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エレン「俺は……復讐者だ」訓練兵団編
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- 1 : 2016/05/11(水) 21:26:49 :
- エレン「俺は……復讐者だ」過去編の続きです
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- 2 : 2016/05/11(水) 21:29:35 :
- 前作
http://www.ssnote.net/archives/45217
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- 3 : 2016/05/11(水) 21:36:49 :
- CPについてアンケート取ります!
>>15までに一番多かったCPにします
※一人一回まで ハーレムOK
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- 4 : 2016/05/11(水) 22:04:35 :
- エレフリでお願いします。
あと、頑張ってください!
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- 5 : 2016/05/11(水) 22:57:58 :
- エレフリ期待!
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- 6 : 2016/05/11(水) 23:08:22 :
- エレミカ
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- 7 : 2016/05/11(水) 23:13:27 :
- リヴァエレ
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- 8 : 2016/05/11(水) 23:14:29 :
- アルアニ
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- 9 : 2016/05/11(水) 23:15:40 :
- エレアニ
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- 10 : 2016/05/11(水) 23:15:55 :
- リヴァペト
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- 11 : 2016/05/11(水) 23:16:33 :
- エレアニ
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- 12 : 2016/05/11(水) 23:16:33 :
- エレミカ
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- 13 : 2016/05/11(水) 23:16:57 :
- エレアニ
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- 14 : 2016/05/11(水) 23:17:43 :
- エレアニ
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- 15 : 2016/05/11(水) 23:17:56 :
- エレン×リヴァイ
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- 16 : 2016/05/11(水) 23:18:46 :
- 期待です。エレアニ
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- 17 : 2016/05/11(水) 23:30:42 :
- 期待です
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- 18 : 2016/05/11(水) 23:42:28 :
- エレアニ 4
エレフリ 2
エレミカ 2
エレリヴァ 2
アルアニ 1
リヴァペト 1
と言うことで、今回はエレアニです!
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!
なお、投稿にあってはもう少し後になります
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- 19 : 2016/05/12(木) 00:36:14 :
- ~847年~
「いよいよ明日だ……!」
「ええ。でも無理をしてはいけない。ので、今日はもう休むべき」
「分かってるよ、ミカサ」
ミカサ「私は戻る。アルミンはどうする?」
アルミン「僕はもう少し残るよ」
ミカサ「分かった」スタスタ
アルミン(ようやくここまで来た……エレン達はどうしてるかな?)
~とある森~
「いよいよ明日だね」
「そうだね。あんたは大丈夫かい?」
「大丈夫だよアニ、少し緊張してるけど……」
アニ「緊張してる暇なんてないよ、クリスタ」
クリスタ「分かってるよ……でも、きっと大丈夫!」
アニ「そうかい…それじゃ、今日はもう休むよ」スタスタ
クリスタ「あ、待ってよぉ!」タッタッタッタッ
~とある山奥~
「……行ってくる」
???の墓
「父さん……母さん……またね」スタスタ
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- 20 : 2016/05/12(木) 19:51:30 :
- ~入団式~
キース「貴様は何者だ!」
アルミン「はっ!シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです!」バッ!
キース「そうか!馬鹿みてえな名前だな!親が付けたのか!」
アルミン「亡くなった祖父が付けてくれました!」
キース「!……そうだったのか。すまなかった……貴様は何しにここへ来た!」
アルミン「巨人を駆逐するため、そして外の世界を冒険するためです!」
キース「そうか!いい夢だが、夢は所詮夢だ!貴様には巨人の餌になってもらおう!」
キース「貴様は何者だ!」
「はっ!トロスト区出身、ジャン・キルシュタインです!」バッ!
キース「貴様は何しにここへ来た!」
ジャン「内地で暮らすためです!」
キース「そうか!ふんっ!」ブンッ!
ジャン「グハッ!?」ゴチンッ!
キース「誰が座っていいと言った!この程度でへこたれていては内地など行けはしないぞ!」
教官a「今年も始まったな。お前もやっただろう?」
教官b「ええ。しかしあの恐喝には何の意味が?」
教官a「今までの自分を否定してもらって、まっさらな状態になって兵士として育てるためだ」
教官b「何も言われてない子もいますね」
教官a「2年前の地獄を味わった子達だろう。面構えが違う」
教官b「あれ?あの子は?」
教官a「ん?何だあいつは?」
キース「貴様は何者だ!」
「シガンシナ区山奥出身……アレン・シーカーです」スッ
キース(アレン?いや、まさかな……)
キース「貴様は何故仮面を着けている!」
アレン「顔の傷を隠すためです」
キース「そうか!そんなもの着けていれば、すぐに巨人の胃袋行きだな!」
アレン「……」
キース(後で教官室に来てくれ)
アレン「……?」
~中略~
「あいつ、もう5時間もぶっ通しで走ってるぞ?」
アルミン「大変そうだね」
「あ、オレコニーってんだ!お前シガンシナ区出身だよな?」
アルミン「うん、そうだけど」
コニー「じ、じゃあ見たのか?超大型巨人!」
アルミン「見たよ」
コニー「まじか!」
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- 21 : 2016/05/12(木) 20:15:23 :
- ~教官室~
コンコン
キース「誰だ?」
「シーカーです」
キース「入れ」
アレン「失礼します」ガチャッ
