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アルミン「エレェン! ディズニーシー行こうよ!!」 *転生パロ
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- 1 : 2015/04/04(土) 22:30:40 :
- 「女の子に生まれちゃったアルミン *転生パロ」シリーズの作品の一つです。
http://www.ssnote.net/series/1954
今回はエレンとアルミンがディズニーシーでデートしたらどうなるかを書きたいと思います。
女エレンのネタがなかなか思い浮かばず、ふとこのサイトを見ていたところ、ディズニーランドのネタを書いているユーザーさんがいらっしゃったので、私もディズニーシーで書いてみたいと思った次第ですw
よろしくお願いします。
*注意
アルミンが女の子に転生してしまっています。
エレンとアルミンは付き合っています。
エレン、アルミン、ミカサには前世の記憶があります。
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- 2 : 2015/04/04(土) 22:45:30 :
- 期待してます!!頑張ってください!!
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- 3 : 2015/04/05(日) 16:31:16 :
- 期待ありがとうございます!
投稿します。
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- 4 : 2015/04/05(日) 16:31:39 :
かつて世界は広かった。
まだ見たことのない未踏の世界を人々は盛んに創造した。
炎の水、砂の雪原、氷の大地もまた空想の産物。
人々はロマンを求め、海を渡る。
そう、世界には七つの海がある。
ここは・・・・・・七つの海が生み出した、冒険心溢れる夢の国。
アルミン「というわけで、ディズニーシーに来たよ!」
エレン「冒頭の文章必要だったか!?」
アルミン「私なりに一生懸命考えたのに・・・。」プクー
エレン(ふくれっ面のアルミンか・・・・・・悪くないな///////)
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- 5 : 2015/04/05(日) 16:32:33 :
時刻は現在7時47分、今日の開演まで後13分。
エレン「まあこんなに朝早くなのは勿論―――」
アルミン「ファストパスをゲットするためだよね?」
そう、熾烈なファストパス争奪戦に勝利し、思いっきりディズニーシーを堪能しようというわけなんだよね。
エレン「センター・オブ・ジ・アースまでダッシュしていくぞ!」
アルミン「ファストパスを取ったら?」
エレン「ウェルカムグリーディングを見にメディテレーニアンハーバーまでダッシュだ!」
アルミン「いずれにしよダッシュだよ!」
エレン「元調査兵団の底力を見せてやろうぜ!」
アルミン「私、運動音痴だからなぁ・・・・・・。」
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- 6 : 2015/04/05(日) 16:33:23 :
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開演を待つ間、朝日を受けて眩しいアクアスフィアを見ながら、世界について話していた。
アルミン「それにしても驚きだよね・・・・・・あの時想像していた世界は実は丸かったって・・・・・・。」
エレン「転生前は当たり前だろって思ってたけど、よくよく考えたらすげぇことだよな?」
アルミン「私も、記憶が戻った後に地球が丸いって聞いて、何かの冗談かと思っちゃった。」
エレン「旅してぇな・・・・・・。」
アルミン「そうだね・・・・・・今日は思いっきり楽しもう!」
エレン「あぁ、そうだな!」
冒険とイマジネーションの海、開園―――――――
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- 7 : 2015/04/05(日) 22:14:57 :
アルミン「いっけええぇぇ、エレン!!!」全速力
エレン「戦え!!!」全速力
パークの中をぶっちぎりで走った俺たちは、センター・オブ・ジ・アースのファストパス、
ついでタワー・オブ・テラーのファストパスをゲットした。
エレン「うし、人気アトラクション二つのファストパスが取れたんだ。上出来だろ」ゼェ ゼェ
アルミン「早・・・・・・すぎ・・・・・・るよっ!!!」ゼェゼェハァハァ
完全に息を切らしたアルミンの手を引っ張って走ったので、アルミンは少しご機嫌ななめだ。
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- 8 : 2015/04/05(日) 22:15:57 :
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エレン「おっ、もう少しでウェルカムグリーディングが始まるぞ!」
アルミン「あっ! ミッキーだ!!!」テヲフリフリ
ブラスバンドの演奏に合わせ、ミッキーとミニーが颯爽とダンスを披露。
エレン「おっ! 手を振ってくれたぞ!」
釣られてテンションの上がるエレンに、アルミンも思わずホッコリ。
アルミン「ミッキーとミニー、ラブラブだね。」
エレン「俺たちといい勝負じゃねえか!」
アルミン「へ、変なところで張り合わないでよッ!///////」
ミッキー「仲がいいんだね?」ニヤニヤ
エレアル「「えっ!?」」ビックリ
ミニー「今日は楽しんでいってくださいね。」ニコリ
ミッキー「あっ、そうそう、今日は本物の僕たちがパーク内を歩いているから、また会ったときにはよろしくね♪」
エレン「一体どうなってんだ!?」
アルミン「私もよく分からないんだけど!?」
ミッキー「僕は魔法が使えるからね、じゃあね、エレン! アルミン!」
エレン「お、俺たちの名前まで!?」
アルミン「ミッキー凄い!」
今日のディズニーシーは、ちょっと特別らしい。
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- 9 : 2015/04/06(月) 09:14:08 :
てなわけで、センター・オブ・ジ・アースに乗るまでまだ時間があるから、メディテレーニアンハーバーを散策することにした。
エレン「おいアルミン。あの船はなんだ?」
アルミン「あれはゴンドラだね。ヴェニスをここはモデルにしているからね。」
マナ~トゥ ソ~レ~ キュッペ~ロイネェ~♪
エレン「歌いながらゴンドラ漕いでるぞ。」
アルミン「乗ってみよっか?」
何ともロマンチックな遊覧・・・・・・になるはずだったんだけどな。
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- 10 : 2015/04/06(月) 09:16:55 :
ドンッ!
