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八幡「最近雪ノ下の挙動がおかしいんだが…」由比ヶ浜「ふぇ?」

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  1. 1 : : 2013/11/14(木) 03:43:20
    由比ヶ浜「どしたのヒッキー、急に?それにゆきのんのきょどー?がおかしいってなんで?」

    八幡「いや…なんていうかこのところ部室で本を読んでると雪ノ下がこっちを見てる様な気がすんだよ」

    由比ヶ浜「ふーん…ってかそれってヒッキーがゆきのんの事みてるって事じゃないの⁈」

    八幡「んー、まあそれもそうな「うわ!ヒッキーまじキモい!」ちょっと待て!」

    八幡「見てるには見てるんだが、それだって雪ノ下から視線を感じたから見てるだけだ。他意はない、断じてな。」

    由比ヶ浜「鯛?ヒッキーなに言ってんの?」

    八幡「それはお前だ由比ヶ浜…タイって魚じゃねえぞ。他の意味は無いって意味だ」

    由比ヶ浜「ふーん。ヒッキーってたまに変な言葉使うよねー」

    八幡「純然たる日本語だ、お前ほんとに良く総武高入れたな…マジで七不思議じゃねえのこれ」

    由比ヶ浜「また馬鹿にしてるし!ちゃんと勉強して普通に入ったんだからぁ!!ヒッキーまじウザい!」

    八幡「わかったわかった。んで話を戻すとだな、視線が来るだけじゃなくて気付いたら心なしか席が近付いてんだよ」

    由比ヶ浜「えー?ヒッキーの見間違いとかじゃないの?」

    八幡「いや違うね。いくら俺の目が腐ってても女子との距離感を間違えるなんてニアミスを侵すわけがない」

    由比ヶ浜「また卑屈がはじまったよ…でもゆきのんがねぇ…ふーーん。」

    八幡「…?なんだ由比ヶ浜、なんか心当たりでもあるのか?」

    由比ヶ浜「うーん……あのさヒッ

    ガラッ

    八幡「ビクッ」

    由比ヶ浜「ビクッ」

    雪ノ下「こんにちは、由比ヶ浜さん。あなたがこんなに早く部室に来るなんて珍しいわね」

    八幡「」

    由比ヶ浜「や、やっはろーゆきのん!ゆきのんこそ、今日は遅かったね、何かあったの?」

    雪ノ下「ええ、少し平塚先生に用があったの。でももう済んだわ。…そこの腐った目の男、あなたも随分早いのね。由比ヶ浜さんに変な事をしてないでしょうね?」

    八幡「おす。一瞬無視されてるのかと思って泣きそうになっただろが。それに心配せずとも由比ヶ浜にはなんにもしてねーよ」

    雪ノ下「そう」ホッ

    由比ヶ浜「…!」ムムー
  2. 2 : : 2013/11/14(木) 17:16:02
    きーんこーんかーんこーん

    雪ノ下「」パタン

    八幡「」パタン

    由比ヶ浜「今日も誰もこなかったねー」

    雪ノ下「そうね。では今日は終わりにしましょうか」

    八幡「うす。じゃあお先ーおつかれさん」

    雪ノ下「ええ、さようなら比企「ヒッキーちょっと待って!」…?どうしたの由比ヶ浜さん?」

    八幡「ん、なんだよ?」

    由比ヶ浜「いやーえっと…あっ!クラスの事で姫奈に頼まれててさー、ちょっと残ってくれない…かな?」

    八幡「クラスの事…だと…?!」

    雪ノ下「クラスの内情に一人谷君が関わるなんて…あなたどんな犯罪を犯したのかしら?」

    八幡「おい、確かに俺は一人でいる事が多いが最近は戸塚が居てくれる事もあるから正確にはほぼ一人谷だ。それと勝手に人を犯罪者にすんじゃねえよ。第一今の由比ヶ浜の発言に1番驚いてるのは俺だ」

