この作品は執筆を終了しています。
八幡「もう堪忍袋の緒が切れた」
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
- 18135
- 20
-
- 1 : 2016/11/20(日) 02:57:22 :
-
八幡「誘ってんのかお前ら?いい加減俺も限界だわ。」
雪乃「あら、部室に来るなり怒鳴り散らすとは気でも狂ったのかしらキチ谷君?」
八幡「もう堪忍袋の緒が切れたわ」
結衣「ヒッキー、なんか怖い」
いろは「先輩…どうしたんですか?」
-
- 2 : 2016/11/20(日) 02:58:39 :
八幡「とりあえず、まずはお前だ由比ヶ浜。」
結衣「あたし?」
八幡「そうだ。まず初対面というか初めて話すのにいきなりヒッキーって呼ぶなよ。友達かと思っちゃうだろ!」
結衣「え?」
八幡「あと、依頼の後俺にクッキー渡してんじゃねぇよ!流れ的に俺のこと好きなのかと思っちゃうだろ?」
結衣「な、何言ってんの?ヒッキーマジキモい!」
八幡「ほかにもいろいろあるけど、職場見学だっけか?あの時はごめんな。お前の気持ち知らずに適当なこと言って逃げようとして。」
結衣「うん。大丈夫だよ」
八幡「すまん。それで文化祭だ!なんだよお前、「待っててもどうしようもない人は待たない。待ってないでこっちから行くの!」ってどう考えても口説き文句じゃねぇか!勘違いしないようにしてきたのにこれは流石に無理だったわ!惚れたわ!すでにこっちから行きたくなってたわ!」
結衣「ほ、惚れるって……///」
雪乃「ちょっと由比ヶ浜さんの物まね似てたわね。」
いろは「そうですね。っていうか先輩さらっと告白してますね」
雪乃「ちょっとショックだわ」
-
- 3 : 2016/11/20(日) 02:59:20 :
八幡「修学旅行の時も、お前と一緒にいろいろ回れて楽しかったよ!でもごめんな、あんなことして。」
結衣「いいよ。大丈夫。ヒッキーは優しすぎたんだよね」
八幡「生徒会選挙の時も俺らのために関係壊さないように自分が立候補して…もう俺泣きそう。」
結衣「泣かないでヒッキー!」
雪乃「帰っていいかしら?」
いろは「最後まで見ましょう?」
八幡「クリスマスイベントの時も俺が依頼したら真っ先に助けるって言ってくれたよな。本当にうれしかった。」
結衣「…///」
八幡「ディスティニーランドの時もしぐさが全部可愛かったし俺の物にしたくなった。」
結衣「ヒッキー…」
八幡「雪ノ下の誕生日プレゼント選ぶ時の眼鏡かけたお前は新鮮な色気を感じたよ。俺、襲っちゃうかと思った。」
結衣「ヒッキー…///」
-
- 4 : 2016/11/20(日) 03:00:08 :
八幡「フリーペーパーとかいうので三人でデートしたときもサブレ2号連れてきて「こんな感じなのかな…」って言ったときは萌え死ぬかと思ったぞ?」
結衣「ヒッキーったら…」
八幡「もう、俺は俺の気持ちを抑えられない。だから聞くぞ?」
結衣「うん。」
八幡「お前、俺のこと好きだろ?」
結衣「うん。大好き…ヒッキー、大好き!!」
八幡「俺も大好きだよ、由比ヶ浜!!」
雪乃「えんだああああああああああああ!!!」
いろは「いやあああああああああああ!!」
-
- 5 : 2016/11/20(日) 03:01:54 :
- 最初に言い忘れましたがキャラ崩壊注意です。
-
- 6 : 2016/11/20(日) 03:02:37 :
八幡「でも、ごめんな。俺はお前と付き合えない。」
雪乃 いろは「うぃぃおぉるうぇいず……へあっ?」
結衣「へ?」
八幡「付き合うとか無理だわ。そこはかとなくビッチっぽいし。」
結衣「」
雪乃「大変、由比ヶ浜さんが息してないの!」
いろは「先輩、ザクッと行きましたね」
八幡「俺はそういう俺も好きだからな。さあ、次はお前だ、雪ノ下!」
雪乃「そう…私は何を言われるのかしら?」
-
- 7 : 2016/11/20(日) 03:03:11 :
八幡「お前の罵倒を毎日受けているとな…ついに踏み出せたんだよ、いや、開いちまったと言うべきか。」
雪乃「とても下らないけれど、一応何か聞いておくわ」
八幡「Mの世界さ」
雪乃「死ねばいいと思うわ」
八幡「それすら俺には耳触りがよく聞こえるぜ。本題だ」
雪乃「今のが本題ではなかったのね。」
八幡「それはそうだろう。さて、なんだかんだで奉仕部に入った俺だが、その瞬間にお前に惚れたよ」
