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  1. 1 : : 2015/07/04(土) 23:10:19

    初登校です!読んでもらえると嬉しいです!


    僕が先輩と出会ったのは高2の春



    僕が校庭で絵を書いていると先輩は



    顔を除きこませ言った



    一花「そこの少年!
    何書いているのかな?」





    僕「え、えっと、そこの花です。」



    一花「ほぇ〜!うまいね!
    よし!!採用!美術部こない?」



    僕「え…?」








    それが始まり…。





    僕「ちょっとまってください。
    今、なんて?」



    一花「だからー!美術来ない?」



    僕「なんですか急に。」



    一花「だって!絵うまいじゃん!」



    僕「だからって!」



    一花「え!?もしかして
    他の部活入ってた?」



    僕「入ってませんけど…。」



    一花「じゃ!決まり!
    美術おいで!」



    僕「勝手に決めないでください」



    一花「いいじゃーん!」



    僕「よくありません。」



    一花「え〜!ダメ?」



    僕「いや、その。」



    一花「美術部嫌?嫌い?」


    と先輩は悲しそうに言った。


    僕「そういうわけでは…。」



    一花「じゃ!決まり!
    顧問に入部届け出してねー!
    また明日!」







    僕「…騙された…。」






    そして仕方なく美術部に入部した。
  2. 2 : : 2015/07/04(土) 23:11:36
    次の日



    一花「後輩君!
    今日は何を書いているの?」



    僕「何ですか...その呼び方...。
    昨日と同じです。」



    一花「昨日...はてぇ...
    何を書いていたかのぉ〜」



    僕「もう忘れたんですか?
    昨日褒めてくれたじゃないですか...
    そこの花です。」



    一花「おぉ!これはこれは...
    かなり美化したね〜!」



    僕「僕にはこう見えるんです。」



    一花「へ〜。
    じゃ、私も綺麗に見える?」





    僕「...」




    一花「そんなに悩まないでよ!
    傷つくじゃん!!」



    僕「すみません...」



    一花「あ、うん。冗談。ごめん。
    君は正直者なんだね。」



    僕「そうですかね。
    でも正直者なんていい事ないですよ」



    一花「どうして?」



    僕「思った事はすぐにいってしまうので...」



    一花「いいじゃん。そーゆーの嫌いじゃないよ?」





    僕は少し照れくさかったので、話題を戻し、先輩に


    僕「...先輩は正直者ですか?」


    と聞いてみた。




    一花「...。…違うよ...大嘘つき。」



    先輩は少し遠い目をしてそう言った...。



    僕「...そうですか。」





    一花「ねぇ後輩くん。私と付き合わないか?」





    僕「え...な、何言ってるんですか!
    僕達昨日今日の仲ですよ!?」



    一花「実はね〜!そうじゃないんだ!
    入学式の日、君を見たんだよ?
    君が桜を見ていたところ!」



    僕「そ、そうなんですか...」



    一花「すごく綺麗な目をしてたよ」



    僕「...ありがとうございます…?」



    一花「あとね、その絵を見た瞬間、
    やっぱり好きだ。と思ったよ」



    僕「絵...?」



    一花「うん!まぁ、返事はその絵が
    書き終わる頃にしてくれたらいいから!」



    僕「は、はい...」







    一週間後

    そして、僕は書き終え美術室に向かった。
  3. 3 : : 2015/07/04(土) 23:12:23
    一花「お!やっほ!後輩くん!
    部室にくるの、珍しいね!」



    僕「は、はい。絵、書けました。」








    一花「そっか...」














    僕「僕、先輩と...付き合います」









    一花「え...」



    僕「えっと、だから、宜しくお願いします。」



    一花「ほ、本当にいいの?」



    僕「はい。」



    先輩は立ち上がり僕の方へこようとした...。
    でも、その場でふらっと膝をついた



    僕「大丈夫ですか!?先輩!」



    一花「あぁ。嬉しくて腰が抜けちゃった...」



    僕「そ、そうですか。ビックリするじゃないですか。」



    一花「ごめんごめん(*^▽^*)」







    その時僕はまだ何も気づかなかった...





    それから一週間ぐらいから先輩と部室で
    笑ったりぼのぼのしていた
  4. 5 : : 2015/07/04(土) 23:19:23
    ある日

    ガラッ


    僕「せんぱ…...まだ来ていないのか...」

    僕は椅子に座って、先輩を待った。





    僕(遅いな...)





