このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
苗木「僕は……霧切さんのスカートの中に進むんだ!」 不二咲「ええっ!?」
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- 1 : 2015/06/21(日) 11:08:39 :
- キャラ崩壊注意です!
タイトルからわかるようにこのssは環境問題をテーマにしたものとなっております(大嘘)
霧切さんのスカートの中は真空が作り出す小宇宙ってはっきりわかんだね。
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- 2 : 2015/06/21(日) 11:10:14 :
〜食堂〜
不二咲「ええっと……?」
苗木「僕は霧切さんのスカートの中に進むんだ!」
苗木「いや、進まなくちゃいけない!!」
不二咲「どうしたの急に?」
十神「フッ、なるほどな」
不二咲「も、もしかして、十神くんは何かわかったの?」
十神「む、貴様まさかわからないのか?」
不二咲「うぅ、ごめん……」
十神「フンッ愚民め」
十神「だが愚民を導くのも、帝王である俺の役目だ」
十神「おい苗木、説明してやれ」
苗木「うん、じゃあ、まずはこの事件を最初から振り返ってみようか」
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- 3 : 2015/06/21(日) 11:12:08 :
- 流石二代目パンツハンターだ、やることが違うぜ‼︎
期待です‼︎
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- 4 : 2015/06/21(日) 11:21:59 :
- >>3
期待ありがとうございます!進むのは前じゃなくてスカートの中でも良いと思います!
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- 5 : 2015/06/21(日) 11:22:23 :
act.1
苗木「僕たちは何者かに希望ヶ峰学園に閉じ込められ、監禁されている」
苗木「食べ物や生活用品は完備されてるし、おそらくここで過ごすことに困ることはないだろう」
苗木「ここまではいいよね?」
不二咲「大丈夫だよ!」
苗木「良し、じゃあ続けるよ」
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- 6 : 2015/06/21(日) 11:25:04 :
act.2
苗木「ただ、この計画にはどうしても上手くいかない点があったんだ」
不二咲「上手くいかない点……?」
苗木「うん、とても困ることだ。ヒントは部屋に設置されている監視カメラだよ」
不二咲「部屋の監視カメラ?」
不二咲「それに困ること……」
不二咲「……」
不二咲「そうか! 性欲処理!」
苗木「そう、監視カメラのせいでナニーが出来ないんだ」
苗木「黒幕もきっと、そこまでは頭が回ってなかったんだろうね」
苗木「ムラムラして、コロシアイどころじゃないよ!」
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- 7 : 2015/06/21(日) 11:26:24 :
act.3
苗木「ここの女子はみんな超可愛いし、オカズには困らない」
苗木「けど、オナニーが出来ないんじゃオカズの持ち腐れだ!」
苗木「僕たちは歯をくいしばって我慢するしかない……」
不二咲「で、でも、そこまでするよりオナニーした方がいいんじゃない?」
不二咲「我慢のし過ぎは良くないし、黒幕に見られながらのオナニーってのも興奮するよ!」
十神「お前は馬鹿か。確かに、見られながらのオナニーも乙なものだ」
十神「しかし、その自慰の動画を動機としてモノクマに提出されたらどうする気だ」
不二咲「あっ……!」
十神「コロシアイは起きないだろうが、少なからず疑心暗鬼が生じるはずだぞ」
十神「だから部屋でのオナニーは危険なんだ」
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- 8 : 2015/06/21(日) 11:27:41 :
不二咲「いや、それは違うよ!」
不二咲「シャワールームには監視カメラがないから、あそこでなら出来る!」
苗木「それは違うよ!」
苗木「だって考えてみて」
苗木「僕たちは今、強制的なオナ禁状態にあるんだ!そんな状態でナニなんかしたら圧倒的量の精液で確実に排水口が詰まる!」
不二咲「そっか……」
不二咲「あ、でも、性欲処理と霧切さんのスカートの中に進むのに何の関係があるの?」
不二咲「むしろより一層ムラムラして、霧切さんを襲ってしまうかもしれない」
不二咲「うぇん……仲間をレイプするのは嫌だよぉ」
十神「安心しろ、不二咲」
