~これでも家族と言えますか?~ spin off
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- 1 : 2015/08/03(月) 17:01:24 :
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~これでも家族と言えますか?~のspin offです。
実話をもとにしているので、クリスタが途中から僕っ子になったりユミルが関西弁がベースの色んな方言で話してたりサシャがお嬢様だったり…します。
spin offでは、主にクリスタの学校でのことを書きたいと思っています。
いじめなどの表現がありますので、地雷があるかたは回れ右をおすすめします。
こちらは本編より力を抜いて書こうと思っていますが、最後まで見ていただけると幸いです。
途中で消すかもしれません…もしかしたらですが…
このお話はクリスタが小学校入学する頃から始まります。
もちろん、同じシリーズの8話もすすめていきたいと思っています。
spin offは本編読んでなくても大丈夫だと思います。
言い忘れていましたが…
このお話はフィクション少し混ざってるかもですが、ほとんどがノンフィクションの話なので、「期待」や「面白い」などのコメントは書いてる身からすれば嬉しいのですがスルーさせていただきます。申し訳ありません。
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- 2 : 2015/08/03(月) 17:04:06 :
小さい頃から、諦めない子だったらしい。
小さい頃から、何事にも一生懸命な子だったらしい。
それでいて小さい頃から、無関心な子だったらしい。
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- 3 : 2015/08/03(月) 17:07:48 :
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小学校入学前、母親が言った。
「子供の事にお金かけたくないから、あんたはベルトルトのランドセル使いな」
と。
ベルトルトとは、私の兄のこと。
別にいいけど。
そう思った。
黒いランドセル。
汚れたランドセル。
何となく、察したよ。小さいながらに。
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- 4 : 2015/08/03(月) 19:19:53 :
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入学して一日目
男子に言われた一言。
「おまえ、ランドセルくろくて男みてぇ!」
私は言った。
「え~、女の子だよ」
内心、だから何。と思いながらも、表向きだけはちゃんとしておこうと…
「そうだよひどいよ、ねえクリスタちゃん!」
小1なのに…いるんだなぁ、こういう媚びる女子。
ああ、私もそうか……
「ちっ、うるせーな」
低レベル。そう思った。
小1の頃の私は、無関心で冷たくて、媚びて人気を集めるタイプだった。
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- 5 : 2015/08/03(月) 19:24:15 :
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「ひどいよねぇ、クリスタちゃん、男みたいって、クリスタちゃんかわいいのに」
可愛い…?
「というか私は…黒ランドセルかっこいいとおもうけどな…」
ボソリ、と呟いた。
その一言が原因だったらしい。
「やっぱ、変な子!」
小1という物体は、いきなり変化する。
「変なやつ~」
一人が言えば、回りに広がる。
意味がわからない。
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- 6 : 2015/08/03(月) 19:55:17 :
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私が素直に笑えるようになったのは
私が素直に怒れるように、困れるように、心配できるようになったのは
いつだったか…
確か、小1の中頃。
アニ「はじめまして」
無表情な、女の子が転校してきた。
気になった、興味が湧いた、仲良くなりたいと思った。
席が隣だった。
漫画かと思った…ほんとに。
クリスタ「私クリスタ、よろしくね」
アニ「ああ、よろしく」
ニコリ、表向きの顔で好かれるように笑う。
ああ、違う。
この子は違う。
こんな八方美人は好きにならない。
クリスタ「よろしくしたくなかったらしなくていいけど」
アニちゃんが驚いて振り返るのが横に見えた。
アニ「ふッ、あんた面白いね」
スタートラインに立った気がしていた。
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- 7 : 2015/08/03(月) 19:58:30 :
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ミカサ「ねえアニちゃん」
ミカサちゃんがアニちゃんに話しかけてきたことから始まる。
ミカサ「私ミカサ、よろしく」
アニ「嫌いだ」
ミカサ「え?」
アニ「あんた嫌いだよ。私」
ミカサ「…なんで、そんなこと言うの?」
ミカサ「ひどい、アニちゃん!」
アニちゃんが、嫌われた。
嫌だと思った。
アニちゃんが嫌われる理由がわからなかった。
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- 8 : 2015/08/03(月) 20:44:45 :
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それからアニちゃんはいじわるされるようになった。
何で?
