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エレン「俺は...もっと強くなる...!」

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  1. 1 : : 2016/03/08(火) 16:07:44
    エレンの傭兵物語の二作目訓練兵団編です!
    本作はエレミカで書かせていただいてるのでよろしくお願いします!
    何かこの作品について意見要望質問等あれば遠慮なくお願いします!
    ネタバレ注意です!
  2. 2 : : 2016/03/08(火) 16:10:57
    http://www.ssnote.net/archives/43984
    ↑前話です!こちらもどうぞ!
  3. 3 : : 2016/03/08(火) 16:30:34
    あらすじ...

    シガンシナ区に住んでいたエレン・イェーガーはある日父グリシャに衝撃の事実を伝えられる
    イェーガー家はその昔に存在した傭兵組織サーペントの一族の一つであったと
    そしてエレンも傭兵となるべきことを...
    エレンは父とともに傭兵になるための修行を行った...
    ある日同じサーペントの一族の子であるミカサ・アッカーマンと出会いエレンとともに修行をすることに
    そして845年ムー帝国の戦士により壁は崩壊...
    その後行われたウォールマリア奪還作戦で人を助けられなかった後悔と怒りを胸にエレンは敵討ちを誓うのであった...
  4. 4 : : 2016/03/08(火) 16:40:37
    期待
  5. 5 : : 2016/03/08(火) 17:29:00
    847年 訓練兵団入団式

    キース「オイ貴様!貴様は何者だ!?」

    アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!!」

    キース「貴様は何しにここに来た!」

    アルミン「人類の勝利の役に立つためです!!」

    キース「それは素晴らしいな!!貴様には巨人の餌にでもなってもらおう三列目後ろを向け!」

    メガネ教官「やってるな...お前も訓練兵の時は初っ端からあれだったろ?」

    新米教官「懐かしいです...でもあれにはなんの意味が...?」

    メガネ教官「通過儀礼だ。それまでの自分を否定してまっさらな状態から兵士に適した人材を育てるためには必要な過程だ」

    新米教官「何も言われてない子がいるようですが...」

    メガネ教官「ああ...すでに通過儀礼を終えた者には必要ない。恐らく二年前の地獄を見てきた者達だ。面構えが違う」

    エレン(やっとここまでこれた...調査兵団に入ってムー帝国のやつらの行動を止めてやる...)



    コニー「おい...あの芋女まだ走らされてるぞ」

    エレン「凄いな五時間ぶっ通しか...」

    コニー「しかし死ぬ寸前まで走れと言われた時より今日は飯抜きだと言われた瞬間の方が悲壮な顔してたよな」

    マルコ「そういえば君はどこに住んでたんだ?」

    エレン「俺か?俺はシガンシナ区だ」

    コニー「ってことはよ見たことあるのか?超大型巨人」

    食堂

    エレン「だから見たことあるって...」

    モブ「本当か!?どのくらい大きいんだ!?」

    エレン「壁から顔を出すくらいだ」

    モブ「何!?俺は壁をまたいだと聞いたぞ!」 「私も!」. 「俺もだ!」

    エレン「いやそこまででかくはなかった」

    モブ「どんな顔だったの?」

    エレン「皮膚が殆ど無くて口がでかかったな」

    モブ「ウォールマリアを破った鎧の巨人は!?」

    エレン「あー硬かったな...」

    ミカサ「エレン!」

    エレン「うぉ間違えた!硬そうだった...」

    モブ「じゃあ普通の巨人は!?」

    エレン「まぁしっかりと鍛えればどうってことない...なさそうだ...」

    エレン「俺は調査兵団に入ってみんなの敵をとるんだ」

    「おいおい正気か?」

    エレン「あん?」

    ジャン「今お前調査兵団に入るって言ったのか?」

    エレン「ああ...お前は内地で楽したいんだっけ?」

    ジャン「俺は正直者なんでね...心底怯えながら勇敢気取ってやがるやつよりよっぽど爽やかだと思うがな」

    エレン「知ってるか...?人生ってのは楽したツケをどこかで払わないといけないらしいぜ...?お前のツケを払うのは何だろうな?お前の大切な人の命か?はたまたお前自身の命か?」

    ジャン「つまり俺が死ぬって言いたいのか?」

    エレン「別に?俺が言いたいのは人生は楽して生きれるほど甘くはないってことだよ...油断してると命なんてすぐになくなる...」

    カンカンカン!

    ジャン「ちっ...すまなかったな!これで手打ちにしよう」

    エレン「ああ...空気悪くしてすまなかったなみんな!解散だ!」トコトコ

    ミカサ「エレン!」トコトコ

    ジャン「な...なぁアンタ...」

    ミカサ「?」

    ジャン「あ...見慣れない顔立ちだと思ってな...すまない...とても綺麗な黒髪だ...」

    ミカサ「どうも...」トコトコ

    ミカサ「エレン!言葉に気をつけて...危なかった...」

    エレン「すまん...ついな...」

    ズリ

    コニー「うお!お前!何拭ったんだよ!」

    ジャン「人との信頼だ...」
  6. 6 : : 2016/03/08(火) 17:29:42
    >>4
    ありがとうございます!
  7. 7 : : 2016/03/08(火) 18:15:30
    エレミカ期待してます!
    頑張って( ^ω^ )
  8. 8 : : 2016/03/08(火) 22:05:27
    >>7
    ありがとうございます!
  9. 9 : : 2016/03/08(火) 22:43:21
    次の日

    キース「まずは貴様らの適性を見る!これが出来ない奴は囮にも使えん!開拓地に移ってもらう!それでは始めろ!」

    ミカサ プラーン

    ミカサ(まぁ簡単だろう...エレンは?)

    モブ「あいつやべぇぞ!」

    ミカサ(あれは...エレンの方...?)

    エレン グルングルン(これ楽しいな...)

    何とエレンは直立不動のまま回転していた...

    キース「イェーガー!何をふざけている!」

    エレン「すいません!」ビシッ

    そして静止して敬礼した...浮いたまま...

    キース「!お前それに違和感を感じないのか...?」

    エレン「普通のやつより回転しやすいですね...バランスが取りにくいです...壊れてますね...これ...」

    キース「ああ...そうだ...整備項目にないところだろう...新しいのと取替えておこう...」

    キース(グリシャが昔立体機動をくれと言っていたが...まさか...?ふっ...父親とは違う道をとベルトを壊したが...やっぱり私には何も変えられないらしいな...)

    キース(グリシャ...今日お前の息子が...兵士になったぞ)

    モブ「あいつ...壊れたので遊んでたのか...?」

    モブ「ヤバすぎる...」

    ミカサ(エレン...やっぱり凄い...)
  10. 10 : : 2016/03/08(火) 23:09:56
    今日はここまで!また明日続き書いていきます!よろしくお願いします!
  11. 11 : : 2016/03/09(水) 15:05:19
    対人格闘訓練にて

    ライナー「うおぉぉぉ!」ドドド

    エレン「ふっ」ヒョイバシ ドサッ

    ライナー「痛て...まったく...俺の巨体を投げ飛ばすとは...」

    エレン「悪い...力の加減が下手でな...(2割も出してねぇのに...もっとセーブしないとだめか...つまんね...)」

    ライナー「お前取っ組み合いに慣れてやがるな?」

    エレン「まぁな...」

    ライナー「ん?おいアイツ...」ユビサシ

    エレン「ん?誰だ?」

    ライナー「アニ・レオンハートだ...また教官にバレないように上手いことサボってるな...」

    エレン(レオンハート!?あれが父さんの言っていた...何とか話せるようにしないと...)

    エレン「あいつ...不真面目だなぁ...ライナーどうする?やるか?」

    ライナー「ああ...兵士とはどうあるべきか...教えてやろうじゃないか」トコトコ

    ライナー「教官の頭突きは嫌か?それ以上身長を縮めたくなかったらここに来た時を思い出して真面目にやるんだな」

    エレン(さぁここからどうすれば話ができるか...)ボー

    ライナー「そら!始めるぞエレン!」

    エレン「...ん?ああ...アニ?だっけ...やり方は知ってるよな?行くぞ!」ダッ

    アニ「...」シュッ

    アニは走って距離を詰めようとしたエレンに蹴りを放った

    エレン(!?危ねっ!)ヒラッ

    アニ(!?)

