この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
マネージャー始めました 穂乃果「その2だよ」
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- 1 : 2016/11/04(金) 20:35:48 :
- すいません、ラブライブズと言う者です!
最初の方の作品が変な荒らしに投稿の邪魔をされたので、急遽マネージャー その2を作りました。パスワードを書いた紙を無くしてしまってまさかこんな事になるとは。
でも、今回はしっかり分かりやすいにしたので編集がちゃんと出来ます。続きは、安価の結果で海未ちゃんになったのでその続きから書きます
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- 2 : 2016/11/13(日) 22:45:10 :
- 海未「マスター、お久しぶりです」
マスター「おお、海未ちゃんかい。本当に久しぶりだね」
海未「久々にこのお店の料理が食べたくなりまして」
マスター「それは嬉しい事を言ってくれるね」
海未「あれ?よく見ればお客さんはそんなに――」
秀「えっ?」
花陽「あれ、海未ちゃん?」
海未「い、一条君に花陽!?」
秀「ええ!?何で海未さんがここの店に!?」
海未「な、なんでも言われて、私はここの常連で」
秀「僕だってここの常連さんだよ!」
海未「ええ!?そうだったんですか!?」
マスター「おや、二人とも知り合いだったのかい?」
秀「知り合いと言うか」
海未「まあそうですけど」
マスター「まあ二人は大抵違う時にいつも来てたから知らないのも当然だね」
秀「それを軟化もしてて一度も会わなかったって」
海未「どんなミラクルですか」
花陽「それってすごいでしょうか?」
マスター「まあ、そうなんじゃあないかな?私もいつもここにいるから分からないけど」
海未「そういえば、どうして花陽もここに?」
秀「あぁ、花陽ちゃんはまたここに来たいって言ってきたから一緒に来たんです」
海未「またっというのは?」
花陽「えっと、前に一条さんが私と凜に真姫ちゃんとでここのお店を教えてくれたの」
海未「凜と真姫もですか」
秀「うん、皆このお店を気に入ったみたいだったよ」
花陽「それで私達は一条さんに、このお店の事は内緒にしておいてくれって頼まれて」
海未「どうして秘密にしているんですか、一条君?」
秀「いや、ここって落ち着く場所の一つだからあんまり知り合いに知られたくないから」
海未「まあ、確かにここは落ち着きますからね」
秀「だから、秘密にしてるわけ」
海未「そういう事でしたら分かりました」
海未「私もここは皆にも秘密にしていますので」
秀「なんか僕達、やってる事が一緒だね」
海未「ふふ、確かにそうですね」
花陽「また秘密を知る人が増えちゃいましたね、一条さん」
秀「じゃあせっかくだから、海未さんにも僕の裏メニューを作ってあげてマスター」
マスター「はいはい、了解」
海未「一条君の裏メニュー?」
花陽「一条さんだけが知るメニューなんだよ。とっても美味しいの」
海未「なるほど、ではお言葉に甘えさせてもらいます」
秀「うんうん、存分に甘えちゃって」
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- 4 : 2016/11/25(金) 20:05:46 :
- ~~そして10分後~~
三人「それじゃあ、また来ますね~!」カランカラン
マスター「うんうん、また来てくれたまえ」
秀「結構長く喋っちゃったね」
海未「それもそうでしたね」
花陽「時間の事とか忘れてしまいました」
秀「あ、海未さんももしここに来るなら今度は連絡をくださいね」
海未「はい、そうさせてもらいます」
花陽「それじゃあ私は帰りますね。一条さんに海未ちゃん、また明日!」
秀「うん、また明日ね」
海未「はい、また」
海未「それじゃあ私も失礼しますね」
秀「海未さんも気を付けてね」
海未「はい、ありがとうございます。それでは」テクテク
秀「さてさてさ~て、僕も帰るとしますか」
??「こんな所で何をしてるのかな~?」ボソ
秀「ぎにゃ~~!!」
??「ちょっと、耳元で叫ばないでよ」
秀「って、なんだ母さんか。驚かせないでよ」
秀の母「驚いたのはこっちよ。それで、あんたは女の子と二人と何してたの?」
秀「か、母さん。もうちょっと言い方を」
秀の母「事実でしょう?」
秀「まあ、そうだけど」
秀の母「それで、何してたの?」
秀「喫茶店でちょっと食べてたんだよ」
秀の母「あぁ~、またここに来てたのね」
秀「別にいいでしょ、落ち着く場所なんだから」
秀の母「まあ、私は清純なお付き合いしてたら何も言わないけど」
秀の母「襲っちゃあ駄目よ?」
秀「お、襲わないよ!///」
秀の母「あっはっはっは!さて、あんたをからかった事だし、買い物に行くわよ」
秀「自分の子供で遊ぶなよ。あ、明日朝練があるみたいだから皆に栄養な作りたいんだけど」
秀の母「なるほど、それじゃあその材料も買ってあげましょう」
秀「流石お母様」
秀の母「それで何作ってあげるの?」
秀「スーパーについてから言うよ」
翌日
秀「ふわ~、良く寝た~」
秀「さてと、母さんに買ってもらって材料で作りますか!」
~~数分後~~
秀「よいっしょっと。はあ~、何とか出来た!」
秀「あとはこれをボックスに入れてっと」
秀の父「ふあ~。お、早いな秀」
秀「あ、父さんおはよう。父さんと母さんの分も作ってあるから」
秀の父「おお~、美味そうだな。ほんとお前の料理の腕は、母さん譲りだな」
秀「でも顔は、父さん譲りだよ」
秀の父「ハハハ、それも違いない」
秀「それじゃあ僕はそろそろ行ってくるね」
秀の父「おう、頑張って来い」
秀「うん、じゃあ行ってきます!」ガチャ
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- 5 : 2016/12/06(火) 23:36:49 :
- ~~そして神社前~~
秀「おはようございま~す」
秀「あれ?どうやら僕が一番みたいだね」
秀「とりあえず荷物を置こうっと」
にこ「あら、一条じゃない。早いわね」
秀「あ、にこ先輩。おはようございます」ペコリ
にこ「まだほかの皆は来てないの?」
秀「まあそうですね。今のところは、僕とにこ先輩だけですね」
にこ「そう。ところであんたいつもより荷物が多くない?」
秀「あぁ、これは今日が朝練がありますから差し入れですよ」
にこ「ふ~ん、あんたってそういうのとかよく考えるわね」
秀「これくらいしか皆さんのサポートは出来ませんから」
絵里「あら、一条君とにこ。早いわね、おはよう」
希「秀君ににこっち、おはようさん」
にこ「おはよう、二人とも」
秀「希さんに絵里さん、おはようございます」ペコリ
希「うん?なんか今日の一条君の荷物多いな」
秀「あ、これはですね」
にこ「一条が差し入れを作って来たんだって」
絵里「あら、そうなの?」
秀「えっと、そうです。って、何でにこ先輩が言うんですか?」
にこ「別にどっちが言ってもいいでしょう?」
凜「皆、おはようだにゃ!」
花陽「おはようございます」
真姫「おはよう」
秀「あ、一年生組も来ましたね」
海未「皆さん、おはようごいます」
穂乃果「皆、おっはよ~う!」
ことり「どうやら私達が最後みたいだね」
秀「2年生組も来ましたね」
穂乃果「あ、秀君!おはよう!」タッタッタ
秀「うん、おはよう。相変わらず元気だね」
穂乃果「元気が一番だからね!」
ことり「一条君、今日は荷物が多いね」
海未「本当ですね。これはなんですか?」
絵里「一条君が私達に差し入れを作ってくれたみたいよ」
ことり「ええ~!?わざわざ朝早くに?」
秀「だって今日は朝練があるし、動いたらちょっとはお腹がすくと思ったから。これくらいは何とも思わないよ」
花陽「一条さん。本当にありがとうございます」ペコリ
凜「一条さん、嬉しいにゃ!ありがとうにゃ!」
真姫「なんだか、ちょっと悪い気がするけど。でもありがとう」
希「朝から秀君の差し入れが食べれるなんてラッキーやな」
にこ「一条の料理は悔しいけど、美味しいのよね」
海未「一条君、ありがとうございます。いつもいつも」
ことり「一条君、今度ことりがお礼をしてあげるからね!」
秀「ハハハ、皆さんちょっと大げさですよ?」
穂乃果「そうそう、一条君の言うとおりだよ」
穂乃果「それじゃあ早速差し入れを」ゴソゴソ
秀「まだ動いてないのに誰が食べていいって言ったの、穂乃果ちゃん」パシ
穂乃果「いた!痛いよ、秀君~」
秀「勝手に食べようとした罰です」
絵里「それじゃあ皆揃った事だし、朝練を始めるわよ」
一同「おお~!」
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- 6 : 2016/12/17(土) 22:26:30 :
- ~~それから五分後~~
秀「はい、絵里さんと海未さん、階段のぼり終了です」
絵里「ふう」
海未「良い汗をかきましたね」
秀「あちらの方で皆さんのドリンクとタオルを置いておりますので少し休んでおいてください」
絵里「ありがとう、一条君」
海未「ありがとうございます、一条君」
秀「いえいえ」
凜「にゃあ~!!終わったにゃあ~!」
秀「あ、凜ちゃんもお疲れ。あっちで飲み物とタオル置いてるから」
凜「わあ~、ありがとにゃ!」
秀「皆さんも頑張ってください!希さんとにこ先輩は残り一周、ことりちゃんと穂乃果ちゃんは残り二周、花陽ちゃんと真姫ちゃんは残り三周!」
希「はあ、はあ」
にこ「根性よ!」
穂乃果「ふえ~、なんかいつもより上る回数多いよ!」
ことり「絵里ちゃんと一条君が考えたからね」
真姫「残り三周、やってやるわよ!」
花陽「ふええ、待ってよ~」
~~それから数分後~~
秀「はい皆さん、お疲れ様でした。少しだけ話していてもいいですよ」
穂乃果「うぐうぐ、はあ~、生き返る~」
ことり「穂乃果ちゃん、おじさんクサいよ?」
花陽「ふう、一息だよ」
真姫「本当にね」
絵里「希もにこもお疲れ。はい、タオルと飲み物よ」
希「ありがとう、エリチ」
にこ「ふう、今日はなんかいつもより多かったわね」
絵里「私と一条君で考えてたらこうなっちゃっていたのよ」
秀「は~い、皆さん聞いてください。今から腹筋と配筋しますから、どなたでもいいですからペアを組んでください」
凜「かよちん、一緒になろう!」
花陽「うん、いいよ」
絵里「希、やりましょう」
希「ええよ、じゃあまずはエリチからな」
秀「えっと、あとペアを組んでないのは?」
にこ「私と」
穂乃果「穂乃果と」
ことり「ことりだよ」
秀「ああ、そうか。九人もいるから一人余るな」
穂乃果「何かいいアイディアとかないかな?」
秀「あ、それだったらジャンケンで決めよう」
三人「ジャンケン?」
秀「最後に負けた人が僕とペアを組むって事で」
にこ「まあ、悪くないアイディアね」
ことり「ことりもそれでいいよ!」
穂乃果「穂乃果も!」
秀「じゃあ決まりですね。それじゃあ早速―――」
希「ちょっと、待った~!」
四人「へっ?」
希「なんだか面白そうな決め方してるやん。ウチも入れて!」
絵里「ちょっと!希は私とやるって決めたじゃあない!」
希「それやったらエリチも参加しようや」
絵里「わ、私も!?」
秀「えっと、なんだか人数が増えましたがじゃあ行きますよ」
秀「ジャ~ンケン!」
五人「ポン!」
さあ安価ですよ!五人まででお願いします
1.穂乃果ちゃん
2.ことりちゃん
3.にこ先輩
4.希さん
5.絵里さん
どうぞなのです
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- 7 : 2016/12/19(月) 10:56:30 :
- 3、のにこ先輩でお願いします
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- 9 : 2017/01/03(火) 22:08:00 :
- 1でよろです
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- 10 : 2017/01/15(日) 13:32:44 :
- にこ先輩で
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- 11 : 2017/01/27(金) 11:43:03 :
- 1の穂乃果ちゃんで
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- 12 : 2017/02/09(木) 12:01:54 :
- 3で
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- 13 : 2017/02/10(金) 00:12:14 :
- にこ先輩に決定!
