このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
女神さまの言うとおり弐 第1話 「もう1つの始まり」
- 進撃の巨人 × ホラー
- 2985
- 46
-
- 1 : 2015/09/05(土) 07:53:22 :
-
「やあみなさん」
「またお会いしましたね」
「正直みなさん、あんな終わり方では満足しなかったでしょう」
「でも、ご安心ください」
「あのままで終わらせるわけがないでしょう」
「ちゃんと続きもございますよ」
「では始めましょう」
「ここからが本番です」
「イッツ……」
「ショーーーータイム!!!」
-
- 2 : 2015/09/05(土) 08:01:35 :
コンコンコンコンコンコン
アルミンの祖父「アルミン、ご飯ができたぞ」
アルミン「あ、ありがとうおじいちゃん」
祖父「すまんな。今日はちょっと手抜きで」
アルミン「ううん大丈夫。僕レトルト好きだから」
祖父「そうか。それはよかった」
アルミン「いただきます」
祖父「いただきます」
カチャカチャ モグモグ
祖父「今日学校はどうじゃった?」
アルミン「え?」
祖父「エレンやミカサと、楽しくできたか?」
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「う、うん。まあね」
祖父「そうか。それはよかった」
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「ごちそうさま」
祖父「おや、もうか。お前の大好きなカレーなのに」
アルミン「宿題をやらなきゃいけないから」
祖父「そうか。お前も大変だな」
アルミン「それラップしといて。明日食べるから」
祖父「わかった。頑張るんだぞ」
アルミン「うん」
ガチャッ バタン
-
- 3 : 2015/09/05(土) 10:09:01 :
- 弐のバージョンきたー!期待です!
-
- 4 : 2015/09/05(土) 12:07:39 :
アルミン(おじいちゃんにはずっと内緒にしているけど……)
アルミン(僕はここ半年、学校には行っていない……)
アルミン(あの日以来……)
―――――――――――――
6ヶ月前
アルミン「や、やめて。もうやめてよぉ……」
男子「なんだよ。まだ始まったばっかじゃねえか」
アルミン「やだこんな。もうやだよぉ……」
男子B「しっかしコイツホントに男なのかねぇ。こんなかわいい顔して」
男子C「だな。いいモン見つけて俺たちラッキーだな」
男子D「じゃあ、始めっか」
ガシッ
アルミン「ひっ!!」
男子C「おとなしくしてろよ。騒ぐと痛いからな」
アルミン「や、やだ……」
アルミン「やめてええええええええぇぇぇぇぇぇ……」
―――――――――――――――
アルミン(僕は6ヶ月前、頭の狂った男達に連れ出され、そこで性暴行を受けた……)
アルミン(それ以来僕は、学校には行かず、自分の部屋に引きこもっていた……)
アルミン(時々あの光景を、夢で見ることもあった……)
アルミン(僕は自分の顔を、その容姿を呪った時もあった……)
アルミン(でも、何をしても……)
アルミン(あの光景は、一生頭から消えることはないだろう……)
-
- 5 : 2015/09/05(土) 12:19:08 :
- アルミン……(´;_;`)
期待です
-
- 6 : 2015/09/05(土) 12:58:38 :
ピロリロリン ピロリロリン
アルミン「」パカッ
メール
―――――――――――――――
マルコ
アルミン元気かい?
最近学校に来ないから、どうしてるんじゃないかと思い
メールしたんだけど。
何かあったの?僕でよければ相談するよ
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「余計なお世話だよ」パタン
アルミン「ハァ」タメイキ
アルミン「エレン、ミカサ……」
アルミン「最近、顔合わせてないな」ボソッ
アルミン「ミカサ、今頃どうしてるんだろう……」
アルミン「転校先でも、上手くやれてるのかな……」
-
- 7 : 2015/09/05(土) 13:07:08 :
- 支援
-
- 8 : 2015/09/06(日) 00:32:16 :
- 期待
-
- 9 : 2015/09/06(日) 08:56:21 :
-
- 10 : 2015/09/06(日) 09:05:38 :
―――――――――――
翌日
アルミン「じゃあおじいちゃん、行ってくるね」
祖父「ああ。遅れず気をつけてな」
アルミン「うん。いってきます」
ガチャッ
アルミン(9時にはデイサービスの迎えが来るから……)
アルミン(その時間にとんぼ帰りする)
アルミン(それが僕の1日のスケジュールだ)
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(こんなこと、いつまでも続けるわけにはいかないんだけど……)
アルミン(行ったらまた、ヤラれるんだ……!!)
アルミン(誰がもうあんな場所に行くもんか!!)