エレン「痛ッ!」
「大丈夫か、坊主?」
エレンにいきなりぶつかってきたのは、フェードラ帽に鞭を持った男。
アルミン「インディ・ジョーンズ博士!?」
インディ「悪いね、今追われてるんだ!」
ヘンリー「ジュニアが申し訳ない。痛くはなかったか?」
こっちはインディの父親、ヘンリー・ジョーンズ博士だ。
インディ「その名前で呼ぶなよ、父さん!」
ていうか何で追われてるの? 訳が分からない!
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- 11 : 2015/04/06(月) 09:18:06 :
「いたぞ、逃がすなッ!!!」
あれは・・・・・・ナチスの軍人達だ。
インディ「しつこいな!」
「そのガキどもも捕まえろッ!!!」
エレアル「「ファッ!?」」
インディ「巻き込まれたみたいだな、逃げるぞ!」
アルミン「ちょっと待って! なんで私たちまで!?」
インディ「話は後だ!」
エレン「何で夢の国でこんな目に!!!」
ヘンリー「あそこにモーターボートがある、乗ろう!」
結局ダッシュしてモーターボートに乗らされた。
ブロロロロロ・・・・・・
メディテレーニアンハーバーのヴェニスの街を疾走するモーターボート。
「俺たちも乗るぞ!」
後ろからナチスの乗ったモーターボートが追って来る。
インディ「もっと飛ばせ!」
アルミン「ってなんで私が運転なのッ!!!」
インディ「頭よさそうだったからだ! つべこべ言うな!」
ドガガガガ・・・・・
エレアル「「うわあぁぁあぁあああッ!!!」」
夢の国で発砲事件だなんて、今日のトップニュースはこれで決まりだよッ!
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- 12 : 2015/04/06(月) 09:20:34 :
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ー
ーーー
ー
ーーー
ーー
~ロストリバーデルタ~
「クソッ、どこ行った!?」
「何としても探し・・・・・・ん? 総統閣下からのご命令だ。帰投するぞ。」
「ちっ、インディ博士め。今度会ったらただじゃおかないからなッ。」
インディ「行っちまったみたいだな。」←茂みの中
エレン「もう何なんだよッ!」ハァ ハァ
アルミン「・・・・・・ジョーンズ博士。」
インディヘンリー「「何だ?」」
アルミン「どうして今日のディズニーシーには、本物の博士がいるんですか?」
インディ「さあな、こっちが知りたいね。」
ヘンリー「やれやれ、年寄りには堪える。」
エレン「どうすんだよ、アルミン?」
アルミン「・・・・・・ちょっと調べて見よっか?」キラキラ
エレン「あれッ!?」
アルミン「冒険だよ、エレン!」キラキラ
エレン「ちょっと待てッ!」
インディ「俺たちも調べてみる。幸運を。」
ヘンリー「短い旅だったが、実に楽しかった。」
アルミン「また会いましょう、博士。」
ジョーンズ親子と熱い握手をするアルミン。あれ、おかしくね?
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- 13 : 2015/04/06(月) 12:54:27 :
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エレン「それにしてもあんだけ派手に逃げ回ったのに、よく騒ぎにならないな?」
アルミン「君もやっぱりそう思うかい? 私も変だとは思ったんだ。もしかしたら目に見えているものと、本質は違うのかもしれない。」
エレン「周りの人たちが全く気が付かないってか・・・・・・不気味な話だな。で、どうする?」
アルミン「せっかくロストリバーデルタに来たし、最初はあれに乗ろうよ!」
アルミンが指さした先には、古代遺跡。
エレン「クリスタルスカルの魔宮か、」
アルミン「さっき本物のインディ博士にあったばかりだけど、人気のアトラクションみたいだからね!」
エレン「そうだな・・・・・・クリスタルスカルが本物じゃなきゃいいんだけどよ・・・・・・。」
アルミン「ははは・・・・・・まっさか~・・・・・・。」
エレアル「「」」
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- 14 : 2015/04/06(月) 13:42:19 :
ちょっと怖い気もしたけれど、私たちはクリスタルスカルの魔宮に並び始めた。
やっぱり人気のアトラクションだけあって長い時間待たされたけど、それはそれで面白いんだよね。
それに、こうやって待っている間にも、楽しむ方法はある。
アルミン「エレン、見つかった?」
エレン「見つからな・・・・・・あっ、あの壁の剥がれ方・・・・・・ミッキーの形してねえか!?」
そう、隠れミッキー探しだ。
エレン「へへ、俺三個見つけたもんね♪」
アルミン「むむむ・・・・・・。」←二個
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- 15 : 2015/04/06(月) 13:43:40 :
アルミン「やっと乗り物の前まで来たね。」
エレン「!!! なぁアルミン! あれ見ろよ!」
アルミン「!!! あれってもしかして!?」
グーフィー「おひょ。長い時間並んだから楽しみだね、ドナルド。」
ドナルド「まったく、ファストパスを取るのを忘れてたなんて。」プンスカ
ミッキー「ごめんよ~ドナルド。今度鶏肉ご馳走するからさ。」
グーフィー「それって共食いだよね、ミッキー?」
ドナルド「もぅ怒ったぞ~!!!」ムカチャッカファイヤー
ミッキー「まぁまぁ、もうすぐ乗れるからね。」ドウドウ
エレン「ミッキーにグーフィーにドナルドじゃねえか!?」
アルミン「」
エレン「? どうした、アルミン?」
―――――――さて、読者の皆様のうち、どれだけの人が気付いただろうか?
