・森の中

    エレン「兵長!!リヴァイ兵長!!」

    リヴァイ「…なんだ」

    エレン「何だって…ここ森ですよ!?中列だけこんなに森の中に入ってたら、巨人の接近に気付けません!右から何か来ているみたいですし…」

    エレン「どうやって巨人を回避したり荷馬車班を守ったりするんですか?」

    リヴァイ「わかりきったことをピーピー喚くな、もうそんなことできるわけ、ねぇだろ…」

    エレン「え!?な!?なぜそんな…」

    リヴァイ「周りをよく見ろ、この無駄にクソデカイ木を…立体機動装置の機能を生かすには絶好の環境だ」

  83. 83 : : 2014/01/11(土) 17:14:48
    リヴァイ「そして、考えろ、お前のその大したことない頭でな…死にたくなきゃ必死に頭を回せ」

    エレン(そうか…オレは新兵だから今の状況を呑み込めていないだけで、簡単に答えを教えてもらえないのも、自分で学ぶ必要があるからか…きっと先輩達もそうやって、戦いを学んできたんだ…)

    オルオ「なんだよこれ…ふざけんなよ…ほんと…なにこれ…」ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ

    エレン(理解できてねぇじゃねぇか!!?もしかした、リヴァイ兵長ですら…)
  84. 84 : : 2014/01/11(土) 17:17:10
    ペトラ「な…何の音…!?」

    グンタ「すぐ後ろからだ!!」

    エルド「右から来ていたという何かのせいか…?」

    リヴァイ「お前ら、剣を抜け…それが姿を現すとしたら、一瞬だ」
  85. 85 : : 2014/01/11(土) 17:22:13
    グンタ「クッ…この森の中じゃ事前に回避しようが無い!」

    エルド「速い!!追いつかれるぞ!!」

    ペトラ「兵長!!立体機動に移りましょう!!」

    ゴォォォォン

    ペトラ「背後より増援!」

    パシュッ

    ドォドンッ

    ブチッバチャ

    オルオ「兵長!指示を!!やりましょう!あいつは危険です!!」

    グンタ「俺達がやるべきです!」
  86. 86 : : 2014/01/11(土) 17:24:46
    エルド「ズタボロにしてやる…」

    エレン(馬鹿め!自分から地獄に来やがった…!お前が追っかけてんのは巨人殺しの達人集団だ!)

    エレン「…!?」

    エレン「リヴァイ兵長!?」

    オルオ「指示をください!!」

    リヴァイ「全員耳を塞げ」

    キィィィィィン

  87. 87 : : 2014/01/11(土) 17:29:04
    エレン「…!音響弾!?」

    リヴァイ「…お前らの仕事は何だ?その時々の感情に身を任せるだけか?」

    リヴァイ「そうじゃなかたハズだ……この班の使命はそこのクソガキに、キズ一つ付けないよう尽くすことだ…命の限り」

    ペトラ(そうだ…私達の使命はエレンを守ること)

    エルド(例え命に換えても、エレンを守ること)

    グンタ(それが俺達の使命)

    オルオ(自分の感情に身を任せるな!)

    ペトエルグンオル(命の限りエレンを守る!)
  88. 88 : : 2014/01/11(土) 17:32:33
    リヴァイ「俺達はこのまま馬で駆ける、いいな?」

    ペトラ「了解です!」

    エレン「!?え…!?駆けるって…一体どこまで…!?」

    エレン「それに!ヤツがもうすぐそこまで!」

    エレン「また…!!増援です!!早く援護しなければまたやられます!」

    グンタ「エレン!!前を向け!」

    エレン「グンタさん!?」

    エルド「歩調を乱すな!!最高速度を保て!」

    エレン「…!?エルドさん!!」
  89. 89 : : 2014/01/11(土) 17:37:10
    エレン「!?なぜ…リヴァイ班がやらなくて誰があいつを止められるんですか!…!!」

    バチィ

    エレン「また死んだ!助けられたかもしれないのに…」

    エレン「まだ1人戦ってます!果敢にも!今なら…まだ間に合う!」

    ペトラ「エレン!前を向いて走りなさい!」

    エレン「戦いから目を背けろと!?仲間を見殺しにして逃げろってことですか!?」

    ペトラ「ええ!そうよ兵長の指示に従いなさい!」

    エレン「見殺しにする理由がわかりません!それを説明しない理由もわからない!なぜです!?」
  90. 90 : : 2014/01/11(土) 17:41:47
    オルオ「兵長が説明すべきではないと判断したからだ!!それがわからないのはお前がまだヒヨッコだからだ!わかったら黙って従え!」

    エレン(まだ戦っている!たった…1人で…イヤ…1人だって戦えるじゃないか…なんでオレは人の力ばっかり頼ってんだ?自分で戦えばいいだろ)