-
- 11 : 2015/09/06(日) 09:20:58 :
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「ん?」
アルミン「なんだあれ?」
ヒューーーーーーーーーーーーーン
ヒューーーーーーーーーーーーーン
ヒューーーーーーーーーーーーーン
ヒューーーーーーーーーーーーーン
ヒューーーーーーーーーーーーーン
ヒューーーーーーーーーーーーーン
アルミン「すごい。なんだあれ。流れ星?」
アルミン「こんな朝っぱらから見れるなんて」
アルミン「なんだろ?なにかが起きる予兆とか……」
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「いや」
アルミン「考えすぎだよな、ハハッ」
アルミン「あ、時間だ」
アルミン「帰ろっと」クルッ
-
- 12 : 2015/09/06(日) 11:41:41 :
―――――――――――――――
ストへス高校
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マルコ「相変わらず返事なし……か」
フレーゲル「どうした委員長。浮かない顔して」モグモグ
マルコ「いや、ちょっとアルミンにね。最近休みっぱなしだから」
フレーゲル「なんだよ、まだアイツのこと心配してんのか?」モグモグ
マルコ「だって、また引きこもってるんだよ」
マルコ「友達として、放ってはおけないからさ」
フレーゲル「でもアイツ、もう半年近くも来てねえんだぞ?」
マルコ「だから余計心配なんじゃないか!」
先生「おーいみんなぁ、席つけぇ。始めるぞぉ」
フレーゲル「おっと戻らねえと」
マルコ「」パタン
先生「よし、じゃあ日直」
男子1「起立」
ガタガタガタッ ガタガタガタッ ガタガタガタッ
男子1「礼!」
男子1「着席」
先生「よし、じゃあ20ページ開け。昨日の続きやるからな」
-
- 13 : 2015/09/06(日) 14:14:45 :
- 今回はアルミンとマルコかー頭脳派の二人ですねー
-
- 14 : 2015/09/06(日) 17:31:24 :
今回も期待です!
-
- 15 : 2015/09/09(水) 20:42:02 :
-
パラパラパラパラ
先生「では6行目から。リーブス、読んでくれ」
フレーゲル「はい」ガタッ
フレーゲル「"そしてそれから、ジェームスは恋人のクララを待たせている公園に走りだし………」
マルコ「・・・・・・・・・・・・・」
マルコ(アルミン、もう来なくなって半年近くか……)
マルコ(・・・・・・・・・・・・・)
マルコ(今日家に行ってみようかな)
マルコ(フルーツとか差し入れにして)
先生「よしもういいぞ。ありがとう」
先生「では次は………そうだな。ポット」
マルコ「・・・・・・・・・・・・」
先生「おいポット」
マルコ「え?」
先生「"え"じゃないだろう。続き読んでくれないか?」
マルコ「え。あ、ええと続き続き」パラパラパラパラ
メキ
先生「なんだ、聞いてなかったのか」
男子1「おい何やってんだよ委員長」
アハハハハハ アハハハハハ
メキメキ
先生「静かに!」
先生「次はよく聞いておくんだぞ」
マルコ「すいません……」シュン
先生「じゃあもういいから、座りなさい」
マルコ「はい……」
先生「じゃあ他の者に読んでもらおう。そうだな……」
メキメキメキメキ
先生「じゃあイーゲル、続きを頼m……」
ドパアアアァン
生徒「!!!!!!?」
先生「」バタン
ダルマ「ピロリロリン♪ピロリロリン♪」
ダルマ「これよりぃ、選別を行うーーーーッ!!!!」
-
- 16 : 2015/09/09(水) 23:01:10 :
-
男子1「な、なんだよこれ!?先生の頭がッ!!!?」
ダルマ「だーーーーーーーるーーーーーーーーまーーーーー…………」
マルコ「なんだこれ?一体何が起きて………」
フレーゲル「おい委員長、なにがどうなって………」
ダルマ「さーーーーーーーーーーーーんーーーーーーーーがーーーーーーーーーーーー………」
女子1「なにあのダルマ?なんで先生の頭から……?」
ダルマ「ころんだ!!」グルン
マルコ「ッ!!」ビクッ
男子2「なんだあのダルマ………」
男子3「喋ったり、振り向いたり………」
女子2「なになに?なんなの?」
男子4「と、とにかく、他の先生に知らせないと!!」ガタッ
ダルマ「」ギョロッ
バシューーン
男子4「ッ!!?」
男子4「ゴハッ………」
男子4「」バタン
一同「!!!!!!!?」
マルコ(なんだ!?)
マルコ(ダルマが………)
マルコ(人を、撃った………!?)
ダルマ「ニシシシシシッ♪」
ダルマ「ワシは頭は撃たん」
ダルマ「正確に心 を撃つでぇ♪」
-
- 17 : 2015/09/16(水) 23:21:07 :
- はわわわ・・・期待です!
