この作品は執筆を終了しています。
ペトラ「最近エレンの様子がおかしい。」 <短編>
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- 1 : 2014/12/05(金) 12:39:35 :
- 明日はペトラの誕生日。
ということで再び短編を書いていきます。
よろしくお願いします。
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- 2 : 2014/12/05(金) 12:45:10 :
リヴァイ「おいエレン!!!これはいったい、どういう状況だ?」
エレン「知りませんよ。」
リヴァイ「あ”? こんな舐めた掃除をして知りませんだと?」
エレン「もうほっといて下さいよ!!!!」ダッ
リヴァイ「テメェ、まだ話はおわってnバタン!!!
リヴァイ「・・・・・・・・チッ。」
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- 3 : 2014/12/05(金) 12:51:45 :
リヴァイ「・・・・・・ということがあった。」
エルヴィン「あまりいい傾向ではないな。」
ハンジ「恐らく・・・・・エレン自身も自分が何をしたいのか分からないのだろうよ。」
リヴァイ「全く、世話の焼けるガキだな。あいつは。」
エルヴィン「どうだろうか・・・・・リヴァイ?・・・・・一日だけ・・・・・・エレンに休暇を取らせるというのは?」
リヴァイ「・・・・・今のエレンが掃除をしても、足手まといだ。」
ハンジ「休暇をとってもらいたいってさ。」
エルヴィン「決まりだな。」
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- 4 : 2014/12/05(金) 13:06:24 :
- そして俺は、休暇を一人で過ごすため、カラネス区へと出かけた。
偶然休みが重なったミカサやアルミンが、一緒に休暇を過ごそうといってきたが、俺はそれを断ってしまった。
一体どうして、俺は断っちまったんだろう・・・・。
今日は・・・・・・・久しぶりにシチューが食べたいな。
野菜屋のおばさん「あら、今日はあんた一人かい?」
エレン「はい。今日は俺だけ休暇をもらいましたので。」
野菜屋のおばさん「それで、今日は何を買いたいんだい?いつも来てくれるから、今日は安くしてあげるよ!調査兵団のお兄さん!!!」
エレン「えっ!?ほんとですか!?」
野菜屋のおばさん「あたりまえじゃないかい!!!今後とも、よろしく頼んだよ!!!」
エレン「ありがとうございます!!!じゃあじゃがいもと人参を下さい!!!」
野菜屋のおばさん「あいよ!!!」
エレン「ペトラさん!!!じゃがいもと人参!!!ゲットできまし・・・・・・・・・・・・・。」
野菜屋のおばさん「どうしたんだい!?急に泣き出しちまって・・・・。」
エレン「ペトラさん・・・・・・・・・・・・・・・・俺のせいで・・・・・・・・・・・・・・・うう・・・・・・・。」ポロポロ
野菜屋のおばさん「・・・・・今日は特別サービスだよ。お代はいいからもってお行き。」
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- 5 : 2014/12/05(金) 13:18:04 :
- また俺は・・・・・・思い出してしまった。
シチューは、ペトラさんが皆のために一生懸命になって作ってくれた思い出の味だ。
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ペトラ「ごめんなさい。どうしても鶏肉が手に入らなかったから、野菜スープに牛乳を足しただけのスープになってしまったの。」
エレン「でも、おいしいですよ。ペトラさん。俺、このシチュー大好きです。」
オルオ「おいガキ、いっちょ前にペトラを口説いてんじゃねえよ。」
エレン「はぁ!?何を言ってるんですか!?オルオさん!!??」//////
オルオ「ペトラ・・・・・俺の女房になるためには、あと一味だけ足りねえぜ・・・・・お前の愛zyガブッ!!! ブシャァァァッ!!!
グンタ「食事中だぞ!オルオ!」
ペトラ「まったく、みっともない。」
リヴァイ「悪くねえ。おいペトラ。」
ペトラ「はい。」
リヴァイ「今度の当番の時も、これを作れ。」
ペトラ「はい!兵長!」
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- 6 : 2014/12/05(金) 13:33:45 :
- 俺は今、厨房に立って、じゃがいもの皮むきをしている。
くそ、手が・・・・・・震える。
視界が・・・・・・滲む。
サクッ、痛っ・・・・・ポタポタ
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エレン「いててて。」
ペトラ「だめよ、エレン。訓練だからって無理をしちゃ。」
あっ、ペトラさんが・・・・・俺の手を。
エレン「」//////
ペトラ「しっかり見ているんだからね。エレン。」
エレン「・・・・あの、ペトラさん。」//////
ペトラ「どうしたの、エレン?」
エレン「今度一緒に・・・・・買い物に行きませんか?」
ペトラ「・・・・・それって、デートのお誘いかしら?エレン?」
エレン「!」ドキンッ
ペトラ「一緒に行きましょ!エレン!」
エレン「はい!!!」パアアアアア
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- 7 : 2014/12/05(金) 17:25:03 :
- エレン・・・
期待!!