小1の私は真っ直ぐに訊いてみた。
クリスタ「ミカサちゃん、なんでアニちゃんにいじわるするの?」
まあいじわると言っても仲間はずれとか「嫌い!」とかそれくらいだけど。
ミカサ「だって私のこときらいっていった!」
ミカサちゃんは社長の娘。
ミカサ「私のこときらいっていうなんて、ゆるせない!」
クリスタ「じゃあミカサちゃはいじわるしていいの?」
ミカサ「私だからいいの!」
クリスタ「私はそれをゆるさない…」
ミカサ「何で?クリスタちゃんは私のてき?」
クリスタ「いや…ていうか~…あの。アニちゃんがきらいいって言うのはだめなのにミカサちゃんが言うのはいいの?」
ミカサ「私だからいいの!」
クリスタ「意味がわからないよ。」
ミカサ「もうあんたきらい!」
クリスタ「……きらいしか、言えないの?ミカサちゃんは」
ミカサ「……だって!」
アニ「……ねえ」
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- 9 : 2015/08/03(月) 20:52:23 :
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アニ「私は…2ねんせいになる前にがっこうちがうとこいくから。いいの、別に」
クリスタ「えっ」
私は嫌だ、という前に言われた。
アニ「あと、あんまはなさないで」
と、……。
ミカサ「あはは!クリスタちゃんかわいそお!」
クリスタ「……」
ミカサぁ!はやくはやく!と言う声が聞こえる。
ミカサちゃんは、振り返ると
ミカサ「あ、今行く!」
と、わかりにくく微笑んで、走っていった。
アニ「……」
クリスタ「何で?アニちゃん……」
アニ「クリスタは、うそつき」
クリスタ「ちがうよ……」
アニ「だれにでもやさしくするんでしょ?」
クリスタ「そう……なれたらいいとは、……おもってる」
アニ「私のことなんてなんとなくなんでしょ?」
クリスタ「ちがうよ」
アニ「うそつきはきらい」
クリスタ「……なんで、しんじてくれないの……」
アニ「あんたはさ、もっとすなおになりなよ」
クリスタ「それアニちゃんに言われたくない……」
だって
もっと仲良くなりたいくせに……さ。
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- 10 : 2015/08/03(月) 20:56:34 :
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転校するとき、アニちゃんは言った。
アニ「クリスタは、にんげんらしくなった。」
と。
クリスタ「あ、アニちゃん。ちょっとよくわかんないよ」
小さい私には難しい言葉だった。
アニ「私にもわかんないっ!とおさんとかあさんがいうんだよっ……!」
最後、アニちゃんは笑ってくれた。
私に背中を向けたとき呟いた言葉。
私は聞こえてたよ……。
"ありがと"
って……。
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- 11 : 2015/08/03(月) 21:06:38 :
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小3まで私は独りだった。
男子はよく話しかけてくれるけど、女子の友達はいなかった。
小3
理性や知性がついてきた頃。
厄介だ。
"仲間外れ"が、"いじめ"に変わる頃。
クリスタ「クラスは……あ、ミカサさんと一緒だ…他は~…サシャ……さん?」
はじめて、サシャさんと同じクラスになった。
キャハハハハと言う笑い声。ミカサさんたちだ。
ミカサ「ねぇ、ヒッチぃ~、なん組?」
ヒッチ「えっとぉ、あ、ここ!」
ミカサ「私と一緒!」
ヒッチ「うっそぉ、嬉し~!」
ドンッ
クリスタ「うっ、ごめんね……」
ミカサ「クリスタちゃん?クリスタちゃん!2年は違うクラスだったから、なんか懐かしいね~!」
