八幡「やはり、俺が奉仕部に入るのは間違ってはいなかった」
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- 1 : 2015/10/23(金) 01:57:22 :
- 初投稿です。ストーリー自体はたまに本家に沿って進行したりします。
(※この作品内での八幡は腐ってはいません!)
未熟者ながら尽力いたしますので、賛否両論のほどを宜しくお願いします。
イラストもうpする予定なので、その点においてもお願いします!
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- 2 : 2015/10/23(金) 02:02:28 :
- 青春とは嘘であリ、悪である。そして理想である。
青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き自らを取り巻くすべてを肯定的
に捉える...。
彼らは「青春」の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲
げてみせる。
彼らにかかれば、嘘も秘密も罪科も失敗さえも青春の「スパイス」でしかない
のだ...。
仮に失敗することが青春の証であるのなら、友達つくりに失敗した人間もまた
青春のど真ん中でなければおかしいではないか..。
しかし、彼らはそれを認めないだろう
全ては彼らのご都合主義でしかない。
だが、それはそれでいいではないか
彼らもまたそれぞれの青春を謳歌させるために、又は自身が求める理想を求め
るため。
きっとそれは、あながち間違いではないのだ。
そして俺もそのうちの一人...
普通に過ごし、普通に青春を謳歌し、そして無事に高校生活を終えるつもりで
あったのに
入学式当日、通学途中に通りすがりの女の子が散歩させていた犬が轢かれそう
になり
身を挺して助けたために代わりに轢かれてしまい、入院生活3週間。
晴れて高校生になった途端にボッチデビュー・・・・
・・・べ、別に悲しくなんてないんだからねっ
独りでやると虚しくてしょうがないな・・・
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- 3 : 2015/10/23(金) 02:09:06 :
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~時は流れ某日~
平塚「なぁ比企谷、私が授業でだした課題はなんだったかな?」
八幡「はぁ...高校生活を振りかってというテーマじゃなかったですかね?」
平塚「それでなんで君はこんな面白おかしい作文ができるんだ...」(呆れ
八幡「いや先生、異議があります」
平塚「なんだ?いってみろ」
八幡「俺は別に面白半分でこの作文を書いたわけではないんです。むしろ成る
べくしてそうなったというか、これが俺のほんしんなんです」
平塚「なら尚更質が悪いぞ...ハァ」
平塚「君は…どうしてこうもまぁ能天気というか横着なんだ?ん?」
八幡「ひ、ひどい言いぐさっすね先生、さすがの俺も少しばかし傷つきますよ
?」
八幡「確かに俺も少しばかり気が抜けていたかもしれません...でもこれは俺が
悪いんじゃない!この周囲を生活を他人を巻き添えにして堕落の道へと引き摺
り下ろさんとする空気元(リア充共)が悪いんです」
八幡「人の気も知らないで和気あいあいとしやがって」ブツブツ...
平塚「・・・比企谷」
八幡「?・・・なんでしょう」
平塚「良いところへ連れて行ってやろう、ついてこい」ニコッ
話半ばで連れてこられたのはとある空教室だった。先生はそのまま中に入ると
誰もいないはずであろう教室内から声が響いた
?「平塚先生・・・入るときはノックをお願いしたはずですが?」
平塚「ノックをしても君は返事を返した覚えがないじゃないか」
?「返事をする間もなく先生が入ってくるんですよ・・・」
?「それで、その間抜けずらした人は?」クスッ
俺はこ少女を知っている。
国際教養科J組、女子が9割を占めるそのクラスは偏差値が高く派手なクラス
として知られている。
その中で異彩を放っているのが
≪雪ノ下雪乃≫
学内誰もが知る有名人だ。
…っかマジで可愛いな、まじかでみたの初めてだぞ
そこら辺の並の奴なら見た瞬間に恋に落ちて告白して振られるレベルだぞこ
れ...イヤ振られちゃうの?ナニソレマジカナシィ
平塚「彼は入部希望者だ」
八幡「2年F組の比企谷八幡だ・・・って入部希望てなんだよ!?」
平塚「君には面白可笑しいレポートの罰としてここでの部活動を命ずる異論反
論講義質問口答えは一切認めない」テヘペロッ
何がそんなに楽しいのか先生・・・いったいいくt
ビュッ! ウヒッ!!?
