この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「プロデュース?」
-
- 1 : 2013/11/27(水) 01:19:56 :
-
初ssです!
思いの外長くなってしまったのですが
生暖かい目で見ていただけたら幸いですm(_ _)m
-
- 5 : 2013/11/27(水) 01:23:00 :
- <入団二年目 春>
----------夜 女子寮
ミカサ「……」ペラッ
ミカサ「……」ペラッ
ミカサ「……」ペラッ
ミカサ「…ふぅ」パタン
ミカサ(この本はなかなか面白かった)
ミカサ(たしかシリーズ物だったからアルミンに返すついでに続きをかしてもらおう)ガタッ
ミカサ「…」スタスタ
ミカサ「…」スタスタ
ミカサ「! あれは…」ピタッ
-
- 6 : 2013/11/27(水) 01:23:50 :
- サシャ「…」ズウゥゥン ヨロヨロ
ミカサ「…サシャ?」フリフリ
サシャ「…」ズウゥゥゥン フラフラ
ミカサ「サシャ!」
サシャ「! みぃぃぃぃかぁぁぁぁさぁぁぁああ!!」ダキッ
ミカサ「ど、どうかしたの…?」タジタジ
サシャ「さっき教官に呼び出されたんですけど…次の試験の成績が悪かったら試験後の休暇に補講をやると言われてしまいました…」グズグズ
ミカサ「補講?」
サシャ「はいぃ、一日潰れるらしいです…」ズウゥゥン
ミカサ「サシャ、元気だして。今から頑張ればきっと大丈夫」
サシャ「うう…大丈夫ですかねぇ…」グズグズ
ミカサ「ええ、大丈夫。私もサポートしよう」ドーン
サシャ「本当ですか!?神様ですか!?」パアァッ
ミカサ「本当」ドーン
サシャ「神イィィィィ!!」ダキッ
ミカサ「明日から頑張りましょう」ナデナデ
サシャ「え…明日から…ですか?」
ミカサ「? なにかあるの?」
サシャ「えっと…あ、明日はせっかくの休暇なので…ま、街に出かけようと思ってたんですけど…」ビクビク
ミカサ「…」
サシャ「…」ビクビク
ミカサ「サシャ」
サシャ「はひぃっ!?」ビクッ
ミカサ「次の試験まであと何週間?」
サシャ「に、2週間です…」ビクビク
ミカサ「…」
サシャ「…」ビクビク
ミカサ「…」
サシャ「うぅ…」ビクビク
ミカサ「…わかった、明日は思いきり休もう。その代わり、明後日からはきちんとやりましょう」
サシャ「ありがとうございます!」パアァッ
サシャ「あ、せっかくなので明日はミカサも一緒に行きませんか?」
ミカサ「私も?」
サシャ「ええ!行きましょうよ!」キラキラ
ミカサ「…わかった、私も行こう」クス
-
- 11 : 2013/11/27(水) 08:14:21 :
- ---------------図書室
アルミン「……」ペラッ
エレン「……」ボー
ミカサ「アルミン?」ヒョコッ
サシャ「こんばんわ」ヒョコッ
アルミン「あっミカサにサシャ!どうかしたの?」パタン
ミカサ「借りていた本を返しに来た」
アルミン「あ、これね。面白かった?」
ミカサ「うん、とっても。できたら次も貸してほしい」
アルミン「うん、いいよ!あ、でも今は持ってないから明日の朝食の時に渡すよ」
ミカサ「わかった。ありがとう ーーエレンは何をしているの?」
エレン「ん?ああ、アルミンについてきただけだから特に何も」ボー
アルミン「せっかく来たんだから本読むとか勉強するとかすればいいのに」ハァ
エレン「えー今日疲れたしいいよ。明日やる」ノビー
アルミン「またそんなこと言って…試験の前になって慌てても知らないよ?」ジトー
ミカサ「確かにエレンはいつも前日にやっている…というより前日にしかやっている所を見たことがない」
エレン「なっ!?そ、それはミカサが見てないだけだろ!!お、俺だって部屋ではやってるし!!」バンッ
アルミン「あれ?そうだったっけ?」シレッ
ミカサ「嘘、耳が赤い」グイッ
サシャ「エレンは嘘をつくと耳が赤くなるんですね、覚えておきましょう」フムフム
エレン「さ、サシャ!そんなこと覚えんなよ!」アセアセ
サシャ「いえいえ、後学のためですから」フーッ
エレン「くそっ…お前らみんなして俺をからかいやがって…」ギリギリ
アルミカサシャ「ふふっ」ニヤニヤ
-
- 14 : 2013/11/27(水) 08:33:40 :
- ガチャッ
マルコ「あ、アルミンやっぱりここにいた」ヒョコッ
アルミン「マルコ!どうかしたの?」
ジャン「マルコの予想通りだったな」スタスタ
サシャ「!」ピクッ
ミカサ「?」
サシャ「……」ソワソワ
サシャ「……//」チラッ
ミカサ(あ…)チラッ
ミカサ(…これは)
ミカサ「……」ニヤニヤ
ジャン「お!ミカサとサシャもいたのか!」
ミカサ「私はアルミンに本を返しに来た。サシャは付き添い」
ジャン「み、ミカサも本読むんだな!」キラキラ
ミカサ「ええ、読書は好き」フフッ
エレン「ミカサ、もう部屋戻るか?」チョイチョイ
ミカサ「ええ、…アルミンは?」キョロキョロ
エレン「アルミンはーーー」
-
- 15 : 2013/11/27(水) 08:34:14 :
- マルコ「ーーーーだけど、アルミンどう思う?」
アルミン「うーん、僕はそれでもいいと思うけど、一人一人の技量と連携を考えるとそっちよりこっちのほうが今の皆にはあってるし、上手くいくと思うよ。それにこの状況だとここが手薄になるしこっちが間に合う保障もない。だからこっちの班を東じゃなくて西からこう周りこむように援護したほうがーーー」ペラペラペラペラ
ミカサ「……」
サシャ「……」
ジャン「……」
ミカサ「…アルミンはああなってしまったら長い。エレンは先に帰る?」
エレン「ああ、そうするよ…というわけでジャン、適当なとこでその2人止めて連れて帰って来てくれ」
ジャン「はぁ?なんで俺がそn」
ミカサ「ジャン、アルミンをお願い」
ジャン「おう!任せとけよミカサ!」グッ
サシャ「……」
サシャ(はぁ…)シュン
サシャ(ジャンは本当にミカサの事が好きなんや)
サシャ(? …なんでこんなに気になるんやろ…自分の事なのによくわからん…)ウーム
サシャ「……」
エレン「じゃあ俺先いくわ!ミカサ、サシャ、おやすみ!」フリフリ
ミカサ「おやすみなさいエレン。サシャ、私達も帰ろう」スタスタ
サシャ「! は、はいっ!帰りましょう!」タタタッ
-
- 18 : 2013/11/27(水) 13:16:08 :
- ---------------兵舎 廊下
ミカサ「…サシャ」スタスタ
サシャ「はい!」スタスタ
ミカサ「明日は何処にいくの?」スタスタ
サシャ「明日はですねぇ私がよく行くとっても美味しいお店があるんですよ!ミカサに紹介してあげます!!」スタスタ ムフフ
ミカサ「そう、サシャが言うのかだからきっと間違いないのだろう」スタスタ
サシャ「本当に美味しいんですよ!ああ、思い出したらお腹が減ってきました…」スタスタ グー
ミカサ「楽しみ」スタスタ ウフフ
サシャ「ミカサは何か買いたい物とかあるんですか?」スタスタ
ミカサ「…最近少し暑くなってきた…ので、服を見てもいいだろうか」スタスタ
サシャ「はい!私も見たいので、お昼の前に行きましょう!!」ピョンピョン
-
- 19 : 2013/11/27(水) 13:17:05 :
- ---------------部屋
ミカサ「あとは…エレンとアルミンに何か買いたい」フムム
サシャ「いいですね!きっと2人も喜びますよ!!」ゴロゴロ
ミカサ「…サシャは誰かに買わないの?」ポスッ
サシャ「うーん…私は特に…渡す人もいないですし」ゴロゴロ
ミカサ「何かプレゼントしたいと思う人も?」
サシャ「えっあ、い、いないですよ!」アタフタ
ミカサ「そう…」
ミカサ(じゃあさっきのは気のせい?……そうだ)ピコーン!
