このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
苗木「意味がわかると?」モノクマ「怖い話だよ~!」
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- 1 : 2015/04/06(月) 13:39:56 :
- ホラーをやれとゼウスのお告げがあったのでやっていきます。
ここで載せる意味がわかると怖い話は全てネットで見つけたもので、解説は私が考えたものです。
では、よろしくお願いします。
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- 2 : 2015/04/06(月) 13:54:06 :
- 苗木「えっと、どういうこと?」
モノクマ「まぁようは、オマエラにはこれから意味がわかると怖い話大会をしてもらいます!ってこと」
大和田「あぁ?なんで俺たちがんなことしなきゃいけねーんだよ」
モノクマ「あのねぇ、ボクオマエラに言ったよね、コロシアイをしてもらいますって」
モノクマ「なのにオマエラちっとも殺らないじゃん!動機もあげたのに!」
舞園「そんなこと言われても…」
モノクマ「それどころか仲良くなってるし!絶望しろよコラ!」
セレス「ですが…住めば都という言葉もありまして」
朝日奈「案外居心地いいんだよね!プールもあるし!」
大神「上質のプロテインも揃っている」
石丸「望めば授業もあるしな!」
不二咲「一生ここもいいかなぁって」
モノクマ「オマエラ適応しすぎ!」
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- 3 : 2015/04/06(月) 14:09:08 :
- モノクマ「ほんと…不自由はさせないって言ったらこのありさまだよ…」
モノクマ「うるさいから全部の階を解放しちゃったし…」
霧切「閉じられた部屋もあったけどね」
モノクマ「どうやったらオマエラを絶望させられるかって考えて…」
モノクマ「そこで意味がわかると怖い話大会を開けばいいって思ったんだよ!」
腐川「ど、どうでもいいけど…なによ意味がわかると怖い話って…」
桑田「え?マジで言ってる?」
モノクマ「ふーむ、じゃあ…苗木クン説明!」
苗木「えぇ!?」
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- 4 : 2015/04/06(月) 14:18:40 :
- 苗木「えーと、意味がわかると怖い話っていうのは一見なんでもない話に見えるけどその意味がわかるとすごく怖い話になるっていうことだよ」
十神「で、俺たちにその話をしろと?」
山田「なかなかにホラーな時間になりますな…」
モノクマ「じゃ、お昼に体育館ね!」
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- 8 : 2015/04/07(火) 06:55:09 :
モノクマ「さて…」
モノクマ「オマエラ全員そろったかな?」
江ノ島「まぁ一応…」
葉隠「俺は無理やりつれてこられたべ…」
モノクマ「全員参加が義務づけられてるからね!」
石丸「それより早く照明をつけたまえ!こう暗くては怪我をしてしまうぞ!」
モノクマ「怖い話するときゃ暗い部屋だろが!」
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- 9 : 2015/04/07(火) 07:05:53 :
- モノクマ「じゃあ、意味がわかると怖い話大会、略して意味怖大会のルールを説明するよ」
モノクマ「くじ引きで決めた順番でそれぞれが意味がわかると怖い話をして、終わったら自分の前にあるろうそくを消してね」
苗木「百物語じゃないんだから…」
モノクマ「今回は十六物語なんだよ!」
セレス「だとしても…わたくしたちは15人ですわよ?」
モノクマ「大トリはボクだからだよ…」
山田「大トリってことは…すごく怖い話が…!?」
葉隠「オ、オカルトは信じねーぞ!」
モノクマ「じゃ、この割り箸のくじを一人ずつひいてねー!」
十神「どこかで見たような気がするんだが…」
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- 10 : 2015/04/07(火) 07:09:43 :
- モノクマ「うぷぷ…全員引き終わったようですね」
モノクマ「じゃあ意味怖大会スタート!」
モノクマ「最初は…>>11か!」
話す順番は安価で決めます。
ちなみにモノクマは大トリなので安価には出さないでください。
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- 11 : 2015/04/07(火) 07:34:53 :
- アポ
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- 12 : 2015/04/07(火) 11:10:13 :
- モノクマ「最初は…桑田クンか!」
桑田「うわオレかー…」
大和田「怖ぇーのにしろよ」
舞園「怖くなかったら千本ノックですよ?」
桑田「今ゾクッてきたんだけど…」
桑田「じゃあいくぞ?」
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- 13 : 2015/04/07(火) 11:48:37 :
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俺が去年某洋楽バンドのライブに行った時の帰りの話。
俺と友二人(仮にA・Bとする)の計三人で行って、ライブ終了後、テンション最高潮で帰ってたんだよ。
そしたらAが後ろから誰かに肩を叩かれたんだ。
振り返ると、80歳くらいの背の小さい腰の曲がったばあちゃんが立ってたんだよ。
なにかな、道に迷ったりでもしたのかな?とか色々思いを巡らしてたら、そのばあちゃんはこう言ったんだ。
「私、死にそうに見えます?」って
一瞬「は?」ってなったんだが なんかばあちゃんの目が虚ろですごく怖くなって返事もしないでその場を去ったんだ。
しばらく歩いてから、みんなで
俺「怖っなにあれwww」
