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伝染病(アルミンの場合)
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- 1 : 2015/06/28(日) 15:33:37 :
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伝染病の第3作目です!
今回はアルミンの回です。
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- 2 : 2015/06/28(日) 15:34:31 :
- 期待です!
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- 3 : 2015/06/28(日) 15:34:50 :
- http://www.ssnote.net/archives/36643
http://www.ssnote.net/archives/36605
よかったらこの2つ↑も読んでいただくと嬉しいです。
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- 4 : 2015/06/28(日) 15:35:00 :
- >>2
ありがとうございます!!
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- 5 : 2015/06/28(日) 15:47:07 :
>ピピピピ…ピピピピ
アルミン「………んっ」ムクッ
いつもの朝の始まり。
アルミン「…ふぁぁ」ゴシゴシ
僕は眠たい目を擦りながら朝食を食べに下に降りる
ー1階ー
母「おはようアルミン」
アルミン「おはようございますお母さん」
母「朝食は準備出来てますよ」
アルミン「今日も美味しそうですね(ニコッ)いただきます」
父「どうだアルミン学校の方は」
アルミン「はい。楽しくさせてもらっています。」
父「ははっ…楽しいのもいいが勉強にも手を抜くなよ?」
アルミン「もちろんです」
勉強…勉強…勉強……親たちは口を開けばそればかり
どんなに僕が追い詰められてるか知らないんだ
いくら親子だからって 心の中がわかる訳ない
本当は勉強なんて大嫌いだ
お母さんもお父さんも大嫌いだ
母「アルミン、ゆっくりしててもいいけど…間に合う?」
アルミン「あ、そうでした!ご馳走様でした」
父「学生は忙しいな」
アルミン「では、お父さん、お母さんいってきます」ニコッ
母「いってらっしゃい」
父「今日は5:30からトロスト先生が来るからな」
アルミン「わかりました」ニコッ
ガチャ
はぁ…疲れた
笑いたくもないのにニコニコするのは苦手だ
兄が…エレンが少し羨ましい
サシャ「おはようございます!アルミン」
アルミン「おはようサシャ」
サシャは唯一素直になれる人
だからサシャといる僕は〝本当の僕〟なんだ
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- 6 : 2015/06/28(日) 16:44:58 :
サシャ「あれ?また家で何か言われたんですか?」
アルミン「…親って口開けば勉強しか言わないよね」
サシャ「………そうですねぇ…私の親の言う勉強とアルミンの親の言う勉強は違うような気もするんですが……」
アルミン「違う?」
サシャ「上手くは言えないんですけど……重みが違う。……?」
アルミン「重みか〜」
サシャ「私は期待されてないですから」ハハッ
アルミン「羨ましいな」
サシャ「え?」
アルミン「期待されていないって」
サシャ「そうですか?」
アルミン「うん」
サシャ「……………」
アルミン「あ、学校ついたね」
サシャ「……………」
アルミン「サシャ?」
サシャ「は、はい!ははっ」
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- 7 : 2015/06/28(日) 18:32:15 :
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先生「────であるから、問1は──となる。」
サシャ「??」
サシャ…頭の中こんがらがってるっぽい
ま、それもそうか…この先生説明下手だから
先生「ブラウス!」
サシャ「ひゃっ!はい!」
先生「問2を解いてみろ」
サシャ「えっと……?…??」
アルミン「先生」
先生「どうしたイェーガー」
アルミン「……ブラウスさんは問1もハッキリと分かっていないので解けないと思います。」
先生「むむっ……私の説明がわかりにくい。と言うことか?」
アルミン「はい」
先生「なっ…!?…イェーガー!口を慎め!」
なんなんだよ…事実だろ
だって本当に分からないんだ
言ってあげた方がその人のタメだよ
先生「じゃあアルレルト。前に出て問1を説明しろ」
アルミン「分かりました」スタスタスタ
アルミン「問1は、──を使って解くと簡単です。なぜ──をつかうかと言うと、────は────とも表せます。────という事は、───が使えます。それを式にあらわすと………」カキカキ
アルミン「こうなります。先生の言っていたやり方もありますが、そちらのやり方だと発展問題なのでつまずきやすくなるので────を使った方がいいです。」
アルミン「なにか質問はありますか?」
「おぉ…」
「分かり易いな」
サシャ「なるほどです!アルミン!」ニコッ
先生(くっそぉぉぉぉ!!)
