このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
悲劇は延々と Ⅱ【進撃の巨人×東京喰種】
- 進撃の巨人 × 東京喰種トーキョーグール
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- 1 : 2016/06/25(土) 23:46:59 :
- はいどーも、ヒナミちゃんです(?)
「悲劇は延々と 其の弐」の始まりですよ!
以前から数個、シリーズ物は手掛けていましたが、改めて「シリーズ」という機能の素晴らしさを実感しました。
更新速度はヒナミちゃんです(?)
よければお気に入り、コメントお願いします!
それでは………。
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- 2 : 2016/06/26(日) 14:13:22 :
見られた………。
借りているアパートの目の前、汗と血と涎でぐっちゃぐちゃとなっている水色のパーカーを着ている青年、彼こそ『悲劇 』、1度目の『鉄骨殺人』の被害者…と言われている。
アルミンと同じように、彼は喰種の『神代リゼ』に襲われ、その内臓(赫包)を埋め込まれた、“喰種化”の被害者だ。
彼の元『神代リゼ』は、肉を求めるあまり、昔居たとされる“巨人”を呼び覚まし、喰おうという計画と立てていた。
現在その被害はCCG本部のみとされているが、それがどう広がるかはわからない。
震える手で鍵を持ち、自分の部屋の鍵穴に差し込む。カタカタとなっている彼の手では、なかなか鍵穴に差し込めず、苦戦していた。
カネキ「ヒデ……。」
ふと視線を落とすと、彼の好物、ハンバーグなどが詰まった袋が置いてあった。彼なりに考えてくれたのだろう。
少し落ち着いたのか、鍵を開けて、部屋へと入る。
誰も居ない部屋に、『ただいま』と一言。
彼が買ってくれたハンバーグを袋から出し、皿に盛り付け、付属のデミグラスソースをかけ、フォークを取り出して、食べる。
カネキ「うっ……?!」
カネキ「や、やっぱり……、食えたもんじゃない……。」
少し食べたところで食器を片付け、ゴミ箱にハンバーグを捨てる。
カネキ「……ごめん、ヒデ。」
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- 3 : 2016/06/26(日) 14:31:48 :
- 期待です!
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- 4 : 2016/06/26(日) 14:33:28 :
- あるるみんさん
期待ありがとうございます!
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- 5 : 2016/06/27(月) 19:31:13 :
- 期待ですよ(^O^)
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- 6 : 2016/06/27(月) 19:32:46 :
- MGSさん
期待&お気に入りありがとうございます(∩´∀`)∩
今さらですが、今回は喰種側のキャラの視点なので、自分が書くことに関しては楽しめるのですが、進撃が好きな大半の読者様からは「つまらない」と思うかもしれませんw
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- 7 : 2016/07/01(金) 00:10:01 :
- 『働きながら、“喰種”の世界を学ぶ気はないかい?』
彼に助言をしたのは、『あんていく』の店長、芳村だった。
彼はまだ迷っていた。自分が、喰種の世界に足を踏み込めるのか………、と。
『まあ、好きなだけ迷えばいいよ。君がどうするかは、君次第だ。』
トーカ………と呼ばれる少女を連れ、芳村は闇の中への消えていったのを、彼は今でも鮮明に覚えている(日にちもあまり経ってないというのもあるが)。
しかし、その後ろ姿に、彼は何か“違和感”を感じていた。
カネキ「小説の影響………かなぁ。」
顔をパンッと叩き、普段のパーカーを着ると、急いで店へと向かった。
『あんていく』…………。
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- 8 : 2016/07/01(金) 23:02:07 :
- カネキ「……………。」
カランカラン………と、カネキが入ったことを告げるかのように、鈴の音が店内に鳴り響く。
カネキ「こ、こんにちは………、芳村さん。」
芳村「カネキ君、どうだい?」
カネキ「僕は………。」
そうだ、決意したんだ。僕は、人であり喰種だ。両方の立場にいるんだ。僕がやらなきゃ………。
そう心の中では言うものの、実際それが言い出せない。
芳村「コーヒー、飲むかい?」
店長の芳村の気遣いに甘え、カネキは席に座り、コーヒーを飲む。
