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由比ヶ浜「ヒッキーからメールだ!」雪ノ下「…」ピクッ
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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- 1 : 2013/11/17(日) 23:20:34 :
- 卯もみです。
5作目となります。
ここから新シリーズになります。
『奉仕部メール騒動禄』
拙い文ですがよろしくお願いします、頑張ります。
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- 2 : 2013/11/17(日) 23:21:20 :
- 由比ヶ浜「ヒッキーからメールだ!」雪ノ下「…」ピクッ
由比ヶ浜「…へへっ」ぽちぽち
由比ヶ浜(テスト期間はヒッキーといっぱいメールできて嬉しいなあ///)
雪ノ下「…」そわそわ
由比ヶ浜「…っと、送信。」ぽちっ
雪ノ下「…あの、由比ヶ浜さん?」
由比ヶ浜「ん?あ、ごめんゆきのん!テスト近いんだからもっとしっかり勉強しなきゃだよね。ついうっかり」えへへ
雪ノ下「いえ、そうではなくて…その」そわそわ
由比ヶ浜「ほえ??…あ、ドリンクバーね!あたし行って来るよ!ゆきのんはまたカプチーノで良いんだよね?」
由比ヶ浜(結構ファミレス来てるけど、ゆきのんドリンクバーがいまだによくわかってないみたいなんだよね!機械音痴なのかな?)
雪ノ下「え?ええ…それで構わないわ。いつも任せてしまって、その…ごめんなさい」はぁ…
由比ヶ浜「うーうん!これくらい全然大丈夫だよ!ていうかあたしこそ毎回勉強教えてもらってるんだし、これくらいさせてよっ!じゃあ取って来るねー。」とたとた
雪ノ下「…」ジー
由比ヶ浜ケータイ(…めっちゃみられとる)
由比ヶ浜「ゆきのんおまたせー!」かちゃかちゃ
由比ヶ浜(ん?ゆきのんあわてて目を逸らしたけど、どうしたんだろ?ていうか今日のゆきのん何と無く変な感じ…どうしたのかな?)
雪ノ下「お、おかえりなさい由比ヶ浜さん。どうもありがとう。…さっそく戴くわ。」ニコッ
由比ヶ浜「うん、召し上がれーっ!そうだゆきのん。もう2時間くらいやってるし、ちょっと休憩しない?」
由比ヶ浜(なんかゆきのん考えごとしてるっぽいし、少しリフレッシュした方がいいよね…)
雪ノ下「私は別に構わないけれど…由比ヶ浜さん、あなた2時間のうち30分程はメールを打つ時間になっていたじゃない。だから実質1時間30分というのが正しい認識よ?」
由比ヶ浜「えぇ⁈あたしそんなにメール打ってる時間長かったかな?いつも早く打つ方なんだけどな…」たはは
雪ノ下「いえ、あなたがメールを打つ時間は非常に早かったわ。けれど、送信した後にも画面を眺めて物思いに耽っていた様にみえたのだけれど」
由比ヶ浜(やっぱり今日のゆきのん変だよ。普段はこんなにつっかかってくるような言い方しないのに…)
由比ヶ浜「そ、そうかな…?でもそれってゆきのんのきのせいじゃ…」
雪ノ下「いえ、気のせいなどでは断じてないわ。この2時間の内あなたに届いたメールは全部で14通。そのうちあなたが返信した後も画面を見続けていたメールは10通だった……この数字、あなたならわかるわよね?由比ヶ浜さん?」ニコッ
由比ヶ浜(や、やっぱりゆきのんの洞察力って凄い……確かにヒッキー以外から届いた4通は超適当に返しちゃったけど……あ、でもその10通が全部ヒッキーからだってゆきのんにわかるわけないもんね!…よし。)
由比ヶ浜「え、えー?なんだろ、ちょっとあたしにはわからないなあ…」
雪ノ下「嘘ね。」ニコッ
由比ヶ浜「」
由比ヶ浜(ゆ、ゆきのん怖いよぉ…)
由比ヶ浜「な、なんで嘘だってわかるのかな…?」
雪ノ下「だって由比ヶ浜さん。あなた自覚しているかはわからないけれど比企谷君からメールが届くたびに、ヒッキーからメールだ!って口に出していたのよ?」
由比ヶ浜(ど、どうしよ…ゆきのんがおかしくなっちゃった!!いくらあたしがバカだからっていちいちそんな事口に出すわけないし!)