    雪ノ下「そうね、ホモ谷君には戸塚くんがいたものね。では私は先に帰らせて貰うわ。」

    由比ヶ浜「うん、ごめんねゆきのん!一緒に帰れなくて!また明日ねっ」

    八幡「じゃーな」

    雪ノ下「ええ、また明日」手フリフリ

    ピシャン

    八幡「で、なんだよクラスの事って?居ないものはもう終わりだよってお知らせか?」

    由比ヶ浜「いないもの?いや、えっとクラスの事ってのは嘘なんだ…よね」

    八幡「はあ?わけわからん。用がないなら帰るぞ。小町が待ってんだよ」

    由比ヶ浜「違くて、用はあるんだってば!さっきはゆきのんがいたから言えなかっただけだし!」

    八幡「…雪ノ下には言えない事ってわけか。わかったよ、んでなに?」

    由比ヶ浜「ゆきのんが来る前にヒッキーが言ってたでしょ?ゆきのんのきょどー?がおかしいって!そのことなんだけど」

    八幡「ああ、あれか。すまん由比ヶ浜、忘れてくれていいぞ。今日は至って普通の雪ノ下だったしな。お前の言うとおり俺の考えすぎだったんだろ。」

    由比ヶ浜「それがさ、わたしもちょっと心当たりあるんだよね。だからヒッキーの考えすぎじゃないのかもしれない」

    八幡「ほう?雪ノ下の親友のお前がそう感じるんなら正しいんだろうな。で、お前はどんなとこが気になってたんだ?」

    由比ヶ浜「うん…最近寝る前にゆきのんと電話する事があるんだけどね?その時に決まってヒッキーの様子を聞かれるの!」

    八幡「様子って…部室で毎日顔合わせてんじゃねえか。ていうか寝る前に電話とかお前らほんと仲いいな」

    由比ヶ浜「えへへー!って、部室のことじゃなくて、教室でのこと!部員の素行を監督するのも部長の役目だから。って言って1限から放課後になるまでのヒッキーの行動を報告させられてるんだー。」
  3. 3 : : 2013/11/14(木) 17:16:59
    八幡「なにそれ怖い。ていうか怖えなマジで。お前もそんなもん教えてんじゃねえよ!…ていうか俺の行動報告って、じゃあお前俺の事見てんのか…?」

    由比ヶ浜「なっ…いや、見てると言えば見てるんだけどそんなに見てないっていうか…ていうかヒッキーには関係ないじゃん!!バーカ!」あわあわ

    八幡「俺の行動なのに関係ないとか…もはや自分にすら関われないのかよ俺…」

    八幡「まあいいや。んで、それを俺に教えてどうすんだよ?雪ノ下の行動がおかしい要素が増えただけで理由はまったくわからんままだぞ」

    由比ヶ浜「だよねー。…ハッ!閃いた!ねえヒッキー、あたしにゆきのんの行動がおかしい理由を探れって依頼してよ!」

    八幡「はあ?なんで俺がんなことしなきゃならん」

    由比ヶ浜「いいじゃん別に!最近依頼だってこないし、部員が部員に依頼しちゃいけないなんてルールないでしょ?」

    八幡「まあそうだが…でもうちの部の一応の方針は魚をとってやることじゃなくて取り方を教える事だぞ。仮にも俺が依頼するならそこは守ってもらわないとなんとなく雪ノ下に気まずい」

    由比ヶ浜「ヒッキーてほんと変に律儀だよね。でも大丈夫!あたしが理由を探るんじゃなくてあたしがヒッキーに探り方をプロジュースするから!」

    八幡「プロジュースて。なにそれ美味しそう。」

    由比ヶ浜「??とにかく、そういう事だから!わかったら依頼して、ヒッキー!」

    八幡「んー。まあいいか。んじゃあ依頼だ由比ヶ浜。ちゃんとプロデュースしてくれよ」

    由比ヶ浜「おっけー!成立っと!…でさ、ヒッキー…」

    八幡「どした?」

    由比ヶ浜「うん、あのね。依頼が上手くいったらなんだけど…どっか出掛けない?」

    八幡「」

    由比ヶ浜「…ダメ、かな?」

    八幡「はぁ…わかったよ。上手くいって、時間があったら適当にな」

    由比ヶ浜「うんっ!よーしっ!そうと決まれば善はいそのけだよ!明日からさっそく始めるから!」

    八幡「おい由比ヶ浜。なんでサザエさん一家がでてくんだよ…」

    由比ヶ浜「じゃ、ヒッキーまた明日ね!部活が始まるまでには作戦考えてくるから!バイバイ!」

    八幡「」

    八幡「きけよ…」
  4. 4 : : 2013/11/14(木) 17:18:42
    支援!
  5. 5 : : 2013/11/15(金) 00:59:02
    翌日