カネキ「店長………。」
落ち着いたカネキは、芳村を呼び止め、ようやく言葉に発することにした。
カネキ「僕は、『あんていく』で働きます。」
芳村「………うん、それが一番だ。たぶん。」
良かった………と、肩を落とす様を見て、芳村は穏やかな目をより細くして微笑む。
カネキ「は、はい………!よろしくお願いします………!!」
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- 9 : 2016/07/01(金) 23:38:01 :
カネキ「つ、疲れた………。」
喰種の世界についての知識を少し教えてもらって、あとは掃除、コーヒーの入れ方、ご飯の食べ方などを教わった。
読書での知識はあるものの、やはり実際にやってみると、かなり難しかったりし、彼の体力も限界となっていた。
カネキ「はぁ、家に帰って寝たい──────」
ズシャァァァァァァ!!!という大音量が鳴り響き、謎の巨体生物が姿を現す。
喰種の身体能力も少なからずあるカネキは、それをなんとか避けるが、今の状況は絶望的である。
カネキ「な、なんだこの巨大なヒトは…………。」
そう、彼の前に姿を現したのは間違いない。
“巨人”だ。
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- 10 : 2016/07/02(土) 01:46:30 :
- カネキ「うぁっ!!」
巨体は暴れだす。食糧を求めた獣のように。
カネキ「はぁはぁはぁ………!!なんでなんで僕だけが………!!」
巨体は追ってくる。草食動物を追いかける肉食動物のように。
巨人「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
巨体は迫る。怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い……………。
カネキ「助けて…………。」
巨人「ぐぁっ?!」
巨体は倒れる。足を失ったヒトのように………。
いや、実際そうなのか。
目の前の彼が──────
「ふぅ。」
8本にもなる赫子(※)を駆使し、すぐに巨体の“絶頂”へと登った彼はまるで………
“蜘蛛”の如く…………。
※喰種の『赫包』から出た武器。
赫包から喰種にとっての命である『Rc細胞』を放出し、硬化と軟化を繰り返しながら自在にうねり、多用な攻撃が可能。
血液のように流れ、"歯"よりも頑丈になる
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- 11 : 2016/07/02(土) 11:26:11 :
- ガツガツ、ガツガツ………。
ガツガツ、ガツガツ………。
グチャ………、ゴクン
カネキ「な………」
巨人から発生した蒸気が少し晴れ、目の前が確認できたとき、カネキは衝撃で言葉を発せなかった。
目の前の蜘蛛は、まるで糸に引っかかった食糧を食すかのように、仕留めた巨人を喰う。
「やっぱり巨人の肉は最高だなァ。……………君も食べる?ほら、こいつ、すぐ蒸発しちゃうからさ。」
カネキ「い、いえ、僕は………。」
「そっか。」
食い終わった蜘蛛の彼は、両手を合わせて小さく「ごちそうさまでした。」と呟く。
「じゃあまたね 。」
蜘蛛のマスクをとった彼は、どこかで見覚えがあった。
以前交差点で、僕のことを見ていた彼だ。
そうか、彼も………
アルミン「『隻眼の子。』」
“悲劇”なんだね。
つづく
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- 12 : 2016/07/02(土) 11:36:44 :
- 最後まで閲覧いただき、ありがとうございます!
昨日か一昨日あたりに、とあるss執筆者の方のプロットを拝見させていただいて、プロットを作って書く!ということを始めてみましたw
割と効率よく話が進んだので、次回もこれを使いたいなぁ…と思いますw
次回はやっとエレン大活躍としたいですねw
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- 13 : 2016/07/02(土) 13:15:59 :
- 頑張ってください(∩´∀`)∩
期待してます!
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- 14 : 2016/07/02(土) 15:24:06 :
- MGSさん
ありがとうございます(∩´∀`)∩
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- 15 : 2020/10/01(木) 13:23:24 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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