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世界は大魔王に支配されていた 前編
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- 1 : 2015/01/11(日) 22:49:08 :
- ~勇者国 南部~
勇者「メラゾーマ!」
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
人面樹C「」ゴオオオオー
じんめんじゅCに180のダメージ!
じんめんじゅCをたおした!
まもののむれをやっつけた!
勇者「ふうっ、この辺りも、魔樹が増えて来たな、大魔王の魔力で魔獣も魔樹も増える一方だ・・・」
勇者「さて、暗くなる前に村に帰るか」トテトテ
パチパチ
勇者「火? 村の方角か!」ダッ
ゴオオオオー パチパチ
勇者「くそっ、村が燃えている!」
魔法使い「」
勇者「魔法使い、どうした、何があった?」
魔法使い「」
へんじがない、ただのしかばねのようだ!
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- 2 : 2015/01/11(日) 23:06:54 :
- ~勇者国 勇者の村~
ゴオオオオー パチパチ
村人A「」
村人B「」
勇者「くそっ、誰か生存者はいないのか?」キョロキョロ
村娘A「」
勇者「ああっ、憧れてた村娘Aさんまで!」
???「・・・」モゾッ
勇者「あっ、あれは僧侶?」ダッ
僧侶「」ゲホッ ゲホッ
勇者「僧侶、しっかりしろ!」ダキッ
僧侶「ゆ、勇くん?」ゲホッ
勇者「大丈夫か、何があったんだ?」
僧侶「大勢の魔物が・・・」ゲフッ! ガクリ
勇者「僧侶!」ユサユサ
僧侶「」ガクガク
へんじがない、ただのしかばねのようだ!
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- 3 : 2015/01/11(日) 23:17:51 :
- 勇者「魔物の襲撃を受けたのか・・・」キョロキョロ
むらのたてものははかいされ、むらびとはころされている
勇者「じいちゃんはどこだ?」
魔物A「」
魔物B「」
勇者「この魔物はじいちゃんが?」キョロキョロ
魔物C「」モゾッ
勇者「むっ!」バッ!
魔物C「」/???「」モゾモゾ
勇者「じいちゃん?」ダッ
魔物C「」ゴロン
じいちゃん「ゆ、勇者か?」ドクドク
勇者「じいちゃん、今、回復を!」ダキッ
じいちゃん「いいか、良く聞け、魔王の島に行け、魔王に会うのだ!」ダラダラ
勇者「魔王の島?魔王に会う??」
じいちゃん「・・・」ガクリ
勇者「ベホマ!」パアア
しかし、じゅもんはきかなかった!
じいちゃん「」
勇者「じいちゃん、しっかりして、魔王に会うっていったい?」ユサユサ
じいちゃん「」
へんじがない、ただのしかばねのようだ!
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- 4 : 2015/01/11(日) 23:37:02 :
- 焼け跡「」ガラガラッ
勇者「くそっ、焼け跡から見つかった物はこれだけか」
食糧「」チョッピリ
勇者「武器や防具は元々装備していたのと、じいちゃんの使ってたので十分かな」
武器「」ガチャリ
勇者「大魔王め、村の皆の憧れだった村娘Aさんや、俺の嫁候補だった僧侶ちゃんまで・・・」
村人達の遺体「」
勇者「そうだ、僧侶ちゃんや村娘Aさんの遺体から、何か形見の品を・・・」ガサガサ
勇者「さすがにパ○ツとかはダメだよな///」
ザクザク
勇者「ふうっ、みんなのお墓は作ったし、村を出るか・・・」
じいちゃんの墓「」
勇者「しかし、魔王の島に行って、魔王に会ってどうするんだい、じいちゃん?」
ゆうしゃはだびだった!
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- 5 : 2015/01/11(日) 23:53:16 :
- ~勇者国 南部~
勇者「腹減ったなー、村から持ってきた食糧は食べ尽くしちゃったしなー」トテトテ
勇者「何か食べる物は無いかな~」キョロキョロ
まものがあらわれた!
暴れ牛鳥×1
勇者「ラッキー!」スチャッ!
暴れ牛鳥「ぶももー!」ドドド
あばれうしどりはとっしんしてきた!
勇者「むっ!」ガッ
ゆうしゃはたてをかまえた!
ドガッ! バキッ! ズデッ
あばれうしどりをたおした!
勇者「いやー、この家宝の盾は便利だなー、どんな攻撃でも壊れないし、受けた衝撃を相手に跳ね返しちゃうからなーw」
暴れ牛鳥「」
勇者「さて、食糧確保www」
勇者「暴れ牛鳥を捌いて、火を起こしてと・・・」テキパキ
パチパチ ジュージュー
勇者「霜降り肉と笹身と魔獣の毛皮が採れるなんて、魔獣がみんなこんなだったら良いんだけどなー」モグモグ
???「・・・」ダラダラ
勇者「?」モキュモキュ
パチパチ ジュージュー
???「・・・」グギュルルルー
勇者「お腹減ってるの?」
???「///」コクコク
勇者「いっぱいあるから食べて良いよ」
???「!」(///∇///)
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- 6 : 2015/01/12(月) 00:07:17 :
- 勇者「・・・」パクパク
???「・・・」モグモグ ガツガツ
勇者「いっぱい食べるなー」
???「・・・///」モキュモキュ モシャモシャ
勇者「そんなにお腹減ってたの?」
???「◎◆▽○□」モガモガ
勇者「いや、口いっぱいに肉頬張りながらだと、何言ってるかわからないから・・・」
暴れ牛鳥の骨「」
???「・・・」ジー
勇者「何で骨見てるの?」
???「あっ、いや、スープに出来ないかなって///」テヘッ
勇者「あっ、その手も有ったか!」
???「自分、その鍋に水汲んで来ます!」スタッ
勇者「じゃ、頼むわ」
パチパチ ポコポコ
勇者「良い出汁出てるなー、よし、これも投入!」トサッ
???「それは?」キョトン
勇者「その辺りで摘んだ食べれる野草」
???「美味しそー///」ワクワク
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- 7 : 2015/01/12(月) 00:27:44 :
- パチパチ ポコポコ
勇者「そろそろ良いかなー、熱いから気をつけて」
???「わーい!」フーフー ゴクゴク
勇者「うーん、中々」ズルズル
???「美味しいー、料理の出来る男の人ってカッコいいなー///」フーフー ズルズル
勇者「あれっ、女の子?」
女の子?「女ですけど・・・」ムッ
勇者「よろい着てるし、髪もショートだから男の子かと・・・ボーイッシュだけど確かに女の子だな」
女の子?「自分、女勇者って言います」
勇者「女勇者ちゃんか、良く見ると可愛い顔をしてるな」
女勇者「えっ、そっ、そうすかー///」テレテレ
勇者「胸はちっぱいだけど・・・」
女勇者「○゛ャラクティカ・○グナムー!」☆(゜o(○=(゜ο゜)o ボカッ!
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- 8 : 2015/01/12(月) 00:36:31 :
- 勇者「飯を食べさせてやったのに殴るなよ」ヒリヒリ
女勇者「む、胸の事だけは・・・」プンスカ
勇者「俺、わりとちっぱい好きだけどなー」
女勇者「えっ、嫁候補っすか?///」ポッ
勇者「俺は勇者って言うんだ」
女勇者「勇者・・・勇くんって呼んで良いかな///」テレテレ
勇者「うーん、死んだ幼なじみが俺の事そう呼んでたから、NG」
女勇者「むー」( ̄~ ̄;)
勇者「あれっ?」
女勇者「どしたんすか?」
勇者「前に会った事ある?」
女勇者「いや、初めてのハズだけど・・・あれっ?自分も前に会った事があるような気が・・・」
ふたりはこいにおちた・・・
勇者「いや、気のせいか」
女勇者「うん、気のせい、気のせい」
わけではなかった!
