このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
苗木「そして彼女は希望に絶望する」
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- 1 : 2015/01/09(金) 23:34:45 :
- 短編です!!
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- 2 : 2015/01/09(金) 23:41:40 :
- 江ノ島「うぷぷ…♪」
苗木「嘘…だろ…?」
江ノ島「議論の結果が出たようです!」
江ノ島「…うぷぷぷぷ♪」
江ノ島「うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……♪」
江ノ島「苗木以外、自分達に入れたね…♪」
霧切「……」
十神「…」
ジェノサイダー「…」
朝日奈「…っ」
葉隠「……」
苗木「嘘だろ!?皆!!考えなおしてよ!!」
江ノ島「では……全員……」
江ノ島「オシオキターーーーイムッ!!」
苗木「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
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- 3 : 2015/01/09(金) 23:50:01 :
- 苗木クンのオシオキを開始します。
霧切さんのオシオキを開始します。
十神クンのオシオキを開始します。
ジェノサイダー翔及び、腐川さんのオシオキを開始します。
朝日奈さんのオシオキを開始します。
葉隠クンのオシオキを開始します。
『補習』
葉隠「う……」
グシャ
朝日奈「ーーっ!!」
グシャ
ジェノサイダー「…ふふ……」
グシャ
十神「……チッ……」
グシャ
霧切「……」
グシャ
苗木「何で……」
苗木「何でだよっ!何でなんだよっ!!!」
苗木「何でだよおぉぉぉぉぉぉ!!!」
グシャ
江ノ島「うぷぷ♪」
江ノ島「……絶望した…?」
江ノ島「苗木……!」
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- 4 : 2015/01/09(金) 23:57:59 :
- 江ノ島「ふぅ……」
江ノ島「最っっっ高の絶望が見れたわぁ……」
裁判場は静まり帰った
江ノ島「これでとりあえずは一段落ね…」
江ノ島「………なんかつまらない」
江ノ島「何で?これが私の希望でしょ……?
江ノ島「……え?」
江ノ島「私は自分の意見に希望を持ったの……?」
江ノ島「あれ……?」
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- 5 : 2015/01/10(土) 02:48:42 :
- 期待です!
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- 6 : 2015/01/10(土) 19:41:57 :
- >>5
ありがとうございますっ!!!
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- 7 : 2015/01/10(土) 19:45:47 :
- 江ノ島「…おかしいな」
江ノ島「私は絶望に希望したの?」
江ノ島「そして苗木達は希望に絶望したんだよね…」
江ノ島「私は超高校級の絶望」
江ノ島「だけど希望を持ったの…?」
江ノ島「あれ?」
江ノ島「…なんか、よくわからない」
江ノ島「超高校級の絶望が希望を持っていいの?」
江ノ島「私って何?」
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- 8 : 2015/01/13(火) 20:51:18 :
- 江ノ島「…」
江ノ島「…わかんないよ…」
江ノ島「私は何で後悔してんの…?」
江ノ島「もうあとには戻れないのに」
皆が懐かしい
皆が恋しい
二年前の思い出が
蘇る
江ノ島「…ウッ」
江ノ島「ヒッ…ヒック…」
江ノ島「ウゥ…ア…ゥ…」
江ノ島「お姉ちゃん…」
江ノ島「苗木…くん……」
江ノ島「もうグチャグチャだよ…」
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- 9 : 2015/01/24(土) 08:06:59 :
- 江ノ島「…」
江ノ島「泣いてたって意味ないよね…」
江ノ島「せめて…皆の死体くらいは生物室に置きに行くか…」
江ノ島は苗木の死体の様子を見た
グシャグシャに潰れていて、人の形ではない
江ノ島「苗木…だよね…?」
学生時代、よく話しかけてくれた
好きだった
超高校級の絶望である江ノ島に話しかけてくれた
何も知らないで気軽く話しかけて…
どんどん好きになっていった
だけどもう……
江ノ島は苗木に触れた
血が生暖かい
するといろんな感情がヒシヒシとこみ上げてきた
夢を叶えられた達成感、嬉しさと悲しさ、自分自身に対する怒り
江ノ島は自分を制御できなくなっていた
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- 10 : 2015/01/25(日) 07:49:14 :
- 江ノ島「あ…アハッ…ヘヘッ…うぷぷぷ…な、苗木…アハハハ…gd@t'#kt/d'…
d7ja@t'ng&jw_tmg…」
江ノ島は発狂した
ケタケタと笑い声をあげながら走り回る
一時間くらいは走り回っただろうか
体力的にも精神的にも疲れ切っていた
江ノ島は床に座り込んだ
江ノ島「最高じゃなーい…❤︎」
江ノ島「超絶望的❤︎超最高…❤︎」
もう誰も彼女を止めることはできなかった
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- 11 : 2015/02/01(日) 20:01:20 :
- 江ノ島は苗木の死体らしき物を抱きしめて、頬を擦り付けた
江ノ島「苗木❤︎苗木❤︎愛してるよアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテル」
江ノ島「大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き❤︎」
強く抱きしめた
ガシッ
江ノ島「え?」
何かに頭を掴まれた気がした
後ろを振り返っても、誰もいない
いや、いるわけがない
江ノ島「え?何?気のせい?」
キョトンとしていると
《さあ、復讐の始まりだ》
声が聞こえた
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- 12 : 2015/02/01(日) 20:01:51 :
ここからグロ注意!
