XUS CLIFT 第二話 「託されし力ーやっとお前を断ち斬れる」
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- 1 : 2014/12/30(火) 15:57:44 :
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皆さんヤッハロー
この第2話の後半あたりから本格的なバトルがスタートします
前置きが長いんですよね.........
だけど大切な下済みなので!
それでは、第二話始まりまっす!
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- 2 : 2014/12/30(火) 16:00:17 :
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現在公開可能な謎–––––––––––
ミケを刺した偽のリヴァイ
エレンの両親の行方
エレンのフォトン値が極端に弱く、クリスタのフォトン値が極端に強いワケ
ジャンのフォトン値が0のワケ
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- 3 : 2014/12/30(火) 20:24:20 :
- ジャン……ドンマイ……w
期待です
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- 4 : 2014/12/30(火) 21:54:59 :
- 期待
-
- 6 : 2014/12/31(水) 15:19:47 :
-
キース「10人ずつで一班とし、今より成績順にこちらで決めさせてもらった組み合わせを発表するっ!」
キース「そして、班ごとに捜索任務の内容は異なる!」
キース「まずは、第一班!この班には最難関の任務を達成してもらう!」
エレン、ミカサ、ライナー、ベルトルト、コニー、サシャ、マルコ、ジャン、アニ、トーマスの十名が呼ばれる
エレン「これが成績上位10名か.....」
エレン達は、教官から雪山全体の地図を渡される
キース「貴様らにはAブロックの中で任務に挑んでもらう。尚、任務は当日発表する」
エレン「了解です」
キース「続いて第二班っ!」
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- 7 : 2014/12/31(水) 15:29:14 :
- そして、あっという間に一週間が過ぎ、雪山訓練当日を迎える
キース「目的地に向かう前に!貴様らに紹介しよう」
キース「この訓練に同伴する者たちだ!」
エルヴィン「調査兵団団長、エルヴィン•スミスだ」
エルヴィン「同伴と言っても、ゴール地点で部下からの報告を受け取るだけだが」
エルヴィン「それぞれのブロックに私の部下を数名置き君達を時折監視する」
ベルトルト「一つ質問よろしいでしょうか?」
エルヴィン「許可する」
ベルトルト「監視というのは何故ですか?僕達の危機を救ってくれる為ですか?」
エルヴィン「残念ながらそうではない」
エルヴィン「君達がルール違反行為を行った場合、我々に報告させる為だ」
エルヴィン「例えば、別のブロックへ行ったり。任務を放棄し、逃亡しようとする場合だ」
エルヴィン「その為に全ての兵団で最も厳酷な私の一番隊がこの実地訓練に同伴させてもらう」
キース「ちなみに、ルールを破った者がいた場合、連帯責任で班全員が開拓地送りだ」
訓練生全員に緊張が走る
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- 8 : 2015/01/01(木) 06:23:19 :
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キース「制限時間は72時間!丸三日だ!」
キース「それまでに班全員で任務をこなし、帰還できなかった班は採点をゼロとする!」
キース「それでは、雪山訓練!始めっ!」
訓練生達はそれぞれのブロックへと散っていく
ライナー「俺たちのAブロックまでどれくらいある!?」
エレン「地図を見た感じだと........結構かかりそうだな.......飛ばすぞっ!」
エレン率いる第一班は始めから全力疾走で雪山を駆ける
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- 9 : 2015/01/01(木) 06:31:40 :
ジャン「待てよエレン!制限時間は3日もあるんだ」
ジャンの呼び掛けにより全員が足を止める
エレン「それがどうしたんだ?」
ベルトルト「多分、拠点のようなものを見つけるべきだと彼は言ってるんじゃないかな」
ジャン「そういうことだ」
ジャン「任務をすぐ達成できるとは限らねぇ!なら、少しでも身体を休める場所が必要さ」
エレン「確かにな.......だけどそんなものどこに」
ジャン「洞穴でもありゃ十分。木造の空き家でもありゃ御の字だ!」
ライナー「家か......それは流石に甘え過ぎやしねぇか?」
アニ「とにかく洞穴の一つ二つはあるだろう」
アニ「そんな場所に3日居させるとも思えない」
エレン「とにかく、拠点をまずは探しゃいいのか」
エレン「時間がもったいねぇ、走りながら探せっ!」
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- 10 : 2015/01/01(木) 08:14:10 :
-
Aブロックに入って数分走ったとき.......『ソレ』は何の前触れもなく訪れた
サシャ「..........ん?」
コニー「どうした、サシャ?」
サシャ「何か.......聞こえたような.....」
エレン「こんな雪山で何が聞こえるってんだ」
サシャ「とにかく、一旦止まってください!」
エレン一行は走るのを止め、サシャの方に眼を傾ける
サシャ「やっぱり.......聞こえます」
サシャ以外のメンバーには物音一つ耳に入らなかった
コニー「何だってんだ?地響きみたいな音しか聞こえねぇが」
トーマス「いや、コニー!それだよ!」
サシャ「そうなんです!上の方から聞こえる気がします」
アニ「雪山のど真ん中で........上の方から地響き......?まさか.......」
何か分かったのか?