    平塚「今日のところは終わりだ。解散」

    ガヤガヤ

    八幡「」スタスタ

    由比ヶ浜「ヒッキー!待て!」

    八幡「…由比ヶ浜か。俺はサブレじゃねえぞ」

    由比ヶ浜「んなことわかってるし!で、昨日の話なんだけど…」

    ーーーーーーー

    ーーーーー

    ーーー



    八幡「うす」ガラッ

    由比ヶ浜の作戦は至って単純。由比ヶ浜がドアの前で2人の様子を盗み見て、八幡は由比ヶ浜に事前に指示された通りの行動をするだけという実にアホの子由比ヶ浜らしいものだった。

    これ上手くいくきがしねえな…
    てか下手したら死ぬんじゃねえの俺?
    居ないものは昨日でおわりだったんじゃねえのかよ…

    雪ノ下「こんにちは比企谷君。今日も見事なまでに腐った目ね。驚愕を通り越して感服してしまうわ」

    八幡「なあ、普通感服したら敬意を示して態度が軟化するもんじゃねえの?感服ついでに罵倒するとか新手すぎんだろ」

    雪ノ下「あら、私としてはこれ以上ない位あなたには軟化した対応をとっているつもりなのだけれど」ニコッ

    来た!由比ヶ浜の作戦その1がこうもすんなり発動するとは。

    えーと、雪ノ下がニコッて笑ったら褒める。だったか。

    八幡「…あーその、なんだ。そんな可愛い笑顔されたら言い返す気もなくなっちまうなー…」

    どうだ!てか怖え、反応がくんのが怖えよ。後ろで明らかに由比ヶ浜がガッツポーズを決めてる気配がするが気のせいにしとくか。
    いや、木の精の仕業だな。そのほうが萌える

    雪ノ下「…え?」

    八幡「」

    雪ノ下「」ボッ

    雪ノ下「ひ、ひきがやくん?今あなた何を言ったのかしら?よく聞こえなかったからもう一度ちゃんといって欲しいのだけれど…!」

    ここか…
    由比ヶ浜の作戦その2
    その1が終わったら何事もなかったかのように席に着き、本を読む。か…

    ていうか今の雪ノ下に聞こえてなかったんじゃやえの?さすがにボリュームが足りなかったか?

    八幡「」スタスタ

    雪ノ下「」ビクッ

    ガチャ、ストン

    八幡「…」ペラッ

    雪ノ下「…」もじもじ

    八幡「…」ペラッ

    雪ノ下「…」チラッ

    八幡「…」ペラッ

    雪ノ下「…」そわそわ

    頑張れ俺のメンタル!ぼっち道を極めた俺ならこの程度の沈黙屁でもない。
    ていうか屁でもないって言葉を普通に使ってるが、屁でもないならなんだって考えだすと夜があけてんだけど…俺はもしかして賢者なのか?そうだ、賢者だな。よし、OK。今ので10秒は稼いだ。もっと頭を働かせるんだ八幡!君は頑張ればできる子!

    雪ノ下「…」ボー

    ガン見されてる!くそ、ぼっちは視線に敏感なんだよ!しかもなんだよこいつの目。なんでウルウルしてんの⁈勘違いしちゃうだろが!
    よし、そろそろいいか!

    由比ヶ浜の作戦その3

    雪ノ下からの視線を強く感じたらどうにかして雪ノ下の方へと椅子を近づける。か…

    八幡「…」パタン

    雪ノ下「!」ビクッ、ぷいっ

    八幡「なあ、雪ノ下」

    雪ノ下「にゃ、…こほん。…何かしら比企谷君」

    八幡「あー、そのなんだ。ちょっとここだと本が読みにくくてな、そっちの方まで移っていいか?」

    雪ノ下「…!!!」ガッ!!

    八幡「」

    雪ノ下「そ、そういう理由なら仕方がないわね。仮にも部員であるあなたの部活動に支障をきたしている問題があったのならばそれを取り除くのも部長としての責務といえるものね。本当に心の底から不本意極まれりといったところなのだけれど、今述べた部長としての責任を果たす為に許可するわ」

    八幡「」

    なんか一瞬雪ノ下が拳を強く握りしめた気がしたんだがありゃどういう事だ?