この三バカがそろい踏みすると、大抵ロクなことにならないことに・・・・・・。
アルミン(・・・・・・なんか久しぶりに胃が痛くなってきた。)キリキリ
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- 16 : 2015/04/06(月) 19:42:10 :
- 共食いww
期待です!
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- 17 : 2015/04/07(火) 16:40:24 :
- 共食いとかうける!!
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- 19 : 2015/04/07(火) 17:38:29 :
係員「それでは皆さん気を付けて、いってらっしゃ~い!」
ミッキー「やあエレン、アルミン。また一緒だね♪」
グーフィー「あっひょ。安全運転で行くから、安心してね。」
エレン「まてまてまて、突っ込みどころしかねえよ!」
アルミン「何でグーフィーが運転なのさ!」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
一同「「「!!!」」」
グーフィー「あっひょ? クリスタルスカルを怒らせちゃったみたいだね?」
ドナルド「ヴァッ!?」
ミッキー「ええ~!? どうなってるの?」
アルミン「早速何やってんの!!!」
エレン「おい、なんか稲妻が魔宮の壁を走ってんぞ!?」
アルミン「これは・・・・・・本物の呪いが来る!!!」
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- 20 : 2015/04/07(火) 17:39:12 :
インディ「おいッ!」
アルミン「あっ!!!」
エレン「インディ!!!」
インディ「お前たちかッ! クリスタルスカルを怒らせたのはッ!!!」
エレン「この安心感。」
アルミン「さすがインディ。」
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- 21 : 2015/04/07(火) 17:39:53 :
車に飛び乗るインディ。
ミッキー「見てあれ!」
大蛇「シャーーーーッ!!!」
ドナルド「大きな蛇だ!!!」
バキィ!!!
大蛇のしっぽに弾き飛ばされる車。
一同「「「うわああぁぁあああぁあああ!!!」」」ドンガラガッシャーン!
アルミン「いたたたたっ! ってまだ車で走ってるよ!?」
エレン「どうなってんだ・・・・・・てうわあぁぁあぁあ!!!」
奥からやってくる虫の大軍。
グーフィー「うわぁおっ!!!」
ミッキー「逃げろッ!」
ドナルド「神様、もう悪いことしません! だから助けてッ!」
インディ「!!! 吹き矢が横から飛んでくるぞ!」
ミッキー「痛てッ!」
ドナルド「わぁッ!」
エレン「あだっ!」
アルミン「いやぁ!」
グーフィー「あっひょ、皆大当たりだね。」
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- 22 : 2015/04/07(火) 17:40:25 :
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ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
アルミン「!!! 目の前に石像が!?」
キキィーーーッ!!!
クリスタルスカルの石像「クチク・・・・・・シテヤルッ!!!」
エレン「俺のセリフ!?」
ボォウ!!!
ドナルド「ヴァッ!!!」プスプス・・・
アルミン「アヒルの丸焼きだね。」マズソウ・・・
エレン「黒焦げだ。」オレモイラネエ
インディ「逃げるぞ! 早く飛ばせ!!!」
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- 23 : 2015/04/07(火) 17:41:01 :
ゴロゴロゴロ・・・・・・
一同「「「!!!」」」
ミッキー「後ろから大岩だよ! グーフィー!!!」
グーフィー「ウワァァァァァオッ!!!」
インディ「見ろ! 出口だ!」
ドナルド「神様ありがと~!!!」
ドンガラガッシャーン!
アルミン「よし、外に出たよ!」
エレン「って、下なにもねえ!!!」
一同「「「うわああぁぁあああぁあああッ!!!」」」
ガシャァン!
インディ「レールの上に落ちたみたいだな!」
アルミン「!!! これレイジングスピリッツのレールじゃないか!?」
ミッキー「目の前に360度ループが!!!」
ドナルド「神様、もう一度よろしく!」
一同「「「いやああぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁあぁああ!!!」」」
コースアウトし、空飛ぶ車。
アルミン「あっ、私飛んでる。」
エレン「言ってる場合かッ!!!」
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- 24 : 2015/04/07(火) 17:41:43 :
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ヤーーーホゥホゥホゥホゥ……
バッシャァアアン!!!