    暇だったので絵を書いていると廊下から大きな咳をする声が聞こえた


    ケホケホ!ケホケホ!



    僕「風邪...はやってるのかな...」



    そして咳の音が消えたそして、数分後





    バタン!





    僕「え!?」




    一花「いたた...」



    僕「何してるんですか!先輩!」



    一花「後輩くんを驚かせようとおもってね!
    でもつまづいて転ろんじゃった...へへ」



    僕「本当に何してるんですか」クス



    一花「へへっ...」



    僕「遅かったですね。」



    一花「あぁ。ちょっと色々あって…」



    僕「そうですか。」
  5. 6 : : 2015/07/04(土) 23:19:53
    黙りが続いたので僕は



    僕「先輩はなんの絵を書いてるんですか?」


    と尋ねると先輩は少し微笑みながら




    一花「内緒だよ〜」




    と言って先輩は絵を隠した




    僕「...」



    一花「そう膨れるなよ〜。
    そういえばつぼみはかけたんでしょ?
    次は何を書くの?」



    僕「何を書こうか悩んでるところです」








    一花「あ、じゃぁ、私を書いてよ!」







    僕「え...」



    一花「いいじゃん!私がモデルになるよ!」



    僕「結構です...。」



    一花「え〜!書いてよ〜」



    僕「じゃ、じゃあ、気が向いたら書きます...」



    一花「え〜...」





    そんなやりとりをしているとチャイムが鳴る




    僕「あ、もうこんな時間ですね。」



    一花「あ、そろそろ帰る?」



    僕「はい」





    in下駄箱



    僕「あ、雨ですね。」
  6. 7 : : 2015/07/04(土) 23:20:41

    一花「ほんとだね。傘もってきてないや...」



    僕「僕の入ります?」



    一花「相合傘?ベタなとこきたね〜w」



    僕「そ、そうゆんじゃなくて!!
    その...最近風邪流行ってるみたいなので...
    べ、別に嫌なら入らなくていいです...」



    一花「ごめんごめん!入れて!」



    僕「しょうがないですね...」



    一花「ありがと!」



    僕「...」




    その時の先輩の笑顔はあの時言った、






    嘘つきとはかけ離れた





    とても素直で綺麗な笑顔だった





    次の日

    ガラッ


    僕「せんぱーい、こんにちわ」



    一花「後輩くん!遅かったね!
    待ちくたびれたよ?」



    僕「そんなに遅かったですか?」



    一花「そりゃね〜好きな子を待つ時間はすごくながいものだよ」






    僕(あ...)




    僕「よ、よく軽々しく言えますね...!」



    一花「そりゃ君が好きだからね」



    僕「ま、また!」






    ( 僕も昨日…。)








    僕はこの時、もう先輩が好きなのだと





    気づいてしまった
  7. 8 : : 2015/07/04(土) 23:21:23

    僕「先輩。」



    一花「ん?」





    僕「僕も...先輩が好きです...。」




    一花「そ、そっか!あ、ありがと…!」



    僕「は、はい。」




    一花「ねぇ後輩くん!」



    僕「あ、その…後輩くんっての...
    やめてもらえませんか...?」



    一花「え?」



    僕「その...な...名前がいいです...」



    一花「ねぇ!さ..皐月...くん...?」



    僕「は、はい…!」



    一花「な、なに書いてるの?」



    僕「な、内緒です...!」



    一花「なんだろう。
    これ、小っ恥ずかしい...!」



    僕「ぼ、僕もです...笑」



    一花「いや!君…さ、皐月くんは、
    まだ私の名前をよんでないじゃん!」



    僕「え!?僕もよぶんですか?」



    一花「あぁ!でないと不公平だ!」



    僕「わ、わかりました...。
    い...一花...先輩…?」



    一花「先輩付きかよ〜!
    ま、いいや!」







    あ、まただ...またこの笑顔...。






    あぁ。綺麗だ。





    一花「さ、皐月くん」



    僕「は、はい」



    一花「私の絵を書いてくれる気になった?」



    僕「ん〜〜〜。 まだです。」



    一花「え〜!書いてよ〜!好きなんでしょ〜」



    僕「す、好きですが、まだ書きません!」







    一花「ちぇ〜...もうすぐお別れなのに...」
  8. 9 : : 2015/07/04(土) 23:22:17
    僕(あ、そっか先輩受験生だった...)