    まあいい、とにかくこれであとは暫く本を読んでりゃ由比ヶ浜の作戦は終了だ。

    八幡「ありがとよ、んじゃ失礼して」ガタガタ、ストン

    雪ノ下「」ビクッ

    八幡「…」ペラッ

    雪ノ下「…」チラ、チラチラ、チンチラ

    八幡「…」ペラッ

    雪ノ下「…」クンクン

    八幡「!」…ペラッ

    雪ノ下「はぁ…」クンクン、すーすー

    八幡「……………おい」

    雪ノ下「なにかしら?溜め谷君」

    八幡「なんで間の取り方がばれてんだ…ていうかお前なにし

    雪ノ下「なしかしら」きょとん

    八幡「…いや、おま

    雪ノ下「なにかしら」ギロッ

    八幡「いや、なんでもないっす。」

  6. 6 : : 2013/11/15(金) 01:02:28
    支援どもです。
    遅筆で初投稿ですが、なんとか頑張ります。
  7. 7 : : 2013/11/15(金) 01:02:55
    支援、がんばれ〜!
  8. 8 : : 2013/11/15(金) 01:49:18
    雪ノ下「くんくん…はぁぁ」ウットリ

    八幡「…くっ」ペラッ

    雪ノ下「ふふっ、比企谷くーんくんっ」ボソ

    八幡「…///」ペラッ

    雪ノ下「くんくん…ねえ、比企谷君」スイー

    ガラガラ!!

    由比ヶ浜「やっ、やっひゃろーーー!!!」

    雪ノ下「!」ビクッ

    八幡「」ホッ

    雪ノ下「…ギリッ!…こんにちは由比ヶ浜さん。」

    八幡「お、おっす」

    由比ヶ浜「あれ?なんで2人そんな近くに座ってんの?!」

    雪ノ下「ちっ、違うのよこれは…比企谷君がどうしてもってい

    由比ヶ浜「あっ!ていうかゆきのん!さっき平塚先生がゆきのんの事探してたよ?進路の事で話があるんだって!」

    雪ノ下「…方なく座らせる許可をー…そ、そう。では少し行ってくるわね。比企谷君、私が席を外している間に由比ヶ浜さんにもしもの事があったら持てる力の全てを使ってあなたの人権を破壊させてもらうわ」ジロッ

    八幡「あいよ。ていうかまだ俺に人権があったのに驚きだわ」

    雪ノ下(名残惜しぃ…)