アルミン「ゲホッ! ゲホッ!」
インディ「ロストリバーデルタの川に落ちたみたいだな。」
エレン「何でこんな目に・・・。」
ミッキー「助かった~。」
グーフィー「あっひょ、何とか外に出られたね。」
ドナルド「もうたくさんだ!」
アルミン「もういくつ命があっても足りないよ〜!」泣
エレン「ディズニー怖い。」泣
―――――――
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- 25 : 2015/04/08(水) 07:13:21 :
ディズニーのノリの恐ろしさを体感した俺たちは、ひとまずミステリアスアイランドに入ることにした。
アルミン「ここはフランスのSF小説家、ジュール・ヴェルヌの世界観をモチーフにしているんだ。」
エレン「じゅ・・・・・・何だって!?」
アルミン「ジュール・ヴェルヌだよ! もしかして・・・・・・知らないのッ!?」
エレン「し、知るわけねえだろ!?」
アルミン「ダメだよエレン! もっと教養をつけなくちゃ! 現世では駆逐バカ一本じゃやっていけないんだよ?」
エレン「お、俺だって座学は悪くねえよ!」
アルミン「まあね・・・・・・バカじゃないからね、エレンは。」クチクバカダケド
エレン「さりげなく失礼だな、お前。」
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- 26 : 2015/04/08(水) 07:18:35 :
さて、今私たちはとある行列に並んでいる。そう、ミステリアスアイランド名物、餃子ドックを買うためなんだ。
アルミン「もうお腹ぺこぺこだよ~。」
エレン「あぁ、必要以上に大冒険だったからな。」トオイメ
アルミン「でも・・・・・・悪くないかな、エレンと一緒なら//////」テヲニギル
エレン「なっ///////」(不意打ちすぎるッ! でもかわいい・・・・・・)
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- 27 : 2015/04/08(水) 07:19:08 :
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店員「ありがとうございました。」
エレン「やっと買えた。」
アルミン「おいしそうだね。」
エレン「いただきま~す!」バクッ
アルミン「あ~! 私の餃子ドックに!!!」プンスカ
エレン「メッチャうめえぞ! お前も食えよ!」
自分の餃子ドックを私の口に差し出すエレン。
アルミン「え、あ、うん///////」パクッ
一緒にかぶりついた餃子ドック・・・・・・忘れられないな。
アルミン「・・・・・・おいしい///////」
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- 28 : 2015/04/08(水) 07:19:41 :
エレン「さて、そろそろセンター・オブ・ジ・アースのファストパスの時間だな。」
アルミン「うん、炎の水の時間だね!」
エレン「そういえばお前の憧れだもんな!」
アルミン「うん、私、すっごく楽しみにしていたんだ!!!」
エレン「はは、ついて来いよ。」ミギウデサシダス
アルミン「うん。」ウデヲクム
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- 29 : 2015/04/09(木) 01:12:49 :
センター・オブ・ジ・アースの入り口の前は、人ごみでごった返していた。
エレン「うっわぁ、混んでんな~!」
アルミン「ふふ、今朝全速力で走ったかいがあったね!」ニコッ
エレン「あぁ、ファストパスのおかげであんまり待たずに乗れるしな。」
アルミン「よぉし、ただいまより、地底旅行を開始するッ!!!」
エレン「前進せよッ!!!」
こうして私たちは、地底世界への進撃を開始した。
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- 30 : 2015/04/09(木) 01:13:33 :
チーン!
ゴオオオオ・・・・・・
エレン「地底に着いたな。」
アルミン「ねえ知ってる?」
エレン「何だよ?」
アルミン「このエレベーターってね、下がってるようで実は上がってるんだよ?」
エレン「マジでッ!? だって光とか風とか完全に下がってたじゃねえかよ!?」
アルミン「あはは、演出だよ演出。」
「ふむ、喜んでもらえてうれしいねえ。」
エレアル「「!!!」」
話しかけてきたのは、ひげを蓄えた老人だった。
「ほっほっほっ、そう警戒せんでもよい。」
アルミン「・・・・・・ネモ船長?」
ネモ「ほう、わしの名前を知っておるのか。時にお二人さん、冒険は好きかな?」
エレン「はい!!!」
アルミン「大好きです!!!」
ネモ「そうかそうか、ならばこのセンター・オブ・ジ・アースも楽しんでもらえるだろう。例によって今日は本物ぞろいだが、このアトラクションはコース通り地底装甲車が走ってくれるはずじゃからの。」
エレン「やっぱ本物ぞろいなのか・・・・・・。」
アルミン「大丈夫だよエレン。ネモ船長もそういってるし・・・・・・。」
ネモ「はっはっはっ!!! 地底装甲車は特別頑丈に作ってある。楽しんでくれたまえ!」
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- 31 : 2015/04/09(木) 01:14:05 :
係員「ではいってらっしゃ~い!」
センター・オブ・ジ・アースの醍醐味。それは勿論急加速、急旋回からの急降下だ。
目の前に広がったのは、まずは美しい水晶や宝石が織りなす光の彩。
次に私たちが目にしたのは、妖しい光を放つ蠱惑的な動植物たちの群れ。
アルミン「人間の創造力ってすごいね~・・・。こんな幻想的な空間まで作り出しちゃうんだよ?」
グラグラグラグラ・・・・・・
アルミン「ひゃっ!?」ギュッ
火山活動発生! 火山活動発生!
エレン「な、なんだ?」(くっついてくるアルミン//////)
勿論ここからが本番だ。
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- 32 : 2015/04/09(木) 01:15:24 :
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ゴオオォォォオオォォオオォォオォォォオォォォォオオォオッ!!!
炎の水から、本物のラーバモンスターが姿を現した!
エレアル「「うわああぁあぁぁぁああぁぁあッ!!!」」
そしていよいよ・・・・・・
ギュイイイイイイイイン!!!
エレン「速い、速いってッッ!!!!!!」
アルミン「アワワワワワワッ!!!!!!」
急発進! 急旋回!
からの・・・・・・
グオオオオオオオオオッ!!!!!!
エレアル「「イ”ヤ”ヤ”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ッッ!!!!!!」」
急降下!!!
