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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

エレン「家族以上恋人未満からの発展」エレユミ プチチート

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  1. 1 : : 2015/09/03(木) 02:26:45
    エレユミ「家族は殺された。」
    http://www.ssnote.net/archives/39106#bottom
    の続きになります!

    それでは、改めて

    ・荒らしはスルーでお願いします。
    ・キャラ崩壊も見逃していただけると嬉しいです。

    駄作でよければ見ていってください!

    では、本編です。


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


    キース「貴様は何者だ!?」


    アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!」


    キース「バカみたいな名前だな!!親がつけたのか!?」


    アルミン「祖父がつけてくれました!」


    ミカサ「教官、アルミンの名前を貶したこと、すぐに謝罪をしていただきたい」


    キース「貴様!教官に口出しするとは何事か!!死ぬ寸前まで走ってこい!!」


    ミカサ「謝罪をして頂けたら、甘んじてうけるつもりです」


    キース「貴様は教官ではない!!余計な発言はするな!!」


    ミカサ「‥‥わかりました」


    キース「次!貴様は何者だ!?」


    ユミル「スラム街出身、ユミル・ルピナス」


    キース「そのバカみたいな名前は誰につけてもらっtガシッ!


    ユミル「‥‥次に私の名前を貶したら教官であろうと殺しますから」


    キース「教官の胸ぐらを掴むことが許されることだと思っているのか!?」


    ユミル「‥‥すみません、カッとなりました。」


    キース「そんな短気では巨人と遭遇しても真っ先に死ぬのがオチだろうな!!貴様も死ぬ寸前まで走ってこい!!!」
  2. 2 : : 2015/09/03(木) 02:35:46
    教官A「今年もやってるな」


    教官B「しかし、今年は教官へ歯向かう者が多いですね」


    教官A「確かにな。もしかしたら、その恐れ知らずな心も、巨人を倒すためには必要なのかもな」


    キース「貴様は何者だ!?」


    エレン「シガンシナ区出身、エレン・イェーガー」


    キース「貴様は何のためにここへ来た!?」


    エレン「強くなって、己の信じるものを護るためです」


    キース「そうか!ならばせいぜいそのために命を捨てるがいい!!」


    キース「次!貴様は何者だ!?」

    (中略)


    ーーー入団式終わりーーー
  3. 4 : : 2015/09/04(金) 06:56:25
    コニー「おい、あの三人!まだ走ってるぜ!」


    マルコ「もう5時間近くになるね」


    アルミン「でも、ミカサともう一人の女の子はまだ余裕そうに走ってるね」


    コニー「おぉ!あいつらすげぇ!」


    コニー「自己紹介がまだだったな!俺はコニー・スプリンガー!よろしくな!」


    アルミン「僕はアルミン・アルレルト。よろしくね!」


    マルコ「僕はマルコ・ボット。こちらこそよろしく!」
  4. 5 : : 2015/09/04(金) 06:57:01
    コニー「アルミンはさ、シガンシナ区出身だったよな!?」


    アルミン「そうだけど、どうしたの?」


    コニー「じゃあ、見たのか!?超大型巨人!!」


    アルミン「うん、見たよ」


    コニー「どれくらいデカかったんだ!?」


    アルミン「壁から顔が出るくらいだったよ」


    コニー「じゃあ、他の巨人は!?」


    アルミン「‥‥うっ!」ハキケ


    マルコ「コニー、この辺でやめておこうよ。辛かっただろうから」


    コニー「あ、あぁ。アルミン、すまねぇ」


    アルミン「‥‥いや、大したことないよ。僕たちがここで力をつければ、必ず巨人を殺せる!」
  5. 6 : : 2015/09/04(金) 06:57:29
    ジャン「おいおい、本気でそんなこと言ってんのか?」


    アルミン「君は‥‥、ジャンだっけ?」


    ジャン「あぁ、そうさ。それでお前は自殺志願者だっけか?」


    アルミン「‥‥何が言いたいの?」


    ジャン「いや、巨人を倒すなんてできるわけないことを言い出したからさ、てっきり自殺志願者だと思っただけだ」


    アルミン「なんだと!?」


    ミカサ「アルミン、落ち着いて」


    アルミン「ミカサ!?さっきまで走ってたんじゃ‥」


    ミカサ「教官から、私とユミルはやめていいと言われた」


    アルミン「もう一人の子は?」


    ミカサ「サシャなら、まだ走っている」


    ????「‥‥‥」


    アルミン「そうなんだ」


    ジャン「アルミン、すまなかった。俺はお前を否定するつもりはなかったんだ。これで手打ちにしてくれ」


    アルミン「こっちもごめん。冷静じゃなかったね」


    パン


    アルミン「あれ?一緒に終わったユミルって子は?」


    ミカサ「用事があると、どこかへ行ってしまった。」
  6. 7 : : 2015/09/04(金) 06:57:58

    ーーー訓練場ーーー


    サシャ「もう走れません‥‥」


    ????「あの‥‥もしよかったら、これ‥‥」


    サシャ「パァン!?あなたは神ですか!?」


    ????「いや、神じゃないけど‥‥」


    ユミル「何やってんだ?」


    ????「あ、この仔がずっと走りっぱなしだったから‥‥」


    ユミル「クリスタ‥‥だよな?お前、良いことしようとしてるだろ?」


    クリスタ「私はただ‥‥」


    ユミル「まぁいいや。こいつ運ぶの手伝え」


    クリスタ「‥‥そういえば、何で私の名前を知ってたの?」


    ユミル「どんな時でも、情報は大切だからな」
  7. 8 : : 2015/09/04(金) 06:58:27
    クリスタ「それと、あなたもいいことをするの?」


    ユミル「手駒は多いに越したことはない。自由に言うことを聞く奴が、何人かいても不自由しないからな。じゃあ、運ぶか」


    エレン「途中までは俺が運ぶから、ユミルはこれで体の汗拭けよ」つタオル


    ユミル「‥‥いつからいたんだよ?」


    エレン「ユミルがクリスタに話しかけたくらいから」


    ユミル「最初っからじゃねぇか。盗み聞きなんて趣味悪りぃな」


    エレン「気づかなかったお前も悪い」


    クリスタ「あの‥‥あなたは‥?」


    エレン「エレン・イェーガーだ。自己紹介は全員の前でやったはずなんだけどな」


    クリスタ「えっと、他の人が濃すぎて‥‥」
  8. 9 : : 2015/09/04(金) 06:59:09
    エレン「まぁ、芋食べたり、教官につっかかったりしてないから、インパクトは薄いかもな」チラッ


    ユミル「こっち見んな」


    エレン「クリスタさん。これからユミルと仲良くしてやってくれ。ユミルは不器用だけど、優しいやつなんだ」


    ユミル「うるせぇ、余計なお世話だ」


    クリスタ「ユミル‥さん。これからよろしくね」ニコッ


    ユミル「‥‥よろしく」


    エレン「じゃあ、行くか‥‥って言いたかったところだけど、そろそろこいつも起きるだろ」


    ユミル「それもそうだな。おい、芋女!起きろ!」


    サシャ「むぅ‥‥パァンですか‥?」


    ユミル「こうか?」パァン!


