この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
~selectroad~
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- 1 : 2015/05/01(金) 16:26:29 :
- 初めての方は初めまして。久しぶりの方は久しぶりです。
祝!ギャグ以外にも書こうと思います!今回の題名はセレクトロードと読みます。
個人の解釈ですが"選ぶ道"という意味を込めています。
なかなか至らない点もあるかもしれませんが、どうぞ最後までお付き合いください!
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- 2 : 2015/05/01(金) 16:34:47 :
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僕は君が好きだった
あの時、僕は君に出会っていなければ君はこんなことに巻き込まれないで済んだのかもしれない
でもそれは運命なんだ。人は生まれつき運命は決まっている。
そんな運命知ったこっちゃないと思った
かもしれない。でも彼女は違った。
彼女は自分の運命をしっかり受け止め、最期まで戦い続けた…僕はそれをただ見ているだけだった。
だけれど彼女はこう言って力尽きた…
『自分のやってることに誇りを持つといいわ…頑張って。貴方のやっていることは正しいことなのよ』
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- 3 : 2015/05/01(金) 16:56:45 :
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––––––––––––これは僕の大好きな人が亡くなるまでのまでのお話––––––
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- 4 : 2015/05/01(金) 17:05:16 :
僕はあの時は中学生だった。
小学校から虐められていた僕はそれを親にも、先生にも伝えられなかった。伝えたらやられると思っていたんだ。
僕はだから必死に耐えていた。
友達なんているわけがない…中学になってもイジメは続いていた。だから友達なんていらないと思っていた。そんな時に彼女が話しかけてきた。
「ねぇ、貴方名前は?」
「へ?」
「名前よ。名前」
僕は初めてのことに動揺を受けた。そのことと同時に、僕はこの人にも利用されるんじゃないかと疑心暗鬼になっていた。
だから…
「ッ!」ダッ‼︎
逃げるしかなかったんだ
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- 5 : 2015/05/01(金) 17:12:08 :
屋上まで来た僕は気付いたことがあった
彼女は自分を気遣ってくれたのではないのか?利用ではなく、助けてくれようとしたのではないか
ただ同時にもう逃げてしまったらどうしようもないと、落ち込んだ。そちらの気持ちの方が強かったんだ。
「はぁ…」
僕は大きなため息をついて、心底自分を呪った。
だけど彼女には諦めるという言葉は無かった
「やっぱりここにいたのね」
僕はギョッとした。逃げたから叩きのめされると思い、咄嗟に身構えた。身構えても敵わないことは知っていたのに…
でも、彼女は歩みを止めずこちらへ向かいこう言った
「逃げなくていいから。ね?安心して話してよ」
笑いながらそう言ってくれた。
僕はその時に感激のあまり男なのに泣いてしまった。
彼女はその時びっくりしたと言っていた。
少し悪いことをしてしまったと思っている。
届くかはわからないけど、あの時はありがとう。嬉しかったよ
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- 6 : 2015/05/01(金) 17:31:12 :
- 期待でーす
破壊神木戸さんのss大好きです!
執筆頑張ってください!
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- 7 : 2015/05/01(金) 17:32:03 :
- >>6
期待ありがとです!
自分のssが大好きだなんてそんな///
ありがとうございます!頑張ります!
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- 8 : 2015/05/02(土) 08:56:07 :
- 期待です!頑張ってください!!
続き気になります!
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- 9 : 2015/05/02(土) 21:56:14 :
- 期待しています
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- 11 : 2015/05/04(月) 03:02:59 :
そうそう。こんなこともあったね。
僕達が中学2年生にあがったころだったかな?
僕が怖い先生の授業の宿題を忘れてしまって変に緊張してた時に、彼女は少し離れていたのに宿題を見せに来てくれた。
あの時は本当に助かったよ。
君は今どうしているんだい?
僕みたいに呼吸はしていない。
僕みたいに歩いたり、考えたりもしていない。
君はただ、寝転んで静かに笑っているだけじゃないか……
僕は君に会いたいよ。
会いに行きたいけど、会いに行けない。
だって僕と君がいるところは今は違うんだから–––––––––
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- 12 : 2015/05/04(月) 03:20:48 :
今すぐにでも会いたい。でも君が言った言葉は忘れない。死に際に言った一言。それが今の僕を動かしてるんだよ?
僕は君に会えて、本当に幸せだった。
お付き合いを始めて、5年後の20歳のときに君の方からの逆プロポーズ。あれはビックリしたよ。
でも、同時に嬉しくもあった。
結婚っていうのは始まりでもあり、終わりでもあるんだよね?
それなら僕は始まりだったかな。
僕はもうそこにはいない君のこと…こんな風にたまに思い出してみようと思うんだ。
僕達の子供は無事に生まれたよ。
君が命を落としてまで産み落としたこの赤ん坊は僕が守り通してみせる。
中一の頃の僕とは違う。精一杯頑張るよ。
僕の選んだ道はこの道だから––––––
~selectroad~END
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