キース「楽にしろ」
アレン「……」
キース「さて、聞かせてもらおうか……何故名前を偽ってまで仮面を着けている?」
「エレン」
アレン改めエレン「……やっぱりごまかせませんか、キースさん」
キース「当たり前だ。いつからの付き合いだと思っている」フッ
エレン「そうでしたね」フッ
キース「グリシャは元気にしてるか?」
エレン「……父さんは……もういません」
キース「!?」
エレン「俺との修行の最後に……俺が殺しました」
キース「……そうか。ならばお前は……使えるのか?」
エレン「使えます。けど、使いたくないです」
キース「そうか……仮面ははずす気はないか?」
エレン「今は……ないです」
キース「ならば、いつかはずす時がくるはずだ。その時は自分を偽るな」
エレン「……分かりました」
キース「フッ。もう行っていいぞ」
エレン「失礼しました」バタンッ
キース(グリシャ……お前ともう一度盃を交わしたかった……)ツゥー
~食堂~
ジャン「これで手打ちにしようぜ」スッ
アルミン「分かったよ」パンッ
ミカサ「……」スタスタ
ジャン「!?な、なぁあんた!」
ミカサ「何?」
ジャン「い、いや……綺麗な黒髪だと思って……」
ミカサ「ありがとう。それじゃ」スタスタ
ジャン(よっしゃ!)グッ
ミカサ「アルミン」
アルミン「ミカサ!」
ジャン「」
ズリィィー
コニー「おい!何拭いてんだよ!」
ジャン「人との……信頼だ」
アレン(騒がしいな……あいつにパンでも持っていってやるか)スッ
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- 22 : 2016/05/12(木) 20:42:54 :
- ~グラウンド~
「ハァ……ハァ……もう……動けません……」バタッ
アレン「動けないんじゃ仕方ないな」スッ
「パァン!!!!!」ダンッ
アレン「!?」シュッ
「うわっ!?」ストンッ
アレン「落ち着け。ゆっくり食え」
「パァン!!」ガツガツ
アレン「ゆっくりだっての……水だ」スッ
「もしかして、あなたが神ですか!!?」
アレン「神?」
「神ぃぃぃぃぃ~!!!」
アレン「……神なわけない……もし神だとしても、俺の場合は死神だ」ボソッ
クリスタ「あ、あの~」
アレン「?」
クリスタ「わ、私もパンを持ってきたんだけど……」
アレン「残念だけど、もうこいつ寝てるぞ?」
「スー……スー……」パァン……
クリスタ「ホントだ……これ、どうしよう」
アレン「お前が食え。後こいつ運んでおいてくれ……後ろのやつとな」
クリスタ「え?」
「ちっ……いつから気づいてた?」スタスタ
アレン「食堂出てからそいつがついてきてるときから」
「最初からかよ……何者だよ」
アレン「……」ジィ…
「な……何だよ?」
アレン「……なるほどね」ボソッ
「はぁ?」
アレン「ま、後は頼んだ」スタスタ
「……」
クリスタ「?」
~寮の部屋~
「お、最後のやつが来たな」
アレン「!?」
アルミン「どうしたの?」
アレン「いや、何でもない」
「俺はライナー・ブラウンだ。よろしくな」
「僕はベルトルト・フーバー。ベルトルトだよ!ベルトルトだからね!」
「俺はジャンだ、よろしく」
アレン「アレン・シーカー……よろしく」ジィ…
ライナー「ん?どうした?」
ベルトルト「な、何だい?」
アレン(マジかよ……この二人……)
アレン「寝る」
アルミン「う、うん。お休み」
ライナー「……」
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- 23 : 2016/05/12(木) 23:15:24 :
- 期待!
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- 24 : 2016/05/12(木) 23:18:36 :
- ~翌日~
キース「今日は立体機動術の適性訓練を行う!これが出来ないものは囮にも使えん!すぐに開拓地に行ってもらう!」
教官a「ほら、あの子だ。全くブレがない。何をどうすればいいのか分かるんだろう」
ミカサ(簡単……)プラーン
アルミン(少し難しいけど……出来なくはないな)ギシギシ
ジャン「くっ……へへっ」ギシギシ
クリスタ(これなら……)ギシギシ
アニ(エレン……いないな……)ショボン ギシギシ
キース(今期は出来るものが多いな。ん?あれは?)
教官b「あの子は?」
教官a「才能と言うやつだろう……人並み以上に出来ることもあれば……」
アレン「くっ……」ギシギシッ!
教官a「人並み以上には出来ないこともある」
キース「何をやっているシーカー訓練生!状態を保て!」
アレン(んな事言ったって……!)ギシギシッ!
キース「このままでは開拓地行きだぞ!」
アレン「!……そいつは勘弁だ……!」ギシギシッ!
「明鏡止水」
アレン「……」ギシギシッ…ギシッ…ピタッ
オォ!トマッタゾ!
スゲェ…
ドウヤッタンダ?
ザワザワ……
キース「うむ!合格だ!」
アレン「ふぅ……」
キース「ん?おい、シーカー訓練生。そのベルトに違和感を感じないのか?」
アレン「いえ、特には」
キース「ベルトが破損しているぞ。こんなところが破損するなど聞いたことなかったが、どうやら整備項目を見直す必要があるな」
マジカヨ…
コワレタベルトデトマッタノカ!
ザワザワ……
キース(何てやつだ……グリシャよ、お前の息子が今日、頼もしい兵士になったぞ)
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- 25 : 2016/05/13(金) 20:51:04 :
- はよ
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- 26 : 2016/05/13(金) 23:34:10 :
- ~数時間後 食堂~
アルミン「ねぇ、アレン!」
アレン「何だ?」
アルミン「さっきはすごかったね!一体どうやって体勢を整えたんだい?」
アレン「あぁ、とにかく落ち着こうと思ってたら出来た」
アルミン「すごいね!僕達にはきっと出来ないよ」
アレン「……そんなことねぇよ」ボソッ
ミカサ「アレン」
アレン「……ミカサ?」
アルミン(あれ?どうしてミカサの名前を……)
ミカサ「あなたは何故仮面を着けているの?」
アレン「……顔の傷を隠すためだ」
ミカサ「そう。では……」
「"エレン"という名に、聞き覚えはないだろうか?」
アレン「……っ」ピクッ
アルミン「……そう言えば、エレンにはまだ会ってないね」
ミカサ「エレンがいないと……とても寒い」
アレン「……」スッ
ギュッ→手を握る
ミカサ「……!」
アレン「……少しはマシになると思う……」
ミカサ「あ、ありがとう……」
アルミン(……やっぱり。でも、どうして?)
ジャン「おい!仮面野郎!」
アレン「……?」クルッ
ジャン「テメェ、ミカサに何してんだよ!」
アレン「手を握ってるだけだけど?」
ジャン「み、ミカサが困ってんじゃねぇか!早く離せ!」
アレン「……うるせぇ奴だ」ハァ…
ジャン「さっさと離せよ!」バッ
アレン「……」スッ
パシッ ガッ
ジャン「おわっ!?」グルンッ
ドシンッ‼
ジャン「がっ!?」
アレン「何がしたいんだ?」
ジャン「ぐっ……!」
キース「今しがた大きな音がしたが、何があった?」
アレン「サシャの放屁です」
サシャ「ふぁいっ!!?」
キース「貴様か、少しは慎みを覚えろ」スタスタ
サシャ「アレン!!酷いじゃないですか!!」
アレン「悪かったよ。お詫びにパンやるよ」スッ
サシャ「やったぁ!!アレン大好きです!」
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- 27 : 2016/05/14(土) 07:35:22 :
- ライナー「アニ、久しぶりだな!」
ベルトルト「ひ、久しぶりだね、アニ!」
アニ「ライナー、ベルトルト……久しぶり」
ライナー「どうした?元気無さそうだな」
ベルトルト「何か悩みごと?」
アニ「いや、ちょっとね……そうだ、ここでエレンって奴に会わなかったかい?」
ライナー「アレンの事か?」
アニ「アレンじゃなくてエレンだよ、エレン」
ライナー「いや、ここでは会ってない……すまないな」
ベルトルト(もしかして、アニはエレンって人の事が!?)