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん?いくらなんでもそんなことは
由比ヶ浜ケータイ「ぴろりん♪」
由比ヶ浜「あ、ヒッキーからメールだ!」
雪ノ下「…」イラッ
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- 3 : 2013/11/17(日) 23:39:42 :
- 面白い
期待
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- 4 : 2013/11/18(月) 00:54:59 :
- >>3
ありがとうございます!
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- 5 : 2013/11/18(月) 00:55:06 :
- 由比ヶ浜「ーーないんじゃないかな?」パカッ
由比ヶ浜(あれ?いつの間にか手にケータイ…っていうかヒッキーからメール来てるし///これは…以心伝心ってやつだ!!…にしてもゆきのんも変な事言うよね…いくら好きな人からのメールが来たからって無意識に声に出るわけないし!)
雪ノ下「……」ガクゼン
由比ヶ浜「…っと、送信♪」ぽちっ
雪ノ下「…由比ヶ浜さん。あなたわざとやっているのかしら?」イライラ
由比ヶ浜「ふええ⁈わ、わざとって何が??…っていうか、ゆきのんちょっと怖いよ…」あわあわ
由比ヶ浜(やば、どうしよう…全然こころわたり無いんだけど何かゆきのんのこと怒らせちゃったっぽい……とにかく、理由を聞かなきゃ!)
雪ノ下「はあ…ちゃんと人の話は聞きなさいと普段からあれ程言っているでしょう?」じとー
由比ヶ浜「う、うん…ごめんね、ゆきのん…でもでも、本当に何のことかわかんなくて……なんでゆきのんのこと怒らせちゃったか聞いてもいい?ちゃんと反省したいから…」しょんぼり
雪ノ下「そ、そこまで怒っているわけではないのだけれど…はあ、わかったわ。…由比ヶ浜さん。………あなたが下らない嘘をつくからよ。それは…彼とのメールが気にならないと言えば嘘になってしまうのだけれど…だからと言ってそんな風にごまかされては何か私にやまし
由比ヶ浜「え、え?ちょっとストップゆきのん‼うそって何⁈なんの事言ってるの⁇」あせあせ
由比ヶ浜(どうしよどうしよ…ゆきのんが壊れちゃったよ!ていうか嘘って言った後は早口過ぎて何言ってるかもぜんっぜんわかんないし…とりあえず、落ち着かせないと!!)
雪ノ下「由比ヶ浜さん…この後に及んでまだシラを切るつもりなのかしら。いいわ…貴女を相手にはしたくなかったけれど、こうなってしまってはもう無理ね。…徹底的に
由比ヶ浜「だからゆきのん落ち着いて!!ね?そ、そうだ!一回飲み物飲もう⁈うん、そうしよう!」あわあわ
雪ノ下「………それもそうね。ごめんなさい由比ヶ浜さん、少し、ほんのごく少しだけれど…取り乱したわ。」こくこく
由比ヶ浜「ふぅ…」ちゅーちゅー
由比ヶ浜(今日のゆきのんちょっとおかしいけど、やっぱりこういう所は素直で可愛いなあ。これで少しは落ち着いてくれるかな…)
雪ノ下「」ことっ
由比ヶ浜「ずずーーー」
雪ノ下「…」
由比ヶ浜「お、おちついた?ゆきのん…」
雪ノ下「ええ、おかげさまで。そうね…では本題に戻るのだけれど何故、由比ヶ浜さんは比企谷君からメールがくる度にその旨を口に出して言っているのかしら?」
由比ヶ浜「ヒッキーのメールの胸を…だす……??ゆきのん、なにいってんの??」ぽけー
雪ノ下「……あなたが何を言っているの…」はぁ
雪ノ下「つまり、私が言いたいのは比企谷君からメールがくる度に あ、ヒッキーからメールだ!と何故口に出しているのか、ということよ。わかったかしら…?」
由比ヶ浜「うーん…ちょっとまだ何を言ってるのかわかんないなぁ…」
雪ノ下「」ムスー
由比ヶ浜「あ、いやいや。ゆきのんの言った事はわかっ
由比ヶ浜ケータイ「ぴろりん♪」
雪ノ下「!」ガタッ
由比ヶ浜「あ、ヒッキーからメールだ!」パカッ
由比ヶ浜「たんだけど…あたしヒッキーからメールが来たなんて口に出してないよ?」マジメ
雪ノ下「…はあ?」イライラ
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- 6 : 2013/11/18(月) 02:11:28 :
- このガハマさんヤバイなw 可愛すぎる
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- 7 : 2013/11/18(月) 19:15:50 :
- 由比ヶ浜(うわうわ…ゆきのん目がめっちゃ冷めてる……でもなんでまたあんな事急に言い出すんだろう……あれ?!また手にケータイがある。って、またちょうどヒッキーからメール来てたし///こ、これはあれだね!以心伝心が2回だからもう相思相愛ってやつだ!!)