俺の思惑を読み取ったのか顔面の横を拳がスレスレで空を切った……テレパシ
ーかよ
おかげで変な声とかでたったじゃないか タラァ~
平塚「今しがた、女性に対して失礼な考えをしていると思ってな…まぁ許して
くれ」ニッコリ
八幡「」ニ...ニコッ;
平塚「ということだ、任せていいか?雪ノ下」
雪ノ下「そうですね…平塚先生の頼みでもありますし、そうですね承りました
」
平塚「頼んだぞ雪ノ下」
なんだ、どうすればいいんだこの状況
平塚先生は自分の責務を果たした後、そそくさと教室から出て行ってしまった
残されたのは俺と彼女だけ…どどどどーすればいいの教えてよドラ〇もん!も
しくはなんでもかんでもその場の意思だけで解決させてくれる弾でもぶち込ん
でくださいお願いしますっ死ぬ気でお願いします!
と、傍から見ればさも百面相の如きの様にあれこれ考えを巡らせていると
雪ノ下「いつまでも棒立ちになってないで座ったら?」
八幡「!...お、おぅ」ガタッ ストッ
八幡「」ソワソワ
雪ノ下「どうしたの?何か言いたげね」
八幡「あぁ実はいろいろと把握できてなくてな、というか此処は何部なんだ?
」
雪ノ下「当ててみたら?」クスッ
八幡「文芸部・・・か?」
雪ノ下「違うわね、でもなんで文芸部なのかしら?」
八幡「ん~特にこれといった理由もないんだけどな、あえて言うならあんたが
本を読んでるからかな」
雪ノ下「なるほど...。でもその理由なら及第点にも満たないわね。もっと捻れ
るくらいの頭はなかったのかしら?」
八幡「手厳しいですなぁ」ハハッ...
雪ノ下「「持つものが持たざる者に慈悲の心をもってこれを与える」」
雪ノ下「人はそれをボランティアと呼ぶの、困っている人に救いの手を差し伸
べる。それがこの部の活動よ」
雪ノ下「ようこそ奉仕部へ、歓迎するわ頼まれた以上責任は果たさないとね、
貴方の問題を解消させてあげる」ニコリ
多少強めの言動だがそこに嫌味やエゴは感じなかった
ここから始まるんだろうか…俺の青春が
ふと外に視線をずらすと、まだ明るい青空にうっすらと星が見え始めていた。
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- 4 : 2015/10/23(金) 02:17:48 :
- http://ameblo.jp/37468/image-12087258101-13462229262.html
「高校生 「奉仕部へようこそ」」
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- 5 : 2015/10/24(土) 21:35:40 :
- 続きを投稿していきます。
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- 6 : 2015/10/24(土) 21:35:46 :
朝だ、学校だ・・・いきたくねぇなぁ
普段よりも早い時間に目が覚めてしまった。......億劫だ。
再び布団に潜り込むと再度眠りにつこうとするが、できようはずもない。すでに日は上り目は覚醒しきっているのだ
やだよやだよー寝る体制をとったら2秒以内に寝れてしまう枕とか出してよ~ドラ〇も~ん...そんなことなら友達作り専門のキビ団子とかが
いいな、うんそれがいい。
・・・友達ほしい
のっそりと怠ける体に鞭を打ち布団から出る
改めての口頭一番
八幡「友達ほしい」
...イヤ、これついさっきも言ったじゃん
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- 7 : 2015/10/24(土) 21:36:15 :
登校の支度を終えてからリビングに向かう。
そこにはいつも俺のために毎日朝晩欠かさずご飯を用意してくれる天使がいる。
?「あ、おはよーお兄ちゃん」
八幡「おぅ、おはよう小町」
小町「なんか今日は一段と気怠そうだねー大丈夫?何かあった?。あっ今の小町的にポイント高~い♪」ピコピコ
我が家の麗しき天使であり妹である、《比企谷 小町》である。
ん~今日も一段と可愛いねっ...なんて、わ~いまの八幡的にポイント高~い♪・・・なに?キモイ?シスコン?ハッ 何をいっている。これが
千葉(兄妹)の常識の一つなんだよ。
これぐらいがちょうどいいんだよ。フツーだよ、フツー
八幡「毎度ながら最後のPは一体何なんだよ、あれか?その貯まったPで何かと交換できちゃう形式なの?」
なら是非とも交換してもらいたいものである、……
・・ ・・
小町「な~いしょ♪でも、このポイントは最高で最強なんだよ!だからねお兄ちゃん頑張って貯めてね~☆」
八幡「はいはい」
妹の意味不明な物言いに適当にあしらいながら学校へ向かう
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- 8 : 2015/10/24(土) 21:36:54 :
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変わらぬ時間を過ごし放課後。
いつもなら道草などくわずにさっさと帰路に着くのだが、おあいにく様どこぞのアラサー教師に無理やり入らされた部活動に行かなければな
らない。
そのまま帰ってやってもいいんだけどね?別にあのアラサー教師(暴力)が怖いとかそんなんじゃぁないし?