勇者「ところで女勇者は何であんなにお腹空かしてたの?」
女勇者「自分の暮らしてた村が魔物に襲われて、大勢殺されて生き残りも散り散りバラバラに・・・」
勇者「そうか、俺の村と同じか・・・」
女勇者「それで三日も何も食べて無くて・・・」
勇者「食べ物とか無かったのかい?」
女勇者「じ、自分、料理が全然出来なくて・・・///」カアッ
勇者「嫁候補から外して良い?」(ーー;)
おんなゆうしゃがなかまになった!
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- 9 : 2015/01/12(月) 00:49:50 :
- ~勇者国 南部~
女勇者「魔王の島に行って、魔王に会う?」テクテク
勇者「じいちゃんの遺言なんだよ」トテトテ
女勇者「魔王って、大魔王の手下なんじゃあ?」
勇者「うーん、じいちゃん詳しい事言う前に死んじゃったからなぁ」
女勇者「あっ!」
勇者「何?」
女勇者「お前は『伝説の勇者』だ、魔王を倒せ!ってヤツじゃない?」
勇者「それなら、『魔王に会え』っていう風に言わないだろうし、倒すなら大魔王だろ」
女勇者「うーん、そっかー」
まもののむれがあらわれた!
一角うさぎ×3 アルミラージ×1
女勇者「とりゃっ!」ザシュッ!
おんなゆうしゃのこうげき!
アルミラージをたおした!
勇者「ベギラゴン!」ドカーン!
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
いっかくうさぎA~Cをたおした!
まもののむれをやっつけた!
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- 10 : 2015/01/12(月) 01:05:28 :
- 勇者「なんか凄い剣だなー、それ」
女勇者「我が家の家宝の魔剣っす、『無敵の剣』!」エヘン
勇者「鉄板焼の鉄板かと思ったw」
女勇者「鉄板言うな、『アストロン』が魔力付与されてるし、デカイから盾にも使えるの!」プンスカ
勇者「良くそんなの振り回すなー」
女勇者「腕力が取り柄///」テヘッ
勇者「俺はどっちかって言えば、剣より魔法が得意だからなー」
女勇者「それより、早くこのウサギを料理してちょ///」グギュルルルー
勇者「やっぱ、俺が料理すんのか」
女勇者「料理が出来る婿はホントにありがたい///」(〃ω〃)
勇者「勝手に婿にすんな」
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- 11 : 2015/01/12(月) 08:10:57 :
- ~勇者国 南部~
女勇者「何だコレ?」
オー//ク「」スッパリ
オー//ガ「」スッパリ
ゴロゴロ
勇者「魔物の死体だろ」
女勇者「そーじゃなくて、どれも真っ二つに!」
勇者「凄い切り口だな・・・おまーこんな風に斬れる?」
女勇者「自分は力まかせにぶった斬るだけだから、こんなスッパリとは・・・」
勇者「鉄板だからなw」
女勇者「鉄板いうな!」
勇者「胸はまな板だけどなw」
女勇者「こ、殺す!」ワナワナ
勇者「いや、ほら、俺はちっぱいが好きだから」ヒラヒラ
女勇者「ち、ちょっと見てみる、可愛いよ///」(〃ω〃)テレテレ
勇者「誘惑してるつもりか?」
女勇者「チ○ビなんかピンクだよ///」(//∇//) テレテレ
勇者「いや、遠慮しとく」
女勇者「なんでー」(*`Д´)ノ!!!プンプン
勇者「それより、アレ」
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- 12 : 2015/01/12(月) 08:43:24 :
- ひとりのおとこがまもののむれとたたかっている!
オーク「がー!」ズンズン
???「ハッ!」シュパーン!
オー//ク「」スッパリ
オーガ「ごああ!」ブーン
???「ちっ!」ヒラリ
オーガ「ぐうう!」ズンッ
???「トウッ!」シュパーン!
オー//ガ「」スッパリ
女勇者「アイツが魔物を真っ二つに!」
勇者「みんな一太刀で斬ってる」
ゴブリン「くそっ!」ギリギリ ピュン
女勇者「危ない!」
???「!」スパン
勇者「矢まで斬った!」
ゴブリン「ひいい!」
???「」スパン
ゴブ//リン「」スッパリ
まもののむれをやっつけた!
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- 13 : 2015/01/12(月) 08:53:25 :
- ???「」ブンッ ビチャッ ← 剣の血を振り落とした
女勇者「いや、アンタ凄いなー」ヘラヘラ
勇者「独りでコイツら全部殺ったのか?」ヘラヘラ
???「・・・」(ФωФ) ギロリ
女勇者「あ゛!」
勇者「これ、あかんヤツや!」
???「ハッ!」ブンッ
女勇者「みゃー!」ガキン ← 無敵の剣で防いだ
???「トウッ!」ブンッ
勇者「のわー!」ガシッ ゴィーン バタッ
???「」ピクピク
女勇者「何、その盾?」ジー
勇者「うちの家宝の盾だよ『○ャプテン・○メリカの盾』って言うんだ」
女勇者「今のどーなったの?」
勇者「この盾は受けた衝撃を相手に跳ね返すんだ」
女勇者「それで攻撃してきたコイツが・・・」
???「」ヒクヒク
勇者「しかし、どう見ても人間だな・・・」
女勇者「ちょっとイケメンだな///」
勇者「婿候補に追加か?」
女勇者「いや、婿は料理が出来るちっぱい好きじゃないと///」(〃ω〃) テレテレ
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- 14 : 2015/01/12(月) 09:07:32 :
- ???「う、うーん」モゾッ
勇者「ん、気が付いた?」ジリッ
女勇者「また襲ってくる?」ジリッ
???「こ、ここは・・・」キョロキョロ
勇者「・・・」サッ
ゆうしゃは○ャプテン・○メリカのたてでみをまもっている!
女勇者「・・・」サッ
おんなゆうしゃはむてきのけんでみをまもっている!
???「しまった、またやってしまったのか・・・」ハアア
勇者・女勇者「?」
???「私は狂戦士と言う者です、もう大丈夫なので、武器をおろして下さい」
女勇者「本当に?」オソルオソル
勇者「いったい何で?」
狂戦士「私は大勢の敵や強力な敵と戦ってる時に、戦いに没頭して我を失う事があるのです」
勇者「戦いに没頭?」
女勇者「我を忘れる?」
狂戦士「これまでも魔物との戦いが終わった時に、何度もパーティーが全滅してて・・・」
勇者「そ、それは・・・」ガクブル
女勇者「ま、魔物に殺られたんだよね・・・」ガクブル
狂戦士「それが、みんな真っ二つになってて・・・」(´;ω;`)
勇者・女勇者「怖っわー!」ダキツキ
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- 15 : 2015/01/12(月) 09:19:40 :
- ~勇者国 南部~
勇者「・・・」トテトテ
女勇者「・・・」テクテク
狂戦士「・・・」スタスタ
勇者「・・・」テクテク
女勇者「・・・」トテトテ
狂戦士「・・・」スタスタ
女勇者「め、メダパニ君がついて来るんだけど・・・」(;゜∇゜)
勇者「メダパニ君? てきとーに命名すんな」
女勇者「も、もしかして自分が可愛いからすか?///」ドキドキ
勇者「それは無いな」サラリ
女勇者「ごらぁ!」プンスカ
勇者「じゃあ、メダパニ君に聞いてみ」
女勇者「ねーねー、自分って可愛いっしょ?///」
狂戦士「確かにボーイッシュだが可愛い顔だちだな、胸は無いが・・・」サラッ
女勇者「こ、殺す!」ワナワナ
勇者「おまーが我を忘れてどーする」ガシッ!
きょうせんしがなかまになった!