ミカサ「…サシャは好きな人はいないの?」ズイッ
サシャ「!」ピクッ
サシャ「わ、私ですか?いや、いない…と思います!」アタフタ
ミカサ(……)
ミカサ(…?)
ミカサ(…まだ確信が持てないといった感じのよう)
ミカサ(もう少しつついてみよう)ニシシ
-
- 20 : 2013/11/27(水) 13:18:29 :
- ミカサ「…じゃあさっきずっと見ている様に感じたのは私の気のせい?」
サシャ「えっ!?きっきき気のせいですよ!私はジャンの事なんかっ///」アタフタ
ミカサ「……」ニヤリ
サシャ「……あ///」カアァァッ
ミカサ「……私はジャンなんて一言も言っていない」ニヤニヤ
サシャ「……み、み、み、ミカサああああああ!まさか、カマかけたんですか!!///」ユサユサ
ミカサ「……ふふっ やっぱりそうだった」グラグラ
サシャ「はぁ……やられました……そうです、といっても自分でも好きかどうかはまだよくわからないのですが……」
ミカサ「そう言う事なら私にお任せを」ドーン
サシャ「!協力してくれるんですか!?……あ……でも……」
ミカサ「心配いらない。あなたの恋は必ず叶えて見せる」キラーン
サシャ「ま、まだ恋と決まったわけじゃないですよ!///」アタフタ
サシャ(それにジャンは私の事なんかこれっぽっちも見てないですからね……)シュン
ミカサ「……サシャ?急に元気がなくなった」ノゾキコミ
サシャ「そ、そうですかね?ききき気のせいですよ!」アタフタ
ミカサ「……本当に?」ジッ
サシャ「え、ええ」アセアセ
ミカサ「そう……それならいいのだけど……」
ミカサ(サシャ、急に元気をなくしてしまった)ウーム
ミカサ(なにかあるのだろうか?……とにかく元気になってもらわなければ!)グッ
ミカサ「サシャ、明日は私が何かお菓子を買ってあげよう。といってもそんなに高いもn」
サシャ「いいんですか!?」ガバッ
ミカサ(早い)
ミカサ「ええ」クス
サシャ「ひゃっほーぅ!何がいいですかね!」ピョンピョン
ミカサ(……とりあえず元気になった……びっくりするくらい早く)
ミカサ(……)
ミカサ(お金は多めに持っていこう……)
-
- 21 : 2013/11/27(水) 14:52:52 :
- ガチャッ
クリスタ「ただいまー!」ポスッ
サシャ「クリスタにユミル!おかえりなさい!どこにいってたんですか?」
ユミル「ああ、今日掃除当番だったんだよ」ボスッ
サシャ「そうだったんですか!お疲れ様です」
クリスタ「ううーん……なんか疲れちゃった」ノビー
ユミル「よしっ私が癒してやるよクリスタ!ってことで今日は一緒に寝るか!」タラー
クリスタ「もう、ユミル鼻血でてるよ? ーーサシャにミカサ、明日の休暇は何するの?」フキフキ
サシャ「明日はミカサと街にお出かけです!!」テテーン
ユミル「お前がミカサと?珍しいこともあるもんだな」ケラケラ
クリスタ「確かに2人ではあんまりでかけないよね?」ゴロゴロ
ミカサ「今までは機会がなかった」ゴロゴロ
サシャ「確かにそうですね!ミカサはいつもエレンとアルミンと一緒ですし」ゴロゴロ
-
- 23 : 2013/11/27(水) 15:35:51 :
- ミカサ「クリスタとユミルはどうするの?」ゴロゴロ
クリスタ「私達も街に行くの!っていっても午前中に日用品を買い足すくらいだけどね」ゴロゴロ
ユミル「そうだな、あんまりのんびりせずに帰るつもりだ」グテー
サシャ「そうなんですか……明日はだめですけど、また今度皆さんで街にお出かけしましょうね!」オーッ
クリスタ「うんっ!行こう行こう!!」オーッ
ユミル「よーしじゃあ今日はもう寝るかぁ」
ミカサ「そうしよう」
サシャ「明日が楽しみです!!」ワーイ
クリスタ「じゃあ灯り消すよー?」フー
ミカサ「おやすみなさい」モゾモゾ
サシャ「おやすみなさい!」モゾモゾ
クリスタ「おやすみー」モゾモゾ
ユミル「おう、おやすみ」モゾモゾ
---------------
----------
-----
-
- 25 : 2013/11/27(水) 18:06:34 :
- ---------------翌朝 食堂
ミカサ「おはよう、エレン、アルミン」ガタッ
エレン「ミカサ!おはよ!」モグモグ
アルミン「おはようミカサ。 今日は休暇なのに早いんだね!どこか出かけるの?」モグモグ
ミカサ「ええ、今日はサシャと街に出かける」ストン
エレン「サシャと?」モグモグ
アルミン「珍しいね!どこに行くんだい?」モグモグ
ミカサ「サシャお気に入りのお店。とても美味しいらしい」モグモグ
アルミン「へぇー!サシャが言うなら間違いないね!」モグモグ
エレン「食べ物の事はサシャに聞けば外れないよな!」モグモグ
ミカサ「そこはさすがのサシャ」
アルミン「……ミカサ、結構楽しみにしてるでしょ?」モグモグ
ミカサ「……わかる?」モグ
アルミン「うん、なんだか嬉しそうだよ」モグモグ
ミカサ「そう、実はかなり楽しみ」モグモグ
アルミン「僕達も今日街に行くんだ。向こうで会うかもね!」モグモグ
-
- 26 : 2013/11/27(水) 18:08:11 :
- バタン!
サシャ「おっはよーございまーっす!」スキップスキップ
クリスタ「みんなおはよう!」テトテト
ユミル「ふぁーねみぃー……」スタスタ
アルミン「おはよう!」モグモグ
ミカサ「おはよう」モグモグ
エレン「サシャは朝から元気だなー」モグモグ
サシャ「ええ、それはもう!今日はお出かけですからね!!」ワクワク
アルミン「そうだサシャ、ミカサをよろしくね?」モグモグ
エレン「おう、俺からもよろしくな!」モグモグ
サシャ「はいっ!ミカサのことは私にお任せください」フンス
ユミル「どっちかというと芋女の方が世話される側なんじゃないか?」ケラケラ
サシャ「む!私だってたまにはお世話しますよ!されてるだけじゃありません」ムスッ
-
- 27 : 2013/11/27(水) 18:09:02 :
- アルミン「されてる自覚はあるんだね……」モグモグ アハハ
エレン「確かにサシャは世話される側かもな!」モグモグ
サシャ「大丈夫ですよ、街にいくだけですから」ストン
ユミル「食い物ねだりまくってミカサを困らせんなよ?」モグモグ
サシャ「しっしつれいですね!そそそそんなことしませんよ!」アセアセ
ミカサ「怪しい…」ジーーーッ
サシャ「だだ大丈夫ですって!」アセアセ
-
- 28 : 2013/11/27(水) 18:10:24 :
ユミル「…前に街に行った時私の財布の中身をほぼ空にしたのは誰だ?」モグモグ
サシャ「! い、いやっそれはあの…ちょっと、まぁ、えっと…あっあ!じ、じゃあ私支度するのでお先にー!」ピュー
アルミン「あ、逃げた」モグモグ
エレン「逃げたな」モグモグ
クリスタ「逃げたね」モグモグ
ミカサ(……あれ)
ミカサ「……サシャ、ご飯食べてない……」
一同「「「!?」」」
-
- 29 : 2013/11/27(水) 18:12:02 :
- ユミル「今日は雪でも降るんじゃねぇか?」ケラケラ
クリスタ「もうっまたそんなこといって!ユミルがいじめるからじゃない!」プンプン
ミカサ「サシャの分は私が持って行こう」モグモグ
クリスタ「ミカサ、いいの?」モグモグ
ミカサ「ええ」
クリスタ「じゃあお願いします、ありがとう」フフッ
ミカサ「ではそろそろ戻ろう。でかける前に部屋を片付けておきたいし、サシャにご飯も届けなければ」ガタッ
アルミン「そうだね、僕達ももう行こうか」ガタッ
エレン「おう!」ガタッ
ミカサ「じゃあまたあとで」フリフリ
クリスタ「じゃあねー!」フリフリ
-
- 30 : 2013/11/27(水) 18:12:58 :
- ユミル「ミカサ」ボソッ
ミカサ「何?」ヒソヒソ
ユミル「くれぐれもサシャから目を離すなよ」ヒソヒソ
ミカサ「? わかった」ヒソヒソ
ユミル「じゃあな、楽しんで来い」ポンポン
---------------
----------
-----
-
- 31 : 2013/11/27(水) 20:00:09 :
- ---------------兵舎 廊下
ミカサ「2人は今日どこに行くの?」スタスタ
アルミン「僕は本を見にいくんだ」テクテク
エレン「俺は服かな。ジャンのせいでほとんどのびちまった」スタスタ
ミカサ「それはエレンが悪い時もある」フフッ
アルミン「そうそう、毎晩のように喧嘩してるもんね」フフッ