ラーバモンスターが本物だっただけに、恐怖も倍、倍でございます。
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- 33 : 2015/04/10(金) 22:17:06 :
ネモ「さてさて、地底旅行は楽しかったかな?」
エレアル「「メッチャ怖かったです!!!」」
ネモ「はっはっはっ、そうかそうか。設計者として嬉しい限りだよ。さて、冒険はまだまだ終わらない。そうだね、今日のディズニーシーが特別な理由を話すとしようか。」
エレン「えっ!?」
アルミン「知ってるんですか?」
ネモ「私の手にかかれば造作もないことだよ。さて、君たちはタワー・オブ・テラーを知っているね?」
アルミン「はい。」
エレン「ファストパスまで取ったもんな。」
ネモ「今はLEVEL13というキャンペーンをやっているのだが、どうやらそこに・・・・・・本物の呪いの人形が入り込んだらしくてね。」
エレアル「「えっ!?」」
ネモ「シリキ・ウトゥンドゥの呪いがパーク全体にかかってしまったんだよ。」
エレアル「「!!!」」
ネモ「その呪いの影響でディズニーのキャラたちが映画を飛び出て来たというわけだ。」
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- 34 : 2015/04/10(金) 22:20:48 :
フフフフフフフフフ・・・・・・
エレアル「「!!!」」
エレン「今・・・・・・なんか聞こえたな・・・・・・。」ガクブル
アルミン「き・・・・・・気のせいだよね・・・・・・。」ガクブル
ネモ「君たちの後ろにずっといたのだがね。」
エレアル「「マジでッ!!??」」
ネモ「そういうことだから、いずれ君たちはタワー・オブ・テラーに逝かなきゃならないぞ。」
アルミン「やめて! 字が違う!!!」
エレン「確信犯だろ!?」
ネモ「まぁそのファストパスはまだ時間になってないみたいだからね。それまではしっかりと楽しむんだぞ。なんせ今日は特別だからな。はっはっはっはっはっ!!!」
そのままネモ船長は、どこかへ行ってしまった。
何だかもう、次から次へと何が起こってるのか・・・・・・。
アルミン「不条理過ぎない!?」
エレン「それがディズニークオリティ。」
アルミン「エレン・・・・・・居直ったね。」
エレン「こうなりゃとことん楽しんでやろうぜ!」←ヤケクソ
イヒヒヒヒヒ・・・・・・
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- 35 : 2015/04/11(土) 22:32:11 :
毒を食らわば皿まで食ってやるって気持ちになった私たちは、いっそのこと楽しんでやろうとアラビアンコーストにやってきた。
エレン「さて、アラビアンコーストのおすすめはやっぱり・・・・・・」
エレアル「「マジックランプシアターだよな(ね)!?」」
アルミン「異議なしだね。」
エレン「ああ、勿論だ。」
アルミン「シリキもそうでしょ?」
アルミンが問いかけると、呪いの人形が目の前にすぅっと現れた。
シリキ「イヒヒヒヒヒwww」
うなずくシリキ。異議はないらしい。
ゲスミン「てなわけだから、楽しまないと損だよねwww」
エレン「え!? あ、ああ・・・・・・。」汗
何だこれ、アルミンが居直って不気味な笑顔で笑ってんだけど!?
シリキゲスミン「「フヒヒヒヒヒヒヒwww」」
どう見ても二人が悪だくみしてるようにしか見えねえよ!? てか俺は大丈夫か? 大丈夫なのか!?
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- 36 : 2015/04/13(月) 23:02:03 :
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てなわけで、マジックランプシアターに入場しました。
ミッキー「やぁ皆さんこんばんは!」
エレン「あれ!?」
アルミン「ミッキー!?」
ミッキー「今日は特別編として、ドナルドの マジックランプシアターを上映します! 皆さん、よろしくね!」
アルミン「さて、読者の皆様はニコニコ動画におけるドナルドダックのタグを知ってるかな?」
エレン「ドナルドはほかのディズニーキャラに比べ、圧倒的に酷い目に合う確率が高いんだよな。」センジョウニイッテニホンヘイトタタカッタコトモアルシナ・・・・・・
ゲスミン「だからね、ドナルドの動画には、一定の確率で、『ドナルド虐待シリーズ』のタグがつけられることになるんだよね。」
ドナルド「ふぁっくしょいッ!!!」
エレン「特に、茶色の悪魔がいるときは精神崩壊必死だからな。」
チップ「それって?」
デール「僕たちのことだよね?」
ゲスミン「役者はそろったね。私・・・・・・楽しみだなぁ。」
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- 37 : 2015/04/13(月) 23:03:16 :
ミッキー「さぁて皆様、今宵はドナルドダックの世紀のマジックショーをどうぞご堪能ください!」
グーフィー「あっひょ、はじまるよ~。」(照明係)
ダダダダダダダダダダ・・・・・・(太鼓の音)
ドナルド「ジャジャ~ン!!! って明かりの位置が違うぞオイ!!!」
グーフィー「あらら、間違えちゃったね。」
ドナルド「ったく、折角ジーニーを閉じ込めて俺単独のステージだってのに・・・・・・」ブツブツ
ミッキー「ドナルド!?」
ドナルド「ようこそ皆様!!! 夢と魔法の世界へ!!!」
エレン「なんかのっけっからヤバいんだけど。」
アルミン「平常運転だよ、エレン。」
チップ「さぁて、ドナルドに一泡吹かせてやろうぜwww」
デール「賛成www」
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- 38 : 2015/04/13(月) 23:03:55 :
ドナルド「さあ皆様!!! 今宵お連れするのは、ドキドキとワクワクが詰まった不思議なマジックです!」
人が入る大きさの箱を用意するドナルド。
ドナルド「これから披露するのは、この箱に入ったやつを真っ二つにする恐ろしいマジックです!」
ミッキー「もうちょっと言葉を選べないかな~・・・・・・。」
ドナルド「おいそこの悪人面! お前が実験台だ!」
エレン「うぇ!? お、俺!?」
アルミン「頑張って、エレン!!!」
エレン「そこで応援するの止めろ!!!」
アルミン「エレン・・・・・・後ろ見て。」
エレン「後ろ?」クルッ
シリキ「イヒヒヒヒヒwww」
エレン「逝って来る!」ナミダメ
アルミン「気を付けてね。」ナミダメ
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- 39 : 2015/04/15(水) 00:22:56 :
ドナルド「さぁ入れ!!!」
エレン「」イラッ
てなわけで俺はへんてこなマジックボックスに入ることになった。
エレン「なぁ、これ上手くいくんだよな?」
ドナルド「・・・・・・上手くよけろよ。」ボソッ
エレン「ファッ!?」
お約束過ぎてもう勘弁してほしい。
アルミン(大丈夫かな・・・・・・エレン・・・・・・)
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- 40 : 2015/04/15(水) 00:23:32 :
ドナルド「さ~てそれでは、箱に剣を突き刺します!」
剣 グニャ~ン
ドナルド「おい、何で刺さらないんだよ!?」
剣 ビヨ~ン ビヨヨヨ~ン
ドナルド「え~い! この!!!」
スパァッ!!!