B「お化けかと思ったぜww」
A「俺、肩叩かれた時、逆ナンかと思ったよwww」
俺・B「ねーよwww」
とか半ば笑い話的に話をしてたんだよ。
だけど、話してる途中で気付いちゃったんだよ。
さっきの一言で気付いちゃったんだよ。
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桑田「ヒントは…背の小さい腰の曲がったばあちゃん、だな」
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- 16 : 2015/04/08(水) 07:06:35 :
- 桑田「わかったか?」
葉隠「いやさっぱり」
江ノ島「アンタ…ほぼ全員わかってるんだけど」
葉隠「マジでか!」
モノクマ「まぁわかってようがわかってまいが関係ないけどね!じゃあ桑田クン解説言っちゃってくださーい!」
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- 17 : 2015/04/08(水) 07:16:48 :
- 桑田「あー、ようは…Aの肩叩いたのは背の小さい腰の曲がったばあちゃんだ」
桑田「でも普通に考えて無理だろ?Aがよっぽどチビじゃないかぎり」
桑田「じゃあ、肩叩いたのは誰だ?ってことだ」フッ
朝日奈「えっ、それだけ?」
桑田「んだよなんか文句あるのかよ」
苗木「ボク幽霊とかが肩叩いたんだと思ったんだけど…」
桑田「んなオチなんて勝手に考えろよ!」
モノクマ「コラケンカしない!」
モノクマ「まぁいい感じのスタートだったね、この調子で次もいこうか!」
モノクマ「次は…>>18だね」
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- 18 : 2015/04/08(水) 07:42:11 :
- 朝日奈
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- 19 : 2015/04/08(水) 13:15:04 :
- モノクマ「次は…朝日奈さんだね」
朝日奈「わかったよ、怖いかどうかはわかんないけど」
大神「お主が怖いと思ったならそれでいい」
不二咲「怖すぎるのもいやだけど…」
朝日奈「じゃあいくよ?」
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- 20 : 2015/04/08(水) 13:30:03 :
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夏休みってことで彼と遊園地のお化け屋敷に入った。
私はとにかく怖がりで、中が真っ暗なだけでもうガクブル。
終始、彼の腕を肘ごと抱え込んで、目もつぶって俯きながら歩いた。
彼は「こんなん作りもんじゃんw」って言うんだけど、私はもうキャーキャー叫びまくり。
目をつぶってて何も見えないから彼がたまに「うわっ」とか言うだけでビクビクしてしまった。
最後の方なんて「もう少しだから頑張れw」なんて彼に背中をさすられながら半泣きで、何とか出口まで歩いた。
外に出て彼の腕を放すと、くっきりと私の手形が付いてて、どんだけだよ自分w
と、あまりのヘタレっぷりに笑ってしまった。
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朝日奈「ヒント…この話でやってることを実際にやってみるとわかる…かも」
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- 23 : 2015/04/08(水) 16:07:52 :
- 朝日奈「ねぇねぇ!どうだった?」
山田「リア充爆発しろ」
苗木「いやそういうことじゃないでしょ!?」
山田「リア充でしょーがー!お化け屋敷でイチャイチャとか!」
舞園「そこよりもこの話の意味の方が大事だと思いますよ?」
モノクマ「舞園さんの言うとおりです、リア充への呪いなら部屋でやりなさい」
山田「む、むぅ…」
モノクマ「じゃあ朝日奈さん、解説しちゃってくださーい!」
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- 24 : 2015/04/08(水) 16:53:41 :
- 朝日奈「この人は怖いから彼氏さんの腕を抱えてたんだよね」
朝日奈「でも、実際にやるとわかるんだけど腕抱えられたまま背中さすろうとしてもできないんだよね」
朝日奈「ならもしかして背中さすったのって幽霊?って話」フッ
大和田「こっちはオチ決まってていいな」
セレス「あれはリドル・ストーリーですらありませんでしたし」
桑田「なんでオレフルボッコにされなきゃいけねぇんだよ!」
モノクマ「まぁアポが吠えるのも無視しといて」
桑田「アポってなんだ!」
モノクマ「次は>>25かな」
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- 25 : 2015/04/08(水) 17:18:06 :
- 山田
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- 26 : 2015/04/08(水) 18:44:34 :
- モノクマ「次は山田クンかな」
山田「拙者の出番ですかな?」
腐川「ア、アンタの趣味のやつはやめなさいよね…!」
山田「む!アニメのどこが悪いんですか!」
腐川「意味不明だからよ…!」
十神「時間の無駄だ、早くしろ」
山田「では話しますぞ?」
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- 27 : 2015/04/08(水) 18:52:44 :
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最近なにかがついて来てる感じがするんだよなぁ。
今日なんて家の電話の受話器が外れて置かれてたんだよ。
俺一人暮らしなのに、マジ怖いって。
その時酔ってたからなんとなく受話器取ってみたの。
『シーン……』
まぁそうだよなw
そんで今はお笑い番組見ながら一人酒、最高だ。
ん……?
おい……
やべぇじゃねぇか……!