エレン「なっ、あ、あれはあいつがいちいち突っかかってくるからだろ!俺は悪くねぇよ!!」
アルミン「はいはい」テクテク
アルミカ「」クスクス
エレン「…」ムスッ
-
- 32 : 2013/11/27(水) 20:00:29 :
- アルミン「あ、そうだミカサ忘れる所だった」
ミカサ「?」
アルミン「はい、これ昨日言ってた本」つ本
ミカサ「ああ、忘れてた。ありがとうアルミン」
アルミン「どういたしまして。じゃあ今日は楽しんできてね!」フリフリ
ミカサ「ええ、2人も」フリフリ
エレン「おう!またあとでな!」フリフリ
---------------
----------
-----
-
- 33 : 2013/11/27(水) 20:00:56 :
- ---------------男子寮 廊下
アルミン「……」テクテク
エレン「……」スタスタ
アルミン「……ミカサ、いつの間にか2人で出かけるくらい仲のいい友達ができてたんだね」テクテク
エレン「本当だな。シガンシナにいた頃は俺とアルミンしか友達いなかったもんな……」スタスタ
アルミン「嬉しいけど、なんかちょっと寂しいね」テクテク
エレン「……そうか?俺は世話を焼かれることが減りそうで嬉しいけどな」スタスタ
アルミン「そんなこと言って、エレンも本当は寂しいんでしょ?」テクテク
エレン「……寂しくなんかねぇよ」スタスタ
アルミン(寂しいくせに……相変わらず素直じゃないなぁエレンは……)
---------------
----------
-----
-
- 34 : 2013/11/27(水) 20:02:05 :
- ---------------同刻 女子寮
ミカサ「……」
布団のカタマリ「」
ミカサ「……」
布団のカタマリ「」
ミカサ「……」ツンツン
布団のカタマリ「」モゾモゾ
ミカサ「……」
ミカサ「……えいっ」バサッ
サシャ「……」グテー
ミカサ「……何してるの?」
サシャ「……お腹が空いて力が出ません……」グテー
ミカサ「……」
サシャ「ご飯……ご飯ください……ご飯……ご飯……」グテー
-
- 35 : 2013/11/27(水) 20:02:38 :
- ミカサ「安心してサシャ。あなたのご飯はここにある」
サシャ「本当ですか!!!神様ですか!!!!!」ガバッ
ミカサ「はい、どうぞ」スッ
サシャ「ありがとうございます!!!いただきます!!!!」ガツガツ
ミカサ「……」クス
サシャ「? どうひたんれふか?」モグモグ
ミカサ「サシャはよく食べるいい子」ナデナデ
サシャ「? なんだか照れますね」テレテレ
ミカサ「さあ、それを食べたら出かける支度をしよう。帰りを遅くしたくないので早めにでかけよう」フフッ
サシャ「そうれふね!」モグモグ
ミカサ(……)
-
- 36 : 2013/11/27(水) 20:03:09 :
- ミカサ(……ユミルが言っていたこと、どういう意味なのだろう)
ミカサ(サシャから目を離すなって……)
ミカサ(もしかしたら……前に何かあったのかもしれない)
ミカサ(目を離すつもりはないけど……念のため、動きやすいようにスカートは避けておこう……)
サシャ「ミカサ、今日はスカートじゃないんですか?」
ミカサ「ええ、たまには」
サシャ「いいですね!よく似合ってますよ!」
ミカサ「ふふ、ありがとう」フフッ
サシャ「さて、私はなにを着て行きましょうかーーー」ゴソゴソ
---------------
----------
-----
-
- 37 : 2013/11/27(水) 20:03:49 :
- ---------------10時 街中
サシャ「お出かけなんて久々です!」ピョンピョン
ミカサ「ええ、私も。それに女の子同士で出かけるのなんて初めて」スタスタ
サシャ「そうでしたね!じゃあ今日は思いっきり女の子らしいことしちゃいましょうよ!!!」ピョンピョン
ミカサ「女の子らしいこと?」スタスタ
サシャ「そうです!行きますよミカサ!!」グイグイ
ミカサ「あ、まってサシャ」タタタッ
-
- 38 : 2013/11/27(水) 20:04:12 :
- ---------------洋服店
サシャ「どうですか!」ジャーン
ミカサ「……かわいいものが……いっぱい……」
サシャ「でしょう?前にクリスタとユミルと来たんですよ!」
ミカサ「でも私にはこんなにかわいいものは似合わない」
サシャ「そんなことないですよ!ミカサは美人さんですからね!!なんでも似合いますって!」
ミカサ「……そ、そう?」テレテレ
サシャ(ミカサが照れとる……)
サシャ「さ、こっちですよ!ここから見て見ましょう!」グイグイ
-
- 39 : 2013/11/27(水) 20:05:22 :
- ---------------
サシャ「うーん……そうですねぇ……」フムム
ミカサ「……」
サシャ「よし!こうなったら全部一回着てみちゃいましょう!!」ドーン
ミカサ「え!?これを全部?」
サシャ「そうですよ!試着室はこっちです」
ミカサ「…だってこれ…」
服「」フリフリ
ミカサ(フリルが……いっぱい……)
サシャ「いいんですよ!とりあえず着てみるだけなんですから」ポイポイ
サシャ「さっまずはこれです!着たら教えて下さいね!」シャッ
ミカサ「……」
ミカサ(サシャ……)ハァ
ミカサ(……)
服の山「」ドッサリ
ミカサ(……とりあえず……着てみよう……)ゴソゴソ
サシャ「♪」
サシャ(ミカサ、見違えるかやろなぁ……楽しみやぁー♪)ワクワク
-
- 40 : 2013/11/27(水) 20:06:03 :
- -----5分後-----
ミカサ「さ、サシャ。とりあえず着てみたけd」
サシャ「わぁ!かわいいじゃないですか!!」シャッ
ミカサ(早い)
サシャ「よく似合ってますよ!
そのワンピース!」
サシャ(なんや!?服変わるだけで別人やんかあああ!!)
ミカサ「そ、そう?」タジタジ
サシャ「はいっ!とっても!とっても可愛いですミカサ!!」キラキラ
ミカサ「で、でもこんなに派手だと普段あまり着られない……せっかく買ってもそれはもったいない……」
サシャ「たしかにちょっと普段から着るには派手かもしれないですねぇ……」ウーム
サシャ「よしっじゃあ今度はこっちのズボンに、このトップスを合わせてみてください!!」
ミカサ「わ、わかった」シャッ
ミカサ(……サシャはなぜあんなに張り切っているのだろう)
---------------
----------
-----
-
- 41 : 2013/11/27(水) 20:24:14 :
- ミカサ「疲れた……」グッタリ
サシャ「ごめんなさい、ついつい張り切っちゃいました!」ウフフ
ミカサ「……こんなに沢山服を着たのも買うのも初めて……」
紙袋「」ドッサリ
サシャ「いやーやっぱりミカサはなんでも似合いますね!」
ミカサ「結局サシャのものはほとんど買わなかった……よかったの?」
サシャ「ええ、私はまた今度でいいんですよ!それよりもミカサを可愛くしたかったんですっ!」フンス
ミカサ「……私を?可愛く?」
サシャ「はい!」
ミカサ「どうして?」
-
- 42 : 2013/11/27(水) 21:02:21 :
サシャ「……ミカサは、いつもエレンを守るためって言って頑張ってますよね?私、それを見ててずっとすごいなって思ってたんです。成績も主席ですし、本当に全部完璧じゃないですか。非の打ち所がないですよ」
ミカサ「そんなこと…ない」
サシャ「でも前に、ミカサが部屋でお裁縫している所とか、髪を綺麗にしている所を見て、ミカサもちゃんとした女の子なんだなって思ったんです」
サシャ「だからミカサには、強いだけじゃない、もっとミカサの女の子らしい所を出してほしいなって思って、今日は張り切っちゃいました!」フーッ
ミカサ(女の子らしい所……)
サシャ「柄にもなくたくさん喋っちゃいましたね」
ミカサ(サシャがそんなことを考えてくれていたなんて……)
-
- 43 : 2013/11/27(水) 21:03:35 :
- ミカサ「……サシャ」
サシャ「はい?」
ミカサ「……ありがとう」ニコッ
サシャ「!」
サシャ「いえいえ、ミカサのその笑顔が見られただけで嬉しいですから!」ニコッ
サシャ(ミカサも……あんな風に笑うんや)
サシャ(やっぱり女の子は笑顔が一番やね!!)ニコニコ
サシャ「あっあっちのお店も見てみましょうよ!」タタタッ
ミカサ「あ、まってサシャ!」
ミカサ(早い)
アッアレミカサタチジャナイ?