苗木「ドライオーガズム! これで証明するよ!」
不二咲「ハッ! そっか! 霧切さんのむちむちエロ太ももアンドゥパンツに触れてしまったら、ナニの過程をすっ飛ばして一気に射精して賢者になれる!」
不二咲「黒幕にバレず、仲間も襲わない最高のアイディアだよ!」
苗木「うん! てなわけで、霧切さんに会いに行こう!」
十神「おい待て苗木」
十神「これを忘れるな」
苗木「あ、ごめんごめん……」
不二咲「え? それって何?」
苗木「画素数凄いカメラだよ!」
十神「モノモノマシーンで俺が出した」
苗木「ボクだけ霧切さんのパンツを見るなんて、そんなの駄目だ!」
苗木「価値あるものはみんなで分かち合わないと!」
不二咲「やっぱり苗木クンって話がわかる漢だよ!」
十神「フン、撮影任せたぞ」
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- 9 : 2015/06/21(日) 12:46:06 :
〜廊下〜
霧切「……」
不二咲「あ、霧切さんだ」
十神「おい、声をあまり荒げるな」
不二咲「ごめん……」
十神「苗木を信じろ、あいつならきっと高画質なパンツ画像を撮ってくれるさ」
苗木「……」
不二咲「苗木クンが徐々に霧切さんに近づいて行ってるよ……!」
十神「さあ、どうなる……!?」
苗木(勝負は一瞬、後ろからヘッドスライディングして霧切さんの太ももに顔をうずめる)
苗木(そして、撮影……!)
苗木(けど、平凡で何の取り柄もないボクにそんなこと出来るのか?)
苗木(いや、諦めちゃ駄目だ!)
苗木(やるしかない!!!)
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- 10 : 2015/06/21(日) 12:47:49 :
苗木「!」
不二咲「あーっと!苗木クンがズボン、そしてパンツも脱いで走ったァ!」
霧切「……」
十神「まだ霧切は気づいていない!」
十神「さあ、行くのか苗木ィ!」
苗木「せいっ!」
不二咲「おっと、苗木クン霧切さん目掛けて思いっきり飛んだ!」
不二咲「これにはどういう意図があるんでしょう、解説の十神クン」
十神「おそらくだな、苗木はあのまま霧切の太ももに顔面を直撃させる気だろう」
十神「そして、その感触を味わいながらスカートの中へとカメラを忍ばせる……」
十神「2つの動作をスムーズに行うにあたってベストな行動だ」
不二咲「なるほど、これは期待出来そうだね!!!」
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- 11 : 2015/06/21(日) 12:49:16 :
霧切「……?」
不二咲「ただ平然と歩いていた霧切さんが立ち止まったァ!」
不二咲「まさか、気づかれちゃったかな?」
十神「いや、奴はまだ振り向いていない。続行だ……!」
十神「おそらく勘だろうな。自分に迫る危機を感じ取ったのかもしれん」
不二咲「何だって!? そんな勘のいい人を盗撮しようとするなんて苗木クンが危ないよ!」
十神「フン、確かに危険だ」
十神「だがな一つ言えることがある、簡単にパンツを見てもつまらん」
十神「困難を乗り越えた先にあるパンツが最も美しいのだ」
十神「そう、まるでエロ本が出てくる自動販売機へと夜にこっそり向かう中学生男子のように……!」
十神「あのドキドキ、身内に見られたらどうしようかという不安」
十神「それらを乗り越えエロ本を見るから、中学生男子は成長するのだ」
不二咲「十神クンがやけに日本のエロ本事情に詳しいけど、この人は本当に御曹司なのかァ!?」
不二咲「というかいつの時代の人間だァ!」
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- 12 : 2015/06/21(日) 12:50:08 :
苗木「うおおお!!!」
不二咲「苗木クンが空中で回転しだした!」
十神「あの速度を保ったまま突っ込む気だ! いけ苗木ィ!」
霧切「!?」
苗木「はぅ!?」
不二咲「あーっと、霧切さん苗木くんの接近に気づいたァ!」
霧切「〜〜ッ///」
不二咲「だが、頬を赤らめ視線を逸らした! 可愛い結婚したい!」
十神「苗木が下半身全裸になったことがここで活きてきたか」
十神「まさに天からの幸運……」
十神「おそらく、神も見たいんだろうな」
十神「霧切のパンツを」
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- 13 : 2015/06/21(日) 12:50:57 :
霧切「な、苗木くん止まりなさい!」
苗木「うっ!?」
不二咲「おっと霧切さん、苗木くんとコンタクトを取るつもりだ!」
不二咲「でも苗木くんは既にもう止まることが出来ないィィ!」
十神「怯むな苗木! そのまま押し込め!」
苗木(正直逃げたいよ……でも、ここで逃げたら後できっと死にたくなる)
苗木(極上のオカズが目の前にあるんだぞ!?)