内心でぐちぐち文句を垂れてる間に奉仕部の前に到着
教室に入ると彼女は、昨日と同じ処に椅子を置き、もうそこが定位置かのごとく凛とした姿で書物を嗜んでいた
絵になるなぁ・・・
雪ノ下「こんにちは」
八幡「うす」
雪ノ下「昨日の今日でもう来ないかと思っていたわ」
八幡「おいまて、さすがの俺もそこまで捻くれてないぞ」
雪ノ下「あらそうなの?見た感じから言うと面倒ごとには関わりたくないような人間じゃない貴方」
八幡「そうできないからここに来てるんだろ?あの人だけは敵に回したら後後が怖いからな(物理的な意味で)」
雪ノ下「他人に迷惑をかけない程度には頭が回るのね、感心したわ」ニコッ
八幡「ちょっと?ナチュラルに俺のこと馬鹿にしないでもらえますかね?;」
雪ノ下「フフッごめんなさい。意外と貴方との会話が面白かったものだらつい・・・ね?」カシゲ
八幡「ムッ…(人のことを揶揄するのがそんなにも楽しいとか、雪ノ下様は毒舌すぎるんではないでしょうか…あと微笑みながら頭傾げるの
やめろ!一寸ドキッっとしちゃうだろ!)」
八幡「言っとくがな、俺のスペック自体そこまで低くはないんだぞ?」
雪ノ下「どのあたりなのか説明をお願いできるかしら?」クスクス
八幡「国語科学年順位は総合3位、顔だってそこそこ自身あるんだぞ?」フンスー
雪ノ下「それを私に言うの?」プッ
八幡「なにおぅ!?」ムッカァー
コンコン
八幡・雪ノ下「!」
八幡「依頼か・・・?」
雪ノ下「とにかく入ってきてもらいましょうか・・・どうぞ」
?「し、失礼しまーす」
そこに現れたのはオレンジ髪を右上のほうで団子の様に結んだ一人の女子。「うぉ~・・・ビッチっぽいかも」ボソッ
?「いきなりビッチ呼ばわりとかなんだし!?っていうかなんでヒッキーがここに?!」
八幡「俺が聞きたいわ、つかお前だれ?依頼なの?出口は回れ右をしてまっすぐですよ」ヒッキートカナンダヨソレ
?「普通に帰らせようとしないでよっ!?」ガーン
雪ノ下「2年F組の由比ヶ浜由比さんね?座ってちょうだい」
由比ヶ浜「うん!」
八幡「ところで依頼はなんなんだ?」
雪ノ下「そうね、まずそこから聞かなければ始まらないわ」
由比ヶ浜「うんそうだね、えっとね…ある人にお礼をしたくて。お礼の品にクッキーを作ろうと思ってるんだけど・・・」
雪ノ下「?えぇ...それで?」
由比ヶ浜「その、手伝ってほしいの!」
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- 9 : 2015/10/24(土) 21:38:18 :
- かくして、由比ヶ浜のお礼の品作成のために家庭科室を借り、作り始めたいいものを・・・
ブスブスッ...