オ、ホントダナ
コエカケヨウカ!
オーイ!ミカサーッ!サシャーッ!
-
- 44 : 2013/11/27(水) 21:04:22 :
- サシャ「ん?誰か呼んでますね」
ミカサ「あれは……」
サシャ「クリスタ!ユミル!」フリフリ
ユミル「よう!結局会っちまったな!」
クリスタ「せっかくだから少し一緒に…ってミカサ!すごい荷物だね!」
ミカサ「そう……サシャが選んでくれた」ウフフ
クリスタ「え、ってことはそれ全部服なの!?」
サシャ「そうですよ!ぜーんぶ私が選んだんです!」フーッ
-
- 45 : 2013/11/27(水) 21:04:47 :
- ユミル「お前今度はミカサを着せ替え人形にしたのか?」
サシャ「えへへ、まぁそんなところです……」
クリスタ「前はユミルだったよね」
ユミル「ミカサ、大変だったな……」ポンポン
ミカサ「ええ……でもとても楽しかった」ウフフ
クリスタ「サシャはセンスいいもんねー!」キラキラ
サシャ「そうですか?照れますね」テレテレ
ユミル「暴走もするけどな」
サシャ「あ、あの時は本当申し訳ありませんでしたってー!」アセアセ
-
- 46 : 2013/11/27(水) 21:05:27 :
- ミカサ「? なんのこと?」
ユミル「こいつ、私を着せ替え人形にした時服を店の中で撒き散らして危うく出禁になりかけた」
サシャ「うう……」
クリスタ「ゆっユミル!もういいじゃない済んだことなんだから、ねっ?」
サシャ「ありがとうございますクリスタ……」
ミカサ(出入り禁止になりかけるほど服を……)
ミカサ(……どんな撒き散らさ方をしたらそうなるのだろう)フムム
ミカサ(あ、ユミルが言っていたのってもしかしてこのこと……?)
ミカサ(深刻な雰囲気だったからもっと危険なことだと……少し用心しすぎただろうか)
-
- 47 : 2013/11/27(水) 21:05:47 :
クリスタ「ミカサ?ミカサ!」
ミカサ「! ごめんなさい、少し考え事をしていた」
サシャ「さぁ!次はクリスタたちも一緒にそこのお店に行きますよ!!」ピューッ
ユミクリミカ(早い)
-
- 48 : 2013/11/27(水) 21:06:27 :
- ---------------
クリスタ「わぁ!アクセサリーショップだね!かわいいものがいっぱいある!!」キラキラ
ユミル「今日は買う予定はなかったが、特別に一つ買ってやるよクリスタ」
クリスタ「本当!?ありがとうユミル!!」キラキラ
ユミル(天使…!天使が降臨した…!!)ハナヂダラー
サシャ「ミカサ!これなんかどうですか?」
ミカサ「私も?」
-
- 49 : 2013/11/27(水) 21:10:33 :
- サシャ「もちろんですよ!今日はミカサをプロデュースです!!」フンス
ミカサ「プロデュース?」
サシャ「そうです!せっかくお洋服買ったんですから!徹底的に可愛くしてミカサをプロデュースです!」ドヤァ
ミカサ「そ、そう……」
サシャ「あっミカサは赤が似合いますね!マフラーともおそろいですし、肌の白さと髪の黒さによく合いますよ!!」
クリスタ「ほんとだ!ミカサかわいい!!」
ユミル「へーそれだけで見違えるもんだな」
ミカサ「そ、そう?」テレテレ
クリスタ(照れてる……)
サシャ(かわいい……)
-
- 50 : 2013/11/27(水) 21:11:12 :
サシャ「ミカサもたまには髪を結ったらどうですか?」
ミカサ「でもそんなに長くないかr」
クリスタ「大丈夫!私がやってあげるよ!」ガバッ
サシャ「よしっ!じゃあミカサ、これ買って来ますね!」
ミカサ「えっサシャ!お金は私がd」
サシャ「いいんですよ!私にプレゼントさせてください!!」
ミカサ「で、でも悪いそんな……」
サシャ「じゃあ買って来ますね!」タタタッ
-
- 51 : 2013/11/27(水) 21:11:40 :
- ミカサ(……勢いに押されてしまった…)
ユミル「クリスタ、自分のは決まったのか?」
クリスタ「あ、ユミル!やっぱり今日は私のはいいや!」
ユミル「は!?なんでだよ?」
クリスタ「今日はサシャがミカサのために頑張るのを応援したいの!それにね……」
ユミル「?」
-
- 52 : 2013/11/27(水) 21:12:22 :
クリスタ「わ、私がユミルに髪留めプレゼントしたいの!」キラキラ
ユミル「私に!?なんでそんなこと言い出すんだよ?」
クリスタ「サシャから聞いたの!ミカサをプロデュース作戦の話」
ミカサ(いつの間にか名前が付けられている)
クリスタ「それでね、私もユミルをプロデュースしたいなって!」ウフフ
ユミル「お、おま、私なんかプロデュースしてどうすn」
クリスタ「ユミルは美人さんだもん、そのままじゃもったいない!ね、そう思うよねミカサ?」クイクイ
ミカサ「ええ、ユミルはとても美人」フフッ
ユミル「み、ミカサまで」
クリスタ「ね、いいでしょうユミル?」ウルウル
ユミル「くっ…わ、わかったよ好きにしろ!」
クリスタ「ありがとうユミル!じゃあ早速選んでくるね!サシャー!!」
アレ、ドウシタンデスカクリスタ
ワタシモユミルニカッテアゲルノ!
ユミルヲプロデュースデスネ!
サシャモイッショニエランデクレル?
ハイッヨロコンデ!
-
- 53 : 2013/11/27(水) 21:13:05 :
ユミル「……なんか変なことになっちまったな」
ミカサ「ええ、でも2人ともとても楽しそう」フフッ
ユミル「だな、あの顔が見られるだけで私は幸せだからいーのさっ」
ミカサ「……サシャも同じようなことを言っていた」
ユミル「あ?」
ミカサ「笑顔を見られるだけで嬉しいって」
ユミル「お前に言ったのか?」
ミカサ「そう」
ユミル「ほー……」
ミカサ「?」
-
- 54 : 2013/11/27(水) 21:13:33 :
ユミル「お前でも相手に笑顔を見られて嬉しいなんて思わせるくらい笑うことあんだな」
ミカサ「? どういうこと?」
ユミル「だってお前いつも涼しい顔してるだろ。少なくとも私はサシャが嬉しくなるほどのお前の笑顔を見たことはねぇな」
ユミル「さっきサシャがそう言ったってことはお前がそんくらい笑ったってことだろ。そりゃ嬉しいって思うわな」
ミカサ「……」
ミカサ(…全然気がつかなかった)
ミカサ(何も意識しないでそこまで笑っていたということ?)