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山田「ヒントですかな?受話器をとればわかるはずですぞ」
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- 31 : 2015/04/09(木) 07:03:47 :
- 山田「どうですかな?僕の話は」
石丸「うむ!なかなか簡単だな!」
山田「えっ」
霧切「確かに」
山田「ちょっ」
モノクマ「だいたいの人答えわかってると思うけど、山田クン解説言っちゃってくださーい!」
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- 32 : 2015/04/09(木) 07:17:04 :
- 山田「主人公は外れて置かれてた受話器を取ってみました」
山田「普通はツーツーと音がでるはずですな」
山田「しかしそのときはなにも聞こえなかった」
山田「つまりまだ通話中なんですよ!」フッ
十神「面白い発想を持っているなストーカーは」
大神「どういうことだ?」
十神「考えてみろ、性能は劣るが盗聴器のようなものだ」
霧切「仕掛けられた本人が気付きやすいわよ?」
モノクマ「色々考察はあるみたいですが、次いきましょうか」
モノクマ「次は>>33だね」
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- 33 : 2015/04/09(木) 07:20:03 :
- ちーたん
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- 36 : 2015/04/09(木) 13:21:33 :
- モノクマ「次は不二咲クンだね」
不二咲「僕かぁ…自信ないなぁ…」
大和田「心配すんなって!オメーなら大丈夫だ!」
石丸「そうだ!自信を持ちたまえ!」
不二咲「じゃあ…頑張るね…」
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- 37 : 2015/04/09(木) 13:32:52 :
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俺はものしりだ。
特に有名な人名などは世界一知っていると自負している。
そして今日は学校で友達に織田信長という人物を知っているか聞いてみた。
友達「は?誰?」
やはり難しかったかな。
先生にも聞いてみた。
先生「ん?誰だね?」
学校が終わり彼女にも聞いてみた。
彼女「いやいや、誰だし」
やはり難しすぎたのかな?
でも俺の尊敬する両親なら知ってるかも。
家に帰って聞いてみた。
親「あの…誰ですか?」
誰も知らないみたい。
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不二咲「ヒントかぁ…最後のセリフのおかしいところに気づけばわかるかなぁ?」
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- 39 : 2015/04/09(木) 14:16:32 :
- 不二咲「どうだったかなぁ?」
苗木「うん、結構よかったよ」
不二咲「えへへ…よかった…」
葉隠「なぁ…早く解説言ってくれよ…」
モノクマ「ウニ頭の葉隠クンがまちきれないみたいなんで」
葉隠「ウニ頭とはなんだべ!」
モノクマ「不二咲クン解説言っちゃってくださーい!」
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- 40 : 2015/04/09(木) 14:22:51 :
- 不二咲「えっと…織田信長ってすごく有名だよね」
不二咲「でも誰も知らない…これっておかしいよね」
不二咲「それで両親が主人公に言った『誰ですか?』…」
不二咲「これから考えると、誰も主人公のことを知らないってことかな…」フッ
桑田「どんなやつだよ…」
江ノ島「どうかしてんじゃん…」
モノクマ「世の中にゃ頭がアレな人がいるからね!」
モノクマ「さて、次は>>41だね」
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- 41 : 2015/04/09(木) 14:29:33 :
- 苗木
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- 44 : 2015/04/09(木) 18:53:20 :
- モノクマ「次は苗木クンだね」
苗木「アハハ、ボクかぁ」
霧切「苗木君、期待してるわよ」
舞園「苗木君ならすごく怖い話知ってますよね?」
苗木「なんでそんなにハードル上げるの!?」
苗木「じゃあ話すよ?」
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- 45 : 2015/04/09(木) 19:14:02 :
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夏の人混みってうっとうしいよな。
蒸れるし暑いし。
今日も、仕事で疲れてるとこに帰宅ラッシュの電車でダメージ受けて、うんざりしながらマンションに帰ってきたんだよ。
エレベーターを待ってたのは、
おばさん、じいさん、小学生低学年くらいの男の子が2人、
男子高校生、黒いスーツの男、
背中にガキをおんぶして、幼稚園児の手を引いた若い母ちゃん。
次々に乗り込んで、最後に俺が乗った。
けど、ドアを閉めようとした時、白いワンピースの女がするりと乗ってきたんだよ。
で、『ブー』ってブザーが鳴ったんだよな。
定員が九人だからさ。
恥ずかしそうに降りようとするから代わりに俺が降りてやった。
彼女は「ありがとう」と小さく笑った。
それが可愛くてさ。
まぁ、単に俺は満員が狭くて嫌なだけだったんだけどw 得した気分w
そうそう、部屋に帰ってテレビつけたらニュースやっててさ、なんかどっかのOLが行方不明なんだって。
それが丁度この辺で、ゾッとしたおかげでちょっと涼しくなったわ。
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苗木「ヒントか…エレベーターの定員ってなにを基準にしてるんだっけ?」
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- 48 : 2015/04/09(木) 20:53:03 :