アニ「いいよ、気にしないで……それともう一つ……」
「壁を壊したの……あんた達かい?」
ライナー「……」
ベルトルト「……っ」
アニ「……言えないのかい?」
ライナー「……今は言えない。後で詳しく話そう」
ベルトルト「夜、森の方に来てね」
アニ「……分かったよ」
アレン「……」
アルミン「……アレン」
アレン「何だ?」
アルミン「後で少しいいかな?」
アレン「……あぁ」
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- 28 : 2016/05/14(土) 14:35:43 :
- ~座学省略 馬術訓練~
キース「これより馬術の訓練を行う!壁外では馬がないと命取りとなる!まずは貴様らに馬を一頭ずつくれてやる!馬に名前をつけ、馬と仲良くするように!」
アレン「俺はどれにするかな?」
白馬「……」ジィ…
アレン(ん?あの馬……こっちを見てる?)
白馬「ヒヒーン」ジィ…
アレン「……」ジィ…
白馬「……」ジィ…
アレン「ふっ……お前に決めた」スッ ナデナデ
白馬「ヒヒーン」スリスリ
アレン「名前はどうするかな?」
白馬「ヒヒーン」
アレン「……決めた!お前の名前は……」
「ホープだ。"希望のホープ"」
白馬改めホープ「ヒヒーン」スリスリ♪
アレン「よろしくな!」ナデナデ
キース「そこまでだ!集合しろ!」
アレン「おっと、集合か。それじゃ、またなホープ」スタスタ
ホープ「ヒヒーン」
キース「明日からは基礎体力作りだ!キツくなるから今日はゆっくり休め!以上だ、解散!」
ザワザワ……ゾロゾロ……
アルミン「じゃあ、行こっか」
ミカサ「ええ、行きましょう」
アニ「そうだね」
クリスタ「うん、行こ!」
ライナー「お、俺たちもいいか?」
クリスタ「うん!一緒に行こ!」ニコッ
ライナー(天使!結婚しよ)
「私もいいか?」
クリスタ「あ、ユミル!もちろんいいよ!」
ユミル「サンキュー!さすが私のクリスタ!」ダキッ
クリスタ「キャッ!?もう、ユミル!あ、アレンも一緒にどう?」
アレン「……俺か?」
ユミル「やめとけよクリスタ。こんな仮面野郎誘うのなんて」
クリスタ「ユミル!そnアルミン「そんな言い方はないんじゃないかな?」ギロッ
クリスタ「あ、アルミン?」
ユミル「な、何だよ?」ビクッ
アルミン「アレンだって僕達の仲間だよ?それなのに今のはひどいんじゃない?」
ユミル「わ、悪かったよ」
アルミン「僕に言ってどうするの?相手が違うでしょ?」
ユミル「う……あ、わ、悪かったな……あ、アレン……」
アレン「別にいい。気にしてない」
ユミル「そ、そっか!」
アレン「じゃあ、後で」スタスタ
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- 29 : 2016/05/14(土) 23:30:12 :
- ~数時間後 夜~
アルミン「こんな時間にごめんね?」
アレン「気にしてない。それで、何だ?」
アルミン「うん。単刀直入に聞くよ」
「君は……エレンなんでしょ?」
アレン「……」
アルミン「……」ダンッ
アレン「!?」スッ
アルミン「ハァッ!」シュッ
アレン「くっ!」パシッ ガッ
アルミン「ふっ」グルンッ シュッ
アレン「……」ボソッ
アルミン「!?」
アレン「ふっ!」パシッ ガシッ グルンッ
アルミン「ぐあっ!!」ドシンッ
アレン「ちっ、いきなり何を……」
アルミン「やっぱり……」
アレン「はぁ?」
アルミン「今の技、エレン以外が使う事はなかった」
アレン「!?」
アルミン「人間というのは、突然の事には素で対応してしまう生き物なんだ。今の動きは、ずっと見てきたものだった……」
アレン「……」
アルミン「この事を踏まえて聞くよ」
「君は……エレンなんでしょ?」
アレン「……さすがアルミンだ」フッ
アルミン「どうしてなんだい?どうして偽名を?」
エレン「壁を壊した奴らに悟らせないためだ」
アルミン「どういうこと?」
エレン「まだ確信がないけど、壁を壊したのは恐らく……」
「ライナーと……ベルトルトだ」
アルミン「なっ!!?」
エレン「それから、俺はあの二人に会ったことがある」
アルミン「い、一体どこで!?」
エレン「修行の時、アニに会った日だ」
アルミン「そ、そうだったんだ……」
エレン「俺はこれからあの二人が巨人かどうか確かめてくる。それと、俺はしばらく"アレン"として過ごす」
アルミン「う、うん……分かったよ」
~巨大樹の森 訓練用~
ライナー「こんなところまですまない」
アニ「……それで、詳しく話してくれるんでしょ?」
ベルトルト「……驚かないで聞いてね」
ライナー「お前が村を出た日の次の日、獣のような格好の巨人が現れた」
ベルトルト「ソイツは……村人全員を人質にしたんだ!」
アニ「っ!?」
ライナー「解放してほしければ、壁を破壊してこいと命令された……」
ベルトルト「もちろん断った。抵抗もした。けど……」
ライナー「ソイツはあろうことか……」
「村長を……おじちゃんを殺しやがった……!」
アニ「そ、そんな……」
ライナー「……アニ、頼みがある。俺達に……力を貸してくれ」
ベルトルト「僕からも頼むよ……アニ」
アニ「け、けど……わ……私は……」
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- 30 : 2016/05/14(土) 23:46:19 :
- ライナー「今すぐじゃなくてもいい。ただ、今年中に決めてほしい」
アニ「……」
ベルトルト「それじゃあ、お休み……」スタスタ
ライナー「また明日な」スタスタ
アニ(壁の破壊……きっと、シーナまで行くつもりね……村のみんなを助けたいけど……仲間を裏切ったりできない!)