由比ヶ浜「…っと、相思相愛♪」ぽちっ
雪ノ下「…!!!待ちなさい」ゴゴ…
由比ヶ浜「ほぁ?あ、ご…ごめんゆきのん!話の途中だったね…でもでも、ほんとにあたしそんな事口に出して言ってないと思うんだけど…」
雪ノ下「思い切り言って…いえ、そんな事は今はどうでも良いのよ。ところで由比ヶ浜さん。いまのメール、比企谷君からの様だったけれど?」
由比ヶ浜「うん、ヒッキーからだったけど。よく分かったねゆきのん!」ほげー
由比ヶ浜(ゆきのんやっぱり凄いなあ…それともやっぱり、あたしが分かりやすいだけなのかな…?)
由比ヶ浜「…」むむ、、
雪ノ下「よく分かったも何も貴女が口に出していたんじゃない…ともかく、いまメールを送信する時に言った言葉なのだけれど。あれは一体どういう意味なのかし……由比ヶ浜さん?」イライラ
由比ヶ浜(でも仕方ないよね、ヒッキーからメール来たら嬉しいし。態度に出ちゃってるのかも。…ヒッキーもそうだといいなぁ……)
由比ヶ浜「…」ぽー
雪ノ下「ちょっと、聞いているのかしら…?」
由比ヶ浜(…って!ナニ考えてんだろ、あたし///)
由比ヶ浜「〜っ///」ポカポカ
雪ノ下「ひっ……」びくぅ
由比ヶ浜(あ〜もう!あたし最近浮かれすぎだな。っていうか、良く考えたらゆきのんに勉強教えてもらってる立場なのにゆきのんのこと放ったらかしてケータイいじるとか……あたし自分の事しか見てなかったんだな…)
由比ヶ浜「……」しゅん
雪ノ下「ゆ、ゆいがひゃ……由比ヶ浜さん?」おどおど
由比ヶ浜(そりゃゆきのんがいくら優しいからって、勉強放り投げてたら怒って当然だよね……)
由比ヶ浜(ううん。違う…落ち込むのも反省するのも家で出来る!でもゆきのんに直接謝るのは今しか出来ないじゃん!!)
雪ノ下「あ、あの…由比ヶ浜さん。私は別にあなたを責めているわけで
由比ヶ浜「ゆきのん!!!」
雪ノ下「ひゃっ…!!は、はい…なにかひら」ビクビク
由比ヶ浜「せっかくゆきのんと2人っきりで勉強してたのに、ゆきのんと勉強放ったらかしてケータイいじって、ごめんなさい!!」目ギュ〜
雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん….」ハッ
由比ヶ浜「…」目ギュ〜
雪ノ下「由比ヶ浜さん、そんなに目を強く瞑っているのは身体にもよく無いと思うのだけれど。だから、その…こっちを見てくれないかしら」
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん…許してくれるの…?」おろおろ
雪ノ下「ええ。でも…その代わりと言うのかしら。…私の事も許して欲しいのだけれど…」ちらっ
由比ヶ浜(良かった…やっといつものゆきのんに戻った。…許して貰えて良かったぁ……え⁇ゆきのんの事を許す?あたしが⁈…うーん。あたし何かされたっけ…?)