    エレン「いきなり蹴りとはね...やり方知らねぇのか...?」

    アニ「アンタ...なかなかやるね...」バッ

    エレン「そりゃどうも!」ヒョイ

    アニ「...」シュッ

    アニの渾身の蹴りがエレンを襲う

    エレン(とりあえずライナーが邪魔だな)ヒョイ

    ライナー「おいエレン!こっち来んな!うお!」ゲシ バタッ

    アニの蹴りはエレンによけられたためライナーを襲った

    エレン「(作戦完了...さて...)ありゃりゃ...アニ!ライナーを医務室まで運ぶの手伝ってくれ!」

    アニ「は?なんで私が?」

    エレン「お前にも責任の一旦はあるだろ?それにサボれるぞ?」

    アニ「はぁ...わかったよ...」



    医務室

    エレン「よいしょと...重いなライナー...」

    アニ「じゃあ私は行くよ...」

    エレン「ちょっと待ってくれ...お前あのレオンハートか?」

    アニ「!......そうだよ...てことはあんたも?」

    エレン「ここじゃあ誰に聞かれるかわからない...今夜倉庫裏に来れるか?」

    アニ「ああ...わかったよ...」
  12. 12 : : 2016/03/09(水) 18:29:36
    夜 倉庫裏

    エレン「すまん...待ったか?」

    アニ「来るのが遅いよ!乙女を待たせるなんてなかなかやるじゃないか!」

    エレン「まぁそういうな...悪かったよ...」

    アニ「それで?アンタは何者なの?」

    エレン「俺はエレン・イェーガー...壁外のサーペントのイェーガー家の一員だ...」

    アニ「!頭領の...なるほどそれでここに...」

    エレン「ん?」

    アニ「いや...なんでアンタが選ばれたのかと思ってね...まぁいいさ...私はアニ・レオンハート。ムー帝国に潜入したサーペントのレオンハート家の一員」

    エレン「父さんから聞いてる...向こうの計画に入ってるんだろ?」

    アニ「ああ...」

    エレン「教えてくれ...ムー帝国は何を考えている...?」

    アニ「壁の中の民の絶滅...そして座標の奪取だよ...私達はそのためにここにいる...」

    エレン「憲兵になって内地で活動するのか...」

    アニ「そう...」

    エレン「で?ここにいるムー帝国の戦士って誰なんだ?」

    アニ「それは...ライナーとベルトルトだよ...」

    エレン「!?あいつらが...?」

    アニ「ああ...そうだ...」

    エレン「信じられん...あいつら...」

    アニ「でも!あいつらは騙されているだけなんだよ!」

    エレン「え?」

    アニ「私達はずっと壁の中には悪魔がいると育てられたんだ...だから...あいつらは今葛藤している...自分たちのやったことがただの人殺しだと気づいて...」

    エレン「......そうか...」

    アニ「...」

    エレン「とりあえずライナーたちのことは置いておこう...卒団するまでは何もしないだろ?」

    アニ「ああ...」

    エレン「じゃあそういうことで...あとこっちにはもう一人仲間がいるんだ!」

    アニ「ミカサかい?」

    エレン「!ああ...なんで?」

    アニ「だいたい一緒にいるじゃないか...!」

    エレン「ああ...まぁそうだな...まぁそれも置いといて...じゃあそっちで何か動きがあれば教えてくれ...」

    アニ「わかったよ...」

    エレン「それとこれは俺の父さんからだけど...二年前からお前の親父さんから連絡が来ないらしいんだ...何か知ってるか?」

    アニ「」ビクッ

    エレン「なんかあったのか?」

    アニ「お父さんは...殺されたよ...私達が...出発した直後に...」ポロポロ

    エレン「!?」

    アニ「お父さんの飼っていた伝書鳩が...旅をしていた私のところにきて...これを見ている時には...私はもう...この世にはいないだろうって...」ポロポロ

    エレン「そうか...」スッ

    アニ「!」

    エレン「辛かったな...今まで誰にも言えなかったろ...今は泣け...」

    エレンはアニを抱きしめた...

    アニ「お父さん...うっ...ズズッ」ポロポロ

    エレン「...」ナデナデ
    ーーー

    ーー



    エレン「落ち着いたか...?」

    アニ「ああ...すまなかったね...」

    エレン「気にするな...泣きたい時は泣けばいいさ...そのために涙はあるんだから...」

    アニ「そう...ありがと...」

    エレン「おう!」ニカッ

    アニ「!」ドキッ///

    エレン「よし!じゃあ戻るか!」

    アニ「アンタが先行きな...一緒に帰ったら怪しく思われる...」

    エレン「わかった...じゃあな!」タタタ

    アニ(さっきのは何だったんだろう...)///
  13. 13 : : 2016/03/09(水) 22:30:48
    別の日...立体機動訓練にて

    キース「それでは今日から超硬質ブレードを使って立体機動および巨人討伐訓練を行う!下手に刃を振り回すと死ぬ!貴様ら注意してやれ!」

    キース「今日は個人で自由に巨人パネルを討伐しろ!パネルは全部で500体ある!無論この訓練での得点は高いぞ!励め!」

    一同「ハッ!」


    エレン「やっとこの訓練か...」

    ミカサ「エレン...周りに気をつけて...怪我をしたら危ない...周りは私たちと違って慣れてないので...」

    エレン「わかってるよ!お前も気をつけろよ!」

    ミカサ「わかった...」

    キース「それでは...始めろ!!」

    パシュッ!!!




    エレン(さぁて...こんなところでモタモタしてられねぇ...俺は...もっと強くなるんだ...!)シュー

    エレン「はぁぁぁぁぁ!」ザクッザクッザクッ

    モブ「すげぇ!速いぞあいつ!一気に三体も狩りやがった!」

    ???「あの動き...どこかで...?」シュー


    1時間後...

    キース「結果を発表する!1位エレン・イェーガー討伐数311体!2位ミカサ・アッカーマン討伐数149体!3位...」

    キース「...以上だ一体も討伐できなかったものは罰走50周だ!解散しろ!」



    訓練場

    訓練終了から2時間が経っていた...未だに走っているものが一人だけいた...

    「ハァ...ハァ...」タタタ

    エレン「お!やってるな!アルミン!」

    アルミン「ハァ...ハァ...エレン...」

    エレン「俺も走るけどいいか...?」

    アルミン「勿論だよ」


    エレン「...」タタタ

    アルミン「ハァ...ハァ...」タタタ

    エレン「......アルミン...お前今日の訓練中俺の後ろついてこようとしてただろ?」タタタ

    アルミン「ハァ...気づいて...いたのかい...?ハァ...」タタタ

    エレン「ああ...まぁな...なんであんなことしてた?俺の後ろすら満足についてきてなかったのに...出し抜けると思ったのか?」タタタ

    アルミン「違うさ...ハァ...君の立体機動の動きが...ハァ...僕の恩人と...似てたんだ...ハァ...」タタタ

    エレン「恩人?」タタタ

    アルミン「そう...あの日...僕の家族を...ハァ...助けてくれた...恩人さ...」タタタ

    エレン「!?」(そうか...気づかなかった...あいつあの時の...)タタタ

    アルミン「まだ...満足に...ハァ...お礼を言えて...ないんだ...ハァ」タタタ

    エレン「そうか...言えるといいな...その恩人に...」(まずい...バレないようにしないと...)タタタ

    アルミン「うん...」タタタ
  14. 14 : : 2016/03/09(水) 22:33:09
    今日はここまで!思ったよりグダってきてる(><)また明日続き書いていきます!
    意見、要望、アドバイスどんどんください!お願いしますm(_ _)m
  15. 15 : : 2016/03/10(木) 00:29:24
    期待⤴
  16. 16 : : 2016/03/10(木) 13:34:21
    続き書いていきます!

    >>15
    ありがとうございます!
  17. 17 : : 2016/03/10(木) 14:05:20
    馬術訓練にて...

    エレン「今日は...馬術か...」

    ミカサ「グリシャおじさんに唯一教えて貰っていない...できるか心配...」

    エレン「まぁ何とかなるさ!父さんが言ってたけど元々俺達の一族が馬を使ってたらしいし...」

    ミカサ「!是が非でもやらなければ!」

    エレン「気張るなよ...?馬に逃げられるぞ?」

    ミカサ「心配ない...」

    キース「では貴様ら!これから馬術の訓練を行う!こちらで指示する班になって馬を受け取れ!その後班ごと馬と仲良くしろ!」

    エレン「班か...(ミカサとなりてぇな...あいつ危なっかしそうだから...)」

    キース「第1班!キルシュタイン、アッカーマン、ブラウン!」

    ジャン「やった!!!」

    ミカサ「ちっ...(あのハゲ...エレンと離した上に...ムーの戦士と馬と同じに...)」

    エレン「ちっ...(ジャンとかよ...うざ...馬のくせに...)」

    キース「第2班!スプリンガー、ボット、フーバー!第3班..........」

    エレン(遅ぇな...)

    キース「第34班!イェーガー、レンズ、レオンハート!」

    エレン(やっとか...てかアニと同じとは...)

    アニ(やった!)

    ~~~

    エレン「よろしくな!」

    アニ「よろしく」

    クリスタ「よろしくお願いします」

    エレン「じゃあジャン...じゃない馬を取りに行くか...」

    クリスタ「かわいそうだよ!」

    アニ「...さらっと入れないでよww」ププ

    エレン「仕方ねぇだろ似てるんだから。アニだって笑ってるし!」

    クリスタ「んもぅ...仲間なんだからね!?」

    エレン「はいはいわかったよ...クリスタだっけ?」

    クリスタ「うん!よろしく!エレン!」

    エレン「」(こいつ...なんだ...?他のやつと全く違う気がする...何がだ...?)

