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例えば、小鳥が羽ばたいていたとして。

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  1. 1 : : 2015/04/02(木) 02:47:28
    ラブライブ!短編ss
    第一弾です。
  2. 2 : : 2015/04/02(木) 02:53:54
























































    ことり「留学………?」





    頭が真っ白になった。


    考えたこともなかった。


    私が留学だなんて。









    ことり母「ことり…
    ゆっくり決めなさい?
    スクールアイドルのこともあるでしょうし…」



    ことり「………うん」






    そう、スクールアイドル。


    穂乃果ちゃんが始めたこの活動は、今では私の大切な時間になっている。


    お洋服のデザインを私がやりたくても


    有名なデザイナーさんからお誘いが来ても


    この活動だけは続けたい。
























    けど、現実は非情なようだ。



















    ことり母「もし留学するのなら…
    …卒業までは日本には戻れないわ」





    どうやら神様は、私に選択を迫っているらしい。


    とても残酷な選択を。
  3. 3 : : 2015/04/02(木) 08:40:49
















































    授業が耳に入らない。


    練習に身が入らない。


    みんなが話してることが聞こえない。


    どうすればいいのか悩むだけで


    何も思い浮かばない。





    新しい衣装も


    みんなとの話題も


    みんなとどんな顔で会えばいいのかも。


    どうすればいいのか、分からない。




    思考が停止する。


    脳が凍りつく。


    自然と顔が曇ってゆく。













  4. 4 : : 2015/04/02(木) 12:41:30
























    海未「ことりも何とか言ってやってください!」


    ことり「えっ!?」


    海未「流石に振り付けを変えるのは擁護できませんよね?」


    穂乃果「絶対にこっちの方がいいよー!」


    ことり「えっと……」






    何も聞いてなかった…。


    どうしよう……。


    なんて返せば…………




















    穂乃果「…ことりちゃん?」


    ことり「えっあっそ、それでいいんじゃないかな………?」


    穂乃果「だよねだよね!」


    海未「もう…ことりまで…」


    ことり「あ、あはは…」







    悩んでいることは気付かれてなかったみたい。


    伝えるなら、文化祭のライブが成功してから…。


    その後でいいんだ…その後で……。





















    穂乃果「…?」























  5. 5 : : 2015/04/02(木) 12:56:23































    穂乃果「…ねえ海未ちゃん」


    海未「はい?」


    穂乃果「最近ことりちゃんの様子が変な気がするんだけど…」


    海未「やはりそうですよね…
    私も気にはなってたんです」


    穂乃果「今からことりちゃんの家に行かない?
    絶対何か悩んでるよ…」


    海未「そう…ですね……
    …ことりが悩んでいるなら、私たちで聞いてあげないとですね!」


    穂乃果「うんっ!」































































    ことり「…」





    着々と段ボールに荷物が収められてゆく。


    段ボールがまた一つ、増えてゆく。




    留学自体は嫌じゃない。


    むしろ嬉しかったりする。


    デザインのお勉強はずっとやりたい事だったから。






    だけど…































    その時、ふと電話が鳴った。































    ことり「……凛ちゃん…?」
  6. 6 : : 2015/04/02(木) 15:47:16


    ことり「もしもし…?
    凛ちゃん?」


    凛『もしもしー?
    凛だよー!』


    ことり「どうしたの?突然…」


    凛『ううんー、何となく電話をしようと思った
    だけにゃ』


    ことり「そうなんだ…」


    凛『…元気ない?』


    ことり「!」


    凛『というか、何かで悩んでるのかな?』


    ことり「そ、そんなこ」





    凛『嘘だよ』




    ことり「ひっ!」






    その時の凛ちゃんの声は


    恐ろしいほどに冷たかった。








    凛『凛知ってるよ?
    …ことりちゃんが何か隠してるって』


    ことり「そ、そんなこと」



    凛『無いって言い切れる?』



    ことり「…」



    凛『μ'sのみんなどころか、穂乃果ちゃんにも海未ちゃんにも何も話してないってことは…
    何かすごく大変なことなんだろうね』






    凛ちゃんを相手にしてるんじゃない!


    全てを見透かされたみたいな感覚…


    これは凛ちゃんじゃないよ!


    今すぐ電話を切りたい…


    けど…


    切れない…指が動かないよ…!







    凛『ねえ、ことりちゃん?
    凛には言わなくてもいいよ?
    けど…』


















    凛『穂乃果ちゃんにも海未ちゃんにも何も言わないのは…
    …許せないかな?』






















    そして電話は切れた。


    嫌な汗を背中が伝う。


    あれは凛ちゃんだった。


    そう、凛ちゃんだったんだ。


    だけど…


    あんなに冷たい声を持つのが凛ちゃんなの?


