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• やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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1. 1 : 白夜まゆ＠閣下たん（改名しました） : 2013/12/14(土) 06:07:21

   2つ目投稿してみるっすー。
   感想頂戴っす。

2. 2 : 白夜まゆ＠閣下たん（改名しました） : 2013/12/14(土) 06:08:49

   雪ノ下「は、はやく言いなさいよ」
   
   　雪ノ下雪乃は、比企谷八幡に早食い競争で負け、罰ゲームを受けることになった。
   
   　罰ゲームは、敗者に最も屈辱的なセリフを言わせることであった。
   
   比企谷「ふ、そうだな。負け犬には負け犬らしいセリフが必要だよなあ」
   
   雪ノ下「負け犬負け犬って、あなたって本当に性根が腐っているのね。目だけじゃなくて」
   
   比企谷「目は関係ねーだろ！」
   
   雪ノ下「まあわかっていたけれどもね。あなたの目が死んでいることも表情から死相が出ていることも腐れ根性なことも友だちがいないことも根性なしのろくでなしで穀潰しの――」
   
   比企谷「もういい、もうわかったからやめてください雪ノ下さん。これじゃどっちが罰ゲームなんだかわからん。その無駄に饒舌な口を閉じておとなしく罰ゲームを受けろ」
   
   雪ノ下「嫌よ。この私が素直に罰ゲームを受けるはずがないじゃない。私が罰を受ける時は、あなたを死ぬまで蔑んだ目で見つめて、死ぬまで罵倒を浴びせ、死ぬまで――」
   
   比企谷「だああーもう！　黙れ、黙ってくれお願いします雪ノ下雪乃様！」
   
   雪ノ下「なぜ？　あなたは私の言葉責めに快感をおぼえているのではなかったのかしら」
   
   比企谷「どこの変態だよ……いいから観念して今から俺が言う言葉を言え！」
   
   雪ノ下「い・や・よ。だいたいなんで私が貴方なんかに屈辱を受けないといけないのかしら」
   
   比企谷「お前が無謀にも俺の挑発にのって、由比ヶ浜の失敗クッキー早食い競争に参加したのが悪いんだろうが！」
   
   雪ノ下「……」
   
   比企谷「だんまりかよ。お前の目があんまりにも怖いから――なんでもない。いや、あるけど！　ほら、お前がどうしても嫌がるから俺が見届けるってことになったんだ。それだけでも感謝してくれよな」
   
   雪ノ下「……ふん。それで、罰ゲームで、私に言わせる言葉は決まったのかしら？」
   
   比企谷「疲れる……」
   
   雪ノ下「あら、もういいのかしら。じゃあ私は帰らせてもらうわ」
   
   比企谷「おいおい待て待て。言います。言いますったら。言えばいいんだろ！」
   
   

3. 3 : 白夜まゆ＠閣下たん（改名しました） : 2013/12/14(土) 06:08:57

   雪ノ下「……」
   
   　つばを飲む雪の下。
   
   　頬につーっと汗が滴る。
   
   比企谷「もえもえにゃんにゃんぷりちーかわいいゆきのちゃんだお♪（棒）」
   
   雪ノ下「は、はぁ!?」
   
   　あまりの衝撃に思わず叫ぶ雪ノ下雪乃。
   
   　正直なところ、比企谷八幡も、これはないな、と思っている。
   
   比企谷「い、言ってしまったものは……仕方、ないよな……」
   
   雪ノ下「こ、こんな……貴方、よくもそんな……どんびきだわ……」
   
   比企谷「あ、いやその、俺もなんか口が滑ったというか……いや、でもさ、罰ゲームだし」
   
   雪ノ下「これはないわ。ないわよ。ええ、ないないない。なーいっ！」
   
   　そう叫びながら比企谷八幡のボディに鉄拳を繰り出す雪ノ下雪乃。
   
   比企谷「お、落ち着け、とにかく俺の腹を16連打しないでくれ、く、食ったもんが出ちまう！」
   
   雪ノ下「はぁ、はぁ……はぁ……」
   
   　蒸気した雪ノ下雪乃の顔は文字通りゆでダコのようだった。
   
   　そして腹をおさえ、よろめきながら、比企谷八幡は言う。
   
   比企谷「雪ノ下、約束は守るもんだ。お前は皆の前で挑戦を受け、皆の前で罰ゲームを受けると宣言した。ここで罰ゲームを受けないと、今度は約束を破ったという汚名がつくぞ」
   
   雪ノ下「いいわよそんな汚名ぐらい！　あんなことを言うくらいだったらむしろ買ってあげるわよ！」
   
   比企谷「いいやだめだ。お前は約束を守らなくちゃあならない。なぜならば、由比ヶ浜が傷つくからだ」
   
   雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さんは関係ないじゃない」
   
   比企谷「いいやあるね。あいつは俺たちのために一生懸命クッキーを焼いてきてくれた。しかもかなりの時間を掛けて大量にだ。それが今世紀最大の失敗作だ。考えても見ろよ。今お前がここで約束を破れば、俺たちの腹に収まったあの糞不味いクッキーは、なんの役にも立たなかった、そう、もはや汚物も同じ！」
   