五人「ポン!」
にこ「あ、私が勝っちゃったわ」
希「か~、負けてしもうたか」
絵里「ほら、さっき決めたとおりに私とするわよ」グイ
希「うわ~、エリチ!そんな引っ張らんといて!」ズルズル
穂乃果「それじゃあ、穂乃果とことりちゃんでやろうか」
ことり「うん、そういう事になるね」
穂乃果「それじゃあよろしくね、ことりちゃん!」
ことり「うん、穂乃果ちゃん!」
秀「えっと、それじゃあ、やりましょうか」
にこ「うん、よろしく」
秀「それじゃあ皆さん、準備は良いですか?」
全員「は~い!」
秀「じゃあ行きますよ、せ~の!」
秀「い~ち!」
にこ「い~ち!」
秀「に~い!」
穂乃果「に~い!」
秀「さ~ん!」
絵里「さ~ん!」
秀「よ~ん!」
凜「よ~ん!」
秀「ご~お!」
真姫「ご~お!」
秀(さすがは皆ってところだな。あれだけ踊ってるから体力があるんだな)
~~数分後~~
秀「はい、終了で~す!」
秀「今度は足を固定していた人が腹筋をしてください。そして、さっきまでしていた人が足の固定をしてください」
全員「は~い!」
~~そして更に数分後~~
秀「はい、終わりです。じゃあ今度は配筋をしますので準備をお願いします」
秀「じゃあにこ先輩、また足を抑えますね」
にこ「うん、頼むわね」
にこ「あ、そういえばさっきも思ったけど、変な所触るんじゃあないわうよ」ジトー
秀「さ、触りませんよ!///」
穂乃果「えっ、秀君。変な所触っちゃったの?」
秀「だから触ってないって!?話をややこしくしないで!」
希「ええ~!?秀君、にこっちに変なことしたん!?」
秀「だからしてないって、言ってんでしょうが~!」
花陽「はわわわ、お、お落ち着いてください、一条さん!」
秀「はあはあ、とにかく。配筋を始めますよ」
秀「また変の事を言ったら、誰だろうと叩きますからね」ギロ
九人「!?」ビク
穂乃果「あ、あの眼は、本気だ」ガタガタ
ことり「ど、どうしたの、穂乃果ちゃん?すごく震えてるよ?」
穂乃果「え、えっとね、中学の時に一回だけ秀君を本気で怒らせちゃった事があったの」
ことり「う、うん」
穂乃果「秀君がお菓子作りで大事な作業をしてる最中にドンって抱き着いてら、材料をこぼしちゃって」
秀『穂乃果ちゃん...』
穂乃果『えっ、何?』
秀『ちょっと、話をしようか』ゴゴゴゴ
穂乃果『えっ?』
ことり「そ、それと似てるの?」
穂乃果「う、うん。あの時の怖い秀君だよ」ガタガタ
秀「そういう事ですから、変な喋ったら容赦しませんよ、コラァ」ボキボキ
穂乃果以外(せ、性格が変わってる)
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- 14 : 2017/02/10(金) 14:03:46 :
- 修正
×秀「そういう事ですから、変な喋ったら容赦しませんよ、コラァ」ボキボキ
〇秀「そういう事ですから、変な事喋ったら容赦しませんよ、コラァ」ボキボキ
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- 15 : 2017/02/28(火) 00:13:32 :
- ~~10分後~~
秀「はい、今日の朝練はここまでです。お疲れ様でした」
希「ふう~、朝練やっと終わったな~」
絵里「え、ええ。そうね」
希「どないしたん、エリチ?」
絵里「あ、別になんでもないわよ?」
絵里「ただあの時の一条君の怒った顔が離れなくて」
希「顔?あ~、秀君がにこっちに変な所を触ろうと―――」
ガシ
秀「希さん、懲りてないんですか?」ニゴッ
希「って、ウチが喋ったときやんな~」ガタガタ
秀「すう~」
絵里「い、一条君?」
秀「希さん、貴方だけ差し入れなしです」テクテク
希「えっ!?ちょ、待ってや、秀君!」ガシ
秀「ええい、離せ、見苦しい!希さんがまた変な事言おうとしたから、当然の報いでしょうが!」ズルズル
希「だからもう言わんから、秀君の差し入れだけは!」
秀「知りませんよ!恨むんでしたら、過去の自分に言ってください!」
秀「穂乃果ちゃんに凜ちゃん、希さんの分の差し入れ食べていいからね」
穂乃果「ええ、本当!?」
凜「ほんとにゃ!?わ~い!」
希「秀君、お願いや~!!」
海未「あ、あの一条君。もうそれくらいに」
絵里「海未の言う通りよ。もう希も懲りたと思うし」
希「うう」
秀「もう余計な事言いませんか?」
希「言わへん」
秀「はあ、分かりました。ここは絵里さんと海未さんの顔に免じて許します」
秀「ごめんだけど、穂乃果ちゃんに凜ちゃん、さっき言った事なしで」
穂乃果・凜「ええ~」
希「あ、ありがとう秀君!許してくれて、本当にありがとう!」ギュウ
秀「うわ~、ちょっと!」
ことり「う~ん」
穂乃果「ことりちゃん、どうしたの?」
ことり「ことりもやってみよう!」
海未「はい!?」
ことり「一条君!」
秀「あ、ことりちゃん、助けて!」
ことり「ことりもギュウ~!」ギュウ
秀「ええ~!!なんでさ~!」
ことり「わあ~、なんだ一条君って暖かい~」
希「やろう?」
秀(何これ!?ある意味ではこれは幸せなのかもしれないけど、理、理性が!)
絵里「はい、そこまで!」グイ
希「わっと」
海未「ことりも離れて!」グイ
ことり「あ~、一条君が」
海未「一条君じゃあありません!」
秀「は、はぁぁぁ」ヘニャヘニャ
真姫「ちょっと、大丈夫?」
花陽「大丈夫ですか?」
秀「いや、ちょっと腰が抜けて立てない。ちょっと支えてくれるかな?」
真姫「仕方ないわね。花陽、右の肩を持って」
花陽「う、うん!一条さん、しっかりです」
秀「ご、ごめん、ありがとう」
にこ「一条の奴も、色々と大変ね」
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- 16 : 2017/03/10(金) 23:44:40 :
- 真姫「どう?もう立てそう?」
秀「うん、大分元に戻ってきたから離してくれていいよ」
真姫「そっか。じゃあ離すわよ」パッ
花陽「一条さん、無理はしないでくださいね?」パッ
秀「うん、分かってるよ。それじゃあ皆さん、今から差し入れを渡しますね」
穂乃果「やった!待ちかねたよ!」
凜「待ってましたにゃ~!」
海未「ことり、もう抱き着いたりいけませんからね」
ことり「えへへ、なんかしてみたくて」
希「ふう~、何とか許してもらえて良かったわ」
絵里「希が変な事を言わなかったらこんな事にはならなかったと思うわよ」
希「ついな」
にこ「それで、何を作ったの?」
秀「はい、朝っていう事もあって皆さん朝ごほんを食べたと思って」ゴソゴソ
秀「じゃ~ん!ヘルシー系のサンドイッチを作ってきました!」
穂乃果「わ~、パンだ~!」
ことり「サンドイッチだよ?」
穂乃果「パンには変わりないよ!」ジュルリ
海未「穂乃果、よだれが垂れていますよ」
穂乃果「おっといえない」ゴシゴシ
絵里「うわ~、とても美味しそうね」
希「ヘルシーって言うのは、女子にはありがたいな」
にこ「ちゃんと私達の事考えて作ってくれたんだ」
真姫「うぐ、相変わらず男子とは思えない綺麗なサンドイッチね」
花陽「しかも美味しそうだしね」
凜「早く食べたいにゃ!」
秀「そんなに焦らなくてもすぐ渡しますからね」
秀「でもその前に。皆さん、御絞りをどうぞ」
海未「御絞りまで用意してくれたんですか?」
秀「そうだよ。運動してたし、あった方が良いかなって」
絵里「ありがとうね、一条君。それじゃあ皆、御絞りを取りましょうか」
全員「は~い」
~~フキフキ中~~
秀「皆さん、手は拭きましたね」
真姫「皆したわよ」
秀「それじゃあ皆さん、サンドイッチを受け取ってください」
穂乃果「待ってました!じゃあ穂乃果はこれ!」
秀「まあ、中身は全部一緒だけどね」
海未「すいません、頂きます」
ことり「一条君、さっきはごめんね」
秀「あ、いや。き、気にしてないから」
ことり「そうなの?」
秀「うん、そうだよ」
ことり「そうなんだ~。じゃあサンドイッチ頂くね」
花陽「一条さんが作ったサンドイッチ、頂きます」
凜「サンドイッチ、貰ったにゃ!」
真姫「じゃあ頂くわね」
希「秀君、秀君のサンドイッチもらうな」
絵里「本当に美味しそうね。それじゃあ頂くわね」
にこ「あんた、本当に女になれば?」
秀「なりませんよ!男でいいです!」
にこ「冗談よ、貰うわね」
絵里「それじゃあ皆、一条君からの差し入れをいただきましょうか」
絵里「それじゃあ」
全員「頂きます」パク
モグモグ モグモグ モグモグ
穂乃果「う、美味~い!」
真姫「ヘルシーな割にしっかり味もあって美味しい」
凜「一条さん、美味いにゃ~!」
秀「ハハハ、それくらい喜んでくれたら作ったかいがあったよ」
秀「しっかり食べてくださいね」
