このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
日向「絶望から這い上がった世界は…」
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- 1 : 2015/07/30(木) 20:36:11 :
- エンドレスダンガンロンパです
日向達が絶望から断ち切れたその先とは…?IFストーリーとなっています
日向が目指す16人全員生還…果たして叶うのか…!?
そして、自分が知っている事とは違う事が…予想外の事態に日向はどう対応するのか…!?
誤字脱字注意です
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- 2 : 2015/07/30(木) 20:36:53 :
- 期待
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- 3 : 2015/07/30(木) 20:44:58 :
- ーーー俺には才能が無かったーーー
予備学科というただ資金集めに建てられたところに俺はいた
ここは俺の人生の転機場所だった…もちろん悪い意味でだ
脳を弄くり回されて…才能に特化した日向創では無い人物が植え付けられた
そんな事でさえ、忘れ去って南国生活を送ると思っていた俺は…
いきなりコロシアイを強要されて…たくさんの死を見てきた
俺たちが超高校級の絶望だった…そして世界の為にここから出るには…
超高校級の絶望に戻らなければならない
そして俺は消え去る…
絶望に再び陥った…
…………だけど仲間が支えてくれた
だからこそ、絶望を乗り越えて……
俺たちは必ず思い出して見せる…今までの事を…
そう決意して、俺の意識は閉ざされた…
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- 4 : 2015/07/30(木) 20:45:40 :
ーーーそう、決意したはずなのにーーー
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- 5 : 2015/07/30(木) 20:53:19 :
- ………ザザーン………
……ここは何処だ…?
…………ほのかに香る磯の香り……
……聞こえてくる波の音……
…………ここは何処なんだ…………?
俺は………………?
俺は……………………
日向創だ
???「ねぇ、大丈夫……?」
???「だいぶ参っているみたいだね……」
???「でも、大丈夫…だってみんなそうなんだから」
日向「…………あ…………」
???「…大丈夫だった?頭は回ってる?」
日向「…………お……ま、え……?」
こいつは…………
???「ん?どうかした?」
???「もしかして僕みたいなクズと何処かであったことあるのかな?あはは!それなら僕は光栄だなぁ!」
日向「…………!?こまっ、えだ……!?」
なんでこいつが……!?
狛枝「あれ?僕の名前まで知ってくれてるの?あはははは!僕はついてるなぁ!」
……おかしい
…………………………だ?
ーーーどうして俺はジャバウォック島にいるんだ?ーーー
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- 6 : 2015/07/30(木) 20:59:14 :
- もう、ここにはいないはずなのに……?
……見渡す限りここはジャバウォック島だ
…………何でまだここにいるんだ?
何か不具合が起こったのか?
いや、それにしてはおかしい……
だって、死んだこいつがどうしたっているわけないんだ……!
アバターが復元されたのか?
……いや、脳も機能を停止しているはずだ
そしたらアバターなんて作れるわけない
……もしかして……
いや、もうこれしか考えられない……!
俺は……
ーーー【初めてジャバウォック島に来た時に戻ってきている】ーーー
ーーー【コロシアイ修学旅行の始まりの…初日に…】ーーー
ーーー【死んだみんなも全員生き返って……】ーーー
ーーー【この狂った世界に…再びきてしまったんだ……】ーーー
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- 7 : 2015/07/30(木) 21:07:37 :
- 狛枝「ねぇ、1人で難しい顔してどうしたの?」
日向「えっ、あっ、いや……何でもない」
狛枝「……あはは、ごめんね…僕みたいなクズが聞くなんておこがましいよね」
……ここに来たとしたら疑問がある
…………みんなは前の記憶はあるのか?