雪乃「…!?な、何を言って…!」
八幡「俺は本気だぜ。それからもすべての依頼でお前の姿を見てきた。由比ヶ浜の時は純粋に料理旨いなって思ったし、材木座の時も容赦ない姿がまぶしかった。戸塚の時も何でもできるお前と同じ部活だってことを誇りに思ったよ。憧れた。」
雪乃「そ、そう///」
-
- 8 : 2016/11/20(日) 03:04:02 :
八幡「だから文実の時はチャンスだと思った。まさか雪ノ下がいるとは思わなくてな。だが、日に日に元気をなくしていくお前を見てると何とかしなきゃって気になってな…お前の負担が減るように俺も頑張ったが、お前は体調を崩した。」
雪乃「…」
八幡「俺はその時心臓が張り裂けるかと思ったよ。だから家まで行った。あの時は由比ヶ浜もだが、俺も少し、お前に怒ってた。」
雪乃「そんなの…」
八幡「そうだ。俺の自己満足で勝手な気持ちだ。だけどな、俺はなんとしてでもお前を立ち直らせたかった。そしてそれが成功した翌日…お前は俺に「また明日」って手を振ってくれたよな。」
雪乃「そうだったかしら?」
八幡「俺はそれでお前に完全に惚れたんだ。ぞっこんだ。あれは正直卑怯だよ!」
雪乃「///」
-
- 9 : 2016/11/20(日) 03:04:36 :
八幡「修学旅行の時はホテルまで送ったらまた手を振ってくれたな。俺はそこでいろんな妄想した。お前と付き合ってたり、結婚してたりな。」
雪乃「き、気持悪いわ///」
八幡「そうだな。でもその後俺は失態をしてしまった。」
雪乃「そうね。あれは良くないわ。」
八幡「本当に悪かったと思ってる。だけど、そのおかげで再認識できた。俺はお前がいないとダメなんだって。」
雪乃「///」
いろは「これはわたし空気な感じですかね。そうですか」
-
- 10 : 2016/11/20(日) 03:06:36 :
八幡「生徒会選挙の時はお前、生徒会長やりたかったんだよな?でも俺は今の関係が壊れるのが怖かったんだ。だから、一色を生徒会長にした。」
いろは「そうですね。面倒ですけど…なってよかったです」
雪乃「いえ、あの時は私があなたには分かって貰えていると、言わなくてもすべて伝わっていると勘違いしてただけ。愚かなのは私よ」
八幡「そうかもな。でもお前一人の責任でもない。それで、雪ノ下。クリスマスイベントの時の俺の依頼、覚えてるか?」
雪乃「「本物が欲しい」だったかしら?」
八幡「そうだ。それにお前はどうすればいいのかわからないといって俺を押しのけたよな。」
雪乃「…」
八幡「あの時、俺はお前にすべてを打ち明けたんだ。それが拒絶されて、俺は絶望した。でも、お前は俺の手を取ってくれた。」
雪乃「…」
八幡「ディスティニーランドで言ったよな?「いつか私のことも助けてね」って。俺は何時でもお前の味方だ。」
雪乃「比企谷君……」
-
- 11 : 2016/11/20(日) 03:07:16 :
八幡「クリスマスイベントの時の会議でお前は言ったよな。「曖昧な言葉で話した気になって分かった気になって何一つ行動を起こさない。そんなの前に進むわけないじゃない」って」
いろは「どうでもいいんですけど雪ノ下先輩の物まねも似てますね」
八幡「それを聞いて思ったんだ。俺も前に進んでみようって。」
いろは「無視ですか。そうですか」
八幡「だから聞かせてくれ。お前、俺のことどう思ってるんだ?」
雪乃「私は…あなたのことが…いえ、あなたのことを、愛してるわ」
八幡「そうか…ありがとう、雪ノ下。俺もお前を愛してるよ。」
いろは「これ、わたしが告白する前に終わっちゃう感じですねー」
-
- 12 : 2016/11/20(日) 03:07:44 :
八幡「でも雪ノ下とは付き合えない。」
雪乃 いろは「へあっ!?」
八幡「だって暴言聞いてると心折れそうになるし。Mでも無理なものは無理だし。」
雪乃「そ、そんな…」
八幡「しかも二回も友達になってって言ったのに即答で断られるし。」
雪乃「そ、それは一回目はそうだけど、二回目は恋人になりたいから断っただけで…」
八幡「言ってくれなきゃ…わかんないよ!」
結衣「そこであたしのセリフパクっちゃうか。」
いろは「結衣先輩!?起きたんですか!」
八幡「第一、氷の女王と一緒とか、松岡修造相手でも凍るわ。」
雪乃「」
結衣「ゆきのおおおおおおおおん!!」
いろは「容赦ないですねー」
-
- 13 : 2016/11/20(日) 03:08:22 :
八幡「だが、一番はお前だ、一色。」