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- 17 : 2017/03/22(水) 23:18:24 :
- 穂乃果「えへへ、ことりちゃんの一口も~らい!」パク
ことり「わわっ!もう~、穂乃果ちゃん!」
海未「こら、穂乃果!」
にこ「クッ、ここまで美味いとなんか女として悔しいわね」モブモブ
絵里「ホントね。一条君って男の子なのに女子力が高いわよね。しかも美味しく作れて」
希「エリチも普通に料理とか上手いやん。それにもっとうまくなりたいんやったら秀君がいない時に秀君のお母さんに教わったらいいやん」
にこ「仮にそうしに行ったとしても、あいつと会ったらどうするのよ」
希「その時は、お帰りとか言って誤魔化したらええやん」
凜「上手~い!これならいくらでも食べるれにゃあ~」
花陽「うん、そうだね。一条さんが喫茶店とか似合いそうだよね」
真姫「あのお店とかでやってそうよね、バイトで」
秀「皆が気に入ってもらって良かったな。ちょっと喉が渇いたし、お茶でも飲もうと」ゴソゴソ
秀「あれ?お茶がない」ゴソゴソ
秀(しまった。今日、色々と持って行ってて確認が甘かっただな。やっちゃった)
秀「しょうがない。皆に気付かれないように下の自販機で買って来よう」テクテク
真姫(うん?)チラ
秀「さてと、どれにしようかな?」
秀「学校でも飲むしな~」
??「こんな所で何してるのよ?」
秀「えっ、真姫ちゃん?何でここに?」
真姫「偶々一条さんの方を見たら、歩くところを見てたから後を追ったのよ」
秀「そうだったんだ。参ったな、皆に気付かれないように行こうと思ったのに」
真姫「それで、どうして自動販売機の前にいるの?」
秀「いや~、実はね。朝とかに色々と用意していてうっかり水筒を持ってくるのを忘れたんだ」
真姫「なるほど、そう言うわけでここにいるのね」
秀「うん、そういうわけだから、真姫ちゃんは皆のところで戻っておいて」クル
真姫「...」
秀「どれにしようかな?」
真姫「ねえ」
秀「えっ?」
真姫「わ、私がお金を出すからどれ欲しいか言いなさいよ」
秀「えっ?い、いいよそれくらい!」
真姫「あ、あんたが良くても私がそうしたいの!」
真姫「一条さんはマネージャ-として頑張ってくれてるし、こうやって差し入れも作ってくれて嬉しかったし。それに、あんたがお気に入りの所も教えてくれたし」
秀「真姫ちゃん...」
真姫「だから、小さいかもしれないけど、これくらいのお礼をさせなさいよ」モジモジ
秀「真姫ちゃん、怒らないでね?」
真姫「えっ?」
秀「ありがとうね、真姫ちゃん。じゃあ真姫ちゃんのお言葉に甘えるね」ナデナデ
真姫「!!////」
真姫「な、何頭撫でてるのよ!///」
秀「いや、なんとなくと言うか」
真姫「と、とにかく、早くどれがいいか言いなさいよ!」
秀「うん、それもそうだね。早く決めなきゃね」
真姫(...頭撫でるの、意外と気持ち良かったな///)
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- 18 : 2017/04/07(金) 23:50:01 :
- ~~そして朝練は終わり学校へ~~
秀の教室
秀「さてと、朝練も終わって学校について少しだけだけど休めるな」
秀「チャイムはまだ鳴らないから、何しようか?」
秀「....」
秀「ひ~とり~だけの~僕は今~、何を~考える~」
秀「楽しい~事をは~、思いつくのかな~」
秀「ほ~かに人が~い~ればぁ~、色んなことを~教え~てく~れる~」
秀「楽しい事は~、皆の~気持ちを~、明るくしてくれる~」
秀「明るくな~れば~、幸せ~になる~」
秀「皆で~明るくな~て~、幸せになろぉ~」
秀「.....」
秀「何で僕は自分で歌を考えて、歌ったんだろう?」
秀「まあ最悪、今ここには誰も」チラ
穂乃果「あ、やっと気付いてくれた」
海未「えっと、どうも」
ことり「一条君、夢中になって歌ってね!」
秀「....」サー
秀「え、えっと、穂乃果ちゃん達はいつからいたの?」プルプル
穂乃果「うんとね~、秀君が歌ってる最中に入って来たかな」
海未「わ、私は穂乃果とことりを探しにここに来まして」
ことり「幸せになろぉ~だったっけ?なんだか楽しそうな感じの歌だったね」
秀「...」スク
穂乃果「秀君、どうしたの?いきなり立って」
秀「お、」
三人「お?」
秀「おうち帰る~!!」タッタッタ
海未「一条君、待ってください!」ガシ
ことり「一条君!?どうしたの!?」ガシ
秀「話して~!!僕はお家に帰るんだ~!」ジタバタ
海未「一条君、落ち着いてください!その気持ちは私も経験があるから分かりますから!」ギュウ
ことり「海未ちゃんの言うとおりだよ!ちょっと落ち着こう!」ギュウ
穂乃果「全然恥ずかしい事じゃあないよ!穂乃果だって偶に鼻歌とか作るし!」
秀「僕なんて歌詞までも考えて、自分で歌ったんだよ!しかも人に気付かずに歌ってたって恥ずかしいの何ものでもないよ!」
秀「い~や、むしろもういっその事屋上まで行って自殺してやる~!」
穂乃果「じ、自殺なんてダメだよ!」ガシ
ことり「死んじゃあ駄目だよ~!」ギュウ
海未「とにかく落ち着いてください~!」ギュウ
秀「誰か僕を殺せ~!」
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- 19 : 2017/04/26(水) 21:11:08 :
- ~~それからそれから~~
海未「一条君、もう大丈夫ですか?」
秀「はあ、はあ。う、うん、何と落ち着いた」
ことり「一条君、もうあんなふうになっちゃあ駄目だよ」
穂乃果「そうだよ、ことりちゃんの言うとおりだよ!」
秀「そもそも、君ら二人が聞いてなかったことに出来なかったの?」
ことり「う~ん、どうだったろう~?」
穂乃果「穂乃果はやっぱりそのまま言っちゃいそうだな」
海未「私はそこのところは隠す事は出来ます」
秀「真面にフリが出来そうなのが海未さんしかいないことが分かったよ」
穂乃果「でも海未ちゃんって、良く顔に出るのによくフリとかできるよね」
海未「それとこれは別です!」
秀「ことりちゃんはどうか分からないけど、穂乃果ちゃんはそういうタイプってのは知ってるから聞くことなかったね」
穂乃果「ちょっと、それどういう事!?」
秀「どういう事じゃあないよ!高校は離れたけど、何年穂乃果ちゃんの幼馴染みしてると思ってんの!」
穂乃果「ええ~、そんな事ないよ!ちゃんと隠したりフリとかやってた事あったじゃん!」
秀「極稀でしょうが!」スパン
穂乃果「いた!」
ことり「ハリセン!?」
海未「一条君、いつの間にそんなものを」
秀「久々に押入れの中から出したよ。穂乃果ちゃん専用のツッコミ道具」
穂乃果「いたたた。何でそんなのまだ持ってるの!?」
ことり「まだって。穂乃果ちゃん、このハリセンの事覚えてるの?」
穂乃果「覚えてるもなにも、中学の時に秀君が良くこれで注意とかしてきたもん」
海未「さすがに注意でハリセンは」
秀「あまりに馬鹿な事を偶にしてたから作ったんだよ」
秀「あと、テスト勉強の時も使ったよ」
穂乃果「あの時ほどこのハリセンが怖いって思った事はないよ」ガクガク
秀「まあとにかく、この事は三人だけの秘密だよ。こんな黒歴史、忘れたいし」
ことり「一条君がそこまで言うんなら」
穂乃果「う~、分かったよ」
海未「分かりました」
秀「助かるよ」
コンコン
四人「うん?」
凜「おはようだにゃ~!」
秀「凜ちゃんじゃないか」
ことり「どうしたの?」
凜「さっき此処を歩いてる途中になんだから楽しそうな歌がしたから、来たにゃ!」
三人「あ...」
秀「...」プルプル
穂乃果「しゅ、秀君?」
ことり「一条君、落ち着いてね?」
秀「おうち帰る~!」タッタッタ
海未「一条君、まって!」ガシ
穂乃果「帰っちゃ駄目~!」ガシ
ことり「落ち着いて~!」ギュウ
凜「にゃあ?」
そして、またこのくだりをやるのであった
-
- 20 : 2017/05/16(火) 19:28:34 :
- ~~時間は進み授業へ~~
秀「今日は体育があるからどうなるのかなって思ったけど」
ヒュ~~
秀「まだどこのクラスにあるとは、分かってないのは分かっていたけど」
秀「まさか、運動場に一人だけって」
秀「なにこれ?いじめ?」
体育教師「悪いな、一条。まだお前のクラスが決まってないからこんな状態になっちまって」
秀「あ、いえ、決まってないものは仕方ないので大丈夫ですよ」
体育教師「そうか、それは助かる」
秀「ところで今のこの時間帯って女子も体育を?」
体育教師「あぁ、まあこの時間帯も女子の体育もしているぞ」
秀「そうですか」
秀(穂乃果ちゃん達のクラスなのかな?)