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- 16 : 2015/01/12(月) 09:38:40 :
- ~勇者国 南の街~
女勇者「魔物に占領されてるね」
勇者「人間もいるけど奴隷にされてるみたいだな」
狂戦士「とてもじゃないが、街には入れないぞ」
勇者「魔王の島に行くのに船が要るんだけどな」
女勇者「メダパニ君ちょっと行って魔物を斬って来てよ」
狂戦士「街の人間も全滅するから・・・」
女勇者「そ、そーだった」ガクブル
勇者「街を回り込んで、港に行って見よう」
~勇者国 南の街 港~
勇者「ここも魔物がいっぱい・・・」
女勇者「なんかたくさん船を作ってない?」
狂戦士「奴隷にされた人達が船を作らされてる」
勇者「なんとか魔物に見つからないように船を探そう」
~南の街 港の外れ~
女勇者「ゆーしゃ、ゆーしゃ!」クイクイ
勇者「何だ?」
女勇者「船を見つけた!///」(〃ω〃) コレコレ
舟?「」チンマリ
女勇者「どう?///」エライ?
勇者「船と言うより舟と言うか・・・」
狂戦士「これは、ボートじゃないのか?」
女勇者「で、でも、三人乗れるよ!」
勇者「こんなので海を渡れるのか?」
女勇者「大丈夫だよ、たぶん」← 根拠無し
狂戦士「遭難するんじゃないのか?」
女勇者「そんな事無いよー」
やはり、ゆうしゃたちはそうなんした!
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- 17 : 2015/01/12(月) 09:43:26 :
- ~海の上~
漁師A「今日も大漁だなー」
漁師B「大陸は大変らしいが、海は平和だなー」
漁師C「あっ、あれは何だ?」
漁師A「ボートか?」
漁師B「なんでこんな海の真ん中にボートが?」
漁師C「人が乗ってるぞ!」
漁師A「生きてるのか?近づいてみろ」
漁師B「とにかく助けないと!」
~漁船の上~
勇者「うーん」モゾッ
女勇者「むーっ」モゾモゾ
漁師A「あっ、気が付いたにゃ!」
勇者「にゃ?」
女勇者「にゃ?」
漁師B「大丈夫かにゃ?」(^・ω・^)∫
女勇者「猫耳に尻尾?」キョトン
勇者「ま、魔族!」ガバッ!
漁師C「どうかしたにゃ?」(^・∇・^)∫
女勇者「でも、なんか凄い弱そうw」
勇者「確かに・・・」
狂戦士「うーん」モゾッ
勇者「ラリホーマ!」
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
狂戦士「Zzzz」
きょうせんしはふかいねむりにおちた!
女勇者「どしたの?」
勇者「いきなりスパーンって殺りそうだったから・・・」
女勇者「なるほど」ナットク
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- 18 : 2015/01/12(月) 10:05:48 :
- ~漁船の上~
漁師A「わしらは魔族国の猫人族の漁師だにゃ」
漁師B「あんたらこの海の真ん中で、あんな小さなボートでなんで漂流してたにゃ?」
女勇者「魔王の島に行こうと・・・」
漁師C「どこから来たにゃ?」
勇者「南の街の港から・・・」
猫人族漁師達「「自殺行為だにゃ!」」
勇者「やっぱり・・・」ジトー
女勇者「てへっ///」テヘペロ
勇者「照れて誤魔化すな!」
漁師B「海の魔物じゃなくて、わしらが先に見つけて良かったにゃ」
漁師C「わしらが見つけなかったら海の魔物の餌か、海の藻屑だったにゃ」
勇者・女勇者「「・・・」」ガクブル
漁師A「わしらの船で魔王の島まで連れて行ってあげるにゃ」
女勇者「わーい!」
勇者「なぜ、俺達人間にそんな親切にしてくれるんですか?」マゾクナノニ?
漁師B「何言ってるにゃ、わしら魔族国は勇者国連邦の一員にゃ」
勇者「勇者国連邦の一員?」
漁師C「先代の魔王様は勇者国の王様だったにゃ」
勇者「えっ、勇者国の王様が先代魔王?」
漁師C「大陸の勇者国は大魔王に亡ぼされたけれど、魔王の島は今の魔王様が守ってるから無事だにゃ」
女勇者「魔王が大魔王から島を守ってる?」
漁師A「魔王の島には大陸から逃げて来た人間もいっぱいいるにゃ」
勇者「思ってたのと大分状況が違うみたい・・・そうか、だからじいちゃんは魔王の島に行けと言ったのか」
女勇者「とにかく、無事に魔王の島に行けそう///」
勇者「誰かのせいで海の藻屑になりかけたけどな」
女勇者「てへっ」テヘペロ
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- 19 : 2015/01/12(月) 10:31:01 :
- ~魔王の島 漁港~
猫人娘A「イケメンだにゃ!」(^〃ω〃^)∫ ニャー
猫人娘B「良い男が二人もいるにゃ!」(ФωФ) キラーン
女勇者「コレはあたしの!」ベーダ
勇者「あっちの猫耳の方が可愛いかも///」
女勇者「○゛ャラクティカ・○グナムー!」☆(゜o(○=(゜ο゜)o ボカッ
勇者「いちいち殴るな」ヒリヒリ
漁師A「こらっ、小娘どもあっち行け!」
猫娘達「みゃー!」オコラリター
漁師B「あんたら、こっちに来るにゃ」トテトテ
狂戦士「こ、ここはいったい、それに彼らは魔族では?」キョロキョロ
勇者「説明めんどいなー」
女勇者「メダパニ君大人しくしてるし、とりあえず放っといたら?」
???「ここですかー?」パタパタ
漁師C「そーだにゃ」
???「魔王様に会いたいと言うのは貴方がたですか?」パタパタ
勇者「そーですが?」
???「あたしは魔王様付きの伝令でハーピィ娘って言います、貴方達を魔王城まで案内します」パタパタ
勇者「美少女!///」カワイイ!
狂戦士「美乳!///」ワクテカ
女勇者「・・・」ゴゴゴゴゴ
ハーピィ娘「あれっ、貴女何で鉄板を振りかざしてるんですか?」パタパタ
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- 20 : 2015/01/12(月) 10:36:09 :
- バキッ ドカッ ゲシッ!
勇者「な、なんで・・・」ボロボロ
女勇者「浮気は許さん!」フンス
勇者「浮気って、とっくにおまーは嫁候補から外れ・・・」
女勇者「ゆーしゃ(泣)!」ゴゴゴゴゴ
勇者「ウソです、ウソです、女勇者は可愛いです」ガクブル
女勇者「それだけ?」(#`皿´) ゴゴゴ
勇者「う、浮気はしません」ガクガク
女勇者「よーし!」フンス
狂戦士「な、なんで私まで・・・」ボロボロ
女勇者「自分の前で胸の話はすんな!」ガオー
ハーピィ娘「な、何か面白い人達ですね(汗)」パタパタ
勇者「凶暴なだけなんだけど・・・」
女勇者「ゆーしゃ、何か言った?」ゴゴゴゴゴ
勇者「ひいい!」
ハーピィ娘「あっ、出発する前に腹ごしらえして行きませんか?」パタパタ
女勇者「わーい!」
勇者「俺達、お金とか持って無いよ」
ハーピィ娘「大丈夫です、魔王様の奢りですから」パタパタ
女勇者「奢り!」(ФωФ) キラーン
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- 21 : 2015/01/12(月) 11:13:51 :
- ~魔族国 港町~
ハーピィ娘「この店で良いですか?」パタパタ
女勇者「何でもいいでーす!」ニコニコ
勇者「奢りと聞いたら機嫌良くなった」ヤレヤレ
狂戦士「しっかり者の嫁だな」
勇者「嫁言うな!」
犬人娘A「いらっしゃいませー!」U^ェ^U
犬人娘B「あっ、お客さんイケメンだわん」
ハーピィ娘「四人なんだけどー」パタパタ
犬人娘A「こちらにどうぞだわん」
犬人娘B「ご注文は?」
ハーピィ娘「じゃあ、とりあえずAセット四つ」パタパタ
犬人娘B「かしこまりましたわん」
犬人娘A「」チラッ チラッ
犬人娘B「」チラッ チラッ
勇者「なんか凄い見てる・・・」
狂戦士「人間の男って、魔族にモテるのか?」
ハーピィ娘「種族によるけど、猫人族や犬人族は人間が好きみたい」パタパタ
勇者「ハーピィ族はどーなの?」
ハーピィ娘「あたしもゆーしゃさんの卵を抱きたいです///」ポッ
勇者「・・・」チラッ
女勇者「むーっ」← メニューをガン見してる
勇者「」ホッ
ハーピィ娘「うちの種族は女しかいなくて、他の種族の男と交わって子供を作るんですよー」パタパタ
狂戦士「なるほど」
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- 22 : 2015/01/12(月) 11:19:42 :
- ハーピィ娘「優秀な相手と交われば、それだけ優秀な子孫を残せるんですよー」パタパタ
勇者「ふーん」オレユーシュー
ハーピィ娘「あたしはこれでも先代の魔王様の血筋なんですよー」エヘン
勇者「先代の魔王?」
ハーピィ娘「あたしのご先祖様が魔王様付きの伝令をしてて、先代の魔王様に気に入られて・・・」パタパタ
勇者「凄い家系だなー」
ハーピィ娘「うちの家系は代々ハーピィ族一の美少女を輩出してるんですよー」パタパタ
勇者「そっち方面で優秀なのか・・・」
犬人娘A「Aセット四つお待たせしましたわん」
勇者「おっ、美味しそう」
狂戦士「良い匂いだな」
犬人娘A「あ、あの、あたしバイト5時に終わるんですけどもし良かったら・・・///」モジモジ
女勇者「あっ!」
勇者「!」ビクゥ!