あー…先生イラついてる
校長に言うつもりだな
>キーンコーンカーンコーン
先生「今日はここまで」スタスタスタ
アルミン「ふぅぅ」
サシャ「とてもわかり易かったです!」
アルミン「ははっよかった。あ、宿題教えようか?」
サシャ「かみぃぃ!!」
アルミン「大袈裟だよ〜」ハハ
サシャ「神です」キリッ
アルミン「ははっありがとう」
サシャ「………」ニコニコ
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- 8 : 2015/06/28(日) 18:40:34 :
………………
サシャ「お陰で終わりました!ありがとうございます!!」
アルミン「どう致しまして」
サシャ「もう5:30ですけど……時間大丈夫でしたか?」
アルミン「え!」チラッ
サシャ「あ〜!!すみません!」
アルミン「大丈夫大丈夫」ハハハー
サシャ「また今度お礼します!!」
アルミン「う、うん!じゃあね!」ビュンッ!!
今日は5:30からトロスト先生が来るのに!
ん?待てよ……
もう5:30過ぎてるって事は…………うん。
歩いて帰ろう
アルミン(テクテク)
お父さん怒られるかな
別にいいや 怒られても聞き流しとけば
アルミン「っ…げほっ…げほっ…ぐふっ…」ガクッ
>ダマレヨ!クソオヤジ!
>デテイケ!
>イワレナクテモ デテクヨ!
バタンッ!!
エレン「クソ……」
アルミン「……っ…げほ…がはっ…っ」ゼーゼー
エレン「アルミン?」
アルミン「え…れ…げほっっ…ごほっ…」
エレン「大丈夫か!?」
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- 9 : 2015/06/28(日) 19:05:07 :
アルミン「ごめ…っ大丈夫…っげほげほっ!」
エレン「大丈夫じゃねーだろ?!」
アルミン「ぜーぜー……ぐふっ……はぁっ…」
エレン「背中乗れ」
アルミン「…ん……げほ…ごほ……はぁ…はぁ」
エレン「ぃしょっと…」タッタッ
ガチャ
エレン「親父!アルミンが!」
父「アルミンがどうした」
エレン「急に咳き込んで」
父「なに!?とりあえずソファに」
エレン「ああ」
アルミン「あ…りがと……エレン…ぅ゙…げほっ」
父「救急車を呼べ!」
アルミン「大袈裟…っ……ですよ」
父「何を言っている!悪化して成績が下がったらどうするだ!この家は誰が継ぐんだ!」
…………おかしいだろ
心配してるのは成績なの?
………………この家は誰が継ぐんだ?
そんなの………知らないよ
僕…継ぐなんて…………一言も…言ってない
………………
アルミン「……………っ…」パチッ
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- 10 : 2015/06/28(日) 23:35:39 :
- アルミンっ!!!! 期待ですっ!!
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- 11 : 2015/06/28(日) 23:40:42 :
- >>10
ありがとうございます!!
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- 12 : 2015/06/28(日) 23:53:00 :
どこ…?…ここ
エレン「アルミン!気が付いたか?」
アルミン「………どこ」
エレン「シーナ病院の………」
アルミン「……の?」
エレン「…隔離病棟だ」
…か……隔離病棟?
エレンそんな所にいたらダメだよ
…僕はなんの病なんだ?
アルミン「僕は…何の病気?」
エレン「巨人病」
巨人病………聞いたことあるぞ
体中の熱が抜け、体温が下がり死ぬん…だっけ
まだ薬が無いんだよね
アルミン「はは……僕…死んじゃうのか」
エレン「……………」
>イレテクダサイ!