エレン「えっ!? おいっ!? 俺真っ二つじゃねえか!?」
ドナルド「あっ、切れちゃった。」
アルミン「あれ、エレンの下半身が歩き出して・・・・・・。」
エレン下半身「」ゲシッ!
ドナルド「痛い!!!」
エレン下半身「♪」ピョンピョン ←舞台そでに退場
エレン「おいおい、俺の下半身どこ行くんだよ!? てかこれはどういう状況だよ!?」
ドナルド「え~い、この!!!」
ゲシッ! エレン「うわああぁぁあぁぁぁああっ!!!」ドンガラガッシャーン! ←舞台そでに退場
ドナルド「全くバカにしやがって! あ、皆様、次のマジックの準備をしますから少々お待ちを。」
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- 41 : 2015/04/15(水) 00:24:17 :
デール「へへ~ん! ドナルドからとってきちゃったもんね♪」 ←魔法のランプを閉じ込めた宝箱の鍵。
チップ「早速開けてやろうぜ♪」
エレン「あぁ、ひどい目にあった・・・・・・。」カラダクッツイテヨカッタ
ガチャリ・・・・・・ボフン!!!
エレン「なっ、なんだ!?」
ゴシゴシゴシ・・・・・・
ジーニー「ん? イヤァン!!! もう、エッチ!!!」
エレン「え、俺!? つーかなんで体洗ってんだよ!?」
ジーニー「どうして私ここにいるの?」
エレン「聞いてんのかよ人の話!」
ゲスミン「実はですね・・・・・・」
~説明中~
ほにゃらほにゃら、くちゃくちゃ、くちゃらくちゃら、ぽんぽんぽんぽこりん
ゲスミン「――――という訳なんです。」
エレン「何だよその効果音は?」
ジーニー「ほうほうドナルドが、俺を閉じ込めてマジックショーを・・・・・・これは面白そうだ、華を添えたうえで最後の願いを聞こうじゃないの!!!」
チップ「賛成www」
デール「やってやろうぜwww」
ゲスミン「面白くなってきたねwww」
エレン「」
なんかもう・・・・・・超嫌な予感しかしねえよ・・・・・・つーかディズニーのノリ、カオス過ぎるだろ!?
-
- 42 : 2015/04/15(水) 16:49:53 :
ドナルド「さてさてお待たせしました! 今度は帽子からウサギが飛び出るマジックです!」
ガサゴソ ドナルド「あれ? ウサギがいないぞ!?」
ガシッ! ドナルド「ヴァ!?」
エレン「帽子から手が!?」
アルミン「あ、顔引き摺り込まれた!?」
チップとデール「「きゃはははははははwww」」
-
- 43 : 2015/04/15(水) 16:50:25 :
キュポン ドナルド「ヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァッ!!!」プンスカ
ドナルド「誰だ!? ジーニーを出したのは!?」
ボンッ! ジーニー「そんなつれないこと言うなよ相棒。」
チップ「そうだよwww」
デール「せっかく感動の再会なのにねwww」
ドナルド「お前らか!? この野郎、見てろよ!?」
チップ「ほらほら後ろ。」
ドナルド「えっ!?」クルッ
ドナルド「何もな・・・・・・ヴァ!?」
エレン「逃げられたな。」
ドナルド「このドナルド様をバカにしやがってからに~・・・・・・もう許さん!!!」
-
- 44 : 2015/04/15(水) 16:50:51 :
~天井裏~
チップ「へへへwww」つハサミ
デール「チャン、チャチャチャ、チャンチャン、チャンチャン♪」つハサミ
チョキチョキチョキチョキ
ヒュ~~~~~
ガン! ガガガ! ガンガン! ガンガン!