体育教師「なんだ、一緒にやりたいのか?」
秀「いや、流石にそれはハードルが」
体育教師「まあ、それもそうだわな」
秀「とりあえず、今日は何をするんですか?」
体育教師「うむ、今日の授業の内容はズバリ...」
秀「ズバリ?」
体育教師「先生と二人でバスケットでワンオンワンだ!」
秀「へっ、バスケですか?」
体育教師「あぁ、その通りだ」
秀「先生と一緒に?」
体育教師「そうだぞ。言っとくが、それでも先生結構強いぞ?」
秀「面白そうですね。授業ですけど勝負です!」
体育教師「よ~し、その意気だ。じゃあ籠のあるところまで行くぞ」テクテク
秀「分かりました」テクテク
体育教師「よ~し、到着だ。それじゃあボール取って来るからちょっと待ってろ」
秀「あ、はい」
秀「ふ~む、意外と体育館と近い所なんだな。あ、ドアが開いてる」
秀「まあ、そうだよな。動いてたら熱くなるし、様子とか見てるかな?」
体育教師「お~い、ボール持ってきたぞ」
秀「ひゃ、ひゃい!」
体育教師「何女みたいな声を出しているんだ?」
秀「な、なんでもありません」
体育教師「そうか?ならいいけど」
体育教師「それじゃあ早速はじめぞ。じゃあ、はじめだ!」ダッ
秀「えっ、もう!?」
体育教師「それ、一点目!」バコン
秀「あ、狡いですよ、先生!」
体育教師「へへ、先手必勝だ」
秀「ちくしょう~!もう一回です!」
体育教師「よし、仕返ししてみろ!」
秀「行きますよ!」ダッ
体育教師「行かせるか!」
秀「ふん!」ダンダン
体育教師「うわっ!?」
秀「シュッ」バコン
秀「僕の命令は絶対だ。なんてね」
体育教師「やるな~、一条。もう一回だ!」
秀「望むところですよ!」
-
- 21 : 2017/06/06(火) 22:22:16 :
- ~~体育館~~
体育教師「は~い、前半のグループは終了ね。次は後半のグループね~」
絵里「ふう~、ちょっと休憩できるわね」テクテク
絵里「はあ~、丁度冷たい風が来て涼しいわね~」
希「エリチ、お疲れさん」ポン
絵里「あ、希。希こそお疲れ様」
希「良い汗かいてすっきりしたわ。隣ええか?」
絵里「ええ、良いわよ」
希「お邪魔しま~す。はあ~、涼しいわ~」
希「おろろ?あれは、秀君やね」
絵里「えっ、どこに?」
希「ほら、あそこら辺で男の体育の先生とバスケしてるやん」
秀「ふふん、今度は行かせませんよ!」
体育教師「へへ、なら止めてみろ!」ダッ
絵里「本当だわ、一条君も体育だったのね」
希「しかも何気に運動神経が良いみたいやね。先生と授業って感じやなくて楽しくやってる感じやね」
秀「ふん!」バン
体育教師「あ~、くそ!」
秀「へへ、ありましたね。それじゃあ今度はこっちから行きますからね」
秀「はあ!」ダッ
体育教師「行かせるかよ!」
希「秀君~、頑張りや~!」
絵里「ちょっ、希!?」
秀「へっ?」
体育教師「隙あり!」バシ
秀「あ~!」
体育教師「女子に声をかけられただけで集中力がなくなるとはまだまだだな」
秀「べ、別にそういうは訳じゃあ」
体育教師「しかもあの二人って、生徒会長と副会長じゃあないか」
体育教師「あの二人のどっちかが好きなのか、お前?」
秀「なっ!?///」
秀「な、何言ってんですか!そんなわけないじゃあないですか!」ポカポカ
体育教師「いたたた!お前、教師に向かって殴ってくるなよ!」
希「あはは~、なんか邪魔しちゃったみたいやね」
絵里「それはそうでしょう。プレイ中に声をかけるなんて」
希「ごめんごめん、ついな」
絵里「ところで一条君は先生に何か言われて怒ってるみたいだけど何があったのかしら?」
希「さあ、それは分かれへんけど。とりあえず謝ってとこ」
希「秀君~、邪魔したお詫びに今日のお昼にウチとエリチとで一緒に食べへんか~?」
絵里「えっ、私も!?」
秀「えっ?///」
体育教師「お前、やっぱり...」
秀「ち、違いますから~!」
希「ふふん」
絵里「ちょっと、希!どうして私まで!?」
希「え~、エリチは秀君とお昼食べるの嫌なん?」
絵里「別にそう言うわけじゃあないけど」
希「まあええやん。旅は道連れ世は情けって言うしな」
絵里「はあ~、まったく」ヤレヤレ
-
- 22 : 2017/06/29(木) 23:00:21 :
- ~~そして体育は終わり~~
秀「はあ~、変に疲れた」
穂乃果「およよ。随分お疲れだね、秀君」
秀「ねえ、何で穂乃果ちゃんは普通にここにいるの?」
穂乃果「え~?それはここに秀君がいるからだよ」
秀「いつからここは穂乃果ちゃんの溜まり場なったの?」
穂乃果「まあまあ、いいじゃないの!」
秀「言っても言うこと聞かないしね」
穂乃果「ふえ?何か言った?」
秀「い~や、何にも言ってないよ」
コンコン
秀「どうぞ~」
ガラガラ
真姫「お、お邪魔するわよ」
穂乃果「あ、真姫ちゃんだ!」
真姫「あ、穂乃果もいたんだ」
穂乃果「お邪魔してます!」
秀「ところでどうしたの真姫ちゃん?何か用事でもあったの?」
真姫「え、えっと、別に用事はないんだけどちょっと寄って行こうかなって思って」
秀「教室に戻る時間とか大丈夫なの?」
真姫「そ、そこのところは大丈夫よ。ちゃんと時間を見て戻るから」
秀「そっか。じゃあその時間までここに居ていいからね」
真姫「ええ、ありがとう」
穂乃果「ちょっと、秀君!穂乃果の時と対応が違くない!?」
秀「そう思うんだったら、少しは遠慮を覚えてきてら言ってね」
真姫「...本当に二人と仲がいいのね」
秀「まあ、幼馴染だからね」
穂乃果「えっへん!」
真姫「何で穂乃果が自慢げにしてるのよ?」
穂乃果「なんとなく!」
真姫「なんとなくって」
秀「それより真姫ちゃん、まだ時間とか大丈夫?」
真姫「えっ?ええ、まだ大丈夫よ」
秀「ちょっと、待ってね」ゴソゴゾ
穂乃果「なになに?」
秀「あ、あったあった」
秀「はい、真姫ちゃん。良かったらこれどうぞ」
真姫「これって、クッキー?」
秀「うん、そう。この前作って持ってきたんだ。真姫ちゃんは曲作りとかで頭を使うからよ、良かったら食べて」
真姫「...ありがとう」ギュウ
穂乃果「あ~、真姫ちゃんだけズルい!ねえねえ秀君、穂乃果のは!?」
秀「穂乃果ちゃんの分は放課後に」
穂乃果「ええ~、穂乃果も欲しい!勉強すると疲れるから穂乃果も欲しいの!」
秀「そんなの穂乃果ちゃんが賢くなればいいだけでしょう?」
秀「とにかく、穂乃果のまだ駄目」
穂乃果「そんな~」
真姫「ねえ、一個食べてもいい?」
秀「うん、いいよ」
真姫「それじゃあ、頂きます」サク
真姫「....」モッキュモッキュ
秀「どうかな?」
真姫「すごく美味しい。ありがとう、ちょっと嬉しいわ」
秀「そっか、良かった」ニコ
穂乃果「ねえねえ、やっぱり頂戴~!」グイグイ
秀「諄い!」
-
- 23 : 2017/07/20(木) 18:46:40 :
- 真姫「それじゃあそろそろ時間だと思うし、私は戻るわね」
秀「うん、遅刻しなようにね」
真姫「分かってるわよ。じゃあね」フリフリ
ガシャン
秀「で、穂乃果ちゃんは戻らないの?」
穂乃果「そうしたいんだけど、秀君と授業したいし」
秀「一緒にしたいって、何にも持ってきてないじゃないか」
穂乃果「あ、そうだった!」
秀「はあ~」
ガラガラ
教師「うん?何で高坂がここにいるんだ?」
穂乃果「えっ、もうこんな早くに先生が来るの?」
秀「この教室は職員室からちょっと遠いから先生が早く来るんだよ」
教師「そう言う事だ。ほら、高坂はさっさと自分の教室に戻れよ」
穂乃果「先生!穂乃果も秀君と一緒に授業がしたいです!」
教師「そうか。ならお前のクラスの次の先生に高坂は授業をさぼりますって言いに行かないとな」テクテク
穂乃果「わあわあ~!すぐに戻ります~!」タッタッタ
ガラガラ
秀「先生、穂乃果ちゃんの性格をよく分かってますね」
教師「まあな。仮にも教師だしな」
~~そして時間は進んで昼休みへ~~
秀「ふう~、ようやくお昼休みか。それじゃあ僕も食べようかな」ゴソゴソ
コンコン
秀「誰だろう?は~い、どうぞ」
ガラガラ
希「やっほう~!約束通りに一緒に食べに来たで!」
絵里「べ、別に私も誘わなくても」アセアセ
希「まあまあ、ええやん。体育の時に一緒に食べようって言ったし」
絵里「それは希が勝手に言ったからでしょう!」
秀「....」
秀「何で来たんですか?てっきり冗談だと思ったんですけど」
希「冗談じゃあないで。こうして来たんやから」
秀「それで絵里先輩は希さんの押しに負けたと」
絵里「うっ、そうなのよ。ごめんなさい」
秀「まあ来てしまった者は仕方ありませんし、もう食べましょう」
希「おお~、のりが良くてええな~」
秀「希さんに体力削られるのが嫌なだけです」
希「ひどい言い草やな」
秀「ちょっと、待っててくださいね。机といすを用意しますから」テクテク
絵里「あっ、私も手伝うわ」テクテク
コンコン
秀「あれ、また?」
ガラガラ
凜「一条さん、一緒に食べようにゃあ!」
花陽「こんにちは、いいですかってあれ?」
絵里「あら、花陽に凜じゃない」
凜「あれれ、絵里ちゃんと希ちゃんがいるにゃあ!」
花陽「希ちゃん達はどうしてここに?」
希「秀君と一緒に食べようかなって思ってて」
凜「わお!凜たちと同じだにゃ!」
秀「えっと、じゃあ一応部屋の中に入ってもいいよ」
花陽「あ、お邪魔します」
凜「失礼するにゃ~!」
秀(これ、全員来ないよね?)