    サシャ「痛いです!いきなりビンタしないでください!」


    ユミル「起きたな、寮に行くぞ」スタスタ


    サシャ「初日にして扱いひどすぎです‥」


    クリスタ「フフッ。行こっか」


    エレン「じゃあな。ユミル、おやすみ」


    ユミル「‥‥おやすみ」


    こうしてユミルたちは入団式の日を終えた。


    ーー寮での自己紹介はカットーー
  9. 10 : : 2015/09/04(金) 07:05:10
    ーー翌朝の食堂ーー

    アルミン「エレン、おはよう!」


    エレン「アルミンか。おはよう」


    ミカサ「アルミン、おはよう」


    アルミン「ミカサもおはよう!」


    ミカサ「席はとっておいた」


    アルミン「ありがとう!」


    ユミル「エレン、おはよう」


    エレン「ユミルか、おはよう」


    クリスタ「エレン、おはよう!」


    エレン「クリスタもおはよう。‥‥仲良くなるの早いな」


    ユミル「クリスタはかわいいやつ」ナデナデ


    クリスタ「ユミルナデナデしないでよー!」


    エレン「ユミル、ここ座るか?」


    ユミル「そうさせてもらうぜ。クリスタ、ご飯取りに行こーぜ!」


    クリスタ「あ、ユミル待ってよー!」


    エレン「‥‥フッ」


    エレン(ユミルも友達ができたみたいでよかった)
  10. 11 : : 2015/09/04(金) 07:10:42
    キース「それでは、これより訓練を開始する!!まずは対人格闘をしてもらう!!これで己の身体能力を自分で再確認してもらう!!点数としては低いが、手を抜くようなバカなことがないように!!では、各自ペアを作ってはじめろ!!」


    訓練兵「はっ!!」


    クリスタ「ユミル、一緒にやろ?」


    ユミル「すまねぇクリスタ。初日は組むやつ決めてたんだよ」


    クリスタ「エレン?」


    ユミル「よくわかったな。さすがわたしのクリスタ」ナデナデ


    クリスタ「ナデナデしないでよ!」プクーッ


    エレン「ユミル、やるぞ」


    ユミル「はいよ。エレン、手ぇ抜くなよ?」


    エレン「当たり前だろ?」


    ユミル「じゃあ、始めは私がならずものをやる」


    エレン「わかった」
  11. 12 : : 2015/09/04(金) 07:24:06



    みなさんどうも。アルミン・アルレルトです。
    僕はいま、信じられない光景を見ています。

    それは、ユミルとエレンの一戦ですが、まずはユミルがナイフをエレンに突き出しました。本気で喉元を貫く勢いです。しかも、3m弱の距離をワンステップで詰めてです。
    でも、エレンもそれがわかっていたかのようにユミルの手を掴みました。そして体を反転されて‥‥あっ!これは柔道とかいう武術の背負い投げだ!
    ユミルが頭から落ちていく!僕を含めて見ている人みんながそう思ったでしょう。でも、ユミルは体を空中で半回転させて、地面に着地して、距離をとりました。


    ユミル「エレン、前より速くなってないか?」


    エレン「それはユミルも同じだろ?」


    そんな話を挟んで、またユミルが攻めていきました。右手の短剣をもう一度喉元めがけて突き出す。エレンはさっきと同じように、またその手を掴もうとしています。
    その時、ユミルが左手を下から振り上げ‥‥って、二刀流!?あの2本目はどこから‥‥あれ?僕の短剣は?
    そんなことを一瞬思っていたうちに、ユミルの左手の短剣が、エレンの訓練服を切り裂きました。
    僕はこの時初めて、木の短剣で布が切れる瞬間を目撃しました。
  12. 13 : : 2015/09/04(金) 07:29:24
    ユミル「あ、すまん」


    エレン「まだ訓練初日だぞ‥‥。てか、その2本目、早く持ち主に返してこい。あそこで静かに興奮してるから」


    ユミル「それもそうだな。アルミン、これ」


    アルミン「あ、あぁ。どういたしまして」


    アルミン(本当にいつ盗られたんだろ‥‥)


    ライナー「あの二人、かなりやばいな」ボソッ


    ベルトルト「そうだね、あの二人とも戦わなくちゃいけないのか‥‥」ボソッ


    キース「イェーガー訓練兵!倉庫に新しい服があるから、早く着替えてこい!」


    エレン「はっ」


    ユミル「じゃ、私は別の相手を探すか」
  13. 18 : : 2015/09/09(水) 19:45:35
    ーーー対人格闘おわりーーー


    アルミン「すごいよエレン!あんなに対人格闘が強いなんて!」


    エレン「対人格闘だけは開拓地でもできたからな」


    ミカサ「私もあなたには勝てないかもしれない。あの対人格闘は見事だった」


    エレン「ありがと」


    クリスタ「ユミルもそれと互角だったもんねー」


    ユミル「そりゃ、エレンと開拓地で訓練してたの私だしなぁ」


    クリスタ「そういえば、エレンとユミルってどういう関係なの?まさか恋人!?」


    ユミル「んなわけないだろ。クリスタは頭の中までかわいいなぁ」ヨシヨシ


    クリスタ「んもー!じゃあどういう関係なの!?」
  14. 19 : : 2015/09/09(水) 19:58:01
    ユミル「ただの家族だよ」


    ミカサ「!」


    アルミン「でも、二人ともファミリーネームが違うよね?」


    ユミル「エレンの家が強盗に襲われて、行く宛のないエレンをうちのじぃが連れてきたんだよ」


    アルミン「僕たちと似てる‥‥」


    クリスタ「アルミンと?」


    ミカサ「私とアルミンも家族。私の家も強盗に襲われた。そして誘拐された私を助けて、帰る場所を与えてくれたのがアルミン」


    アルミン「僕は何も出来なかったけどね‥‥」


    クリスタ「そうだったんだ‥‥」
  15. 20 : : 2015/09/09(水) 20:07:52
    エレン「‥‥お前ら」


    アルミン「どうしたのエレン?急に改まって」


    エレン「‥‥早く飯食わねぇと、午後の乗馬訓練に遅刻するぞ」


    アルミン「あ!ほんとだ!」


    ユミル「お前ずっと黙ってると思ったら、ひとり完食してるじゃねぇか!」


    クリスタ「とにかく急いで!ほんとに遅刻しちゃう!」


    ミカサ「ごちそうさま」


    ユミル「ミカサも食ってたのかよ!」


    クリスタ「ユミルもツッコミいれてないで早く食べてよ!」


    ユミル「クリスタより食べてるよ!こんな時にボケ続けんなー!」
  16. 21 : : 2015/09/10(木) 02:06:25
    ーーー乗馬訓練ーーー


