善子「堕天使が恋をしたあの日。」
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- 1 : 2017/02/04(土) 22:14:24 :
- 善子「ずら丸!早く行くわよ!」
花丸「善子ちゃん。そんなに急ぐと転ぶずらよ。」
善子「急がないと、間に合わないでしょ?リリーたちが待ってるわよ!」
花丸「そうずらね!でも、善子ちゃんって堕天使だから、転ばないようにしないとずら。」
善子「わかってるわよ!堕天使ヨハネはいつでも堕天使なんだから!」
善子「あそこよね、結婚式場。」
花丸「みんな待ってるずらね。」
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- 2 : 2017/02/04(土) 22:20:55 :
- これは、ちっちゃな堕天使の初恋の話。
そうね。…小学校のころかしら。
高校になってから、ずら丸に再会して、この話をしたときは驚かれたわね。
そうだったんずらか~!?って身乗り出して、大きい声で。
小学校のころ、一時期、東京に転校してたのよね。
あの時は、幸せだったな。
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- 3 : 2017/02/04(土) 22:25:21 :
- 小学生時代
善子母「善子。今日からここがあなたの家よ。」
善子父「2年間だけだからな。たくさん楽しもうな。」
善子「うん!東京でも、友達つくるんだ!」
善子母「頑張ってね。」
善子(明日から新しい学校♪)
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- 4 : 2017/02/04(土) 22:27:11 :
- 翌日
担任「みなさん。今日から転入してきた、津島善子さんです。」
善子「津島ヨハ…じゃなくて、津島善子です。よろしくね。」
担任「みなさん仲良くしてくださいね。」
児童「はーい。」
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- 5 : 2017/02/05(日) 00:51:38 :
- 担任「それじゃあ、津島さんはそこの空いてる席ね。」
担任「じゃあさっそく、朝の歌を歌いましょう。自己紹介は、そのあとです。」
児童「はーい。」
担任「津島さん。このクラスは、朝の歌を実際に演奏するの。」
善子「そうなんですか。」
Aちゃん「善子ちゃんだよね。よろしくね。」
善子「よろしくね。えっと名前は…。」
Aちゃん「あっ!Aって言うの。Aでいいからね!」
善子「うん」
善子「A。朝の歌を演奏するってどういうこと?」
A「えっとね。クラスにピアノが弾ける子がいて、その子の演奏に合わせて歌うの。」
善子「えっ!すごいね。どの子?」
A「あの子!今前にいる。」
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- 6 : 2017/02/06(月) 17:04:00 :
- 光の照らされながら、なびくチョコレート色の髪。
綺麗な白くて細い指。
同じこの世の生き物とは、思えないくらい、美しかった。
担任「みなさん美しく歌いましょう。」
♪~~♪~~
善子(なにこの音。本当に堕天しちゃいそう。)
ジャン!
善子「あの子すごいね!」
A「うん。梨子ちゃんは、コンクールで賞をとったこともあるんだよ。」
善子「梨子ちゃん?ってあの子のこと?」
A「そう。桜内梨子ちゃん。校内でも有名だよ。コンクール常連だって。」
善子(話してみたいな。仲良くなりたいな。)
桜内梨子。友達になりたいと素直に思えた。
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- 7 : 2017/02/06(月) 17:09:25 :
- 担任「じゃあ、みなさん。津島さんに自己紹介をしましょう。」
担任「最初は津島さんに自己紹介をしてもらって、そのあとは、席順にしましょう。」
善子「はっ、はい。」
善子「津島善子です。好きな食べ物は堕天使の涙です。よろしくね。」
パチパチ
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梨子「桜内梨子です。ピアノが得意です。善子ちゃん。よろしくね。」
パチパチ
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