女勇者「Bセット一つ追加して下さーい」モグモグ
勇者「そっちか!」
-
- 23 : 2015/01/13(火) 04:17:10 :
- 女勇者「ゆーしゃ」モグモグ
勇者「何?」モグモグ
女勇者「で、ハーピィ娘と交わるの?」モシャモシャ
勇者「!」ブーッ!
女勇者「汚い!」
勇者「聞いてたの?」
女勇者「で、バイト娘のお誘いは?」モキュモキュ
勇者「!」ブーッ!
女勇者「もう、また!」
勇者「え、えーと(汗)」ダラダラ
犬人娘B「追加のBセットですわん」
女勇者「わーい!」
勇者「」ホッ
女勇者「まだ、追求は終わってないよ」モガモガ
勇者「|||||」ズーン
狂戦士「なんか、かわいそう・・・」
女勇者「ん、Bセットも美味し!ゆーしゃも一口食べる?///」ハイアーン
勇者「あーん」パクッ
女勇者「美味しい?///」(〃ω〃)
勇者「うん」モキュモキュ
ハーピィ娘「こーいうの『ツンデレ』って言うんですかー」パタパタ
狂戦士「デレてはいるけど、『ヤンデレ』っぽいような・・・」
女勇者「おまーが言うな!」
勇者「狂戦士の方が病んでる・・・」
狂戦士「||||||」ズーン
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- 24 : 2015/01/13(火) 04:51:55 :
- ~魔族国~
ハーピィ娘「だから、うちの種族は結婚しないんですよー、女しかいないし」パタパタ
女勇者「そーなんすか!」ヘー
ハーピィ娘「だから今度、彼氏を一晩貸して///」パタパタ
女勇者「一晩くらいなら貸してもいいかなー」ウーン
勇者「俺を勝手に貸すな!」
女勇者「でも、狂戦士も割りとイケメンだと思うけど」
ハーピィ娘「顔で選んで無いから」パタパタ
女勇者「剣もかなり強いよ」
ハーピィ娘「うーん、でも勇者さんと違って、何か遺伝的に危ない気配が・・・」パタパタ
女勇者「分かるんだ!」
勇者「優秀な子孫を残すための能力か?」
狂戦士「魔族に危ないって言われるなんて||||」シクシク
女勇者「すぱーん!って、一族存亡の危機っすからねー」ケラケラ
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- 25 : 2015/01/13(火) 05:56:53 :
- ~魔族国 魔王城~
勇者「これが魔王城か・・・」
ハーピィ娘「そーでーす」パタパタ
女勇者「ゆーしゃ、早く行こ!」グイグイ
勇者「ちょっと待て、やっとここまで来た的な感慨に耽らせろ」
女勇者「勇者・・・///」ギュッ
勇者「なんで手をつなぐの?」
女勇者「ゆーしゃが感慨に耽ってる間に自分も色々と耽ろうかと・・・///」ポッ
勇者「じいちゃん、俺は魔王城に来たぞ・・・」
女勇者「・・・///」グイッ
勇者「なんで腕組んでくるの?」
女勇者「いーから、いーから///」ポッ
勇者「気が散るなぁ・・・じいちゃん、俺は魔王に会って・・・」
女勇者「・・・///」ギューッ
勇者「抱きしめるのヤメテ、感慨に耽れない」
女勇者「愛情充電中///」(//∇//) ムフフ
狂戦士「おまーら、もう夫婦漫才はいいから、魔王城に行くぞ」スタスタ
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- 26 : 2015/01/13(火) 06:09:36 :
- ~魔王城 正門~
正門「」ドーン!
勇者「デカイなー」
狂戦士「門番もな・・・」
ハーピィ娘「ちーす、お疲れっす!」パタパタ
門番ドラゴンA「おっ、ハーピィ娘か、お疲れ!」
門番ドラゴンB「おやっ、お客さんか?」
女勇者「竜がしゃべった!」ビックラコイタ!
勇者「ドラゴン族か?」ハジメテミタ!
狂戦士「大陸の魔物とは違うな」
ハーピィ娘「この人達は魔王様に会いに来たのー」パタパタ
門番ドラゴンA「許可って、出てんの?」
ハーピィ娘「えー、どーだろー?」パタパタ
勇者「許可出てないのに、案内してたのか?」オイオイ
門番ドラゴンB「あ゛っ!」
門番ドラゴンA「どしたB?」
門番ドラゴンB「A、こちらの方は・・・」ゴニョゴニョ
門番ドラゴンA「あ゛っ!」
門番ドラゴンB「だろっ?」
門番ドラゴンA「ど、どぞ、お通り下さい」ササッ
門番ドラゴンB「どぞ、どぞ」ササッ
勇者「?」
狂戦士「?」
女勇者「顔パス?」
ハーピィ娘「そーみたい」パタパタ
-
- 27 : 2015/01/13(火) 06:22:08 :
- ~魔王城の中~
女勇者「なんか、あんまり魔王城って感じじゃないね」トテトテ
勇者「普通の城って感じだなー」トテトテ
狂戦士「魔王城と言うからもっと禍々しいかと思ったが・・・」スタスタ
ハーピィ娘「昔はもっとオドロオドロしい感じだったらしいけど、先代の魔王様が改装したんだってー」パタパタ
勇者「先代の魔王って、人間だったって言ったっけ?」
ハーピィ娘「そーだよー、先々代の魔王を倒した勇者だったってー」パタパタ
女勇者「なんで魔王を倒した勇者が人間の魔王に?」
ハーピィ娘「詳しい事は魔王様に・・・」
???「貴様ら、この先に行きたければ、俺を倒してから行け!」バーン
勇者「!」
女勇者「こ、これは?」
ハーピィ娘「なんだー、狼女かー」パタパタ
狼女「冗談じゃないぞ、俺を倒せなかったらここは通さん!」ドーン
女勇者「誰?」
ハーピィ娘「魔王軍四天王の狼女です、あの娘、腕試しとか好きなんですよねー」パタパタ
勇者「強いの?」
ハーピィ娘「かなり・・・」パタパタ
勇者「うーん」
女勇者「じゃーんけーん、ぽい!」
勇者「ぱー」
女勇者「ぱー」
狂戦士「ぐー」
女勇者「はい、決定!」
狂戦士「さ、最初はグーじゃないのか?」
女勇者「最初はグーなんて言ってない」
勇者「あきらめて行ってこい」
-
- 28 : 2015/01/13(火) 06:47:02 :
- 狼女「お前が相手か」ニヘラ
狂戦士「(コイツは手強いな・・・)」ジリッ
勇者「いいかー、峰打ちだぞー!」
女勇者「すぱーん!はダメだぞーw」
狼女「行くぞ!」ダッ
狂戦士「疾い!」サッ
ヒュン ヒュン カン カン
女勇者「あの娘ヤルっすね」
勇者「狂戦士大丈夫かな?」
狂戦士「とうっ!」ゲシッ!