-
- 55 : 2013/11/27(水) 21:14:15 :
ミカサ「…ユミル」
ユミル「あ?」
ミカサ「ありがとう」ニコッ
ユミル「!」
ユミル「それだ」
ミカサ「え?」
ユミル「その顔だよ、サシャが嬉しいと思ったのは」
ミカサ「……この顔…」ホッペムニムニ
ミカサ「ユミルはどう思う?」
ユミル「あ? ……あーまぁいいんじゃねぇの?」ポリポリ
ミカサ「ありがとう」フフッ
ミカサ「ユミルはとてもいい人」
ユミル「はっ、どうだか」
-
- 56 : 2013/11/27(水) 21:15:34 :
ユミル(こいつでもこんな顔することあんだな……)
ミカサ「! あれ!?」
ユミル「? どうかしたか?」
ミカサ「さ、サシャとクリスタが……いない…」ガクガク
-
- 57 : 2013/11/27(水) 21:15:57 :
- ユミル「はあぁぁっ!?」
ミカサ「さ、さっきまでそこにいたのに」ガクガク
ユミル「おい!早く探しに行くぞ!!」ダッ
ミカサ「ええ!あ、荷物が……」ワタワタ
ユミル「何やってんだ早く行くぞ!」
ミカサ「ごめんなさい、ここで預かっていてもらう」
ユミル「なんでもいいから早くしろ!!」ダッ
ユミル(くそっ!なんであの2人だけにしちまったんだ!!ミカサに忠告なんかした自分が何やってんだよ!!)タタタタタッ
ミカサ(ユミルが言っていたのはこのこと…?少し目を離しただけなのに!)タタタタタッ
ユミル(頼む!)
ミカサ(無事でいて……!)
---------------
----------
-----
-
- 58 : 2013/11/27(水) 21:18:03 :
---------------11時 街中
アルミン「いい服があってよかったね」テクテク
エレン「だな!これでしばらくは大丈夫そうだ」スタスタ
アルミン「エレンがジャンとの喧嘩の頻度を下げればもっと長持ちするかもね」クスクス
エレン「そ、それは!そうかもしんねぇけど……」スタスタ
アルミン「ふふっ ーーあ!そこの路地にある本屋さん行ってもいい?まだあんまり行ったことなくて」テクテク
エレン「おう!いいぜ!」スタスタ
アルミン「たしかミカサに貸してたシリーズの最新巻がでt………ん?」ピタッ
エレン「ん?どうし……え?」ピタッ
アルミン「あれって……あの人だかりの中心にいるのって……ミカサ……だよね?」ユビサシ
エレン「ユミルもいるのか?あいつら何やってんだ?」
アルミン「ち、ちょっと行ってみよう!」タタタッ
エレン「あ、ああ!」タタタッ
-
- 60 : 2013/11/27(水) 23:51:07 :
- ---------------
アルミン「……」
エレン「……」
アルミン「……なんだこの状況は…」
アルミン(今の状況を説明すると)
アルミン(細めの路地にできた人だかりの中心には仁王立ちのミカサと腕を組んだユミル)
アルミン(その後ろに真っ青&涙目になったサシャとクリスタ)
アルミン(さらにその周りには5人の大男がひっくり返っている)
アルミン(ちなみに全員気絶している)
アルミン(そしてさらにその側には苦笑いしている駐屯兵が2人)
アルミン(状況から見るとおそらくこの5人を気絶させたのはミカサとユミルだろう)
-
- 61 : 2013/11/27(水) 23:51:43 :
エレン「なんだあれは……なにがあったんだ……」ボーゼン
アルミン「……と、とりあえずあの2人に聞いてみようよ」
エレン「だな。おい!ミカサ!お前なにやってんだよ!?」
ミカサ「! エレン?」
アルミン「す、すごい騒ぎになってるね…」
ユミル「おう、アルミンもいたのか」
エレン「それより何があったんだよ!?」
ミカサ「エレン、説明するから落ち着いて」
アルミン(この状況で落ち着いていられるのがすごいよ)
ユミル「それがよおーーーー」
---------------
----------
-----
-
- 62 : 2013/11/27(水) 23:52:21 :
- ---------------少し前
ユミル「ったくあいつらどこ行ったんだよ!また知らない奴にほいほいついて行ったのか!?」タタタタタッ
ミカサ「また?ということは前にもあったの?」タタタタタッ
ユミル「ああ…それより探すぞ!!話すのは後だ!!」タタタタタッ
ミカサ「ええ!」タタタタタッ
フンヌラバー!!
ミカサ「!今こっちからサシャの声が聞こえた!」ダッ
ユミル「本当か!?私は何も聞こえなかっ…っておい!待て!…なんだよあいつ速すぎだろダッ
-
- 63 : 2013/11/27(水) 23:53:09 :
- ---------------
ミカサ「サシャ!サシャ!いるの?」タタタッ
ユミル「本当にいんのかよ!?」
ミカサ「確かに聞こえた。間違いない、こっち!」タタタッ
ユミル(どんな耳してんだよ……)
ミカサ「ここ。この路地の奥」ピタッ
ユミル「本当か?信じていいんだな?」
ミカサ「間違いない。早く行きまs」ダッ
ユミル「待て!周りに見張りの奴がいるかもしれん。静かに行くぞ」ガシッ
ミカサ「わ、わかった」
ユミル「いいか、お前はそこの建物の陰からこの路地を覗け。私はこっちから見る」ヒソヒソ
ミカサ「了解」ヒソヒソ
ユミル「人がいてもいなくても一旦引けよ。やるならそのあと同時にだ」ヒソヒソ
ミカサ「わかった」ヒソヒソ
-
- 64 : 2013/11/27(水) 23:53:50 :
ミカユミ「…」ソー チラッ
男1、2「…」キョロキョロ
ミカユミ「…」サッ
ユミル(見張りは2人か。気づかれてはなさそうだ)チラッ
ミカサ「…」コクン
ユミル「…」コクン
ミカユミ「」ダッ
-
- 65 : 2013/11/27(水) 23:54:22 :
男1、2「!!」
ミカユミ「」ダダダダッ
ミカユミ「はああ゛あ゛あ゛っ!!」ドゴッ←飛び蹴り
男1、2「ぐふっ!?」
ミカサ「ふっ!」ドゴッ←回し蹴り
男1「うがっ!?」
ユミル「ふんっ!」バキッ←顎にアッパー
男2「がはあっ!?」
男1、2「」チーン
ミカサ「ふう…」パッパッ
ユミル「全く手応えがなかったな。見張りがこんなんでいいのかよ」
-
- 66 : 2013/11/27(水) 23:54:44 :
ナンダナンダ!
ミカサーッ!ユミルーッ!
ユミル「チッ、こんだけ騒げばさすがに気づかれるか」
ミカサ「早くサシャとクリスタのところに行きましょう。きっとそこに全員いるはず」ダッ
ユミル「だな」ダッ
ユミル(何もされてないといいが…)
-
- 67 : 2013/11/27(水) 23:55:14 :
ミカサ「!」
ミカサ「サシャ!クリスタ!」
ミカサ(服は少し乱れているけど……暴れたのが原因のよう……よかった……間に合った……)
ユミル「やっと見つけた……」
男3「あ?なんだおめぇら」
サシャ「ミカサ!ユミル!」
クリスタ「うぅ……ミカサぁ……ユミルぅ……」グズグズ
ミカサ「ごめんなさい、遅くなった」
-
- 68 : 2013/11/27(水) 23:55:49 :
ユミル「その2人を離してもらおうか」
男4「はぁ?なんでんなことしなきゃなんねぇんだよ」
男5「助けにきたって女2人じゃなぁ?」ケッ
男6「自分から捕まりに来たようなもんじゃねぇか!」ケラケラ
クリスタ「うう…」グスン
ユミル「」ピキピキ
男7「おー怖い怖い」
ミカサ「いいから早く離しなさい」ゴゴゴゴゴ
男4「だから離さねぇっつってんだろ!しつけぇな!」
-
- 69 : 2013/11/27(水) 23:56:54 :
ミカサ「そう……離すつもりがないのなら…」ユラァ
ユミル「こっちも手加減なしでやらせてもらいますよっと!」バキッ
男6「ぐぼっ!?」
男7「てめぇ何しやがんだ!」ブンッ
ミカサ「」ヒョイッ
男4「5対2だぜ。勝てるとでも思ってんのかよっ」ブンッ
ミカサ「」ヒョイッ
ミカサ「ふっ!はあ゛っ!」ドゴォッ バキィッ
男3「がはっ!」ドサッ
男6「ぐっ!?」ドサッ
-
- 70 : 2013/11/28(木) 00:02:11 :
男5「何やってんだよ情けねぇな!」
ユミル「だったらお前も2人抑えてないでやりゃあいいじゃねぇか。情けねぇのはどっちだよっ」ドスッ
男7「う゛っ」
男5「!?んだとこのアマ!」パッ
ユミル(お、ノったノった。ちょろいなー!単に馬鹿なだけか?)チラッ
サシャ「!」
サシャ(ユミルのおかげで自由に!)