    クリスタ「どうしたの?」

    エレン「あ...いやなんでもない...」

    アニ「何やってんの...?早く行くよ」

    エレン「すまん...(クリスタ・レンズか...ちょっと調べてみるか...)」
  18. 18 : : 2016/03/10(木) 14:38:10



    エレン「よし!馬とってきたけど...仲良くなるってどうすれば...?」

    クリスタ「名前とかつけてあげればいいんじゃない...?」

    エレン「なるほどな...よしじゃあ...お前の名前は...エースだ!よろしくな!」

    エース「ヒヒーン!」

    エレン「お、元気だなぁ!」

    クリスタ「喜んでるんじゃない?」

    エレン「そっか...というか...お前馬術やってたのか?」

    クリスタ「え!?い、いや...なんで...!?」

    エレン「なんか馬の扱いに慣れてそうだったからな...(焦った...?やっぱり何か隠してそうだな...)」

    アニ「二人ともいつまで喋ってるの?集合かかってるよ?」イライラ

    エレン「あ...すまんな...」


    キース「それでは早速慣れたようなので馬に乗って駆けろ!」

    一同「ハッ!」

    エレン「よいしょっと!エースいくぞ!」パカラッパカラッ

    モブ「はやっ!?誰だ!?」 「またイェーガーだ...!」 「かっこいい...」

    クリスタ「うわ...エレン凄いね...」

    アニ「かっこいい...ハッ私何を...?」

    エレン(なんだ...割と楽だな...ミカサは大丈夫かな?)

    モブ「キャー!その馬暴走しているわ!!」

    エレン(ん?な...あれは...!?)

    エレンが見たもの...それは暴走した馬にしがみついている...ミカサだった!

    エレン「ミカサ!クソッ」パカラッパカラッ

    ミカサ(エレン...助けて...!)

    エレン「ミカサ!手綱渡せ!」

    ミカサ「エレン!」ポロポロ

    エレン「速く!」

    ミカサ「」ポロポロ コクッ

    エレン「はっ!」

    エレンはミカサの馬を止めた

    エレン「ミカサ大丈夫か!?」

    ミカサ「うん...」ポロポロ

    エレン「泣くなよ...落ち着け...」ナデナデ

    ミカサ(///)

    キース「おい貴様ら!何をやっている!」

    エレン「すいませんアッカーマン訓練兵の馬が暴走してしまったもので!」

    キース「......お前が止めたのか...?」

    エレン「ハッ!」

    キース「気をつけろ...(グリシャ...お前の息子...何なの?)」


    クリスタ(あの馬を止めた!?私にもできるかわからないのに...かっこいいな...)

    アニ(かっこいいなぁ...)
  19. 19 : : 2016/03/10(木) 19:43:53
    その夜...食堂...

    「ここの席いい?」

    エレン「ん?なんだクリスタか...いいぞ?」

    ユミル「おい...私の女神になんだとはなんだ?喧嘩売ってんのか?」

    エレン「いや?別に?(こいつ...いつもクリスタといる...ユミル?だっけか...?)」

    クリスタ「もうそんな事言わないのユミル!それに私はあなたのものじゃないよ?」ニコッ

    ユミル「さすが私のクリスタ!いつにも増してかわいいなぁ!」

    クリスタ「もう!ユミルったら!」プクー

    エレン(なんだ...こいつも変な感じがする...クリスタと...似ている...?)

    ユミル「なんだ...?顔になんかついてるか...?」

    エレン「いやなんでもない」

    クリスタ「二人とも仲良くしてよ!」

    ユミル「それはごめんだね!」

    クリスタ「ちょっとユミル!」

    エレン「ミカサ...ちょっといいか?」ガタッ

    ミカサ「...」コクッ

    クリスタ「もう食べ終わっちゃったの?」

    エレン「ああ...すまんな」

    クリスタ「ううん...また明日ね!」ニコッ

    ユミル(天使スマイルマジ最高!!)


    ミカサ「どうしたの?エレン?」

    エレン「お前何か感じなかったか?」

    ミカサ「!エレンも?」

    エレン「ああ...あの二人...何かおかしい...」

    ミカサ「ええ...普通の人とは違う...」

    エレン「俺ちょっと2人の出身を探ってみる...」

    ミカサ「わかった...」

    エレン「じゃあなまた明日!」

    ミカサ「エレン待って!」

    エレン「どうした?」

    ミカサ「今日...訓練の時...ありがとう...助かった...」

    エレン「ああ...あれか...まぁ気にすんな!あんなこともあるさ!」

    ミカサ「今度お詫びをさせて欲しい...週末一緒に街に行ってくれないだろうか...」

    エレン「お詫びなんていいのに...まぁ予定ないから久しぶりにミカサと出かけられるな!」

    ミカサ「ありがとう」ニコッ

    エレン「おう///」(なんか...かわいい...///)

    ミカサ「ではまた明日」

    エレン「おうじゃあな!」
  20. 20 : : 2016/03/11(金) 11:48:50
    週末

    ミカサ「エレン!街に行こう!」

    エレン「わかってるよ!行こうぜ!」

    街にて...

    エレン「それで?どこに行くんだ?」

    ミカサ「!考えてなかった...」

    エレン「なんだそれwじゃあ適当に回るか!」

    ミカサ「あ...ここ入りたい!」

    エレン「ん?洋服か。いいぞ!」


    ミカサ「♪」

    エレン「気に入ったのがあってよかったな!」

    ミカサ「!そういえばお詫びだったのに...私だけ楽しんでる...」

    エレン「気にするな!さて次はどこに行く?」

    こうして二人は休日を満喫した

    .....................

    帰り

    エレン「久しぶりに楽しかったな!」

    ミカサ「ええ!とても良かった!」

    エレン「そうだミカサ!これ...プレゼント!」

    ミカサ「!?」

    エレン「ほら」クルクル

    ミカサ「あったかい...マフラー?」

    エレン「これから寒くなると思ってな!最初の洋服屋で買ったんだ!」

    ミカサ「ありがとう...あったかい...」ニコッ

    エレン「はは!そりゃ良かった!じゃあ帰るか!」

    ミカサ「うん!」

    この時からミカサはもらったこのマフラーを四六時中身につけているようになった...
  21. 21 : : 2016/03/11(金) 20:25:12
    時は流れ...

    解散式の前日

    ミカサ「ごめんなさいエレン!遅れてしまった!」

    アニ「すまないね...」

    エレン「いや俺も今来たとこだ!気にすんな!」

    ミカサ「ありがとう」

    アニ「それで...どうするんだい?」

    エレン「ベルトルトとライナーは壁を壊す気でいるのか?」

    アニ「ああ...このあと呼ばれているよ...」

    エレン「そうか...」

    ミカサ「アニ!何とか止めさせることはできないの...?」

    アニ「できないことは...ないかもしれない...」

    エレン「ライナーか?」

    アニ「ああ...あいつも相当参ってるようだからね...」

    エレン「じゃあ頼んでもいいか?」

    アニ「やるだけやってみるよ...」

    ミカサ「お願い...」

    エレン「任せた...」

    アニ「アンタたちの方はなにかないかい?」

    エレン「一つだけ調べてわかったことがある...クリスタのことだ...」

    ミカサ「!?」

    アニ「なんだい?」

    エレン「あいつは...王族だ...」

    ミカサ「え!?」

    アニ「なんだって!?」

    エレン「クリスタ・レンズ...本名ヒストリア・レイスはレイス家の現当主ロッド・レイスの隠し子だった...」

    ミカサ「ということは...」

    アニ「私たちが感じた違和感って...」

    エレン「クリスタに流れる王族の血なのかもしれない...」

    ミカサ「でもユミルは?」

    エレン「わからない...情報不足だ...」

    アニ「そう...」

    エレン「まぁそうであったとしても俺らのやることには変わりはない...壁を壊されないようにすることだけを考えよう...」

    アニミカ「了解!」
  22. 22 : : 2016/03/11(金) 20:37:03
    エレミカ!
    至高の予感。
    頑張れ若者✨
  23. 23 : : 2016/03/11(金) 22:44:03
    >>22
    ありがとうございます!やっぱエレミカも人気高いですね!
  24. 24 : : 2016/03/11(金) 22:47:46
    俺はエレミカしか見ないんだ(笑)f^_^;
    このサイト、「キングダム」のssないのかな?
  25. 25 : : 2016/03/11(金) 23:05:45

    数時間後

    ライナー「よし揃ったな...じゃあ明後日の予定を確認するぞ?」

    ベルトルト「うん」

    アニ「ちょっとまって...」

    ライナー「どうしたアニ?」

    アニ「私...やっぱり壁を破壊するのはやだ...みんなを...もう殺したくない...」

    ベルトルト「何を言っているんだ!アニ!まさか情が移ったのか!?」

    アニ「分からないけど...もうこんな事続けたくない...ただ座標をとって帰ればいいんじゃないの?ねぇライナー?」

    ベルトルト「アニ!なにいっtライナー「もういい...」な...ライナー!」

    ライナー「アニの言ってることは俺も思っていた事だ...これ以上はもう...」

    ベルトルト「待ってよライナー!君はおかしくなっているんだ!」

    ライナー「仕方がない!これが事実だ!受け止めろ!」

    アニ「ごめんなさいベルトルト...」

    ベルトルト「......わかった...君に従うよ...ライナー...」

    ライナー「すまないな...お前の気持ちもわかるんだが...」

    ベルトルト「仕方がない...」

    ライナー「じゃあ解散だ!また明日!」

    アニ「わかった...」




    ミカサ「アニ!どうだった!?」

    アニ「上手くいったよ...疲れたから寝るね...」

    ミカサ「エレンに伝えてくる!」ピュー



    こうして...夜は更けていった...
  26. 26 : : 2016/03/11(金) 23:07:41
    >>24
    では今後もエレミカの時はよろしくお願いします!キングダムは...わからないです。すみません!
  27. 27 : : 2016/03/11(金) 23:10:26
    サイトの使い方がイマイチわからん(笑)
  28. 28 : : 2016/03/11(金) 23:10:44
    オッさんだからなぁ〜(笑)
    期待してます!
  29. 29 : : 2016/03/12(土) 18:12:30
    >>28
    ありがとうございます!
  30. 30 : : 2016/03/12(土) 19:12:22
    解散式の日...