-
- 18 : 2015/09/26(土) 22:42:58 :
ダルマ「」クルッ
ダルマ「だーーーーーーーーるーーーーーーーーーーーーー………」
フレーゲル「やべえってこれ。なんかわけわかんねえけど、これマジでやべえって!!!」
男子1「なんだよこれ。なんで先生からダルマが……!?」
男子2「なんでアイツ撃たれたんだよ?なんもしてねえのに……」
女子1「とにかく今は先生に知らせないと!!」
女子2「アタシが行ってくる!!」
ガタッ ガタッ
女子2「え?なんで!?」
女子1「どうしたの?」
女子2「ドアが開かない!!」ガタガタッ
男子1「はぁ!?なに言ってんだよ!!さっさと開けろよ!!」
ダルマ「まーーーーーーーーーーーーーさーーーーーーーーーーーーーーんーーーーーーーーー……」
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
フレーゲル「おい委員長。どうすんだよこれ…」
フレーゲル「ひょっとしたら俺たち、閉じ込められたんじゃ……!!」
マルコ「フレーゲル、落ち着くんだ!」
フレーゲル「なに言ってんだよこんな時に!!」
フレーゲル「落ち着くほうが無茶な話だぞ!!」
マルコ「じゃあせめて、これだけは守ってくれないか?」
フレーゲル「え?」
マルコ「あのダルマが振り向いたら、絶対に動いちゃダメだ」
フレーゲル「ハ、ハァ?」
マルコ「確かに君の言う通り、こんな何が起きたかわからない状況では、落ち着くのは無理に等しい」
ダルマ「がーーーーーーーーーーーこーーーーーーーーー……」
マルコ「みんな!!聞いてくれ!!!」
一同「え? なに?」ザワザワ
マルコ「あのダルマが振り向いたら、絶対に動いちゃいけない!!」
男子2「え、なんで?」
フレーゲル「今は委員長の言うとおりにしろ!!」
フレーゲル「でないと死ぬぞ!!」
ダルマ「ろんだ!!!!!」クルッ
一同「ッ!?」ピタッ
ダルマ「・・・・・・・・・・」キョロキョロ
ダルマ「ほほう」
ダルマ「」クルッ
男子2「た……」
男子1「助かった……?」
女子1「殺され……なかった?」
女子2「でも、どうして?」
マルコ「やっぱり……そういうことか」
フレーゲル「な、なあ委員長。これ、これってもしかして」
マルコ「そうだよフレーゲル」
マルコ「これは……」
マルコ「”ダルマさんが転んだ”だよ」
-
- 19 : 2015/09/26(土) 22:57:41 :
フレーゲル「やっぱりそうか。俺もちょっと冷静に考えたら、やっぱり……」
マルコ「生き残る術はわかった。だけど、問題は……」
マルコ「この死のゲームは、いつになったら終わるかだ」
フレーゲル「まさか、全員死ぬまでじゃねえだろうなぁ?」
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・・」
マルコ「ん?」
―――――――――
02:20
押せば終了
◎
―――――――――
マルコ「あのダルマの背中……」
フレーゲル「なんだあれ。スイッチかなんかか?」
男子1「”押せば終了”って書いてあるぞ」
女子1「じゃあ、アレを押せば終わるってこと?」
女子2「そ、そうだよ!きっとそうだわ!!」
マルコ(あのスイッチに、あの文字……)
マルコ(あんなあからさまに書いてあって、尚且つみんなに見せびらかすように背中にあるなんて……どう見ても怪しい)
マルコ(それにあのスイッチ、本当に押せば終了するのか?)
マルコ(アレを押したら、全員が死ぬっていう罠だったりでもしたら……)
ダルマ「だーーーーーーーーるーーーーーーーーーーーーーーーーー……」
男子2「よし!!じゃあここは俺が!!」ダッ
マルコ「お、おい!!」
男子2「こんなとこで死ぬのは……」
ダルマ「まさんが転んだ!!」クルッ
男子2「ごめn……」バシューーン
男子2「」バタン
女子1・2「キャアアアアアッ」
ダルマ「」ギロッ
バシューーン バシューーン
女子1「」バタン
女子2「」バタン
ダルマ「なははははははは♪」
ダルマ「」クルッ
マルコ「あ……あぁ……」
マルコ(死んだ。また……一瞬で……)ワナワナ
-
- 20 : 2015/09/27(日) 09:41:47 :
フレーゲル「おいマジかよ」
フレーゲル「あのダルマ、フェイントかけてきやがったぞ?」
フレーゲル「なんなんだよあれ。これじゃ、容易には近づけねえじゃねえか」
マルコ「フレーゲル、そんなことはないよ。焦らず慎重に行けば、なんとかなる」
マルコ「元々”ダルマさんが転んだ”は、そういう遊びなんだからさ」
フレーゲル「そ、そうだよな」
フレーゲル「さすが委員長だぜ。ありがとよ」
マルコ「大丈夫。パニックはせずに、恐怖心さえ抑えればなんとかなる!」
フレーゲル「まったくお前は、たいしたた奴だな」
マルコ「よし。行こう」ジリジリジリジリ
ダルマ「だーーーーーーーーーーーるーーーーーーーーーーー……」
――――――――――――――――
シガンシナ団地 207号室
ガチャッ
アルミン「ただいまーーっと」
アルミン「今日はなにして過ごそうかな」
アルミン「・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「ネット通販も飽きちゃったし」
アルミン「SSでも書こうかな」
アルミン「」カタカタカタカタッ
アルミン「題名は………うーーん」
アルミン「”性格を入れ替える薬を作ってみた”」カタカタッ
アルミン「」カタカタッ
名無しさん1「期待!ドラッガーさんの薬シリーズは期待です!」
名無しさん2「新しい薬キターーーーッ!!期待です!!」
名無しさん3「入れ替える!?誰と誰!?」
名無しさん4「期待!!頑張って!!」
「期待!!」
「期待!」
アルミン「立ち上げて1分もしないうちにこんなに来るなんて」