サシャ(これはチャンスや!)
サシャ「」コクン
サシャ「クリスタ、今のうちに隠れましょう」ヒソヒソ
クリスタ「うッうんッわかったッ」ヒックヒック
-
- 71 : 2013/11/28(木) 00:03:01 :
男4「おらおらぁ!」ブンッブンッ
ミカサ「」ヒョイッヒョイッ
ミカサ「…もう気は済んだ?」ユラァ
男4「!?」
ミカサ「ふんっ!」ドゴッバキッ
男4「う゛っぐあっ」
ミカサ「とうっ」ブゥンッ
男4「うぐあっ!?」ドサッ
男4「」チーン
ユミル(投げやがった)
男5「くそっ!」ブンッ
ユミル「」ヒョイッ
ユミル「じゃあそろそろこっちも…そぉい!」ブゥンッ
男5「おあっ!?」ドサッ
男5「」チーン
ユミル「お、案外投げられるもんなんだな」パッパッ
ミカサ「そう、相手の力を利用すればそう難しいことではない」
-
- 72 : 2013/11/28(木) 00:04:25 :
男6「! なっあの2人どこいった!?」キョロキョロ
男7「くそっ逃げられた!探すぞ!」ダッ
ユミル「させるかよっ」ドゴッ
ミカサ「ふっ」ドゴッ
男6、7「ぐあっ!?」ドサッ
男6、7「」チーン
ユミル「格闘中に背中向ける奴がいるかよ。これで全部か?」
ミカサ「ええ、そうみたい……しかしユミルがそんなに強かったとは」
ユミル「まぁいつも手抜いてたからな」ケッ
-
- 73 : 2013/11/28(木) 00:04:52 :
クリスタ「ユミルうぅぅ!!」ダッ
サシャ「ミカサあぁぁ!!」ダッ
ミカサ「2人とも!怪我はない?」
サシャ「はい゛い゛い゛おかげさまでえええ」ダキッ
ユミル「クリスタ!お前なにやってんだよ!どれだけ心配したかわかってんのか!?」
クリスタ「ううぅ……ごめんなさい……」グズグズ
ユミル「ったく、心配かけんじゃねぇよ」ナデナデ
クリスタ「うぅ…っ…うわあぁぁん!!」ビェーン
ユミル「ほら、もう泣くな」ワシャワシャ
サシャ「ミカサごめんなさい……」グズグズ
ミカサ「いえ、サシャが無事でよかった……ナデナデ
サシャ「うぅ…」グスン
ミカサ「ほら、もう泣かないで」ナデナデ
-
- 74 : 2013/11/28(木) 00:05:21 :
ユミル「しかし……」
ミカサ「随分とギャラリーを集めてしまった」
ワイワイ ガヤガヤ
ユミル「お、今更駐屯兵が来やがった。もう遅いっつーの」
駐屯兵1「だ、大丈夫か?怪我は?」
ミカサ「全員平気です」
駐屯兵2「そうか、よかった。しかし……」
駐屯兵1「これ、全部君たちだけでやったの?」
ユミル「そうです」
駐屯兵1「そ、そうか…こいつらこの手の犯罪の常習犯でね、こっちも手を焼いていたんだよ」
駐屯兵2「まぁ何はともあれお手柄だった。どうもありがとう」
ミカユミ「ハッ」バッ
-
- 75 : 2013/11/28(木) 00:07:21 :
駐屯兵1「それにしても君たち強いね……」
駐屯兵2「女の子2人で男5人か……」
オイ!ミカサ!オマエナニヤッテンダヨ!
ミカサ「! エレン?」
---------------
----------
-----
-
- 76 : 2013/11/28(木) 00:07:54 :
ユミル「という訳だ」
アルミン「ふ、2人ともすごいね……」
ミカサ「私もユミルがこんなに強かったとは知らなかった」
エレン「お前……」
ミカサ「? 何?エレン」
エレン「いや……なんでもない」
エレン(……ミカサはいつも訓練では手を抜いてるんだろうな…ここまでボコボコにしたのは初めてみた)
エレン(やっぱりすげえな、ミカサは)
アルミン「と、とにかくサシャもクリスタも、無事で本当によかったよ!」
サシャ「お騒がせしました……」グズグズ
クリスタ「本当にごめんね……」グズグズ
ユミル「だぁーっ!もう謝んな!助かったんだから、な?」ワシャワシャ
ミカサ「ええ、もう済んだことなんだから」ナデナデ
-
- 77 : 2013/11/28(木) 00:08:51 :
アルミン「そ、それより……あの、どこか移動しない?」
エレン「だな、あとはあの駐屯兵に任せようぜ」
ミカサ「そうしよう。あと、私は店に預けてきた荷物を取りに行きたい」
ユミル「そういやそんなもんあったな」
サシャ「じゃあまずは戻りましょうか」グー
ミカサ「フフッ……サシャ、お腹すいたの?」
アルミン「そういえばもうお昼だね。どこかで食べていく?」
サシャ「そうしましょうよ!ユミルとクリスタもどうですか?」
クリスタ「えっ、い、いいの?」
ミカサ「ええ、もちろん」ニコッ
クリスタ「!」
アルミン「!」
エレン「……」
クリスタ「じゃあ……私達も行こうか、ユミル?」
ユミル「そうだなーまぁいいんじゃねぇか?」
サシャ「よーっし!じゃあみなさん早く行きましょう!」オーッ
アルミン「僕たちも!ほら行くよエレン」グイグイ
エレン「お、おう」ズルズル
---------------
----------
-----
-
- 78 : 2013/11/28(木) 00:09:28 :
---------------食後 レストラン
クリスタ「ふうーっ。サシャおすすめのお店ってだけあって美味しかったね!」
アルミン「うん!また来ようよ!」
エレン「だな!」
サシャ「気に入っていただけて何よりです!」
ユミル「……それよりも」
ミカサ「どうしてさっき2人とも急にいなくなってしまったの?」
サシャ「うう……そ、それはですね……」
---------------
----------
-----
-
- 79 : 2013/11/28(木) 00:09:52 :
---------------午前中 アクセサリーショップ
サシャー!
サシャ「あれ、どうしたんですかクリスタ」
クリスタ「私もユミルに買ってあげるの!」キラキラ
サシャ「ユミルをプロデュースですね!」
クリスタ「サシャも一緒に選んでくれる?」
サシャ「はいっよろこんで!」ビシッ
クリスタ「うぅーんどれがいいのかなぁ……たくさんあって迷っちゃう」フムム
サシャ「ユミルは大人っぽいですから、落ち着いた色の方がいいですかね?」
クリスタ「うん、でも落ち着いた色でも可愛いのがいいなー……あっ!サシャ!そこの路地のとこに露店があるよ!」ユビサシ
サシャ「あ!あそこにもありそうですね!見てみましょうよ!」ダッ
クリスタ「あっまってサシャ!」タタタッ
-
- 80 : 2013/11/28(木) 00:23:42 :
サシャ「ほら、可愛いのがいっぱいありますよ!」
クリスタ「本当だ!すいません、ちょっと見てもいいですか?」
「おう、好きに見な」
クリスタ「ありがとうございます!」
サシャ「クリスタ、これなんかどうですか?」クイクイ
クリスタ「ん?どれー?あ!可愛いかも!」
キャッキャッ
「……」チラッ
男5「」ニヤッ
-
- 81 : 2013/11/28(木) 00:24:10 :
男1~3「」コソコソ
男1~3「」ガシッ
サシャ「!?」モガモガ
クリスタ「!?」モガモガ
男5「ほら、ねえちゃん達大人しくしろよ」ケラケラ
サシャ「んんーっ!?んんんー!!」ジタバタ
クリスタ「ん!んん!?んんんんーっ!!」ジタバタ
男1「」ガシッ
男2「暴れるなよ!」
男3「おい、こっちだ早くしろ!」
-
- 82 : 2013/11/28(木) 00:24:37 :
サシャ(なんなんこの人達!?何する気なんや!?)ジタバタ
クリスタ(やだ!こわいよ!つ、連れて行かれちゃう!!)ジタバタ
サシャ(嫌や!路地に入ったらもう逃げられん!!く、首がしまって苦し……あ!そうや!)