    教官「それでは訓練成績が良かった上位10名を発表する!呼ばれたものは前へ」

    教官「首席エレン・イェーガー!」

    エレン「ハッ(長かった...)」

    教官「2位ミカサ・アッカーマン!」

    ミカサ「ハッ(頑張ろう...これからも...エレンと...)」

    教官「3位アニ・レオンハート!」

    アニ「ハッ(私!?やった!)」

    教官「4位......」




    ジャン「これでやっと内地に行ける!!やったぜ!!」

    マルコ「ああ...王の近くで仕事が出来るなんて...光栄だ!」

    ジャン「いい子ぶってんなよマルコ!本音を言えよ!内地での安全で快適な暮らしが俺達を待ってるからだろ?」

    マルコ「恥をしれよ!少なくとも俺は...」

    ジャン「あーすまん!お前は優等生だったな!」

    エレン「ジャン...内地に行かなくてもお前の脳内は快適だと思うぞ?」

    ジャン「あ?俺がめでたいやつだとそう言いたいのか?それは違う...俺は誰よりも現実を見ている」

    ジャン「四年前...巨人に奪われた領土を奪還すべく...人類の人口二割を投入して総攻撃を仕掛けた...」

    アルミン「ピクッ」

    ジャン「そしてその殆どがそっくりそのまま巨人の胃袋に直行した...あと何割足せば領土は奪還できたのか?」

    エレン「......」

    ジャン「巨人を一体倒すのに平均で三十人は死んだ...しかしこの地上を支配する巨人の数は人類の三十分の一ではすまないぞ?」

    ジャン「もう十分わかった...人類は...巨人に勝てない...」

    エレン「はぁ...やっぱりお前の脳内は快適なんだな...」

    ジャン「はぁ?話聞いてたか?」

    エレン「お前のその話は自分で見て確かめたことなのか?」

    ジャン「は?」

    エレン「巨人に奪われた領土を奪還すべく...とか言ったっけ?それは本当か?」

    ミカサ「!?エレン?」

    ジャン「お前...何が言いたい?」

    エレン「別に...ただ...何の訓練も受けていない避難民をいきなり壁外に出して兵士たちは安全な壁の上にいて...さぁ戦えって言うのが奪還するための作戦なのか?」

    ジャン「は?...どういうことだ?」

    エレン「巨人を一体倒すのに平均で三十人は死んだ...だっけ?そんな正規の兵士が一人もいない状態で巨人を倒せたと思うか?」

    アルミン「......」

    ジャン「はぁ?そんな馬鹿なことあるわけねぇだろ!?そんなの死にに行けって言ってるもんじゃねぇか!」

    エレン「そうだな...まさにそのとおりだよ...人類の口減らしのために...そしてその事実すら隠された...」

    エレン「俺達が...少なくとも今は...安全に生きられているのは...その人達の命を生贄にしたからだ...」

    ジャン「はっ...そんなの嘘だろ?だいたいお前はなんでこの話を知っているんだ?」

    エレン「!?...聞いたんだ...生き残ってこっそり帰ってきた人に...」

    ジャン「じゃあなんでそいつはそれを話さなかった...?」

    エレン「お前も知ってんだろ?敵前逃亡は死刑だ...だからだよ...まぁ信じるかどうかはお前ら次第だ...」

    エレン「ただ...少なくとも今俺らがここで...何もしなかったのに...生きられているのは...そのツケを命で払った人達がいるからだ...だから...その人たちに報いないといけないと...そう思う...」

    エレンはそう言い残して出ていった...
  31. 31 : : 2016/03/12(土) 22:03:22
    エレンは外で星を眺めていた...

    「エレン!」

    声のする方を振り向くと...そこにはアルミンがいた...

    エレン「アルミン...どうかしたか?」

    アルミン「さっきの話を聞いてね...」

    エレン「!?」(まずい...気づかれたか...?)

    アルミン「僕さ...前に恩人がいるって話をしたよね...?」

    エレン「ああ...」

    アルミン「言ってなかったけどその人はね…明らかに兵士じゃなかったんだ...」

    エレン(あ...まずい...)

    アルミン「だから......考えたんだけどね?もし...あの作戦が...君の言ってた通りのものだったとしたら...僕の恩人もその場にいたと思うんだ...」

    エレン「ああ...そうかもな...」

    アルミン「でね?僕達を助けて...巨人を倒してくれた人だったから...あの作戦でも生き残ったんじゃないかと思ったんだよ...」

    エレン(ん?)「いやでもあの作戦での生存者は...」

    アルミン「一人いるだろ?...君の『知り合い』って人...」

    エレン「あ...(まずい...会わせろってか...?)」

    アルミン「多分その人だと思うんだ...だから会ってお礼を言いたいんだけどさ...?」

    エレン「」

    アルミン「でも今会っても僕のことなんか覚えてないだろうし...迷惑になると思うからさ...エレン伝えといてくれない...?」

    エレン「!?ああ...いいぞ?」

    アルミン「あの時は僕達を助けてくれて...ありがとうございました...あなたに憧れて...あなたみたいに人を助けたくて僕も頑張ってます...って」

    エレン「そうか...わかったよ...」

    アルミン「ありがとう...あと一つだけ教えて欲しい...」

    エレン「ん?」

    アルミン「『その人』は僕の両親みたいにあの作戦で参加した人たちの死ぬとこを見て...何か言ってなかった...?」

    エレン「(『その人』か...気づいているんだな...アルミン...すまない...)俺の...力不足で沢山の人が亡くなった...本当に申し訳ない...って言ってたよ...」

    アルミン「そう...」

    エレン「それと...もっと強くなって...亡くなった人たちの敵をとって...亡くなった人たちが守りたがったものを...代わりに守るって...」

    アルミン「そう...ありがと...」

    エレン「ああ...じゃあ俺は寮に戻る...」

    アルミン「おやすみエレン」

    エレン「ああ...」

    エレンは去っていった...

    アルミン(本当に...ありがとう...エレン...)ポロポロ
  32. 32 : : 2016/03/14(月) 09:45:25
    昨日はちょっと忙しくて更新できませんでした!すいません!
    続き書いていきます!
  33. 33 : : 2016/03/14(月) 10:55:54
    翌日...壁上の砲台...

    エレン「はぁ!?調査兵団にするって?」

    固定砲台の整備中、エレンは素っ頓狂な声を出した

    なぜならコニーが調査兵団に入ると言い出したからだ

    トーマス「お前の昨日の演説が効いたんだよ...」

    エレン「!?」

    コニー「い...いや違う!!俺は...アレだ...そう!ジャンだ!アイツと同じ兵団に入りたくねぇだけだ!」

    チョウサヘイダンニハイルセツメイニナッテナイゾ
    ウルセェ!ジブンデキメタンダヨ!

    二人が言い争う横でエレンは一人後悔していた

    エレン(くそっ...人を巻き込んじまうとは...ミカサの言う通りやめときゃよかった...)

    その時サシャが肉を持ってくる

    サシャ「上官の食料庫からお肉盗ってきました...」

    班員「サシャ...お前独房にぶち込まれたいのか...?」「お前本当に馬鹿なんだな...」「馬鹿って怖えぇ」

    サシャ「後でみなさんで分けましょう!スライスしてパンにはさんで...むふふ...」ジュル

    コニー「戻してこい」

    ミーナ「そうだよ!土地が減ってから肉なんてすごく貴重になったんだから」

    サシャ「大丈夫ですよ!土地を奪還すればまた...牛も羊も増えますから」

    エレン「え...?(サシャ...お前も...)」

    トーマス「なるほどな...ウォールマリアを奪還する前祝いに頂こうってわけか...食ったからには腹を括るしかないもんな!」

    エレン「トーマス......」

    ミーナ「私も食べるから!取っといてよ!!」

    班員「俺も食う」「ああ...食うぞ!」「全部食うなよ!」

    エレン「お前ら...」

    みんなが...戦うことを選んだ......俺はどうすればいいんだ...みんなを巻き込んで...死地に行くのか...?

    いや...

    エレンの脳裏に昨夜のことが浮かぶ

    ーもっと強くなって...亡くなった人たちの敵をとって...亡くなった人たちが守りたがったものを...代わりに守る

    そうだ...俺はみんなを...この国の人を...いや...人類全体を...守るんだ...そのためにここに来た...強くなるために!

    誰も死なせない...守るんだ...!!



    ピカッ!!!!



    背後で何かが光る

    エレンが後ろを振り向くと...そこには...

    来るはずのない...超大型巨人が立っていた...
  34. 34 : : 2016/03/14(月) 13:23:36
    期待!
  35. 35 : : 2016/03/14(月) 20:07:24
    >>34
    ありがとうございます!
  36. 36 : : 2016/03/14(月) 21:01:54
    エレン(な...なに...!?)

    突然のことにエレンの思考が止まる

    ビュオォォォォ!!!!

    熱風が吹き付ける

    エレン「熱っ...!?」

    エレンは壁の上から飛ばされ落ちていく

    エレン(なんでアイツが...やべぇ!!)