>ホンニンノキョカガナイノデ
>トモダチナンデス!
?……この声サシャ?
アルミン「エレン、外にいる子入れてあげてくれる?」
エレン「あぁ」スタスタスタ
ガラガラー
ガラガラー
サシャ「アルミン!」
アルミン「サシャなんで僕が倒れたって知ってたの?」
サシャ「エレン先輩が教えてくれたんです」
アルミン「2人…知り合い?」
エレン「部活の先輩後輩」
アルミン「あ、2人共バスケ部か」
サシャ「アルミン…死なないでくださいね」
アルミン「無茶言わないでよサシャ」
エレン「俺飲みもん買ってくるわ」スタスタスタ
ガラガラー
サシャ「だめですよ…死んだら」
アルミン「死ぬ以外ないよ」
サシャ「…………助かります。」
アルミン「え?」
サシャ「アルミンは必ず助かります!」
アルミン「…………巨人病で助かった人なんていないよ」
サシャ「アルミンが1人目です」
アルミン「どうやったら治るのさ!!」
サシャ「(ビクッ)……そ…それは」
アルミン「あ、ごめん」
サシャ「……どうやったら治るのかは私には分かりません!けどアルミンは必ず助かります。」
アルミン「………よく分からない」
サシャ「さようなら!お大事に」スタスタスタ
ガラガラー
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- 13 : 2015/06/29(月) 02:30:28 :
エレン「ん?サシャ」
サシャ「………」スタスタスタ
エレン「おい!サシャ」
サシャ「………」スタスタスタ
エレン「あいつ…泣いてた」……ダッッ
ガラガラー!
エレン「アルミン!サシャに何したんだ」
アルミン「何もしてないよ」
エレン「何もしてないんだったら何でサシャは泣いてたんだよ」
アルミン「………え?」
泣いてた…?サシャが……?
エレン「どんな話してたんだ」
アルミン「────────って言ったら…急に出ていって」
エレン「それはアルミンが悪い」
アルミン「なんで?」
エレン「俺から聞いたってことは秘密だ。分かったか?」
アルミン「ん、うん」
エレン「サシャはさ……アルミンの事が好きなんだよ」
サシャが…………僕を好き?
き…きっと!…聞き違いだそうだ…そうだ
アルミン「エレンもう一回言って」
エレン「え?…だから、サシャはアルミンが好きなんだ」
エレン「それなのに…ほら、強く当たられたら傷付くだろ…サシャは女なんだし」
アルミン「ははっ…エレンに言われるとは思ってもいなかったよ」
エレン「それ失礼だろ」
アルミン「冗談冗談」
エレン「んじゃあそろそろ帰るな」
アルミン「うん またね」
エレン「ああ」スタスタスタ
ガラガラー
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- 14 : 2015/06/29(月) 02:42:07 :
-
ーエレン部屋ー
エレン「よし、起動した」
エレン「巨人病…原因……っと」カチカチ
エレン「あ、知識袋だ」カチッ
────────────────────
巨人病になる原因はなんですか?
治療法はあるのですか?
────────《ベストアンサー》──
>>巨人病になる原因はなんですか?
巨人病になる原因ははっきりとは分かっていませんが〝精神的なダメージ〟が大きいのでは?
過剰に親から期待される。身近な人が亡くなる。虐待を受けている。………など。
>>治療法はあるのですか?
治療法はありません。
精神的ケアをしてあげれば症状が軽くなるかもしれません。
────────────────────
エレン「精神的ケア……」
エレン「あ、お気に入りに出来るんだ…しとこ」カチッ
エレン「………親からの過剰な期待か………」
…アルミン……相当嫌だったんだな
兄の俺がしっかりしてないといけないんだ
しっかりと…しないと
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- 15 : 2015/06/29(月) 16:10:09 :
…チュンチュン…チュンチュン
エレン「………ん…」
エレン「ふぁぁぁ……何時だ?」
《5:10》
エレン「げ、まだ5時!?」
エレン「まぁ下降りるか」スタスタスタ
ガチャ…
タッタッタッタッタッ………
>ダカラ!