アルミン「この”薬シリーズ”、もう王道に入ってるな」カタカタッ
アルミン「」カタカタッ
アルミン『応援ありがとう!じゃあ書いていくよ!』カタカタッ
アルミン「ここは安価で決めていくか」カタカタッ
アルミン『この薬は>>10と>>11に飲ませる』カタカタッ
-
- 21 : 2015/09/27(日) 09:51:26 :
名無しさん1「ここはやはりエレだな」
名無しさん2「アルだアル。それと相手はエレで」
アルミン「オーケイ♪」カタカタッ
アルミン『この薬はアルとエレに飲ませる』カタカタッ
アルミン『そうすると、2人の性格が入れ替わるんだ』カタカタッ
アルミン「よーーし。このまま書き続けるぞぉ♪」
カタカタカタカタカタカタカタカタッ
カタカタカタカタカタカタカタカタッ
――――――――――
ストヘス高校
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・」
フレーゲル「・・・・・・・・・・・・・」
ダルマ「ルンルンルン♪」クルッ
ダルマ「だーーーーーーーーーーーるーーーーーーーーーーー……」
―――――――
00:45
押せば終了
◎
―――――――
フレーゲル「まずいな。もう時間がねえ」
マルコ「でも、この死体の山を飛び越えるのは……」
フレーゲル「・・・・・・・・・・・・・」
フレーゲル「委員長」
マルコ「?」
フレーゲル「俺を踏み台にして、飛び越えろ」
マルコ「え?」
フレーゲル「5月の体育祭の時みてえに、俺を踏み台に飛び越えるんだ」
マルコ「そ、そんな……」
フレーゲル「大丈夫さ。アンタならできる。そうだろ?」
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・」
マルコ「わかった」
フレーゲル「よし。頼んだぞマルコ」
マルコ「ああ!」
-
- 22 : 2015/09/27(日) 21:59:24 :
ダルマ「まーーーーーーーーーーーーーーーーーさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……」
フレーゲル「よし、今だ!!」
マルコ「ダアアアアアアッ!!!」バッ
ダルマ「んーーーーーーーーーーーーーーがーーーーーーこーーーーー……」
フレーゲル「行け!そのまま!!突っ込めえええ!!!」
ダルマ「こーーーーーーーろーーーーーーーーーーーーーー……」
マルコ(行ける!!)
ダルマ「んーーーーーーーーーーーーーーd……」
カチィッ
マルコ「うわっ!!」ドタン
フレーゲル「委員長……マルコ……」
フレーゲル「大丈夫かマルコ!!?」
マルコ「あ、ああ。なんとか」
フレーゲル「ダルマは!?」
コロン コロン コロン コロン
ダルマ「」
-
- 23 : 2015/09/27(日) 22:04:41 :
ダルマ「ピロリロリン♪ピロリロリン♪」
ダルマ「しゅーーーーーーりょーーーーーー♪」
ダルマ「しゅーーーーーーりょーーーーーー♪」
マルコ「や、やった……」
フレーゲル「よっしゃああああああ!!!」
マルコ「た、助かったぁ」ヘナッ
フレーゲル「やったなマルコ」
マルコ「君のおかげだよフレーゲル。ありがとう!!」
フレーゲル「へ、よせよ。照れるd……」
バシューーーーーーン
マルコ「え……」
フレーゲル「あ……」
マルコ「フレー……ゲル……」
フレーゲル「「ゴハッ!!」ブシャア
フレーゲル「」バタン
ダルマ「選別終了!!」
ダルマ「マルコ・ポット」
ダルマ「以上1名」
ダルマ「生きる。生きる」
-
- 24 : 2015/09/27(日) 22:19:53 :
マルコ「なんで。なんで僕だけ……?」
ダルマ「スイッチを押したのはお前」
ダルマ「だからお前、生きる。生きる」
マルコ「どうして……みんな……フレーゲル……」
ダルマ「さあ、道は開かれた。選ばれし者よ」
ダルマ「次の試練に行くのだ。体育館に行くのだ」
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
マルコ「あ………ああぁ………」
ガクッ
マルコ「みんな……みんな……死んだ……僕以外……みんな……死んだ……」ブツブツ
ダルマ「もうすぐ来る。ネコが来る」
ダルマ「次の試練に行くのだ。体育館に行くのだ」
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
――――――――――――――――
シガンシナ団地 207号室
アルミン「よし、これくらいでいいかな今日は」カタカタッ
アルミン「30分でこんなに書けちゃった」
アルミン「あぁ、のど乾いた。お茶でも飲むか」
コポポポポポポポポポポポ
アルミン「」ゴクゴク
アルミン「フゥ」
アルミン「あの後の展開どうしようかな」
アルミン「やっぱり最終的には、和解って感じがいいかな……」
アルミン「それとも、続けさせるべきかな……」
アルミン(悩むなぁ)
―――――――――――――
ストヘス高校 体育館
アナウンス「それではみなさん、家のタマちゃん、よろしくね~~!!」
プツッ
招き猫「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
マルコ「・・・・・・・・・・・・・・・」
マルコ「もうダメだ……」
マルコ「何も考えられない………」
-
- 25 : 2015/10/01(木) 21:04:32 :
―――――――――――――――――—――――――
シガンシナ団地 207号室
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「よし、決めた」
アルミン「やっぱハッピーに閉めるかな」ガタッ
ウウゥーーーーーーーーー
ウーーーーウーーーーウーーーーウーーーーーー
パトカーガトオリマス!! ミチヲアケテクダサイ!!