    ピシャリ

    八幡「で、由比ヶ浜なにかわかっ

    由比ヶ浜「ヒッキーのバカ!このエロ!えーっと、あとあと、スケベ!ムッツリ!あとあとあと…」ムスー

    八幡「おいなんで怒ってんだよ。お前の言う通りにしただけだろうが…」

    由比ヶ浜「言う通りにしろとは言ったけど!でもニヤニヤしろなんて言って無いもん!!ヒッキーのバカァ!」

    八幡「ニヤニヤって…してねえよ!…し、してないよね?由比ヶ浜さん?」

    由比ヶ浜「してたもん。そりゃゆきのんは可愛いけどだからってあんなに鼻のした伸ばして…………バカ」

    八幡「悪かったよ。確かになんつーか良い匂いとかするし近いしで緊張したが、それだけだ。ニヤニヤしてるように見えたんなら、すまん」

    由比ヶ浜「…2回」

    八幡「は?」

    由比ヶ浜「作戦がうまく言ったらって約束のお出掛け!…2回にしたら許してあげる」

    八幡「…え」

    由比ヶ浜「……」うるうる

    八幡「はぁ…わーったよ。まあ、サブレにも会えるかもしんねえしな」

    由比ヶ浜「ほんとっ⁈ほんとにほんとだよね?」

    八幡「嘘つける様な状況だったら苦労しねえんだけどな」

    由比ヶ浜「ん?………」ハッ

    八幡「…」ポリポリ

    由比ヶ浜「ふふっ。ヒッキーのばーか!捻デレ!」ニコー

    八幡「なあ、その造語やめてくんない?ていうか由比ヶ浜、平塚先生が呼んでたなんて嘘だろ?早くしないと雪ノ下が戻ってくるぞ」

    由比ヶ浜「あっ!そうだった!えとえと、結論から言うと、やっぱりゆきのんのきょどーはおかしい。」

    八幡「ふむふむ。で、理由は分かりそうなのか」

    由比ヶ浜「うん、それなんだけど…とにかく次の作戦で分かると思うんだよね」

    八幡「またなんかやんなきゃならんのか…で、俺は何をすればいい?」

    由比ヶ浜「脱いで!」

    八幡「…は⁈脱ぐって、おま

    由比ヶ浜「早く!ゆきのん戻って来ちゃうよ!!」

    八幡「くっ…どうなってもしらんぞ!!」ポイポーイ

    由比ヶ浜「って!ブレザーだけで良いんだよ!何で下まで脱いでんの⁈ヒッキーマジキモい!!」カアァ

    八幡「なっ…それを先に言えよ!」ハキハキ

    由比ヶ浜「」ジー

    八幡「はあ、お前の読みがなんとなくわかった。隠れて今度は俺が観察してればいいってか」

    由比ヶ浜「さすがヒッキー!じゃあこっからはあたしが頑張るから、ヒッキーは荷物持って隠れてて!」

    八幡「頼んだぞ、由比ヶ浜」ソウジヨウグイレ、イン

  9. 9 : : 2013/11/15(金) 02:21:57
    数分後

    ガラガラ

    雪ノ下「由比ヶ浜さん、平塚先生はもう帰ってしまっていたわ。せっかく言伝をしてくれたのにごめんなさい」しょぼん

    由比ヶ浜「あ、それなんだけどさゆきのん。いい忘れてたんだけど、急ぎの用でも無いみたいだから無視して大丈夫だと思う!そのうち平塚先生からきっとゆきのんのところに話にくるんじゃないかな?」アタフタ

    雪ノ下「そう、なら良いのだけれど。…?由比ヶ浜さん、あの男はどこに行ったのかしら?」

    由比ヶ浜「ひ、ヒッキーね!そういえばちょうど今さっき小町ちゃんから連絡があったとかで急いで帰ってったよ!」

    雪ノ下「ちょうどを今さっきとは言わないのだけれど…でも小町さん関係なら仕方がないわね。シス谷くんにはほんとに困るわ。今度から私に無断で帰れない様になにか対策をしなければいけないわね…」フフッ

    由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん、怖いよ…」

    雪ノ下「あら、そう?部長として部員の出席管理は徹底して行うのは当然の事だと思うのだけれど。それにあの男を放置しておくと色々とふあ…都合が悪いのよ」

    由比ヶ浜「ふーん…」むむー

    雪ノ下「??どうかした?由比ヶ浜さん」

    由比ヶ浜「べ、べつに何でもないよ!」

    雪ノ下「そう。…!由比ヶ浜さん、その椅子に掛かっているのはひょっとして…」

    由比ヶ浜「あーこれね!ヒッキーあんまりあわてて帰ったからブレザー忘れてっちゃったみたい!ほんとヒッキーってアレだよねえ!」

    雪ノ下「…?あわてて帰るのに着ていたブレザーを脱ぐのもおかしな話だと思うのだけれど…」

    由比ヶ浜「!!あー、えっと、それはほら!ヒッキーって本来で走る時ブレザー脱ぐ癖があるみたいだし!たぶんそれでだよ!」

    掃除用具入れ「」

    雪ノ下「……」ジロッ

    由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん?」

    雪ノ下「おかしいわね。今どこからか腐った目の気配がしたのだけれど…」

    由比ヶ浜「へ、へえー…あたしはちょっとわかんなかったかなあー」

    雪ノ下「まあいいわ。ところで由比ヶ浜さん?なぜ貴方が私も知らない比企谷君の癖を知っているのかしら?」

    由比ヶ浜「ふぇ?癖って?」

    雪ノ下「あなたが言った事でしょう?比企谷君が本気で走る時ブレザーを脱ぐ癖があるのだと。」

    由比ヶ浜「あ!そ、それね!えーと…そう!小町ちゃんにね、たまたま聞いたの!いつ聞いたのかは忘れたけど、小町ちゃん情報だよ!」

    小町「くちゅんっ」

    雪ノ下「そう、小町さんの情報なら確かね。」めもめも

    由比ヶ浜「」

    雪ノ下「?どうかした?由比ヶ浜さん」

    由比ヶ浜「あ、いやーなんでも!うん、なんでもない!」タハハー

    雪ノ下「…そう。」

    由比ヶ浜「あ!」ケータイヒラキー

    雪ノ下「?」

    由比ヶ浜「ごめんゆきのん!今姫奈から連絡があって、昨日のクラスの事でまた話してるみたいだから少し教室に行ってくるね!」

    雪ノ下「ガッ!!…そう、それなら仕方ないわね。いってらっしゃい由比ヶ浜さん」ニコッ

    由比ヶ浜「う、うん…」ジー

    雪ノ下「?」きょとん

    由比ヶ浜「ふぅ。よし、じゃあ行ってくるね!多分30分位で戻ってこれると思うからゆきのんはお茶でも飲んでまってて!」スター

    ガラガラ、ピシャリ

    雪ノ下「…」ミミソバダテー

    掃除用具入れ「」

    雪ノ下「…」コクリ

    掃除用具入れ「」

    雪ノ下「…」スー、キャッチ

    ブレザー(つ、つかまった!無念……)