狼女「ふぎゃっ!」バタッ
勇者「良かった峰打ちだ」ハラハラ
女勇者「また戦いに我を忘れるかと・・・」ドキドキ
勇者「お疲れー!」
女勇者「お疲れっす!」
狂戦士「・・・」(ФωФ) ギラリ
勇者「あ゛!」
女勇者「あ゛!」
狂戦士「ハッ!」ブンッ
女勇者「みゃー!」ガキン ← 無敵の剣で防御
狂戦士「ふおっ!」ザンッ
勇者「うおっ!」ガイ~ン! ← ○ャプテン・○メリカの盾で攻撃を受けた
-
- 29 : 2015/01/13(火) 07:04:55 :
- 狂戦士「・・・」ピクピク ← ○ャプテン・○メリカの盾に衝撃をはね返された
勇者「ヤバかった・・・」
女勇者「やっぱ、スイッチ入ってた(汗)」
ハーピィ娘「やはりあたしが遺伝の危険を感じたのは正しかったみたい・・・」パタパタ
勇者「あの娘、よく真っ二つにされなかったな」ヤレヤレ
女勇者「狂戦士の好みのタイプなんだったりしてwww」ケラケラ
ハーピィ娘「おーい、ちゃんと生きてるかー?」パタパタ
狼女「うーん」モゾッ
ハーピィ娘「大丈夫かー?」パタパタ
狼女「なんて強い人・・・///」ポッ
勇者「あれっ?」
女勇者「そーきたかw」
狂戦士「あれっ、どうして倒れて・・・」キョロキョロ
女勇者「あっ、こっちも起きた」
狼女「ま、負けました、完敗です///」ポッ
狂戦士「よ、良かった、誰も真っ二つになってない」ホッ
勇者「真っ二つにされかけたわ!」
狼女「勝負に負けたからには俺は貴方のモノ///」メロメロ
女勇者「あっ、なんか勝手なルール作ってるw」
勇者「おまーが言うな!」
狼女「///」フリフリフリ
女勇者「めっちゃ尻尾ふってる!」
勇者「わかりやすいな」
-
- 30 : 2015/01/13(火) 07:24:46 :
- 狼女「あっ、俺、アタシ、魔王軍四天王の狼女です、お名前は?///」フリフリフリ
狂戦士「狂戦士だ」
狼女「狂戦士、す、素敵なお名前///」メロメロ
勇者「いつもこうなの?」
ハーピィ娘「うーん、狼女が負けるとこ初めて見たから」パタパタ
女勇者「なるほど、初体験なんすか、負けるの」
狂戦士「なんでくっつく?」
狼女「アタシは貴方のモノだからー///」ギュー
狂戦士「くっつくな!」グイッ
狼女「いゃん」ポテッ
勇者「いーじゃん、可愛い娘じゃん」(ФωФ) クスクス
女勇者「ほっそりしてスタイルも良いし、かなりの美少女じゃん」(ФωФ) ケラケラ
狂戦士「しかし、魔族だぞ」
勇者「人種差別はんたーい!」(ФωФ)
女勇者「はんたーい!」(ФωФ)
狼女「あ、アタシ、人間の血も少し入ってるんですよ///」
勇者「問題無し!」(ФωФ)
女勇者「問題なーし!」(ФωФ)
狂戦士「む、胸も貧乳・・・」
女勇者「ぬー、○ャラクティカ・○グナムー!」☆(゜o(○=(゜ο゜)o ボカッ
勇者「そこは地雷だってw」
~魔王城 魔王の間~
魔王?「お、遅い、いつまで待たせるのじゃ!」イライラ
-
- 31 : 2015/01/13(火) 07:40:55 :
- ~魔王城 魔王の間~
ハーピィ娘「ここに魔王様がおられまーす」パタパタ
勇者「とうとう、魔王と対面か・・・」ドキドキ
女勇者「ちーっす!」ガチャッ
勇者「おまーなー(泣)」
狂戦士「緊張感の欠片も無いな・・・」
狼女「///」フリフリフリ ← 狂戦士についてきた
ハーピィ娘「魔王様~、お客さんをお連れしましたー」パタパタ
魔王?「客じゃと?ん、なにいっ!」ガバッ
女勇者「どったの?」
魔王?「うおおおおっ!」ドドドド
狂戦士「むっ!」スチャッ
狼女「えっ、魔王様?」
勇者「あれっ、俺に突進?」
魔王?「魔王殿!」ダキッ!
勇者「え゛?」
女勇者「ソレ、アタシのー!」キーッ
魔王?「魔王殿、魔王殿~///」エーン エーン
勇者「魔王?が泣いてる?」
魔王?「魔王殿、会いたかった~///」ギューッ
勇者「俺が魔王?」キョトン
女勇者「ぬーっ!」ジタバタ
ハーピィ娘「お願いここであばれないでー」シガミツキ
狂戦士「私よりもバーサーカー化してるな」シガミツキ
狼女「貴方、アタシも手伝う///」シガミツキ
狂戦士「私にしがみつくな、女勇者を抑えろ!」
-
- 32 : 2015/01/13(火) 07:47:06 :
- 魔王?「は、恥ずかしいところを見せてしまったな///」グズッ グズッ
勇者「こうして見るとスゴい美人///」
女勇者「うきー!」(#`皿´)
狂戦士「しかも、巨乳!///」
狼女「うきー!」(#`皿´)
魔王?「そ、そうかな///」(〃ω〃) モジモジ
ハーピィ娘「この人達・・・」パタパタ
魔王?「わらわは魔族国の魔王、竜王じゃ!」バサーッ
勇者「竜王?」
竜王「わらわは神代の時代の種族である竜神族の末裔なのじゃ」
女勇者「竜神族?」
竜王「さっきは済まなんだな、そなたが魔王殿にまさに生き写しで、余りに懐かしく・・・///」カアッ
勇者「魔王殿って?」
竜王「先代の魔王で、勇者国の王で、わらわの義理の父親だった人じゃ」ナツカシヤー
勇者「元勇者の人間の魔王?」
竜王「魔王殿は悪い魔王を倒し、魔族と人間との戦争を終わらせ、世界を統一した偉人じゃ」
勇者「俺、そんな偉い人にそっくりなんだ///」
竜王「独りぼっちで腹を空かせた魔族の小娘を我が子と呼んで育ててくれた恩人なのじゃ」イイヒトダッタノジャ
女勇者「なるほど、それでゆーしゃに抱きついたんすか」ナットク
竜王「魔王殿は無理に無理を重ねておられたので、たった120才で亡くなられて・・・」ジワッ
竜王「いや、人間にしたらものすごい長生きなんだけど・・・」
竜王「えっ、そなの?///」
女勇者「普通は80才でも長生きっすよ」
竜王「しかし、勇者国の王家の血筋は大魔王との戦いで途絶えたと思っておったが・・・」ソッ
勇者「か、顔が近い///」カアッ
女勇者「ぬー」イライラ
竜王「ん、その盾は?」チラッ
勇者「うちの家宝で『○ャプテン・○メリカの盾』って言うんだけど」
竜王「そうか、そなたは魔王殿と竜娘の子孫か・・・」
-
- 33 : 2015/01/13(火) 08:07:24 :
- 竜王「そなたも・・・」トテトテ
女勇者「えっ、自分すか?」σ( ̄∇ ̄;)
竜王「女勇者姉ちゃんの若い頃にそっくりじゃ」
女勇者「自分のご先祖さん知ってるんすか?」
竜王「魔王殿が女勇者姉ちゃんまで側室に迎えたのには驚いたがの」
女勇者「自分のご先祖も先代魔王!」
竜王「『社長』さんが血を遺すと言ったのはこの事じゃったのだな」
女勇者「しゃちょーさん?」キョトン
ハーピィ娘「わー、みんな親戚だねー」パタパタ ← コイツも親戚
狂戦士「も、もしかして私も?」ドキドキ
竜王「ん、お主、誰じゃ?」
狂戦士「だ、誰か似てた人とか・・・」ガクガク
竜王「知らん!」
狂戦士「がーん!」(゜ロ゜;
狼女「狂くん、アタシが慰めてあげる///」ギューッ
-
- 34 : 2015/01/13(火) 08:41:32 :
- 竜王「そうか、魔物と戦って亡くなった祖父がわらわに会えと・・・」
勇者「詳しい事を聞く前に息絶えてしまって・・・」
竜王「アレを渡せと言う事じゃろうの」
勇者「アレ?」
女勇者「アレ?///」(〃ω〃) イャン
勇者「おまー、何を想像した?」
女勇者「ヒ・ミ・ツ///」カアッ
竜王「側近、アレを持て!」
側近(スライム娘)「・・・///」ウニョウニョウニョ
勇者「こ、これは、よろい?」
女勇者「赤と金色のよろい!」カッコイー!