アルミン「ん?なんだ?」
アルミン「妙に騒がしいな」
アルミン「なにか事件かな?」
ガラガラガラガラ
ウーーウーーウーーウーーウーーウーー
ウーーウーーウーーウーーウーーウーー
アルミン「すごい数だな。よっぽど大きい事件でも起きたのかな?」
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「ちょっと見に行ってみようかな」
アルミン「今はみんな授業中で、出歩いてるヤツなんか1人もいないだろうし」
ガチャッ バタン
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
-
- 26 : 2015/10/01(木) 21:12:34 :
アルミン(フフッ、普段の日常とちょっと変わったことがあると、妙に興奮するんだよなぁ♪)
チリンチリン チリンチリン
スィーーーー
アルミン「サイレンの音は……」
ウーーウーーウーーウーー
アルミン「あっちか」
スィーーーー
アルミン(確かあっちの方角は………)
アルミン「・・・・・・・・・・・」
アルミン「おいおい、勘弁してくれよ」
アルミン(よりによってストヘス高校の方角かぁ)
アルミン(どうしよう、戻ろうかな……)
アルミン「・・・・・・・・・・・・」
アルミン(いや、こっそり見るぶんだったら、気づかれないよな)
アルミン「行くか」
チリンチリン スィーーーー
アルミン(でもどうしてあっちからサイレンが?)
アルミン(まさか、学校でなんか起きたわけでもあるまいし……)
-
- 27 : 2015/10/02(金) 06:34:33 :
スィーーーー スィーーーー
―――――――――――――――
ストヘス高校 校門前
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「嘘……だろ?」
巡査「刑事、SATは全員配置に着きました」
刑事「いつでも突入できるな?」
巡査「はい」
刑事「よし」
ピピッ
刑事「こちらストヘス高校、配置に着きました。指示を願います。どうぞ」ピピッ
無線機≪了解。指示があるまでそのまま待機。どうぞ≫
刑事「了解です」
巡査「なんと?」
刑事「そのまま待機してろってさ」
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(なんなんだ?SATといい、この数といい……)
アルミン(いったいストヘス高校 でなにが?)
-
- 28 : 2015/10/02(金) 10:59:29 :
ドン
アルミン「ん?」
ドン
アルミン(なんだ?この音)
アルミン(なにかが壁を叩いてるような……)
ガシャアアアアアアアアアアアアアン
アルミン「!!!!!!!!!!!!?」ビクゥ
アルミン(なんだありゃ!!!?)
アルミン(でっかい……招き猫が……体育館から……?)
SAT隊員「!!!!!!!!!?」
刑事「怯むな!!!列を乱すな!!!」
招き猫「ニャニャ~~ン、ニャニャ~~ン」
招き猫「ピロリロリン!ピロリロリン!」
招き猫「終ーーーーーーーーー了ーーーーーーーー!!!」
ネズミ男子1「やったああああああああああああ!!!」
ネズミ男子2「俺は生きたあああああああああああ!!!」
アルミン「なんだ!!?いったいなにが!!!?」
刑事「生存者の身柄を保護しろ!!」
刑事「重症のある者は救急車に運べ!!」
SAT隊員「了解!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
SAT隊員1「君、大丈夫か!?」
SAT隊員2「さあ、しっかり捕まって!」
SAT隊員3「意識はあるな。もう大丈夫だよ」
アルミン(なんなんだ?なんで招き猫が?どうしてみんなネズミの格好なんか?)グルグルグルグル
アルミン(わからない。どうしてこんなことが?)
SAT隊員4「ほら立って。大丈夫かい?」
ネズミマルコ「は、はい……」フラフラ
アルミン「!!!?」
アルミン「マルコ!!!」
ネズミマルコ「え……」
-
- 29 : 2015/10/02(金) 22:06:43 :
-
ネズミマルコ「アル……ミン?」
アルミン「マルコ……マルk……」
SAT隊員「君大丈夫か!?早く救急車に乗って!!」グイ
ネズミマルコ「あ……」
アルミン「ま、待って!!」ダッ
ネズミマルコ「アル……ミ……」ウトッ
アルミン「待ってくれマルコ!!」
SAT隊員「君!!なにしてるんだ!!入るんじゃない!!」
アルミン「は、はなしてください!!」
アルミン「マルコが!!!」
バタン
ピーーポーー ピーーポーー ピーーポーー
アルミン「あ……」
アルミン(行ってしまった……)
アルミン(マルコ……いったい、何があったんだ?)
アルミン(それに……)
アルミン(なんでネズミの格好してるんだよ!!?)