>ワカッテイルヨ!
ん?…親父と……お袋?
ガチャ…
母「あら、おはようエレン」
父「今日は早いんだな」
あ…れ…?……なんか変だ
エレン「あ…あぁ……目が覚めちまって」
母「朝ごはんは出来てますよ」
エレン「あぁ」
ガタッ…
父「エレンよ、今日は5:30からトロスト先生が来るからな」
は?…トロスト先生ってアルミンの家庭教師だろ?
エレン「お、親父!どういう事だよ!」
父「何を言っている。今日からお前はアルミンの代わりだ」
アルミンの…代わり?
頭…おかしいんじゃねーの
エレン「頭…おかしいんじゃねーの?」
父「親に向かってなんて口を聞いているんだ」
エレン「だって……アルミンが病気になったのはお前らのせいだろ!」
父「なぜだ」
エレン「アルミンに過剰な期待してるから…アルミンは巨人病になったんだよ」
父「仕方ないだろ…アルミンはお前と違って出来が良かったんだから」
エレン「ふざけんな……ふざけんなよ」
父「エレン口が過ぎるぞ」
エレン「滅茶苦茶だ!こんな家!」
父「嫌なら出ていけ」
エレン「言われなくてもそうするよ!」バタバタ
ガチャ…バタンッ!
-
- 16 : 2015/06/29(月) 17:32:30 :
- エレンは良いお兄ちゃん…! 期待ですっ!!
-
- 17 : 2015/06/29(月) 18:04:37 :
- >>16
本当にいい兄です(´;ω;`)
-
- 18 : 2015/06/29(月) 18:21:01 :
と、言ったはいいものの…どこ行こ
はぁぁ………全く決めてなかった
(グゥゥゥ)
腹も減ったし………
てか、まだ6:00前だよな…
ん?………誰かいる…
エレン「どうかしたんですか?」
「ん……ん〜……み…水…」
エレン「水?」
「喉かわいて……し…死ぬ!」
エレン「待っててください!」タッタッタッタ
…………
エレン「どうぞ」ハァハァ
「あ、ありがとう」ゴクゴクゴクゴク
わぁ…すげえ飲みっぷり
「ぷはぁっ!生き返った」
エレン「良かったです」
「あ、私はシーナ病院の医療研究所の所長のハンジ・ゾエだ」
エレン「シーナ病院?」
ハンジ「そう」
エレン「あの……巨人病の研究などは…」
ハンジ「もちろん。」
エレン「!!」
ハンジ「知り合いが巨人病なの?」
エレン「弟が……」
ハンジ「そうか」
エレン「巨人病が治る薬は…ないんですか?」
ハンジ「……無い。と言えば嘘になる」
エレン「え?」
ハンジ「……副作用が強くてね」
エレン「副作用……」
ハンジ「…うん……人によれば死ぬかもしれない」
エレン「そう…ですか」
ハンジ「けど、」
エレン「?」
ハンジ「薬の他にも治る方法はあると思う。」
エレン「本当ですか!?」
ハンジ「うん」
エレン「その方法は?」
ハンジ「残念ながら教えられない」
エレン「なんでですか!」
ハンジ「その方法は自分で見つけないと。弟君を助けたいならね」
エレン「…………」
アルミンを…助けたいなら…。
俺に……今出来る事はそれだけだ。
アルミン…待ってろ。
俺が…必ず!…!!
ハンジ「大丈夫?」
エレン「え…?」
ハンジ「汗ぐっしょりだよ」
エレン「ぁ………大丈夫…です」
ハンジ「そう…私はそろそろ行くよ」
エレン「はい…あ、俺はエレンです。エレン・イェーガー」
ハンジ「うん。またねエレン」フリフリ
エレン「はい」
-
- 19 : 2015/06/29(月) 18:58:58 :
- 期待です
-
- 20 : 2015/06/29(月) 19:03:42 :
- 期待です!