   雪ノ下「なっ!?」
   
   比企谷「由比ヶ浜はな、このクッキーが、どんなに不味くても、俺たちに食ってもらえただけで幸せだろう。でも、その結果が不味かっただけでいいのか？　いいやよくないね。あいつの作ったクッキーの存在意義を、今ここで作ってやろうじゃないか。なあ、雪ノ下。おまえがひとこと、あの言葉を言うだけで全てが丸く収まるんだ」
   
   雪ノ下「く……わかったわ」
   
   比企谷「そ、そうか、じゃあ言ってくれるな？（えー、今ので何がわかっちゃったの？　もしかしてこいつの頭ん中何か湧いてんじゃないの？）」
   
   雪ノ下「だって、仕方ないじゃない。由比ヶ浜さんが傷つく理由は、どこにもないわ」
   
   比企谷「そうか。じゃあ、言ってくれるな？」
   
   雪ノ下「ええ……ちょっと、見ないでくれるかしら」
   
   比企谷「いいや、見る。俺が見届けるって、皆と約束したから」
   
   雪ノ下「～っ!?」
   
   比企谷「何か言いたいことでも？」
   
   雪ノ下「ちっ」
   
   比企谷「……（舌打ちしながら睨むのやめてくれませんかね。マジちびりそうなんですけど）」
   
   雪ノ下「じ、じゃあ、言うわよ」
   
   比企谷「あ、ああ……」
   
   雪ノ下「も、もえもえ、にゃんにゃ～ん……ぷりちー、かわいい……ゆきのちゃん……だ、お……」
   
   比企谷「ん？」
   
   雪ノ下「……」
   
   比企谷「ごめん、もう一回」
   
   雪ノ下「んーっ!!」
   
   比企谷「いや、そんなに怒りを表現されても……聴こえなかったんだから仕方ないだろ」
   
   雪ノ下「貴方……耳まで腐ったのね」
   
   比企谷「うっせ」
   
   雪ノ下「じゃあ、言うわよ」
   
   比企谷「ああ」
   
   雪ノ下「も、も、もえもえにゃんにゃん！　ぷりちーかわいいゆきのちゃん！　だお……」
   
   比企谷「いや、もっとこうさ、明るく元気にさ。胸の奥底に秘める新たな雪の下を覚醒させてさ」
   
   雪ノ下「できるかぁーっ！」
   
   比企谷「うわっ、やめろ、椅子を振り回すのやめてくださいー！」
   
   雪ノ下「はぁ、はぁ、もう、やけくそだわ……」
   
   　雪ノ下雪乃は、おもいっきり息を吸う。
   
   雪ノ下「もえもえにゃんにゃんぷりちーかわいいゆきのちゃんだお♪」
   
   比企谷「……」
   
   雪ノ下「……」
   
   比企谷「……」
   
   雪ノ下「……」
   
   比企谷「……」
   
   雪ノ下「……」
   
   比企谷「……」
   
   　………………………………
   
   雪ノ下「ちょ、なんで黙るのよ！」
   
   比企谷「いや、ちょっと……」
   
   雪ノ下「ちょっと……なに？」
   
   比企谷「ドキっとした。わりと。マジで……」
   
   雪ノ下「――――――っ」
   
   　ガタッ
   
   　顔を真赤にしながら、逃げるように外へ向かう雪ノ下雪乃。
   
   比企谷「あ、おい雪ノ下！？」
   
   雪ノ下「比企谷くんの馬鹿ぁーっ！」
   
   　そう言い残して雪ノ下雪乃は走り去っていった。
   
   比企谷「なんなんだよ、まったく……」
   
   -終-

4. 4 : 名無しさん : 2013/12/21(土) 22:15:41

   もはや誰だよ
   
   

5. 5 : 名無しさん : 2013/12/27(金) 15:16:01

   これは、無いわー
   

6. 6 : 名無しさん : 2014/02/14(金) 04:22:30

   これは由比ガ浜でやるべきかな

7. 7 : レオン : 2014/02/16(日) 20:19:52

   これはwwww

8. 8 : 名無しさん : 2014/04/13(日) 22:33:54

   え〜

9. 9 : 名無しさん : 2015/03/24(火) 19:48:29

   かわいいゆきのん

10. 10 : 名無しさん : 2015/04/30(木) 21:10:02

    最高ーーー！
    

11. 11 : 名無しさん : 2016/05/16(月) 18:36:45

    新しい扉を拓いたな
    
    これはこれでアリかと

12. 12 : 名無しさん : 2016/05/29(日) 17:42:55

    割と好き

13. 13 : 草 : 2017/07/24(月) 16:17:21

    草

14. 14 : 名無しさん : 2020/10/14(水) 14:06:23

    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410
    
    恋中騒動 提督　みかぱん　絶賛恋仲　神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931
    
    害悪ユーザーカグラ
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    【キャロル様教団】
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    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ？
    http://www.ssnote.net/archives/86986
    
    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=61

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