- 苗木「なるべく怖いのを選んだつもりなんだけど…」
舞園「それ以前にわからないんですけど…」
霧切「あら、私はわかったわよ」ドヤァ
舞園「」イラァ
モノクマ「うぷぷ…修羅場が繰り広げられてるけど苗木クン解説言っちゃってくださーい!」
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- 49 : 2015/04/09(木) 21:06:18 :
- 苗木「まぁ、そのまま読んじゃうとわからないと思うけどエレベーターの定員の基準がわかればわかるはずだよ」
苗木「エレベーターの定員って大人を基準にしてるんだ」
苗木「だから小学生低学年くらいの2人の男の子で大人1人分、幼稚園児と赤ちゃんはカウントされないって考えると…」
苗木「どう考えてもブザーが鳴るには大人1人分足りないんだよ」
苗木「じゃあ…もしかしてエレベーターの上に行方不明のOLが乗ってるんじゃ?って話」フッ
葉隠「死体と移動とかいやだべ!」
石丸「その死体はいつになれば発見されるのだね?」
苗木「いやわかんないけど…」
モノクマ「意味怖の深追いは禁句ですよ」
モノクマ「さて次は>>50だね」
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- 50 : 2015/04/09(木) 21:33:04 :
- 石丸
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- 52 : 2015/04/10(金) 06:45:04 :
- モノクマ「次は石丸クンだね」
石丸「ハッハッハ!待ちくたびれたぞ!」
大和田「んな話したかったのか兄弟?」
石丸「もちろんだ!ちょっとした知識が必要だからな!」
苗木「えぇー…」
石丸「では静聴せよ」
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- 53 : 2015/04/10(金) 06:58:41 :
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俺は会社から長い休暇をもらい、イギリスへ旅行することにした。
ホテルで寝ていると、なにやら外が騒がしい。
時間は深夜3時だ。
窓から顔を出してみると、このホテルで何か事件があったらしく、しかも犯人はホテルの2階にまだ隠れていると警察が叫んでいる。
自分がいるのは3階だ。
だが外を見る限り、2階以下のフロアはすでに警察が厳重に包囲しているようだ。
エレベーターも階段も使えそうにない。
俺は多少心配だったが、旅の疲れによる睡魔に勝てず、犯人が早く逮捕されることを祈りながらベッドに入った。
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石丸「ヒントかね?うむ…舞台はイギリスということだな!」
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- 55 : 2015/04/10(金) 18:11:44 :
- 石丸「どうだね?」
苗木「いや…」
大和田「わかんねぇ」
モノクマ「ふむ、難しいみたいですね、では石丸クン解説言っちゃってくださーい!」
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- 56 : 2015/04/10(金) 18:51:24 :
- 石丸「まず舞台はイギリスということだ」
石丸「警察が言った2階とはセカンドフロアのことだろう」
石丸「しかしイギリスは1階をファーストフロアとは言わず2階をファーストフロアと言う」
石丸「つまり犯人が立てこもっているのは彼がいる3階だ!」フッ
不二咲「そ、その人どうなっちゃったのかなぁ…」
石丸「人質にでもされたのではないかね?」
苗木「すごいこと言うねキミ…」
モノクマ「では次>>57かな」
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- 57 : 2015/04/10(金) 18:56:05 :
- 大和田
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- 58 : 2015/04/11(土) 13:25:06 :
- モノクマ「次大和田クンかな」
大和田「おう俺か!」
石丸「期待しているぞ兄弟!」
不二咲「僕も…」
大和田「よし、話してやる」
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- 59 : 2015/04/11(土) 13:39:21 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひき逃げにあって入院してたんだけど、やっと退院できた。
仲の良かった友達が家に遊びに来た。
友達「病院にお見舞いに行けなくてごめんな」
俺「気にすんなって」
友達「犯人の顔見たのか?」
俺「いや、いきなりだったから見てねぇんだ」
友達「そうか」
俺「お前も気をつけろよ」
友達「あぁ、じゃあそろそろ帰るわ。今度はちゃんとお見舞いに行くからな」
俺「ありがとう」
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大和田「ヒントだな、普通は言わねぇことを言ってることだな」
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- 63 : 2015/04/11(土) 15:55:39 :
- 大和田「どうだ?」
セレス「元々簡単な問題がヒントによってさらにわかりやすくなっていますが?」
大和田「わかりやすい方がいいだろうがよ」
セレス「読者は難しい問題を求めていますわ、現に>>…」
モノクマ「メタい話はやめる!大和田クン解説言っちゃってくださーい!」
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- 64 : 2015/04/11(土) 16:12:48 :
- 大和田「色々と思いつくけどな、多分こうだ」
大和田「普通の会話なんだがコイツのダチが『今度はちゃんと見舞いに行く』っつってんだ」
大和田「ようはコイツのダチはコイツがまた入院とかでもするのを知ってる」