日向「なぁ…………お前って…一回……」
日向「死んだか?」
狛枝「……え?」
狛枝「きゅっ、急にビックリするなぁ……そんなオカルトっぽいことを聞かされるなんてさ」
狛枝「残念だけど無いんだよ……」
狛枝「どうせなら、超高校級の才能を持つみんなの希望の踏み台として死にたいね!」
…………記憶は無し……か……
いや、もしかしたら嘘かもしれない……
…………いや、嘘はついていないか
前の狛枝は…俺たちが超高校級の絶望と知って…関わるのを拒んで、挙げ句の果て殺そうとしたんだ
そんな奴が記憶があるなら俺に接触するわけない
……と、言う事は……
……誰も記憶も持っていないかもしれないな
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- 8 : 2015/07/30(木) 21:13:02 :
- 日向「なぁ、……お前がよければ俺と一緒にこの島を見て回らないか?」
狛枝「あはは!それはこっちも願ったり叶ったりだよ!僕みたいな奴と見て回ってくれるなんてさ!」
狛枝「あぁ、それと改めて自己紹介をしておくね」
狛枝「僕の名前は狛枝凪斗…よろしくね!」
日向「俺は日向創だ…よろしくな」
狛枝「日向クン…いい名前だね!」
……俺がなんでもう一度ここに来たのかは分からない
…………そんなの知りたくもない
……こんな世界にもう一度来てしまうなんて……
……だけど、これは……
ーーー【俺がみんなを助けて全員生還を果たすチャンスだ……!】ーーー
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- 9 : 2015/07/30(木) 21:14:38 :
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CHAPTER1ー2【絶望タイムversionループ】(非)日常編
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- 10 : 2015/07/30(木) 21:27:58 :
- ……【コロシアイ修学旅行1日目】……
俺はもう一度、見てしまった
モノクマという大きな絶望の塊を……
それは俺だけだ
俺だけにしか分からない恐怖
それがあった
だけど、俺はそれに屈しない……
こんなところで屈しては先に進めない
俺は自分のコテージにこもった
そして、初日…対策を練ることにした
……第一の事件で犠牲になるのは……
俺の頭の中に浮かんだのはあの2人の顔だ
みんなをまとめてリーダーとして引っ張ってくれた【十神白夜】
下ネタも言うが場を和まし料理でみんなを元気付ける【花村輝々】
あいつらが第一の被害者とクロだ
2年間の記憶を失ってしまったという事実を知って、花村が店と母の事を心配になって十神を殺した…
そして、花村には火山のマグマに落とされるというオシオキという名の処刑が執行された
この事件を止めるのに…俺にできるのは……
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- 11 : 2015/07/30(木) 21:35:55 :
- >>2あざっす!
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- 12 : 2015/07/30(木) 21:45:06 :
- まずは…十神に協力する……
十神は1人で抱え込んでしまったせいで……
……協力する…そのためには、十神に共有してもらえるようにしないとな……
次に…花村の不安を予め和らげるようにしておく
これだって、花村が心を開いてくれるようにならないと……
……まだ、九頭龍とかよりは難しくないはずだ
九頭龍…… あいつも大分変わっている……
やっぱり、妹の死と辺古山の死……
この2つが影響していたからこそ、前はああなったんだ
……九頭龍も早めに手を打っておかないとな……
…………最後は、事件ギリギリまで花村の不安を和らげるようにする
……花村は、狛枝を止めようとしたのも殺害の理由にもあるんだよな……
だけど、狛枝の運は本物だ
そう簡単には止められるようなものじゃない
……狛枝の運を防ぐなんて最初から選択肢に入れたところで無駄だ
……全員生還するんだ
……こんなところでへこたれていられない……!
……俺はいつの間にかベッドにダイブして眠っていた
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- 13 : 2015/07/31(金) 01:42:56 :
- 期待です!
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- 14 : 2015/08/13(木) 21:16:59 :
【2日目】
朝食会、十神が自らリーダーになると進んだ
そして黒幕曰く何の意味もないカウントダウン、そしてモノミの生存を確認した
最初の頃はモノミが生きていた頃に驚いたっけ…
それにしても、十神をリーダーにして大丈夫だったのだろうか……
やっぱ俺や他の誰かを推薦するとか……それぐらいしたら良かったのか?
……いや、十神の事だ
どうせ『何故だ?俺以外に適しているやつはいない…どの道お前は向いていない』とか言われるんだろうな
だからこそ、俺も口出ししなかったんだしな…
十神「……おい、日向だったな?そこで何をしている」
どうやらレストランで食事に手をつけず、難しい顔をしていたと思う俺をターゲットにしたのか……
でも、好都合だ
俺も十神とは関わろうと思っていた……丁度いい
日向「そうだ…十神が良かったら軽く雑談でもしないか?」
十神「……ふん、まぁいいだろう……俺も暇を持て余していたところだからな」
そう言うと十神は、ドスッと椅子に腰掛けた
……顔がほころんでいるのを見ると本当に素直じゃないというか……
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- 15 : 2015/08/13(木) 21:17:34 :
- >>13あざっす!