    本当に?






    ……



    ………許せない、か。


    そりゃあ、そうだよね。





    ことり「…2人を信じていないみたいだもんね」
  7. 7 : : 2015/04/03(金) 15:02:36

    ことり「…」





    電話をすればすぐに伝えられる…


    でもできれば…


    2人には直接言いたいな…





    明日言おう…


    絶対に…















    ことり母「ことりー?」


    ことり「ふぇえっ!?
    な、なに?どうしたの?」


    ことり母「…お客さんよ」





    そう言うお母さんの後ろには


    2人がいた。








    穂乃果「やっほーことりちゃん!
    来ちゃった!」


    海未「突然押しかけてすみません…」


    ことり「ほ、穂乃果ちゃん…
    海未ちゃん…」


    ことり母「それじゃあ、ゆっくりしていってね」


    穂乃果「はーい!」


    海未「ありがとうございます」


    ことり「あっ…」







    ダンボール隠してない…











    穂乃果「あれ?
    ことりちゃん、なんでダンボールがたくさんあるの?」


    海未「どうしたんですか?
    …荷作りでもしてるみたいな……」


    穂乃果「えぇ!?荷作り!?」



    ことり「あ、あのっ…
    あのね…あの…」



    穂乃果「…最近ことりちゃんが元気ないのと関係ある?」


    ことり「え…」


    海未「最近ことりの様子がおかしいって2人で話してて、心配で今日は来たんです」


    ことり「…そっか……」






    やっぱりバレてたか…


    …でも、これで話しやすい………かな。













    ことり「2人とも…聞いて?」





























  8. 8 : : 2015/04/05(日) 10:02:52






























    海未「……留学?」


    ことり「うん……」





    言いながらうつむく。


    2人がどんな顔をしているか見たくなかった。


    いや


    見る勇気が無かった。






    穂乃果「……」


    海未「そ、そんな!
    何かの冗談……です………よね?」


    ことり「ううん、本当だよ」






    うつむいたまま首を横に振る。


    どんなに頑張っても、2人の顔を見る勇気が出ない。


    それに今にも泣いてしまいそうで…。









    海未「………本当…なんですね…」


    ことり「ごめんね…
    私……ラブライブにも出られない…
    文化祭が私の最後のライブになる……」


    穂乃果「…!」


    海未「そんな…」


    ことり「…」


    海未「り、留学とはどのぐらいの期間あるのですか?
    もしかしたら高校卒業までに戻って来れるのでは…」


    ことり「高校卒業まで戻ってこれないの
    …本当にごめんね」


    海未「そう…ですか……」


    穂乃果「…」


    ことり「…2人には直接言いたかったから……
    来てくれてよかったよ」















    穂乃果「待って」
















    ことり「え?」


    海未「…穂乃果?」


    穂乃果「ことりちゃんは…
    デザインのお勉強がしたいから留学するんだよね?」


    ことり「うん…
    そうだよ…」


    穂乃果「それは自分で決めたことだよね?」


    ことり「………そうだよ」



    穂乃果「…」


    海未「穂乃果?
    何を言って…」



    穂乃果「だったら私はことりちゃんの意見を尊重する」



    ことり「!」


    穂乃果「そりゃあ、引き止めたいって気持ちしかないよ!?
    離ればなれになるなんて…嫌に決まってるよ!」


    穂乃果「だけど…
    それがことりちゃんの選んだ道なら…
    穂乃果にも…海未ちゃんにも…誰にも。
    覆す権利なんてないよ」


    海未「…」











    顔を見なくても分かる。


    声が震えていた。


    鼻をすする音もした。


    穂乃果ちゃんは泣いていた。


    そして私も。












    穂乃果「…ことりちゃんのラストライブ、絶対に成功させよう!」


    海未「…ですね」


    穂乃果「ことりちゃん、明日みんなに話そう?」












    顔を上げた。


    2人とも涙を目にいっぱい溜めて。


    それでも流さないように頑張ってた。


    それはきっと私のため。


    私が泣いてしまわないように気遣ってのこと。


    だから私もまだ、涙は流さない。












    ことり「…うん」








    やっぱり2人には助けられてばかりだよ。


    ありがとう。
  9. 9 : : 2015/04/05(日) 14:57:07



































    そして次の日、私はみんなに話した。


    みんな、戸惑っていた。





    それでも分かってくれた。




    みんなはラブライブへの向けてより一層力を込めるそうだ。


    私の分まで頑張る、って。


    みんな意気込んでた。


    そんなみんなを見て、思った。




    この9人で本当に良かった、って。







































    その日は生憎の雨。


    屋上でのライブだったのにお客さんはたくさん来てくれた。


    来てくれたお客さんのためにも、そしてμ'sのみんなのためにも、楽しまなきゃ。