アニ「エレン……あんたならこんな時……どうする?」ツゥー
~少し離れた木の陰~
エレン「……」
エレン(ビンゴ……か)
~翌日 食堂~
サシャ「パァン!!」モグモグ
コニー「うるせぇ奴だ!」モグモグ
ミカサ「3人とも、しっかり食べないと訓練で持たなくなってしまう。ので、しっかり食べよう」
アルミン「言いたいことは何となく分かるけど分かりづらいよ……」
クリスタ「そうだね!教官も、今日からキツくなるって言ってたもんね!」
アニ「……」
クリスタ「?アニ、どうしたの?」
アニ「うん?あ、いや……何でもないよ」
アルミン(……アニ、もしかして)
アレン「……」
-
- 31 : 2016/05/15(日) 14:44:31 :
- ~基礎体力作り~
キース「これから基礎体力作りを始める!初日であることから今日は軽めにいく!先ずはグラウンドを100周!それが終わったら腹筋、腕立てを100回ずつ!スクワットを200回だ!では始めろ!」
エェーゼンゼンカルクネェヨ
グラウンド100シュウトカキツイシ
マジカヨ…
ザワザワ
キース「文句を言う前にさっさと走ってこい!!」
ハァ…ダリィ
イクカァ…
ザッザッザッザッ
アレン(軽いな……)ダッ
ミカサ(は、早い!アレン……あなたは一体……!まさか……)ダッ
クリスタ(アレンすごく早い!でも、あの走り姿……どこかで)タッタッタッタッ
アニ(アイツの走り……似てる……たまたまだよね?)タッタッタッタッ
ジャン(アイツ、めちゃくちゃ早い!負けてられっかよ!)タッタッタッタッ
アルミン(さすがだなぁ……僕も負けてられない!)タッタッタッタッ
~数十分後~
アレン「教官、終わりました」
キース「さすがだな。22分37秒だ。では引き続き腹筋、腕立てを始めろ!」
アレン「ハッ」スッ
ミカサ「教官、終わりました」
キース「うむ、24分08秒だ。では腹筋、腕立てを始めろ!」
ミカサ「ハッ!」
ライナー「終わりました!」
キース「35分27秒だ。ではこっちで始めろ!」
ライナー「ハッ!」
~省略~
記録
アレン(エレン)
グラウンド100周 22分37秒
筋トレ 36分14秒
合計 58分51秒
ミカサ
グラウンド100周 24分08秒
筋トレ 45分30秒
合計 69分38秒
ライナー
グラウンド100周 35分27秒
筋トレ 50分42秒
合計 86分09秒
etc……
キース「午前の訓練はここまでだ!午後からは対人格闘の訓練を行う!それまでしっかり休むように!」
ミカサ「アルミン、行きましょう」
アルミン「うん、分かったよ。あ、アレンも一緒に行こう?」
アレン「いや、俺はあっちに行ってくる」
アルミン「そっか、分かった」
アレン「じゃあ、また後で」
-
- 32 : 2016/05/15(日) 20:24:15 :
- アレンのスピードで計算すると一周13.57秒という速さ
一周100メートルくらいかな?
-
- 33 : 2016/05/15(日) 20:24:40 :
- 言い忘れてました!期待!
-
- 35 : 2016/05/15(日) 22:44:26 :
- ~対人格闘訓練~
キース「これから対人格闘訓練を行う!自由にペアを組み、真面目に訓練をするように!では、始めろ!」
アレン「さて、誰と組むか……」キョロキョロ
アルミン「アレン、一緒にやらないかい?」
アレン「アルミンか……いや、今はこれ以上注目を集めるわけにはいかない。また今度頼む」
アルミン「そっか、分かった!じゃあ僕はベルトルトの所に行ってくるよ」
アレン「ああ、頑張れよ」
ライナー「アレン!よかったら俺と組まないか?体がデカイせいか、みんな俺と組んでくれそうにないんだ」
アレン「ああ、別に構わねぇよ」
ライナー「本当か!?ありがとうな!じゃあ先ずは俺がならず者をやる!じゃあ行くぞ!」ダッ
アレン「……」
ライナー(構えないのか?だが、このまま行くぞ!)ブンッ
アレン「早いな……」サッ
ライナー「!?」
アレン「でも、遅い!」シュッ バキッ
ライナー「ぐあっ!!」ドサッ
アレン「大丈夫か?」スッ
ライナー「ああ、すまない。しかし強いな……何かやってたのか?」ガシッ
アレン「……ちょっとな」グイッ
ライナー「そうか、ってうおぉぉっ!!?」
アレン「……悪い」スッ→引っ張ってから避けた
ライナー「ほ、本当に何してたんだ……?」
アレン「……」
ライナー「ま、言いづらいこともあるか……ん?おい、アレン!あれを見てみろ」
アレン「……あれは」
ライナー「上手いことサボってるな。よし!今からアイツに、兵士とはなんたるかを教えてやろうじゃないか!」
アレン(……ハァ)
アニ(やっぱり……エレンがいない……)スタスタキョロキョロ
ライナー「よう!教官の頭突きはイヤか?それ以上身長を縮めたくなかったら、真面目に訓練をすることだな!」
アニ(……)イラッ
ライナー「アレン!思い知らせてやれ!」ポン!