アルミン「あら~、照明が頭を直撃www」
エレン「ドナルドwww」
チップとデール「「きゃはははははははwww」」
ジーニー「いや~、素晴らしいショーでしたねwww」
ドナルド「くっそ~!!! お前とはもう二度と会いたくないッ!!!」
ジーニー「それってお願い!?」
ドナルド「ああ!!! お願いだ!!!」
ジーニー「分かりました! じゃあ叶えて差し上げましょう!!!」
ドナルド「ヴァッ!? ちょっと!?」
ジーニー「1!!!」
ドナルド「待てって!!!」
ジーニー「2!!!」
ドナルド「待てったら!!!」
ジーニー「3!!!」
ドナルド「ヴァ~~~~~!!!!!!」
ドゴォン!!!
ヤ~~~~~ホゥホゥホゥホゥ・・・・・・
-
- 45 : 2015/04/15(水) 16:51:33 :
ジーニー「いや~二度と会えないくらい遠くに吹き飛んでいきましたねwww それでは願い事を叶えたインタヴューを・・・・・・てもういないんだけどねwww」
アルミン「哀れドナルドwww」
エレン「自業自得だなwww」
チップとデール「「きゃはははははははwww」」
ジーニー「それでは最後に、そこのお二人さん。」
エレン「え!?」
アルミン「私たち!?」
ジーニー「あなたたちに幸運が訪れますように・・・・・・プレゼント!」
ボン!
エレン「これは?」
ジーニー「おそろいの指環だよ。彼女さんを大切にしてやれよ! この 幸 せ も の !」
エレアル「「///////」」
なんかいつも以上にドタバタなマジックランプシアターはこうして幕を閉じた。
めでたしめでたし。
ドナルド「めでたくない!!!」
-
- 46 : 2015/04/17(金) 18:47:30 :
―――――――――
エレン「でだ・・・・・・遂に時間になっちまったな。」ガクブル
アルミン「うん、なっちゃったね。」ガクブル
アメリカンウォーターフロントの一角にある恐ろしげな廃墟。
そして、シュールなこと続きだった今日のディズニーシーの元凶が住む所。
夜のタワー・オブ・テラーは、青くおぼろげな光に包まれて不気味だった。
そして、一番高い部屋からは緑の稲妻が走り、エレベーターを気ままに落下させている。
イヒヒヒヒヒ・・・・・・
エレアル「「!!!」」ビクッ
エレン「何か今日はもう散々巻き込まれて足がパンパンなんだが・・・・・・。」
言い訳し始めるエレン。
アルミン「奇遇だね、私ももう歩けないよ。」
便乗するアルミン。
-
- 47 : 2015/04/17(金) 18:48:05 :
すると・・・・・・
エレン「!!! あれ!?」
アルミン「きゃっ!!!」
エレン「なんか体浮いてんだけど!?」
アルミン「ちょっと待って!? ワンピースの中見えちゃうって!!!」
エレン(あっ・・・・・・白・・・・・・//////)
シリキ「イヒヒヒヒヒ!!!!!!」
エレアル「「うわああぁぁあぁぁぁああっ!!!」」
エレン「痛たたたた・・・・・・あれ、ここって・・・・・・」
アルミン「もしかして、もうエレベーターの中!?」
シリキ「ヒヒヒヒ・・・・・・グアァ!!!」
-
- 48 : 2015/04/17(金) 18:52:18 :
ギュイィィィィン!!!
アルミン「イヤアアアアアアアアッ!!!!!!」
エレン「急上昇早すぎるって!!!!!!」
ヒュウウウウウ!!!
エレン「ノオオオオオオオオ!!!!!!」
アルミン「落ちるの怖い!!! いやああぁあぁあぁ!!!!!!」
ギュイィィィィン!!!
アルミン「わあああぁぁあぁぁぁあああぁあっ!!!!!!」
エレン「また昇り、うわああぁぁあぁぁぁああっ!!!」
ピタッ!!!
エレン「!? 頂上で止まった!?」
アルミン「どういうこと!?」
シリキ「イヒヒヒヒ・・・・・・ バイバイッ!」ニヤァ・・・
エレン「あっ、お別れの挨拶すか・・・・・・。」
アルミン「ちょっと待って!? もう勘弁して!?」
バァン!!!
ヒュウウウウウ!!!!!!
エレアル「「いやああぁあぁあぁぁぁあああぁぁぁあああぁぁあああぁあああぁあああっ!!!!!!」」
-
- 49 : 2015/04/17(金) 18:53:01 :
ドンガラガッシャーン!
チーン・・・・・・ゴオオオオ!
エレン「あれ・・・・・・俺、生きてる!?」
アルミン「た、助かった!?」
シリキ「ケラケラケラケラ。」
エレアル「「うわっ!?」」
シリキ「」つ手紙
エレン「えっ!?」ウケトル
アルミン「何々・・・・・・『今日のメインイベントは楽しんでいただけたでしょうか? 不幸な前世であったあなた方に幸福が訪れますように。』」
シリキ「イヒヒヒヒヒ!!!」スゥ・・・
エレン「消えた!?」
アルミン「ウ~ン、なんかお祝いしたいのは分かったけど、もっとやり方があったような・・・・・・。」
エレン「ディズニー短編アニメーションのカオスなノリを再現しようと必死だったんだろ? 作者も?」
アルミン「止めて! メタなこと言わないで!」
-
- 50 : 2015/04/17(金) 21:09:30 :
シリキ・ウトゥンドゥのやりすぎた祝福が終わり、無事に普段の落ち着きを取り戻したディズニーシー。
アルミン「それにしても、ホント皆気が付かなかったね。あれだけ騒いでいたのに。」
エレン「どうやら俺たちにだけお呪い・・・・・・じゃなかった、お祝いをかけてたみたいだからな。認識できなかったんだろ?」
アルミン「エレェン? 笑えないよその字の間違いは・・・・・・。」
エレン「いやだって紙一重だっただろ?」
アルミン「確かにそうだけどさ・・・・・・。」
エレン「よし、じゃあこれからストームライダーに乗りに行こうぜ!!!」テヲヒッパル
アルミン「あっ、ちょっと待ってよ!」
-
- 51 : 2015/04/17(金) 21:10:19 :
てなわけで俺たちは、ストームライダーを思いっきり楽しんだ。
ドガアアン!!!