    ユミル「間に合った‥‥。何で訓練する前からこんな疲れてるんだよ‥‥」


    エレン「飯を食うのが遅いからだろうな」


    ユミル「うるせーうるせー」


    乗馬教官「今日は乗馬訓練初日だ。乗り方などは座学で習うだろう。なので、馬と仲良くなってもらうことに、今回は全力を注いでほしい。そこの馬小屋に馬がいるから、各自選んでくれ。私からは以上だ。では、始めろ。」


    クリスタ「どの子がいいかなー?」


    ユミル「そうだなぁ。私はゆっくり決めるか」


    エレン「アルミンたちはどうするんだ?」


    アルミン「僕もユミルと同じでゆっくりいい子を選ぼうかなって」


    ミカサ「私はだいたい目星が付いた」


    アルミン「ほんとに?」


    ミカサ「嘘はつかない」
  17. 22 : : 2015/09/10(木) 02:40:11
    クリスタ「どの子にしたの?」


    ミカサ「この子。早く走れそう」


    クリスタ「ほんとだ!」


    アルミン「僕は気性の優しそうなこの子かな」


    クリスタ「じゃあ‥‥私は毛並みもいいこの子にしよ!ユミルとエレンは?」


    ユミル「どうしようk


    モブ1「この二頭すげぇ暴れ馬だぞ!」


    モブ2「みんな気をつけろ!」


    ユミル「‥‥あっちが騒がしいな」


    クリスタ「行ってみよっか」
  18. 23 : : 2015/09/11(金) 20:20:51
    ーー馬小屋の奥ーー


    モブ1「この黒と白の二頭、俺たちが少し触ったらすげぇ暴れたんだよ!」


    モブ2「みんなもこいつらはやめた方がいいぞ!」


    アノウマハヤメトコウゼ‥
    ワタシモオトナシイウマガイイシ‥


    クリスタ「ひどい言われようだね‥‥」


    アルミン「でも、かなり暴れたらしいし‥‥」


    ミカサ「私は、あの二人が馬の気に障るようなことをしたと思う」






    エレン「ユミル、この野次馬がいなくなったら、ちょっと付き合ってほしいことがある」
  19. 24 : : 2015/09/11(金) 20:51:26
    ユミル「ちょうどよかった。私もこの野次馬がいなくなったら頼みたいことがあったんだよ」


    クリスタ「何をするの?」


    ユミル「私のかわいいかわいいクリスタちゃんには特別に教えてあげよう!」


    クリスタ「ありがとう!」


    ユミル「クリスタ、あの白い方の馬の右足見てみろ」


    クリスタ「右足?‥‥‥あ!怪我してる!」


    ユミル「そ。多分あの二人のどっちかがその怪我を雑に触ったんだろ」


    ミカサ「あの黒い方は左足に怪我をしている」


    ユミル「それにエレンも気づいたんだろな」


    アルミン「‥‥エレン、ほんと?」


    エレン「あぁ。ま、それだけじゃないけどな」


    アルミン「他の理由があるの?」


    ユミル「ほら、そろそろ人が少なくなってきたし、始めるぞ。クリスタ、医務室からガーゼもらってきてくれ」


    クリスタ「分かった!」


    ミカサ「馬のサイズとなると、とても多い。私もついていこう」


    ユミル「んじゃ、二人で頼んだ」


    アルミン「僕は何をすればいい?」


    エレン「特になにもない」


    アルミン「えぇ!僕は役立たずってこと!?」


    エレン「冗談だ。怪我の治療の時に手伝ってくれ」


    アルミン「了解!」

  20. 26 : : 2015/09/11(金) 21:18:51
    クリスタ「持ってきたよ!」


    ミカサ「ガーゼと包帯」


    ユミル「さんきゅ!んじゃ、ここをこうして‥‥‥。できたぞ!」


    エレン「こっちの黒馬もできたぞ」


    ユミル「おっけ!これで馬の治療は終了だな」


    クリスタ「ねぇユミル、ユミルはこの子をパートナーにするの?」


    ユミル「私は黒い方にするつもりだ」


    エレン「俺は白い方がいいな」


    クリスタ「どうしてこの子たちに決めたの?」


    アルミン「エレンの言ってたもう一つの理由がこれなのかな?」


    エレン「この馬はかなり速そうだしな」


    ユミル「毛並みもいいし、なかなかいい馬なんだろ。それに‥‥‥」


    ミカサ「それに?」


    ユミル「いや、なんでもねぇ」


    エレユミ(ちょっとあいつに似てるなんて、絶対にからかわれる)
  21. 30 : : 2015/09/12(土) 23:13:20
    ーーー食堂ーーー


    クリスタ「ユミルって実は優しいよね」


    ユミル「私は常に優しいだろー?」


    サシャ「そんな優しいユミル様!私にパァンをください!」


    ユミル「いいだろう。くれてやるよ」


    サシャ「神いいいいぃぃぃぃぃ!」


    クリスタ「ほんとに優しくなったの‥‥?」


    コニー「ユミル!俺のパンどこやった!?」


    ユミル「サシャの腹のなかに片付けた」


    サシャ「神でした」


    コニー「サシャ!俺のパン返せ!」


    サシャ「ダメですよコニー!食事は戦争ですよ!」
  22. 31 : : 2015/09/12(土) 23:18:39
    アルミン「盛り上がってるね‥」


    エレン「飯は落ち着いて食べてほしいけどな‥」


    ミカサ「でも、あそこで疲れ果てているよりマシだと思う」



    モブ「疲れて動けん‥‥」



    エレン「確かにな」


    ライナー「それにしても、あんな対人格闘をした後で、よくもここまで体力が残ってるな」


    エレン「ライナーか。そんなに長い時間やってた訳じゃないしな」


    ベルトルト「それでも、エレンはすごいよ。誰かに格闘訓練でも受けたのかい?」


    エレン「地下街でたまにゴロツキの喧嘩を見たくらいだ」


    ライナー「それであんな動きができるのか?」


    エレン「何人かすごく動けるやつがいたんだ。今はもういないけどな」
  23. 32 : : 2015/09/12(土) 23:25:25
    アルミン「エレン、地下街へ行ったことがあるのかい?」