いろは「へ?」
八幡「生徒会選挙の件でこの部室に来た時からお前俺の前であざとくしてたよな?そういうのブスがやったらあれだがお前みたいにかわいいと俺はぐっとくるんだよ!」
いろは「えへへ」
八幡「たまに見せる冷酷な面もギャップで萌えるし、反則だろお前!」
いろは「流石に照れますよ///」
八幡「生徒会長になった後も、葉山じゃなくて俺にばっかり構うし、こいつ絶対俺に気があるなとか思っちゃったよ!」
いろは「先輩って意外と考えるんですねーそういうことも」
八幡「まあな。ぼっちは妄想にかける時間が一般人と違うんだよ。クリスマスイベントの時も泣きついてきたとき本当に惚れたわ。こいつ守りたいなって。戸塚の次位に。」
いろは「二番ですか。そうですか。」
-
- 14 : 2016/11/20(日) 03:08:53 :
八幡「お前の上目遣い反則なんだよ。あれで惚れない男はいないぞ?」
いろは「先輩それ口説いてるんですか?さっきから惚れただ惚れないだって結衣先輩と雪ノ下先輩にも言ってるじゃないですか。浮気性は将来が心配なのでわたし一本に絞ってから出直してきてください、ごめんなさい。」
八幡「あと、それな。「口説いてるんですか」のくだりだんだんOKに近づいてるだろ?そういうのも大好きなんだよ!」
いろは「///」
結衣「あ、ヒッキーいろはちゃんの物まねもうまい」
八幡「自分でできないとか言ってるくせに頑張って何とかしようとするところとか甘えるふりして割としっかりしてるとことか大好きだ。」
いろは「…」
八幡「バレンタインイベントの時に俺にあーんでチョコ食べさせてきただろ?俺正直驚いたよ。お前料理もできるんだなって。かわいいし、あざといし。俺はお前が好きなんだなって改めて確信した。」
いろは「先輩ちょっと大胆になってますよ///」
-
- 15 : 2016/11/20(日) 03:09:34 :
八幡「そういえばディスティニーランドでお前葉山に振られたよな。」
いろは「…」
八幡「あの時、電車でお前が「責任とってくださいね」って言っただろ?俺はそれを取るよ。」
いろは「え?先輩まさか……」
八幡「だから質問させてくれ。お前、俺のこと好きなのか?」
いろは「…はい。大好きです!葉山先輩も好きだったんだと思います。でも先輩が言う「本物」ではないんだって気付いたんです。本当に一生一緒にいたいって思うのは先輩だったんです…」
八幡「ありがとう。一色。俺もお前が大好きだ。」
-
- 16 : 2016/11/20(日) 03:10:05 :
いろは「でも振るんですよね。」
八幡「ああ。ごめんな。だって小悪魔過ぎていつ大悪魔になるかわかんないし。」
結衣「ちょっと意味わかんない」
雪乃「そうね。日本語学びなおした方がいいと思うわ。仮にも学年三位なのでしょう?」
結衣「ゆきのん、起きてたの!?」
雪乃「ええ。」
八幡「これは三人に言えることなんだが…」
雪乃 結衣 いろは「えっ?」
八幡「なんかもう、全員好きすぎてわけわからんくなった。」
-
- 17 : 2016/11/20(日) 03:11:06 :
雪乃「…はぁ、でもあなたらしいといえばあなたらしいわね」
結衣「期待したんだけどなー。でも、そんなヒッキーも大好きだよ?」
いろは「そうですねー。先輩に口説かれてわたしが落ちるのはまだまだ先ですよ?」
雪乃「だから今は…」
雪乃 結衣 いろは「まだ、あなたを待ち続ける」
八幡「そういうところが誘ってるんだよ!ああ、もう、やっぱり俺の青春ラブコメは間違っていて、最高だ!!」
-
- 18 : 2016/11/20(日) 03:11:54 :
- 以上です。何となく衝動で書きたくなりました。反省はしていません。読んでくださった方はありがとうございます。
-
- 19 : 2016/12/11(日) 08:56:15 :
- 面白かった
乙
-
- 20 : 2019/05/07(火) 17:31:22 :
- 面白いじゃあねぇかぁ
- 著者情報
- 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」カテゴリの最新記事
- 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」SSの交流広場
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 交流広場