-
- 22 : 2015/06/29(月) 20:03:15 :
病院の面会は10:00からだったよな
今は……8:00か
残金は…953円…うわっ微妙
>ラッシャイマセー!!
お?なんだ……行ってみるか
………
「いやっしゃいませー!」
ん、ハンバーガーか…いいな
いくらだろ……
──────────
│ハンバーガーセット │
│今なら300円! │
│ドリンクMサイズ付き│
───────────
安いな……行くか
「らっしゃい!兄ちゃん」
エレン「ハンバーガーセット1つ」
「飲み物は何にしますか?」
エレン「アイスティーのストレートで」
「はい!じゃあ300円になります」
エレン「はい」
「ちょうどお預かりします!レシートです」
エレン「はい」
「お待たせいたしました!」
エレン「あざーす」
…………
どこで食おっかな
ん、ベンチ見っけ
エレン「いただきまーす」パクパク
エレン「美味い美味い」ガツガツ
-
- 23 : 2015/06/29(月) 21:34:05 :
エレン「ふぅ…食った食った」
エレン「ご馳走様」
今9:00か………
花でも買ってアルミンとこ行くか
……………
ぅ……花ってどれ選べば良いんだ
あ、この花綺麗だな………
ん?アルストロメリア…?
よし、これにすっか
エレン「これください」
「520円です」
エレン「はい」
「ちょうどお預かり致します。ラッピングは致しますか?」
エレン「はい」
「では、出来上がりましたらお呼びいたします。」
エレン「わかりました」
…………
「ラッピングお待ちのお客様」
エレン「あ、はい」
「お待たせいたしました」
エレン「はい」
「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
エレン「あざーした」
-
- 24 : 2015/06/29(月) 22:22:18 :
-
シーナ病院
>コンコン
アルミン「とうぞ」
ガラガラー
エレン「よ、アルミン」
アルミン「エレン!学校は?」
エレン「はは……休んできた」
アルミン「なにか…あったの?」
エレン「親父と喧嘩……してさ」
アルミン「…詳しく教えてくれない…?」
エレン「あぁ……」
……………
エレン「───ってな感じ」
なんで…僕を庇って……
エレン「あ、そうだこれ」
アルミン「…アルストロメリア?」
エレン「知ってんのか?」
アルミン「うん!大好きな花」
エレン「!…よかった」
アルミン「ははっ…ありがと」
エレン「花瓶に水入れてくる」
アルミン「ありがとう」
ガラガラー
ガラガラー
アルミン「エレン?」
サシャ「………おはようございます…アルミン」
アルミン「サシャ…」
サシャ「…具合…どうですか」
アルミン「相変わらずだよ」フイッ
サシャ「………………」
アルミン「今日は何か用事があって?」
サシャ「エレンに呼ばれたんです」
アルミン「エレンに」
サシャ「病院に来てお前の気持ちを伝えろ。って朝メールが来ました」
え、エレン!?…気持ちを伝えろって
ま、まさか……告白!?……な訳ないか…はは
てか、エレン早く帰ってこいよ!もう!
サシャ「アルミンは何のことか分かっているんですか?」
アルミン「い、いや……全く」
サシャ「…………」
アルミン「……エレンは何を思って送ったんだろうね」
サシャ「………………」
あ、また だんまりだ……難しい事考えてる時なんだよね、
-
- 25 : 2015/06/29(月) 22:40:30 :
アルミン「今度は何考えているの?」
サシャ「…………………」
アルミン「………………」
サシャ「アルミン」
アルミン「なに?」
サシャ「好きです。」
アルミン「…………え?」
サシャ「メールの内容…嘘ついてました。本当は、アルミンの事好きって伝えてやれって来たんです。」
アルミン「ぁ………え?…ん…?」
サシャ「私は!…!」グスッ
サシャ「アルミンの事…大好きです!」ポロポロ
アルミン「…………」
サシャ「大好きなんです…っ…ぅ…っ…」ポロポロ
本当…だった…………
僕は……僕は…僕は!