-
- 24 : 2017/08/12(土) 23:44:19 :
- ~~数分後~~
秀「で、何でみんなここに来てるんですか!?」
穂乃果「えっ、だめなの?」
海未「私は普通に教室で食べようと言ったのですが」
ことり「私はまた一条君と食べたいと思って」
真姫「というか、二人とも先に来てたのね」
花陽「う、うん。凜ちゃんと一緒に」
凜「お先だにゃ!」
にこ「別ににこ達がどこで食べようといいでしょう?」
希「偉い大所帯になったな」
絵里「皆、考えることが一緒だったみたいね。一部を除いて」
秀「一気に人口密度が高くなりましたね!」
秀「これなら皆さん部室に行けばいいじゃないですか!」
穂乃果「でも部室より、秀君の教室の方が広いよ?」
秀「それりゃそうだけど!」
にこ「いちいち細かい男ね」
秀「はあ、もう良いですよ。好きにしてください」
希「おお、ついに秀君の了承も得たし」
希「それじゃあ皆、頂きますしよっか」
一同「は~い」
絵里「えっと、それじゃあ皆」
一同「頂きます」
秀(やっぱり、改めて男一人と女が大勢いると食いにくいな)
秀(机を離して離れて食べよう)
秀「よいしょっと」ガタ
ことり「どうしたの、一条君?」
秀「いや、僕は離れて食べるから皆で食べておいてよ」ガタガタ
穂乃果「ええ~。このままでいいじゃん」
秀「こっちは良くないの!」テクテク
ことり「う~ん。じゃあことりも移動する!」ガタガタ
秀「ええ!?なんで!?」
ことり「一条君と隣で食べたいからかな」
凜「あ、じゃあ凜も!」ガタ
希「じゃあウチも」ガタ
秀「あ~、もう!分かりましたよ、ここで食べます!」
穂乃果「な~んだ、最初からそうすればよかったに」
秀(まったく、人の気も知れないで)
真姫「騒がしいわね」
花陽「あはは」
秀「早く食べよう」パカ
絵里「あら、美味しそうなお弁当ね」
秀「あ、ありがとうございます」
ことり「わあ~。これ、また一条君のお母さんが作ったの?」
秀「いや、今日は僕が作ったけど?」
凜「ほわ~、美味しそうだにゃ~」
にこ「あんた本当に無駄に主婦力高いわね」
秀「無駄って」
にこ「だって普通は逆でしょう?女の子がそういうのは高いんだから」
海未「でも近頃の男性は料理が出来る人が増えてると聞きますから」
絵里「一条君もその一人って事なのね」
秀「はあ、そうみたいですね」
穂乃果「ねえねね、秀君」
秀「ダメ」
穂乃果「まだ何も言ってないじゃん!」
秀「どうせおかずを別けてって言うんでしょう?いやだよ」
真姫「どうして駄目なの?」
秀「だって穂乃果ちゃん、あれも頂戴これは頂戴って言って一時お弁当の中身を全部食べたことがあったんですから」
ことり「穂乃果ちゃん、流石にそれは」
穂乃果「だって、秀君のお弁当も美味しいんだもん!」
凜「一条さん、その卵焼き頂戴にゃあ!その代りに凜のから揚げを一個あげるにゃあ!」
秀「あ、それならいいよ」
凜「やった~!」
穂乃果「あ~、狡い!」
秀「狡いも何もちゃんとした等価交換じゃん。それに穂乃果ちゃんのお昼パンばっかりじゃん」
穂乃果「うわ~!穂乃果のパン好きがあだに~!」
海未「確かにパンだけでは交換になりませんね」
ことり「あはは、そうだね」
にこ「何コントみたいなことしてるのよ」
にこ「あ、にこにも何か頂戴」
-
- 25 : 2017/09/03(日) 19:57:51 :
- ~~数分後~~
一同「ご馳走様でした」
穂乃果「ねね、まだ時間もあるし何かしようよ!」
絵里「えっ、でもずっとここにいるわけにもいかないし」
秀「あ、別にいいですよ。まだここに居ても」
穂乃果「ほら秀君もこう言ってるんだしさ」
花陽「何かするにしてもなにをするかを考えないと」
ことり「何かないかな~?」
秀「あ、それだったらUNOでもやります?」
希「えっ、秀君持ってるの?」
秀「はい、なんか鞄に入ってました」
秀「ほら」つUNO
希「あら、ほんまや」
穂乃果「よ~し、じゃあ今からUNO大会をしよう!」
凜「賛成~!」
希「ウチは別に構わんよ?」
花陽「じゃあ私もします!」
にこ「にこも別にいいわよ」
真姫「まあ、偶にはそういうのもいいわね」
海未「仕方ありませんね」
ことり「楽しそうだから良いと思うよ」
絵里「全員OKって感じね。良いわ、じゃあ一条君、カ-ドを配ってくれるかしら」
秀「はい、了解です」
秀「その前にシャッフルをしてっと」シャッシャッシャ
穂乃果「ほえ~、秀君早いね」
秀「そう?こんな事も出来るよ」パラパラパラ
秀「でもこれやるとカードが痛んじゃうけど」
希「カードをシャッフルする方法は色々あるからそれでお客さんを驚かすのもあるんよ」
花陽「そうなんだ」
秀「これでよしっと」
秀「それじゃあ別けていきますね」シュッシュッシュ
ことり「あれ、皆に配っていかないの?」
秀「うん、こうやって自分で選んでいい束を引けた方が面白いかなって思って」
海未「なるほど、確かに面白そうですね」
絵里「ここからもう勝負が始まっているというわけね」
凜「う~、負けないにゃ!」
秀「これでよしっと。さあ皆さん、お好きなのをどうぞ」
真姫「じゃあ私はこれにするわ」
穂乃果「穂乃果はこれ!」
にこ「むう~。よし、これにするわ!」
海未「では、私はこれにします」
ことり「じゃあことりは海未ちゃんが選んだ隣のにしよう」
凜「はい、かよちんのもついでに選んどいたにゃ」
花陽「あ、ありがとう、凜ちゃん」
希「となると」
絵里「残りの三つにを選ぶことになるわね」
秀「それじゃあ」
希「あれしかないな」
絵里「あれって?」
希「ジャンケンや!」
秀「です!」
絵里「まあ、それが妥当かしらね」
秀「じゃあ行きますよ、じゃんけん!」
三人「ぽん!」
秀「あ、負けた」
希「残るのは、ウチとエリチやな」
絵里「じゃあ行くわよ、ジャンケン!」
2人「ぽん!」
絵里「あっ」
希「やった~、ウチの勝ちや~!」
希「それじゃあウチは、真ん中にさせてもらうわ」
絵里「じゃあ私は左にするわね」
絵里「一条君は残った右のね、はい」
秀「どうも、がく」
~~そして~~
秀「じゃあ皆さん、手札の方は見ましたね」
一同「」コク
秀「それじゃあ、始めます!」
-
- 26 : 2017/09/24(日) 20:55:09 :
- 秀「それじゃあまずは、僕からです。よいしょ」
穂乃果「じゃあ穂乃果の番!じゃあ、これ!」
凜「あ~、色が変えられちゃった~」
凜「同じ数字もないし、引くにゃ」スッ
秀「どうだった?」
凜「うにゃあ~、駄目にゃ。パス~」
ことり「じゃあ次は私だね~。えっと、これにしようかな」
にこ「げっ、スキップじゃない!にこの番が~」
真姫「という事は私の番ね。これにするわ」
海未「これは、色を決めるカードじゃあないですか!」
希「いきなり使うとはな~」
花陽「それで何色にするの、真姫ちゃん?」
真姫「そうね~、赤にしようかしら」
希「あらら、ないわ。じゃあ引かせてもらお~っと」スッ
希「おっ、赤や。それじゃあ出させてもらうで~、ドロー2!」
秀「うわ、悪魔のカードだ!」
海未「あ、それなら私もあります」
絵里「ええ!?いきなり4枚に!?」
希「どんまい、エリチ」
絵里「クッ、今に見てなさいよ」シュッシュッシュッシュ
~~それから~~
花陽「はい、スキップです!」
秀「うわ、飛ばされた!」
絵里「色を変えさせてもらうわ、黄色よ!」
希「うわ~、やられた」
にこ「カードを引こうかしら」スッ
にこ(これは!やったわ)
秀「にこ先輩?」
にこ「うんはにこに味方したわ!悪魔のカード、色変えとドローフォーよ!」
真姫「なっ!?」
秀「うわ、一番たちの悪いやつだ!」
海未(今のところは大丈夫ですね。それにもう少しでリーチに)
希「ほい、リバース」
海未「あ、そんな~」
真姫「さっきの仕返しよ!ドロー2二枚よ!」
にこ「なってくれたわね」グヌヌ
真姫「やられたらやり返すのは当然でしょう?」
秀「ふっふっふ」
穂乃果「どうしたの、秀君?な、なんか顔が怖いよ?」
秀「僕もそろそろ使わせてもらおう。悪魔のカードをね!」バン
穂乃果「うわ~、秀君も持ってたの~!」
秀「ふふん、奥の手は最後まで取っておくのさ。あ、ちなみに色は青ね」
穂乃果「くそ~~!」
~~そして時間は進み~~
希「え~と、残ったメンバーは」
凜「一条さんとことりちゃんに」
にこ「真姫と絵里」
海未「それに穂乃果ですね」
秀「クッ、終わらない」
穂乃果「絶対、秀君よりあがるんだから!」
ことり「いつもいい所で悪くなるな~」
絵里「ビリだけはいやね」
真姫「あともう少し!」
希「今度は誰があがるのかな~?」
-
- 27 : 2017/10/18(水) 22:24:17 :
- ~~そして勝負は~~
希「はい、というわけでビリになったのは秀君でした~!」
絵里「ふう~、何とか助かったわ」
真姫「まあ、結果オーライね」
穂乃果「やった~、秀君より先に勝てた~!」
ことり「一条君、ごめんね?」
秀「何で俺ばかりにカードを引かされたり良い所で色を変えらたんだよ」
花陽「た、偶々ですよ、一条さん」
秀「こう連続で来ることなんてあるわけないでしょう!?」
花陽「ひっ!ご、ごめんなさい~!」
凜「かよちんを苛めちゃあ駄目にゃあ!」
秀「あ、ごめんね....」
海未「まあその、次にやる時に挽回しましょう、一条君」
秀「そうだね、そうする」
希「それじゃあ、ビリだった秀君には罰ゲームをしてもらいま~す」
秀「はあ~!?聞いてないですよそれ!?」
希「今さっき思いついたから」
秀「何その理不尽!?」
絵里「ちょっと希、流石にそれは」
希「大丈夫やって。そんな難しい事はせえへんから」
にこ「で、何するのよ?」
希「今から秀君は、何をされても抵抗をしてはいけません~!」
穂乃果「どういうこと?」
希「つまり、皆に一回ずつ秀君にすることを秀君は反抗をしちゃあ駄目って事やで」
にこ「なるほど、面白そうね」
真姫「する事ね」
穂乃果「何をされてもか~。よ~し」
絵里「一条君、本当にいいの?」
秀「まあ、それくらいで済むのなら」
希「秀君の了承を得たところで早速ウチからいくで~」テクテク
秀「な、なんです?」
希「とう!」ダキ
秀「!?////」
希「ぎゅう~」
秀「ちょっ、希さん!?///」
希「あ~、抵抗しちゃああかんよ?」
海未「ちょっと、何抱き着いているんですか!?///」
希「何ってウチからの罰ゲームをしてだけやけど?」ギュウ
絵里「だからっていきなりなんて」
希「だからウチが例としてやってやったんやん」
希「はい、終わりな」パッ
秀「あ、あ~、心臓に悪い」バックバック
希「とまあ、感じやね」
希「それじゃあ次は誰がやる?」
海未「誰がやるって言われても」
凜「じゃあ次は凜がやるにゃあ!」
花陽「えっ、凜ちゃんが?」
凜「うん!よろしくにゃあ、一条さん!」
秀「えっと、お手柔らかにお願いね?」
凜「分かってるにゃあ!」
穂乃果「それで何をするの?」
凜「それはね、一条さん、凜の頭を撫でて欲しいにゃ」
秀「えっと、頭を撫でたらいいの?」
凜「うん!」
秀「じゃあ、行くよ」ナデナデ
凜「えへへ~」
秀「撫で方とか、大丈夫?」
凜「問題ないにゃ~。もっとしてほしいにゃ」
秀「分かりましたよ」ナデナデ
凜「優しいナデナデにゃ~」
一同(本当に猫みたいだ)
-
- 28 : 2017/11/14(火) 20:54:13 :
- ~~それから~~
秀「じゃあ次の人は誰なんですか?」
希「おやおや、随分ノリがええな」
秀「時間とかも勿体ないですし、早めの方が良いと思いますから」
絵里「と言われてもまだ思いついてないのよね」
真姫「それじゃあ私でいいかしら?」
秀「まあ決まってるならいいよ?」
真姫「じゃあ私ね」
花陽「真姫ちゃんは何をお願いするの?」
凜「うんうん、何するの?」
真姫「今から言うわ」
真姫「それじゃあちょっと、私の肩をもんでもらっていいかしら?」
秀「えっ、そんな感じで良いの?」
真姫「何か問題でもあるの?」
秀「いや、特にないけど」
真姫「そう、じゃあお願いね」
秀「分かった、それじゃあ行くよ」
秀「うんっしょ、うんっしょ」モミモミ
真姫「ん、うん。意外と、上手いのね」
秀「それはどうもいたしまして」モミモミ
秀「うん、確かに真姫ちゃんの肩が少しこってるね」
真姫「最近になって急に肩がこるようになったのよね」
秀「原因とかは分かるの?」
真姫「まあ多分だけど、勉強してる時とか」
秀「ふんふむ」
真姫「あとは、少し胸が重たくなってるような気がして」
秀「っ!」
にこ「くっ!」
秀「そ、そうなんだ」
秀(考えるな、無心になるんだ!)