アレン「自分でやれよ……」ハァ
アニ「どっちが来るんだい?」
アレン「……俺だ」
アニ「そうかい……それじゃあ、来なよ」
アレン「……行くぞ」ダッ
アニ「!?」スッ
アレン「……」ボソッ スゥー
アニ「なっ!!?」
アレン「ふっ!」シュッ
アニ「っ!!」バッ
アレン「俺の勝ちだな」スッ
アニ「……何のつもりだい?」
アレン「決まってんだろ?」
「女の子に怪我させるわけにはいかない」
アニ「!!?」
アレン「だろ?」
アニ「……」
アレン「じゃあ、俺は別の奴と組んでくる」スタスタ
ライナー「あ、ああ……」
アニ「……」
ライナー「あ、アニ?」オソルオソル
アニ(まさか……そんなはず……で、でも……もしかして……)
「……エレン?」
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- 36 : 2016/05/18(水) 23:10:14 :
- はよ
-
- 37 : 2016/05/19(木) 13:16:31 :
- 死ね
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- 38 : 2016/05/20(金) 01:12:21 :
- アルミン「やぁっ!」ブンッ
ミカサ「ふっ!」パシッ シュッ
アルミン「うわっ!?」サッ ドサッ
ミカサ「ごめんなさい……大丈夫?」スッ
アルミン「ありがとう……大丈夫だよ」スッ
ミカサ「アルミン、聞きたいことがある」
アルミン「何だい?」
ミカサ「アレンの動きが見えたのだが……どうしてエレンと同じ動きをしているの?」
アルミン「!!?」
ミカサ「アルミンは知っているの?」
アルミン「……たまたまじゃないかな?」
ミカサ「嘘ね」
アルミン「……どうして?」
ミカサ「私はずっとアレンのことを見ていた。全てではないけど、ほとんどエレンと同じだった」
アルミン「だから……たまたまだよ。彼はアレンであってエレンじゃないんだよ?」
ミカサ「……」ジィ…
アルミン「そんなことより、早く続きしようよ」
ミカサ「……アルミンがそう言うなら」
アルミン(エレン……いつ正体を明かすんだい?ミカサは感付いてるよ?)
ミカサ(アレンは……エレンだ。確信はないけど、恐らく……アルミンもエレンだと知っている)
アレン(さて……どうするかな?)スタスタ
クリスタ「あ、アレン!一緒にやらない?」
アレン「ん?いいぞ」
「おい、仮面野郎!私のクリスタに近寄るな!」
アレン「?」クルッ
クリスタ「もう、ユミル!そんなこと言っちゃダメだよ!」プンプン
ユミル「ヘイヘイ、さすが女神だよ!こんな仮面野郎にも優しいな!」
クリスタ「ユミル!アレンに失礼だよ!!」
アレン「……いいよ、別に構わねぇよ」
クリスタ「で、でも!」
ユミル「ほら、本人がいいって言ってんだからいいんだよ!」
クリスタ「ユミル、調子に乗っちゃダメ!」
アレン「それより、やんねぇのか?」
クリスタ「あ、そうだったね!早くやろう!」
ユミル「待て!クリスタの前に私とやれ!」
アレン「どっちでもいいよ」
クリスタ「ちょ、ユミル!?」
ユミル「へ!そうかよ!じゃあ行くぞ!!」ダッ
アレン「……」ボソッ
クリスタ「!?」
ユミル「あん?」シュッ
アレン「ふっ」パシッ ガッ シュッ
ユミル「うおっ!?」グルンッ
ストンッ
ユミル「……何のつもりだ?」
アレン「女の子を傷つけるわけにはいかないからな」
クリユミ「「!!?」」
アレン「クリスタ、やるか?」
クリスタ「……いや、やめとくね?」
アレン「……そうか、じゃあまたな」スタスタ
クリスタ「またね……」
ユミル「……?」
クリスタ(今の言葉……気のせいかな?)
「エレン……」
-
- 39 : 2016/05/22(日) 17:07:08 :
- 面白いです*\(^o^)/*
期待!
-
- 40 : 2016/06/05(日) 13:37:40 :
- ~その日の夜 食堂~
ミカサ「アレン、ちょっといいだろうか?」
アレン「……何だ?」
ミカサ「単刀直入に聞こう。貴方は誰?」
アレン「……は?」
ミカサ「貴方の本当の名前が知りたい。ので、教えてほしい」
アレン「名前が知りたいっつっても……アレンだとしk」
ミカサ「では、アレンだと言う証拠を見せてほしい」
アレン「……証拠?」
ミカサ「その仮面の下、貴方の素顔を見せてほしい」
アレン「……素顔を見て何が分かるんだ?」
ミカサ「私は……いえ、"私達"は、貴方がエレンではないかと思っている。ので、素顔がエレンと違えば、アレンだと信じよう」
アレン(そう来たか……)
ミカサ「さあ、見せてもらおう」
アレン「……」スッ
ミカサ「……」ゴクリ
「アレーンッ!!」
アレミカ「「!」」
アルミン「探したよ!今日は僕に格闘訓練の事を教えてくれる約束だったじゃないか」スッ
アレン「……あぁ、忘れてた」
ミカサ「待って!アルミンは何故気にならない?アレンの素顔が」
アルミン「ミカサ、人には知られたくない事の一つや二つあるんだよ?アレンが仮面を被ってるのだって、そういうことなんじゃないのかい?」
アレン「……あぁ、すまないな」
ミカサ「……そういうことなら、この場はひとまず引き下がろう。ので、いつかは素顔を見せてほしい」
アレン「……いつか、な」
ミカサ「お休みなさい、2人とも」スタスタ
アレン「……お休み」
アルミン「お休み、ミカサ」
エレン「助かった、アルミン……ありがとうな」
アルミン「エレン……実は3人とも疑ってるんだ。このまま隠し通すのは厳しいと思う」
エレン「……マジか」
アルミン「せめてバレる前に自分で明かしてね」
エレン「……分かった。それと、壁を壊した奴らが分かった」
アルミン「本当かい?」
エレン「俺の見立てはあってた。壁を壊したのはライナーとベルトルトだ」
アルミン「そんな……あの2人が……」
エレン「ただ、アイツらは家族を人質に取られてるみたいだ……」
アルミン「家族を人質に……ねぇ、エレン……」
エレン「……分かってる」
アルミン「……そっか」
エレン「アイツらの村を……救う」
アルミン「僕も一緒にやるよ!」
エレン「ありがとうな。じゃあ今日はもう休もう」
アルミン「そうだね」
-
- 41 : 2016/06/05(日) 19:11:51 :
- 一応補足しておきます
アレンとエレンの使い分け
アレン→周りに人がいるとき
エレン→アルミンと2人の時&1人の時
こんな感じでやってます
-
- 42 : 2016/06/12(日) 21:24:17 :
- まだかなー(^^)
-
- 43 : 2016/06/14(火) 23:23:35 :
- ~数ヶ月後~
キース「今日は立体起動訓練を行う!この訓練では毎年死者が出る!心して訓練に取りかかれ!まずはアンカーを木の中心に刺すところから始めろ!まず私が手本を見せる!」スッ
バシュッ カツッ
キース「まずはこれが出来るようになるまで反復練習だ!」
アルミン「よし、早速……」バシュッ カンッ
アルミン「あ、あれ?」バシュッ カンッ
アルミン(さ、刺さらない!)