    ペトラ「エレン!?何をしてるの!!それが許されるのはあなたの命が危うくなった時だけ!私達と約束したでしょ!?」

    リヴァイ「エレン、お前は間違ってない…やりたきゃやれ」

    ペトラ「兵長!?」(何を言って…)
  91. 91 : : 2014/01/11(土) 17:46:49
    リヴァイ「俺にはわかる。コイツは本物の化け物だ「巨人の力」とは無関係にな…どんな力で押さえようとも、どんな檻に閉じ込めようとも、コイツの意識を服従させることは、誰にもできない」

    リヴァイ「お前と俺達との判断の相違は経験則に基づくものだ…だがな…そんなもんはアテにしなくていい選べ…自分を信じるか、俺やコイツら、調査兵団組織を信じるかだ」

    リヴァイ「俺にはわからない。ずっとそうだ…自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても…結果は誰にもわからなかった…」

    リヴァイ「だから、まあせいぜい…悔いが残らない方を自分で選べ」
  92. 92 : : 2014/01/11(土) 17:47:14
    ペトラ「エレン、信じて」
  93. 93 : : 2014/01/11(土) 17:49:46
    エレン「うう…」

    リヴァイ「エレン!遅い!さっさと決めろ!!」

    エレン「進みます!!」

    モブ「うぁぁぁぁぁ、はなせぇぇぇ」

    ドォォォォ
  94. 94 : : 2014/01/11(土) 17:51:54
    エレン「うあ…ごめんなさい…」

    グンタ「目標加速します!!」

    リヴァイ「走れ!!このまま逃げ切る!!」



    ペトラ「兵長!」

    リヴァイ「進め!」


    エルヴィン「撃て!!」

    ドドドドドド
  95. 95 : : 2014/01/11(土) 17:54:11
    エレン「え!?」

    リヴァイ「少し進んだ所で馬を繋いだら、立体機動に移れ、俺とは一旦別行動だ、班の指揮はエルドに任せる…適切な距離であの巨人からエレンを隠せ、馬は任せたぞ、いいな?」
  96. 96 : : 2014/01/11(土) 17:55:58
    グンタ「どーだエレン、見たか!!」

    エルド「あの巨人を捕らえたぞ!?」

    オルオ「これが調査兵団の力だ!!なめてんじゃねぇぞこのバカ!どうだ!?わかったか!?」

    エレン「はい!!」
  97. 97 : : 2014/01/11(土) 17:57:08
    女型の巨人捕らえたことにより

    リヴァイ班は安心していた…

    今回も死ぬことはないと…

    そう、安心していた…


    だが、

    喜びも束の間だった
  98. 98 : : 2014/01/11(土) 18:00:56
    グンタ「どうやら終わったようだ」

    エルド「馬に戻るぞ!撤退の準備だ!」

    オルオ「だそうだ。中身のクソ野郎がどんな面してるか拝みに行こうじゃねぇか」

    エルド「行くぞ!」

    エレン「本当に奴の正体が…?」

    ペトラ「エレンのおかげでね」
  99. 99 : : 2014/01/11(土) 18:06:45
    エレン「え?オレは特に何も…」

    ペトラ「私達を信じてくれたでしょ?あの時私達を選んだから、今の結果がある、正しい選択をすることって…結構難しいことだよ」

    オルオ「オイ、あんまり甘やかすんじゃねぇよペトラ、こいつが何したって言うんだ?」

    エレン「う…」(うるせぇな、舌噛みきって死ねば良かったのにな)

    オルオ「みっともなくギャアギャア騒いでいただけじゃねぇか、今回はエサ以上の働きは何もしてねぇよ」

    オルオ「まあ、最初は生きて帰ってくりゃ上出来かもな…だがそれも作戦が終わるまでだ、まだ評価できん。いいかガキンチョ、お家帰るまでが壁外遠征だからな」

    エレン「もう…わかりましたって」
  100. 100 : : 2014/01/11(土) 18:13:54
    ……………

    ……

    グンタ「おっと…きっとリヴァイ兵長からの連絡だ、兵長と合流するぞ!続きは帰ってからやれ!」

    グンタ「ん!リヴァイ兵長、イヤ違う…誰だ?」

    エレン「ん、えっ!?グンタさん、どうし…」

    ガシッ

    オルオ「エレン止まるな!進め!」

    ペトラ「誰だ!!」

    エルド「エレンを守れ!!」

    オルオ「立体機動で襲ってくるぞ!!」

    エレン「グンタさんが…」

    オルオ「チクショウ、どうする!?エルド!?どこに向かえばいい!?」
  101. 101 : : 2014/01/11(土) 18:18:35
    エルド「馬に乗るヒマは無い!!全速力で本部に向かえ!とにかく味方の元へ!!」