-
- 30 : 2015/10/03(土) 08:46:55 :
―――――――――――――――――
シガンシナ団地 207号室
ガチャッ バタン
アルミン「ハァハァ、ハァハァ」
ペタン
アルミン(クソッ、ダメだ。未だに頭が整理できない)
アルミン(なんなんだあのでかいネコ。なんで体育館にあんなのが?)
アルミン(文化祭とかの出しモンじゃないと思うし)
アルミン(それにしゃべってたじゃないか)
アルミン(それになんでネズミの格好?)
アルミン(それにさっき、「生きた」って叫んでたけど……)
アルミン(いったい体育館で何が起こってたんだ?)
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「まさか…………」
アルミン「殺し合い?」
アルミン(まさかな……)
-
- 31 : 2015/10/03(土) 09:05:02 :
ピッ
テレビ
――――――――――
タレント「本日のスペシャルゲストを紹介しましょう」
タレント「この方です。どうぞ!!」
パチパチパチパチパチパチ
ゲスト「どうもこんにちは」
タレント「本日はありがとうございます」
タレント「本日のスペシャルゲストは、声優の……」
アルミン「テレビはまだ取り上げていないのか、あの事件」
アルミン(あれほど警察やらSATが多勢に出動したから、もうやってると思ってたけど……)
テレビ
――――――――――――――
アナウンサー「えー番組の途中ですが、ここで緊急速報です」
アルミン「ん?」
アナウンサー「全国各地で高校生が相次いで大量殺害されたという事件が各地で多発したという事件がおこりました」
アナウンサー「生存者は1校に僅か3名で、それ以外の教員、生徒は全員殺害され、被害総数は300万人以上に上ると言われ……」
アルミン「そんな……」
アルミン「ストヘス高校以外でも起こってたのか!?」
-
- 32 : 2015/10/03(土) 10:02:59 :
アナウンサー「尚、生存した生徒は全員警察の保護下に置かれ、現在は事情聴取を行っている模様です」
アナウンサー「ですが関係者の話では、聴取内容は極めて不可解なもので、生存した生徒たちは、共通して……」
アナウンサー「”ダルマが殺した”、”ネコに鈴付けた”などと語っており、詳しい内容は未だ判明しておらず……」
アルミン「ダルマ?ネコ?」
アルミン(ネコって、まさか、体育館のアレ?)
アナウンサー「被害にあったのはシガンシナ高校、ストヘス高校、トロスト高校……」
アルミン「シガンシナ高校!!?」
アルミン(エレンとジャンとアニがいる学校じゃないか!!)
アナウンサー「……高校など、被害現場は高校、ハイスクールに限られており、外国の高校でも同様の事件が発生した模様」
アナウンサー「警察や、各報道機関は、世界同時テロとする見方を強めるとしています」
アルミン「」ピッポッパッ
プルルルルルルルルルル
)))おかけになった電話は、電波の届かないところにあるか……(((
アルミン「え、なんで?」
アルミン(繋がらないって……エレンはどこにいるんだ?)
アルミン(エレン……)
アルミン(ジャン……)
アルミン(アニ……)
-
- 33 : 2015/10/03(土) 21:34:51 :
アルミン(なんなんだ。今いったい何が起きてるんだ??)
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(朝に見た流れ星がなんか関係してるのかな……)
アルミン(まさか、エイリアンの仕業とか……)
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(ダメだ。イマイチ納得がいかない)
アルミン(でももしかしたら……)
ドタドタドタドタ ドタドタドタドタ
ガチャッ
「アルミーーーーーーン!!!」
アルミン「!!!?」ビクッ
「いるかアルミン!!!?」
アルミン「お……」
アルミン「おじいちゃん!!!?」
-
- 34 : 2015/10/03(土) 22:13:54 :
祖父「ああよかった!!無事だったか!!!」ギュウ
アルミン「お、おじいちゃん、どうして?」
祖父「ニュースを見て心配になって、走って帰ってきたんだよ!」
アルミン「え、まさかセンターから?」
祖父「当たり前だろう!!」
アルミン(こっからセンターまで車で30分もあるのに……)
祖父「しかしアルミン、よく帰ってこれたな」
アルミン「え……」
祖父「聞いた話だと、学校はドアも窓も鍵がかかっていて、誰1人入ることも出ることもできなかったみたいなんだよ!」
アルミン「え……そんな……」
アルミン(なんだって?誰1人学校から出られなかった……?)
アルミン「あ……えっと……その…」
アルミン「ちょっと気分が悪くなって……」
アルミン「今日は休んだんだ……」
祖父「そうだったのか。でもよかったぁ!!」
祖父「お前が生きていてくれてよかったぁ!!」ナデナデ
アルミン「う、うんおじいちゃん。心配かけてごめんね」
祖父「ホントに、ホントによかったよ」
アルミン「おじいちゃん疲れたでしょ。しばらく休んだら?」
祖父「お、おおそうだな」
祖父「いやぁ、久々によう走ったわ」
アルミン「お風呂入れるね。待ってて」
祖父「うん」
キュッキュッ ダバーーーッ
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(誰1人出られなかった……だって?)
アルミン(じゃあマルコやエレンたちは……)
アルミン(学校に閉じ込められていたのか?)