    パニックに陥るエレンの視界に班員が映る

    エレン(まずい...このままじゃ!)

    その時...

    カッ!!

    体の奥で何かが弾けた

    途端に思考がクリアになる

    エレン「立体機動に移れっ!」

    気づくとそう叫んでいた

    その言葉で冷静さを取り戻した班員は脇から操作装置をだし壁に止まる

    しかしエレンは気絶したまま落ちていく人影を目にする

    エレン「くっ...!」

    考えるより先に体が動く

    パシッ!

    間一髪足を捕まえることに成功する

    サシャ「エレnエレン「サシャ!こいつを頼む!」え...エレンは!?」

    エレン「お前らも一旦本部に退却しろ!ここは俺が食い止める!」

    トーマス「でもお前!」

    エレン「班長としての命令だ!従え!」

    サシャ「死なないでください!」パシュッ

    トーマス「くっ...」パシュッ

    パシュッ パシュッ...

    班員が全員撤退し出したのを確認しエレンは壁に向き直る

    エレン「目標目の前...超大型巨人...」ブツブツ

    エレンは独り言のようにつぶやきながら立体機動で壁に登る

    そして壁の上に再び降り立つ

    エレン「目標を......駆逐する!!」

    そう言い放つと抜刀し走り出した
  37. 37 : : 2016/03/15(火) 12:13:04
    超大型巨人がその巨大な腕を横に振る

    迫り来る恐怖に臆すことなくエレンは立体機動のワイヤーを反対の腕に撃つ

    エレンの体が舞うのと同時に元いた地点は腕になぎ払われる

    エレン(こいつ...狙いは固定砲と...穴を開けることだな...)

    エレンは超大型巨人の股間部分へ翔ぶ

    エレン(ここを切れば扉を蹴れないだろう...!)

    そして片方の足の付け根の筋を断つ

    超大型巨人(くっ...普通そこを狙うか...?まずい...)プシュー

    蒸気を再び放つ

    エレン(熱い...けどもう1本!)

    体とは裏腹に何故かエレンの脳は冷静で思考もクリアだった

    エレン「はぁぁぁぁぁ!!!」ザク

    もう一方の付け根の筋も断った

    グラッ

    超大型巨人がバランスを崩す

    エレン(これで扉は破壊されn「ドッカン!」何!?)

    上手く倒れた超大型巨人はその手で扉を破壊した

    それと同時にまた超大型巨人から煙がでる

    エレン(ちっ逃げられたか...)パシュッ

    エレンは壁の上に登った

    そこに先遣班が到着する

    先遣班「おい!何をしている!すでに超大型出現時の作戦は始まっているぞ!本部に戻れ!」

    エレン「ハッ!」

    エレンは立体機動を操り市街地を駆け抜けた
  38. 38 : : 2016/03/15(火) 17:05:47
    キッツ「それでは訓練通りに各班ごと通路に分かれ駐屯兵団の指揮の下、補給支援・情報伝達・巨人の掃討などを行ってもらう!」

    キッツ「なお...承知しているであろうが敵線逃亡は死罪に値する!みな心して命を捧げよ!解散!」

    一同「ハッ!」



    アニ「ちょっとアンタ!」

    ベルトルト「なんだい?アニ?」

    アニ「作戦は中止じゃなかったの?」

    ベルトルト「ああ...君のいる作戦は中止さ...これは僕達の作戦だ...」

    アニ「は?どういうことだい...?」

    ライナー「おい!ベルトルト!行くぞ!」

    ベルトルト「ああ...」

    アニ「ちょっとライナー!どういうことなんだい?」

    ライナー「悪いな...お前と話すことは何も無い...裏切り者のスパイ!」

    アニ「!?」

    ベルトルト「残念だったね止められなくて」

    アニ「アンタら......」

    ライナー「さぁ...兵士としての義務を果たしに行くぞ」トコトコ

    ベルトルト「わかった」トコトコ

    アニ(全部...バレてたのか...)

    ミカサ「アニ!」タタタ

    エレン「どういうことだ!?何であいつらが...?」タタタ

    アニ「すまないね...全部バレてたみたいだ ...」

    ミカサ「バレてた...?」

    エレン「ちっ...嵌められたのか」

    アニ「ホントに...ごめん...」

    エレン「謝るのは後だ...」

    ミカサ「どうする...?」

    イアン「イェーガー訓練兵、アッカーマン訓練兵!お前らは特別に後衛部隊だ!付いてこい!」

    ミカアニ「!?」

    エレン「!その命令...受けません!」

    イアン「何...?避難が遅れている今は住民の近くに多くの精鋭が必要だ!」

    エレン「ならば私ではなくレオンハート訓練兵を後衛に!私は最前線で戦い巨人を行かせないようにするのが一番だと思います!!」

    イアン「しかし命令で...」

    エレン「レオンハート訓練兵をイェーガーとして連れていけばあなたの責任ではありません!それにレオンハート訓練兵は今期我々に3位です!実力はあるかと...」

    イアン「っ...仕方ない...聞いてこよう...」

    ミカサ「エレン!?」

    エレン「ミカサは鎧が来たら巨人化しろ...アニと一緒に戦え...」

    アニ「エレンは!?」

    エレン「硬質化で穴を埋める...」

    アニ「あの二人は...?」

    エレン「とりあえずほっておく...自分の身は守れよ?」

    ミカアニ「了解!気をつけて..」

    イアン「許可が取れた...行くぞ...」

    ミカアニ「ハッ!」

    エレン「生き残れよ!」タタタ
  39. 39 : : 2016/03/15(火) 23:04:26
    ヒュゥゥゥ

    人がいなくなった市街地に風が吹く

    その屋根の上にエレン達はいた

    エレン(まだ前進の命令はない...どういう状況なんだろう...)

    ふと隣を見ると緊張した面持ちのアルミンがいた

    エレン「アルミン...お前どこの兵団を希望するんだ...?」

    アルミン「え...?調査兵団だけど...?」

    エレン「そうか...ならここで活躍しとけば...俺達は新兵にして...スピード出世間違いなしだ!」

    アルミン「ああ...間違いない!」

    アルミンの緊張がとけるのを感じたエレンは再び前に顔を向け先を見据える

    エレン(全員を...ここで救う...今までに亡くなっていった人のためにも...あの時になかった力...今の俺にはあるから...)

    トーマス「...いエレン!おいエレン!」

    エレン「ん?」

    自分が呼ばれたことに気づく

    トーマス「話聞いてなかったのか?誰が多く巨人を狩れるか勝負だ!」

    エレン「いいぜ...ただし...無茶はするなよ...!」

    伝達班「34班前進!」

    エレン「行くぞ!」パシュッ

    班員「おおおおお!」パシュッ パシュッ



    エレン(なに...!?)

    トーマス「俺達中衛まで前衛に..?」

    ミーナ「巨人がもうあんなに...」

    アルミン「まだ殆ど時間が経ってないのに...前衛部隊が総崩れじゃないか...」

    エレン(まさか...ここまでとは...)

    エレン「!?奇行種だ!避けろっっ!!!」

    いきなり跳んできた奇行種にエレンはとっさに叫んだ

    そして近くの屋根で止まる

    奇行種を見ると...トーマスがその口にくわえられていた...

    そしてあっという間に飲み込まれる

    エレン「トーマス!!」

    名前を呼ばれた彼は...もはや巨人の胃の中だ...

    エレン「この...野郎...待ちやがれ!!」パシュッ

    アルミン「よせ!単騎行動はーー」

    その時...エレンは見た...下から巨人が現れるのを...それも大きな口を開けて...

    エレン(まずい...喰われる...!)

    その時...エレンの脳裏に様々なことが思い浮かぶ...

    助けられなかった避難民...目の前で食われた同期...超大型巨人に開けられた穴...昨夜のアルミン...そして...ミカサの顔...


    俺は...まだ...




    死ねない!!!!!




    カッ!!

    体の奥で何かが弾けた...途端に怒りで煮えたぎっていた脳内がクリアになる

    体を捻り巨人に向ける

    そしてアンカーを巨人の口の中にさし...ガスを吹かせて口の中に飛び込む...

    そして......巨人のうなじを中から切り取って脱出した!!!

    アルミン「エレン!!」

    叫ぶアルミンの声も聞かずこの攻撃でダメにした刃をトーマスを食った奇行種の踵目掛けて投げつける

    ザクッ

    それが上手く腱を切ったらしく屋根を登って逃走しようとしていた奇行種が落ちる

    シューーーーーザクッ!

    エレンがその奇行種に止めを指す

    と同時に腹のあたりを切り刻む

    そこにはまだ溶けてないトーマスがいた

    それを抱き抱え動けずにいる班員のところに向かう

    エレン「こいつを頼む...まだ食われたばかりだから生きてはいると思う...班長として命令する!この重傷者を本部まで全員で運べ!」

    ミーナ「了解...」

    アルミン「エレンは!?」

    エレン「このまま巨人を殺す...班はアルミンに託す...いいな?」

    アルミン「なんで!?」

    エレン「今お前達は仲間を食われて動けなかった...それじゃあすぐに死ぬ...だからだ...いいな...?」

    アルミン「でも敵前逃亡は...」

    エレン「重傷者を運ぶ任務だ...それにこれは命令だ...責任は俺が持つ...いけ!」

    アルミン「っ...了解...みんなで協力して!ミーナ...君がトーマスをみんなは散開して周りを監視!いいね!」パシュッ

    班員「了解」パシュッ

    エレン「よし...これであいつらが死ぬことはないだろう...それに俺も自由に動ける...」

    相変わらずクリアな思考で作戦を練り...エレンは飛び立った...
  40. 40 : : 2016/03/16(水) 08:32:28
    その頃...ローゼの扉...