ガクッ
クリスタ(力が強くて抵抗できな……く、首が、苦しっ……)ガクッ
男5「あ!おい気絶させてんじゃねぇよ」
男3「いいじゃねぇか別に移動し易くなったんだからよぉ」ズルズル
男2「ハッそれもそうだな」ズルズル
男1「早く行くぞ」
サシャ(よし、誰も演技だと気づいとらんね!どこに行くんやろ……)
サシャ(クリスタは……)チラッ
クリスタ「」チーン
サシャ(本当に気失ってるみたいやね。何とかして起こさんと)
-
- 83 : 2013/11/28(木) 00:25:16 :
---------------
サシャ(よかった、さっきの所からあんま離れとらん)ホッ
サシャ(クリスタは大丈夫やろか……)チラッ
クリスタ「う、うーん…」ピクッ
サシャ(気がついたみたいやね……よかった)
サシャ(さぁ……どうしたらええか……)ウーム
サシャ(ミカサとユミルは探してくれとるのやろか)
男5「あ?目覚めたのか?」
男4「さっきみたいに痛い目見たくなかったら大人しくしてろよ」
サシャ「」コクコク
クリスタ「」ガクガク
サシャ「クリスタ、大丈夫ですか?」ヒソヒソ
クリスタ「」コクン
サシャ(大丈夫じゃなさそうやな……)
サシャ(なんとかしてこっちの位置を知らせんと)キョロキョロ
男3「キョロキョロすんな。今更助けを呼ぼうったって無駄だぜ?」
男4「だな。ここまでくればどんな大声出しても周りには何も聞こえねぇな」ハハッ
男5「おい、1と2、路地の入り口みはっとけよ。邪魔がはいんねぇようにな」
男1、2「りょーかい」スタスタ
-
- 84 : 2013/11/28(木) 00:25:45 :
サシャ(口は塞がれてないから声は出る)
サシャ(今はこの人達の注意も逸れとる)
サシャ(解くなら今や!)
サシャ(解くのは無理でも耳がいいミカサになら声だけでも……)
サシャ(……よしっ)
サシャ「ふ……」
クリスタ「?」
サシャ「ふんぬらばああああああ゛あ゛あ゛!!!」ガバッ
一同「」ビクッ
クリスタ「さ……サシャ?」
サシャ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ググググッ
男5「こいつっ……!いきなり力入れやがって!!」
サシャ「あ……あ…あ…うあぁ……」ガックリ
一同「……」
一同(ええ……)
クリスタ(サシャどうしちゃったんだろう……)
-
- 85 : 2013/11/28(木) 00:26:27 :
サシャ(駄目や……さすがに2人に押さえられとると適わん……)グッタリ
サシャ(声……聞こえたやろか……)
男3「なんだこいつ」
男4「抜け出そうとしたのか?なかなか面白い奴だな」ケラケラ
サシャ!サシャ!イルノ?
クリスタアアアアア!!イルナラヘンジシロォ!
サシャ(ハッこの声は間違いなくミカサとユミル!)
サシャ(他の人には……)チラッ
サシャ(聞こえとらんみたいや……)
男5「さて、何して遊ぼうかぁ?」ニタニタ
クリスタ「ひっ」ビクッ
男3「良い表情だねぇ……ま、時間はたっぷりあるからゆっくり楽しもうねぇ?」ニタニタ
-
- 86 : 2013/11/28(木) 00:26:54 :
ハアア゛ア゛ア゛ッ!!
ウガッ!? ガハアッ!?
男4「あ?なんだなんだ?」ギョッ
サシャ(き、来たああああ!!)
サシャ「ミカサーっ!ユミルーっ!」
クリスタ「き、来てくれたんだ……!」ウルウル
男5「ちっ……めんどくせぇなぁ!!」
---------------
----------
-----
-
- 87 : 2013/11/28(木) 00:27:41 :
アルミン「そんなことが……無理やり連れていかれたなんて……」
エレン「随分手荒なことするんだな」
サシャ「はい……本当にどうなることかと……」
アルミン「サシャがミカサの耳に賭けたのが正解だったんだね!」
クリスタ「そうだよ!サシャが叫んでくれなかったら……私……」ブルブル
ユミル「よしよし、怖かったろクリスタ」ナデナデ
ミカサ「サシャの機転のおかげで私も2人を見つけられた」
サシャ「えへへ、ミカサは耳がいいですからね、きっと聞こえるだろうと思ったんですよ」フンス
エレン「ユミルは聞こえなかったのか?」
ユミル「ああ、全く」
クリスタ「ミカサすごいね!本当にありがとう!」
サシャ「ありがとうございました!!」
ミカサ「どういたしまして。話を聞く限り、本当に間にあってよかったと思う……」
-
- 88 : 2013/11/28(木) 00:28:07 :
ユミル「それはそうだな……まぁ今日のことは目を離した私らにも落ち度はあるな。前みたいに知らない奴にフラフラ付いてったのかと思ったわ」
アルミン「そんなことがあったの!?」
サシャ「は、はい……恥ずかしながら……」ポリポリ
クリスタ「そうそう、サシャったら、美味しいもの食べさせてくれるって言われたからって連れて行かれそうになったのよ?」クスクス
ミカサ「! だからユミルは……」
ユミル「出かける前のミカサに忠告しといたんだ。サシャから目を離すなって」
エレン「そ、そうだったのか……」
ユミル「間一髪で間に合ったからな。連れ去られかけただけで済んだ」
アルミン「サシャと出かけるときは注意しないとね」クスクス
ミカサ「ええ、私も今日身を持って体感した」クス
サシャ「うう……お恥ずかしい限りです……」シュン
クリスタ「サシャ、これから気をつけようね?」
ユミル「お前もだぞークリスタ!」ワシャワシャ
クリスタ「キャッ!?やめてよユミルー!」
アハハハ
-
- 89 : 2013/11/28(木) 00:28:32 :
アルミン「そうだ、みんなこれからどうするの?」
クリスタ「私達は…今日はもう帰ろうか?私なんだか疲れちゃった……」
エレン「まぁあんなことがあった後だしな!」
ユミル「そうだな、私らはもう帰るわ」
アルミン「ミカサとサシャは?」
ミカサ「私は大丈夫だけど、サシャは……」
サシャ「そうですねぇ……本当はもう少しいたかったですけど、私も少し疲れちゃいました」
アルミン「それなら今日はもう帰ったほうがいいよ。きっとサシャもクリスタも自分が思っている以上に疲れてるからさっ」ポンポン
ミカサ「そう、今日はもう帰ろう」
サシャ「ごめんなさいミカサ……私から誘ったのに…」グスン
ミカサ「大丈夫。また一緒に来ましょう?」ナデナデ
アルミン「僕たちももう帰るから、みんなで帰ろうか?」
クリスタ「そうだね、そうしよう!」パアァ
アルユミ(天使!)