由比ヶ浜「えとー、あたしゆきのんに何かされたこころわたりが無いんだけど…」たはー
雪ノ下「…由比ヶ浜さん。それを言うなら心当たりよ。……由比ヶ浜さんには嫌な態度を取ってしまったから…」うつむき
由比ヶ浜(あ、やっぱりゆきのん自分でもおかしいって自覚あったんだ。悪いのはあたしなんだから、ゆきのんは気にしなくていいのに…)
由比ヶ浜「気にしないでよゆきのん!あんなのあたし全然気にしてないから!許せって言うなら許すからさ、だからもう気にするのやめよ?」にぱー
雪ノ下「由比ヶ浜さん、、ありがとう。そう言って貰えてあの…嬉しいわ」
由比ヶ浜「うん!よーっし、じゃあ休憩終わりだね!また勉強頑張るぞー!」
雪ノ下「ふふっ。ええ、そうね。では次はあの男の大嫌いな数学でもやり
由比ヶ浜ケータイ「ぴろりん♪」
由比ヶ浜「あ、ヒッキーからメールだ!」カパッ
雪ノ下「………もう!」机バン
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- 8 : 2013/11/18(月) 19:23:24 :
- いいね
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- 9 : 2013/11/18(月) 20:04:40 :
- もう廻り回ってヒッキーが悪いねw
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- 10 : 2013/11/18(月) 23:16:43 :
- 由比ヶ浜「わっ!……ど、どしたのゆきのん?虫でもいた?」おどおど
雪ノ下「…今謝ってくれたばかりなのに……どうしたと言うのなら自分の右手をみればいいのではないかしら」じとー
由比ヶ浜「右手…?あ!!ヒッキーからメール来てるし///」ぽちぽち
雪ノ下「」
由比ヶ浜(すごいなヒッキーって。普段あんなに捻くれてる癖にあたしがケータイ見たタイミングでメール届くよーにしてくれてるとか…えへへ)
由比ヶ浜「えへへー///っと…そうし………って!違う!何であたしケータイ持ってるの⁈」あわあわ
雪ノ下「由比ヶ浜さん…あなた、本当に自覚していなかったの?」ぼーぜん
由比ヶ浜「自覚…?ど、どゆこと?ゆきのん!」あせあせ
由比ヶ浜(わー!ゆきのんがまたわけわかんないこと言い出しちゃったし……ん?自覚?)
由比ヶ浜(自覚、自覚……あっ!そういえばヒッキーは相手の様子がおかしかったりいつもと違くなったりしたらその前後にきっとヒントはあるって言ってた……)
由比ヶ浜「……」むむむむ
由比ヶ浜(ゆきのんの態度がおかしくなった時にゆきのんが言ってたことって……もしかして)
雪ノ下「はあ…まあ、よく考えたらあなたはそんなに上手く嘘をつける人でも……由比ヶ浜さん、どうかしたの?」
由比ヶ浜「う…うん。も、もし間違ってたらごめんなさいなんだけどさ……もしかして、あたし本当にヒッキーからメール来たって口に出してたの?」あわあわ
雪ノ下「!……やっとわかって貰えた様ね。その通りよ、由比ヶ浜さん。というより、それは私が既に貴女に言っていた筈なのだけれど…」
由比ヶ浜「あははは…いやーてっきりゆきのんがおかしくなっちゃったのかと思っててさ」たははー
雪ノ下「なぜそう解釈できたのか心から疑問だわ……」アタマイター
由比ヶ浜「いやー、ごめんねゆきのん。あたし本当に言った事憶えてないからたぶん無意識だったんだと思う…」
雪ノ下「わかってくれたのならもういいわ…」
雪ノ下「でも、やっと自覚出来たのならば改善する事も出来る筈ね。今は相手が私だからいいけれど、貴女のクラスメイトの前で同じ事を口にしてしまったら貴女の人権に関わるわ。」キリッ
由比ヶ浜「うん、そうだよね……って、ヒッキーとメールしてるだけで人権無くなるんだっ⁈」
雪ノ下「当たり前でしょう?貴女はクラスの中でも友達の多い人好きのする性格。…片や校内1の嫌われ者よ?」ふふっ
由比ヶ浜(ゆきのんって本当にヒッキーの悪口言ってる時楽しそうだなあー。)
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- 11 : 2013/11/19(火) 00:34:46 :
- 由比ヶ浜「うーん、あたし的にはどう思われても構わないっていうか…きせーじじつって言うか…あ、でもヒッキーが迷惑だって思っちゃうのかな…?」
由比ヶ浜(あたしの欲ばっかじゃなくてヒッキーの事も考えなきゃだもんね…夏祭りの時みたいな気持ちにさせたくないし…)
由比ヶ浜「ゆきのん…どうしたらいいのかなぁ?」
雪ノ下「あら、そんな事簡単じゃない。」きらーん
由比ヶ浜「おー、なになに?」
雪ノ下「比企谷君とメールしなければいい。これで解決ね」ニコッ
由比ヶ浜「え…」
雪ノ下「さあ、問題は解決したわね。それでは由比ヶ浜さん、勉強に戻りましょうか」ほくほく
由比ヶ浜「う、うん……いや、ま、待った!ゆきのん待った!!」
雪ノ下「そんなに大きな声を出さなくても聞こえているわ…どうしたの由比ヶ浜さん?まだなにか疑問が?」
由比ヶ浜「うん、いや!疑問ていうか、そのー。ヒッキーとメールをやめるっていうのはちょっとっていうか…」
雪ノ下「…」
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん?」
雪ノ下「ふぅ……そうね、今のは少し意地悪だったわね。」
由比ヶ浜「ん?いじわるって何が?」きょとーん
雪ノ下「いえ、何でもないわ。それより、比企谷君とメールを続ける方向で考えるのならば解決しなければならない問題があるわね。」
由比ヶ浜「そ、そうだね。あのさ、…ゆきのんもどうやったら解決出来るか一緒に考えてくれる…かな?」
雪ノ下「構わないわ…私としてもあなたと2人でいる時に一定間隔であの腐った男の存在を意識させられるのは煩わしいもの…」
由比ヶ浜(やっぱりゆきのんは優しい……でも煩わしいって、恋煩いとか言わないよね…?)