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- 16 : 2015/08/13(木) 21:25:31 :
- 十神「それで?俺と何を話そうというんだ?言っておくが、あくびが出るような話題なら帰るぞ」
日向「そういう庶民とのあくびが出るような雑談も、庶民の心をわかるためには大切だぞ?」
十神「…………まぁ、一理あるな」
よし、これで作戦は上手くいきそうだ
俺は考えた
まず十神に狛枝の脅迫状みたいなのを共有してもらえるにはどうしたらいいか?
これも十神の心が開いてもらうべきだ
悩みとか、不安とかをな
御曹司だからって、悩みが無いわけじゃないと思う
あいつだって、まず一人の人間なんだ
だけどいきなりそういうのを聞くと怪しまれる可能性だってある
だからこそ、何気ない話からするべきなんだ
そこから上手く持っていければ上出来だ
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- 17 : 2015/08/13(木) 21:40:24 :
- 日向「えーと、じゃあ…十神が好きな食べ物って何なんだ?」
十神「ふん、一般的な質問だな…答えてやろう…」
十神「ずばり…ポークだ!」
日向「えっと、豚肉だよな?」
十神「ほう、知っているとはな…やはり、才能の記憶は無くそうとも一般的な知識はあるようだな」
まぁ、才能は無いけどな…
少なくとも、現時点ではそう言うことで通さないとな……
日向「そう、みたいだな……」
十神「だが焦る必要はない…思い出させてやろう……この十神の名にかけてだ!」
十神の決め台詞みたいなもの…なんだか、任せられるっていう安心感があるな……
日向「なんだか頼もしいな…俺の不安も和らいだ気がしたよ」
十神「そうか、それは良かった」
十神「………………何故だろうな」
日向「?」
十神「なぜか、お前と昔から会っていた気がするんだ」
十神「でなければ、こんな安心感は無い」
十神………
日向「…………なぁ、十神…お前に不安とかはあるのか?」
俺にもタイミングなんて分からなかった
だけど、ここで切り出さなければならない気がしたんだ
十神「………そうだな……」
十神「俺の存在…が、みんなから忘れ去られてしまう…ということだろうか?」
十神の存在が消える?
日向「何言ってるんだよ…お前みたいな強烈な奴、絶対忘れないよ」
十神「…………これが、仮初めの姿であってもか?」
日向「え?」
十神はどこか、悲しげな目で遠くを見つめていた……
その目は今までの威勢の良い目とは違い……
まるで、別人…みんなと同じ普通の目をしていた
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- 18 : 2015/08/13(木) 21:51:21 :
- 十神「……いや、何でもない…例え話だ、気にするな」
日向「…………そうか」
だけどどうしても気になって仕方がなかった……
十神のあの目の時の心、あれが聞ければ……
十神「……日向、お前に聞きたい事がある」
日向「どうした?」
十神「実はお前が……名前も何もかもが無い人間だったらどうする?」
十神「名前、生年月日、血液型、姿、戸籍…何もかもが無かったら?」
十神「お前が、偽る事でしか生きることができない奴だったら?」
日向「…………俺の答えは、そうだな」
日向「とりあえず、胸張って生きてくよ」
十神「……とりあえず?」
日向「あぁ、自分のその偽る事という才能を伸ばしながら胸張って生きていくんだ」
日向「そしたら、いつしか自分がここに生まれた本当の意味っていうのがわかると思うんだ」
十神「……そうか」
十神「…………庶民の発想が聞けてまた一つ大きくなれた気がした」
十神「感謝する、日向」
どうやら、上手くいったらしいな……
十神「お前は、その発想を大事にしていいと思うぞ」
日向「……十神からのお墨付きなら胸張れるよ」
さっきの威勢の無い十神の目は見れなかった
だけど、これも十神の不安だったんじゃ無いだろうか?
なんとなく、そんな気がしてならない
だけど、十神は…全員生還に必要な人材なんだな
改めて理解したよ
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- 19 : 2015/08/17(月) 14:32:42 :
- 期待しかないです!
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- 20 : 2015/08/19(水) 17:21:34 :
- >>19あざっす!
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- 21 : 2019/10/11(金) 20:30:47 :
- まだぁ?
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- 22 : 2019/10/19(土) 15:26:44 :
- 死んだな
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