苗木(だったら黙って『いただきます』だろ!)
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- 14 : 2015/06/21(日) 14:35:51 :
もにゅぅ…
霧切「えっ、きゃっ//」
苗木(うおおおおおおおおおおお!? 霧切さんのお尻凄く柔らかいぞ!!!!!)
苗木(生きてて良かったぁぁぁ!!)
十神「まだだ! 苗木!シャッターを切るまでが盗撮だぞ!」
苗木(ハッ! 霧切さんの太もものぷにぷにの破壊力で記憶が飛んでいた!)
苗木(ん……そういえばカメラはどこだ?)
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- 15 : 2015/06/21(日) 14:36:33 :
もにゅもにゅ
霧切「ひゃぅっ//」
不二咲「ちょっと苗木くん! 霧切さんのお尻触ってる場合じゃないよ!早く盗撮してよ!」
十神「……」
十神「ま、まさか……!」
十神「苗木が脱ぎ捨てたズボンの中にカメラがあるのでは!?」
不二咲「ええっ!?」
十神「ならば、苗木が盗撮出来ないのも頷ける」
十神「カメラがないのだから!!」
十神「クソッ!こんなトリックを用意しているとは! おのれ霧切!」
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- 16 : 2015/06/21(日) 14:37:44 :
むにゅもにゅ
霧切「な、苗木くんの癖に生意気よッ//」
苗木「……」
苗木(どうする!? 絶望的だ……!)
苗木(ドライオーガズムという当初の目的は果たせたけど、パンツが無きゃ仲間とその喜びを分かち合えない!!)
苗木(いやむしろ、パンツじゃなきゃ駄目なんだッ!!)
十神「クッ……ここまでか」
不二咲「ボクたちは絶望には勝てないんだ!」
苗木「それは違うよ!」
苗木「引きずってでも前に進むッ!」
苗木「パンツも引きずって進むんだッ!」
がしっ
ずりずり……
霧切「え!? ちょ!? 苗木くん!?」
苗木「パンツを引きずって進む!」
苗木「うおお! パンツパンツ!」
霧切「止めてっ……///!」
ずるっ
苗木「取った!」
霧切「あぅ……」
十神「しゃ! 苗木良くやった!」
不二咲「やった!さすが苗木クン!」
十神「さあ、ずらかるぞ!」
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- 17 : 2015/06/21(日) 16:54:09 :
〜十神の部屋〜
十神「よくやった苗木、褒めてつかわす」
苗木「いや、この結果はみんなの協力のおかげだよ!」
十神「フン、お前らしいお人好しな発言だ」
不二咲「あー、霧切さんのパンツを頭から履くの最高だなぁ」
十神「おい、次は俺がしゃぶるんだからな!満足したらさっさとよこせよ!」
苗木「ッ!」
不二咲「わかってるよぉ……」
苗木「……」
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- 18 : 2015/06/21(日) 16:55:58 :
苗木「ねぇ二人共、これで本当に満足したの?」
十神「何だと?」
苗木「十神くんは満足したらパンツをよこせって言ってたけど、これで本当にいいの?」
苗木「だって、君たちはドライオーガズムれてない……僕はさっき射精したけどね」
不二咲「で、でも、これが限界だよ」
不二咲「今はパンツに甘んじよう!」
苗木「それは違うよ!」
苗木「まだ出来ることがある! 希望を捨てちゃ駄目だ!」
苗木「もう一回……!!」
苗木「もう一回、霧切さんのパンツを……!」
十神「おい、これ以上霧切のパンツを盗って何になるというのだ」
不二咲「そうだよ!替えのパンツが少なくなって霧切さんが困るじゃん!」
十神・不二咲「「ッ!?」」
十神「まさかとは思うが苗木……!?」
十神「独占かッ!? 霧切からパンツをッ!?」
ドドドド……!
