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謎の記憶 ~Great Escape~
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- 1 : 2015/03/05(木) 23:28:06 :
- http://www.ssnote.net/archives/32336の続きです
コメント、アドバイス等いただけるとうれしいです。
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- 2 : 2015/03/05(木) 23:31:18 :
- 支援です! 頑張って下さい*\(^o^)/*
-
- 3 : 2015/03/05(木) 23:31:19 :
- 今回は回想だけなので、この話だけ見れば転生パロではありません。
では投下します。
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壁内に残る世界最後の巨人-エレン・イェーガー。
彼の身柄は憲兵団が拘束していた。
世界に平和が訪れた日、審議所で言い渡された彼の死刑。
調査兵団の団員をはじめ、ほぼ全ての人間が納得した。
当たり前のことだった。
彼さえいなければ世界の平和は約束される。
いつ暴走してもおかしくない巨人の力を持ったエレンは、もはや英雄ではなく、人類にとってはただただ恐怖そのものだった。
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- 4 : 2015/03/05(木) 23:32:01 :
- >>2ありがとうございます!
-
- 5 : 2015/03/05(木) 23:33:26 :
- だが、
納得のいかない者が
9名。
しかし、その中にはかつての彼の仲間、ヒストリア・レイスはいなかった。
彼女はエレンの死刑が宣告されたその日、貴族の送り込んだスパイによって暗殺された。
エレンに加担する女王が怖かったのだろう。
-
- 6 : 2015/03/05(木) 23:35:03 :
- ~旧調査兵団本部~
ジャン「本当に、今日だけで盛りだくさんだったな、色々と。」
アルミン「ああ、」
コニー「なんで、エレンもヒストリアも殺されなきゃいけねーんだよ、意味わかんねぇ。」
サシャ「エレンは、、四日後でしたっけ?」
アルミン「ああ、」
ジャン「あー、アルミン。大丈夫か?」
アルミン「僕らも、もうじき、だよ。」
ジャン「……は?」
アルミン「…今は無政府状態だけど、きっとすぐにどこかの貴族が王位に即位する。彼らにとって邪魔でしかない調査兵団は、きっとすぐに全員殺される。」
サシャ「……ぇ、」
コニー「ぃや、、よく…わかんねぇんだけど、」
ジャン「流石アルミンだな。たしかにその通りかも知れねえ。」
コニー「は!?じゃあ俺たちも殺されるのか!?」
ジャン「まあ、そういうことだ。なんてザマだ……」
-
- 7 : 2015/03/05(木) 23:37:31 :
- アルミン「ふふっ、」
コニー「?」
アルミン「あははははははははははははははははっ、あははははははははは」
サシャ「ぁ、アルミン!?」
ジャン「大丈夫かよ、とうとうおかしくなったか?」
コニー「おい、アルミン……」
アルミン「ふふふふふっ、何で皆死ぬつもりなの?」
ジャン「……チッ……、お前もわかってんだろ!もう、、もう無理だ、、」
アルミン「ミカサは無理だったけど」
ジャン「ああ?」
アルミン「エレンは巨人を駆逐した」
ジャン「……は?」
アルミン「今度は、僕の番だよ。憲兵と政府からエレンを奪還する。彼らの作戦を、考え方を、潰すんだよ……」
コニー「な、何言ってんだよ。無理だろ、そりゃぁ悔しいのはわかるけど、」
アルミン「無理じゃない。」
サシャ「孤立無援?じゃないですか、」
アルミン「少なくともここに四人いる。」
ジャン「やめろよ、俺を巻き込むな。俺は死に急ぎ野郎とは違うんd アルミン「そんな死に急ぎ野郎に!」
アルミン「僕らは命を、救われた。」
ジャン「……」
コニー「……」
サシャ「……」
アルミン「…それに、何も考え無しに突っ込む訳じゃない。こっちには仲間がまだいる。」
サシャ「?誰ですか?」
アルミン「ヒッチとマルロだよ。エレン達がレイスに連れていかれた時に、憲兵を続けるよう促しておいた。彼らとはなんとか連絡がとれている。」