    雪ノ下「はあぁぁ///」くんかんくんか

    掃除用具入れ「…」

  10. 10 : : 2013/11/15(金) 02:47:42
    雪ノ下「くんくん、はぁぁ…///」くんくんくんくん

    掃除用具「…」

    雪ノ下「はあぁ…ヒキザーの癖に、生意気ね///」くんくんくんくんくんくん

    掃除用具(ヒキザー?)

    雪ノ下「はあ///はあ///ふふっ…ヒキザー…良い匂い///」くんくんくんくんくんくんくんくん

    掃除用具(ヒキガヤのブレザーだからヒキザー…か?なんだよそれ、あいつがいうと可愛く聞こえんのが不思議だ。ちなみにそのブレザーAnotherなら死んでんな)

    雪ノ下「ヒキザー…比企谷君///…ひきがやくーんくん。ふふっ///」くんくん、すりすり

    掃除用具(くそ!なんだあのブレザー!羨ましいなくそ!!…って、俺のか!くそ!!なんだこの気持ち!)

    雪ノ下「ふふっ///こうしてると、比企谷くんに匂いを付けられてる様ね///きゃはっ///」すりすりすりすり

    掃除用具(グハァ…なんだこれ!ダメージでけえぇ。八万ダメージは下らねえ。ていうか雪ノ下キャラかわってねえか…キャハッ///とか実際言ってるとこみると似合いすぎてんな畜生!)

    雪ノ下「はぁはぁ…比企谷君がこの袖で頬杖ついたり寝たりしているのよね…///」

    雪ノ下「つまり間接添い寝が出来るわね///」

    掃除用具(なん…だと…!!いかん八幡こと掃除用具!無心になれ!無心じゃ!無心じゃ!!むしんじゃー!…やだこれふしんしゃー!みたい。もしくはムシブギョー。…違うか)

    雪ノ下「ふふっ///ひきがやくんと添い寝しちゃったのだけれど///キャハー!やったやった///」

    掃除用具「///」
  11. 11 : : 2013/11/15(金) 03:55:18

    雪ノ下「はふぅ…………!」

    掃除用具(いかん!ばれたか…?)

    雪ノ下「…ひきがやくんて、どんな味がするのかしら…///」ヒキザージー

    掃除用具「」

    雪ノ下「そ…わ…れも…部長と……の…」ごにょごにょ

    掃除用具「」

    雪ノ下「」はむっ

    ヒキザー(か、堪忍してつかあさい…)

    掃除用具(か、かわええ…なんだあの咥え方…ダメだ、孤高にして至高のぼっちといわれた俺こと掃除用具もそろそろ自制がきかなく…)

    雪ノ下「///」はむはむ

    雪ノ下「ほいふぃ///」はむはむ

    掃除用具「」ガタッ

    雪ノ下「」ビクッ!!

    掃除用具(くっ!まずった!つい足を動かして…おわった…)

    雪ノ下「」ジー

    ガラガラ!!!

    雪ノ下「ひっ…」サッ

    由比ヶ浜「ただいまーって…あれ?どしたのゆきのん?」

    雪ノ下「え、ええ…なんでもないわ。それより意外と早く帰って来たのね。おかえりなさい由比ヶ浜さん」あせあせ

    由比ヶ浜「うん、なんか早く終わってさー!」ジー

    雪ノ下「な、なにかしら…」

    由比ヶ浜「ゆきのん。手に何もってるの?」ニコー

    雪ノ下「こ、これは。……そ、そうよ、ヒキザ…比企谷君のブレザーが気付いたら床に落ちていたから拾ってゴミを払っていたところなのだけれど…」ぱんぱん

    由比ヶ浜「へえー…」ジー

    雪ノ下「」ぱんぱん

    由比ヶ浜「」ジー

    雪ノ下.由比ヶ浜「「あの」」

    雪ノ下「な、なにかしら、由比ヶ浜さん」

    由比ヶ浜「えと…いや、ゆきのんこそなに?あたしはほんと大した用じゃないし!ゆきのん言ってよ」

    雪ノ下「え、ええ。あの、ずっと黙っていたのだけれど…実は私…ひき

    ガラガラ!!!