苗木「うん、その通りさ」
苗木「ノーパンであたふたしてる霧切さんを見ると興奮するとは思わない?」
ざわざわ……
天才的な閃きッ!
まさに狂気!
常軌を大きく外れている……!
だからこそ、思いつく……!
勝利への積み方……!
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- 19 : 2015/06/21(日) 16:59:14 :
不二咲(凄いアイディア! けど、それを実現するのはかなり難しいよ!)
不二咲(でも、僕の息子がはちきれんばかりに大きくなってるのも事実だ……!)
不二咲(クッ!わかりきったことじゃないか! ローリスク・ハイリターンが無理だなんて!)
不二咲(ハイリターンを望むなら、それなりのリスクを背負わなきゃ!)
不二咲(大切なのは、有意義なリスクをおかせるかということ……!)
不二咲「僕はのるよ、霧切さんノーパン計画に」
苗木「不二咲クン!」
十神「無論、俺もだ」
苗木「十神クンまで!」
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- 20 : 2015/06/21(日) 17:00:16 :
十神「勝算はあるんだろうな?」
苗木「うん、霧切さんは昨日、自分のパンツを全てランドリーで洗濯してまだそのままにしてるんだ」
十神「おい、その証拠はあるのか」
苗木「もちろんだよ。霧切さんのパンツは全部で5枚」
苗木「これは、ランドリーが解放された時からほぼずっとそこにいる僕が確認したからことだから間違いない」
不二咲「ああ、苗木クン、ランドリーの主なんて言われてたね」
苗木「霧切さんは、7日おきにパンツを一斉に洗濯する」
苗木「もちろん、自分が今日履くパンツは除くけどね」
苗木「そして、今日がそのパンツ一斉洗濯日なんだ!」
苗木「さらに、霧切さんが手元に残すはずのパンツは今、僕らの手の中にある……!」
十神「つまり、ランドリーにある霧切のパンツを盗ってくれば、霧切は全てのパンツを失うというわけだな」
不二咲「凄いや! そうと分かれば早くランドリーに向かおう!」
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- 21 : 2015/06/21(日) 18:59:19 :
〜ランドリー〜
十神「まだ霧切は来ていないようだな」
苗木「多分、部屋で今の状況を整理してるんだろうね」
苗木「十神クンは誰か来ないか見張っておいて」
十神「フン、この俺に任せておけ」
苗木「さあ、霧切さんのパンツを探そう!」
がさごそ
不二咲「う〜ん、たくさんパンツがあるから分からないね」
苗木「ハハハ、パンツを見れば誰が履いてたかは分かるんだけどね」
不二咲「あっ、これはどう? 可愛らしいよ」
ふぁさっ
苗木「それは舞園さんのだね」
不二咲「そっか……残念」
ぱさっ
不二咲「……これは? フリフリがついててるけど」
ふぁさっ
苗木「それは桑田クンのだね」
不二咲「ふぇぇ……キモチ悪いよぉ」
苗木「うん、僕もドン引きしたけど、話を聞くと大切な人のパンツらしい」
不二咲「へえ」
苗木「希望ヶ峰学園に行く時に手渡されたんだって」
苗木「まあ、だからってキモイことには変わらないんだけどね! ハハハ!」
不二咲「そうだよねぇ!」
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- 22 : 2015/06/21(日) 19:01:05 :
十神「おい! お前ら! 何遊んでる!」
苗木「ご、ごめん!」
十神「まったく……む、まずいッ!」
不二咲「ど、どうしたの!?」
十神「廊下から霧切がこっちに来ている! それも一人じゃない! 大神と朝日奈も一緒だッ!」