大和田「だからコイツのダチがひき逃げの犯人だ」フッ
朝日奈「友達ひき逃げするって…どうかしてるよ!」
霧切「よっぽど恨みつらみがあったなら別だけど」
モノクマ「友情の散る瞬間ってやつだね」
モノクマ「じゃ、次>>65だね」
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- 65 : 2015/04/11(土) 16:44:45 :
- 霧切りさん
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- 66 : 2015/04/11(土) 19:05:31 :
- モノクマ「次霧切さんだね」
霧切「私の番ね」
苗木「霧切さん難しいの出しそうだなぁ…」
霧切「さぁどうかしら?」
霧切「それじゃ、話すわ」
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- 67 : 2015/04/11(土) 19:24:26 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
久しぶりに実家に帰ると、亡くなった母を思い出す。
母は認知症だった。
身の回りの世話を付きっきりでしていた父を困らせてばかりいた姿が目に浮かぶ。
そして今は亡き母の書斎に入った時、私は初めて違和感を覚えた。
母にプレゼントしたカレンダーが見つからない。
何気なくテーブルを漁ると、ハサミでバラバラにされた幾つかのカレンダーの切れ端が順序良く並んでいる事に気がついた。
母はどんなに呆けていても、私のプレゼントは大切にしてくれていたのに…と私はショックを受けた。
私は感傷とともに並べられた日付を整理した。
4/4 4/4 4/10 6/11 3/1 6/12 5/6 7/2 6/7 6/17 4/10 4/10 4/14 5/16
私は一枚だけ向きが逆になっている6/17に気づき、他の日付と同じ向きに変えていると、一階の父が私を呼んだ。
今日から五年振りの父の手料理が食べられる。
感傷を胸に押し込み、私は母の書斎を後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
霧切「ヒント…知識をフル活用すればどうかしら?」
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- 72 : 2015/04/12(日) 08:18:04 :
- 霧切「ふふ…」
苗木「いやあの…」
葉隠「わからんのだけど」
モノクマ「まぁ難しいよね、じゃあ霧切さん解説言っちゃってくださーい!」
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- 73 : 2015/04/12(日) 08:45:07 :
- 霧切「まずこの話の謎はカレンダーの切れ端ね」
霧切「で、この暗号を解くのに必要なものがあるのだけど…」
霧切「それが周期表」
霧切「理科の教科書なんかがあればそれに載ってると思うわ」
霧切「それで、これを元にして母の暗号を解くのよ」
霧切「4/4なら4月は縦の数字、4日は横の数字、それが重なる原子はTiって具合にね」
霧切「こうやっていけば『Ti Ti Ni Au Na Hg Mo Ra Re At Ni Ge Te』になるわ」
霧切「6/17は逆向きになっていたからTaになり、Hgは水銀の意味よ」
霧切「これを踏まえて暗号をローマ字読みすると…」
霧切「『父に会うな、水銀盛られた、逃げて』になる」フッ
十神「認知症だった割にはよくこんな暗号がつくれたな」
霧切「まぁそこが一番の謎よね」
モノクマ「ふむふむ、では次>>74だね」
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- 74 : 2015/04/12(日) 11:09:54 :
- 舞園
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- 75 : 2015/04/12(日) 11:28:36 :
- モノクマ「次舞園さんだね」
舞園「私ですね」
桑田「なんかある意味怖い話とかしそうだよな」
江ノ島「芸能界とか?」
舞園「うふふ…どうでしょう」
舞園「じゃあいきますよ?」
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- 76 : 2015/04/12(日) 11:46:50 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
男はアイドルAに夢中だった。
安月給のため余裕はなかったが、使える金は全てアイドルAにつぎ込んでいた。
写真集やCDの発売イベントには必ず顔を出し、その場でありったけの金を使うことが男の日常だった。
その日はアイドルAのバースデーイベントだった。
当然参加した男が握手待ちの列に並んでいるとアイドルAのマネージャーが話しかけてきた。
マネージャー「いつもありがとうございます」
毎回イベントに顔を出し写真集などを数十冊単位で購入していく男はすっかり顔馴染みになっていた。
マネージャー「Aもほんと喜んでるんですよ」
そう言われて内心嬉しくてたまらない男。
そしてようやく握手する番になった。
A「わぁ!ありがと~」
目の前でニッコリと笑いながら喜んでいる姿に男はこの上ない幸せを感じていた。
数日後、アイドルAは自宅前の路上でメッタ刺しにされて殺された。
犯人はあの男だった。
目撃証言から割り出され、抵抗することもなく逮捕された。
刑事「なぜあんなことをしたんだ」
刑事からの追求に男はポツリと呟いた。
男「ずっと暗かったから」
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舞園「ヒントですか?『ずっと暗かった』んですよ?さて、何がでしょう?」
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- 80 : 2015/04/13(月) 13:45:39 :
- 舞園「わかりましたか?」
桑田「えぇー…」
苗木「わかったとは思うんだけど…なにが?って事になっちゃうんだよね」
舞園「難しい問題が出せてよかったです」チラッ
霧切「」チラッ
モノクマ「恋敵との静かな戦いもいいけど、舞園さん解説言っちゃってくださーい!」