エレンはそうアニに尋ねようとしたが、その答えは直ぐに目の前に現れた
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- 11 : 2015/01/04(日) 10:28:52 :
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純白の津波が雪山の頂上から崩れ落ちて来ていた
その巨大な波はエレン達目掛け、周りの地面を巻き込みながらどんどん加速していた
エレン「な.........な..........!」
トーマス「雪崩だぁぁぁあーーーー!!」
ライナー「走れっっ!!」
全霊で走るも、足場には走行を邪魔する雪–––––満足にスピードが出せない
ベルトルト「どうする!?このままじゃ.......!」
ジャン「とにかく足動かせっ!呑まれるぞっ!」
マルコ「ダメだっ!長くは保たない!」
コニー「こうなったら立体起動装置を........!」
アニ「いや........それも無駄みたいだよ.......」
コニー「無駄って........」
背後を一瞥すると、雪の流砂が眼前まで迫っていた
立体起動装置を装備する間も無く、全員が雪崩に呑み込まれる
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- 12 : 2015/01/05(月) 12:27:15 :
–––––––––––––––––––––––––––
––––––––––––––––––
––––––––
抵抗虚しく、雪崩に流され、全員が崖から墜落してしまう
エレン「..........いってぇ..........皆無事かよ?」
ライナー「何とかな」
1人.........また1人と、重い身体を起こしていく
マルコ「開始早々から.........前途真っ暗だね」
ジャン「いーや、そうでもねぇぞ」
ジャン「あれ見ろよ」
全員がジャンの指差した方向を見ると––––––
トーマス「もしかしなくても......洞穴」
ジャン「棚から牡丹餅。雪崩から洞穴だ。動けない奴も運び込むぞ」
ライナー「早まるな。まずはこの洞窟が安全かどうか偵察してくる。行くぞエレン」
エレン「あぁ、ジャン。ここは任せた」
ジャン「おぉ........って言ってもコニーが1人寝てるだけだけどな」
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- 13 : 2015/01/05(月) 14:19:34 :
––––––––––一方––––––––––––
エレン達第一班に続き、成績優秀者が集った第二班
雪山訓練開始から既に四時間が経っていた
アルミン「皆!見てよっ!家だ」
ユミル「コイツァついてたな」
ユミル「此処を拠点にするぞ。」
アルミン「取り敢えず、良い寝床が確保できたね」
ユミル「..........クリスタ、お前さっきから何思い詰めてんだ?」
クリスタ「いや.......何も」
アルミン「........エレンのこと?」
図星だったらしく、クリスタは更に顔を下向ける
ユミル「アイツより自分の心配してろ」
アルミン「エレンの頑丈さは僕達が一番知ってるはずだよ」
クリスタ「うん......そうだね」
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- 14 : 2015/01/05(月) 14:40:29 :
-
––––––場面は再び移り–––––––
洞穴の安全を確保したエレン達第一班は–––––––––全員の体調が回復するのを待ち
これからの行動についての作戦会議を始めようとしていた