    オルオ「女型の中身が!?それとも複数いるのか!?クッソ…よくも!!」

    ペトラ「かかってこい!!最低でも刺し違えてやるから!!」(死ぬかも…)

    エレン「女型が?…そんな!!どうして!?捕まったんじゃなかったのかよ!?」
  102. 102 : : 2014/01/11(土) 18:39:30
    エレン「今度こそオレがやります!!」

    エルド「だめだ!俺達3人が女型をやる!エレンはこのまま全速力で本部に向かえ!」

    ペトラ「私達を信じて!」


    エレン「我が班の勝利を信じてます!ご武運を!」
  103. 103 : : 2014/01/11(土) 18:57:53
    ザッヒュウウン

    ザクッ

    ペトラ「エルド!!」

    ペトラ「!?な…!?何でよ!!まだ、30秒も経ってない!!」


    ペトラ「片目だけ!?」

    オルオ「ペトラ!!早くしろ!!」

    ブチュ

    オルオ「ペトラぁ!死ね!」

    キン!

    オルオ「何故だ刃が通らねぇ…」
  104. 104 : : 2014/01/11(土) 18:59:09
    リヴァイ班は

    死んだのだった…

    女型の巨人により、死んだ…


    エレンは、

    仲間を殺した女型を

    殺すべく巨人化をしたのだった…

  105. 105 : : 2014/01/11(土) 19:02:19
    リヴァイ「ペトラ…」

    リヴァイは

    ペトラの死体を見た

    すぐに死体のもとへ行きたかったが

    自分の使命を全うするために

    使命をこなすことに

    集中した…
  106. 106 : : 2014/01/11(土) 19:07:40
    ……………

    ………

    ペトラは死んでしまった……

    何が人類最強だ、

    何がお前を守るだ……

    俺には何ひとつ守れやしてねぇじゃねぇか

    お前を守れなかった……

    ハンジ「リヴァイ、リヴァイ班のみんなの部屋、掃除したら?もしかしたら、遺言書とかあるかもよ?」

    リヴァイ「…ああ」

    ハンジ「リヴァイ、寝てる?」

    リヴァイ「死なない程度にな…」

    ハンジ「ちゃんと寝なくちゃだめだよ!」

    リヴァイ「ああ」
  107. 107 : : 2014/01/11(土) 19:09:20
    ハンジ(ここ一週間、リヴァイはろくに寝てもいない…このままだと体を壊しかねない…
    特に今回のリヴァイ班の死は、リヴァイにもかなりの苦痛のようだな…ペトラ…)

  108. 108 : : 2014/01/11(土) 19:10:49
    リヴァイ「グンタの部屋から掃除するか…」

    グンタの机に手紙が置いてあった。

    手紙には、リヴァイ兵長へと…
  109. 109 : : 2014/01/11(土) 19:16:09
    リヴァイ兵長へ

    あなたがこれを読んでいるということは、俺は死んでしまったのですね。とても、悲しいです。

    リヴァイ兵長の下に仕えることができて、俺は本当に嬉しかったです。そういえば、色んなことがありましたね。オルオが立体機動で掃除したら、スズメバチがでてきて、オルオが追いかけられたり、エルドの髪がアフロみたいに、爆発したり、色んなことがありました。とても楽しかったです。

    リヴァイ兵長、巨人を殺して、外の世界に行ってください!天国?で応援しています。


    グンタ・シュルツ

    追伸
    健康に気をつけてくださいね
  110. 110 : : 2014/01/11(土) 19:18:01
    リヴァイ「ああ…ふっ、健康か…」

    グンタの部屋は

    綺麗だった…

    机の上には、両親の写真が置いてあった。

    真ん中にいるのは、グンタ

    幼い頃の写真だろうか…

    とても、笑顔だ……
  111. 111 : : 2014/01/11(土) 19:19:53
    リヴァイ「次は、エルドの部屋だな…」

    エルドの部屋の机にも手紙が置いてあった……

    それも、二つ……

    ひとつには、リヴァイ兵長へ

    もうひとつには、マリアへ……と
  112. 112 : : 2014/01/11(土) 20:47:21
    リヴァイ兵長へ

    俺は死んでしまったようですね。とても悔しいです。ですが、リヴァイ兵長とリヴァイ班のみんなといれた1ヶ月は楽しかったです。

    リヴァイ兵長は見た目はめちゃくちゃ怖そうですが、とても良い人ですよね!俺が、困っているときによく助けてくださいますし……俺、結婚する予定だったんですけど、死んでしまったのならできませんね。すごく悲しいし、悔しいです。

    リヴァイ兵長、もうひとつの手紙をマリア・ラツィオに渡していただけませんでしょうか?お願いいたします!リヴァイ兵長のご活躍天国で見ています!絶対に巨人を駆逐してくださいね!