    僕「そんなことないです!
    まだ日にちはありますし、
    僕が受験する時がきたら一花先輩の
    いる大学いきますから!」






    一花「無理だよ...」






    僕「そんなに難しいとこいくんですか?」






    一花「難しいというより...遠いかな......」





    僕「大丈夫です!
    僕は一花先輩についていきます!」



    一花「そっか......」











    この時僕は先輩の言っている意味を深く考えなかった...







    一花「ねぇ。さ、皐月くん...
    明日デートしない?」



    僕「え!は、はい!ど、どこ行きますか?」



    一花「うーん。遊園地がいいな!」



    僕「はい!」
  9. 10 : : 2015/07/04(土) 23:22:37
    翌日




    僕「...」



    待ち合わせ時間は三十分遅れていた




    すると先輩が走ってきた。




    僕(私服…)




    一花「ご、ごめん!皐月くん!」



    僕「遅いですよ!一花先輩!」



    一花「ごめん...ちょっとドタバタしてて...」



    僕「私服、かわいいので許します。」



    一花「あ、ありがとう...(///_///)」



    僕「じゃ、行きましょう!」





    一花「あ!皐月!写真とらない?」



    僕「あ、はい!」








    僕「一花先輩、絶叫系行ける人ですか?」






    一花「...あまり...かな…」




    僕「僕もです!でも意外ですね!」



    一花「そう...?」



    そして僕達はいろんな乗り物にのり、日が暮れる頃






    一花「皐月、最後に観覧車に乗らない?」








    僕「いいですよ...?」




    一花「ねぇ皐月くん...?
    ありがとね...皐月くんには感謝してるよ」






    僕「はい。」








    一花「皐月くんは私に色々な事、教えてくれたね...
    だけどね…。私は…最初っから、
    君の事、好きじゃなかったんだ」















    僕「え?」
  10. 11 : : 2015/07/04(土) 23:23:47












    僕(いま…なんて…?)









    一花「私は、彼氏ってどんなのか興味があってね
    皐月みたいな素直な子だったら
    付き合って、色々教えてくれると
    思っただけだったんだ。だから、





    要はすんだの...別れてくれない...?」








    僕「 それって...僕を...騙してたんですか...?」










    一花「...最初に私は嘘つきだといったでしょ?」









    僕「意味がわかりません!
    ...僕の気持ちはどうなるんですか!!
    僕はずっと...一花先輩が好きだったんですよ?」







    一花「私は...好きじゃなかったんだよ。






    むしろ...嫌い...だよ…。」











    僕「ひ、ひどいです…!!」





    観覧車が、下へたどり着き、





    僕はすぐに降りて出ていった...






    そして休みが明け僕は部室へいった。






    先輩は部室に来なかった。






    いつも通り絵を描いていると





    遊園地で起きた事で頭がいっぱいで
    上手くかけなかった。


    僕は一花先輩の絵をみた。
  11. 12 : : 2015/07/04(土) 23:24:04





    絵は布で隠されていた。







    僕はそれをそっととった...





    僕「なんだよ...これ...」





    見ると僕の絵ばかりだった...





    端っこに小さく









    「題、好きな人」






    と書かれていた...








    僕「本当に...嘘つきなんだから...」





    僕は先輩を探しに行った




    でもどこにもいなくて、先生に尋ねると





    先生「あ〜、昨日、倒れたらしくてな
    確か入院?とか手術で、当分休みだって
    元々重い病気だったらしくて」






    僕「え…」







    僕は思い出すと、先輩が病気で
    苦しんでるのは気づけたはずだ。




    僕が告白をOkした時ふらっと倒れかけ、「嬉しくて腰が抜けた」


    つぎの日廊下から咳が聞こえてあれは一花先輩だったんだ。


    そのあと驚かせようとしてこけて...


    絶叫系がダメなのもそのせいだろう。





    苦しんでるのがわかるところはたくさんあった。
  12. 13 : : 2015/07/04(土) 23:24:24
    最後は...











    「もうすぐお別れなのに...」










    僕「どこの病院ですか!!!」




    僕は先生に病院の場所と部屋の番号を聞いた



    そして、泣きながら走った



    僕「嘘つきッ!」





    ガラッ







    僕「一花…先…輩......?」


    見ると一花先輩は苦しそうに眠っていた。
    僕が立ち尽くしていると後ろから




    母「あなたもしかして...皐月くん?」

    と声をかえられた
  13. 14 : : 2015/07/04(土) 23:24:50



    僕「...?...はい...」



    母「あの...一花から...これを...