アルミン(しかも電話が繋がらなかったし……)
-
- 35 : 2015/10/08(木) 21:40:23 :
――――――――
夜 22時
アルミン(悩んでいたらあっという間にこんな時間か……)
アルミン(でも、わかっているのはただ1つ)
アルミン(今、各地でただ事じゃない何かが起こっている……)
アルミン(そしてその標的は、僕たち高校生……)
アルミン(ああぁダメだ。また同じことの繰り返しじゃないか)
アルミン(でも生き残ったのが3人だけなんて……)
アルミン(マルコとあの2人以外みんな……本当に?)
アルミン(じゃあ、フレーゲルも……僕にトラウマを植え付けたアイツらも?)
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(もし今日、学校を行ってたら……)
アルミン(僕も…………)
アルミン「」カタカタカタカタカタカタ
-
- 36 : 2015/10/08(木) 21:51:23 :
ピンポーン
アルミン「!!?」ビクッ
アルミン「なんだ?」
ピンポーン ピンポーン
アルミン(誰だ?夜中の10時だぞ?)
ピンポーン ピンポーン ピンポーン
アルミン(もしかしてマスコミかなんかの人?)
アルミン(運よく生き残った僕目当てに来たのか?)
ピンポーン ピンポーン
アルミン(めんどくさそうだな。ここは流しとくか……)
ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン
ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン
ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(なんなんだよ!!必死こいて連呼して!!!)
アルミン(そんなにネタが欲しいのかよ!!?)
ガバッ
アルミン(もう我慢できない!!)
ガチャッ
アルミン「いい加減にしてくださいよ!!!何時だと……」
銅像「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「思って………」
-
- 37 : 2015/10/08(木) 22:17:03 :
銅像「」パラパラ
銅像『人は全て平等とされるべし』
銅像『上と下を分けるは、多くは知、殆どは地位なり』
銅像『故に人は人を見下し、時にその逆もありけり』
銅像『同種で争うのも、またそれも人の必然なり』
銅像『故に平等など、始めから存在せず』
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
銅像「うーん、何回読んでもいい詩だ。人間の愚かさを実によく表している」
銅像「君もそうは思わないかい?」
アルミン「え。え」
アルミン「ど……」
アルミン「銅像が喋ってる!!!?」
アルミン(おまけに本も読んでる!!?)
アルミン(しかも立ってる!!?)
-
- 38 : 2015/10/08(木) 22:29:28 :
銅像「おやや、銅像とは失敬な」
銅像「アッシにもちゃんと名前はあるっちゅうに」
アルミン「え……」
銅像「アッシは人呼んで”ゴミ収集者”」
シュウちゃん「その名も”シュウちゃん”だぜ~~♪」
アルミン「ゴミ収集車?シュウチャン?」
アルミン「・・・・・・・・・・・・」
アルミン「ごめん。全然ついていけないんですけど……」
シュウちゃん「まぁ、あれだ。本題を言うなれば……」
シュウちゃん「アッシは回収に来たんですよ」
シュウちゃん「ゴミ をね」
アルミン「え。回収?」
シュウちゃん「アンタ、今日学校行かなかったっしょ?」
アルミン「え?」
シュウちゃん「だから迎えにきたんすよ。アッシがね」
アルミン「え?迎え?回収じゃなくて?」
シュウちゃん「細けえことはいいんだよサボり魔!!」クワッ
アルミン「イッ!?」
シュウちゃん「コホン。失礼」
シュウちゃん「で、どうするの?」
アルミン「え?」
シュウちゃん「行く?行かない?」
アルミン「え?」
アルミン「どこに?」
-
- 39 : 2015/10/08(木) 22:46:17 :
シュウちゃん「それは言えないな。”坊ちゃん”の命令だから」
アルミン「なんだって?」
シュウちゃん「学校をサボったゴミどもにチャンスを与える、それが坊ちゃん。そしてそのゴミどもを回収するのが我々の役目なのさ」
アルミン(誰だ”坊ちゃん”って?)
アルミン(感じからして、この銅像のボスかなんかか?)
アルミン(……ちょっと待てよ)
アルミン「まさかお前ら、学校で起こった事件となんか関係があるんじゃ……」
シュウちゃん「あれはまだ”始まり”だよ。だから”こっち”も早く始めなきゃいけないんだ」
アルミン「何?始まり……?」
シュウちゃん「アンタ、今何が起こってるのか、知りたくないかい?」
アルミン「は?」
シュウちゃん「だったらアンタも参加しなよ。答えはそこにあるからさ」
アルミン「”アンタも”?」
アルミン(じゃあマルコやエレンたちも……)
アルミン(確かに僕は、今の現状について真実は知りたい!)