エレン「うおっ!!!」
アルミン「ストームディフューザー突っ込んできた!?」
エレン「やべえだろ!?」
それでもアトラクションに対するリアクションはあんまり変わらないのが可笑しいところだ。
エレン「いや~~~面白かったな。」
アルミン「さて、最後は買い物をしてから帰ろうかな?」
エレン「勿論狙うはあれだよな?」
アルミン「あれだよね?」
エレアル「「ダッフィー(シェリーメイ)のぬいぐるみ!!!」」
エレン「だよな!」
アルミン「うん!」
-
- 52 : 2015/04/17(金) 21:11:00 :
~アメリカンウォーターフロント~
エレン「この店でいいんだよな?」
アルミン「うん、ドナルドの伯父のスクルージおじさんのお店っていう設定なんだ。」
エレン「今更だけどお前ディズニー詳しいな?」
アルミン「えへへ~♪ 私ね、ちょっと部屋を模様替えしようと思うんだ。」
エレン「そっか、お前の部屋、あれじゃ寂しいもんな。」
アルミン「うん、もっと女の子らしい部屋にしようかな。」
エレン「あぁ、いいと思うぞ! そしたら俺にも見せてくれよ!」
アルミン「エ、エレン! 大声で言わないでよ!//////」
エレン「あ、わりい・・・・・・。」
-
- 53 : 2015/04/17(金) 21:13:59 :
エレン「よし、俺はこのダッフィーを買うとするか。」つダッフィーの巨大ぬいぐるみ
アルミン「じゃあ私はこのシェリーメイにする。」つシェリーメイの巨大ぬいぐるみ
エレン「じゃあこの二体がつがいってわけだな。」
アルミン「つがい・・・・・・か・・・・・・。」
こうして出会えたことに感謝したのは、これで何度目だろう?
相変わらずエレンは鈍感で、でも私は前世と違って我儘で、お互い振り回しあってるけれど、何となくそれがしっくりくる。
アルミン(お似合いってことでいいのかな?)
エレン「どうしたんだよアルミン? ボーっとして?」
アルミン「ううん、何でもない!」
エレン「気になるだろ!? 教えろよ!?」
アルミン「言ったってわからないよwww だって鈍感でしょwww」
エレン「言ったなwww」
何やかんやで、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
-
- 54 : 2015/04/17(金) 21:14:29 :
エレン「よし、最後は記念撮影だな!」
アルミン「えっ?」
エレン「ほら、アクアスフィアの前で記念撮影と行こうぜ!」
アルミン「うん!」
エレン「あっ、すいません! 写真撮ってもらっていいですか!?」
通行人「あ、はい。いいですよ!」
俺はスマホを通行人に渡した。
エレン「後でお前に送るからな、アルミン。」
アルミン「うん!」
-
- 55 : 2015/04/17(金) 21:15:22 :
通行人「撮りますよ~! はいっ、チーズ!」
カシャッ!
通行人「うわあっ!!!」ガクブル
エレン「えっ!?」
通行人は急いで俺にスマホを返すと、足早に立ち去ってしまった。
エレン「一体なん・・・・・・うわ・・・・・・。」
アルミン「・・・・・・成程ね。」
写真の中にはいるはずのないミッキーとミニー、そして、シリキ・ウトゥンドゥが映り込んでいた。
エレン「ディズニーシーで心霊写真とは・・・・・・ゾッとするな。」
アルミン「まあね・・・・・・でも、悪気があるわけじゃないみたいだし。」
エレン「一応最後の呪福・・・・・・じゃなくて祝福って訳か。」
ミッキー「まぁ僕は魔法が使えるしね。」
エレアル「「!!!」」
ミッキー「シリキ・ウトゥンドゥの呪いとは無関係に僕は自由に出入りできるからね。じゃあ、またのご来場をお待ちしています!」
突然ミッキーが後ろから現れて、笑いながら向こうへと消えていった。
アルミン「ねぇエレン。ミッキーって・・・・・・謎だよね。」
エレン「謎だな。」
・・・・・・ハハッ!
おしまい
-
- 56 : 2015/04/17(金) 21:18:33 :
- 以上で終了となりますw
今回はディズニーのキャラを使って全力で悪ふざけをしようとしましたら、こんな作品になってしまいました。
ディズニー短編アニメーションは、そのほとんどがパブリックドメインとして著作権が切れており、youtubeやニコ動に多数アップされていますので、私もいまだに覗いております。
完成度の非常に高い作品ばかりですので、つとにお勧めします!
-
- 57 : 2016/07/04(月) 22:41:02 :
- 面白い。(´^ω^`ヤマタノクソワロチ
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- 58 : 2019/08/16(金) 00:52:06 :
- いや、ちょいと怖ぇわw
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