    雪ノ下「」ビクッ

    由比ヶ浜「」ビクッ

    平塚「なんだお前達まだ残っていたのか…もうとっくに完全下校時刻は過ぎてるぞ」

    雪ノ下「平塚先生?帰ったのでは?それにまだ予鈴がなっては…って」

    平塚「ああ、すまん。言い忘れていたんだが。今日は特別棟に業者の点検が入っていてな。その関係で予鈴がならない様にしておいたんだ…それに、私みたいな若手がこんなに早く帰れるわけがないだろう。教頭に頼まれてた物品の買い出しに行ってたんだよ。ほら、わたし若手だから」

    掃除用具(若手を押してくるのが切ない…もうほんとに誰かもらったげて!じゃないと掃除用具が貰っちゃうよ!いいの?)

    雪ノ下「そうでしたか。それはともかく先生、ノックをして下さいと何回言えばわかるんですか」はぁーやれやれ

    由比ヶ浜「そ、そうですよ!ていうか先生タイミングが…」

    平塚「タイミング?というか雪ノ下、今回はちゃんのノックはしたぞ。気付かなかったのはお前達の方だ。ふむ。その様子だと何やら真剣な話だったようだな」

    雪ノ下「い、いえ…」

    由比ヶ浜「」ジー

    平塚「まあいい。とにかく今日は帰りたまえ。戸締りもわたしがしておこう。…ん?その匂いはヒキザーだな?それも私から明日返しておこう。ほら、寄越したまえ」

    掃除用具「」

    雪ノ下「くっ…」テワタシー

    由比ヶ浜「」ジトー

    平塚「ん、さあ。帰った帰った。」
  12. 12 : : 2013/11/15(金) 03:56:34
    ーーーーーーー

    ーーーーー

    ーーー



    平塚「比企谷。そこにいるのだろう?2人とも帰ったから出てきたまえ。」

    掃除用具「」ガチャ

    八幡「ふぅ…」

    平塚「事情はわからないが、乙女の話を隠れて聞くとは…呆れたな」

    八幡「いや、まあなんつーか理由があるんすよ」

    平塚「まあ君がそう言うならこれ以上は聞かない。だがな比企谷、物事には見て見ぬ振りをしなければならない時もある。それを覚えておきたまえ」

    八幡「?…はあ。あのせんせ」

    平塚「気を付けて帰るんだぞ」そわそわ

    八幡「はあ…じゃなくてブレ

    平塚「ん?」ゴゴ…

    八幡「いや、ブ

    平塚「…」ゴゴゴゴ…

    八幡「さ、サヨウナラ」アセアセ

    平塚「ふふふ…ヒキザー…///」くんかくんかすんはすんは
  13. 13 : : 2013/11/15(金) 18:39:52
    ーーその夜ーー

    八幡「ん?電話…由比ヶ浜か」

    八幡「なんだ?」

    由比ヶ浜「あ、も…もしもしヒッキー?」

    八幡「おう、なんだ」

    由比ヶ浜「うん、あのね今日のゆきのんの事なんだけど…理由、わかった?よね…」

    八幡「ああ、にわかには信じ難いが…雪ノ下はひょっとして…

    由比ヶ浜「うん。でもヒッキー!ゆきのんだけじゃなくて!あ…あたしもヒッキーの事負けない位す

    八幡「匂いフェチなのか?」

    由比ヶ浜「」

    八幡「??おい、由比ヶ浜?」

    由比ヶ浜「はぁ…ヒッキーはほんとにヒッキーだね!!!バーカ!……でも、まだこっからだから」

    八幡「??」

    由比ヶ浜「じゃ覚悟しといてよねヒッキー!まずは2回!出掛けるんだからね!」

    八幡「え、いやそれは雪ノ下の件が解決したらって…」

    由比ヶ浜「だってヒッキーはちゃんとゆきのんのきょどーの理由を考えて答えを出せたじゃん!だから一応せいこーう!ってことで、また明日ねヒッキー!おやすみ!」

    八幡「んん、ああ。おやすみ」

    八幡「なんか釈然としねえ…」

    小町「まったく、これだからごみぃちゃんは…」ふいーやれやれー

    八幡「聞いてたのかよ。ていうかお前はもう寝ろ。肌に悪いぞ」