エレン「全員もう万全か?」
ベルトルト「約2名そうじゃなさそうかな」
ジャン「マルコ..........いつまでガタガタ震えてんだ、みっともねぇ」
マルコ「逆に何で君達はそんなに頑丈なんだい.........!」
コニー「そうだそうだ!お前ら異常だぞっ!」
ジャン「お前は俺とトーマスが叩き起こさなきゃ死んでたろ。ガミガミ言うな」
ライナー「とにかく........まともに口がきけるぐらいには回復したな」
ライナー「そんじゃ、全員座ってくれ」
エレン「これからについて話し合う」
班全員がライナーに従い、一つの円が出来上がる
ミカサ「ライナー、私達に課せられた任務だけれど–––」
ライナー「そうだな。まずは改めて俺等の任務の内容を確認するぞ」
地図と共に教官から受け取った一枚の巻物を懐から取り出す
そこにはこう記されていた–––––––––
『頂に映りし頭 の右目を得よ』
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- 15 : 2015/01/05(月) 14:42:50 :
- アニはどうなったんですか?
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- 16 : 2015/01/05(月) 14:56:17 :
- >>15
台詞がないだけで無事でございます
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- 17 : 2015/01/07(水) 09:07:21 :
コニー「これが分からないのは俺が馬鹿だからじゃねぇよな?」
アニ「あぁ......今のところはね」
ジャン「頂に映りし........」
トーマス「頭の右目を得よ......」
ライナー「ここに座ってるだけじゃ分かりそうもねぇな」
マルコ「だけど、任務と言うからには、何かしら達成の証拠が残る物だと思うんだ」
ミカサ「と言うと?」
マルコ「例えば何かを見つけ出す–––––––とか」
ベルトルト「そういえば.........前に教官がこう言ってたな」
ミカサ「雪山探索訓練–––––––––確かにそう言ってた」
マルコ「間違いない––––––––これは暗号のように書かれた対象物を発見し、教官達の所まで無事に送り届ける任務だ」
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- 18 : 2015/01/07(水) 09:17:29 :
-
エレン「対象物–––––か。それなら心当たりがなくもない」
ライナー「何か分かったのか?」
エレン「確証はねぇんだけど........この前半の文」
エレン「『頂きに映りし』––––––これは、山頂から見える–––––って意味じゃないか?」
ライナー「まぁ........分からなくもないが」
コニー「この右目ってのは何なんだ?」
ジャン「そればっかりは見当もつかねぇ」
マルコ「とにかく幾つかのメンバーに別れて、このブロックで一番高い場所を探すんだ」
サシャ「もしエレンの推測が正しければ、その山頂から見下ろせば何かを見出せる––––と」
コニー「よっし!まずはてっぺんまで登って炎かなんかで辺りを照らしてみりゃ、一発で謎が解けるかもってわけだ」
サシャ「........」
ミカサ「........」
ライナー「.........」
ベルトルト「.........」
アニ「..........」
ジャン「..........」
コニー「.........」
彼らはその作戦において一番大きな問題に黙りこくってしまう......