アルミン「僕は………」
サシャ「…うぐっ…あっ…」ポロポロ
アルミン「サシャが好きだ!」
サシャ「ぁ……ぁ……」
サシャ「っ……うぁぁぁぁぁあ!」ボロボロ
アルミン「泣かないでサシャ」ポンポン
サシャ「アルミン…!……死なないで…くださいよぉ!!」
アルミン「うん…」サスサス
-
- 26 : 2015/06/29(月) 22:44:52 :
- サシャああぁぁあ! 期待です!
-
- 27 : 2015/06/29(月) 22:50:53 :
- うっグスッ( ´;ω;` )
期待でずよォォ!!
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- 28 : 2015/06/29(月) 23:02:43 :
- アルサシャ…私の中の新たな扉が開いた…。
エレンみたいなにーちゃんほしぃー!いいにーちゃんし過ぎだろ!!
そして私は泣いた…(;д;)
-
- 29 : 2015/06/29(月) 23:13:42 :
- 感動…感動するよ~…(´; ω ;`)
期待でず~(⊃ω ;`)グズッ
頑張ってください
-
- 31 : 2015/06/30(火) 00:32:41 :
-
死なないよ…サシャ
君を置いて死ぬなんてできない
アルミン「死なないよ…絶対に……約束だ」
サシャ「はい!…約束…ですよ」グズッ
僕には生きなければならない理由ができた
サシャ…君が……
君が僕に生きる理由を教えてくれたんだ
>コンコン
アルミン「は、はい」
ガラガラー
医師「アルミン君…検査の時間だよ」
そう…だった……忘れてた
今日は2度目の検査だったんだ
アルミン「サシャ行ってくるね」
サシャ「いってらっしゃい」フリフリ
アルミン「行ってきます」フリフリ
ガラガラー
ガラガラー
エレン「おっすサシャ」
サシャ「エレン先輩」
エレン「どうだった?」
サシャ「……成功…です///」
エレン「おぉ!よかったな!」
サシャ「エレン先輩のおかげです!」
エレン「そうかそうか!」
サシャ「その花は?」
エレン「俺が買ってきたんだ!名前は確か……アルストロメリア」
サシャ「アルストロメリア…………」
エレン「アルミンの大好きな花だと」
サシャ「未来への憧れ」
エレン「え?」
サシャ「アルストロメリアの花言葉です。」
エレン「未来への…憧れ」
サシャ「今の状況にピッタリですね」
エレン「そうだな」
サシャ「それにしても綺麗ですね」
エレン「あぁ……」
検査室
医師「最初は血液検査だ」…チクッ
アルミン「……っ」
医師「ん、もう大丈夫だぞ」
アルミン「はい」
医師「おい、これを検査に回してくれ」
看護師「わかりました」スタスタ
ガラガラー
医師「アルミン君。」
アルミン「なんですか?」
医師「君は死ぬ前に何がしたい?」
アルミン「!………大切な人と…話がしたいです」
医師「大切な人……恋人か?」
アルミン「は……はい///」カァァ
医師「ははっ」
アルミン「……先生は…死ぬ前に何がしたいですか?」
医師「そうだね……カミさんの墓参りかな」
アルミン「あ……すみません」
医師「いや、いいんだ」
>バタバタバタ
ガラガラー!
看護師「先生!」
医師「どうした」
看護師「あ…!…アルミン君の!検査結果が!」
僕の…検査結果?
-
- 32 : 2015/06/30(火) 13:36:09 :
医師「どうした」
看護師「検査結果の!……す、…数値!」
医師「落ち着いて……深呼吸して…」
看護師「すーーふーーすーーふーー」
医師「はい、」
看護師「アルミン君の検査結果なんですけど、」
医師「うん」
看護師「―数値が37になってるんです。」
医師「―数値が37!?」
アルミン「―数値?」
医師「あ、―数値はね巨人病になると50〜100まで上昇するんだ。アルミン君は昨日……いくつだっけ?」
看護師「えっと…82です」
え……?数値が下がってる?