    あと、休みの日、デートだったんだよね...


    病院で遅れたの...ごめんね...」






    (あの時...病院行ってたんだ...。)







    僕「…いいえ...大丈…夫...です...」





    これと言って渡されたのは




    1つの封筒だった




    封筒を渡され急いであけると



    封筒の中には遊園地での写真と


    手紙がはいっていた




    【これを読んでるという事は皐月くんは
    絵を見たのかな?



    ごめんね。嘘つきな先輩で...。


    もし、皐月くんに病気の事を言ったら


    皐月くんを傷つけてしまうんじゃないかな


    っておもって言えなかったの。


    それであんな嘘を言っちゃった。



    でもね、心のどこかで皐月くんに


    嘘を見抜いて欲しいって思っていたんだ。




    だから気づいてくれてありがとう。



    今、皐月くんはないているのかな。


    本当にごめんね。



    あなたには本当に感謝してる。


    付き合った時は、りんとした表情で、


    私の事が好きじゃないのはわかってたよ。


    がんばって好きになろうとしてくれたのかな?


    やっと笑顔を見せてくれた時は嬉しかったよ





    ほんの少しの間でも、本当に幸せだったよ。


    本当にありがとう。




       皐月君。大好きだったよ。




          
               さようなら



                     一花】




             
  14. 15 : : 2015/07/04(土) 23:35:16
    お疲れさま!!!!
    いや〜いい話やな!!!
    皐月くんなんかかっこいいな!
    最後のシーン泣けるわ〜
    あと、もう一回読み直してみ!
  15. 16 : : 2015/07/04(土) 23:35:20
    ありがとうございました!
    アドバイスなどなど貰えると幸いです!
  16. 23 : : 2015/07/05(日) 00:01:19
    おけ!ありがと!
  17. 24 : : 2015/07/05(日) 00:13:06
    >>23
    いえいえ!
  18. 25 : : 2015/07/07(火) 19:40:39
              




              僕は涙を流した。





            僕は一花の傍へいった。




          そして1つの絵を出し、手を握った。






    僕「一花...先輩…。



    ほら...みて...ください…。



    僕もずっと...先輩の絵...書いてたんですよ...?



     先輩の笑顔が好きで、書いてたんだ...



    先輩の絵…嬉しかった...です...。



    ありがとうございます...。





    ...先輩...入部した時...ききましたよね...



    綺麗に見えるかって....見えます...



    ほら...みて...綺麗ですよね…?



         ...ねぇ...見てください!





    一花先輩...!!う...うぅ」




          僕は一花先輩の手を握り締めた。







         すると一花先輩のとまっていた手は







            ほんの少しうごいた 



    僕「…!」




         そして一花先輩は目を薄めであけた  




    僕「一花先輩!!!」








    一花「き...れい…だね…。あり…が…とう…




    さ…つき…く…」




          先輩は1粒涙をこぼした。





        心拍数が0になり、ピーと音が鳴る




    僕「一花先輩!!!一花先輩ッ…!」


            僕は泣き崩れた。








         それから僕は一花先輩の絵を描き続けた







        絵を描いたらすぐにお墓へ持っていった。







    僕「ほら!今日は初めて名前を


    よんでくれた時の照れてる 一花先輩です!


    なかなか上手く描けたと思うんですが…


    好きですよ。一花先輩。」






    一花先輩がいなくなっても僕は





      一花先輩との思い出を忘れない




      一花先輩がいなくなっても





      僕は一花先輩のあの笑顔を忘れない







    ずっと好きです。一花先輩。

  19. 26 : : 2015/07/07(火) 21:00:39
    改行少し直してみました!
    もし変なとこがあれば、アドバイスお願いします。
  20. 27 : : 2015/07/09(木) 22:27:10
    読みやすいよ!!!
    何回よんでも感動やわ(笑
  21. 28 : : 2015/07/10(金) 19:00:07
    ありがとう(^-^)
  22. 29 : : 2015/07/17(金) 16:04:40
    えーと、なんて呼べばいいのかな?
    サク猫?まあいいや
    初投稿とは思えないほど上手で感動しました
    これからも執筆頑張ってください

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