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- 8 : 2015/03/05(木) 23:39:30 :
- ジャン「……なるほどな。いいじゃねえか、やってやるよ。」
アルミン「ジャン!」
コニー「へっ、俺だって!」
サシャ「わ、私もいますよ!」
アルミン「フフ……皆、……ありがとう」グスッ
ジャン「泣くなよ。お前が言い出したんだろーが。」
コニー「で、どうすりゃいいんだ?」
アルミン「明日の夜、マルロと会う。その日の夜中から次の日の夕暮れまでに作戦を考えて皆に伝える。」
サシャ「じゃあ、行動に移すのは早くても明後日なんですね?」
アルミン「ああ、そういうことになる。」
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- 9 : 2015/03/05(木) 23:41:05 :
- ~翌日・夜・空き家~
ガチャッ
アルミン「やあ、来たね。」
マルロ「ああ。」
アルミン「協力してくれてありがとう。これ以上は迷惑を掛けないようにするから。」
マルロ「気にしないでくれ。俺もやつの死刑には反対だからな。まあ、わからんでもないが。」
アルミン「それでも僕らは抗ってみるよ。」
マルロ「頑張れよ。これが簡単な見取り図だ。憲兵団本部の裏の壁に突出した小さな部屋がある。正午だ。」
アルミン「わかった。本当にありがとう。それと、これをヒッチに渡してくれ。じゃあ。」
マルロ「……本当に、大丈夫か?」
アルミン「僕らは仮にもあのリヴァイ班だよ。」ニコッ
マルロ「フッ、そうだな。じゃあな。」
アルミン「ああ。」
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- 10 : 2015/03/06(金) 16:58:05 :
- 期待してます
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- 11 : 2015/03/06(金) 18:40:47 :
- 夜に投下します
コメントうれしいです
しばらくお待ちください
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- 12 : 2015/03/06(金) 21:13:18 :
- ~夜中・旧調査兵団本部~
ガチャッ
アルミン「…」ソ~
リヴァイ「よう、遅かったな」
アルミン「ヒッ,へ、兵長……」ビクッ
リヴァイ「お前、何考えてる?まさかエレンを奪還……などと、」
アルミン「! 兵長は……悔しくないんですか?」
リヴァイ「そりゃあ、悔しいな。」
アルミン「じ、じゃあ、協力してくれませんか?」
リヴァイ「……」
アルミン「あんなに、エレンと仲が良かったじゃないですか。」
リヴァイ「ああ、」
アルミン「……」
リヴァイ「……」
アルミン「……」
リヴァイ「……無理だ。協力できん。」
アルミン「そ、そんな、、」
リヴァイ「俺なんかじゃなく、エルヴィンやハンジのようにそれなりの地位を有してるやつに頼むんだな。」コツコツコツ…
アルミン「兵長……。」
-
- 13 : 2015/03/06(金) 21:14:45 :
- ~翌日・夜・旧調査兵団本部~
アルミン「じゃあ、これからエレンの奪還作戦について説明する。」
ジャン「ああ。」
サシャ「おねがいします。」
コニー「分かりやすく頼むな。」
アルミン「そんなに難しくない。むしろ結構単純だ。」
ジャン「え、そうなのか?」
アルミン「ああ。まず、見ての通り部屋の上の方に対になって窓が設置してある。両方に二人ずつ待機。次に、それぞれ一人ずつが窓を割って中に煙弾を撃つ。」
ジャン「なるほど。執行者の視界をふさいでその隙にエレンを連れ去るのか。」
アルミン「いや、少し違う。」
コニー「え、」
アルミン「それだとエレンは拘束されたままで、連れ出すことができない。そこで、残りの二人のうち一人は先に入った二人と一緒に執行者を止めておく。そして、もう一人はエレンの片方の手首を切断する。」
サシャ「……な、なんでそんなことするんですか?」
アルミン「全身を隅々まで拘束されてない限り、どちらかの手首を切断すれば自傷行為が可能になる。」
ジャン「……なるほど。確かにそうだな。でも、それじゃ、巨人化するのか?エレンは。」