竜王「魔王殿が使っていた鉄人マークⅣじゃ!」バーン
勇者「鉄人?」
女勇者「マークⅣ?」
竜王「コレを装着すれば、使用者の魔力、筋力を増強し、強力な攻撃力や無敵の防御力、空を飛ぶ能力も得られるのじゃ!」
女勇者「えー、いーなー、いーなー」ウラヤマ
竜王「そうか、女勇者姉ちゃんもいるのだな、側近!」
側近「」コクコク
女勇者「女勇者姉ちゃん?」アタシ?
側近「///」ウニョウニョウニョ
竜王「こっちは女勇者が使っていた鉄人マークⅢじゃ!」バーン
女勇者「自分にも同じのー!」(*≧∀≦*) ヤッター
勇者「本当だ」オンナジ
竜王「性能は少し違うが外観は同じじゃからの」
女勇者「ゆーしゃ、ペアルックだね///」
勇者「俺のヤツ色変えて貰って良いですか?」
女勇者「ごらぁ!」(*`Д´)ノ!!!
-
- 35 : 2015/01/13(火) 12:42:17 :
- 勇者「竜王・・・さん」
竜王「そなたなら竜王と呼んでも良いぞ///」ポッ
女勇者「じゃあ、竜王」
竜王「おまーは、竜王様と呼べ!」
女勇者「差別だ!」(#`皿´)
勇者「これはどうやって着るんだ、使い方は?」
竜王「わらわでは上手く説明出来んのじゃ、魔王殿が遺したコレを・・・」ドサッ
勇者「『取扱説明書』?」
女勇者「なにコレ、電話帳?」ブアツイ!
勇者「電話帳って、何?」
女勇者「いや、なんとなく・・・」(´・ω・`)
勇者「でも、こんな強力な物、なぜ竜王が自分で使わないんだ?」
竜王「そ、それはわらわが『ぼんきゅっぼん!』で体型が合わないから・・・///」
勇者「・・・」ジー
女勇者「ゆーしゃ、何じろじろ見てんの?///」テレテレ
勇者「おまーは貧乳で良かったな」ポンッ
女勇者「褒めてんのか、貶してんのかどっち!」(ー。ー#)
-
- 36 : 2015/01/13(火) 13:13:11 :
- ~魔王城 勉強部屋~
勇者「えーと、『るーら!』の使用法は・・・」
女勇者「ゆーしゃ、この漢字なんて読むの?」
勇者「そら」
女勇者「この漢字は?」
勇者「・・・」ジー
女勇者「あ、頭悪いんじゃないよ、子供の時に戦争であんまり勉強する事が出来なくて・・・///」カアッ
勇者「この字はとぶ」
女勇者「ゆーしゃ、優しい///」ピトッ
ハーピィ娘「お二人は仲が良いなー♪」パタパタ
~魔王城 勉強部屋 夜~
勇者「うーん『まぬーさ!』の使用法・・・」
女勇者「Zzzz」ウトウト
勇者「慣れない勉強で疲れたのか・・・おい、部屋に帰って寝るぞ!」
女勇者「ゆーしゃ、にぇみゅい、お姫さま抱っこでお部屋に連れてって~///」
勇者「めんどくさー」ヨイショ
女勇者「ゆーしゃ、しゅきぃ~///」ダキツキ
勇者「は、恥ずかしいヤツ///」
~魔王城 翌日~
勇者「どれ」ガチャンガチャンガチャン
鉄人勇者「こんな感じか?」ガチャリ
女勇者「おーっ、カッコいい!///」
鉄人勇者「おまーも装着してみ」
女勇者「こうかな?」ガチャンガチャンガチャン
女鉄人「装着出来たー!///」ガチャリ
-
- 37 : 2015/01/13(火) 16:05:47 :
- ~魔王城の外~
鉄人勇者「うーん、とうっ!」グイッ!
女鉄人「おおっ、デカイ岩を軽々と持ち上げた!」
鉄人勇者「ぽいっと」ズシン
女鉄人「今度はあたし、うりゃっ!」グイッ!
鉄人勇者「マークⅣの方がマークⅢよりパワーあるって『説明書』に書いてあったけど、マークⅢのパワーも遜色ないな」
女鉄人「うん、そーみたい」ドサッ
狂戦士「・・・」ウラヤマー
狂戦士「はっ、いかん、いかん、私はやはりこの剣で!」
ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン
狂戦士「とうっ!」シュパーン
狼女「狂くん///」樹|ω・`) ジー
ハーピィ娘「おまーは、星飛馬の姉か!」パタパタ
竜王「魔王殿///」樹|ω〃) ジー
ハーピィ娘「ま、魔王様まで!」パタパタ
-
- 38 : 2015/01/13(火) 22:18:57 :
- 鉄人勇者「女勇者、試しに飛んでみるか?」
女鉄人「えーっ、ゆーしゃ大丈夫かな?」
鉄人勇者「大丈夫だよ、おまーはマークⅣを追尾しろ、るーら!」ゴゴゴゴゴ キイイイインー
てつじんゆうしゃはとびたった!
女鉄人「え、えーと、マークⅣを追尾、るーら!」ゴゴゴゴゴ キイイイインー
おんなてつじんはとびたった!
鉄人勇者「ちゃんと付いて来てるな」ゴオオオー
女鉄人「うわー、飛んでるー!」ゴオオオー
キイイイインー!
女鉄人「ゆーしゃ、ゆーしゃ!」ゴオオオー
鉄人勇者「どした?」
女鉄人「ルーラの呪文やキメラの翼とかより自由自在だね!///」
鉄人勇者「そうだな・・・よし、勇者国の方に飛んでみるか」ゴオオオー
女鉄人「ゆーしゃ!」
鉄人勇者「何だ?」
女鉄人「久しぶりに二人きりだね///」
鉄人勇者「そだな」
※二人は無線ではなく、外部スピーカーと高感度マイクで話してます
女鉄人「ゆーしゃはキレイ系の美人か可愛い系の美少女かどっち好き?」
鉄人勇者「何それ?」
女鉄人「どっち?」
鉄人勇者「可愛い系だな」
女鉄人「年上のお姉さん系か、年下の妹系かどっち好き?」
鉄人勇者「年下」
女鉄人「グラビアアイドル体型かほっそりスレンダーだったらどっち好き?」
鉄人勇者「ほっそりスレンダー」
女鉄人「完全勝利!///」フンス!