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- 81 : 2015/04/13(月) 13:57:16 :
- 舞園「結論から言っちゃいますけど、男は誕生日プレゼントに隠しカメラを仕掛けていたんです」
舞園「だけどそのカメラが『ずっと暗かった』」
舞園「自分の贈ったプレゼントが開けられないままにされている事を知った男はついに…」フッ
苗木「男のしたことも怖いけど、アイドルの対応も怖いね…」
桑田「ま、舞園ちゃんはこんなことしねぇよな?」
舞園「……」
桑田「えっ」
モノクマ「うぷぷ…さて、次は>>82だね」
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- 82 : 2015/04/13(月) 14:01:50 :
- 腐川
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- 83 : 2015/04/13(月) 20:08:04 :
- モノクマ「次は腐川さんだね」
腐川「なによ…どうせ、アタシのことだから汚らしい話でもすると思ってるんでしょ…!」
葉隠「被害妄想はいいから早く話してほしいべ…」
腐川「じゃあ…話すわよ…」
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- 84 : 2015/04/13(月) 21:29:42 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
彼女と連絡がとれない。
携帯に電話をかけても出ない。
アルバイト先は無断欠席が続いている。
家に行っても鍵がかかっていて留守のようだ。
繋がらない携帯に何度となく電話して、アルバイト先に様子を見に行き、彼女の家を訪ねる。
毎日毎日、この繰り返し。
明日あたり、彼女の家のドアをこじ開けて家の中の様子を見よう。
何か手がかりが見つかるかもしれないから。
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腐川「ヒント…?コイツの立場じゃ考えられないことね…」
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- 87 : 2015/04/15(水) 20:04:09 :
- 腐川「なに…どうせ、ブスらしい簡単な問題だと思ってるんでしょ…!」
葉隠「誰も思ってないべ…」
腐川「アンタの反応なんて求めてないわよ…!」
モノクマ「このままだと被害妄想大会になりそうなので、腐川さん解説言っちゃってくださーい!」
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- 88 : 2015/04/15(水) 20:17:42 :
- 腐川「まぁ…普通に読めばその彼女に何かあったってことだけど」
腐川「でもコイツの立場を仮に恋人だとすると、『ドアをこじ開ける』なんて発想おかしいわね…」
腐川「ならコイツは恋人なんかじゃなくストーカーなら筋が通るのよ…」フッ
葉隠「ストーカーだの殺しだの…物騒な話ばっかだべ」
苗木「まぁ意味がわかると怖い話って基本そういうのだからね…」
モノクマ「身近にありそうで困るよね」
モノクマ「じゃ、次>>89かな」
-
- 89 : 2015/04/15(水) 20:19:32 :
- かまs…十神
-
- 90 : 2015/04/16(木) 21:36:54 :
- モノクマ「次十神クンかな」
十神「やっと俺か」
腐川「ふふふふ…白夜様の出番よ…心して聞きなさい…!」
苗木「十神クンも難しいの出しそうだなぁ…」
十神「では俺が話すぞ、聞け」
-
- 91 : 2015/04/16(木) 23:24:17 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
姉を殺して両親や私にも怪我を負わせた兄が刑務所から手紙を寄越した。
『昨、風、年、夜』
『時計、照、没、常』
『逸、線、走、却』
『監、牢、舎、投』
手紙の消印は一昨日だ。
「鍵!!」
気付いてすぐ玄関に向かった母が悲鳴を上げた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
十神「わからんか?まぁ手紙をよく見ればわかるだろう」
-
- 93 : 2015/04/18(土) 13:03:51 :
- 十神「フン…」
苗木「確かに難しいけど…霧切さんよりは…」
江ノ島「霧切よりはねぇ」
腐川「アンタらぁ…!」
モノクマ「期待はしてなかったけどね、十神クン解説言っちゃってくださーい!」
-
- 94 : 2015/04/18(土) 13:29:43 :
- 十神「まずこの手紙はクイズのようなものだ」
十神「全ての漢字に当てはまる漢字を入れれば兄の真意がわかる」
十神「最初の一文には『今』、次は『日』その次は『脱』最後が『獄』だ』
十神「繋げれば『今日脱獄』消印は一昨日、つまり兄は一昨日脱獄し、家に向かっている」
十神「まぁもう来ているがな」フッ
江ノ島「その兄ってのもよく戻ろうと思ったよね」
セレス「受け入れられる訳がないでしょうに」
モノクマ「よっぽど思い入れでもあったんじゃない?」
モノクマ「次>>95だね」
-
- 95 : 2015/04/18(土) 13:33:23 :
- 残姉ちゃん
-
- 96 : 2015/04/18(土) 14:18:00 :
- モノクマ「次残n…江ノ島さんだね」
江ノ島「あれあたし?」
苗木「江ノ島さん頑張ってね」
江ノ島「え、うん…いや頑張るとかないし!」
江ノ島「じゃあ話すよ?」
-
- 97 : 2015/04/18(土) 14:53:51 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺がいた組織ではな、訓練が始まる前、全員に子犬が配られるんだ。
その子犬と寝食を共にし、一緒に訓練過程を消化していく。
1日分の食料と水、ペイント弾を装填したMP5を背負って森に放り込まれる。
雨の中泥の中での一週間の殺し合い演習、ペイント弾を喰らえば即、脱落
犬と言ってもな、辛い地獄のような訓練を共にすれば仲間意識が芽生えてくるもんだ。
どんなに辛い環境でも、小さな命が近くにいるというだけで安心できる。
相棒のようなものだったよ、本当に
で、訓練最終日、与えられた最後の訓練内容はなんだったと思う?