アルミン「ああ。といっても完全にではなく、途中までだ。執行者は恐らく2~3人だろうから、そのうちの二人を巨人の手で掴んでもらう。」
ジャン「それで執行者を拘束して、エレンの拘束器具は破損して、他の憲兵の接近も多少は遅らせられる、といったところか?」
アルミン「理解がはやくて助かるよ。」
サシャ「う……、なんとか理解できます。」
コニー「お、俺もなんとか……」
ジャン「役割分担はどうすんだ?」
アルミン「とりあえず、今考えてるのは、煙弾はコニーとサシャ、二人の加勢はジャン、手首の切断は僕だけど、何か意見はあるかい?」
サシャ「私はそれで良いですよ。」
コニー「俺もだ。」
ジャン「俺も良いぜ。」
アルミン「ありがとう。出発は明日の朝5時だ。なるべく誰にも気付かれずにシーナの壁まで立体起動で移動、そこで四人で合流する。」
アルミン「そこからはその時に考えるけど、移動は基本的に全て立体起動だから、出発の際には予備のガスを2本ほど背負っておいてくれ。」
ジャン「だが、駐屯兵はどうすんだ?どうせ壁のそばで警備でもしてんだろ?」
アルミン「ああ、それに関しては……
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- 14 : 2015/03/06(金) 21:15:35 :
- ----------------------------------
~4時間前~
アルミン「あ、分隊長ー!」タッタッタッ
ハンジ「ん?、ああ、アルミン。どうしたんだい?」
アルミン「協力してほしいんです。」
ハンジ「なに?」
アルミン「えっと、明日の早朝、ウォールシーナの付近の駐屯兵を一ヶ所に10分以上集合させてほしいんです。」
ハンジ「どうして?」
アルミン「う、あの、それは……」
ハンジ「……はぁ、わかってるよ、エレンを取り返しにいくんだろ?」
アルミン「え、どうしてそれを、」
ハンジ「リヴァイから聞いたよ。あれでも一応心配してるんだね。まあ、相変わらず眉間にシワだったけどね」ケラケラ
アルミン「じ、じゃあ、」
ハンジ「いいのかい?」
アルミン「え?」
ハンジ「これが失敗しちゃったら君たちはすぐに殺されるんだよ?」
アルミン「僕らは、必ず成功させます。だから、大丈夫です。」
ハンジ「……何時頃に集めればいい?」
アルミン「僕らは5時にここを出るので、シーナで駐屯兵に見つからないようにしたいんです。」
ハンジ「わかったよ。頑張ってね。」
アルミン「ありがとうございます。」
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-
- 15 : 2015/03/06(金) 21:16:05 :
- アルミン「……ということだから、心配はいらない。」
コニー「すげーなアルミン!分隊長まで仲間にできるなんて!」
サシャ「流石アルミンです!」
アルミン「フフ,ありがとう。じゃあ、もう遅いから寝よう。」
ジャン「おう。」
コニー「そうだな。」
サシャ「緊張しますね。」
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- 16 : 2015/03/06(金) 21:17:37 :
- 今更ですが各兵団の本部とかは原作通りではないのでご都合主義でお願いします
-
- 17 : 2015/03/06(金) 21:18:33 :
- ~憲兵団本部・地下~
瞳を閉じれば鮮明に映し出されるあの光景。
突然の風に体勢を崩し、大きな手に握られる黒髪の少女。
無表情な彼女の首から、ほどけたマフラーが宙に舞い、どこか遠くへ飛んでゆく。
大きな口からこぼれ落ちた首の、光なき瞳が闇を放つ。
少年は冷静だった。
ただ少し、正気ではなかった。
声も出なければ涙も出ない。
口を半分開けて、ずっと、見えないそれをじっと見つめて。
ただただ、ぼーっとしていた。
少年の目は、光を失った。
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- 18 : 2015/03/06(金) 21:19:08 :
そんな少年の無意識を打ち破ったのは、浮かない顔をした少女に渡された手紙だった。
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- 19 : 2015/03/06(金) 21:19:57 :