苗木「何ィィーーーーーーッ!!?」
不二咲「に、逃げよう! 今ならまだ間に合うよ!」
不二咲「きっと霧切さんは話したんだ!僕らのことを!!」
不二咲「さくらたんにボッコボコにされちゃうよぉ!」
十神「……!」
きょろきょろ
葉隠「洗った服を取りにいくべ!」
十神「駄目だッ! 反対の方向からウニが向かってくる!」
苗木「そんな! 海鮮丼野郎が来てるの!?」
苗木「見つかったら、『臓器提供するべ』とか言われて足止めくらっちゃうよ!」
十神「ああ、おそらく、あと10秒ほどでここに到達するはずだ」
苗木「霧切さん達より早く着きそう?」
十神「だろうな……」
不二咲「あああ! もう無理だァ!」
十神「クソ……! ウニさえいなければ、さっさと逃げ出せるものを!」
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- 23 : 2015/06/21(日) 19:02:12 :
苗木「……駄目だ」
十神「おぅい!? お前が諦めてどうする!」
不二咲「前向きなのが君の取り柄でしょ!?」
苗木「それは違うよ」
苗木「諦めているのは君たちの方だ」
不二咲「えっ!? 」
十神「聞き捨てならんぞ。俺たちはしっかり思考を回している」
十神「ここからどのように逃げるか、考えている……!」
苗木「それが諦めてるって言っているんだよ」
苗木「君たちはパンツを諦めている」
苗木「霧切さんノーパン計画を諦めて、逃げることに思考をつかっている」
苗木「それでいいの?」
苗木「いいわけないだろ……!」
苗木「ここまで来たんだ! 頰を赤く染め、もじもじしながら『あの……私のパ、パン……ごめんなさい。なんでもないわ』って口下手になりながら話しかけてくる霧切さんを見なきゃ」
苗木「死んでも死に切れない……!!」
十神「だ、だが、ウニはもうすぐここに到着するぞ!?」
十神「そうすれば間違いなく、変なセミナーの参加をせがまれるに決まってる!」
不二咲「ウニの所為で死ぬくらいなら、死んだ方がマシだよ!」
苗木「それがいいんだ……!」
不二咲「え?」
苗木「ウニが近づいて来てるってのが、いいんじゃないか!」
苗木「そして、ここがランドリーってのがとてもいい!」
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- 24 : 2015/06/21(日) 19:03:11 :
朝日奈「ねぇ、本当に苗木たちが霧切ちゃんのパンツをとったの?」
霧切「そ、そうね……」
大神「おい朝日奈、少しデリカシーに欠けるぞ」
朝日奈「あ、ごめん!」
霧切「別に大丈夫よ。こうして抑止力としてついてきてもらってるわけだし」
霧切「それに、事情を把握しておいてもらった方が助かるわ」
朝日奈「えーっと、で……その、霧切ちゃんは今パンツ穿いてないんだよね?」
霧切「……え、えぇ//」
大神「朝日奈……」
朝日奈「いやー! 気になっちゃってさ!」
霧切「し、心配には及ばないわ」
霧切(そう……大丈夫。早くランドリーに行ってパンツを回収すれば、またいつもの日常に戻れる)
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- 25 : 2015/06/21(日) 19:05:09 :
〜ランドリー〜
朝日奈「とーちゃく!」
朝日奈「 って、えええ!?」
霧切「さて、パンツを回収……って、キャアアアアアアア!?」
大神「む!? どうしたのだ朝日奈!霧切!」
霧切「は、葉隠クンが、スクール水着で床に倒れてるの!」
霧切「それに、辺りがパンツで埋め尽くされてる!?」
葉隠「……だべ」
朝日奈「き、汚いッ///」