八幡「...どうしてこうなった;」
由比ヶ浜「っれ~?おかしいなぁ;」
八幡「おい雪ノ下・・・わかるか?」
雪ノ下「なぜかしら、作業工程にミスはないはずなのだけれど...;」
八幡「なんだこの出来栄えの差は...」
ブスブスッ←由比ヶ浜作 サックリホカホカ←雪ノ下作
由比ヶ浜「やっぱり料理系でお礼はやめとこうかな…私が作るといつもこんな炭の状態か殺人料理になるんだよね」
雪ノ下「認めるのね」
八幡「認めるんだな」
由比ヶ浜「二人とも少しはフォローとかしてよぉっ!!」ブンブンッ
雪ノ下「ま、まぁ見た目はともかく、肝心なのは【味】のほうよね…」
雪ノ下・由比ヶ浜「…」ジー
八幡「なんだよ、俺に食えっていうのか」
雪ノ下「あらひどいのね鬼畜谷君、不味いなら不味いと素直に言ったらどうかしら?」
八幡「まだ食べてないからっ!まだ一口も頂いておりませんから!!お前は逆に素直すぎるんだよ、食べたのかよ;!?」
雪ノ下「き、決まってるじゃない、依頼を引き受けたのは最終的に私なのよ?なのに最初に味見をしないなんてありえない…じゃない」
由比ヶ浜「えっ!ゆきのん食べちゃったの!?」アセアセ
雪ノ下「…」シラー...;
八幡「全然説得力ないんだが、皆無なんですが?」
雪ノ下「た...食べればいいんでしょう...(そうよ、ただ無心に口を動かせばいいだけの話なのよ...」ボソボソ
由比ヶ浜「?」
八幡(どこの難聴主人公だよ...)→ユイガハマ「?」→ユキノシタ「…」ブツブツ
八幡「雪ノ下」
雪ノ下「ブツブツ…え?な、なにかしら;」
八幡「味見のほうは俺がするから、お前は由比ヶ浜に付きっっっきりで料理の援護をしろ。俺たち以外で犠牲者を出さないためにも尽力する
んだ」
雪ノ下「わかったわ、まかせてちょうだい!」bっ グッ
八幡「なんで無駄に力強い返事かえしてるんだ(お前そんなキャラだっけ…)」
由比ヶ浜「なんだかよくわからないけど、ありがとっゆきのん!ヒッキー!」
八幡(さて…)
ガリッ…ジャクジャク……
八幡「うまいっ!!!?」ガーン
由比ヶ浜・雪ノ下「「えぇぇぇぇえっ!!!!?」」バッ
八幡「っっっってのは一瞬だけかよコンチクショウー!!!!!」バターン
由比ヶ浜「ヒッキーが後ろにぶっ倒れた;!?」
雪ノ下「比企谷君!!?」
こうして依頼者の、由比ガ浜由比のお礼の品「クッキー」作りは、二人の奮闘も虚しく、されど極めて小規模の被害で済んだ…被害にあった
奴乙~プークスクスクス いや俺なんですけどね…
因みに、残った炭(クッキー(笑))は由比ヶ浜本人経由で周りの男子共に…結果はご想像におまかせっ★
~後日~
ガラッ
八幡「うーす」
雪ノ下「こんにちは」
由比ヶ浜「あっヒッキー!やっはろー!」
そのまま自分の席につく、鞄から書物を取り出し抱く所に励むって…
八幡「いやいや、なんで君がいるんですかね?」
雪ノ下「あら酷いわ比企谷君、あんなにも信頼しあっていた私を元は居なかったみたいな言いぐさをするなんて…」ナキマネ
由比ヶ浜「うわぁ~ヒッキー最低ぇ…」
八幡「いや、貴方だよ君だよお前だよ?そこのビッチィ!」カッ
雪ノ下「紅茶の準備をするわね」ガタッ
由比ヶ浜「あたしも手伝う!」
八幡「なんで流されてる俺ガイル…」
なんでかわからないが、部に新たな仲間が加わった。些か不安だが、一方的に絡んでる由比ヶ浜を拒否しないあたり雪ノ下は了承しているの
だろう。なんか百合百合してるのは目の保養になるからいいけど。つか雪ノ下もまんざらだもなさそうだな...。
八幡「あっお前部員じゃねぇし」
由比ヶ浜「えぇ?!なんでぇ!?」
雪ノ下「入部届けだしてないわよ由比ヶ浜さん?」クスクス
由比ヶ浜「そ、そんなものいくらでもかくしっ;!」
..この日、改めて奉仕部に由比ヶ浜由比が入部した。
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- 10 : 2015/10/24(土) 21:39:42 :