- ----------------------------------------
エレンへ
手短に記そう。
君の死刑執行の日、君を奪還する。
その時に、僕は君の左手首を切断する。
これは自傷行為を可能にするためだ。
もし左手首の予定を変更する場合はその場で言う。
そして、君には近くにいる執行者の憲兵を、半分巨人化してその手で掴んでほしい。
ハンジさんから聞いたけど、ティースプーンの時のイメージだ。
そして、巨人の体からはすぐに出てくること。
そしたら君を抱えて逃げる。
最後に、
どうか僕たちを、信じてくれ。
アルミン・アルレルト
----------------------------------------
-
- 20 : 2015/03/06(金) 21:21:30 :
親友の優しく力強い字が、彼の瞳にようやく光と涙を、宿らせた。
-
- 21 : 2015/03/06(金) 21:22:10 :
- ~死刑執行当日・ウォールシーナ壁上~
アルミン「みんな無事に集合できたね。」
コニー「それにしても分隊長、いいタイミングだったな。」
サシャ「駐屯兵に何の話をしているんでしょうか?」
アルミン「壁の話らしいよ。駐屯兵にとっては聞かざるを得ないよね。」
ジャン「そんなことより、はやく出発しようぜ、見つかっちまうぞ。」
アルミン「うん。じゃあ行こうか。」
三人「おう!」
-
- 22 : 2015/03/06(金) 21:23:42 :
- ~死刑執行所付近・物陰~
サシャ「(ど、どうするんですか?)」
アルミン「(まずい、考えてなかった。)」
ジャン「(迂闊だったな。普通に考えりゃ警備がいることぐらいわかっただろうによ、)」
コニー「(おい、そろそろ正午だぞ!?)」
アルミン「(ど、どうすれば……)」
エルヴィン「皆っ!注目してくれっ!!」
エ,エルヴィンダンチョウ? ドウシテココニ?
ナンカアセッテルゾ シケイノジャマジャナイミタイダシ
ナンダ?
ナンナンダ?
エルヴィン「たった今、シーナの壁の中の巨人が動き出した。緊急のことなので人手不足だ。一番端の君は伝達に、それ以外は来てくれっ!」
アルミン(……! 団長……)
憲兵A「お、おい、どうするよ?」
憲兵B「え、あっ!伝達行っちまったし、、」
憲兵C「でも本当だったら、、」
憲兵D「しかたがない、、行こう!」
A,B,C「おう!」
エルヴィン「こっちだっ!!」パカラッパカラッ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
コニー「(え?おい!巨人って!?)」
アルミン「(あれは警備をこの場から追い払うための嘘だ。)」
コニー「(な、なるほど。)」
アルミン「(さあ、作戦に移ろう!)」
-
- 23 : 2015/03/06(金) 21:25:51 :
- 「 」←口に出した言葉
「( )」←小声で話すときの言葉
( )←心で思った言葉、口には出していない
-
- 24 : 2015/03/06(金) 21:26:41 :
- ~執行室・室内~
執行者A「なんか、外が騒がしいんだが…」
執行者B「ん、まあ、俺達は正午ぴったりに刑を執行しなければならんからな。放っておけ。」
エレン(あ、アルミン達か!?)
執行者A「よし。じゃあ、カウトダウン、いくぞ。」
執行者B「ふぅ~。よし、こいっ!」
執行者A「5」
執行者A「4」
執行者A「3」
執行者B「」スッ
執行者A「2」
執行者A「1」
-
- 25 : 2015/03/06(金) 21:28:08 :
- バリーンッ バリーンッ
執行者B「え!?な、なんだ!?」
バシューン バシューン
執行者A「うわっ!?」
シュゥゥゥゥゥ
キュィィィイイン キュィィィイイン キュィィィイイン キュィィィイイン
シュタッ シュタッ シュタッ シュタッ
執行者B「誰だっ!?」
パチンッ
エレン「プハッ、アルミン!」
アルミン「エレン、いくよ!」
エレン「おう、こい!」
オラッ,オトナシクシロッ! ドガッ
クッ,チョウサヘイカ? フザケヤガッテ!
アルミン「……」スッ
オトナシクシテクダサイッ! ショクシマスヨ!?
ハァ?ナンダテメェ!
アルミン「ふっ!」ザシュッ
エレン「ゥグッ……」
アルミン「離れろっ!!!」
ヅラカルゾ,コニー,サシャ
オウ!
キュィィィイイン
-
- 26 : 2015/03/06(金) 21:29:33 :
- エレン「……」ガリッ
カッ!