    エルド・ジン

    追伸
    リヴァイ兵長、シークレットブーツ履いてますよね?(^^)
  113. 113 : : 2014/01/11(土) 20:49:54
    リヴァイ「ばれてたか……よく気付いたな……彼女なんていたのか……初耳だ」

    エルドの部屋には

    マリアというとても愛らしい女性との

    写真がたくさんあった……

    リヴァイは、エルドとマリアを

    結婚できないまま死なせてしまったことを

    悔やんだ……
  114. 114 : : 2014/01/11(土) 20:50:49
    リヴァイ「オルオの部屋か……」

    ここにも置いてあった……

    机に手紙が……
  115. 115 : : 2014/01/11(土) 20:56:42
    リヴァイ兵長へ

    俺が、死んでしまったようですね、兵長。俺はいつも兵長を尊敬していました。あなたの下に仕えることができて、俺は本当に嬉しかったです。

    リヴァイ兵長は仲間思いのいい人です。周りはそう思わなくても、俺だけはそう思っています。そういえば、俺が作ったクッキー、美味しいと食べてくださいましたよね?とっても嬉しかったです。ですが、死んでしまったのなら、リヴァイ兵長にクッキーを作ってあげることもできませんね。残念です。

    巨人を駆逐し、外の世界へ行ってください!リヴァイ兵長、駆逐するまで死なないでくださいね?

    オルオ・ボザド

    追伸
    ハンジさんって女ですか?男ですか?(^^)
  116. 116 : : 2014/01/12(日) 19:18:41
    リヴァイ「ふっ…ふざけたことを…」

    オルオには、

    妹がいたらしい…
  117. 117 : : 2014/01/12(日) 19:19:38
    リヴァイ「ペトラの部屋を掃除するか…」

    ペトラの部屋の机にも手紙が置いてあり、

    リヴァイは緊張した…
  118. 118 : : 2014/01/12(日) 19:27:27
    リヴァイ兵長へ


    あなたがこれを読んでいるということは、私は、死んだのですね。あなたにちゃんと守ってもらえなかったようですね。ちゃんと守られなくてすみません。

    リヴァイ兵長と最初に会った時はすごく緊張しました。でも、実際話してみると、意外に怖くないと思いました。あのときリヴァイ兵長は、私を守ってやる、と言ってくださいましたね。本当に嬉しかったんですよ。本当に懐かしい思い出です。リヴァイ兵長と過ごした1ヶ月はとても楽しくて、あっという間に過ぎてしまいましたね。もっと、リヴァイ兵長とリヴァイ班のみんなと一緒に居たかったです。

    リヴァイ兵長、出来れば生きている間に伝えたかったのですが、死んでしまったわけですし、手紙で伝えようと思います。

    リヴァイ兵長は、粗暴だし、神経質ですが、本当はとても優しく、部下思いです。私は、そんなあなたが大好きです。生きている間に伝えたかった…残念です。そして、リヴァイ兵長、巨人を駆逐するまで、こっちに来ちゃ駄目ですよ?
    リヴァイ兵長お元気で!

    ペトラ・ラル

    追伸
    ずっと好きでいつづけますよ!
  119. 119 : : 2014/01/12(日) 19:29:58
    リヴァイ「…ペトラ…」ポロッ

    リヴァイは、泣いた…

    生まれて初めて泣いたのであった…

    涙が止まらなかった…

    生まれて初めてこんなにも泣いたことは

    なかった…




    ペトラ、この言葉をお前に贈ろう…



    お前のことを愛している…


  120. 120 : : 2014/01/12(日) 19:30:14
    おわり

    ありがとうございました!
  121. 121 : : 2014/01/12(日) 21:35:07
    本当によかった。
    このssを書いてくださりありがとうございました。
  122. 122 : : 2014/01/13(月) 10:15:29
    とてよかった(;д;)
    リヴァペトさいこーーー!!!
  123. 123 : : 2014/01/13(月) 10:19:17
    ありがとうございます!
  124. 124 : : 2014/01/13(月) 14:49:35
    やべぇ...画面がにじんでやがる。
    明日修理出さないとな...
  125. 125 : : 2014/01/14(火) 14:17:51
    まさに美しき残酷な世界…リヴァイ班が懐かしい。











  126. 126 : : 2014/03/20(木) 14:04:21
    感動しましたぁ……
  127. 127 : : 2014/03/20(木) 16:59:41
    感動!とても良かった(´д⊂)
  128. 128 : : 2014/03/21(金) 10:00:07
    みなさん、ありがとうございます!

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chihiro

蘭々

@chihiro

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