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- 13 : 2015/02/01(日) 20:08:25 :
また頭を掴まれた
掴まれてはいない
鷲掴みされた
すると地面に叩きつけられた
バンッ
江ノ島「ーーっ!!」
鈍い音がした
意識が朦朧する
江ノ島「うっ…」
江ノ島「何…誰…」
そこには誰もいない
額から血が流れ出た
すると今度は髪の毛を掴まれた
ちぎれそうになる
江ノ島「い、痛い…痛い…」
抵抗しようとすると、手を掴まれた
後ろに組まされ、通常曲がらない方向に曲げさせられた
ボキッと音がする
江ノ島「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
痛いなんてものじゃない
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- 14 : 2015/02/01(日) 20:14:49 :
- ピクピクと体が痙攣を起こす
まだ髪の毛を掴まれたままだ
頭を上に持ち上げられると
なんども殴られた
様々な場所を
何回も何回も殴られた
口からも鼻からも血が出る
抵抗する力もない
見えないものに暴力を振るわれ続けた
江ノ島「あ………」
江ノ島の視線の先にはバットがあった
野球のバットが宙に浮いている
江ノ島「桑田……」
どんどん近付いてくる
江ノ島「来ないで……」
ついに近くまで来た
バットが振り上げられる
《ウラミ》
そんな声が聞こえると振り下ろされた
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- 15 : 2015/02/01(日) 20:18:33 :
- バキィッ!
背中の骨が折れた
江ノ島「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
声にならない痛みだ
もう一回
二回殴られるとバットが転げ落ちた
江ノ島はもう失神しているはずだった
なのに逆に意識がハッキリしていた
ハッキリさせられていた
ブルゥン
バイクの音がした
悪夢はまだ続く
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- 16 : 2015/02/23(月) 20:45:42 :
«オレヲオレヲオレヲオレヲオレヲオレヲオレヲオレヲ»
«カエシテクダサイカエシテクダサイカエシテクダサイカエシテクダサイ»
とある二人の男子の声が聞こえた
江ノ島(大和田クン…不二咲クン…)
バイクのエンジンがかかった音がした
猛烈なスピードで向かってくる
ついには江ノ島の背中に衝突した
もう痛みなんて感じない
江ノ島は全てを受け入れていた
これが私の最期……
絶望的で最高な最期だと……
やはり絶望は絶望的に死ぬのが一番だと……
最初から決めていたことだ
そして、笑った
江ノ島(私様はこんな状況でも笑えるのね!!)
江ノ島盾子は絶望し、覚醒した
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- 17 : 2015/02/23(月) 20:55:33 :
- 江ノ島「生かせてもらえてるなら最期の最期まで絶望をたっぷり味わなきゃね!」
いくら体がグシャグシャだとしても、江ノ島は笑えた
なぜなら彼女は絶望を味わっているから
自分が愛してやまない絶望を堪能しているから
すると少年が二人と少女が一人見えた
江ノ島「見える…見えるよ……石丸クン、山田クン、セレスさん!」
彼女は満面の笑みを浮かべた
三人の手には、ハンマーが握られていた
そう、ジャスティスハンマーが……
«キョウダイヲキョウダイヲキョウダイヲキョウダイヲ!!!»