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- 19 : 2015/01/07(水) 09:26:21 :
コニー「.......炎がねぇよ............」
サシャ「炎ですね........」
ジャン「クソ炎........」
アニ「炎ね........」
ミカサ「炎だわ........」
トーマス「炎だ.........」
ライナー「炎だな......」
ベルトルト「炎だよ......」
マルコ「炎か........」
エレン「持ってるぞ」
コニー「持ってるってよ.........」
サシャ「持ってるんですね........」
ジャン「クソ持ってる.........」
アニ「持ってるのね.......」
ミカサ「持ってるんだわ.......」
トーマス「持ってるんだ.......」
ライナー「持ってるんだな.......」
ベルトルト「持ってるんだよ......」
マルコ「持ってるのか.......」
全員「.........」
再び沈黙が訪れる–––––––それを最初に破ったのは–––––
ライナー「.......はっ!?持ってんのかっ!?」
エレン「あぁ、持ってる」
-
- 20 : 2015/01/07(水) 10:12:45 :
- 期待
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- 21 : 2015/01/07(水) 12:47:32 :
- >>20
感謝します
-
- 22 : 2015/01/11(日) 02:23:53 :
- この作品面白い
ただ早く続きくれ
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- 23 : 2015/01/11(日) 05:07:23 :
- ありがとうございます。
続きいきます
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- 24 : 2015/01/11(日) 09:16:20 :
エレン「ほら」
全員が見えるように右手を前に翳し、橙色の炎を灯す
ライナー「これって.......お前いつの間に」
エレン「ほんの最近のことだ」
エレン「夜中自主練してたら、急に手が燃えるもんで焦った」
ミカサ「だけど......」
エレン「分かってるよ、ミカサ」
エレン「俺がこの炎を得たのは........あのときだ....」
ベルトルト「.......あのとき?」
-
- 25 : 2015/01/11(日) 14:48:06 :
エレン「いや........こんな話はこの辺でいいだろう」
エレン「それで.......後は一番高い場所を探しゃいいんだろ?」
マルコ「そうだけど.........今日中に見つかるかどうか」
エレン「だったら........手分けだな」
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ーーーーーー
ーーー
エレン達第一班は二人ずつペアを組み、『食料補給班』、『山頂捜索班』、『拠点待機班』にそれぞれ別れた
-
- 26 : 2015/01/11(日) 15:00:16 :
–––––––––第二班の拠点–––––––––
ユミル「今日任務をこなすのは諦めろ。物資の補給に専念する」
クリスタ「全員で?」
ユミル「んなわけねぇだろ」
ユミル「オレとアルミンで外を徘徊してくる。」
ユミル「他の奴らは拠点待機かオレらみたいに二人組作って物資の補給に向かえ」
クリスタ「ユミル。女の子がオレとか言っちゃダメでしょ」
ユミル「うるっせぇなぁ。仕方ねぇだろ。生まれた時からの規矩なんだからよ」
クリスタ「え.....?それってどういう......」
ユミル「何でもねぇよ。オラ、さっさと行くぞ、アルミン」
アルミン「うん、またね。皆」
そうして二人は小屋をあとにする
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- 27 : 2015/01/11(日) 15:22:09 :
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ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
エレン達第1班が分散してから約一時間が経過した頃––––––––
エレンはペアを組んだライナーと共に『食料補給班』の一端を請け負った
だが、出発時よりも吹雪に激しさが増した為、偶然発見した洞窟で鎮静を待つ
エレン「中々止まねぇな」
ライナー「この洞窟も一通り周ったが、特に持って帰るべき物はねぇな」
エレン「退屈だな––––––ジッとしてるってのも」