それまでの地獄のような訓練を生き抜いてきた奴の大半がそこで脱落していった。
訓練内容に納得できずに泣き出す者、嗚咽をこらえて動かない者、教官に殴りかかる奴までいたよ。
だが俺は食った、無心でな
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
江ノ島「ヒント?えっと、なに食べたと思う?」
-
- 100 : 2015/04/18(土) 20:04:30 :
- 江ノ島「どんな感じ?」
苗木「いいと思うけど…あんまり聞いたことない話だね」
舞園「確かに聞いたことないですね」
江ノ島「あぁそれは…」
モノクマ「ストップ!ストップ温暖化!」
モノクマ「これ以上喋らせるとネタバレになるので、江ノ島さん解説言っちゃってくださーい!」
-
- 101 : 2015/04/18(土) 20:15:59 :
- 江ノ島「地獄のような訓練を消化してきた人たちの大半が脱落って相当辛い訓練だよね」
江ノ島「その辛い訓練と子犬の関係を考えていくと」
江ノ島「最後の訓練内容は『自分の子犬を食べる』ってことだよ」フッ
苗木「それは…いくらなんでもひどすぎるよ」
江ノ島「でもこのぐらいの冷酷さがないとこの世界じゃ生きていけないし…」
桑田「この世界って芸能界?」
江ノ島「え、あっ」
舞園「さすがにそれはありませんよ」
モノクマ「
モノクマ「次>>102だね」
-
- 104 : 2015/04/18(土) 20:57:37 :
- 葉隠
-
- 106 : 2015/04/19(日) 15:32:56 :
- モノクマ「次葉隠クンだね」
葉隠「俺か!?ちょっと忘れちまったんだけど…」
苗木「なんで忘れちゃったの…」
葉隠「仕方ねぇだろ!?憶えてる限り話すから勘弁してほしいべ…」
葉隠「じゃあ話すぞ…?」
-
- 107 : 2015/04/19(日) 15:40:50 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
兄が狂乱し、家族を皆殺しにした。
すぐに兄は逮捕され、死刑となった。
妹は幸運にも生き残ったが、事件のショックで記憶を失ってしまった。
父も母も失い、記憶もない。
空っぽな心で無気力なまま生きていた妹は、ある日占い師と出会い、自分の過去を占ってもらうことにした。
妹「なぜ兄は発狂したのでしょう」
占い師「いいえ、あなたの兄は冷静でした」
妹「なぜ家族を殺したりしたのでしょう」
占い師「いいえ、あなたの兄が殺したのは一人だけです」
そして妹は全て理解し、泣いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
葉隠「ヒントか?冷静だったから一人殺したんだぞ…?」
-
- 111 : 2015/04/20(月) 20:00:42 :
- 葉隠「おぼろけながら一応言ったべ」
大神「おぼろけにしてはよくできている」
朝日奈「うん、だよね」
モノクマ「ふぅん、まぁいいや、葉隠クン解説言っちゃってくださーい!」
-
- 112 : 2015/04/20(月) 20:57:43 :
- 葉隠「兄貴は発狂してねぇし、家族を殺してもねぇんだよ」
葉隠「じゃあ誰が家族殺したかっつーと一人しかいねぇな?」
葉隠「妹の方が狂乱して、家族を皆殺しにしたんだべ」
葉隠「兄貴はそれを庇って自分が狂ったふりして死刑になって、自分を殺したんだべ」フッ
苗木「そのお兄さん…スゴいね」
朝日奈「こんな人、いるのかな?」
モノクマ「めったにいないと思うけど」
モノクマ「さぁ次>>113かな」
-
- 113 : 2015/04/20(月) 21:00:08 :
- さくらちゃん
-
- 114 : 2015/04/22(水) 20:18:02 :
- モノクマ「次大神さんかな」
大神「我の番か」
朝日奈「さくらちゃん頑張れ!」
江ノ島「だから頑張るとかないって…」
大神「では話そう」
-
- 115 : 2015/04/22(水) 20:29:18 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕の趣味は夜の散歩。
街灯のない夜道で、外は真っ暗。
ほとんど何も見えない状態だけど、歩きなれた道だし、暗闇にも慣れているので平気だ。
ふと顔を上げてみると、窓から女の子がこちらに顔を覗かせているのが見えた。
明るい部屋からの逆光で、彼女の顔は見えない。
僕は軽く手を振った。
すると彼女はかくりと頷いて、手を振り返してくれた。
嬉しくなって、僕の足取りは軽くなった。
少し進んでから、僕はもう一度先ほどの窓を見上げた。
でも、彼女の姿はもう見えなくなっていて、少しがっかりした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大神「ヒントか…明るい場所から暗闇を見ればわかるだろう」
-
- 117 : 2015/04/23(木) 19:49:37 :
- 大神「どうであったか?」
朝日奈「全然いいよ!」
苗木「ボクもよかったと思うよ」
葉隠「そもそもいいとか悪いとかあるんかって…」
モノクマ「独断と偏見でそういうのは決められるのです」
モノクマ「さて大神さん解説言っちゃってくださーい!」
-
- 118 : 2015/04/23(木) 19:59:08 :
- 大神「こやつは明るい部屋の者と手を振り合ったのだな」
大神「しかし明るい場所から暗闇を見ようとも何も見えん」
大神「そやつが何者かはわからんが、まず人間ではないことは確かだろう」フッ
朝日奈「てことは幽霊に手振ったってこと…?」
葉隠「不気味な話だべ…」
モノクマ「幽霊見て嬉しいって、知らぬが仏って本当だね」
モノクマ「もうわかると思うけど次はセレスさんだよ」
