アニ「利用された恋心」
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- 1 : 2015/07/26(日) 11:53:21 :
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「まったく…傷つくよ」
薄暗い洞窟で猜疑心に満ちた目で私を視ているあんた。
そんな目で見てほしくなかった──
なんて…
全て私の余計な感情のせい。
そして私の感情は最初から
──全部あんたに見透かされていたんだ。
──────────────
この作品は単行本5巻~8巻までのアニの心情などを私が勝手に妄想したものです
アニの片想いで暗いお話です
それでも宜しい方はお読み下さい
※シリアス注意
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- 2 : 2015/07/27(月) 06:40:44 :
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「ハッ…ハッ…フッ…!」
ゲシッ…
バシッ…
「アニいいぞ、流石俺の娘だ!」
父の言葉を信じていた私は
毎日毎日ただひたすら格闘技の技を磨いていた。
父の喜ぶ顔が見たかったから──
でも父は私を娘だとは思っていなかったみたいだ。
私は、ただ目的のための道具に過ぎなかった。
それでも良かった……
父が私を娘だと思っていなくても、
私にとってはただ一人の『家族』だったから。
だから私は、絶対に故郷に帰るのだ。
父との『夢』を──
約束を守るために──
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