ライナー「身を潜められる場所を見つけられただけラッキーだ」
エレン「あ、そうだ」
ライナー「ん?」
エレン「せっかくだからよ、教えてくれよ」
ライナー「教えるって––––––何をだ?」
エレン「お前、どういう経緯でベルトルト達と出会ったんだ?」
ライナー「成る程な.......いいだろう」
二人は腰を下ろし壁に凭れかかり、向かい合う
ライナー「まずベルトルトだが–––––」
ライナー「あいつとの出会いは––––––そりゃもう最悪だった」
ライナー「ある日突然俺の前に現れたかと思えば––––––」
ライナー「いつもヘラッヘラしてよ––––––何考えてんのか分かんなかった」
ライナー「だけどアイツは..........俺に居場所をくれたんだ」
エレン「......何だそりゃ?」
ライナー「話せば長くなる。」
懐から使い込まれた実戦用のグローブを取り出し、それを眺めながら対話を続ける
エレン「.......それは?」
ライナー「貰いもんだ。アイツからな」
ライナー「.........アイツがいなかったら........今の俺はここにない」
右手に握ったグローブをグッと握りしめる
エレン「だけど........出会いって......そんなもんじゃねぇか?」
ライナー「.......かもな」
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- 28 : 2015/01/11(日) 15:40:12 :
-
エレン「じゃあ.......アニは?」
ライナー「アイツは.........ベルトルトとは真逆だった」
エレン「......何が?」
ライナー「 全部 だよ 」
ライナー「俺達が産まれた故郷の国の商業地帯でアイツは身柄を俺の一家に勧誘された」
ライナー「4年前の話だ」
エレン「商業地帯で?」
ライナー「あぁ、なんせ.......親を持たねぇ一人の少女が........」
ライナー「国で屈指の大型レストランを仕切ってたんだからな」
エレン「.......え?」
ライナー「な?にわかには信じられんだろ?」
ライナー「だけど、俺達の故郷はまさに、実力で権力を勝ち取る世界だからな......あり得ない話ではないんだ」
エレン「じゃあ......何でお前に?」
ライナー「アイツ自身の意志で自らやってきたんだ」
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- 29 : 2015/01/11(日) 15:52:33 :
ライナー「そんで、この島に来る日まで俺を含めた一家総勢でアイツを俺の側近として鍛え上げた」
ライナー「特訓を積んで一年ポッキリ経った時点で、既にアイツの右に出る者はなかった」
ライナー「辛うじて、俺を除いてな」
エレン「............やっぱりアイツは化けも––––」
ライナー「おっと、そいつは禁句だぜ。いくらお前でも命が何個あっても足りゃしねぇぞ」
ライナー「訓練で手心を加えてるときとは別人だぞ」
エレン「え!?アレで手加減してんのか?」
ライナー「俺も素手の対人格闘訓練は実はあんまり気が乗らん。無益にも程がある」
エレン「そいつはどうして?」
ライナー「いいか?殆どの奴は調査兵団には入らん」
ライナー「入ったとしても素手でゼナーガと戦う奴なんて俺達くらいだ」
エレン「ん?........てことは、お前ももしかして......」
ライナー「安心しろよ。俺はちゃんと本気でやってる。ただし、お前と組むときだけだがな」
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- 30 : 2015/01/11(日) 16:03:57 :
-
ライナー「話が逸れたな..........と言っても、殆ど話し終わったが」
ライナー「少なくとも、本気のアイツが対人格闘で負けたのは見たことがない」
ライナー「後にも先にも.......もう見ることはねぇだろうな.......」
ライナー「あいつ程の........ “ 天才 ” は 」
ライナー「俺だっていつ抜かれるか分かったもんじゃねぇ」
ライナー「だけど........俺はアイツらを部下だとか、側近だなんで思ったことは一度もねぇ」
ライナー「俺の大事な.......家族だ」
エレン「家族か........いいもんだな」
ライナー「確か........お前も.......両親は.....」
エレン「あぁ.......名も顔すらも知らねぇ」
ライナー「..........すまねぇ」
エレン「いいんだ、気にしねぇでくれ」
ライナー「.......無事だといいな」
エレン「おうよ........お、吹雪止んだみたいだな」
ライナー「よっ〜し!遅れた分取り戻すからな.........飛ばすぞエレン」
エレン「あいよっ!」
猛吹雪の治まりを取っ掛かりとし、再び雪原へと足を踏み入れる–––