ヒッチ「え?ミカサこんな可愛い子と仲良かったのォ?紹介してよっ!」
ミカサ「え~、だって~」
クリスタ「あ、ヒッチさん初めまして、クリスタっていいます」
ヒッチ「なになに?タメでいいよー!」
クリスタ「うん、わかった!」
この頃の私は誰でも信じる子で、疑わない子。
勿論ヒッチさんのことも、可愛くて優しそうな人だと思った。
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- 12 : 2015/08/03(月) 21:19:48 :
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「うっ、えっ、ごめんなさ……」
……放課後、学校の遊具近くでそんな声が聞こえた。
同時に笑い声も。
「何でも、し、ま、……う、なんで……嫌……ゴホッ、ゲッ…ホ…」
いじめ、なのかな。
クリスタ「何、してるの?」
「なっ!」
……
いじめ……だと思った。でも、まさか、
ミカサさんとヒッチさん、それからミーナさんがいじめているなんて。
そして真ん中に座り込んでいるのが……
サシャさん。
ミカサ「くっ……」
ヒッチ「あ、そーだあ、サシャ、あんたさっき何でもするっつったよね?ならさ、クリスタちゃんにこの泥水かけてきなよ」
ニヤァ、と笑うヒッチさん。
サシャ「そ、んなこと……」
ミーナ「やれよ!」
ドスッ、と蹴る音。
ミカサ「やらないとあんたがやられるよ?w」
サシャ「う、……いやだ…!」
ヒッチ「ならやれよ」
サシャ「ごめ、なさい……!」
バッシャァ……
サシャ「あぁっ!…ごめんなさい……めんなさい、ごめ、さい」
冷たい。
ミカサ「あはは!自ら敵増やしちゃったねぇ~…」
ヒッチ「あ~かわいそっ、クリスタちゃん大丈夫?」
はいっ、これ使ってね。と、ヒッチがハンカチを差し出す。
私は、
クリスタ「そんな!綺麗なハンカチで拭けないよ……!気持ちだけ受け取っとくね、ありがとう」
その一言で、サシャさんは絶望し、ミカサさんたちは微笑んだ。
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- 13 : 2015/08/03(月) 21:25:58 :
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でも誰が言った?
サシャさんのこと見捨てます
って……
クリスタ「……ねえ、」
サシャ「っ!ご、ごめんなさい……ごめんなさ、ひっ、く……」
クリスタ「大丈夫、なにもしないよ。あなたは大丈夫?」
サシャ「えっ……」
ミカサ「は?」
クリスタ「ねえ、ミカサさん……」
ミカサ「何よ」
クリスタ「こう言うことは、よくないと思うよ。」
ヒッチ「だからなに~?」
クリスタ「やめて」
ミカサ「何で?」
クリスタ「嫌でしょ?こんなことされたら」
ヒッチ「うわうっざぁ……」
ヒッチ「じゃあいいよぉ、サシャにはやんないわwサシャ"には"……ね?」
ミカサ「いこ、ヒッチ……」
ヒッチ「ほーい」
ミカサ「ほら、ミーナも!」
ミーナ「…う、うん……」
ミーナさんはどこか物悲しそうな顔をしながら、去っていった。
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- 14 : 2015/08/04(火) 09:47:29 :
- 期待です
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- 15 : 2015/08/04(火) 15:28:22 :
サシャさんと会ってから三日が過ぎた。
何も変わらない日常。
ただ、変わったのは……
私かもしれない。
何にも動じず、……どこか一部分の感情が欠けたような……
そんな感覚。
サシャ「くっ!クリスタってぇ!酷いんですよっ!」
!?