スドォォォォオオン
シュゥゥゥゥゥ……
執行者A「ん、んん!?なんだ!?ぐっ、」
執行者B「う、動けないっ……」
アルミン「エレンっ、はやくっ!」
エレン「くっ、ふっ!……」ブチィッ
アルミン「つかまって!」
ガシッ
キュィィィイイン
-
- 27 : 2015/03/06(金) 21:30:39 :
- アルミン「みんなっ!」キュィィィイイン
ジャン「ん?アルミン!はやかったな!」キュィィィイイン
アルミン「そっちはエルヴィン団長が向かった方だから憲兵もいる!反対側へ!」
コニー「あっ!そうか、おい行くぞみんな!」
バシュッ キュィィィイイン
-
- 28 : 2015/03/06(金) 21:35:04 :
- ~ウォールシーナ・壁上~
アルミン「エレンっ……、よかった!」ギュゥウ
エレン「……皆、ありかとな。俺、どっかで生きるの諦めてた、」
ジャン「へっ、本気で死に急ぎ野郎になってどうすんだよ」
サシャ「まあ、私達もこれからですよ!」
コニー「ああ、そうだな!負けてらんねーぜ!」
エレン「?、、何がだ?」
リヴァイ「お前は関係ねえよ。とっとと壁外へ行きやがれ……、夢、だったんだろ?」
エレン「へ、兵長!?」
アルミン「リヴァイ兵長……? どうして、ここに?」
ジャン「そんなことどうでもいいだろ?それより、勘違いすんなよ?憲兵どもぶっ潰したらすぐ追い掛けるからな!」
サシャ「ジャンはエレンが大好きですね!」
コニー「結婚しちまえよw」ケラケラ
ジャン「はあ?うっせぇ」
アルミン「あはは、じゃあエレン、僕らもすぐに行くから、気を付けてね」
リヴァイ「何言ってんだ?お前もだ。」
アルミン「……ぇ?」
コニー「3人で外へ行くのが夢だったんだろ?あ、まあミカサはいねえけどよ、、」
サシャ「でも、ミカサだって、エレンとアルミン二人で外へいくことを望んでいるはずです!」
ジャン「馬鹿にしちゃいいこと言うじゃねえか。まあそういうことだ。アルミンも、気を付けろよ?」
アルミン「み、みんな……」グスッ
リヴァイ「泣くな、鬱陶しい。そろそろ時間もねえし、俺達は逃げるぞ。」
ジャン「まあ、団長の嘘で混乱してるから、今なら壁外にいってもバレねーだろ。」
エレン「お、お前ら、グスッ、本当に、、ありかとな。」
アルミン「皆、必ず、来てね。」
ジャン「ああ!」
サシャ「ええ!」
コニー「もちろんだ!」
エレン「アルミン、行くぞ!」
アルミン「うん!」
-
- 29 : 2015/03/06(金) 21:37:16 :
- ~ウォールマリア・壁上~
エレン「なあ、アルミン」
アルミン「ん?」
エレン「ありかとな。」
アルミン「僕だけじゃないさ。皆死を覚悟して協力してくれた。皆に感謝だね。」
エレン「ああ、そうだな。」
アルミン「じゃあ、いこうか!」
エレン「ああ!」
《いってらっしゃい、エレン》
エレン「……!?」クルッ
エレン「…………」
エレン「…………ミカサ……?」キョロキョロ
アルミン「どうしたの?」
エレン「え!?あ、ああ、、なんでもない。空耳だ。」
アルミン「……そうか。」
-
- 30 : 2015/03/07(土) 16:45:58 :
- 期待してます期待してます
-
- 31 : 2015/03/07(土) 18:21:30 :
- ~壁外・ウォールマリア付近~
アルミン「どっちへ行く?」
エレン「ん?ああ……」
アルミン「エレン?」
エレン「あー、アルミン?あのさ、、」
アルミン「?」
エレン「俺あっちから行くから、お前そっちから行けよ。」
アルミン「……ぇ?」
エレン「別々に行こうって言ってんだよ。それともお前あっちから行きたいのか?」
アルミン「ぇっと、何で?一緒に行こうよ。」
エレン「……あのな、アルミン。俺の、この、巨人の力は、まだわかってないことも多いからいつ暴走してもおかしくないんだ。」
アルミン「だ、大丈夫だよエレンなら。最後の壁外遠征でだって終わりまで自我を保っていたじゃないか。」
エレン「あと、座標とやらもまだ俺のらしいし。どんな力なのかまだわかってないだろ?」
アルミン「そ、それは……」
エレン「俺は、いや、、俺が嫌なんだ。皆に助けてもらっておいて勝手かもしれんが、もう、人を傷付けるのは、うんざりだ……」
アルミン「ぁ……、えっと、それは勝手じゃないよ。決して。確かにエレンの言うことはもっともだし、今回は従おうかな……」