真姫「?どうかしたの?」
秀「ナニモナイデス」モミモミ
真姫「??」
希(男の子やな~)
~~数分後~~
真姫「ふう~、ありがとうね。少し楽になったわ」
秀「うん...。それは、良かった」
真姫「また今度頼するわね」
秀「あ、うん」
ことり「それじゃあ今度はことりが良いかな?」
秀「こ、今度はことりちゃんかお手軟かにね」
ことり「うん!」
穂乃果「今度はことりちゃんか。穂乃果も早く決めないと!」
花陽「はわわ、どうしようかな~」
秀「それでなにをしてほしいの、ことりちゃん?」
ことり「それじゃあね~」
秀「うんうん」
ことり「一条君がことりをお姫様抱っこして欲しいかな!」
秀「ぶう~!」
真姫「お、お姫様抱っこ!?」
海未「ことり、それはさすがにちょっと」
ことり「え~、だめかな~?」
にこ「さすがにそれはじゃない?」
希「え~、ウチはええと思うけどな~」
希「ていうか、ウチそれにしとくべきやったな」
絵里「希はお姫様抱っこ以上の事をしてたでしょう?」
秀「分かった、やるよ」
海未「ええ!?ほ、本気ですか!?」
ことり「本当?ありがとう、一条君!」
絵里「あ、あまり無茶とかしない方が」
秀「いえ、これは男として引けない気がするので」
にこ「あんた、やるわね」
秀「すう~、はあ~。それじゃあいく、ことりちゃん」
ことり「うん、お願いね」
秀「せ~の!」グイ
ことり「わわっ」ギュウ
穂乃果「うわ~、上がった」
海未「一条君、大丈夫ですか?」
秀「いや、なんか大丈夫だよ?」
真姫「えっ、本当なの?」
秀「うん。ことりちゃん、ちゃんとご飯とか食べてるの?」
ことり「え~、ちゃんと食べてるよ~。失礼だよ~?」
秀「なら、良いんだけど」
秀「それで、ご感想はどうかな?」
ことり「うん、なんだとっても嬉しいよ。だから、ぎゅう~!」ダキ
秀「わわっ、ことりちゃん!///」
希「わお、秀君の顔が真っ赤やな」
穂乃果「む~。なんかことりちゃんズルい」
-
- 29 : 2017/12/11(月) 22:05:17 :
- キーンコーンカーンコーン
穂乃果「あ、チャイムが鳴っちゃった」
希「なってもうたし一旦ここまでやな」
秀「なんか、昼休みなのに休んでないような気がする」
海未「とりあえずあの、ことりを降ろしたらどうですか?」
秀「あ、それもうだったね。じゃあ降ろすね」
ことり「よっと。えへへ、ありがとね」
にこ「それでこの中で四人はもうやったけど、後はどうすのよ?」
希「そうやな~。それやったら、休憩時間や休み時間の時に頼むことにしようや」
絵里「これまだ続けるの?」
希「当たり前やん!これは秀君の罰ゲームなんやから」
希「とにかく、まだお願いしてない人はその間考えるように」
花陽「わ、分かりました!」
穂乃果「ほ~い」
海未「まあ、一応」
にこ「了解」
絵里「えっと、それじゃあまた放課後に会いましょう。解散ね」
穂乃果「それじゃあ秀君、また放課後にね!」
秀「あ、うん」
ゾロゾロゾロ
秀「はあ~、この罰ゲーム、一体どうなるだろう?」
~~そして時間は進み放課後へ~~
秀「では今からグラウンドを六周してください」
一同「はい!」
秀「それじゃあよ~い、どん!」
秀(そうこうしてるうちにもう放課後になってしまった)
秀「休憩時間はあるし、誰かが言ってくる可能性もあるからな」
秀「って、駄目駄目!今は集中しないと」
それから
秀「皆さん、お疲れ様です。タオルと飲み物です」
凜「ふう~、生き返るにゃ~」
花陽「とりあえずいい汗かいたね」
絵里「一条君、この後の予定は?」
秀「はい、この後はダンスの振り付けと曲の通しでの確認ですね」
秀「その後はまた休憩でもう一度冒頭から最後までを踊ってもらいます」
絵里「そう、ありがとう」
秀「いえいえ」
穂乃果「ねえねえ、秀君!」
秀「どうかしたの、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「今から穂乃果のお願いを聞いてくれる?」
秀「えっ、お願いって罰ゲームの?」
穂乃果「そう!その罰ゲームのお願い!」
にこ「一体何をお願いするのよ?」
穂乃果「えへへ、屋上に着くまで穂乃果の事をおんぶしてよ!」
秀「えええ~!?」
真姫「お、おんぶですって!?」
秀「ぼ、僕が穂乃果ちゃんをおんぶするの?」
穂乃果「うん、そうだよ」
秀「で、でも、ドリンクとかいろんな荷物とかも持たないといけないし」
希「それやったらウチらが持つから問題なしやで」
秀「希さん!?」
希「さあさあ、秀君はお願いを断っちゃあいけないんやからやったやった」
秀「クッ、分かりました」
秀「ほ、ほら、穂乃果ちゃん。早く乗りなよ」
穂乃果「わ~い、それじゃあ行くよ~」
穂乃果「よいしょ~!」ギュウ
秀(うっ、穂乃果ちゃんも胸とかも大きいな///)
秀「じゃ、じゃあ立つよ。せ~の」スタ
穂乃果「お~!」
ことり「穂乃果ちゃん、どんな感じ?」
穂乃果「うん、秀君とっても乗り心地が良いよ!」
ことり「そうなんだ^、いいな~」
海未「ことりはお姫様抱っこをお願いしたじゃあないですか」
ことり「あ、そうだった」
秀「うぅ、なんか恥ずかしい///」
-
- 30 : 2018/01/11(木) 22:44:40 :
- 穂乃果「ほらほら、進んでよ、秀君」
秀「う、うん」テクテク
穂乃果「おお~、お馬さんに乗ってるみたい」
秀「も、問題はない?」
穂乃果「うん、特に問題はないよ」
希「ほな、うちらも行こうか」
ことり「は~い」
にこ「あれって、あいつにとっては軽いトレーニングなんじゃないの?」
真姫「えっ、どういうこと?」
にこ「ほら、良く相手をおんぶをして走るトレーニング」
花陽「あ、言われてみれば」
海未「穂乃果はおそらくそこまで考えてないと思います」
一同「うんうん」
穂乃果「へくし!」
穂乃果「うぅ、鼻が」
秀「大丈夫かい?」テクテク
穂乃果「うん、大丈夫」
穂乃果「それより秀君、ちょっと走ってみてよ」
秀「ええ、なんで?」
穂乃果「秀君に乗って風邪を感じたいの!」
秀「なにバイクに乗って風を感じたいみたいな事言ってるのさ!」
穂乃果「いいから、ほら!」
秀「分かったよ、しっかり掴まっておいてよ」
穂乃果「了解であります」
秀「おりゃああ!」ダダダ
穂乃果「うおおお、早い早い!」
絵里「なんだか楽しそうね」
希「エリチも頼んでみる?」
絵里「さすがにちょっと恥ずかしいわ」
ことり「海未ちゃんも早く決めとかないと」
海未「わ、分かっていますよ」
~~そして屋上へ~~
穂乃果「よ~し、屋上に到着~!」
秀「はあはあ、流石にちょっと疲れたかも」
秀(体力的な面も含めて精神的に)
秀(ずっと胸が当たってから意識しないようにするの大変だよ)
穂乃果「おお、秀君本当に疲れてるね」
秀「まあ、ちょっと休めば元に戻るから」
秀「それより屋上に着いたから降ろすよ」
穂乃果「む~、まだ乗っていたいけど仕方がない」
穂乃果「よっと」
秀「う~ん」ノビー
穂乃果「皆まだ来ないね」
秀「途中でまた穂乃果ちゃんが走れって言ったから早く着いたんだよ」
穂乃果「あ、それそっか」
秀「まったく」
穂乃果「あ、じゃあおんぶしてくれた秀君に」スス
秀「えっ、なに?」
穂乃果「ナデナデのお礼だ~!」ナデナデ
秀「うっ、もう。子供じゃあないよ」
穂乃果「お礼だからお礼だから」ナデナデ
秀「はいはい」
穂乃果「えへへ、秀君の髪の毛ってサラサラでいいね」
秀「穂乃果ちゃんも相当だと思うけど?」
穂乃果「そりゃあ穂乃果は女の子だもん!」
秀「分かってますよ」
-
- 31 : 2018/02/13(火) 23:31:45 :
- 穂乃果「う~ん、皆早く来ないかな~」
秀「あ、それだったらさ、ふと思いついたことがあるんだけどさ」
穂乃果「え、なになに?」
秀「ドッキリを仕掛けてみない?」
穂乃果「ドッキリ?なんだか面白そう!」
秀「じゃあ、やる方向でいいかな?」
穂乃果「うん、やるやる!」
秀「それじゃあ内容だけど...」
~~それから数分後~~
カツカツカツカツ
穂乃果「あ、皆が来た!」
秀「それじゃあ、さっきの通りにね」
穂乃果「了解!」
ガチャ
にこ「はあ、やっと着いた」
にこ「うん?」
ことり「一条君と穂乃果ちゃんに追いつけなかったよ」
花陽「やっぱり、男の方ですからね」
にこ「ちょっと待った」
ことり「ふえ?」
花陽「どうしたのにこちゃん?」
にこ「良いから隠れなさい!」
絵里「あら、何してる?」
希「どないしたん?そんなところに隠れて」
海未「二人がいなかったのですか?」
真姫「何で入らないのよ」
凜「にゃ?」
にこ「良いから、あんた達も隠れなさい!」
四人「??」
秀(準備良い?)
穂乃果(ばっちり!)
秀(それじゃあ)
秀「穂乃果ちゃん、ちょっといいかな?」
穂乃果「うん、どうしたの秀君?」
秀「皆がまだ来てないから、少し穂乃果ちゃんに言いたいことがあるんだ」
穂乃果「言いたい事?」
秀「すう~」
秀「僕は中学の頃からずっと、穂乃果ちゃんの事が好きだったんだ」
穂乃果「えっ?」
隠れ組(えええええ~!?)