アルミン「数値が下がるって…有り得ることなんですか?」
医師「いや……有り得ないね」
アルミン「健康な人の―数値はどれくらいなんですか?」
医師「そうだね……20〜40ってところかな」
看護師「先生、もう一度検査してみますか?」
医師「明日にしよう」
看護師「分かりました」
医師「アルミン君明日も検査だけど……」
アルミン「分かりました」
看護師「じゃあ部屋に戻りましょうか」
-
- 33 : 2015/06/30(火) 16:42:33 :
ガラガラー
看護師「じゃあまた明日ね」
アルミン「はい」
ガラガラー
サシャ「明日も?何かあったんですか!?」
アルミン「いや…」
サシャ「アルミン……隠し事ですか?」
アルミン「明日…検査の後言うよ…約束」
サシャ「約束ですよ」ニコッ
アルミン「うん!」
サシャ「アルミンはアルストロメリアが好きだったんですね」
アルミン「うん」
サシャ「いつからですか?」
アルミン「……3年前…かな?…たまたま花屋の前を通りかかったら置いてあってね」
サシャ「…綺麗ですよねアルストロメリア」
アルミン「サシャも好きなの?」
サシャ「私は花言葉が好きです。」
アルミン「花言葉……」
サシャ「未来への憧れ」
アルミン「…今にピッタリだね」
サシャ「さっきエレン先輩とも言ってたんです」
アルミン「あれ?エレンは?」
サシャ「さっき帰りました!ほんの少し前です」
アルミン「そっか」
サシャ「早いですね…もう16:00です」
アルミン「ほんとだ……サシャは時間大丈夫?」
サシャ「そろそろ帰ります」
アルミン「そっか…今日はありがとうね」
サシャ「はい!また明日来ます!」
アルミン「うん」
サシャ「さようなら」フリフリ
アルミン「気を付けてね」フリフリ
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- 34 : 2015/06/30(火) 20:49:58 :
- がんばれがんばれ✊‼アルミンがんばれ‼
ということで期待しかない!
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- 35 : 2015/06/30(火) 21:13:20 :
次の日
アルミン「………ふぁぁ…」
いつもの癖で5:00に起きちゃうよ
はぁ…眠い
アルミン「………………」
…チュンチュン…チュンチュン
アルミン「静かだな…」
…………
みん…お…
ある…ん……きて…
あるみんくん……起きて
アルミン「………ん…ん〜」
看護師「おはよう……こんにちわだね」
アルミン「え!」チラッ
《15:42》
そんなに…寝てたんだ
看護師「さ、起きて早速だけど検査だよ」
アルミン「あ、はい」
ガラガラー
ガラガラー
医師「こんにちわ」
アルミン「こんにちわ」
医師「じゃあ……」
アルミン「はい」
医師「……………」チクッ
アルミン「……っ」
医師「………はいお終い…これ、回して」
看護師「はい」スタスタ
ガラガラー
医師「…アルミン君には大切な人がいるんだよね」
アルミン「はい…」
医師「大切な人にはちゃんと愛しているって伝えてあげるんだよ」
アルミン「……はい…先生はちゃんと伝えていましたか?」
医師「私は…伝えていたつもりなんだけどね」
アルミン「…と言いますと?」
医師「私はね、伝えていたんだが…どうもカミさんには伝わっていなかったみたいなんだ」
アルミン「……難しい…ですね」
医師「そうだね……」
ガラガラー
看護師「先生!」
医師「お、どうだった?」
看護師「数値は……下がっていました!」
アルミン「!!」
医師「そうか…よかったな!アルミン君」
アルミン「あの…巨人病は…治ったん……ですか?」
医師「………あぁ」
アルミン「ぁ……良かった……」ハァ
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- 36 : 2015/06/30(火) 21:13:47 :
- >>34
アルミン頑張れ!
期待ありがとうございます!