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- 8 : 2014/12/05(金) 17:58:17 :
- シュウウウウウウ・・・・・
俺には治癒能力がある。
でも俺は、ペトラさんの前ではあまりこの能力を使わなかった。
俺は・・・・・ペトラさんにかまって欲しくて、子供じみたことをしていたんだ。
エレン「傷は簡単に治るのに・・・・・なんで、心の傷は・・・・・・消えないんだよ!」ポロポロ
あんなに輝いていたこの厨房も、今ではひどく色あせて見える。
エレン「俺は・・・・・・・何一つ・・・・・・守れなかった。」ポロポロ
いつもペトラさんが使っていた包丁に話しかける。
・・・・・返事はない。
エレン「好きだってこと・・・・・・伝えられなかった。」ポロポロ
・・・・・返事をしない。
エレン「何で黙ってんだよ!!!返事しろよぉ!!!」ブワッ
・・・・・エレン。
エレン「!!!」クルッ
・・・・・大丈夫?
エレン「・・・・・アルミン。」グスッ
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- 9 : 2014/12/05(金) 18:11:34 :
エレン「・・・・・・何しに来たんだよ?」ゴシッ
アルミン「手伝いに来たんだよ。兵長に聞いたら、厨房で料理を作っているって教えてくれたからさ。」
エレン「・・・・勝手にしろよ。」
トントントントン・・・・・
アルミンは何も言わずに手伝ってくれる。
沸騰しないよう火加減に注意しながら、野菜を投入し、だしをとっていく。
エレン「おい、うまそうだぞ、アルミン!ちょっと味見してみろよ!」
スッ ジュル
アルミン「うん!いけるよ!!!エレン!!!」パアアアアア
エレン「よし!後は牛乳を入れて煮込むだけだ!!!」
アルミン「うん!!!」
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- 10 : 2014/12/05(金) 18:28:56 :
エレン「ありがとな、アルミン。手伝ってくれてよお。」
アルミン「ふふ、やっと・・・・笑ったね。」
エレン「えっ?」
アルミン「最近、エレンは笑わなくなった。もちろん理由は知ってるけど。」
エレン「何言ってんだよ!?お前に俺の何がわかるってんだよ!!!」
アルミン「エレン!!!いい加減にするんだっ!!!」
バキィ!!!
エレン「うわっ!!!」ドサッ
アルミン「君がいつまでもそんなうじうじしていて、ペトラさんが報われると思うのかっ!!!」
エレン「!!!」
アルミン「出発の直前にエレンの様子を聞いたら、ペトラさんは教えてくれたんだ。・・・・最近エレンの様子がおかしいって。」
エレン「」ジワッ
アルミン「ミカサとかいう幼なじみとエレンはどんな関係なのって。」
エレン「・・・・ペトラさん。」ポロポロ
アルミン「僕が聞いたはずなのに・・・・いつの間にかエレンのことを聞かれていたんだ。」
エレン「そんな・・・・・そんなの・・・・・残酷すぎるだろお!!!俺は・・・・・・俺は・・・・・・うわぁぁぁぁあああああああああ!!!」ボロボロ
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- 11 : 2014/12/05(金) 18:39:40 :
エレン「」ウグ ヒッグ
アルミン「・・・・僕たちには、まだやるべきことがある。エレン。」
エレン「やるべき・・・・・こと?」グスッ
アルミン「女型の巨人を・・・・・僕らの手で、摑まえるんだ。」
エレン「俺は・・・・・この後・・・・・王都に召喚される。それで俺は、解剖されて終わりだ。アルミン。」
アルミン「君はそれでいいのか!エレン!!!」バンッ!!!
エレン「」ビクッ!!!