-
- 31 : 2015/01/31(土) 04:00:15 :
エレンとライナー.........他の班員が訓練攻略の鍵を探索している中–––––
拠点の番の任を任されたミカサとアニ
エレンの炎で作成した焚き火をただ間近で見るばかりで、彼女らは時間を持て余していた。
その沈黙も破ったのは
アニ「ねぇ」
意外にもアニだった
ミカサ「何か?」
アニ「エレンの奴がいつも首にかけてるあの古臭い鍵.........アレは一体何なのさ?」
ミカサ「鍵........私も詳しくは知らない」
ミカサ「ただ......」
アニ「..........ただ?」
ミカサ「エレンの両親が関わってる.........そんな気がする」
アニ「...........何か含みがありそうな言い方だね」
ミカサ「そう思うならばそれでいい。ただ、これ以上は何も知らない」
-
- 32 : 2015/02/01(日) 06:11:21 :
アニ「まぁ.......コッチも無闇に追求はしないさ」
アニのその一言を最後に会話は途切れ、そのまま数時間が経過する––––
やがて、外を探索していた全員が帰還し、それぞれの成果を布告する
しかし––––彼らの中には一人も任務の鍵を持ち帰った者はいなかった
そこに–––––
エレン「俺とライナーは、誰も住んでない二つの小屋を見つけたんだ。それも隣り合わせの二軒」
ライナー「ここからは少し距離がある。移住は明日にしよう」
ジャン「こんな雪山に二軒ねぇ.......都合が良過ぎじゃねぇか?」
マルコ「ここは毎年訓練に使われる.......何かしら人口的な 作為があっても不思議じゃない」
エレン「細かいことは気にし過ぎんな。使える物は使う、それでいいじゃねぇか」
ベルトルト「それで........今日は?」
エレン「だいぶ日が暮れてる.........今日のところはこの辺で終わりだ。暗くなってからの遠出は危険だろう。」
コニー「よし!んじゃあ、飯にしようぜ!生きがいい野鳥が獲れたんだ」
サシャ「ところで.......調理は誰が......?」
ライナー「調理なら、これ以上はない人材がいるぞ。なぁ、アニ?」
-
- 33 : 2015/02/01(日) 08:55:58 :
アニは言葉を発することなく立ち上がり、コニーとサシャから食材を受け取るや否や––––
尋常ではない速度で全員の目の前で捌いていく
ジャン「おい........今の見えたか?」
エレン「..........見えなかった」
エレン「それに、あんな調理場みたいなスペースあったか.....?」
ミカサ「エレン達が探索してる間に作ってた」
エレン「作ろうと思って、作れるものなのか......」
エレン率いる第一班全員は適当な腹ごしらえをした後
その日は疲れ果て、襲い来る睡魔に身を任せたのだった
-
- 34 : 2015/02/01(日) 14:33:01 :
雪山訓練–––––––1日目が終了した
何事もなく夜が明けるかに思えたが–––––
一人の少女に不可解な事が発生する
第2班の拠点となっている小屋にて–––––
顔を顰めてクリスタが魘されていた––––
余りの頭痛に彼女は目が覚めてしまい、起き上がる
クリスタ「ハァ........ハァ.......!」
痛みは一向に治らない
そんな彼女が水を飲みに行くため立ち上がろうとした時だった–––––
不意に頭の中に幾つかの異なる映像が流れ込む
一つは、エレンが只ならぬ殺気を滲ませ、ミカサとアルミンに剣を向けている信じ難い光景
その次にクリスタが見たのは、左腕を斬り落とされ、多量の血を流しながら誰かに向かって『止めろォォォ!』と叫ぶエレン。
最後に、今日出会ったばかりのエルヴィンが拳銃を用いて、エレンの胸を撃ち抜く映像
そこで映像は途切れ、クリスタの頭痛は鎮静する
クリスタ「前にもあった.........今のは一体......」
三つの異なる映像は全て縁起でもないモノばかり
信じてなるものかと、クリスタは自分に言い聞かせ、再び眠ろうとするが–––
窓の外に二つの人影を発見する––
クリスタ「ユミルと........アルミン?」
一瞬見間違いだと考えたが、室内に彼等だけの姿がなかった
追跡しようと目論むが、頭痛の名残がその考えを否定した
考え過ぎないようにし、クリスタは再び眠りについた
-
- 35 : 2015/03/29(日) 10:26:20 :
- 期待
-
- 36 : 2015/09/04(金) 09:43:42 :
- 書いて下さいお願いします
-
- 37 : 2020/10/27(火) 10:07:51 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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