    リーブス「てめぇらさっさと荷台を押すのを手伝え!協力すれば礼はする!!」

    住民「ふざけんじゃねぇよ!」 「押し込んでもその荷台は通れねぇよ!」 「何考えてるんだ!人通すのが先だろ!」ガヤガヤ

    ズシン......ズシン...ズシンズシンズシンズシンズシンズシン!!

    住民「巨人だ!!すぐそこまで来ている!!」「死にたくねぇ奴は荷台を押せぇ!」「引け引け!!」ワーギャー

    駐屯兵「クソッ!なぜ俺達を無視して住民のところに行くんだ!」「奇行種だ考えても無駄だ!」「速い!精鋭の私たちが追いつけないなんて」

    シューーーーー

    「アニ...足をまず削ぐ...!」

    「わかった...行くよミカサ!」

    ザクッ! ドォォォォン!

    パシュッ

    ミカサ「次!うなじを...」ズバッ

    アニ「やったかい?」

    ミカサ「ええ...刃をもうダメにしてしまった...(!?)」

    ミカサ「は...?何をしているの...?」

    アニ「ちょ...ミカサ!」

    ミカサ「今...仲間が死んでいる...住民の避難が完了しないから...巨人と戦って死んでいる...」

    リーブス「当然だ!住民のために命を捧げるのはお前らの務めだろうが!タダメシ食らいが100年ぶりに役立ったからっていい気になるな!」

    ミカサ「人が人のために死ぬのが当然だというなら...きっと理解してもらえるだろう...あなたという一人の尊い命が多くの命を救う事があることも...」

    リーブス「やってみろ!俺はこの街の商会のボスだぞ!?お前ら下っ端の進退なんざ...冗談で決めるぞ?」

    ミカサ「?死体がどうやって喋るの...?」

    リーブス「」

    アニ「ちょっとミカサ...アンタ...」

    リーブス「荷台を...引け...」

    ワァァァ

    女の子「お姉ちゃんありがとう!」ニコッ

    ミカサ「!!」バッ トコトコ

    アニ「ちょっとアンタ...やりすぎだよ...」

    ミカサ「人の命を軽視する輩には...これくらい当然...」

    アニ「!?そうか...アンタもエレンと一緒に...」

    イアン「よく仕留めたアッカーマン、レオンハート」

    ミカアニ「どうも...」

    イアン「その調子で頼んだぞ」

    ミカアニ パシュッ

    ミカサ(エレンは大丈夫だろうか...?)

    アニ(アイツのことだから...死なないとは思うけど...)

    イアン「......無視!?」
  41. 41 : : 2016/03/17(木) 21:11:54
    その頃エレンは...

    エレン「ふっ...!」パシュッ ザクッ ズバッ

    巨人の群れ「」シュー

    駐屯兵「なんだあの訓練兵は!?」「何体倒している!?」

    巨人を殺戮していた...

    エレン(ここ一帯は大丈夫か...そろそろ扉を閉じに行こう...)パシュッ

    立体機動を操り扉付近の巨人を狩る

    その速さは人類最強と謳われるリヴァイ兵長をはるかに凌駕していた

    それ故扉付近はエレンの倒した巨人の蒸気で見にくくなる

    エレン(よし...このまま行く...!)ガブッ

    ピカッ!!!ビキビキビキ!

    雷が蒸気の立ち込める門付近に落ちた

    そして駐屯兵たちは見た

    蒸気が晴れた時...門の穴が完全に塞がれている所を...

    エレンは巨人化して穴を塞いだ後バレないように壁に登った

    そして残っている巨人の数を確認する

    エレン(誰も...もう死なせない...!)

    そう決意を確認し再び戦場へ翔んだ
  42. 42 : : 2016/03/18(金) 18:56:19
    ピカッ!!!

    向こうの門付近で巨人化の光を見た

    ミカサ「あれは...エレン...」

    アニ「ああ...上手くいったみたいだね...」

    勝利を確信する...その時

    ピカッ!!!

    今度は間近で巨人化の光を見た

    そこにいたのは...

    ミカサ「鎧の...」

    アニ「...巨人!」

    ウワーデタゾー!ヨロイダ!タスケテクレー!

    悲鳴をあげる駐屯兵たち...それを尻目にミカサたちは鎧に立ち向かう

    ミカサ「アニ...援護をお願い...」

    アニ「私も...ミカサ「だめ!」

    ミカサ「あなたの巨人は取っておいて...私の方は巨人を使える時間が限られているから...」

    アニ「わかったよ...死なないで...!」シャキン

    ミカサ「お互いに...」ガリッ

    ピカッ!!!

    巨人化の光がまた現れ...そこには...

    鎧を纏った女型の巨人がいた

    鎧(あの巨人...アニじゃない...エレンの他にもう一人いたのか...!?)

    想定外の事に驚く鎧の巨人

    そしてミカサは...

    久しぶりの巨人化に...昔を思い出していた...


    〜五年前〜

    グリシャ「よし!じゃあ今日の修行を始める!」

    エレン「はい!」

    ミカサ「こんな山奥で何をするの...?」

    グリシャ「今日は巨人化をする!」

    ミカサ「巨人化?」

    グリシャ「ああ...エレンはもう何度もやっているが私たちサーペントの子孫は遺伝的に巨人になれるんだ!おそらく巨人化の秘薬が何らか作用したらしい。」

    エレン「俺は硬質化を操れるんだ!スゲェだろ!」

    グリシャ「巨人にはそれぞれ能力があるんだ。ミカサの能力も見よう。」

    ミカサ「はい...どうすればいいんですか?」

    グリシャ「エレン。やって見せなさい。」

    エレン「はい」ガリッ

    ピカッ!!!

    黒髪巨人「」ドーン

    ミカサ「ひっ!!!」ブルブル

    グリシャ「安心しなさい。あれがエレンの巨人体だよ。自傷...自分に傷をつけることで巨人になれるんだ。ただし目的をちゃんと持ってね?」

    ミカサ「も...目的...」

    グリシャ「そう...今回は巨人になる...って思ってやってみなさい!」

    ミカサ「はい...」(巨人になる巨人になる巨人になる巨人になる...)ガリッ

    ピカッ!!!

    女型鎧の巨人「」ドーン

    グリシャ「鎧か...これはこれは...」

    女型鎧の巨人 グラッ...ドォォオオン

    プシュー

    グリシャ「ん?ミカサどうしたんだ...?」タタタ

    ミカサ「はぁ...はぁ...はぁ...」

    グリシャ「どうしたんだ...?」

    ミカサ「わか...りません...はぁ...」

    グリシャ「そうか...慢性的に硬質化しているから...体力の消費が速いのか...これは慣れるしかないな...」

    ミカサ「はい...」


    〜現在〜

    ミカサ(あの時から...ずっと修行して...ようやくまともに使えるようになった...この力で...あなたを倒す...)

    女型鎧の巨人「キャアアアアアアァァァァァァァ!!!」

    二体の巨人の戦いの幕が...切って落とされた!
  43. 43 : : 2016/03/19(土) 08:35:23
    以下ミカサの女型鎧の巨人→鋼鉄の巨人とします!よろしくお願いします!
  44. 44 : : 2016/03/19(土) 09:03:41
    鎧の巨人がパンチを繰り出す

    鋼鉄の巨人はそれを手で受け止めた

    そしてそのパンチの威力に押され少し下がる

    ミカサ(くっ...力は私よりも強いのか...)

    戦力を見極めて反撃にでる

    鋼鉄の巨人「キャァァァァ!」ドーン

    鋼鉄の巨人が鎧の巨人に蹴りを食らわす

    鎧の巨人はそれを腕で受けたが...

    鎧の巨人の腕 ボロボロボロ

    鎧の巨人(う...腕の鎧が...破壊された...?)

    パシュッーザクッ!

    動きが止まった鎧の巨人の関節をアニが削りに行く

    鎧の巨人(な...アニ!この野郎...!)グラッ ドーン

    倒れ込んだ鎧の巨人に踵落としを食らわす鋼鉄の巨人

    鎧の巨人(まさか...あれは...硬質化...?)

    攻撃を終えた鋼鉄の巨人の足を見て鎧の巨人は気づく

    そう...鋼鉄の巨人は鎧の上に硬質化をして攻撃をしていた

    ミカサ(これなら...あなたの鎧も砕ける...!)ゲシッ

    アニ(ライナー...)パシュッ ザクッ

    鎧の巨人(これじゃあ部が悪いか...引こう...)プシュゥゥゥ

    鎧の巨人のうなじから蒸気が出てくる

    ミカサ(逃げる気か...!?)

    アニ「(くっ...)まちな!!」

    ミカサは巨人体のまま追うわけにもいかずアニも鎧の巨人と距離をとっていたため追うことはできなかった

    少しの間呆然と立っていた二人だったが作戦を思い出す

    アニ(そうだ!)パシュッ

    ミカサ(エレンの言うとおりにしなくては...)