サシャ「わ、私の消しゴム千切り捨てるしっ!ゆ、許せません!」
何を言って…
ミカサ「だよね~」
ヒッチ「わかるわぁ、あいつ自分さえよけりゃ全ていいって感じぃ?」
ああ、…
なるほど。と思った。
でもサシャさんもミカサさん達も恨めなかった。
憎めなかった。
怒れなかったし、嫌いになれなかった。
ああ、私に欠落したのは…
憤怒
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- 16 : 2015/08/04(火) 15:39:53 :
その翌日。
私はサシャさんに呼び出された。
サシャ「クリスタさん……やめてくれます?」
クリスタ「何を……?」
サシャ「とめないでくださいよ!いじめ!ほっといてくださいよ!」
クリスタ「何で……?」
サシャ「何でって……あなたそんなこともわからないんですか!?」
サシャ「あんたが余計なことするから悪化する一方なんですよ!!もう関わらないでください!私独りでなんとかなります!!クリスタさんは邪魔なんです!」
突き付けられる現実。
でも……
じゃあ……
クリスタ「なんで、泣いてるの?」
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- 17 : 2015/08/05(水) 11:08:11 :
サシャ「……知りませんよ」
サシャさんはお金持ちな家のお嬢様。
でも大人しくていつも敬語で……
だから狙われる。
調子にのってんじゃねぇって。
調子にのってなんかないのにね。
サシャ「私だって、……友達ほしいんですから……」
クリスタ「!」
クリスタ「じゃあっ、私が─「なるとか言わないでください」」
クリスタ「…えっ……」
サシャ「そんな府抜けたこと言わないでください」
いつもより低い声。
サシャさんの思いが伝わってくるような。
サシャ「偽善はいらないです」
小1の頃、アニちゃんに言われた。
"うそつき"……って。
"偽善"
偽善はいらないです、そう言ったサシャさんに、アニちゃんが重なって見えた。
そうか、私は……そんな風に見えてるんだ。
偽善者に、見えてるんだ……
でも、それでも
クリスタ「そう思われてたって良い、いらないわけないじゃない」
自分でも何言ってるのかわからなくなった。
けど、サシャさんはあきらかに友達や、仲間を欲しがっている。
独りはいやだって、
痛いのはいやだって、
だから
クリスタ「偽善だろうがなんだろうが、私がサシャさん……─サシャの隣にいちゃいけない理由にはならないでしょ?」
クリスタ「だから、私は……」
私は?
私は、何がしたいの?
言葉が思い付かない。
私は……
クリスタ「何をすれば良い……?」
役に立てば、それでいい。
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- 18 : 2015/08/05(水) 11:48:49 :
この頃から
私は私を見失っていた。
何かをして
と頼まれたらする。
これをすれば喜んでくれるだろう
と思えばする。
これをすればあの人の負担が減るだろう
と察すればする。
これをすれば悲しむだろう
と考えればしない。
これをすれば……
"役に立つ人と思われるだろう"と思えば…私はそれを………"する"。
つまり
高機能な操り人形。
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- 19 : 2015/08/06(木) 08:45:43 :
サシャから意地悪をされるようになった。
それでも笑って過ごしていた。
何も苦はなかった。
何をされても許してた。
でも、サシャがいじめられることは許せなかった。
そうして助けるといつも言われる
みんなから言われる
"偽善者"
って。
違うよ、とも言わなくなった。
私はただ、回りに無関係な優しい偽善者になった。
意見も出さず、反論もせず。
気の強い子からすればどうでもいい、悪くも善くもない存在。
なはず
しかし
ミカサ「クリスタ、今日、放課後残っといてくれる?」
私は、放っておかれる存在ではなかったらしい。
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- 20 : 2015/08/06(木) 09:55:02 :
放課後
別に殴る蹴るなんて漫画でよくあることはなかった
体育館裏でもない、ただの教室でこう言われた。
ミカサ「クリスタさ、邪魔なの。いじめられたくなかったらサシャのこと放っといてくれない?」
ヒッチ「それともなーに?『あたしいじめられてるのっ、でも頑張って耐えるよ!サシャさんが傷付く方が嫌だもん♥』てのがやりたいの?」
ミカサ「アホらしっw」
別にそんなつもりはなかったけど
彼女達がそう思っているのならそう思わせとけばいいや。
と思った。
クリスタ「貴女達が、誰もいじめないって選択肢はないの?」
ヒッチ「そんなつまんないことしないわよ」
ミカサ「学校ってね、いじめを作るためにあるようなもんだから」
あながち間違いではない。
ミカサ「じゃあま、忠告しといたから。」
ミーナ「あ、ヒッチちゃん達、私クリスタに話したいことあるから先行っといて!」
ヒッチ「わかった~」
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- 21 : 2015/08/06(木) 19:30:35 :
ミーナ「クリスタ、」
クリスタ「何?」
ミーナ「今ならまだ間に合う……こっちに付きな……!」
クリスタ「それは、どういうこと?」
ミーナ「最初から話して良い?」
クリスタ「ええ、勿論」
ミーナさんから聞いた話。
省略して話すとこうなる。
ミーナさんは小2の始めごろから、友達がいなかった。
小2の終わりごろまで、ほとんど誰とも話さなかったらしい。
小2の終わりごろ。
転機が訪れた。
ヒッチが、話しかけてきたのだ。
その時はまだミカサは一緒ではなかったらしい。
ヒッチが、言った。
「ともだちになろ?」
と。
ミーナはそれなりに一人の時間が好きだったので
「べつにいい」
とこたえたらしい。
そうするとヒッチは、ぐいっとミーナの髪を引っ張った。
そしてこう言った。
「あたしに逆らうの?」
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- 22 : 2015/08/07(金) 17:45:17 :
- 期待デス(b'3`*)
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- 23 : 2015/08/09(日) 19:05:00 :
- ミーナ…?!