    エレン「俺とユミルで何回かな」


    アルミン「あそこへ行くには関所を通って行かないといけないのに‥‥。どうやって行ったの?」


    エレン「忍び込んだだけだ。憲兵団も地下街に好んで行こうと思うやつがいるとは思わないだろうからな」


    ユミル「なんだー?私たちの思い出話しかー?」


    エレン「何しにこっち来たんだよ」


    ユミル「騒ぎをお届けに」


    コニー「エレン!俺のパン返すようにサシャを説得してくれ!」


    サシャ「エレン!コニーにいい加減諦めるように言ってやってください!」


    エレン「なんで俺なんだよ‥‥」


    コニー「あんなすごい対人格闘をしたやつなら、こいつも何とかできるだろ?」


    サシャ「あんなすごい対人格闘をした人なら、コニー一人の説得なんて楽勝ですよ!」


    エレン「ユミルに頼め」


    サシャ「ユミルはだめです!クリスタの相手しかしてくれませんでした!」


    ユミル「クリスタがかわいいんだから仕方ないよな」
  24. 33 : : 2015/09/12(土) 23:29:42
    エレン「仕方なくねぇよ。コニー、ライナーとベルトルトが半分ずつくれるらしいから、それで我慢しとけ」


    コニー「ほんとか!?」


    ライナー「いや、俺は‥‥」


    ベルトルト「そんなつもりは‥‥」


    エレン「ライナー、ここにクリスタの写真がある」ボソ


    ライナー「コニー!俺が丸々ひとつくれてやる!」


    コニー「ありがとな!ライナーはもう俺らの兄貴だな!」


    ベルトルト「それいいね」


    ライナー「これからはライナーニキと呼んでくれ!」


    コニー「え、ライナーニキ?」


    アルミン「いや、それはいいかな‥‥」


    ベルトルト「ネーミング考えなよ‥‥」


    エレン「ライナー、お前は騒ぎを収める天才だな」


    ライナー「やめてくれぇ‥‥」
  25. 34 : : 2015/09/12(土) 23:33:11
    ーーー夜ーーー


    クリスタ「ユミル、どこ行くの?」


    ユミル「秘密だ」


    クリスタ「えぇ!教えてよ!」


    ユミル「もうちょっとクリスタが大きくなってからなー」ナデナデ


    クリスタ「私は子供じゃないよ!」


    ユミル「背丈の話だよ」


    クリスタ「どっちにしてもひどいよ!」


    ユミル「そんなわけだから、じゃあなー」


    クリスタ「んもう!ユミルってば!」
  26. 35 : : 2015/09/12(土) 23:39:22
    ーーー兵舎より少し離れた森ーーー


    ユミル「ここなら大丈夫かな‥‥」パカッ


    ユミル「エレンからもらったフルート、結局ここまで持ってきちまったなぁ‥‥」


    ユミル「じゃあ、吹いてみますか」


    ユミル「〜〜〜♪〜〜♪」


    ーーー男子兵舎ーーー


    エレン「‥‥‥」


    アルミン「エレンどうしたの?」


    エレン「音を聴いてるんだ」


    アルミン「音?何にも聞こえないけど‥‥」


    エレン「いや、ちゃんと聴こえるぞ。優しくて、儚げな音が‥‥」



  27. 36 : : 2015/09/12(土) 23:43:51
    ジャン「へっ!ちょっと対人格闘ができたら、そんな詩人気取りになっちまうのかよ!嫌なもんだぜ」


    エレン「‥‥‥」


    ジャン「無視してんじゃn‥ムグッ!?」


    エレン「静かにしろ‥‥。音が聴こえないだろ‥‥」


    ライナー「エレン、やめてやれ。ジャンもそっとしといてやれ」


    ジャン「ちっ!」


    エレン(ユミル‥‥。フルート持ってきてくれてたんだな‥‥。それより、綺麗な音色になったな‥‥)
  28. 39 : : 2015/09/13(日) 04:03:39
    ーーー明け方ーーー


    アルミン「ん‥‥。ちょっと早く目が覚めちゃったな‥‥」


    アルミン「やっぱりみんなぐっすり寝て‥‥あれ?エレンがいない‥‥?どこにいったんだろ」


    ゴトッ


    アルミン「ん?上から聞こえたけど、屋根になんかいるのかな‥‥?」



    アルミン「よいっしょ」ヤネノボル


    アルミン「あ、エレンだ」


    エレン「ZZZzz‥‥」


    アルミン「エレン何でこんなとこで‥‥?ていうか体に鳥がすごい数止まって寝てる‥‥。あ、手の中ではリスが寝てるし、お腹ではウサギが寝てる‥‥。エレンって動物に好かれやすい体質なのかな‥‥?」


    エレン「ZZZzz‥‥。」


    アルミン「それにしても、よくこんなところで寝られるなぁ‥‥。」


    エレン「ん‥‥。朝か‥‥。あ、アルミン。おはよ〜」


    アルミン「あ、エレン。おはよう」


    エレン「ん‥‥?あ、そうか。昨日あのあとに屋根に登って動物と遊んでたら、そのまま寝ちゃってたのか‥‥」


    アルミン「風邪ひいちゃうよ?」


  29. 40 : : 2015/09/13(日) 04:09:49
    エレン「大丈夫。ウサギあったかいし」


    アルミン「確かにあったかいけどね」


    アルミン(なんか、寝起きのエレンはクールというより、少しかわいい感じだな‥‥。いやいや!変な意味じゃなくてね!?)