    アニは鋼鉄の巨人のうなじに跳んでその肉を削いだ......フリをした

    プシュゥゥゥ

    そのタイミングに合わせてミカサは蒸気に包まれながら出てくる

    アニ「よし...カムフラージュ成功...エレンのとこに行くよ...!」

    ミカサ「ええ......」

    既に撤退の鐘が鳴るのを聞いていた二人はエレンのいる市街地を目指した
  45. 45 : : 2016/03/19(土) 09:04:45
    戦闘を書くのがどうしても上手くいかない...どなたかコツを教えてください┏●
  46. 46 : : 2016/03/19(土) 22:39:39
    手当り次第巨人を倒していたエレンは撤退の鐘が鳴るのを聞いた

    先程の二つの巨人化の光...おそらくライナーとミカサだろう...

    巨人二体いて撤退なんてふざけたことはしないだろう...

    てことは...ミカサたちは上手くやったみたいだな...

    となると...ミカサたちはこっちに来るか...

    パシュッ

    そう考えてエレンはローゼの方へ行く

    しばらく行くと兵士が屋根の上にいるのを見た

    エレン(あれは......訓練兵?)

    その屋根に降り立つ

    エレン「お前ら...どうしたんだ...?」

    駆け寄るエレンにコニーが答える

    コニー「ガスが...もうねぇ...壁に登れなくなっちまった...」

    エレン「補給所は?」

    ジャン「アレを見ろ...巨人が群がってる...」

    エレン「なら奪還すればいいだろ!?」

    ジャン「今の俺達の兵力で出来ると思うか?俺らじゃ巨人たちをどうにもできない...」

    エレン「そうか...お前は自分の命でツケを払うんだな...?」

    ジャン「ああ!そうだよ!これで満足か!?死に急ぎ野郎!」

    バキッ

    エレンはジャンを殴る

    エレン「てめぇがそれを言う資格はねぇ...てめぇの方が死に急ぎ野郎だろうが!生きたくても...生きれなかった人のために...生きようと思わねぇのかよ!せめて死ぬなら...戦ってから死ね!勝てば生きる...戦わなければ...勝てない!」

    パシュッ

    そこにミカサたちも合流する

    ミカサ「エレン!無事だった!?」

    エレン「ああ...お前らも上手くやったみたいだな...」

    アニ「ああ...アイツらは?」

    エレン「ここにはいない...おそらくもう壁に登っただろう...」

    ミカサ「なら私達も!」

    エレン「ダメだ...まずは補給所を取り返す...みんなを助ける...」

    ミカサ「わかった...」

    エレン「おいお前ら!このまま死ぬまで指咥えて来るはずのない補給を待つか!?今まで死んでいった人がそれを望むと思うか!?違うって思うなら...せいぜい足掻いて生き残れ!!!」パシュッ

    ミカアニ パシュッ

    ジャン「くそっ...死に急ぎ野郎に死に急ぎ野郎って言われるとはな......おい!俺達は仲間を見捨てろと学んだか!?お前ら腰抜けになっちまうぞ!」

    サシャ 「や、やい腰抜けー弱虫ー...あ、あほー!」パシュッ

    チクショウ...... ヤッテヤルヨ......

    ウオオオオオォォォォォォォ!!!!!

    そうして訓練兵たちは立ち上がった...

    生き残るために...!
  47. 47 : : 2016/03/20(日) 21:51:29
    パシュッー ザクッ! ズバッ!

    エレンはひたすら行く手を阻む巨人を切っていく

    エレン(まだガスはもつ...一体でも多く倒して全員助ける!)ズバッ

    ウワー タスケテクレー

    誰かが巨人に捕まったようだ

    エレン「(く...)ミカサ!!」

    ミカサ「了解」パシュッ

    モブ「やめてくれ!!!助けてー!!!」

    ミカサ「(まずは...手)ふんっ」ズバッ

    モブは巨人の手から逃げ出す

    ミカサ(そのまま削ぐ!)ザクッ

    巨人 シュウゥゥゥゥ

    モブ「助かった...?」

    ミカサ「急いで!」パシュッ

    ミカサやアニもエレン同様ガスにまだ余裕があるようだ

    エレンの指示のもと巨人を狩っていく

    しかし...ガス切れを起こすものが出てきた

    エレン(くそっ...抱えたまま巨人討伐はできねぇし...)

    エレンは必死に頭を回す

    その時

    ジャン「おい!お前ら!手伝え!」

    そう言って何人かがガス切れを起こしたものに近づく

    ジャン「仲間は絶対に見捨てない!行くぞ!」パシュッ

    そうしてその人達を抱えて飛ぶ

    エレン(ジャン...ふっ...ようやく目が覚めたってとこか...?)パシュッ

    エレン(なら俺も...アイツらを守る)ズバッ!

    ガシャン!!

    ガラスを割る音が聞こえる

    エレン(よし...たどり着いたか...あともう少しだ...!)パシュッ ザクッ

    そして数十秒後...あの場にいた訓練兵は誰一人巨人に食われることなく補給所へたどり着いた
  48. 48 : : 2016/03/21(月) 13:47:07
    シュー!スタッ

    エレン達も補給所に入る

    エレン「ミカサ!アニ!大丈夫か!」

    ミカアニ「ええ(ああ)」

    付近の巨人は既に全て討伐されていた

    ジャン「すまんエレン...助かった...」

    エレン「気にすんな...生き残るためだ」

    ????「おいおいおい大丈夫か?お前ら」

    ?????「大丈夫?」

    エレミカアニ「!?」

    突然の声に驚く

    その場にいたのは...

    ジャン「ライナー!ベルトルト!お前ら無事だったのか!?」

    壁に登ったと思われたライナーとベルトルトだった

    ライナー「ああ...まぁ殺されそうになったが何とかな...」チラッ

    ミカサ「」ギリッ

    エレン「なんで周囲の巨人をやらなかった...なんで補給をしなかった...」ギリッ

    ベルトルト「補給所に巨人が入ってきて...そっちを討伐していたんだ...」

    アニ「...じゃあ補給所はもう完全に奪還されたんだね...?」

    ライナー「そうだな」

    エレン「ジャン先に補給に行ってくれ...」

    ジャンを促す

    ジャン「わかった!すまねぇ!」タタタ

    ジャンが去ったのを見てエレンはライナー達に向き直る

    エレン「それで...?何の用だ...?」

    ライナーは答える

    ライナー「驚いたな...てっきり来るのはお前らだけかと思ったんだが...?」

    ミカサ「なるほど...巨人討伐で疲れたところを...」

    アニ「アンタ達...」

    ベルトルト「まぁこうなったら仕方ないね...ここで殺るのは諦めるよ...」

    エレン「どういうつもりなんだ...?お前ら...?」

    アニ「そうだよ...なんで...?あれは...もう殺したくないって言ったのは嘘だったの...?」

    ライナー「そうだ...俺達は戦士だ!お前とは違う!」

    エレン「なんでわかった...アニがこっちだと...」

    ベルトルト「シガンシナ陥落の後故郷から知らせが来てね。レオンハートは戦士ではないって。」

    ライナー「ガセかもしれないし...何より俺達自身...信じたくはなかった...だがお前はあの日計画を中止したいって言った...そこで確信した...」

    アニ「!?」

    ミカサ「そんなに前から...」

    ベルトルト「そういう事だよ」

    エレン「なるほど...じゃあどうして二つの扉を同時に破壊しなかった...?」

    ライナー「何人いるかわからなかったからな...教官も言ってただろう?敵の数を正確に把握しておけって...その通りにした...」

    ベルトルト「まぁエレンはほぼ確定だとは思ってたけど...まさかミカサもいるとはね...」

    ライナー「まぁ残念だったな」

    エレン「そうだな...で?扉は塞がれたがどうするつもりだ...?」

    ライナー「ふん...まぁまたベルトルトに壊してもらうかな...」

    エレン「さっき殺されそうになってたけどな」ニヤ

    ベルトルト「っ...うるさい!今度こそ...完全に扉を破壊してやる!」

    カラン!

    そこまでベルトルトが言い切った時...ベルトルトとライナーの背後で音がする

    ベルライ「!?」

    ジャン「どういう...ことだ...ベルトルト...」

    コニー「扉を破壊する...?お前超大型巨人かよ」ケラケラ

    ライナー「エレン...嵌めたのか...?」

    エレン「なるほど...お前らが壁を破壊したんだな...」チャキ

    エレンはブレードを抜く

    ミカサ、アニもそれに倣った

    ベルトルト「ライナー!」ダッ

    ライナー「くっ...」ダッ

    ベルトルトとライナーは窓から逃げた
  49. 49 : : 2016/03/21(月) 13:50:40
    PVが初めて1000超えたー!!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
  50. 50 : : 2016/03/21(月) 19:38:26
    ジャン「どういう事だエレン...?」

    エレン「聞いてのとおりだ...アイツら...巨人になれるらしい...それで...壁を壊したんだそうだ...」

    ジャン「は...?そんな事...あるわけねぇだろ...?」

    エレン「現にアイツらは逃げた…追うぞミカサ!アニ!」ダッ

    ジャン「な...なんでだよ...?何が起こっている...?」

    エレン「ジャン!お前は他の奴ら連れて撤退しろ!」パシュッ

    ミカアニ「...」パシュッ

    エレン達は窓から飛び降りて立体機動で後を追った

    エレン「お前ら残りのガスは?」

    ミカサ「もう少し...壁くらいまでなら行ける」

    アニ「私も」

    エレン「くっ...(俺もそのくらいだな...どうする...)」

    市街地を三つの影が舞う

    その行く手には...エレンが先程塞いだ門があった

    エレン(少なくとも...追えるだけ追う!)シュー

    先を行っていた二つの影が壁の上に降り立つ

    そして...