-
- 121 : 2015/04/25(土) 09:34:09 :
- セレス「もうそろそろ終わりですか…なかなかに楽しませていただきましたわ」
葉隠「俺はもう勘弁だべ…」
苗木「でもボクも楽しかったよ」
セレス「では、わたくしが話しますわ」
-
- 122 : 2015/04/25(土) 09:48:24 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オランダといえば、うちの田舎にこんな伝承がある。
昔、江戸時代にうちの田舎に『でどでんこめんさん』って言う鬼?が現れたらしい。
大きくて肌が赤くて異様な服を着ていたらしい。
で、「で どでん こめん、で どでん こめん」
って繰り返すもんだからそう呼ばれたらしい。
でどでんこめんさんは鬼なのに怖がりで、
いつも震えていたから庄屋さんが蔵に匿ってあげたらしいけど、
結局、海から仲間が来て、怖がるでどでんこめんさんをつれて帰ったらしい。
って言う話なんだが、
これって鎖国時代に出島から逃げ出したオランダ人の話かな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
セレス「ヒントですか?『でどでんこめんさん』の話す言葉がわかればよいのでは?」
-
- 124 : 2015/04/26(日) 10:46:19 :
- セレス「うふふ…」
桑田「わっかんねー」
朝日奈「わかんない」
苗木「ボクも…」
セレス「学のない方にはわからない話ですから」
葉隠「豪快にバカにしてるべ…」
モノクマ「軽くディスった所で、セレスさん解説言っちゃってくださーい!」
-
- 125 : 2015/04/26(日) 11:04:35 :
- セレス「文末からわかるようにこの『でどでんこめんさん』はオランダ人です」
セレス「なので話す言語も当然オランダ語のはずです」
セレス「オランダ語で『でどでんこめん』という発音のものは…『de doden komen』」
セレス「これは訳すると『死者が来る』という意味です」
セレス「つまり『でどでんこめんさん』は死者に連れ去られてしまったのです」フッ
苗木「一体なにがあったんだろうね…」
セレス「色々考えられますがね」
モノクマ「それよりも次はボクの番だよ!ボクの番!」
モノクマ「最後の意味怖だよ!覚悟しろ!」
-
- 127 : 2015/04/29(水) 12:14:36 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気がつくと、俺は知らない部屋にいた。
密室の中に無機質な声が響く。
「ここにある肉を全て食べないと罰として貴方を殺します」
何を馬鹿な、と言いたいが相手が真剣なことは周りの死体が物語っていた。
肉は巨大な皿に山盛りあった。
しかし残念だが俺は大食いには自信がある!
皿を空にし声高に宣言する。
俺「全部食ったぞ!」
また無機質な声が流れてきた。
「それでは罰を与えます」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モノクマ「ヒント?残念☆ありません!」
-
- 133 : 2015/04/30(木) 22:22:43 :
- モノクマ「うぷぷぷ…」
朝日奈「苗木わかった?」
苗木「うん…答え二つあるけど」
モノクマ「どちらにしても絶望的なことに代わりはないよ!」
モノクマ「じゃあ解説言っちゃうよ!」
-
- 135 : 2015/04/30(木) 22:31:55 :
- モノクマ「コイツはちゃんと肉を食べたのに罰を与えられたよね」
モノクマ「でも、皿の肉とは言ってない」
モノクマ「つまり周りの死体の肉も自分の肉も食べろってことだよ!」フッ
モノクマ「どっちにしろ死ぬじゃん!!イヤー絶望的ィ!!!!」
苗木「……」
-
- 137 : 2015/05/01(金) 20:06:17 :
- 苗木「じゃあ、行こうか」
モノクマ「え」
桑田「まだ遊びたりねー」
不二咲「僕映画とか見たいなぁ…」
セレス「あら、いいですわね」
山田「拙者はま●マギが見たいですな」
舞園「私はジ●リがいいです」
十神「ジ●リか、俺は紅●豚派だ」
腐川「じゃあ私もそうです…」
大和田「おい風●ぬにしてくれ、俺見てねぇんだ」
葉隠「俺もそれ見てねぇべ」
大神「では決まりだな」
朝日奈「あれ面白いんだよ!」
霧切「空に~」
江ノ島「それ以上はアウト」
石丸「では視聴覚室に行こう!」
-
- 138 : 2015/05/01(金) 20:09:15 :
- モノクマ「ちょっと!かたずけ手伝ってよ!」
苗木「自分で用意したんだから自分でかたずけてよ」
モノクマ「集団行動でそれはないでしょ!ちょっと!」
モノクマ「……行っちゃった、『風に~』とか歌いながら」
-
- 139 : 2015/05/01(金) 20:11:09 :
モノクマ「アイツラ、マジで一生をここで過ごす気かな」
???「なにそれ絶望的」
END
-
- 140 : 2015/05/01(金) 20:15:51 :
- おそまつ!
まさか閲覧が二千を越えるとは思っていませんでした…
一応スーダンの方の意味怖も書こうと思っています。
ここまで見てくださった皆さん、お気に入りを押してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
では、失敬。
-
- 141 : 2015/07/04(土) 15:57:24 :
- 乙だべ
次回作も期待してるべ。
-
- 142 : 2016/12/12(月) 19:21:28 :
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