- http://ameblo.jp/37468/image-12087897798-13463858678.html
「明るく優しい女の子 由比ヶ浜由比」
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- 11 : 2015/11/15(日) 04:13:26 :
八幡「・・・・熱い・・・」
春も終盤、季節が移り替わろうと気温も徐々にあがっていく。もう夏でいいよ~
今日は珍しくこの辺一帯の温度が27度にもなるらしい、いやマジでないわぁ~っとぱないわぁ~...こいつの真似は自分の体温をさらに上げかねないのでやめておく...パネェ
八幡「なんで時間割最後が体育なんだよ。ふざけてるの?馬鹿なの?」グデェー
雪乃下「...みっともないわよ比企谷君、ただえさえ暑いのに更に空気まで汚染させる勢いでだらけないで頂戴」パタパタ
由比ヶ浜「はぁぅ・・・あづぃぃ・・・」
流石の雪乃下や明るさと五月蠅ささの混合した由比ヶ浜もご憔悴のご様子。
体から噴き出す汗は止まることがなく、ついぞ制服を濡らす。そのせいでか雪ノ下や由比ヶ浜の制服が所々透けて見える..別に見ようとして見てるんじゃないんだからねっ!自然とこぅ・・・ね?わかるでしょう?
学年問わず知られる美少女(雪ノ下雪乃)に、片やこいつもなかなかの美少女である(由比ヶ浜由比)。双方が同じ空間で、目の前で、しかも汗で少し色っぽく見えちゃうのよ。男子なら、生粋の男子高校生なら気になるもんでしょう?!
...なんていうか、目がね?吸い寄せられてしまうというか?......これが万乳引力なのか。なんて恐ろしい子達なのっ!
こちらの視線に気づいたのかこんなくそあっつい日に背筋も凍えるような視線を送る雪ノ下、ちょっとまって、雪ノ下さん?なんで無言で鞄から携帯を取り出すのかな?
リアルに危険を感じたのですかさず止める、説得してる最中に「貴方からとてもイヤらしい、ネットリト絡みつくような視線を感じたから」と言う雪ノ下に対して(由比ガ浜の方が断然と引き寄せられてましたけどね?雪ノ下さん?自意識過剰よ?)などと下らない小言を内心でつぶやいていると、絶対零度の如き視線が俺をこおらせるぅぅ!!無駄無駄ぁ!あんたのスタンドでは俺の...(ry)てれぱしーでも使えるんでしょうか、今どきの高校生は・・・。
由比ヶ浜「!そうだゆきのん!ヒッキー!」
雪ノ下「どうしたのかしら由比ガ浜さん?」
八幡「あ...?」
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- 12 : 2015/11/15(日) 04:14:31 :
由比ヶ浜「アイス買いに行こうよ!アイスアイス!」
八幡「・・・は?」
雪ノ下「...由比ヶ浜さん?貴方、少し冷静になったほうがいいわ」
八幡「そうだぞ由比ヶ浜さん?貴方は少し我慢という自我を発達させたほうがいいとおもいます」
由比ヶ浜「えぇ~だめ?」ウルウル
雪ノ下「ハァ...由比ヶ浜さん?今は放課後といえど学業の一環に含まれている時間帯よ?なのに部活動を途中で切りあげてまで、アイスを買う必要があるのかし... 由比ヶ浜「だめぇ~?」ウルウルウル ......といってもこのままじゃあ部活動自体に支障が出かないわね、折角来てくれた依頼人にこんな締まりのない体を晒していては奉仕部としての沽券にかかわるわね、しょうがないわね、いやこれは必要事項なのよ、必要経費出費なのよ、他の部活動連に文句なんかいわせないわ。」
雪ノ下「ということで、いくわよ二人とも?」
八幡は思った、雪ノ下が壊れた...。暑さのせいもあるが、それ以前に由比ヶ浜に甘すぎじゃぁないんですかね雪ノ下さん?百合百合は今日も健在なんですねはい。自由だなこの人は誰に似たんだ、その顔からは焦りしかかんじられませんがね、そんなに食べたいんですかアイス...