霧切「うぷっ……は、吐きそうだわ」
大神「クッ!朝日奈は他の奴らを呼んでこい!」
大神「我は霧切を保健室に連れて行く!」
朝日奈「わ、分かったよ!」
ダダダダ
ぱさっ
不二咲「行ったみたいだよ!」
十神「ふぅ、助かったな」
十神「だが、さすが苗木だ」
苗木「そ、そんな大したことはしてないよ!」
苗木「僕はただ、葉隠クンを気絶させた後にスクール水着に着せ替えさせて放置する」
苗木「そして僕らはパンツの中に潜って隠れようって言っただけだし!」
十神「フン、人を隠すなら人の中、変態を隠すならパンツの中というわけか」
不二咲「普通ならパンツを怪しむけど、スクール水着の葉隠クンがその怪しさを消し飛ばしてくれたんだね!」
苗木「そう、言うなれば葉隠スクールミズギレクションとでも名付けようかな!」
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- 26 : 2015/06/21(日) 19:10:43 :
十神「さて、霧切のパンツを探すとするか」
不二咲「朝日奈さんが他の皆を連れて来る前に見つけよう!」
苗木「その必要はないよ」
苗木「もう霧切さんのパンツを探す必要はない……!」
十神「おい、どういうことだ」
不二咲「じゃあ、どうやって霧切さんをノーパンにするのさ!?」
苗木「……例えばの話」
苗木「君たちは豚肉が大好きだとしよっか」
苗木「そして、豚肉の食べ放題を行っている店に訪れました……と」
苗木「君たちはこの店イチオシの部位、タンを食べようと探している」
苗木「けど豚肉が多過ぎてどれがどの部位かわからない」
不二咲「う、うん……なんか今の状況と一致してるね」
不二咲「たくさん物があって、目的の物を見つけにくいっていう……!」
苗木「この状態で、君たちならどうする?」
苗木「僕だったら……」
苗木「とりあえず全部食べる」
十神「なんだと……!?」
苗木「だって考えてみてよ。豚肉食べ放題なんだし、いろいろ食べてみる価値はある」
苗木「それに、全部食べたらいつかは目的のものを食べられるはずさ」
苗木「だって全部食べるわけだからね。違うかい?」
不二咲「つ、つまり……!!」
不二咲「これらのパンツを全部盗っていくってことなの!!!?」
苗木「もちろん!」
十神「クッ! 思いつきもしない大胆な発想! 敬意を表するぞ!」
苗木「そんな……だって、前向きなのがボクの唯一の取り柄だからさ」
苗木「さあ! 行こうか」
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- 27 : 2015/06/21(日) 21:29:04 :
〜次の日〜
石丸「クッ! どういうことだ! パンツは消えるし、ウニはスクール水着だし!」
大和田「落ち着け……兄弟」
大和田「そのクロを見つける為に、こうやって全員が食堂に集まったんだろ」
苗木「でも、本当に許せないよ……! 人のパンツを盗むなんて、クズにも程がある!」
そわそわ
霧切「……っ」
苗木「ん? どうしたの霧切さん? そわそわしてさ」
不二咲「一体何があったの?」
十神「心配だなぁ。今の状態を是非とも教えてくれないか?」
朝日奈「……」
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- 28 : 2015/06/21(日) 21:30:24 :
朝日奈「ねえ、犯人あんたらでしょ」
苗木・不二咲・十神「「「ッ!?」」」
朝日奈「霧切ちゃんから聞いたよ」
大神「もしお主らが本当にクロなら……覚悟しておけ」
苗木(バ、バレてる……!?)
十神(霧切は盗撮に気づいていたのかッ!)
不二咲(クソォォォォォ! 霧切さんのノーパン目指してこんなに頑張ってきたのに!)