期待です!
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- 24 : 2015/08/10(月) 11:30:38 :
- 期待です!
-
- 25 : 2015/08/14(金) 18:40:40 :
ただ単純に怖かった。
と、同時に疑問に思った。
「なんであなたに逆らっちゃいたいことされるの?」
「はあ?」
声に出ていたらしい。
するとヒッチはミーナを椅子から引きずり下ろしてこう言った。
「あたしがいちばんだから、あたしがいちばんえらいから!」
その後ろにはたくさんの女子たち。
逆らっちゃいけない一番偉い逆らうと殴られる…
そんな言葉がぐるぐるとまわる。
ミーナが導き出した結論は…
ヒッチに付く、だった。
ヒッチのご機嫌をとって
嫌われないようにして…
ヒッチの言うことを聞く
例え人を傷付けることでも。
それが、自分が一番傷付かない生き方だから。
それが、一番楽な生き方だから。
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- 26 : 2015/08/14(金) 19:01:19 :
- 期待(^^)v
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- 27 : 2015/08/17(月) 13:43:25 :
普通の……考え方。
そう思った。
私もそれが楽だと思う。
私もそうたいと思った。
結局その時は、
クリスタ「考えとくよ」
それだけ言って終わりにした。
これが、小3の中頃の出来事。
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- 28 : 2015/08/20(木) 13:21:49 :
結局私は、ヒッチさん達に付かなかった。
ヒーローになりたかった。
皆を守る、優しくてかっこよくて……とにかく
愛されたかった
いや……
必要とされたかった
ヒッチさんに付いても、ヒッチさんから必要とされていたかもしれない。
でもそれは違うと思った。
私は……
私はまだ、その頃は、正義を信じていたから。
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- 29 : 2015/08/20(木) 13:30:49 :
いじめのフィクション漫画によくある。
校舎裏や、体育倉庫、体育館裏に呼び出して、蹴る殴るの暴行。
こんなの漫画の中だけだ。
こんなのがはじめからあったら一瞬で不登校だ。
リアルは違う。
不登校にさせない程度、と言えばいいのかな。
ヒッチ「ねぇ、クリスタ~!遊ぼうよ~?」
クリスタ「え?うん、いいよ」
ミカサ「ドッジボールでいい?」
クリスタ「いいよ!」
ミーナ「じゃあ……」
ヒッチ「私とミカサとミーナとモブとモブとモブ対クリスタでいい?」
おかしい、頭大丈夫ですか、割合ってわかります?
あ、そっか~。
人をいじめないと、生きれない可哀想な人だから、計算なんてできないよね…
ああ、可哀想に……
今思うと酷いことを思っていたな、と感じる。
当時は純粋に可哀想だと思ってしたのだけれどね。
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- 30 : 2015/08/20(木) 13:37:51 :
案の定。
当てられまくった。
でも、これがまた厄介なルールを作っててね。
クリスタは何回当てられても終わりには出来ないよ?