ナカナカササラネェナ
イガイトムズカシイネ
ハズレチャウナ
ザワザワ……
アルミン「みんなも刺さってないみたい……」
バシュッ カツッ
アルミン「!?」
ミカサ(これも簡単)
バシュッ カツッ
アルミン「!!?」
アニ(いけた……)
アレン「アルミン」
アルミン「あ、アレン!」
アレン「少し腰を落とせ。その方が安定するし刺さりやすい」
アルミン「そ、そうなんだ!やってみるよ!」グッ
バシュッ カツッ
アルミン「さ、刺さった!」
アレン「よかったな」
アルミン「アレンのおかげだよ!ありがとう!」
「キャァァァァ!!!」
アレアル「!?」
ユミル「く、クリスタ!?」
キース(いかん!ここからで間に合うか!?)
クリスタ(私、このまま死んじゃうのかな……)
アレン「チッ……」バシュッ ダンッ!
アルミン(は、速い!!)
アレン(間に合え!!)
ガシッ
クリスタ「あ……」
アレン「ふぅ……大丈夫か?」スタッ
クリスタ「……」
アレン「うん?どっか怪我でもしたか?」
クリスタ「え?あ、し、してないよ!」
アレン「そっか、よかった」ニッ
クリスタ「!?」
クリスタ(この笑顔……やっぱり……)
「……エレン?」
アレン「……何言ってんだ?俺はアレンだよ」
クリスタ「……」
キース「レンズ!怪我はないか?」
クリスタ「はっ!シーカー訓練生が助けてくれたので怪我はありません!」バッ
キース「そうか、よくやったシーカー!しかし、一歩遅ければレンズ、貴様は死んでいただろう!これからも必ず誰かが側にいるということはない場合もある!今後は注意しろ!」
クリスタ「はっ!」
-
- 44 : 2016/06/15(水) 00:26:22 :
- ~数ヶ月後 調査兵団本部~
「さて、準備できたな?」
「あぁ、いつでも行ける」
「よし、では行くぞ」
「訓練所に」
~訓練所~
キース「全員、聞け!今日の対人格闘訓練時に、調査兵団の人間が視察に来る!心してかかれ!」
マジカヨ……
ジンルイサイキョウモクルノカ?
ドンナヒトガクルンダ?
ザワザワ……
アレン「調査兵団……ねぇ……」
アルミン「アレンは興味ないのかい?」
アレン「……人類最強の強さが気になるな」
アルミン「きっと対人格闘だけならアレンの方が強いかもしれないね!」
アレン「……やってやるぜ」ニヤッ
~対人格闘訓練~
キース「注目!!調査兵団の人間が視察に来た!全員、手を抜くことのないように!」
「調査兵団団長のエルヴィンだ。今日はよろしく頼む。訓練の方はいつも通りやってくれ」
「調査兵団のリヴァイだ。ところで、この中に"アッカーマン"はいるか?」
アッカーマンッテ……
ミカサガヨバレタ?
カンユウダッタリシテ……
ザワザワ……
キース「静かに!アッカーマン訓練生!前へ!」
ミカサ「……」スタスタ
リヴァイ「お前がアッカーマンか?」
ミカサ「ミカサ・アッカーマンです」バッ
リヴァイ「敬礼はいらねぇ。それより……既に出来てるのか?」
ミカサ「何がでしょうか?」
リヴァイ「……ふっ!」シュッ
ミカサ「!?」サッ
リヴァイ「なるほど、出来てるみてぇだな」
ミカサ(早かった……)ツゥー
アレン「次は俺とやってくれませんか?」
リヴァイ「……誰だお前は?」ギロッ
アレン「アレン・シーカーです。そんな事より、早くやりましょうよ」ニヤッ
リヴァイ「……いいだろう。どこからでもかかってこい」
アレン「なら……いきますよ!」ダッ
リヴァイ「ほう……」
アレン「ハァ!!」シュッ
パシッ
アレン「チッ……」シュッ
リヴァイ「悪くない。だが……」パシッ シュッ
アレン「が!!?」バキッ
リヴァイ「仮面で自分を隠してるやつに負けはしない」ブンッ
ズガァァァァンッ‼
アルミン「アレン!!」
ライナー「お、おい……アレンの奴、大丈夫か?」
ヒュゥゥ~……カランカランッ
ジャン「あれ、アイツの仮面だよな?」
マルコ「う、うん……」
「いててて……」
ミカクリアニ「!!?」
「まさかこんな形で仮面がとれるとはな……」
アルミン「……あはは」
「ま、しょうがねぇか。でもこれで……」
ミカクリアニ「エレン!!」
エレン「遠慮なく全力が出せる」ゴキッ
-
- 45 : 2016/06/16(木) 11:50:41 :
- アレンノスガオハジメテミタナ
アレンクンカッコイイ///
オトナビテルナ……
ザワザワ……
ミカクリアニ「ハッ」キュピーンッ
ミカサ(女子たちのエレンを見る目が……)
クリスタ(女の目になってる……!)
アニ(このまま放っておくと……)
ミカクリアニ(エレンの貞操の危機!!!)
ミカサ(エレンの貞操は……)
クリスタ(私が守る……!)
アニ(そして最後には……)
ミカクリアニ(私がエレンの初めてをもらい受けるッ!!!)ゴゴゴゴゴ
アルミン(とか考えてるんだろうなぁ……うっ!あ、アルミ胃ンが……!)キリキリ
リヴァイ「ほう……ならばここからが本気というわけか」
エレン「じゃあ……いきますよ」スッ
リヴァイ「……来い」スッ
エレン「柔拳……"朧"(おぼろ)」ダッ
リヴァイ(真っ直ぐ突っ込んできたか……中々の速さだが)スッ
リヴァイ「遅いな」シュッ
エレン「」ニヤッ
スカッ
リヴァイ「!?」
リヴァイ(消えた!?)
「どこを見てるんですか?」ポンッ
リヴァイ「!!?」バッ クルッ
エレン「剛拳……"矢"(し)」シュッ
リヴァイ「くっ!」サッ
エレン「甘い!」グルンッ
「剛拳……"鞭"(むち)!!」シュンッ
リヴァイ「がっ!!?」バキッ
エレン「強いですね……さすが人類最強」
リヴァイ「嫌味にしか聞こえねぇな……」
エレン「」ニヤッ
リヴァイ「」ニヤッ
エレリヴァ「うおおおおおおおおおおっ!!!!!」ズガガガガガガガガガガ!!!