«ワタクシノユメワタクシノユメワタクシノユメワタクシノユメハ……»
«ウラギリウラギリウラギリウラギリウラギリウラギリウラギリウラギリ»
一斉にハンマーが降り下ろされた
顔面直撃
それでもまだ彼女は死なない
江ノ島「そう!!!!!!絶望!!!!!!もっともっともっともっともっと!!!!絶望を!!!!!!!」
江ノ島「私に与えてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
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- 18 : 2015/03/01(日) 09:59:31 :
- 最終的に苗木の霊に希望与えられそう
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- 19 : 2015/03/01(日) 12:34:01 :
江ノ島「アハハッ!!!最高ねっ!!!これが世界最高の絶望っ!!!もっともっと与えてっ!!!!!」
江ノ島「うぷぷぷぷっ!!お次は誰かしら〜♡」
ユラリと影が動いた
かなり大きな影だ
その隣には、小さい影が一つ
江ノ島「アハハッ!大神さんと朝日奈さんねっ!!」
《ワレハワレハワレハワレハワレハワレハワレハワレハワレハワレハワレハワレハ》
《ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデッ!!!!!》
大きい影から力強いパンチが繰り出された
小さい影も力強いキックが出される
それらは江ノ島の腹に直撃した
江ノ島「ガッ………!」
江ノ島は転がった
衝撃が強い
しかし彼女はまだ笑顔だった
江ノ島「うぷぷぷぷっ!!うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷうぷぷぷぷっ!!!」
江ノ島「足りないわ…人生最後の絶望……もっともっとあるでしょう?」
江ノ島「さぁ!!!もっと絶望をっ!!!!!」
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- 20 : 2015/03/01(日) 12:40:05 :
《トガミザイサントガミザイサントガミザイサントガミザイサントガミザイサントガミザイサントガミザイサントガミザイサントガミザイサントガミザイサン》
《ゲーラゲラゲラゲラ!!!キリキザンデアゲルワ!!!》
江ノ島「おおっ……十神クンとジェノサイダー……腐川さんねっ!」
十神の影は、江ノ島を持ち上げた
そして、地面に叩きつける
江ノ島に衝撃がはしった
すると腐川の影が近づいてきて、江ノ島を見下ろした
江ノ島「アハッ!よろしく〜!!」
江ノ島の声が合図のように、腐川の影はハサミを取り出した
そして江ノ島の体を切りつけた
なんどもなんどもなんどもなんどもなんども………
切りつけて切りつけた
江ノ島のまわりには、溢れんばかりの血だまりが広がっていた
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- 21 : 2015/06/13(土) 18:36:26 :
- うわぁ・・・江ノ島が可愛そうだ・・・江ノ島派になっちゃったかもΣ(´□`;)
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- 22 : 2015/09/21(月) 11:11:39 :
江ノ島「あはっ………あはははは」
江ノ島「皆….見てる?」
江ノ島「絶望の最期!絶望的ィ!絶望が死んで絶望したでしょ!?もっと絶望しなさい!!」
江ノ島「もっともっと絶望してぇぇぇ!!!」
《オレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハ》
水晶玉を叩きつけられる
《ナエギクンナエギクンナエギクンナエギクンナエギクンナエギクンナエギクンナエギクンナエギクンナエギクン》
首を締められる
江ノ島「さぁ苗木……あんたの番よ」
江ノ島「もっと世界を、私を絶望させて!!!あんたの手で!!!!!!」
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- 23 : 2015/09/21(月) 13:00:41 :
すでにグチャグチャな状態の江ノ島のそばに黒い影が現れた
影はだんだん濃くなっていく
そして苗木誠の姿になった
江ノ島は興奮した
最期に大好きだった苗木に殺されるという絶望を味わえるからだ
«エノシマサン»
苗木がひざまづく
そして首に手をかける
そして強く絞めなかった
江ノ島「は?」
むしろ傷が回復していった
バキバキに折れた骨も、崩れていた顔も
どんどん治っていった
江ノ島「は?何これ?」
そしてすべての傷が回復し終えた
江ノ島「意味わかんないんだけど…」
苗木の顔を見る
笑っていた
江ノ島「苗木っ…!!」
苗木「君には生きてもらう」
江ノ島「は…?」
苗木「一生この場所でな」
江ノ島「ふ、ふざけないで!私は絶望に希望して……!」
あれ
ゼツボウニキボウシタ…?
江ノ島「あ…あぁ……」
クスクスと苗木笑った
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- 24 : 2015/09/21(月) 13:13:30 :
- 江ノ島「待って、待ってよ苗木!」
江ノ島「私はなんなの!?意味わかんないっ!!」
苗木「ここで君が生きること、それが僕たちの絶望だよ」
江ノ島「それがあんたたちの絶望?!」
苗木「そうだよ。絶望を作れるんだ、嬉しいだろ?」
江ノ島「私はここで生きればいいの!?」
苗木「そうだよ」
江ノ島「そ、そんなのって!!」
「なーーんちゃって」
江ノ島「は」
江ノ島の首が吹っ飛んだ
江ノ島は自分が気づかないうちに死んだ
希望も絶望も感じない状態の江ノ島を殺した苗木は彼女の首の近くへ歩いた
そしてニヤッと笑った
「素晴らしいトゥルーエンドを作れたじゃないか」
影は消えた
無印の別エンド
「絶望……?」
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- 25 : 2015/09/21(月) 13:15:31 :
- というわけで誰も救われない報われないエンド終了いたします!
自分で書いてても何言ってるのかわかんなくなってしまいました!ww
しかしここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!!
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- 26 : 2020/07/04(土) 16:24:55 :
- 乙。見てるだけで軽く飯500杯食えるほどいいssだったぜ。嘘だがな!
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