由比ヶ浜「ありがとゆきのん!じゃあさっそく…」
雪ノ下「?」
由比ヶ浜「第一回、どうしたらヒッキーからメールが来た!って言わなくなるか会議〜!」おー
雪ノ下「」
由比ヶ浜「なにしてんのゆきのん!ほら、おーー!」おー
雪ノ下「ぉ、ぉー…///」
由比ヶ浜「うん!よーっし、頑張ってかいけ
由比ヶ浜ケータイ「ぴろりん♪」
由比ヶ浜「あ、ヒッキーからメールだ!」パカッ
雪ノ下「」
由比ヶ浜「…っと、送信♪」ぽちっ
雪ノ下「これは………先が思いやられるわね」はぁ
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- 12 : 2013/11/19(火) 01:16:56 :
- 由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん?…あ!もしかして、あたしまた…?」
雪ノ下「ええ。でも無自覚とはいえここまで症状が酷いとなると、早急に解決しなければいけないわね…」ふむ
由比ヶ浜「うーーん……どうすればいいのかなあ……」
雪ノ下「携帯電話という性質上、緊急時の事を考えると電源を切るというわけにもいかないわね…」うーん
由比ヶ浜「だよねー…ケータイの意味無くなっちゃうし……かといってマナーモードにするのもなんとなく寂しいから嫌だし……」
雪ノ下「…?」
由比ヶ浜「ん?ゆきのんどーしたの?」
雪ノ下「ええ、私自身が携帯電話をあまり弄らないものだから良く知らないだけなのかもしれないのだけれど。そのマナーモード?というのはどういった物なのかしら?」
由比ヶ浜「ええ⁈ゆきのんマナーモード知らないのっ⁈ある意味凄いね……!!」きょーがく
雪ノ下「…き、機械には疎いのよ///」
由比ヶ浜「ほんとに疎いんだねえ…えとね、マナーモードっていうのは電源を付けてる状態でもケータイの着信音とかバイブとかを消せる機能なんだよ!」
雪ノ下「ふむふむ……え?」
由比ヶ浜「ほえ?」
雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん、私が間違っていたら謝るわ…けれど、その…マナーモードとやらを使えばこの問題は解決すると思うのだけれど………」ごくり
由比ヶ浜「うん、それもそうなんだけどさあー。」
雪ノ下「」
由比ヶ浜「やっぱりメールはすぐ返したいっていうか///…あ、べ、別にヒッキーだから早く返したいってわけじゃなくて!その、ほらほら、えーっと…」あうあう
雪ノ下「…こほん」
由比ヶ浜「」ビクッ
由比ヶ浜(お、おこられる…)
雪ノ下「由比ヶ浜さん。あなたの性格を考えると、早くメールの返事をしたいというのもわからないでもないわ?」
由比ヶ浜(ゆき、のん?)