とね。
意味わからなかったけどわかってきたよ。
そんなに投げて当てたいならドッジボールなんて都合のいい言葉使わずに正面から正々堂々きなよ!!
これが感想だね、うん。
私がボールに当たる度、キャハハという笑い声が聞こえる。
いつからこんなに嫌われてたんだろうね。
仕方ないからお望み通り当たってあげてたよ。
でもそろそろ本気だしたいな……
うん、出しちゃえ!
クリスタ「ぅん!!」
ブンッと勢いよく投げたボールは
ヒッチ「ぅぎゃっ!!…あ、きゃあ!」
ヒッチにあたった。
ちょっと待って、今「あ、」って言ったよね!?言ったよね!?
しかも最初「うぎゃっ」って言ったよね!?
…そして「きゃあ」と同時に尻餅を…
嘘でしょ。演技だったの……?
今思えば普通気付く、気付かないほうがおかしいね、うん。
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- 31 : 2015/08/20(木) 16:02:44 :
- やーいボッチww
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- 32 : 2015/08/20(木) 16:03:02 :
- 未分類に貼られてたね!やったね!
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- 33 : 2015/08/20(木) 17:35:44 :
- コイツ…かなり臆病だなァ
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- 34 : 2015/08/20(木) 18:42:49 :
- なんか結構自分と重なる部分があって読んでしまう
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- 36 : 2015/08/21(金) 11:27:13 :
初めてただの暴行を受けたのは
三年生の終わり頃。
嫌われている先生がいた。
ヒッチ「マジうざくない?てか臭いしキモい!!」
ミーナ「それめっちゃわかる!この前隣来たんだって~…最悪!」
ミカサ「ボイコットする?」
ヒッチ「それさんせー!、ねえ、皆~、担任の授業全部ボイコットしよーやー」
ミーナ「音楽とかはしなくていいけどね~」
モブ「あ、う、うん、い、いいよ…」汗
モブ「私も…いいよ、あはは」汗
ヒッチ「やったー、モブちゃん達ありがとー」
クリスタ「…ねえ」
単純にしてはいけない行為だと思ったから。
私だって担任の先生のこと確かに臭うと思うけど、それはしちゃいけない。
クリスタ「やめた方がいいよ、そう言うの。」
ミカサ「何、文句あるの?」
クリスタ「文句じゃなくて意見、そんなことして結局困るの自分だよ?」
ヒッチ「別にいーじゃん?」
よくないし、何よりしたくない人にとばっちりが…
クリスタ「していいことといけないことの区別もつかないの?」
ヒッチ「はぁ、こいつ前から思ってたけど…うっざぁ……」
クリスタ「……」
その後だった。
痛い、と思った。
漫画でさ、「このくらい耐えて見せる!」とか「へっちゃらよ」とかあるけど
実際そうじゃなかった。
辛くはなかったけど、嫌だった。
たった一回の暴力で、学校も嫌になった。
嫌だけど行かなきゃ。
行かないと兄弟に迷惑かける。
心配されてしまう。
何より、彼奴らの思う壺になってしまうから。
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- 37 : 2015/08/21(金) 13:50:22 :
- 期待!
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- 38 : 2015/08/21(金) 14:02:39 :
- 何を言われても気にするな。自分の道を進め。
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- 43 : 2015/09/08(火) 07:06:27 :
- 期待です
自分のペースで頑張ってくださいね(´`*)
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- 44 : 2015/10/11(日) 21:19:47 :
- 期待です!
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- 52 : 2016/08/14(日) 17:44:45 :
- 戻って来い!
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- 53 : 2016/08/14(日) 17:53:36 :
- 今のところ、大規模な荒らしは確認されていない。有事の際には、我々が>>1を守ろう。
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- 54 : 2016/08/14(日) 22:40:32 :
- ┏( .-. ┏ ) ┓ゆららっち
-
- 55 : 2016/08/14(日) 22:40:41 :
- ┏( .-. ┏ ) ┓ぶりっじ
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