エレン(やっぱり強い……!中々決まらないのはこれで2人目か……さすが人類最強……!)
リヴァイ(一発一発が重い……ガードの上からダメージが通るとはな……何て奴だ……!)
エレン「これで決める……!」バッ スッ
リヴァイ「ふっ……なら俺も取っておきを出してやる……!」バッ スッ
エレン「爪拳……"鉄爪"(てっそう)!!!」ブンッ‼
リヴァイ「刃脚……"旋鋼"(じんきゃく"せんこう")」ブンッ‼
「そこまでッ!!!!!」
エレリヴァ「!!」ピタッ
キース「これ以上はお互いに危険だ。二人とも下がれ」
リヴァイ「……」スッ
エレン「……」クルッ スタスタ
リヴァイ「おい」
エレン「……?」クルッ
リヴァイ「お前……名前は?」
エレン「……」フッ
「エレン・イェーガーです……リヴァイさん」
エレン「いつの日か……あなたを越えてみせます!」グッ
リヴァイ「ふっ……やってみろ」スッ
エルヴィン「エレン。君はどの兵団を希望するんだ?」
エレン「調査兵団希望です」
エルヴィン「ふっ……そうか。では君が入団してくる日を楽しみにしているよ。行くぞ、リヴァイ」スタスタ
リヴァイ「分かった。じゃあな」スタスタ
エレン「ではまた」クルッ スタスタ
リヴァイ(エレン……面白い奴だ)ニヤッ
エレン(人類最強……リヴァイ……今度は負けねぇ!)ニヤッ
-
- 46 : 2016/06/21(火) 13:01:31 :
- キース「エレン。もういいのか?」ボソッ
エレン「……いいですよ。これからは『エレン』です」ボソッ
キース「……そうか」スゥッ
キース「注もおおおおおおくッ!!!!!」
キース「シーカー訓練生について報告がある!本日より、アレン・シーカー訓練生は、エレン・イェーガー訓練生になる!訳あって仮面をつけてアレンという名を使っていた!これからは名前を間違えないようにしろ!以上、これより訓練に取りかかれ!」
皆「ハッ!」
エレン「さて、誰とやr」
ミカクリアニ「エレン!!」
エレン(ッ!?)ゾクッ
ミカサ「私達と」ゴゴゴゴゴ
クリスタ「一緒に」ゴゴゴゴゴ
アニ「やろうよ」ゴゴゴゴゴ
エレン(3対1……?)ダラダラ
ミカクリアニ「問答無用!!」ルパンダーイブ
エレン「ちょっ!?うわぁっ!?」ドサッ
ミカサ「エレン……」ギュッ←右腕
クリスタ「ずっと……」ギュッ←左腕
アニ「会いたかった……」ギュッ←正面
ライベルジャン「」
アルミン(やっぱりこうなったか……)ヤレヤレ
エレン「……ごめんな」ナデナデ
ミカクリアニ「!////」
エレン「とりあえず一旦離れてくれ……動けないから」
ミカクリアニ「う、うん」シュン
エレン「んで、俺の相手は?」
ミカクリアニ「私が!」シュバッ
ミカサ(ここでエレンと組めば……)
クリスタ(訓練中に……)
アニ(堂々と……)
ミカクリアニ(イチャイチャできる!!!)
アルミン(とか考えてるんだろうなぁ……)
エレン「……とりあえず3人同時で来い」
ミカクリアニ「!?」
ミカサ「エレン、それだと怪我をしてしまう」オロオロ
クリスタ「そ、そうだよ!一人ずつの方がいいよ!」アタフタ
アニ「まさか……一人で勝てるとか言うつもりかい?」ギロッ
エレン「勝てる」
アニ「言ってくれるね!」ダッ
エレン「遅い!」シュンッ
ミカサ「私もいる!」シュッ
エレン「見えてるぜ!」グルンッ シュッ
クリスタ「私だっているんだよ!」バッ
エレン「甘い!」バッ
アニ「くっ!」シュッ
ミカサ「やぁっ!」シュッ
クリスタ「えいっ!」シュッ
エレン「柔拳……」
「"雷"(いかづち)」バチッ
ミカクリアニ「!?」
エレン「……ふぅ」
アニ「あんた、一体何したんだい?」
エレン「3人の体勢を崩した」
クリスタ「ど、どうやって?」
エレン「目で追えないスピードで膝カックンして座らせた」
ミカクリアニ「」
キース(まさかここまでとはな……あの3人は今期のトップ候補だというのにも関わらず……)
キース「これがエレンの本気というわけか……末恐ろしい奴だ」フッ
-
- 47 : 2016/06/23(木) 21:55:54 :
- ~2年後 立体機動訓練~
ライナー「うおおおぉぉぉっ!」ズバッ
キース(ライナー・ブラウン。皆の兄貴分として頼りにされている。成績の方も申し分ない。だが、時折悲しい表情を見せることがある)
ベルトルト「やぁっ!!」ズバッ
キース(ベルトルト・フーバー。成績はよいが積極性にかける。そのせいか影が薄い……らしい。彼もまた時折悲しい表情を見せることがある)
コニー「おりゃぁぁぁ~!!」ズバッ
キース(コニー・スプリンガー。馬鹿)
サシャ「いもおおおぉぉぉ!!」ズバッ
キース(サシャ・ブラウス。芋)
ジャン「おおおおぉぉぉぉ!!」ズバッ
ジャン(チッ!まだ浅い!)