    エレン「顔洗ってくる」


    アルミン「あ、エレ‥‥!屋根から飛び降りちゃった。この建物二階建てなのに‥‥」


    アルミン「ふぅ。部屋のみんなもそろそろ起こそうかな‥‥。うわ!ベルトルトの寝相すごいことになってる‥‥」


    アルミン「‥‥まずはベルトルト以外から起こそ」
  30. 41 : : 2015/09/13(日) 04:16:19
    このように、訓練兵としての生活が始まったのであった。







    ここからは、ショートストーリーをポンポン入れていく感じにしたいと思います!
    試しにひとつ入れてみます。
  31. 42 : : 2015/09/13(日) 04:20:50
    ーーーとある日の女子寮ーーー


    クリスタ「ユミルって、ディーラーとか似合いそうだよね!」


    ユミル「クリスタ、いきなりどうしたんだ?」


    ミーナ「でも、クリスタの言うこともわからなくもないなー!ユミル、スーツ着てみて!」


    ユミル「スーツなんてあるわけねぇだろ」


    ミーナ「じゃあ、トランプ混ぜるだけでいいから!誰かトランプ持ってない?」


    ハンナ「私持ってるよ?」


    ミーナ「よし!ユミル、これ混ぜて!アニもそんな遠くで本読んでないで、こっちおいでよ!」


    アニ「私は別にいいよ」


    ミーナ「お・い・で?」グググ


    アニ(え、え?ミーナ力強っ!)


    ミーナ「じゃあ、ユミル!お願いします!」
  32. 43 : : 2015/09/13(日) 04:27:35
    ユミル「しゃあねぇな。クリスタの期待には答えないとな」


    シャッシャッシャッ

    パラパラパラパラパラパラ

    シャシャシャシャシャシャ



    ミーナ「あれすごい!なんて混ぜ方なんだろ?」


    クリスタ「リフルシャッフルっていうんだって」


    シャシャシャシャシャシャ


    ユミル「Place your bet?」


    ミーナ「惚れる!」


    クリスタ「ユミル!惚れ直した!」


    ハンナ「すごいわね!それどこで覚えたの?」


    ユミル「知り合いに教えてもらってな」


    ミカサ「アルミンたちにも見せてあげたい」


    ユミル「勘弁してくれよ」


    クリスタ「みんなの前でやっちゃおうよ!」


    ユミル「勘弁してくれって」
  33. 44 : : 2015/09/13(日) 04:28:09
    みたいなのをちょこちょこ出していくつもりです!ご理解いただけたら幸いです!

    当然ですが、その中でも日常の一コマではない、転機になるものはある程度しっかり書こうと思っています!

    それでは皆様、今後ともよろしくお願いします。
  34. 46 : : 2015/09/14(月) 02:46:55
    <至福の時間>


    ーーー男子風呂ーーー


    ライナー「今日の訓練もしんどかったなぁ」


    ベルトルト「ずっと走りっぱなしだもんね。僕も足がパンパンだよ‥‥」


    アルミン「もう動けない‥‥」


    コニー「ひゃっっほうぅぅぅ!」ザッパーン


    マルコ「コニー!飛び込んじゃダメだよ!」


    ワイワイガヤガヤ


    ライナー「エレン、何でそんなに古傷だらけなんだ?」


    アルミン「誰にやられたの?」


    エレン「ユミル」


    ベルトルト「‥‥命でも狙われたの?」


    エレン「いや、ユミルはナイフの扱いが異常に上手いから、木刀でもこんな切り傷がついた」
  35. 47 : : 2015/09/14(月) 02:54:45
    アルミン「ユミルってすごいんだね‥‥」


    コニー「お前ら何そんなとこで喋ってるんだよ!こっちきたら極楽だぞ!」


    ライナー「そうだな。俺らもつかるか」


    ジャプン


    ライナー「‥‥極楽じゃぁ」


    ベルトルト「ライナー、親父くさいよ」


    ライナー「その緩みきった表情で言われたくないな」


    アルミン「たしかにすごく疲れが取れる気がするよ‥‥。って、エレン?その手の中にいるのなに?」


    エレン「ひよこ」


    アルミン「どこで取ってきたの‥‥」


    エレン「訓練中に、落ちてた。周りに親もいなさそうだったから、拾ってきた」


    ひよこ「ピヨ〜」


    マルコ「訓練中によく見つからなかったね」


    エレン「そのときはコニーが列乱して怒られてたから、注意が逸れてた」


    ライナー「で、そのひよこどうするんだ?」


    エレン「俺が飼う」


    コニー「あ、ずるいぞ!俺にも触らせろ!」


    エレン「ダメ」


    ジャン「訓練に余裕ができたら、ひよこを愛でるなんて女々しいこともやりだすのかよ。怖い怖い」


    エレン「ジャンも、馬を愛するあまり顔を整形したくせに」


    ジャン「整形なんてしてねぇよ!あと、馬面でもねぇ!」


  36. 48 : : 2015/09/14(月) 03:06:37
    ベルトルト「いや、そんな話じゃないでしょ!ひよこを飼うなんて、教官が許してくれると思うのかい?」