鉄人勇者「でも好みとは逆だけど、竜王は良いよなー///」
女鉄人「めらぞーま!」
おんなてつじんはじゅもんをとなえた!
手のひらから巨大な火球が飛び出す! ゴオオオー
鉄人勇者「うわっ、危ない!」
くうちゅうせんがはじまった!
-
- 39 : 2015/01/13(火) 22:35:46 :
- ~魔族国と勇者国の間の海上~
鉄人勇者「女勇者やめろー!」ゴオオオー
女鉄人「ロックオン!」ゴオオオー
鉄人勇者「べぎらごん!はやめてー!」
女鉄人「死ねっ、浮気者!」
鉄人勇者「あっ女勇者、アレっ!」
女鉄人「誤魔化すなー!」
鉄人勇者「アレを見ろ!」
女鉄人「あっ、船がいっぱい!」
鉄人勇者「大魔王軍が港町で作ってたヤツだ・・・」
女鉄人「いったい何隻あるんだろう?」
鉄人勇者「マークⅣ船舶数計測!」
女鉄人「どう?」
鉄人勇者「視界に入ってるだけで300隻を越えている・・・」
女鉄人「港町で作ってた船はどれも大きかったよね」
鉄人勇者「どの船にも魔物が100匹は乗ってるだろうな」
女鉄人「さ、三万の魔物の軍勢!」
鉄人勇者「魔王の島に向かってる、女勇者戻るぞ、竜王に知らせないと!」キイイイインー
女鉄人「了解!」キイイイインー
-
- 40 : 2015/01/13(火) 22:50:53 :
- ~魔王城~
竜王「何っ、大魔王の軍勢がこの島を目指しておるとな?」
勇者「大型の船が視界に入るだけでも300隻を超えていた・・・」
女勇者「どの船も魔物を満載してた!」
竜王「ぬうっ、大魔王め、とうとうこの島にも来たか!」
側近「・・・」コクコク
竜王「側近、鳥人族の偵察隊を派遣して、船団の上陸地点を探れ!」
側近「///」ウニョ!
竜王「ハーピィ娘!」
ハーピィ娘「はい、魔王様!」パタパタ
竜王「お前達は至急魔王軍を集めるのじゃ!」
ハーピィ娘「りょーかーい!」パタパタ
女勇者「あの娘、緊張感ないな・・・」(; ̄ー ̄A
勇者「竜王、魔王軍の戦力は?」
竜王「三千くらいかの?」
勇者「え゛、三千?」(゜ロ゜)
女勇者「大魔王軍は三万くらいなんだけど・・・」(´;ω;`)
竜王「大丈夫じゃ、我らには『会社』が遺した武器や防具が有る!」
勇者・女勇者「「会社?」」
竜王「今時の若い者は知らぬのか?(株)魔法具製造販売会社じゃよ!」
勇者・女勇者「「(株)魔法具製造販売会社?」」
-
- 41 : 2015/01/14(水) 06:48:32 :
- ~魔王城~
狼女「戦闘種族はこっちに集まれー!」
ドラゴン族「俺達そっちだな」ノシノシ
サイクロプス族「そっちに行くぞい」ドスドス
ハーピィ娘「非戦闘種族はこっちだよー」パタパタ
猫人族「わしらはこっちだにゃ」(^〃ω〃^)∫
竜王「側近、戦闘種族には武器を持たせて前衛に、非戦闘種族には杖や弓矢を持たせて援護をさせるのじゃ」
側近「・・・///」コクコク
女勇者「うわー、魔力付与された剣とか槍とか斧とかがいっぱい!」
勇者「魔法の杖もだ!」
竜王「魔王殿がこの日のために魔王城に蓄えておいて下さったのじゃ」
ドラゴンA「オレこの槍にしよ!」
猫人A「この『いかづちの杖』を使うにゃ!」
犬人A「うーん、どの杖にするか悩むわん」
サイクロプスA「わしは斧にするぞい」
狂戦士「・・・」イイナー
女勇者「メダパニ君に自分の剣貸したげよっか?」
狂戦士「あの魔剣を、いいの?」ワクワク
女勇者「はいっ」パシッ
狂戦士「うおっ!」ズシーッ
女勇者「どしたの?」
狂戦士「おっ、重い!」プルプル
勇者「鉄板だからなw」
狂戦士「こ、こんなのを軽々と振り回してたのか?」プルプル
女勇者「子供の頃から使ってたから慣れた」
狂戦士「いや、そういうレベルじゃない重さ」プルプル
-
- 42 : 2015/01/14(水) 06:57:53 :
- 虎女「おっ『破壊の鉄球』見っけ、オレこれにしよ♪」(ФωФ) キラーン
鬼女「アタシは何にしよ、金棒ないかなー」ガサガサ
勇者「あれっ、あの娘達どっかで会った事あるかな?」
女勇者「また浮気!」(#`皿´)
勇者「いや、そーじゃなくて」
ハーピィ娘「あの娘達は魔王軍四天王の鬼女と虎女ですよー」パタパタ
勇者「四天王って事は四人だよな、あの二人と狼女とあと一人?」
ハーピィ娘「あとの一人は側近のスライム娘さんです」パタパタ
女勇者「側近ってあの全裸の?」
勇者「全裸いうな!///」スライムダカラ
狂戦士「・・・」ハアア ← 無敵の剣が重すぎて使えなくて落ち込み中
狼女「狂くん///」フリフリフリ
狂戦士「なに?」
狼女「いっしょに良い魔剣ないか探しに行こ!///」グイグイ
勇者「良い娘だなー」
女勇者「貧乳だけどねw」
勇者「おまーが言うな!」
-
- 43 : 2015/01/14(水) 07:33:46 :
- 竜王「魔王殿・・・いや勇者、準備はどうじゃ?///」スタスタ
勇者「竜王、その格好は?///」
竜王「魔王殿が鉄人を作る前に開発した防護服じゃ、昔は竜娘が使っておった物をわらわが貰ったのじゃ」
勇者「ぼ、ボディラインがはっきりわかってエロい///」ダラー
竜王「ど、どうしたのじゃ、鼻血が出ておるぞ///」オロオロ
女勇者「ち、ちょっと手当てして来ます」ズルズル
勇者「こ、こら引っ張るな!」ズリズリ
~物陰~
女勇者「勇者、ちょっとそこに正座」
勇者「な、なんで?」
女勇者「ゆーしゃ、せ・い・ざ!」
勇者「は、はい」チョコン
女勇者「アタシと竜王のどっちが魅力的?」
勇者「えっ、何の話・・・」
女勇者「質問に答えろ||||」ゴゴゴゴゴ
勇者「こ、殺される・・・」ガクガク
鳥人族A「魔王様、大魔王軍の船団の上陸場所がわかりました!」バッサバッサ
竜王「よし、出撃じゃ!」バサァ
女勇者「ちっ、命拾いしやがって」チッ
勇者「な、なんか助かった」ホッ
-
- 44 : 2015/01/14(水) 07:51:54 :
- ~魔王の島 岸辺~
竜王「なるほどここなら水深が深くて湾内の奥にまで船が侵入出来るの」
鳥人族長「大魔王軍の船が何隻も偵察に来ておりました」バッサバッサ
竜王「側近、兵を配置するのじゃ!」
側近「・・・」コクコク
勇者「陽動って事は?」
鳥人族長「万一船団が方向を変えても大丈夫なように、我が一族の者が付かず離れずで偵察しております、勇者様」バッサバッサ
勇者「なら陽動だった場合はすぐにわかるな」
女勇者「あっ、船が見えてきた!」
竜王「者共、迎撃準備じゃ!」
魔族「「おおっー!」」
~大魔王軍船団~
オークA「湾が見えたぞー!」
オークB「上陸準備!」
ゴオオオオー
オーク「「うわー、火だ、ふ、船が燃える!」」
~魔王軍~
鉄人勇者「めらぞーま!」
てつじんゆうしゃはじゅもんをとなえた!