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- 37 : 2015/06/30(火) 23:17:37 :
ガラガラー
サシャ「アルミン」
アルミン「サシャ」
看護師「じゃあね」
ガラガラー
アルミン「サシャ…伝える事がある」
サシャ「はい」
アルミン「………巨人病が…治ったんだ」
サシャ「…………ぇ………?」
アルミン「…………」
サシャ「本当………です…か…」
アルミン「うん」
サシャ「……ぁ……あ……」
アルミン「…………」サスサス
サシャ「…アルミン…!アルミン」グスッ
アルミン「………」サスサス
サシャ「よかったです…!…ぅぁ…っ…」ポロポロ
アルミン「……これでずっとサシャといれる」ギュー
サシャ「アルミン……」ギュー
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- 38 : 2015/06/30(火) 23:31:29 :
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それから数日後 アルミンは手続きを終えて、家に帰った。
ガチャ
家…久しぶりだな
エレン「おかえりアルミン」
アルミン「ただいまエレン!」ニコッ
この笑顔は…心からの笑顔だ
エレン「こっちこっち」
アルミン「荷物置いてくるよ」
エレン「後でいいよ!」
アルミン「………うん」
ガチャ
エレン「じゃじゃーん」
アルミン「………………」
机の上には豪華な料理。
壁には「アルミン退院おめでとう」って書いてある紙
……全部…エレンのお陰だ
エレン「嫌…だったか?」
アルミン「ううん…嬉しい…嬉しい!!」
母「アルミン……」
父「私達はアルミンにばかり押し付けていてしまったよ」
母「ごめんなさいねアルミン」
父「すまなかったな」
アルミン「……………うん」
エレン「そんな暗くならずに!ほら、食べようぜ」
アルミン「そうだね」
母「腕によりをかけて作ったのよ」
父「美味そうだ」
アルミン「うん!美味しそう!」
『いただきま~す!』
アルミン「ん~!美味しい!」モグモグ
エレン「美味い!」ガツガツ
母「よかった」
父「母さん酒はあるか?」
母「もぅ…まだ昼ですよ」
父「そうかそうか!」
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- 39 : 2015/06/30(火) 23:46:32 :
こんな…幸せな日々が続くと思っていた。
…しかし……現実はそう甘くは無かった…
エレン「ぅ゙……げほっげほ…」
アルミン「エレン?大丈夫?」
父「喉に詰めたか?」
母「これ、お水」コトッ
エレン「がはっ…っ…ごほっ…っ…げほごほっ……はぁ…っ…ゔ…げほっごほっ…」ガチャンッ!
アルミン「エレン…エレン!」
エレン「ぐふ……はぁ…はぁ…っ…げほっ…」
母「あ…あなた!…!!」
父「アルミン!救急車を!」
アルミン「うん!」
母「エレン…しっかりして!」
エレン「はぁ…はぁ………」
アルミン「父さん!もうすぐ救急車くるよ!」
父「エレンもう少しだからな!」
……………………
エレン「………………」パチッ
ここ…びょう…いん…?
………あ…途中で…意識無くなったんだ
ガラガラー
アルミン「エレン」
エレン「アル…ミン」
アルミン「ここは……シーナ病院の……」
エレン「……ん?」
アルミン「隔離病棟だよ」
エレン「え………おれ…」
アルミン「あぁ……エレンは巨人病…に…」
エレン「そ、そうか……兄弟揃って巨人病か……ははっ…」
アルミン「……………っ…」
ガラガラー
医師「エレン君……」
エレン「あ、はい」
医師「君は……」
エレン「アルミンから聞きました」
医師「そうか……あと、」
エレン「なんですか?」
医師「早速で悪いんだが部屋を移ってもらう」
エレン「………?…分かりました」
医師「同じ部屋に…女の子がいるから仲良くしてあげてね」
エレン「はい!」
ガラガラー
医師「じゃあここの部屋で」
エレン「はーい」
ガラガラー
その女の子は…あの本読んでる子か…
よし、話しかけに行くか
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- 40 : 2015/06/30(火) 23:48:31 :
ー完ー
この後の話がhttp://www.ssnote.net/archives/36605←これになります
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