    エレン「最初の希望(話し合い)が通らなかったら、交渉(物理)するしかない」


    ベルトルト「するしかない。じゃないよ!できるわけないよ!」


    アルミン「でも、どこかに捨てることもできないし‥‥」


    ライナー「かと言って教官が聞いてくれるとも思えねぇ」


    ジャン「ほら、そんなひよっころ諦めて捨ててこいよ」


    マルコ「それはかわいそうだよ」


    コニー「お!ここの穴から女子風呂見えるぞ!」


    ライナー「今はそれどこじゃ‥‥!?ほんとか!?どこまで見える!?」


    アルミン「コニーもライナーもやめときなよ!」
  37. 49 : : 2015/09/14(月) 03:13:45
    <極楽にこだまする悲鳴>


    ーーー女子風呂ーーー


    ユミル「‥‥コニーもライナーも声でかすぎるだろ」


    クリスタ「あの穴からだから、こっちにいれば見られないね」


    アニ「まったく、あの猿ども‥‥」


    ミーナ「どうする?」


    ミカサ「まずは教官に知らせよう」


    ユミル「じゃ、私とクリスタで言いに行ってくるよ」


    サシャ「私、早くつかりたいのでお願いしますね」


    クリスタ「任せといて!」


    ーーー女子風呂を出たところーーー


    ユミル「あれ?エレンは出たのか?」


    エレン「絶対にバレるからな」


    アルミン「僕たち二人以外はみんなまだいるけどね‥‥」


    クリスタ「じゃあ、エレンたちも言いに行こっか」


    エレン「あぁ。俺も教官に言いたいことがあったんだ」
  38. 50 : : 2015/09/14(月) 03:16:22
    ユミル「何を言うんだ?」


    エレン「こいつのこと」


    ひよこ「ピッ!」


    クリスタ「か、かわいい‥‥!」


    ユミル「調理場の使用許可か?」


    クリスタ「食べちゃうの!?」


    アルミン「食べないよ。飼育許可をもらいに行くんだ」


    ユミル「あぁ、大きくしてからじゃないと食うとこ減るもんな」


    クリスタ「やっぱり食べちゃうの!?」


    エレン「食わねぇって。それより、はやく行くぞ」
  39. 51 : : 2015/09/14(月) 03:25:13
    ーーー教官室ーーー


    ユミルたちの要件カット


    キース「では、イェーガー訓練兵の要件を聞こう」


    エレン「こいつの飼育許可を頂きに参りました」


    ひよこ「ピヨッ」


    キース「‥‥飼育をすることで、何か貴様の訓練に関わりがあるとは思えないな」


    エレン「キース教官、こちらを」


    キース「何だこれは‥‥?」


    エレン「その文書の中身を確認してください」


    キース「ふむ‥‥。‥‥‥!?」


    エレン「その情報の提供に対する報酬として、こいつの飼育の許可をいただければ」


    キース「‥‥よかろう。しかし貴様、この情報をどこで手に入れた?」


  40. 52 : : 2015/09/14(月) 03:49:09
    エレン「それよりも教官、早く行かないと女子が恐怖を感じたままになります」


    キース「それもそうだな。‥‥イェーガー訓練兵、またいずれ情報元を話してもらうからな」


    エレン「わかりました」


    ーーー男子風呂ーーー


    ライナー「まだ見えねぇな‥‥」


    ジャン「ミカサ‥‥ミカサは‥‥」


    キース「ずいぶんと楽しそうだな貴様ら」


    ジャン「ミカサも見えねぇのに何が楽しい‥‥だ‥‥‥ょ‥‥‥」


    ライナー「どうしたジャン?いきなり黙りこ‥‥‥」


    コニー「どうしたんだよみんな?あ、教官も見ますか?」
  41. 53 : : 2015/09/14(月) 04:07:47
    キース「貴様らぁ!!!それが訓練兵としての態度か!!!」


    ライナー「やばい!にげろ!!」


    ジャン「おい!まてお前r ガシッ!!


    キース「貴様からだな」ゴズン!!


    ジャン「‥‥‥」バタンッ


    コニー「ジャンがやられた!」


    ライナー「とりあえず外に逃げるぞ!」


    ガラッ!

    ユミル「どうだったよ女子風呂の内装は?」


    アニ「あんたたちのせいでお湯につかれなかったんだけど‥‥」


    ミカサ「あなたたちに最後のチャンスを与えよう。今から2秒間だけ遺言を残す時間を与えよう」


    ライナー「え、いや、あの‥‥」


    ミカサ「時間終了。では、処刑を開始する」


    ライナー「ちょ、ま‥‥‥‥」


    ギィヤァァァァァァァァァ!!!!!



    男子訓練兵の悲鳴が極楽を超え、兵舎中に響きわたった。
  42. 61 : : 2015/09/15(火) 12:21:26
    やっぱこの単発系ダメだな。
    どうしてもうまく書けない(−_−;)
    ということで、これからは普通に投稿していきたいと思います!

    ちょっと考えるから今すぐ投稿は無理ですけど、今日の夜くらいに投稿できたらなぁと思っています!
  43. 62 : : 2015/09/15(火) 20:08:24
    ーーー半年後ーーー


    キース「貴様ら!これからは立体機動の訓練に入る!立体機動が出来なければ、巨人と戦うなんて夢のまた夢!今までの努力が無に帰すぐらいの大事な訓練だ!まずはアンカーの射出訓練からだ!始めろ!」


    アルミン「ミカサ!ついに立体機動の訓練だよ!頑張ろうね!」


    ミカサ「アルミン、喜ぶ気持ちはわかるけど落ち着いて」


    クリスタ「私、ちゃんとできるかな‥‥」


    ユミル「私が教えてやるから平気だろ?」


    クリスタ「そうだね!」


    ユミル「じゃ、まずはあの木に刺してみな」


    クリスタ「えっと、こうかな?」パシュ


    クリスタ「あ、刺さらない‥‥」
  44. 63 : : 2015/09/15(火) 20:13:03
    ユミル「クリスタ、木の中心に刺すイメージでやってみろ」


    クリスタ「木の中心?」


    ユミル「そ。木に真っ直ぐ刺すようにしないとはじかれるからな」


    クリスタ「やってみる!」パシュ ガス


    クリスタ「刺さった!刺さった‥‥うわっ!?」


    ユミル「クリスタ!!あいつアンカー抜く前に巻き取りやがった!」


    クリスタ「ぶつかる‥‥!」


    ユミル「クリスタ!」ガシッ!


    クリスタ「ユミル!?ユミルまでぶつかるよ!?」


    ユミル「うっせぇ!」


    ユミル(もうすぐ木にぶつかる!避けれない!!)


    ドカッ!!
  45. 65 : : 2015/09/16(水) 02:25:10
    ミカサ「アルミン。アンカーの射出の時は、腰から出ることをしっかりと意識すること。でないと無意識に目の高さを基準とするから、想定より下に刺さる」


    アルミン「わかった、やってみるよ!」パシュ


    アルミン「あれ、上に飛んじゃった」


    ミカサ「次は腰を意識して力んだから、立体機動装置が上に向いてしまったのだと思う。腰さえ固定していれば、アルミンは完璧」


    アルミン「ありがと‥‥‥!?クリスタが!」


    ミカサ「間違えて巻き取ってしまったの!?ここからじゃ間に合わなi ビュン!!


    アルミカ「!?」


    アルミン「今のは!?」
  46. 66 : : 2015/09/16(水) 02:29:59
    ユミル(もうすぐ木にぶつかる!避けれない!!)


    ドカッ!!


    ユミル(‥‥‥痛くねぇ。何が‥‥‥!?)