    これが私の


    最後のライブなのだから。
  10. 10 : : 2015/04/06(月) 16:38:49































































    そしてその日が来た。


    みんなお見送りに来てくれた。


    それはもう泣いた。


    我慢していた分を、出し切るぐらいに。







    ことり「…じゃあね、みんな」


    穂乃果「ことりちゃん!」


    ことり「?」









    穂乃果「いってらっしゃい!」





    いってらっしゃい、か…


    …穂乃果ちゃんらしいや。




























  11. 11 : : 2015/04/06(月) 16:46:02






















    それからしばらくして、2回目のラブライブが行われた。


    私は、留学先でデザインのお勉強をしながら、μ'sの新曲が完成すれば、それに合った衣装を製作して、みんなに送った。


    それだけが、私からみんなにできることだったから…。












    そしてその衣装が今。


    ラブライブの本選で着られている。


    私は、パソコンからそれを見ている。






    ーーーーあぁ、可愛いよ、みんな。













    ライブは見事なものだった。


    その完成度に思わず、私は泣いてしまった。


    このライブに掛けたみんなの想いが伝わってきたような気がして、少し嬉しかったりもした。





    でも、一つだけ違和感があった。





    その違和感の正体は、すぐに知ることになる。





































  12. 12 : : 2015/04/06(月) 17:00:50
















    MC「それでは、優勝したμ'sの皆さんのリーダーである、高坂穂乃果さんにお話を伺いたいと思います!」


    MC「優勝、おめでとうございます!」


    穂乃果「あ、ありがとうございます!」


    MC「優勝した感想は?」


    穂乃果「すごく嬉しいです!
    そして、
    私たちやったよ!優勝できたよ!
    …ってすぐに伝えたい人がいます」


    MC「それは親御さん?」


    穂乃果「…もですけど、それよりも真っ先に伝えたい人が……」





















    穂乃果「ことりちゃん!
    私たち優勝したよ!
    今はみんなが見てくれてる!
    もう、お客さんもファンも、こんなに沢山いる!
    最後までやり遂げたんだよ!
    ことりちゃんと一緒に!
    みんなと一緒に!
    最後まで!」




















    MC「ことりちゃん…?」


    穂乃果「あ、すみません…」














    ことり「…穂乃果……ちゃん…」





    涙が溢れそうになる。


    私も、その中に入っていていいの?


    私もまだ、μ'sでいていいの?



















    MC「…それで、これは個人的に聞きたかったことなんですけど」


    穂乃果「はい?」


    MC「μ'sの基本的なフォーメーションって、常にセンターが1人いて、その人を中心に左右に展開しているって感じですよね?」


    穂乃果「そうですけど?」


    MC「8人なら、センターを2人にして左右を対象にした方が…
    4人と3人じゃアンバランスなのではっていつも思って…」





    これが違和感の正体だった。


    9人ならまだしも、8人ならセンターを1人にしなくてもいいんじゃないか、ってずっと思ってた。







    穂乃果「それはですね、わざとなんです」


    MC「わざと…?」







    穂乃果「ことりちゃんのポジションを空けておかないと、ことりちゃんと一緒にライブできませんから!」





















    私は、今度こそ泣いた。





    ありがとう、みんな。


    本当に…ありがとう。


    私、μ'sにいれて幸せだよ。



















  13. 13 : : 2015/04/06(月) 17:05:17






























    写真が写真立てに飾られている。




    講堂で行った、初めてのライブの時の写真。





    みんながラブライブで優勝した時の写真。





    2つの写真を見比べて、ふと考える。













    ことり「あの頃より、成長できたかな?」


















    そんな事を呟きながら、私は写真をキャリーバッグに収めた。














































    〜fin〜
  14. 14 : : 2015/04/06(月) 17:08:37
    ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

    こんな感じで、1人を主役にした短編ssをこれから書いていこうと思います。



    第1弾は、南ことり でした。



    それでは、ありがとうございました!

    また会う日まで…





  15. 15 : : 2015/04/21(火) 01:51:38
  16. 23 : : 2020/10/26(月) 23:05:58
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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donguri

たけのこまんじゅう

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