アルミン「ペトラさんを死なせてしまったことには・・・・・僕にも責任がある。」
エレン「責任?・・・何言ってんだよ、アルミン?」
アルミン「僕は・・・・・もっと早く、女型に辿り着けてたかもしれないんだ。」
エレン「はっ?」
アルミン「いいかい、エレン。女型の巨人と思われる人間は・・・・・・・・・・・・アニなんだ。」
エレン「はぁ!?そんなわけ・・・・ないだろ。アニが、女型の巨人だなんて・・・・。」
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- 12 : 2014/12/05(金) 18:48:42 :
- そして僕は、アニが女型の巨人だと思われる根拠を話した。
アルミン「今だって信じられないよ、エレン。でも、僕は、こうなってしまうまで動けなかった自分が、悔しい。」ギリッ
エレン「・・・・アルミン。」
アルミン「間接的に・・・・・君から、ペトラさんを、奪ってしまった。」フルフル
エレン「俺は・・・・・・女型の巨人を・・・・・・駆逐する!!!」ギリッ
アルミン「エレン!?」
エレン「俺もお前も、間違った選択をしちまった・・・・。今のままじゃ、ペトラさんは・・・・・・無駄死にだ!」
アルミン「」
エレン「これからどうするかで、ペトラさんの死の価値が決まる!・・・・・絶対に、無駄死になんかにはさせねえ!!!」
アルミン「・・・・やろう!エレン!!!」
エレン「おう、アルミン!!!」
グゥゥゥゥゥゥゥ~~~~~
エレアル「」//////
アルミン「・・・・ちょうどシチューが煮込み終わったみたいだし、まずは食べようか?」//////
エレン「おっ、おう。」//////
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- 13 : 2014/12/05(金) 18:58:58 :
- ガチャッ
エレン「夕食が出来ましたよ、兵長。・・・・・あれ?」
リヴァイ「随分と・・・・遅かったじゃねえか?」
ミカサ「お腹がすいている、ので、早く食べたい。」
ハンジ「いやあ、待ちくたびれたよ!!!君が作るシチューは美味しいって評判だからね!」
エルヴィン「早く食べさせてほしいな。エレン。」
ジャン「ちっ、なんで俺が死に急ぎ野郎の作った料理を食べなくちゃならねえんだよ。」
アルミン「何ぼさっとしてるの?エレン!ペトラさん直伝のシチュー、皆に食べさせてあげなよ!」
エレン「おっ、おう!!!」ジワッ
アーエレンマタナイタ
チガッ、コレハメニゴミガハイッタダケダ
エレンハムカシカラナキムシ
イウナヨミカサ
テメエフザケンナ、ミカサニナグサメテモラッテタノカ
ヘンナトコロケデカラムナヨ、フクガヤブケチャウダロウガ
ペトラさん、俺、あなたからたくさんのものをもらいました。だからみんなに、少しづつ分けていきます。いとしいあなたの死が、無駄にならないように。
エレン「・・・・食べながらでいいから聞いてほしいことがあります。女型の巨人と思しき人間を・・・・・発見しました。」
おしまい
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- 14 : 2014/12/05(金) 19:05:26 :
- 以上で終了です。期待してくださった名無しの大罪さん、ありがとうございました。
死んでしまった人は、もう生き返ることはありませんが、その人の価値は、残された人が決めるのだと思います。
エレペトらしいものを目指して書きましたが、いかがだったでしょうか?
ご感想を頂けたら幸いです。
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- 15 : 2014/12/14(日) 21:47:31 :
- 良かったですけど、やっぱりペトラが死ぬのは辛い
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- 16 : 2015/01/10(土) 14:03:32 :
- とてもいい作品だと思いました!
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- 17 : 2015/10/18(日) 17:11:50 :
- (´;ω;`)ウウッ
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- 18 : 2015/10/18(日) 17:24:53 :
- コメント&お気に入り登録ありがとうございます。
やっぱりペトラさんの死の場面は・・・・・・何度見ても辛いですよね・・・・・・。
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- 19 : 2015/10/18(日) 18:53:54 :
- お疲れ様でした!
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- 20 : 2015/10/18(日) 18:58:40 :
- コメントandお気に入り登録ありがとうございます!
古い作品でも見ていただけて、嬉しいです!
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- 21 : 2015/10/19(月) 19:28:58 :
- う、ぅううわーーーーーーーーーーーーーーんめっちゃなげるおづがれ''ざまでず
おこなアルミンもいいミカサかわゆゆエレン見直した!!ジャン........................................................................................................................マイドン
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- 22 : 2016/02/13(土) 22:05:34 :
- 死への[ruby]鎮魂歌(レクイエム)[ruby]!
死してなお想いを馳せる霊は
愛されてナンボの試練である
byカレー
はい!ゴミでしたww
乙でし!
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- 23 : 2016/02/13(土) 22:07:51 :
鎮魂歌
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- 24 : 2017/07/05(水) 23:25:49 :
- エレン俺が前世で作った能力の釜使うか
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