雪ノ下「…けれど、それでテスト勉強が疎かになるのは良くないのではないかしら。……だってあなた、比企谷君と同じ大学を目指すつもりなのでしょう?」
由比ヶ浜「え、な、なんで
雪ノ下「あなたの事を見ていればわかるわ。…その、私達はと、友達…なのだから///」
由比ヶ浜「ゆきのん…」
由比ヶ浜(ゆきのん……もしかしたらヒッキーとメールしてるの怒ってるだけじゃなくて嫉妬してたのかも。なんて考えてたけど…あたしほんとにバカだ!ゆきのんにこんなに心配かけるなんて…)
由比ヶ浜「ゆきのんありがとう!あたし目が冴えた!!勉強ちゅうはマナーモードにする!…ちょっと寂しいけど、でもちゃんとやるから!」ぽちぽちぽちぽち
雪ノ下「ふふっ…ええ。私も協力出来る事はなるべくするから。だから、頑張りましょう?由比ヶ浜さん。でも目が冴えたではなく目が醒め
由比ヶ浜「えへへー!ゆきのんだーいすきっ!!」ぎゅっ
雪ノ下「こら…手を握られては勉強出来ないじゃない……」きゅっ
由比ヶ浜(とか言いつつゆきのんも手握り返してくれてる。素直じゃないなー!)
由比ヶ浜「えへへっ。そーだゆきのん!何かあたしにお願いとかないかな?ゆきのんに解決してもらったし、あたしもゆきのんに何かしてあげたいなーって思って!」二パー
雪ノ下「由比ヶ浜さんにお願い? でも、解決したのは私ではないわ。マナーモードという選択肢はあなたから教わった事なのだから」
由比ヶ浜「そうなんだけどね。んー、なんていうのかな。あたし1人じゃきっとマナーモードにしなかったから。…だから、ゆきのんのおかげっ!」
雪ノ下「由比ヶ浜さん…。その、お願いというのはどんな事でも良いのかしら…?」
由比ヶ浜「うん!なんでもいーよっ!!」
雪ノ下「そ、そう……なら、あの…///」もじもじ
由比ヶ浜「ん、なになに?」
雪ノ下「え、ええ…これはあくまで興味本位なだけであって、他意はないのよ。ええ」ごにょごにょ
由比ヶ浜「ん、なにが⁈」
雪ノ下「だ、だからその。わ、私もその…比企谷君と……メールがしてみたいわ……///」カアァ
由比ヶ浜「!」
雪ノ下「///」もじもじ
由比ヶ浜ケータイ「」ピカッピカッ
雪ノ下「」あら
由比ヶ浜「」あ
由比ヶ浜「あ!ヒッ
雪ノ下「比企谷君からメールだわ」そわそわ
由比ヶ浜「そ、それあたしのセリフっ!!」
-
- 13 : 2013/11/19(火) 01:20:16 :
- 終わりです!
八幡編、または雪ノ下編がこの話の続きとなります。
http://www.ssnote.net/series/126かな?
ではまた…
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- 14 : 2013/11/19(火) 07:23:22 :
- 葉山とかあーしさんとかその他のトップカーストの人達の前でもやってほしいな
-
- 15 : 2013/11/19(火) 07:35:44 :
- よかったぁ
-
- 17 : 2013/11/19(火) 16:31:15 :
- おもしろかったです。
ただ、八幡はこんなにしょっちゅうメールの返信をするのか疑問に思いました。何の話題かにもよるのか?
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- 18 : 2013/11/19(火) 22:53:25 :
- >>17
コメントありがとうございます。
八幡が何故メールをしているのかについては八幡編に言及してあるのでそちらも読んで頂ければ幸いです。
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- 19 : 2013/11/24(日) 22:45:24 :
- PVめちゃくちゃ上がってますね
俺ガイルSSでやっぱこれが一番面白いです
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- 20 : 2013/11/24(日) 23:00:49 :
- >>19
コメントありがとうございます。
私としても新シリーズ1発目という事で気合いが入っていたので、そういった言葉を頂けると、凄く嬉しいです^o^
PVはあまり気にしない様にしているのですが、多くの方に見られているという事もやはり励みになります。
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。
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- 21 : 2016/02/03(水) 21:44:40 :
- 面白かった
-
- 22 : 2016/02/03(水) 21:44:54 :
- うあksksk
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- 23 : 2016/02/03(水) 21:45:17 :
- 最高でしたー
またまっています
-
- 25 : 2017/05/07(日) 17:10:52 :
- 24あんた何者だ
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- 26 : 2020/04/27(月) 23:59:39 :
- 満足っす
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奉仕部メール騒動録 シリーズ
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