エレン「あ、ああ。」
アルミン「…………」
エレン「…………」
アルミン「でっ、でも!」
エレン「……?」
アルミン「もう一度会おう!今度は海で!そこで壁外での出来事をお互いに語り合うんだ!あの日、、外の世界について語った様に……!」
エレン「……!そうだな!ありかとな、アルミン!」
アルミン「じゃあ……、元気でね!」
エレン「ああ……!そっちこそな!」
-
- 32 : 2015/03/07(土) 18:29:03 :
- ~数年後~
悪人面の男は林を抜けた。
目の前にはさらさらの砂と、その先には大きな水溜まりが見える。
ああ、これが海か
いよいよはっきりとしなくなってきた頭で思い出す。
あの日、まっすぐな瞳で海を語った少年の顔を。
ふらふらとした足どりで砂浜にいる金髪の親友の横に腰をおろす。
その頬に、そっと触れる。
まだ少しあたたかい。
もう少し早ければ、ちょっとぐらい話せたかもな……
などと思いながら、男は海を見る。
季節は冬。
水平線に沈み行く夕陽に照らされて、水面はキラキラと輝いている。
もうじき空は暗くなり、気温は下がる。
独特の匂いを含む風も、とても冷たい。
ふと、視線を落とすと、
何か、落ちている。
まさかこんなところにあったとはな……
力の入らない腕を精一杯伸ばしてそれを手にする。
ちょうどよかった 、 ふわぁ、ねむい……
静かな空間に、波の音と冷たい風と、語らない二人。
男は、金髪の親友に寄り添って、見覚えのある赤いマフラーを一緒に巻いた。
ああ、懐かしいにおいがする……
確かにこりゃあ、あったかいな……
薄暗くなった寒空の下、
あの日の少年は親友に寄り添って、
暖かい眠りについた。
-
- 33 : 2015/03/07(土) 18:35:07 :
- 続きはこちらです
http://www.ssnote.net/archives/32398
よかったら見てみてください
-
- 34 : 2015/03/07(土) 18:40:15 :
- >>31
訂正
エレン「……!そうだな!ありかとな、アルミン!」
↓
エレン「……!そうだな!ありがとな、アルミン!」
-
- 35 : 2015/03/10(火) 11:15:08 :
- 補足
地下牢にいるエレンに手紙を渡した浮かない顔の少女はヒッチです。
手紙はアルミンとマルロの密会のシーンで渡されたものです。
壁外に出てわずか数年でエレンもアルミンも死んでしまったのは、壁外の知識もなく、割りとでたらに動いていたら、まともな食材を口にすることができず、生活リズムも狂い、、、まあ、不健康だったからです。
広い海でエレンとアルミンが再会(アルミン死んでたけど)できたのは奇跡みたいな感じです。
読み返すとわかりずらいところが多々あったので、質問してくだされば答えます。
-
- 36 : 2015/03/10(火) 11:16:26 :
- 壁外に出てわずか数年でエレンもアルミンも死んでしまったのは、壁外の知識もなく、割りとでたらに動いていたら、
↓
壁外に出てわずか数年でエレンもアルミンも死んでしまったのは、壁外の知識もなく、割りとでたらめに動いていたら、
-
- 37 : 2023/07/12(水) 18:03:48 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
toyama3190
oppai_jirou
catlinlove
sukebe_erotarou
errenlove
cherryboy
momoyamanaoki
16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
unko_chinchin
shoheikingdom
mikasatosex
unko
pantie_ero_sex
unko
http://www.ssnote.net/archives/90992
アカウントの譲渡について
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654
36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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