花陽「これって、も、もしかして」
真姫「どう見てもこれ告白現場じゃない!」
絵里「ど、どうなってるの!?」
にこ「にこにも分からないわよ!?」
秀「本当は中学卒業の時に言おうと思ってたんだけど、言う勇気がなかったんだ」
穂乃果「...」
秀「でもこうしてまた穂乃果ちゃんに会えて、もう一度勇気を出して言おうと思ったんだ」
穂乃果「秀君...」
秀「もう、ただの幼馴染みでいたくない」
秀「もし穂乃果ちゃんが良ければ、僕の恋人に、なってくれませんか?」スッ
海未「ほ、穂乃果はどう答えるつもりなのでしょうか」ドキドキ
ことり「一条君...」
希「ドキドキなや」
凜「どうなるの~!?」
穂乃果「...秀君も穂乃果と同じ気持ちだったんだね」
秀「えっ、それって」
穂乃果「うん。穂乃果も秀君の事が好きだよ。だから、秀君の恋人になります」キュ
秀「本当に!?」
穂乃果「うん!///」
隠れ組(ひゃああああ///)
にこ「これ、私達どう反応したらいいのよ!?」
真姫「あたしに聞かれても分からないわよ!」
花陽「い、祝ったらいいんでしょうか!?」
秀・穂乃果「...ふふふふ」
絵里「あら、なんだか二人の様子が」
二人「そこにいる皆!」
隠れ組「えっ?」
二人「ドッキリ大成功~~!」
隠れ組「.....」
隠れ組「ええええええ!?」
-
- 32 : 2018/04/08(日) 21:59:39 :
- 穂乃果「はっはっは、見事にだまされたね皆!」
秀「なかなかにいい反応でしたよ」
真姫「えっ、さっきのって演技だったの?」
穂乃果「もちのロン!」
海未「私達が来るほんのちょっとでですか!?」
秀「即席だったけど、皆を驚かせるのには十分だったね」
穂乃果「うんうん。穂乃果、内心笑わないように努力したよ」
希「あちゃ~、これはいっぱいやられたな」
絵里「本当よ。いきなりあんな事を言ってどう出たらいいのか分かるらなくなるもの」
凜「もお~、凜たちを騙すなんてひどいにゃ~!」フシャー
秀「あはは、ごめんごめん。もうしないからさ」
にこ「それ本当でしょうね?」
秀「本当ですって。単なる思い付きなんですから」
花陽「でも、短時間でそんな事を考えるなんて発想力が高いんですね」
秀「まあ、若いからね?」
真姫「あんた、まだ若いでしょうが」
希「でも、ウチらを騙したんは許され辺から秀君をわしわししたるからな~」ジリジリ
秀「えっ、冗談ですよね?」
希「冗談ちゃうで~、それ!」ガシ
希「わ~しわしわし~!」コショコショ
秀「あは、あはははは!やめ、やめてくださ~い!」
絵里「はいはい、おふざけはその辺にして練習に戻るわよ」
~~そして 終わりの時間に~~
穂乃果「それじゃあ皆、また明日ね~」
海未「はい、また明日」
ことり「うん、また明日ね」
秀「またあした~!」テクテク
秀「う~ん、今日もがんばだったな~」
秀「でも、今更考えてみたら皆を騙す内容が告白をして皆を驚かすなんてさ」
秀「しかも相手はあの穂乃果ちゃん」
穂乃果『イエーイ!』
秀「まあ、仮に穂乃果ちゃんが彼女だったら楽しいと思うけど」
秀「僕にとっては穂乃果ちゃんは幼馴染み。それは変わりなんだから!」
秀「....」
秀「誰に行かせてるんだろう、僕」
??「あ、あの、一条君!」
秀「うん?」クル
秀「えっ、ことりちゃん?」
ことり「うん、ことりだよ」
秀「ど、どうしたの?僕に何か用事でもあったの?」
ことり「う、うん。ちょっと一条君と話したいことがあったから」
秀「話したい事?」
ことり「そ、それでね」
ことり「今からまた一条君の家に、来ても...いいかな?」
秀「へっ?」
秀「僕の、家に?」
ことり「うん。駄目、かな?」
-
- 33 : 2018/05/13(日) 16:56:49 :
- ~~一条家~~
秀「ど、どうぞ、上がって」
ことり「お、おじゃましま~す」
秀(なんだか分からないけど、ついことりちゃんを家に入れてしまった)
秀(しかも今は)
ことり「あれ、一条君のお父さんとお母さんは?」
秀「あぁ、この時間帯はまだ両親がまだ働いている時間なんだよ」
ことり「そ、そうなんだ」
秀(そう、この家には僕とことりちゃんしかいないのだ!)
秀(付き合ってもいない男女が二人。実際漫画とかでこんな展開合ったけど、予想以上にかなりやばい)
ガチャ
秀「はい、取り敢えず僕の部屋だけど適当に寛いでて」
秀「何か飲み物とお菓子持ってくるから」
ことり「あ、うん、分かった」
ガチャ バタン
ことり「ここが、一条君の部屋なんだ」
ことり「普通のお部屋だ。でも、所々男の子らしいものとかがある」キョロキョロ
ことり「とりあえず、ベットに座っておこう」ギシ
そしてリビングにて~~
秀「....」ガサゴソ
秀「今更だけど、ことりちゃんを僕の部屋じゃあなくてもここでも良かったんじゃあ」
秀「....」
秀「だあ~~、失敗した~!」
秀「変に緊張して間違えた選択をしちゃったよ!」
秀「うわ~~、もう~~」ゴロゴロ
ガタン ゴトン
ことり「っ」ビク
ことり「し、下で何かあったのかな?」
秀「ま、まあ過ぎた事はしたかがない。何とか乗り越えよう」
秀「あんまりことりちゃんを待たしちゃあ、あれだし」ガチャリ
秀「それじゃあ、戻りますか」テクテク
~~そして再び秀の部屋へ~~
ガチャ
秀「お、お待たせ、飲み物とジュース持ってきたよ」
ことり「あ、ありがとう」
秀「う、うん。好きな時にとってね」
二人「....」
秀・ことり(き、気まずい)
ことり(えっと、何を話せばいいんだろう?)
ことり(勢いで一条君の家に行きたいって言ったからこの先の事を考えてなかったよ)
秀(うぅ、ことりちゃんは穂乃果ちゃんや希さんとは違うタイプだから、二人っきりの時はどう話したらいいんだ?)
ことり「えっと、一条君もことりの隣に来る?」
秀「えっ、ああ、そうだね。そうしよう」
秀「よいっしょっと」ギシ
ことり「あ...」
秀「ど、どうかした?」
ことり「う、ううん、なんでもないよ」アセアセ
秀「そ、そう?」
二人「....」
二人(余計気まずくなった!)
-
- 34 : 2018/07/02(月) 22:31:12 :
- 秀(どうしよう、何話したらいいのかな?)
秀(一応この部屋にはゲームはあるけどことりちゃんがしそうなやつとかあったかな?)
ことり(うぅ、何でドキドキしてるんだろう?ただ一条君といるだけなのに)
ことり(と、取り敢えず、本題の話をしよう!)
ことり「ねえ、一条君」
秀「な、何かなことりちゃん?」
ことり「その、屋上の事なんだけど」
秀「屋上の事....はっ!」
秀(あの事か!)
秀「えっと、ドッキリの事だよね?」
ことり「うん、そう」
ことり「ことりが今日一条君の家に来た理由はその事について聞きたかったから」
秀「あの事に」
ことり「あのドッキリって穂乃果ちゃんと秀君、どっちが発案したの」
秀「それは、僕だったけど」
ことり「秀君からだったんだ」
秀「うん、こんな感じでやってみようって穂乃果ちゃんに伝えて」
ことり「どうして告白系のドッキリにしたの?」
秀「どうして?」
ことり「うん」
秀「と、特に意味とかはないよ」
ことり「本当に?」ズイ
秀「ほ、本当だよ!」
秀(近い!ことりちゃんの顔が近いよ!///)
ことり「そう、なんだ」
ことり「ほっ」
ことり(あれ?何でほっとしたんだろう?)
秀(でも、ことりちゃんに聞かれて思ったけど何で告白系にしたんだろう?)
秀・ことり「う~ん」
秀「ん、なんかむずむずするな」イジイジ
ことり「一条君、どうしたの?」
秀「いや、なんか耳がかゆくてさ」
ことり「お耳が」
秀「ことりちゃん、ちょっと机に置いてある耳かき取ってくれるかな」
ことり「えっ、耳かき?」
秀「うん、そこに置いてあるでしょう」
ことり「あっ、確かにあった」
ことり「でも何で一条君の部屋に耳かきがあるの?」
秀「偶に自分でやったりしてるから置いてあるんだよ」
ことり「へえ、そうだったんだ」
秀「まあ、自分でやっててもなかなかうまく取れないんだけど」
ことり「....」
秀「えっとことりちゃん?早く耳かきを渡してもらってもいいかな?」
ことり「...ねえ、一条君」
秀「えっ、どうしたの?」
ことり「ことりが一条君のお耳、掃除してあげようか?」
秀「....へ?」
ことり「ほら、一条君自分じゃあなかなか取れないってたからさ」
ことり「だから自分じゃあない人がやったらいけるんじゃあないかなって」
秀「...」
ことり「やっても、いい?」
-
- 35 : 2018/08/05(日) 21:49:48 :
- 秀「えっと、いやじゃあない?」
ことり「ううん、そんな事ないよ。だから大丈夫」
秀「そ、そっか。それじゃあ、よろしくお願いします」ペコリ
ことり「あ、いえいえ、こちらこそ」ペコリ
秀・ことり「....」
秀「何で敬語でお辞儀して頼んだんだろう?」
ことり「えっと、緊張してるからじゃあないかな?」
秀「ま、まだやってもいないのにね」
ことり「あはは、それもそうだね」
秀「じゃあ枕にある方に寝転んで」
ことり「あ、待って!」
秀「えっ、何?」
ことり「枕じゃあなくて、こ、ここに頭をのせて」ポンポン
秀「ここって、ことりちゃんの膝に?」
ことり「う、うん。耳かきの時はこれが良いってきたから」
秀(嘘!?まさかのことりちゃんの膝枕!?)
秀(い、いいのか!?本当にことりちゃんの膝に頭をのせても)
秀「じゃあ、失礼します」
ことり「ど、どうぞ」
秀「よっと」
ことり「あ...」
秀「その、膝とか痛くない?」
ことり「う、うん、大丈夫だよ」
秀(うわ~、ことりちゃんの膝と言うか、女の子の膝に頭乗っけっちゃったよ~!)