アルミン(でも、おじいちゃんをまた心配にさせるのは……)
シュウちゃん「ほらどしたの~~?早く決めてほしいんだけどな~~」
-
- 40 : 2015/10/08(木) 22:57:07 :
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン「わかった」
アルミン「参加するよ」
アルミン「だから、連れてってくれ」
シュウちゃん「ウム、いい返事だねぇ。喜んで回収させてもらうよ♪」
プシューーー
シュウちゃん「じゃあホラ、アッシの背中に乗って」
アルミン「え。背中?」
アルミン(どうやって乗るんだこれ?」
アルミン「よっと」チョコン
アルミン「これでいいの?合ってる?」
シュウちゃん「本日は快晴なり。雷雲、降水量ともになし」
シュウちゃん「それでは素敵な空の旅を♪」
シュウちゃん「グッドラック♪」
アルミン「え?」
ビュウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥン
ビュウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥン
アルミン「うわあああああああああああああっ!!?」
アルミン「飛んだ!!?しかも早い!!!」
シュウちゃん「落ちたら死ぬよ。だからしっかり捕まってね」
-
- 41 : 2015/10/12(月) 15:18:04 :
アルミン「うぅ。ぐぐぐ!」
シュウちゃん「おいおい、そんな乗り方じゃすぐ落ちるよ」
アルミン「だって乗り方知らなかったし、だいたい教えてくれなかったし!」
シュウちゃん「まあいいや。このまま行くよ」
アルミン「このまま、一体どこに行くんだ?」
シュウちゃん「いい質問だね」
シュウちゃん「これから行くのはね……」
シュウちゃん「”ゴミ箱”だよ」
アルミン「ゴミ箱?」
シュウちゃん「といっても、そこら辺にある小さいヤツじゃないよ」
シュウちゃん「君たちみたいなサボり魔のクズ共を分別するところだよ」
アルミン「分別だって?」
シュウちゃん「そ。”価値ある者”と”無価値な者”の2つにね」
アルミン「・・・・・・・・・・・・・・」
アルミン(どうしよう。勢い余って乗ってしまったけど……)
アルミン(イヤな予感しかしない……)
-
- 42 : 2015/10/12(月) 15:29:15 :
女性A「あら。なにあれ?」
男性A「わ、なにあれ。人が飛んでるぞ!」
女性B「えーどこどこーー?」
シュウちゃん「除去」パカッ
アルミン「え?」
バシューーン バシューーン バシューーン
女性A「」ドパン
男性A「」ドパン
女性B「」ドパン
アルミン「うわっ!!」
アルミン(殺した!?一瞬で!?)
シュウちゃん「部外者に知られてはいけない。これはシークレットだからね」
アルミン「シークレット?」
シュウちゃん「これから行うモノはそうなのさ」
シュウちゃん「それぐらい内密に行わなきゃいかんのだよ」
アルミン「そのゴミ箱ってとこ、そこにはやっぱりマルコたちや生き残った人たちが?」
シュウちゃん「いないよ」
アルミン「は!?」
シュウちゃん「あっちは別個で今真っ最中だよ」
シュウちゃん「もうすぐ3回目が始まる頃だね」
アルミン「じゃあマルコやみんなは!?」
シュウちゃん「アイツらはお前らと違ってちゃんと学校に来ていたお利口組。だから別個でやってるんだよ」
アルミン「じゃあ、マルコには……もう……」
シュウちゃん「安心しな。二度と会えないわけじゃないさ」
アルミン「え?」
-
- 43 : 2015/10/12(月) 15:40:03 :
シュウちゃん「登校組 は終わり次第、一時開放するから、その時に会いに行けばいいさ」
アルミン「ホントに?」
シュウちゃん「ああ」
シュウちゃん「無事”価値ある者”になれればね」
アルミン「……それってつまり」
アルミン「”生き残る”って考えればいいのか?」
シュウちゃん「さあもうすぐ着くよ。降りる準備しときな」
アルミン「なんだ……あれ?」
アルミン(でっかい白い四角が、空に?)
シュウちゃん「あそこが終点地……」
シュウちゃん「ゴミ箱だよ」
僕は6ヶ月ぶりに家を出た。
そして旅に出た。
それは
新たなる物語 の
幕開けだった……。
続く
-
- 44 : 2015/10/12(月) 15:50:28 :
あとがき
前作が終わったとき、誰もが「何この終わり方」って思った方がいるのは言うまでもないと思います。実際そういったコメももらってしまいました。
「やっと終わった」とちょっと伸びをしましたが、コメをもらった以上、間を開けるわけには行かないと思い、カットシーンを書き終えたのち、すぐに取り掛かったのが今回の「女神さま弐」でございました。
そして今回は、弐の明石ポジにはアルミンで行かせていただきました!!実はこれ、結構前から決めておりました。
他にも出せなかったレギュラーを出していきたいと思っていますので、期待している方は楽しみにしていてください!!
ただこれ、知ってのとおり、前作よりも内容がはるかに長い……。でもここまで来た以上、最後まで書いていけるよう取り掛かっていきますので、是非見て行ってください!!
パソコンが壊れるというハプニングもあり、更新がかなり遅れてしまいましたが、もう大丈夫ですのでこのままドンドン書いていきたいと思います!!
それでは次回の2話で、またお会いしましょう。
それでは!!
-
- 45 : 2017/11/28(火) 17:38:37 :
- http://www.ssnote.net/archives/40150
この続きみたいだよーん
-
- 46 : 2020/10/04(日) 15:24:02 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
女神さまの言うとおり弐 シリーズ
- 「進撃の巨人 × ホラー」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場
- 「ホラー」SSの交流広場
- ホラー 交流広場