    ユミル「エレン!!」


    エレン「全く‥‥‥。気をつけろよな」


    ユミル「す、すまねぇ」


    クリスタ「エレン違うの!私が間違えてアンカーを抜かずに巻き取ったから‥‥‥」


    エレン「まぁ、二人に怪我が無くて何よりだ」


    ユミル「ホントにありがとな」


    クリスタ「ありがとう、エレン」


    エレン「ほら、訓練に戻るぞ」
  47. 67 : : 2015/09/16(水) 02:38:38
    ユミル「エレン、その前にちょっとついてきてくれないか?」


    エレン「別にいいけど、どうしたんだ?」


    ユミル「まぁまぁ。こっちだ」



    ーーー治療室ーーー


    エレン「‥‥なんだってこんなとこに」


    ユミル「私がお前のその怪我に気づかないと思ったか?」


    そう言ってユミルが指をさした先には、外見からは何の異常もない肩だった。


    エレン「さっきぶつけたところなら何の問題も‥‥‥」


    ユミル「これでもか?」


    ユミルがエレンの訓練服を脱がす。そこから見えたエレンの肩は、真っ青になっていた。


    エレン「ユミルはごまかせないか」


    ユミル「当たり前だ。今日の立体機動の訓練は中止、肩ちゃんと冷やしとけ」
  48. 68 : : 2015/09/16(水) 02:48:29
    エレン「悪いな‥‥。ありがとう」


    ユミル「こんくらいどうってことねぇよ」


    キース「しかし、次からはちゃんと許可を取ってから治療室の使用をしてもらおうか」


    エレユミ「キース教官‥‥」


    キース「今回は、レンズ訓練兵に悟らせない為ということで不問にするが、次からはアイコンタクトをしてでも伝えろ」


    エレユミ「はっ!」


    キース「それから、本日の立体機動訓練は中止になった。他にも間違えて巻き取りをした者が数名いたのでな。だから、貴様らも立体機動装置を直してこい」


    エレユミ「はっ!」


    キース「では、失礼する」ガチャ


    ユミル「‥‥‥ふぅ。あの教官はやっぱ慣れねぇ」
  49. 69 : : 2015/09/16(水) 02:57:39
    エレン「はっ!しか言ってなかったもんな」


    ユミル「うるせぇ。エレンもだろうが。ほら、ちゃっちゃと飯食いに行くぞ」グイッ


    エレン「お、おい!俺けが人なんだから優しく扱ってくれよ」


    ユミル「あ、すまん」


    スゲェイタインダゾ

    ジャアカクスンジャネェヨ

    ーーーーーーーーーー

    ーーーーーー

    ーーー




    狐面「‥‥‥‥」


    雀面「アニキ!ターゲットって、あの二人!?」ソウガンキョウ


    狐面「黙れバカ。バレるぞ」


    犬面「それで、いつ決行するんだ?」


    狐面「決行は‥‥、明日の対人格闘のあと、夕食の時間に行う」


    雀面「そんな大人数の前でやったらヤバくね?」


    狐面「人目につくところで、あいつらが攫われたとわかるように。それがあいつからの依頼内容だ」


    犬面「わかった」
  50. 72 : : 2015/09/16(水) 17:27:37
    ーーー対人格闘ーーー


    クリスタ「せいや!」


    ユミル「よっと」コツン


    クリスタ「うーん、またカウンター決められちゃった」


    ユミル「もっと相手のことよく見ないとな」


    クリスタ「見るっていったって、どうすれば‥‥」


    ユミル「方法は二つ。距離を取って相手を冷静に見るか、逆に距離を少しつめて相手の目を見るかだな」


    クリスタ「目を?」


    ユミル「そ。だいたいの相手は攻撃する場所を見るからな。目線で判断出来れば、今より格段と防御しやすくなるぞ」


    クリスタ「結構難しいね‥‥。でも、私はユミルが守ってくれるから大丈夫!」ニコッ


    ユミル「まぁ、そうだよなー」ケラケラ
  51. 73 : : 2015/09/16(水) 17:35:35
    コニー「いくぞサシャ!」アチョー


    サシャ「かかってこいですコニー!」アチャー


    エレン「お前ら真面目にやれよ‥‥」


    サシャ「私はエレンに守ってもらいます!」


    コニー「俺もだからな!」


    エレン「はいはい。でも、自分たちでも強くなろうな」


    キース「‥‥‥」


    キース「貴様ら、対人格闘の最中にふざけるとは、なかなか余裕があるらしいな。貴様らには夕飯前までずっと走っていてもらおうか」


    サシャコニ「は、はっ!」


    キース「イェーガー訓練兵は早く訓練にもどれ」


    エレン「はっ」
  52. 74 : : 2015/09/16(水) 21:20:36
    ーーー食堂ーーー


    ライナー「エレンとユミルはすごいな」


    ベルトルト「教え方も上手いし、自分たちも強いしね」


    ミーナ「ユミルみたいに強くなりたいなぁ」


    アニ「なら、頑張らないとね」


    ミーナ「‥‥アニが優しい言葉を言うなんて」


    アニ「‥‥‥」ゲシッ


    ミーナ「痛い!アニ蹴らないでよ!」


    クリスタ「ユミル、すごい褒められてるね」


    ユミル「むずがゆい」


    クリスタ「いいじゃない!それくらい頼りにされてるってことだよ!」


    ユミル「まぁ、悪い氣はしねぇけど‥‥」


    ガチャ


    クリスタ「教官か‥‥‥な?」


    ユミル「じゃねぇみたいだな」


    狐面「エレン・イェーガー、ユミル・ルピナス。この中にいるか?」


    エレン「俺がエレンだ。お前は誰だ?」


    ユミル「私がユミルだ。お前らは何者だ?」


    狐面「俺たちは、お前ら二人を連れてこいと命令を受けた。人攫いってところだ」
  53. 75 : : 2015/09/16(水) 21:28:34
    雀面「ユミルちゃんは俺が連れて行くぜ?」


    犬面「わかった。じゃあ、俺たち二人でエレン・イェーガーを連れて行こう」


    ユミル「なめられてんな。私たちが簡単に捕まるかよ」


    雀面「ごめんな。ちょっとだけチクっとするけど我慢してくれよ」パシュッ!


    ユミル(立体機動!?マントの下に隠してたのか!?)


    ユミル「ちっ」ドカッ!