不二咲(これからって時にィィィ!)
苗木(だからこそ……)
苗木(なんとかして乗り切らねばッ!)
苗木「僕のバナナ!」
朝日奈「え!? 何言ってんの!?///」
苗木「あ、違う!」
苗木「これは罠だ!!!」
苗木「葉隠クンにやれって言われたんだよ!」
苗木「だからボクたちは無実だ!」
十神「苗木の言う通りだ」
石丸「葉隠クンに命令されて……か、説得力が高いな」
山田「今はまだ推定無罪ですが、見つけ次第射殺しますぞ!」
不二咲「うぅ……葉隠クン怖かったよぉ」
大和田「葉隠マジ殺す」
朝日奈「じゃあ、葉隠を問い詰める方向でいいね!!!」
全員「異議なし!!!」
苗木(やった……!さすが葉隠クン……!)
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- 29 : 2015/06/21(日) 21:31:40 :
〜廊下〜
苗木(あの後、みんなは葉隠クンを痛めつけるために彼を捜索しに行った)
苗木(ボクは争い事は嫌いなので、葉隠クンの処分はみんなに任せることにした)
苗木「……ん、あれは」
苗木「霧切さん!」
霧切「あ、苗木クン……」
苗木「キミは葉隠クンを処分しにいかなかったの?」
霧切「え、ええ、あまり派手な動きは……出来ないし」
苗木「そ、その、ごめんね、いくら葉隠クンの命令だとしても、あんなことしちゃって」
霧切「だ、大丈夫……だって、彼が処分されれば私のパンツも戻ってくるはずだから」
苗木「そっか……」
苗木「でも多分無理だよ」
霧切「え?」
苗木「ほら、葉隠クンって人のパンツ食べる性癖があるらしいし、きっともう消化されてるはずだよ!」
霧切「う、嘘……!? じゃあ私は、これからもずっとパンツ無しなの!?」
苗木「うん、残念(喜ばし)ながらそうなるね」
霧切「そんな……私はどうすれば……」
苗木「……」
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- 30 : 2015/06/21(日) 21:33:18 :
苗木「ボクのパンツをあげるよ」
霧切「えっ……!?///」
苗木「キミが困ってる姿なんて、もう見たくないんだ!」
苗木「だからボクので良ければいくらでもあげるよ!」
霧切「苗木クン……!」
霧切「じゃあ、何かお返し考えないとね」
苗木「え! そんな! いいよ別に!?」
苗木(計画通りッ……!)
苗木(ブラジャーください!)
霧切「私の……」
霧切「初めて、なんてどうかしら?///」
苗木「えっ……?///」
霧切「その……友達のいない私に、最初に手を差し伸べてくれたあなたに対して、私は少なからず好意を抱いていたの」
苗木「えーっと、ありがとう?///」
霧切「ふふっ、何で疑問形なのよ?」
\はははは/
霧切「じゃあ……行きましょうか///」
苗木「う、うん……///」
廊下の角に、仲睦まじいカップルに鋭い視線を放つ二人組がいた。
十神・不二咲「……」
彼らの目は、この世の物とは思えないほどの狂気をはらんでいた。
\死体が発見されました/
完
-
- 31 : 2015/06/21(日) 21:37:07 :
- くぅ〜疲れました! えげつないネタばかりですが、一番の犠牲者は黒歴史を量産してしまった僕なので許してください(´・_・`)
またどこかでお会いしましょう(´・_・`)
(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)
-
- 32 : 2015/06/22(月) 02:14:18 :
- 乙(´・_・`)
-
- 33 : 2015/06/22(月) 04:34:55 :
- 楽しかったですよ!
十神・不二咲・苗木が主体のお話は中々ないから余計に面白かった!
お疲れ様です!
-
- 34 : 2015/06/23(火) 19:49:20 :
- 面白かったです(´・_・`)
乙です(´・_・`)
-
- 35 : 2015/06/24(水) 04:54:16 :
- 見ながらずっとツッコンでましたwwwww
乙です!
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