秀(やっぱり、男より柔らかいな///)
ことり「じゃ、じゃあ、右耳からやっていくよ」
秀「あ、うん」
ことり「えっと、まずは浅い所をっと」カリカリ
秀「ん」ムズ
ことり「大丈夫?」
秀「えっと、お気遣いなく」
ことり「そっか。じゃあ続けるね」
ことり「かきかき、かきかき」カリカリ
秀(一人するのはあれだけど、人にやってもらうのっていつ振りだろう?)
ことり「よしっと。それじゃあ今度は、穴の深い所をやっていくから痛かったら言ってね」
秀「うん、分かった」
ことり「行くよ~?」
秀「ん~」
ことり「穴の周りを傷つけないように」カリカリ
秀「ゴロゴロ」
ことり「あ、一条君、もしかして耳かき気持ちいいの?」
秀「えっ?まあ、うん、人にやってもらうのは気持ちいいよ」
秀「どうして?」
ことり「だって、さっきの一条君、猫を撫でてる時に気持ち良くなってる時にゴロゴロなってたよ?」
秀「えっ、そうだったの!?」
ことり「あ、動いちゃあ駄目だよ」
秀「あ、ごめん」
ことり「別にそれが変だって言ってる事じゃあないからね?」
秀「そ、そう」
ことり「ちゃんと気持ちよく出来てるんだなって、思っただけだから」
ことり「それじゃあ続けるね」
ことり「♪~」カリカリ
秀(僕、猫みたいにゴロゴロなってたんだ。知らなかった)
ことり「おっきいやつ、出てこ~い」カキカキ
-
- 36 : 2018/09/18(火) 22:56:23 :
- 秀(それにして、どうして人にやってもらう時の耳かきってこんなに気持ちいいんだろう?)
ことり「あ、おっきいの見つけたよ、一条君!」
秀「えっ、本当にあったの!?」
ことり「うん、本当にあったよ」
ことり「だから動かないでね?今から集中するから」
秀「う、うん、分かった。なるべく我慢するよ」
ことり「よ~く狙って。落ちないように」カキカキ
秀「ん」
ことり「そのまま、そのまま~」カリカリ
秀「ふっ」ブル
秀(こしょばい)
ことり「と、取れた~!」
ことり「見てみて、一条君!こんなおっきいのが取れたよ!」
秀「うわ、ほんとにでかい。こんなが僕の耳にあったんだ」
ことり「とりあえず、これはティッシュの上に置いて」トントン
ことり「う~ん」
秀「もう無さそう?」
ことり「うん、もう右耳には無さそうだね」
秀「それじゃあ今度は梵天で耳掃除してもらっていいかな?」
ことり「梵天って何?」
秀「その後ろについてるふわふわの事だよ」
ことり「あぁ~、これの事か~。うん、分かった」
ことり「ふわふわ~」コシュコシュ
秀「う、ん」
秀(やっぱり、耳かきでこれが好きだな~)
秀(それにことりちゃんの声も合わさって余計に)
ことり「よし、こんな感じかな?」
ことり「あ、あれもしなきゃ。一条君、じっとしてて」
秀「...えっ?」
ことり「ふ~」
秀「ふぁっ///」
ことり「耳かきの後ってこれもするよね」
ことり「って一条君、お顔が真っ赤だけど大丈夫?」
秀「な、ななんでもないから、気にしないで!///」
秀(ま、まさかことりちゃんが耳にふ、ふ~てするなんて///)
ことり「えっと、じゃあ今度は左耳をするから、ことりの方を向いてれる?」
秀「りょ、了解」ゴロン
ことり・秀「あ」
秀「な、なんか分からなけど、照れるね///」
ことり「う、うん。なんでだろうね///」
秀・ことり「あははは」
ことり「じゃあ左耳のお掃除、やるね?」
秀「お、お願します」
ことり「え~と、さっきと同じように」
ことり「こしょこしょ」カリカリ
秀「ちょっと、慣れてきたね」
ことり「うん、なんとなくだけどコツとかが分かってきたから」
ことり「右の時より、ちょっとうまくいきそうな感じだよ」カリカリ
秀「確かにこれは、さっきよりも」
秀(やばい、さっきは眠くならなかったけど。これ、やば..い)
~~数分後~~
ことり「よ~し、これで左耳も終わったよ~」
ことり「って、あれ?」
秀「zzz」
ことり「一条君?もしかして寝てるの?」
秀「zzz」
ことり「ど、どうしよう。ことりの膝で寝ちゃってる」
ことり「えっと起こさないように動かしたらいいのかな?」
秀の母「ただいま~!母さんが仕事から帰ってきたわよ~」
ことり「あ」
秀の母「あら?」
-
- 37 : 2018/11/05(月) 22:27:09 :
- ことり「あ、あの」
秀の母「....」
ことり「えっと、これは、その」
秀の母「...」ニヤ
ことり「!?」
秀の母「....」スッ ピッピ
ことりの母『はい、もしもし』
ことり(お母さん!?)
秀の母「あ、もしもし?久しぶりね」
ことりの母『あら、貴方から電話なんて珍しいわね』
ことり(え~!?お母さんと秀君のお母さんって知り合ってたの!?)
秀の母「うん、実は家にね、あなたの娘のことりちゃんが来てるのよ」
ことりの母『ことりが?それがどうしたのかしら?』
秀の母「悪いんだけど、今日一日ことりちゃんを家で預かってもいいかしら?」
ことり「え~~!?」
ことりの母『えっ、ちょっと!それってどういうこと!?』
秀の母「どうもしないわよ。ただ家に泊めたいだけだから」
ことりの母『泊めたいからって。服とかはどうするのよ!?』
秀の母「その辺は大丈夫よ。私があなたの家まで行ってことりちゃんの服とかを取りに行くから」
ことり(家の場所も知ってるの!?秀君のお母さんって何者!?)
ことりの母『それにあなたの息子の一条君ともしも変な事になったらどうするのよ!』
秀の母「あぁ、その辺は大丈夫よ。あの子はへタレだからそんな根性なんてないわよ」ケロ
秀の母(まあ、変な事は起きてなくて面白い事になってるけどね)
ことり(一条君がひどい言われようしてる)
ことりの母『はあ、まあいいでしょう。貴方がそこまで言うのなら大丈夫でしょう』
秀の母「ありがとう!それじゃあ早速そっちに向かうわね」
ことりの母『分かったわ。まったく、貴方いつまでたっても変わらないわね』
秀の母「ちゃんと大人の常識は分かってるわよ。まあ、性格は変わらないけどね!」
ことりの母『自信満々で言わないで頂戴。それと、ことりに後で電話をするようにと言ってちょうだい』
秀の母「はいはい、了解」
ことりの母『じゃあ』
秀の母「うん、またね」ピッ
秀の母「さて。というわけでことりちゃん」
ことり「は、はい!」
秀の母「私はあなたの洋服を取りに行くから、そのまま息子の事を見てて頂戴ね」
ことり「えっ、はい」
秀の母「それじゃあ、今日は家でゆっくりしといてね」
秀の母「いざ、ことりちゃんの家へ!」ダダダダ
ことり「あ、行っちゃった」
秀「zzz」
ことり「一条君の家でお泊りか」
タッタッタ
秀の母「忘れ物した!」
ことり「うわ!」
秀の母「ことりちゃんのスクールバック、借りるわね」
ことり「えっ、いいですけど」
秀の母「じゃあ、再び行ってきます!」バビュン
ことり「....」
秀「う~」
ことり「あ、一条君起きた?」
秀「zzz」
ことり「寝言か」
ことり「なんだか秀君のお母さん、穂乃果ちゃんみたいだな」
ことり「これからどうなるんだろう?」
秀「うにゃ~」
-
- 38 : 2018/12/16(日) 15:52:34 :
- ~~それから~~
秀の母「というわけで、今日は家にことりちゃんが泊まる事になりました~!」
秀の母「いえ~い!」
秀「『というわけで』じゃあないよ!何自分が面白くしたいからってことりちゃんを巻き込んでるんだよ!」
秀の母「だって、自分の息子が女の子に膝枕されて気持ち良さそうにぐうぐう寝てたからてっきりそういう事なのかなって」
秀「それ、分かってて行ってるでしょう?」
秀の母「もちのロン!」
秀「馬鹿ああああ!」
ことり「あ、あの。ごめんね、一条君。ちゃんとあの時起こしてあげたら良かったよね」
秀「あ、いや、その。あの時睡魔に負けてことりちゃんの膝で寝ちゃったのがあれだっだし」
秀「別にことりちゃんが悪かったって事じゃあないよ」
ことり「それでも一応ことりの性ってのもあるから、お互い様って事にしておこう?」
秀「こ、ことりちゃんがそこまで言うなら」
秀の母「はぁ~、熱いわね~」パタパタ
秀「だ、だから違うってば!///」
秀の母「それで、なんであんたはことりちゃんに膝枕されてたの?」
秀「それは、その...」
秀の母「何よ」
ことり「えっと、一条君が耳かきで取れない所があるからそれでことりが一条君に耳かきしてあげてあんな感じになったんです」
秀の母「へえ~」ニヤニヤ
秀「なんだよ、その笑いは」
秀の母「いや~、青春してるね~」シミジミ
秀「なんか年寄り臭い」
秀の母「ほう~、母親の悪い口を言うのはこの口か~?」ノビー
秀「いひゃいいひゃい!こにょ~」ノビー
秀の母「はたしにかへるとおもっへるの~?」グイ―
秀「まへるか~!」グイ―
ことり「あわわ!二人とも喧嘩はやめてくださ~い!」
秀「うっ、ごめんなさい」
秀の母「ったく、今回はことりちゃんに免じて許してあげるわよ」
秀の母「でも、今度は負けないわよ」ゴゴゴゴゴ
秀「なら今度の料理で白黒つけようじゃあないか」ゴゴゴゴ
秀の母「望むところだわ」
ことり「ね、ねえ、一条君」
秀「えっ、何?」
ことり「一条君と一条君のお母さんって仲悪いの?」
秀・母「ううん、全然」
ことり「仲悪くないの!?」
秀の母「やあね、ことりちゃん。これは私たちなり仲良し表現なのよ」
秀「いつもの恒例みたいになってるしね」
ことり「そ、そうなんだ」
秀「やっぱり他人から見たら誤解されちゃうか」
秀の母「まあ、それもそうよね」
ことり「あ、それともう一つ聞きたかったんだけど」
秀「うん、何?」
ことり「どうして一条君のお母さんがことりのお母さんの事を知ってたの?」
秀の母「それはね、私があなたのお母さんと私は同じ同級生で音ノ坂の生徒だったからよ」
ことり「ええええ!?」
秀の母「そして、ことりちゃんのOBでもあったさ」ブイ
ことり「そ、そうだったんだ。知らなかった」
秀「まあ、そりゃあ知らないよね」
秀(そういえばこのやり取り、希さんの時でもやってたな)
秀の母「ことりちゃん、先輩と呼びなさい!」
ことり「は、はい、先輩!」
秀「いや、ノラなくていいからね、ことりちゃん」
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