コンビニ経由、帰宅路…公園
公園に誰かと来るなんて何年ぶりだよ、しかも異性連れでなんて小学生いらいだぞ。?、だから~友達はいましたよ?顔も成績もなかなかいいほうだっていったでしょう?ただ異性の友達がいなかったことを除けば他どうでもいいんですがね (白目泣
二人は公園に入ってすぐにあるブランコに仲よく座り、先ほど買ってきたアイスを頬張っている。雪ノ下は「ハーゲンダッツ クランチークランチキャラメル マカデミアナッツ」 んん!さすがはお嬢様っぽい?というか雪ノ下がコンビニアイスとか、なんか新鮮?斬新?いや違うな…不自然だわ(笑)一方、由比ヶ浜はというと「いちごモナカ」を。 色と言い形容といいなんかいろいろとお前っぽいな。
俺はというと別段何の面白みのないチョコバーだ...なんだよ、いいじゃんチョコバー、なんだよチョコバー馬鹿にすんなよなめんなこのチョコ野郎がっ←(意味不明
由比ヶ浜「ん~♪やっぱり熱いときはアイスだよねっ!ね?ゆきのん!」ガチャガチャ
雪ノ下「…そうね、たまにはいいものね。こういうものも」ズーン
由比ヶ浜「ちょ、ちょっとゆきの~んそんなあからさまに落ち込まないでよぉ;!」ユッサユッサ
雪ノ下「くっ!私としたことがっ…でも、私だけのせいじゃないし、暑さのこともあるし何しろ由比ヶ浜さんがどうしてもっていうから・・・」ブツブツ
由比ヶ浜「ゆきのんっ!?きこえてるよ?!」
八幡「…」苦笑
雪ノ下は冷静差さを取り戻したのだろう。普段の自分なら起こすはずもない失態を犯してしまったのだから。いやいや?そこまで重大な問題でもないんですけどね??どんだけ真面目なのよ エライエライッ
まぁこれに賛同、同行した俺に文句なんかいえないんだけどね。あと雪ノ下は拗ねると言動が少しだけ幼児化することが分かった。聞こえてますよ雪乃さ~ん?
この後俺たちは、しばらく他愛もない雑談を交わしていた。まだ本格的な夏は到来していないが、大気や地表からは先ほどまで日に当たっていた名残の熱がほんのりとつたわってくる。それを心地よい涼風が流し新鮮な空気を運ぶ、流れてくる風には各家庭からの生活音や夜飯の香りを漂わせる。まだここの空間に浸っていたい気持ちと、そろそろ帰らないといけないなと焦燥に駆られる自分がいる...こいつらと居て、こんなにも大事にしたい、失いたくはないと思えるなんてな。
八幡「う~し、ぼちぼち帰るか」
雪ノ下「そうね、時間も時間だし、そろそろお暇しょうか」
由比ヶ浜「そうだね~…うん!かえろっか!」ダキツキ
雪ノ下「ちょ、ちょっと由比ヶ浜さん、すこし暑苦しいわよ・・・」
といいつつも嫌がらない雪ノ下さんも中々満更でもないご様子。え?間に挟まれたいだって?そんなことしたら即地獄牢獄極刑の3連コンボで即死じゃないですかぁ~馬鹿なんですかぁ~♪?
八幡「んじゃ俺はこっから帰るから」
由比ヶ浜「OK~よしっゆきのん行こうかっ」
雪ノ下「そんな急に引っ張らないで由比ヶ浜さん…じゃ…「ジャァネ」比企谷君…」ソラシメ
・・・・俺はゆっくりと沈みゆく日を眺めながら、ふと思想に耽っていた。
照れるくらいなら最初からいうなよ!かわいいとか思っちゃうじゃないか、いや十分可愛いんだけどね!?
こんなこと口走ってる俺も相当暑さで参ってるようです。いや~んわたしってば馬鹿な子っ…いえ知ってました。
-
- 13 : 2015/11/15(日) 04:24:10 :
- http://ameblo.jp/37468/image-12095680503-13483987561.html
「~夏・とある奉仕部~」
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