キース(ジャン・キルシュタイン。立体機動の理解が深く、イェーガーとアッカーマンを除けば今期のトップはキルシュタインとなっていただろう)
クリスタ「えぇいっ!!」ズバッ
キース(クリスタ・レンズ。馬術においてはトップクラスの成績を修め、対人格闘や立体機動でも上位に座している。見たところ、イェーガーに気があるようだ)
アニ「ふっ!!」ズバッ
キース(アニ・レオンハート。斬撃の深さ、角度に非の打ち所がない。見たところ、イェーガーに気があるようだ。だが、時折悲しい表情を見せることがある)
アルミン「やあああッ!!」ズバッ
キース(アルミン・アルレルト。座学ではトップクラスの成績を修め、対人格闘ではブラウンを投げ飛ばすほどの実力がある)
ミカサ「ふっ!!」ズバズバズバッ
キース(ミカサ・アッカーマン。今期のトップ候補。全ての項目において他の追従を許さない勢いである)
エレン「せいっ!!」ズバズバズバッ
エレン「もっとだ……もっと早く……!」
キース(エレン・イェーガー。仮面をしていたが、リヴァイ達が来たその日から仮面をしなくなり、座学と馬術以外は全てトップクラスの成績である)
キース「皆、頼もしくなってくれたな」フッ
~解散式~
キース「これより、上位成績者10名を発表する!」
「10位!マルコ・ボット!」
「9位!サシャ・ブラウス!」
「8位!ジャン・キルシュタイン!」
「7位!クリスタ・レンズ!」
「6位!アルミン・アルレルト!」
「5位!アニ・レオンハート!」
「4位!ベルトルト・フーバー!」
「3位!ライナー・ブラウン!」
「次席!エレン・イェーガー!」
「主席!ミカサ・アッカーマン!」
キース「以上の10名には、憲兵団への入団権利が与えられる!よく考え、各兵団の入団式に遅れることのないようにしろ!以上、解散!」
-
- 48 : 2016/06/24(金) 22:50:19 :
- 期待してます!
-
- 49 : 2016/06/27(月) 21:21:05 :
- ジャン「マルコ、これで一緒に憲兵団へ行けるな!内地での安全で快適な暮らしが待ってるぜ!」
マルコ「あぁ!王の近くで仕事ができるなんて、光栄だ!」
ジャン「まだお利口さんをやってんのか?言えよ、本音を」
アルミン「ジャン……おかしいとは思わないのかい?巨人から遠ざかるために巨人殺しの技術を磨くことに」
ジャン「はぁ?今さら何言ってんだ?これが現実ってやつだろ。俺だけじゃねぇはずだぜ?内地での安全で快適な暮らしを望んでんのはよ……」
「俺を含めたそういう奴らの為にも、この愚策は維持されるべきだ」
アルミン「……本気で言ってるのかい?」
ジャン「当たり前だろ?4年前の作戦で、人類の2割以上を失って答えは出たんだ」
「人類は……巨人には勝てない」
「勝てないと思うから諦めるのか?」
アルジャン「!」
エレン「確かに、人類はここまでは敗北してきた。それは人類が巨人に対して無知だったからだ」
エレン「けれど、俺達は巨人に対する情報を少なからず得てきた。負けはしたが、得た情報は確実に次の希望に繋がる」
エレン「お前は、何十万の犠牲で得た戦術の発達を放棄して、内地に引きこもるつもりか?敗北主義者」
ジャン「ハッ、俺は現実を見てるだけだ!お前もアルミンと一緒で死に急ぎ野郎だったみてぇだな!」
エレン「確かに俺は端から見りゃ、死に急いでるように見えるかもな……けど、俺は死なねぇ」
「俺には俺の野望がある……調査兵団に入って巨人を殺すのは、野望への第一歩だ!」
ジャン「……あぁそうかよ!だったら精々くたばんねぇようにな!」スタスタ
マルコ「お、おいジャン!」タッタッタッタ
アルミン「……エレン」
エレン「俺は言いたいことを言っただけだ。あとはアイツ次第だ。俺達がどうこうできる訳じゃない」
アルミン「……そうだね」
アルミン(エレン……)
ライナー「……」
ベルトルト「ライナー……この後」
ライナー「……あぁ、分かってる」
ベルトルト「アニにも声かけておくよ」
ライナー「分かった」
エレン「……」
-
- 50 : 2016/06/27(月) 22:46:28 :
- ~巨大樹の森 訓練用~
アニ「……何だい?」
ライナー「いい加減答えは出たか?」
アニ「……」
ライナー「……先に言っておく。壁の中に未来なんてものはないぞ」
アニ「……」
ライナー「明日、壁を破壊する」
アニ「明日!?明日だって!?」
ライナー「そうだ」
ベルトルト「僕が巨人化して、壁を壊す……その後h」
「その後、どうするつもりだ?」
ライベルアニ「!?」
エレン「よう……こんなところで『奇遇』だな」スタスタ
ライナー「エレン……」
ベルトルト「……聞いてたのか?」
エレン「さあな」
アニ「エレン……!」
エレン「いかにも『何かありますよ』って顔しながらこんなところまで来て、何してんだ?」
ライナー「……何処の兵団に入るか相談してたんだ」
ベルトルト「!そうだよ!ね、アニ?」
アニ「……私は」
エレン「……はぁ」
「嘘が下手だな……鎧の巨人」
ライベルアニ「!!?」
エレン「残念だけど、正体は分かってんだ……むやみに隠す必要はねぇぞ?」
ライナー「……いつから気付いてた?」
エレン「最初から怪しいと踏んでいた。確信を持ったのは3年前だ」
ベルトルト「まさか、その時も聞いてたのか!?」
エレン「……だとしたら……どうする?」
ライナー「口封じだ!」ダッ
エレン「俺に勝てるとでも思ってんのか?」ニヤッ
ベルトルト「2人同時ならどうだい!」ダッ
エレン「甘いな……」
ライベル「うおおおぉぉぉっ!」
エレン「爪拳……"狼牙(ろうが)"」シュッ バキッ
ライナー「がっ!!?」
ベルトルト「ぐっ!!?」
エレン「とりあえず最後まで話を聞け」
~説明中~
エレン「分かったか?」
ライナー「……そうだったのか」
ベルトルト「どうやらすっかり忘れてたみたいだね」
アニ「……さっきの話、本当かい?」
エレン「俺は本気だ……お前らを助ける!」
ベルトルト「で、でも……そのまま壁を壊せだなんて……」
エレン「壁の中の連中と巨人どもに思い知らせるんだ……こんくらいしねぇとな」ニヤッ
ライナー「エレン……ありがとう!」
ベルトルト「エレンには感謝しないとね」
アニ「私からもお礼言わせて」
エレン「それは終わってからにしろ……まだ何も始まってねぇんだからよ」
ライナー「あぁ、分かった!」
ベルトルト「じゃあ、これからもよろしくね?」
エレン「気にすんな」
エレン(待ってろよ……巨人ども……そして……)
「獣の巨人……"ジーク"」
to be continued……
-
- 51 : 2016/06/27(月) 23:01:36 :
- 続きです
http://www.ssnote.net/archives/46795
-
- 52 : 2019/03/25(月) 17:22:39 :
- エレアニまだ?
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
復讐者、エレン・イェーガー シリーズ
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