女勇者「めらぞーま!」
おんなてつじんはじゅもんをとなえた!
狼女「火矢をどんどん射てー!」
猫人「にゃっ!」ピュン
犬人「わんっ!」ピュン
サイクロプス「どりゃーっ!」ブウン!
鬼女「おおっ、槍投げ!」
ポチャン
虎女「届いてない・・・」(ФωФ)
-
- 45 : 2015/01/14(水) 08:01:02 :
- ~魔王の島 岸辺~
鉄人勇者「ちっ、船の数が多すぎるな」
竜王「沈む前に岸に着こうとしとるの」
ズザザザー ワラワラ
女鉄人「上陸して来たわ!」
ドラゴン達「」スウッ ゴオオオオー
ドラゴンたちははげしいほのおをはいた!
オーク達「「のわー!」」
ゴブリン「援護しろ!」
ピュン ピュン ピュン
ドラゴン達「「みゃー!」」プスプス
狼女「船の上から弓矢を!」
猫女「『賢者の石』で回復するにゃ!」パアア
鉄人勇者「ロックオン、べぎらごん!」
てつじんゆうしゃはじゅもんをとなえた!
両肩からマジックアローが飛び出す!
ドドドドド
女鉄人「ロックオン、べぎらごん!」
おんなてつじんはじゅもんをとなえた!
両肩からマジックアローが飛び出す!
ドドドドド
オーク「「ぎゃあーー!」」
-
- 46 : 2015/01/14(水) 08:13:06 :
- 狂戦士「とうっ!」シュパーン
オー//ク「あうっ!」スッパリ
狂戦士「りゃあ!」シュパーン
オ//ーガ「がっ?」スッパリ
女鉄人「あっ、メダパニ君がモードに入ってる」
鉄人勇者「あっちには味方は近寄らせるな」
狂戦士「ハッ!」シュパーン
ゴブ//リン「げっ!」スッパリ
狼女「狂くん///」ホレボレ
???「威勢の良いのが居るな」ノシノシ
狂戦士「むっ、とりゃっ!」シュパーン
ガキン
???「わしには効かん!」ブーン ザシュッ!
狂戦士「ぐうっ!」ドサッ ボタボタ
狼女「いゃあああー、狂君!」
鉄人勇者「どした、あっ!」
女鉄人「メダパニ君の右手が!」
狼女「狂くん、しっかりして!」ユサユサ
狂戦士「」ガクガク
鉄人勇者「よくも仲間を!」
???「貴様もこの大魔王に逆らうつもりか」ノシノシ
鉄人勇者「なに!」
女鉄人「大魔王?」
大魔王「真っ二つにしてくれるわ!」ブウン
ガシッ
大魔王「ぬっ?」
鉄人勇者「むーっ!」ギリギリ
女鉄人「真剣白刃取り!?」
-
- 47 : 2015/01/14(水) 08:20:04 :
- 大魔王「ぬーっ!」ギリギリ
鉄人勇者「むーっ!」ギリギリ
大魔王「ぬおーっ!」プルプル
鉄人勇者「むおーっ!」プルプル
女鉄人「この隙に、ぎがでぃん!」
おんなてつじんはじゅもんをとなえた!
胸部の魔法リアクターから強力なエネルギーを発射!
バリバリバリーッ!
大魔王「ま、魔法などわしには効かぬわ、わっ!」ギリギリ
鉄人勇者「むーっ!」グイーッ!
大魔王「ひ、卑怯な!」プルプル
竜王「な、何をやっておるのじゃ?」
女鉄人「大魔王と力比べかな?」
竜王「魔王殿、今助けるぞ!」
女鉄人「魔王殿じゃないから」マチガエンナ
竜王「///」スウッ ゴオオオオー
りゅうおうははげしいほのおをはいた!
大魔王「そんな炎なぞわしには、ううっ!」ギリギリ
鉄人勇者「むむーっ!」グイーッ!
大魔王「く、くそーっ」プルプル
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- 48 : 2015/01/14(水) 08:32:12 :
- 大魔王「ええい!」パッ
鉄人勇者「おっと」ヨロッ
竜王「大魔王が剣を離した///」
大魔王「ぬぬぬ、我が魔剣を・・・」
鉄人勇者「えいっ!」ポキン
大魔王「あ゛!」オッタ?
女鉄人「簡単に折れたwww」
大魔王「よくもやりおったな!」
だいまおうのいてつくはどう!
すべてのじゅもんのこうりょくがかきけされた!
鉄人勇者「」ピタッ!
てつじんゆうしゃのまほうリアクターがていしした!
女鉄人「」ピタッ!
おんなてつじんのまほうリアクターがていしした!
大魔王「むはははは!」
竜王「魔王殿!」 ← また間違えた
鉄人勇者「再起動!」キイイイイーン
大魔王「な、なに!」
女鉄人「ゆーしゃ、さいきどーってどうやんのー?」ピタッ
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- 49 : 2015/01/14(水) 08:46:34 :
- 女鉄人「さいきどー!」ピタッ
女鉄人「さいきどー!」ピタッ
女鉄人「さいきどー!」ピタッ
女鉄人「えーん、動かないよー」(´;ω;`) ← 再起動のやり方覚えてない
竜王「魔王殿、ぎがすらっしゅを使うのじゃ!」 ← またまた呼び間違えてる
鉄人勇者「ぎがすらっしゅ!」シャキン
てつじんゆうしゃはじゅもんをとなえた!
鉄人マークⅣの前腕に装備された『勇者の剣1/3』の刃が出てきた!
鉄人勇者「とうっ!」サクッ
大魔王「ぐぼぁ!」ドクドク
鉄人勇者「やった!」
大魔王「お、おのれー」ヨロヨロ
竜王「魔王殿、とどめを!」
鉄人勇者「いや、さっきから呼び間違えてるんだけど・・・」
竜王「えっ///」カアッ
大魔王「ルーラ!」ビュウウウウー
鉄人勇者「あ゛!」シマッタ
竜王「あ゛!」ノガシタ
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- 50 : 2015/01/14(水) 08:50:50 :
- 鉄人勇者「・・・」
竜王「・・・///」
鉄人勇者「スンマセン」
竜王「いや、わらわこそ///」
鉄人勇者「本当スンマセン」
竜王「いや、わらわの方が///」
女鉄人「えーん、ゆーしゃ、たしけてー」← まだ再起動出来てない
狼女「狂くーん、しっかりー!」ユサユサ
狂戦士「」ガクガク
鬼女「えーと、大魔王軍の残りはどうしましょう?」
側近(スライム娘)「///」ウニョ
虎女「なるほど皆殺しっすね」(ФωФ) キラーン
後編に続く
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- 51 : 2015/01/14(水) 13:06:08 :
- ~設定~
勇者国のある大陸は大魔王に制圧されている世界、『社長』さんの時代のおよそ300年後のお話
勇者(鉄人勇者)♂19:『社長』と『竜娘』の子孫、社長さんの生まれ変わり
女勇者(女鉄人)♀18:『社長』と『女勇者』の子孫、女勇者の生まれ変わり
狂戦士♂19:なんでも真っ二つに斬る剣豪、戦いに没頭して我を忘れるのが玉にキズ
竜王(魔王)♀320:竜神族の末裔、『社長』の養女、今は『ぼんきゅっぼん』である
側近(スライム娘)♀?:魔王軍四天王筆頭、あのスライム娘である
狼女♀18:魔王軍四天王、『北の勇者』と『狼娘』の子孫、狂戦士に惚れている
鬼女♀19:魔王軍四天王、どうやら『鬼娘』の子孫らしい
虎女♀19:魔王軍四天王、こちらも『虎娘』の子孫らしい
ハーピィ娘♀17:魔王様付き伝令、『社長』と『ハーピィA』の子孫
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- 52 : 2020/09/29(火) 12:58:54 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
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害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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