    雀面「まともにぶつかっちゃったな。じゃあ、今回は俺の勝ちで」プスッ


    ユミル「何‥‥を‥‥‥しやがっ‥‥‥」


    ユミル(何かの薬か?意識が‥‥‥)


    ユミル「」
  54. 76 : : 2015/09/16(水) 21:36:53
    エレン「ユミル!!!」


    狐面「お前の相手は俺だ」


    エレン「うるせぇ!!雀野郎!!ユミルを返せ!!!」


    雀面「じゃ、アニキ、俺は先に戻ってるから!」


    狐面「早く行け」


    エレン「待て!!」


    狐面「お前の相手は俺だ」


    犬面「僕らを二人とも倒せたら、あの子を助けられるかもね」


    エレン「‥‥‥殺す!!!」


    クリスタ(助けに行かなきゃいけないのに‥‥‥。怖くて体が動かない‥‥)


    エレン「お前らを殺してユミルを助ける!!!」
  55. 77 : : 2015/09/16(水) 22:06:29
    僕はその時、怖くて動けなかった。
    多分、他のみんなもそうだったんだと思う。
    ユミルを一瞬で眠らせた悪党。
    その人がアニキと呼ぶ人がまだ残っていること。
    それも怖かったけど、なにより怖かったのは、
    普段の優しいエレンからは想像もつかない殺気を出しているエレンだった。


    エレンが狐面の悪党に飛びかかっていった。
    狐面はそれをギリギリの間合いで避けて、すぐにカウンターを狙う。
    エレンはそれが分かっていたかのように避け、また狐面の懐に入ろうとした。
    でも、エレンの眼前にブレードが割って入る。
    エレンはこれを間一髪のタイミングで避けたあと、距離を取った。


    犬面「俺を忘れて貰っては困るな」


    一人称を変えたのには、何か意味があるのか。
    そんなことを考える暇も無く、エレンは食卓にあるフォークを片手に構えて犬面に襲いかかる。
    それを今度は狐面がブレードで止めようとする。しかし、エレンも二度目は読んでいたのか、体を低姿勢にし、ブレードを避けて犬面に接近する。
    そしてエレンは、犬面の喉元めがけて、フォークを突き出した。


    ザクッ!!




  56. 78 : : 2015/09/17(木) 00:02:38
    僕も、エレンの勝ちを確信していた。
    なのに‥‥‥。


    エレン「グッ‥‥‥!」


    エレンの腹部を、後ろから狐面のブレードが、前から犬面のブレードが貫いていた。


    狐面「お前の負けだ。お前はあの女を救うことはできない」


    犬面「死なれても困る。もう動かないでくれ」


    助けなきゃ‥‥。助けなきゃエレンはさらわれてしまう‥‥。
    でも、武器になるものは何も‥‥‥。


    ミカサ「私の友達を‥‥‥返せ!!!」ダッ

    ミカサ!?


    アルミン「ダメだミカサ!!素手でそんな相手に向かったら‥‥‥!」


    狐面「二人以外に用はない」トンッ


    ミカサ(首の後ろを‥‥!)バタン


    狐面「いくぞ。早く薬を打て」


    犬面「わかってるよ」


    くそっ‥‥僕はエレンが連れて行かれるのを、黙って見ているしかないのか‥‥‥!?
  57. 79 : : 2015/09/17(木) 00:10:05
    ーーーーーーーーーー

    ーーーーーー

    ーー

    俺は今何をしている‥‥‥?

    どうして動かない‥‥‥?

    ユミルを助けなきゃいけないのに‥‥‥。

    どうして俺の体は動かないんだ‥‥‥?

    俺が護らなきゃ‥‥‥。

    また同じことを繰り返さないために、今まで訓練をしてきたんだろ‥‥‥?

    俺が、ユミルを護らなきゃ‥‥‥。

    家族を。いや、愛する人を‥‥‥。

    弱者は死に、強者が生きる。

    俺がユミルを守るんだ。







    オレガ、キョウシャダ。オレガユミルヲタスケルンダ。
  58. 82 : : 2015/09/17(木) 19:17:03
    エレン「‥‥ルを‥‥‥」


    犬面「ん?」


    エレン「ユミルを返せぇ!!!」バキッ!


    犬面「グッ!?」


    犬面(嘘だろ!?腹にブレードで穴開けられてんのに、どんな蹴りいれやがる!!)


    エレン「ユミルを‥‥‥守る‥‥!!」


    狐面「ちっ。狂いやがったか?」


    犬面「ただ狂っただけならよかったんだけどね」


    エレン「‥‥‥」チャキ


    狐面「‥‥お前、いつブレードを奪われた?」


    犬面「さっき蹴られたときに。取っ手はあるけど、ブレードは取られた」


    狐面「ここからは、本気で行くぞ」


    犬面「‥‥‥了解」
  59. 83 : : 2015/09/17(木) 20:40:43
    そして、再びエレンと悪党の戦いは始まった。

    エレンが駆け出す。
    それを見た狐面がアンカーで牽制をする。
    エレンはそれを数ミリの間合いでかわし、速度を落とさないまま駆けていく。
    そこへ、かわされるのは想定通りと言わんばかりに犬面がブレードを割り込む。


    エレン「シッ!」ガキン!


    エレンは自分の持っていたブレードでそれを防ぐ。そして、そのブレードを手放し、犬面に突きをいれる。


    犬面「くっそ!‥‥‥でも」


    エレン「!?」


    エレン(意識が‥‥‥!)


    エレンは突きを入れた瞬間に薬を打ち込まれていた。これでエレンの意識はなくなる。悪党はそう確信していた。だが‥‥‥


    エレン「ユミルを‥‥‥」


    犬面「薬を打ってもダメなのか!?」


    狐面「‥‥‥おい」


    狐面「お前はどうしてそこまであの女にこだわる。自分の命をかけるほどの価値が、あいつにはあるのか?」


    エレン「ユミルを‥‥守ることに‥‥‥、命をかけない理由は‥‥‥ない‥‥。ユミルは‥‥‥俺の大切な仲間‥‥‥で‥、家族で‥‥‥、なにより‥‥‥」


    エレン「俺が‥‥一生守ると‥‥誓った女だ‥‥‥!!」


    狐面「‥‥‥そうか」プスッ


    エレン(さっきの薬‥‥‥!!あれで最後じゃなかったのか‥‥‥!?)バタン


    犬面「少し遅れたな。早く戻らないとあいつがうるさそうだ」


    狐面「‥‥‥あぁ。おい、腰抜けども。お前たちが追ってくれば、エレン・イェーガーを殺す。いいな?」バシュ!


    犬面「じゃあね」バシュ!


    こうして、悪党は立体機動で闇に消えていった‥‥。
  60. 93 : : 2015/09/20(日) 23:24:57
    http://www.ssnote.net/archives/39597

    こちらが続きになります!
  61. 95 : : 2018/02/04(日) 17:32:11
    後から読む人が見やすいように、コメントを非表示にさせていただきました。ご了承ください。
    いただいたコメントは全て見させていただいてます。
  62. 96 : : 2018/08/15(水) 06:43:27
    単発系やめたところで何も変わってないでしょ
    途中まで読んだ見るに耐えなくて読むのやめた
  63. 97 : : 2018/08/15(水) 06:44:49
    あともう一つ、書く気ないならやめろ
  64. 98 : : 2020/10/06(火) 13:15:35
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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