    ピカッ!!!!!

    巨人化の光が見える

    エレン(外へ逃げる気か...)パシュッ

    エレン達が壁の上に到達した時には既にガスは底を尽き鎧の巨人が遠くに見えた
  51. 51 : : 2016/03/22(火) 14:34:06
    ライナー達が逃げた後調査兵団が帰還した

    鎧の巨人との交戦はなかったようだ

    またジャンはあの場で起こったことを上に報告

    そのためエレン達は査問会に呼び出された

    役人「ではジャン・キルシュタイン訓練兵の報告にあった事について聞かせてもらう。嘘はつかないように」

    エレミカアニ「ハッ!」

    役人「では報告にある君たちの会話の内容を言え」

    エレン「ハッ!私は超大型巨人出現時それと交戦しあと少しまで追い詰めました。その事を補給所にいた彼らに話した所、激昂して扉を完全に破壊すると言っていたので彼らは巨人になれるのではないかと推測!問い詰めようとしたところ逃げられた次第であります!」

    役人「人が巨人になれるだと...そんな馬鹿なこと...」

    ミカサ「事実彼らがそう言いました」

    役人「いいだろう...他に報告することはあるか?」

    エレミカアニ「いえ」

    役人「ではこの事は他言無用だ。解散!」

    エレミカアニ「ハッ!」

    エレン(これから...どうすべきか...)

    外に出たエレン達は寮に戻る

    ミカサ「エレン...どうするの?」

    アニ「...」

    エレン「俺は...予定通り調査兵団に入るよ...おそらく父さんがそろそろコンタクトをとってくると思う...」

    ミカサ「わかった...私も...調査兵団に入る...」

    エレン「そうか...アニは?」

    アニ「私は...わからない...でも...アイツらを...このままにはできない...」

    エレン「そうか...どのみち自分で決めないと...兵士なんてできないからな」

    ミカサ「うん...アニは強い...のでどこにいっても大丈夫」

    アニ「ありがとう」

    エレン「じゃあな」

    そういってエレン達は別れた
  52. 52 : : 2016/03/22(火) 19:58:51
    ライナー、ベルトル償う気無いパターンだな!!(`_´)
  53. 53 : : 2016/03/22(火) 21:59:05
    >>52
    コメントありがとうございます!一応現状はその通りです...
    ライナーとベルトルトが好きな方には申し訳ないです!
  54. 54 : : 2016/03/22(火) 22:05:32
    至高のエレミカ期待してるぜ!頑張って✨
  55. 55 : : 2016/03/22(火) 22:30:02
    次の日...つまり各兵団の入団式当日

    その朝エレンはいつも通り自主トレをしていた

    すると...空から鳥が舞い降りてエレンの肩に乗った

    そして...その足には紙が結ばれていた

    エレン(父さんからか...)

    紙をとって開くとそこには子供の落書きとしか思えない記号がびっしり書いてある

    これはサーペントにしか通じない暗号だった

    エレン(今日の昼...街の居酒屋...一人で...か...)

    そしてその指示通りエレンは外出した

    居酒屋に着くとまだ昼だからだろう...客は一人しかいなかった

    エレン「父さん...久しぶり...」

    エレンはその客に話しかける

    グリシャ「大きくなったな...エレン...」

    そう応じたその人の姿はエレンの記憶にある姿のままだった

    エレン「父さんは相変わらずだね」

    素直に口にする

    グリシャ「まぁそんな事はどうでもいい...話は知っている...これからだが...予定通りお前達は調査兵団に入ってくれ...」

    エレン「わかった...で?何をsグリシャ「ただし」

    グリシャ「一人はクリスタ・レンズと同じ兵団に入ってくれ...」

    エレン「王族...?」

    グリシャ「知っていたか...その通りだ...今回の私達の任務は『人類』を救う事だ...そのためには王族の血を持つ者はは沢山いた方がいい...」

    エレン「了解。それでどうすればいい...?」

    グリシャ「調査兵団のリヴァイ兵長は知ってるな...?彼を訪ねろ...彼はアッカーマンだ」

    エレン「!?知らなかった...わかった...」

    グリシャ「その後の指示は彼に仰げ...いいか...これだけは忘れるな...この争いで一番の罪は我々サーペントにある事を...決してムーだけが悪いわけじゃない...」

    エレン「ああ...肝に銘じとく...父さん達は...?」

    グリシャ「私達は...王と接触する...」

    エレン「そうか...座標を...わかった...」

    グリシャ「じゃあなエレン...俺の息子だから心配はしていないが...死ぬなよ...」

    エレン「当たり前だ...死んだら...何も守れない...命あっての物種だからな...」

    グリシャ「その意気だ...ミカサにもよろしくな...大切にしろよ?」ニヤ

    エレン「!?わかってるよ...!」

    そう言ってエレンは居酒屋を出た
  56. 56 : : 2016/03/22(火) 22:31:31
    >>54
    ありがとうございます!今のところあんまりその要素入ってなくてすいません...これから頑張っていきます!
  57. 57 : : 2016/03/23(水) 10:01:29
    訓練所に戻ったエレンはミカサとアニを呼び出しグリシャからの指令を伝えた

    ミカサ「そう...おじさんが...」

    アニ「クリスタと同じ兵団に...だっけ?...私が行くよ...」

    エレン「いいのか...?」

    昨日のアニの様子を思い出してエレンは問う

    アニ「私も...サーペントだから...傭兵として...私のなすべきことをやる...」

    エレン「そっか...覚悟を決めたんだな...」

    アニ「ああ...」

    アニの決意を感じ取ったエレンは安堵した

    エレン「よし...じゃあ解散だ...」

    そうして夜を迎えた
  58. 58 : : 2016/03/23(水) 10:45:04
    調査兵「訓練兵整列!壇上正面に倣え!」

    調査兵の掛け声に全員整列をする

    そうしてまず調査兵団の話しが始まった

    エルヴィン「私は調査兵団団長エルヴィン・スミス...調査兵団の活動方針を王に託された立場にある」

    エレン(あれが...団長か...)

    エルヴィン「所属兵団を選択する本日私が諸君らに話すことはやはり調査兵団の勧誘に他ならない...しかし今回の巨人の襲撃により諸君らは壁外調査並みの経験を強いられた...かつて例がないだろう...訓練兵でありながらこれ程の犠牲を経験したことは...」

    エレン「...」ギリ

    ミカサ「...」

    アニ「...」クッ

    エルヴィン「既に巨人の恐怖も己の限界も知ってしまった事だろう...また...今回...新たな謎も生まれた...言うまでもなく巨人の形をしたものによって塞がれた扉だ...」

    エルヴィン「この世界は...未だ謎に包まれている...そして...その未知の領域へ進み...人類を守ることに心臓を捧げることができるものだけ残ってくれ...知っていると思うが...調査兵団での死亡率は高い...今日隣にいたものが明日にはいないという事が普通だ...それでも...命を賭して戦えるものは残ってくれ...以上だ...他の兵団の志願者は解散したまえ」

    エルヴィンの話が終わり次々と人が離れていく

    その人波の中で...エレンは考える...

    初めは...ただの憧れだった...死を恐れず...自由を目指す...その姿に...

    そしてその憧れは今でも持ち続けている...だが...その憧れがここに入る理由ではない...あの時とは調査兵団に入る理由は変わった...

    ただのくだらない格好つけてるだけのヒロイズム...

    それを持っていた子供の時とはもう違う...

    人類を守る...何度も頭の中を巡る言葉...

    俺は...その為に強くなった...そして...その為にここにいる...

    エルヴィン「君達は死ねと言われたら死ねるのか?」

    移動が終わりエルヴィンが問いかける



    「死にたくありません!」



    決して多くはないが決意のこもった声があたりに響く

    エルヴィン「そうか...みんな良い表情だ...では今ここにいる者を新たな調査兵団として迎え入れる!これが本物の敬礼だ!心臓を捧げよ!」




    「ハッ!!」




    またも響く声...

    その声は入団に至ったそれぞれの葛藤を物語っていた...



    俺は...俺の成すべきこと...成したいことをやる...!!!



    エレンはこの日...調査兵団に入団した...









    to be continued...
  59. 59 : : 2016/03/23(水) 10:51:11
    これで訓練兵団編終了となります(次回で終わるかな?)
    おかげさまで今回は自身初のPV1000越えを達成できました!本当にありがとうございます!
    書いているうちに自分で作った伏線を忘れてたり考えた話が設定と矛盾してたりとハプニングの連続でしたが何とかここまで書けて良かった!
    それでは次回作もよろしくお願いします!

    最後によろしければお気に入り登録お願いします!
  60. 60 : : 2016/03/23(水) 11:03:01
    http://www.ssnote.net/archives/44413
    ↑続きです!こちらもよろしくお願いします!

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stardust

刹那

@stardust

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エレンの傭兵物語 シリーズ

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