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とある少女の話

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  1. 1 : : 2016/07/25(月) 15:46:58
    チムコ祭り!!!!
    http://www.ssnote.net/groups/2086



    遅くなりました、Cチーム[カマボコ]の者です



    因みに私はカマボコは嫌いです。
    基本的に練り物は嫌いです。
    チクワとか。魚肉ソーセージとか。ハンペンとか。
    どうでもいいけど、おでんと天ぷらも嫌いです。
    とうもろこしと豆も嫌いです。ファミレスとかのステーキって必ずと言っていいほどトウモロコシがある。許せん。おかげでハンバーグ食べれない。
    あと小学校の給食は苦痛だった。カレーにトウモロコシいれるとか正気の沙汰ではない。カレーは友達にあげました。
    小学校の給食で一番苦痛だったのはチリコンカーンです。くたばれ。豆三種類もいれやがって。

    こう見えても私、出されたものは残さないというのが信条です。
    みんなも出されたものは残さず食べましょう。



    テーマは 青春/色 です
  2. 2 : : 2016/07/25(月) 15:50:50


    私には好きな人がいた



    彼の名前は苗木誠



    超高校級の幸運とは名ばかりの不運な人だったけど、優しくて明るい人だった



    そしていつもいつも仲間のことを大切に思っていた



    いつから好きになったのだろうか



    そうだ、あれは蝉が鳴いていた夏休みのことだ


  3. 3 : : 2016/07/25(月) 15:55:37



    坂道を上がっていた所に自転車が猛スピードで突っ込んできたのだ



    日差しも強く、坂道を上がっていたということで疲れていた私は、最低限の動きで避けようとした



    それがいけなかった



    自転車にのってる人が、ブレーキをかけたのだ



    自転車に乗っていた人は慣性の法則に従い宙を舞い、勢いを殺せなかった自転車はこちらに吹っ飛んできた



    これまで経験してきたものに比べればたいしたことはない、と思い油断していた私は、とっさのことに反応できなかった



    目をつぶった





    「危ない!」





    驚いて目を開けてみれば彼が飛び出してくるところだった



    彼はそのまま私を突き飛ばした



    そして、私の代わりに自転車にぶつかった



    自転車にのっている人が落ちる音がしたが、そんなことはどうでもよかった



    私は苗木くんに近づいた



    おそるおそる声をかけた、すると





    「……よかった…無事だったんだね」





    とだけ言った



    私は泣きながらどうして助けたのかと訊いた





    「……だって…ほっとけないよ」





    そこで彼は気を失った



    私は救急車を呼んだ



    のんきに鳴いている蝉が腹立たしかった



    数分後、救急車がやってきて、彼と自転車の持ち主を運んでいった



    私はそのまま病院にいった


  4. 4 : : 2016/07/25(月) 15:56:54



    結果的に言うと彼は無事だった。軽症で済んだのは幸運だった



    それが私が彼を好きになった理由



    ベタすぎて絶望的だけど、私にとっては大切な思い出だ



    あのあと、彼のおかげでクラスメイトたちとも仲良くなった



    舞園さんと歌ったり、セレスさんとポーカーしたり



    あのクラスは楽しかった



    冬休みに行ったクリスマスパーティーでは、彼からプレゼントをもらった



    白い薔薇の花



    私が照れていると、盾子ちゃんにもからかわれてしまった



    その白い薔薇は超高校級の植物学者の色葉田田田が作ったらしく、枯れない花だそうだ



    その薔薇は肌身離さず持っていた



    色は変わってしまったが、今ももちろん持っている



    どれも大切な大切な思い出


  5. 5 : : 2016/07/25(月) 15:57:55



    だけど、そんな日常はすぐに壊れてしまった



    人類史上最大最悪の絶望的事件が起こったからだ



    世界では、戦争やら殺人やらが多発し、絶望にのみこまれた



    希望ヶ峰学園も例外ではない



    腐川さんもといジェノサイダーと共闘したこともあった



    もっとも、この一連の事件は盾子ちゃんが起こしたことなんだけど



    盾子ちゃんは超高校級の絶望で、希望ヶ峰学園に入学したときからこの計画を企てていたらしい



    盾子ちゃんも、彼やそのクラスメイトたちとの思い出は大切なものだったと聞いた



    だけど、それを自分で壊すことによってより絶望するらしい



    私は盾子ちゃんについて行くか、それとも愛する彼について行くか迷った

  6. 6 : : 2016/07/25(月) 15:58:52










    私は盾子ちゃんについていくことにした









  7. 7 : : 2016/07/25(月) 15:59:20










    私は絶望になった









  8. 8 : : 2016/07/25(月) 15:59:45






























  9. 9 : : 2016/07/25(月) 16:00:56



    今、私の目の前には死体がある



    彼の名前は苗木誠――私が愛した人



    彼にもらった白い薔薇は、彼の血で赤く染まっている



    それは神秘的で妖艶な輝きを持っていて美しかった



    盾子ちゃんも愛する人を殺したそうだけど、こんな気持ちだったのかな



    ああ、なんて素晴らしいのだろう



    あんなに愛していた人を自分で殺してしまうなんて





    絶望的すぎてイッちゃうよぉ♡





    ふぅ…まさか本当にイッてしまうとは、絶望的ですね



  10. 10 : : 2016/07/25(月) 16:01:57



    私は絶望としてやることがあるので、そろそろこの部屋からでないといけませんね



    未来機関の連中もじきにやってくるだろう



    私は部屋を出る際にもう一度彼を見、そして言った










    「またね、お兄ちゃん」



    真っ赤な薔薇が少し黒くなった気がした


  11. 11 : : 2016/07/25(月) 16:05:05



    終わりです!!!めっちゃ短くてでごめんねorz

    というかこれ、テーマにあってんのか?



    んじゃ、またどこかでお会いしましょう

    みんなは好き嫌いしないようにね~!


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