エレン「よーっし!じゃあ、帰るか!」ノビー
-
- 90 : 2013/11/28(木) 00:29:21 :
アルミン「ミカサ、すごい荷物だね?少し持とうか?」
ミカサ「ありがとう、アルミン。それじゃあこれをお願い」つ袋
アルミン「任せてよ!」チラッ
エレン「?」
アルミン「……」チラチラ クイクイ
エレン「!」
エレン「み、ミカサ!俺も手伝うぞ!」
ミカサ「エレンがそんなこと言うなんて珍しい」クスッ
エレン「なっ、い、いいから貸せよほら!」パシッ
ミカサ「ありがとうエレン」ニコッ
エレン「っ!」ドキッ
エレン「お、おう!」ドキドキ
アルミン「」ニヤニヤ
エレン「なっなんだよアルミン!」
アルミン「え?なんでもないよー」シレッ
エレン「ったく……」ムスッ
---------------
----------
-----
-
- 91 : 2013/11/28(木) 00:29:46 :
---------------夜 女子寮
サシャ「改めて、今日はご迷惑をお掛けしました……」ペコリ
ミカサ「サシャ、気にしすぎ」ムー
サシャ「でも!」
ミカサ「もういいから、謝っちゃだめ」メッ
サシャ「はい…わかりました」シュン
ミカサ「そういえば」
サシャ「?」
ミカサ「サシャにお菓子を買ってあげられなかった」シュン
サシャ「ああ、いいんですよそんなの!」
ミカサ「今度街に行ったときにしましょう」ウフフ
サシャ「ありがとうございます!」キラキラ
-
- 92 : 2013/11/28(木) 00:30:16 :
ミカサ「今日の服のお礼。サシャのおかげで良いものが沢山買えた。ありがとう」ナデナデ
サシャ「よろこんでいただけてよかったです!あ!」
ミカサ「?」
サシャ「見てくださいこれ!」ゴソゴソ
サシャ「実は私もミカサとおそろいのパーカー買っちゃいました!」ジャーン
ミカサ「! そうだったの?」
サシャ「これなら普段から着られますし!次に出掛けるときは一緒に着ていきましょうね?」ワクワク
ミカサ「ええ、今から楽しみ。そうだ、今度出掛けるときはジャンに何かプレゼントを買いましょう」ウフフ
サシャ「えっ?ええっ!?///」カアァァ
ミカサ「今日は私がプロデュースしてもらった。ので、次は私がサシャの力になる番」フンス
サシャ「うぅー…わかりました、お願いします///」
-
- 93 : 2013/11/28(木) 00:30:44 :
ミカサ「ふふっ ーーさぁ、明日から勉強頑張るんでしょう?それに備えて今日はもう寝ましょう」
サシャ「げっ!すっかり忘れてましたよ……」ドヨーン
ミカサ「一緒に頑張りましょう?」ニコッ
サシャ「そうですね!今日はミカサの笑顔をたくさんあって見られたので明日からまた頑張れそうです!!」フンス
ミカサ「ありがとうサシャ。おやすみなさい」
サシャ「はい!おやすみなさい!」
ミカサ(今日はいろいろあったけど楽しかった)モゾモゾ
ミカサ(……これからは、たまには女の子らしく、服にも気を遣ってみよう)
ミカサ(自分ではまだよくわからないけど、せっかくサシャに教えてもらったのに何もしないのはもったいないし……)
-
- 94 : 2013/11/28(木) 00:32:29 :
サシャ(ミカサもあんなに笑う子だったんや)
サシャ(ミカサの笑顔はかわええの……)ホワホワ
サシャ(トラブルもあったけど……)
サシャ(今日のミカサをプロデュース作戦、成功やね!)ガッツ
おわり
-
- 95 : 2013/11/28(木) 00:33:16 :
- これで一応本編はおわりです!
以下おまけ
-
- 96 : 2013/11/28(木) 00:33:53 :
- おまけ
アルミン「ミカサ、随分たくさん買ったんだね?」
ミカサ「ええ。サシャに選んでもらった」
エレン「へぇ、サシャもそんなことすんのか。食べ物にしか興味ないと思ってたぜ」ケラケラ
ミカサ「エレン、その言い方はサシャに失礼」メッ
アルミン「そうだよエレン。サシャだって女の子なんだから」ウフフ
エレン「あ、ああ。すまん」
アルミン「どんなの買ったの?」
ミカサ「それは秘密。今度出掛けるときのお楽しみ」ウフフ
アルミン「じゃあ次の休暇はどこか遊びに行こうよ!」
ミカサ「ええ、是非そうしたい。エレンもいいでしょう?」
エレン「いや、俺は自主練すr」
アルミン「エレン、せっかくなんだから行こうよ行こうよ」グイグイ
ミカサ「そう。訓練ばかりでは体がもたない。だからエレンも行こうそうしよう」グイグイ
エレン「わ、わかったよ!ったく……」ハァ
ミカアル「」クスクス
-
- 97 : 2013/11/28(木) 00:34:42 :
ミカサ「本当は今日2人に何かプレゼントをあげようと思っていた」
アルミン「プレゼント?どうして?」
ミカサ「特に理由はない。強いて言えば……日頃の感謝を込めて?」
エレン「なんだよそれ」ハハッ
アルミン「ミカサらしいや」クスクス
ミカサ「だから今日あげられなかったからまた今度」
アルミン「ふふっありがとう」ニコッ
ミカサ「どういたしまして」ニコッ
エレン「……」
ミカサ「荷物をありがとう。部屋に置いてくるからここまでで大丈夫」
アルミン「そう?じゃあハイ、これ」つ袋
エレン「ん」つ袋
ミカサ「2人ともありがとう。じゃあまた夕食の時に」フリフリ
アルミン「うん!」フリフリ
エレン「おう、後でな」フリフリ
-
- 98 : 2013/11/28(木) 00:35:41 :
アルミン「……」
エレン「……」
エレン「ミカサ、あんな風に笑えるようになったんだな」
アルミン「エレンが気がつくとは……」
エレン「なんだよそれ?俺だって小さい頃から毎日みてるんだぞ。それぐらい分かる」ムッ
アルミン「はは、ごめんごめん。 ーーでも本当だね。なんか女の子らしくなった感じがするよ。ミカサの新しい服早く見てみたいなー」ルンルン
エレン「……だな。まぁ服くらいでそんな変わるとも思えねぇけどな」
アルミン「……エレン、君はもう少し素直になった方がいいよ」ハァ
エレン「何がだよ?」
アルミン「今日ミカサの笑顔みて何か思わなかったの?」
エレン「べ、別に俺はーーーーー」
エレン「……そうだな……もっと見たいと思った…かもな」
おまけおわり
-
- 99 : 2013/11/28(木) 00:37:44 :
- 本当におわりです!
次は続編として試験勉強編でも書きたいと思ってます!
ここまで見て下さった方ありがとうございました!
-
- 100 : 2013/11/28(木) 14:22:06 :
- ほのぼのとしていてスゴく良かった!!
人物の様子が分かりやすかったし、回想の入れ方も良かったと思います。もちろんストーリーも面白かった!文章が自然だから原作との違和感も無くて、書き溜めてあるから読んでいてストレスも感じない最高の出来だと思います。逆に俺は違和感があるってよく叩かれる文章を書いてる者です。よかったら、そんな俺の書いた文章にあるぱかさんからも感想頂けると嬉しいです。これからの続編も期待しています!!
-
- 101 : 2013/11/28(木) 20:40:28 :
- >>100
ありがとうございます!!
むっちゃ嬉しいです!
私もまだまだ精進します……
カンタさん、そんなに自分の作品を卑下しちゃだめですよ(´・ω・`)
私もカンタさんの作品楽しみにしています!
-
- 102 : 2013/11/28(木) 23:09:30 :
- ・・・ジャンサシャは!?
-
- 103 : 2013/11/28(木) 23:42:08 :
- >>102
ご安心ください!
後々ちゃんといれますよ♪
-
- 104 : 2013/12/01(日) 08:34:09 :
続きです↓
http://www.ssnote.net/archives/3803
-
- 105 : 2013/12/08(日) 02:20:38 :
- めっちゃ面白かったです!!
ミカサの新しい服を来てドキドキが止まらないエレミカミカエレ的なの妄想しちゃいますwww
続編今からみてきます!!
-
- 106 : 2013/12/08(日) 08:38:03 :
- >>105
ありがとうございます!
後々どうなるかはお楽しみです笑
-
- 107 : 2014/02/15(土) 08:38:45 :
- ミカサかっこいい!!
キャラの掘り下げといいますか、きちんと特徴を捉えておられて、全く違和感がなく、進撃の中にあってもおかしくない話だなあと思いました♪
また続きを読ませて頂きますね(*^^*)
楽しみです♪
-
- 108 : 2014/02/15(土) 09:15:54 :
- >>107
ありがとうございます!
そんな風に思っていただけるなんてとてもとても嬉しいです(´▽`)
続きも楽しんでいただけたら幸いです☆
-
- 109 : 2020/10/28(水) 13:59:15 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
ほのぼの104期(ときどき+α) シリーズ
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場