    小町「わーかってるって。そだ、おにーいちゃんっ。いつものあれちょーだいっ」

    八幡「ん、ああ。ほらよっ」ぽーい

    小町「えへへ、おにいちゃんの靴下好きー///あ、今の小町的にポイント高い!じゃおやすみおにいちゃん!」

    八幡「うぜえ…ああ、おやすみ」
  14. 14 : : 2013/11/15(金) 19:09:35
    ーーー数日後ーーー

    ガラガラ

    八幡「おっす」

    雪ノ下「こんにちは、その目を見る限り今日も絶腐調ね」ニコッ

    八幡「なんか字が違う気がすんだが…海老名さんだろそれ」

    雪ノ下「ほ、ほら比企谷君。そんな所で突っ立っていないで早く座ったらどうかしら?それでは本当にゾンビの様なのだけれど」

    八幡「座れっつったってな…俺の椅子がねえんだが。なに、とうとうイジメはじまったの?」

    雪ノ下「何を言っているのかしらこの男は。椅子ならちゃんとあるじゃない、ほら」横ぽんぽん

    八幡「いやそこ由比ヶ浜の席じゃねえか。俺の場所にあった椅子はどうしたんだよ」

    雪ノ下「さあ?掃除用具入れの中にでもあるのではないかしら?」ニコッ

    八幡「な⁈」

    雪ノ下「」ニコニコ

    八幡「お前、どうして…」

    雪ノ下「由比ヶ浜さんから聞いたのよ。あなた達が共謀して私の様子を観察していたことを。話を聞けばあなたが由比ヶ浜さんに依頼したそうね?」ニコニコ

    八幡「あの女…」

    雪ノ下「何故その様な事をしたのかはこの際問題にしないであげてもいいのだけれど、でもそれとは別で罰が必要ね」ニコニコ

    八幡「はぁ…わかったよ。今回の事に関してはまあ一応俺たちが悪いからな。で、罰って具体的にはなんだ」

    雪ノ下「由比ヶ浜さんには部活動を1週間停止させる事で手を打ったわ。」

    八幡「なんだそんな事か。じゃあ俺もそれでいいな」

    雪ノ下「何を言っているのクズ谷君。あなたにとっては部活動停止なんて罰ではなく寧ろご褒美でしょう?」

    八幡「くっ…じゃあなんだよ。言っとくけど暴力反対だからな、特に平塚先生を使うのはなしだ!頼む」

    雪ノ下「そんな事しないわ。あなたの罰はこれよ」隣ぽんぽん

    八幡「はあ?」

    雪ノ下「だから、これよ///」隣ぽんぽん

    八幡「え、なんで」

    雪ノ下「わ、わたしは未だに平塚先生から依頼されたあなたの厚生を果たせていないわ。でもあなたは自分が変えられる事を望んではいない。ならあなたの望んでいない事をする事があなたにとって最も罰になるのではないかひ…こほん。かしら?それにあなたを厚生させる為には多少なりともあなたに近づかなければならないのだから私の横に来るという事は何も間違いではないと思うのだけれど」

    八幡「」

    雪ノ下「そ、それに比企谷君だってあなたの元いた席では読書がし辛いと言っていたのだから罰を受けるとはいえ通常の部活動に支障をきたさない程度という点にも、やはり部長として配慮をするのは間違っていないと思うのだけれど」カアァ

    八幡「あー…わかったよ。だからちょっと落ち着け」

    雪ノ下「私のどこが落ち着いていないと言うのかしら、デマ谷君?」ギロッ

    八幡「いや、うん。すまん」

    雪ノ下「わかったのなら、ほら。」横ぽんぽん

    八幡「…」ストン

    雪ノ下「///」そわそわ

    八幡(支障をきたさない程度に配慮とかいって、由比ヶ浜は休ませられてんじゃねーかよ。こいつマジで大丈夫か?つーかいい匂いするしどうなってんだよ)
  15. 15 : : 2013/11/15(金) 20:03:03
    きーんこーんかーんこーん

    雪ノ下「はぁ…もうこんな時間」スッ

    八幡「お、終わりだな。じゃあまたな雪ノ下」

    雪ノ下「ええ、また明日。きょ、今日も楽しかったわ」手ふりふり

    八幡(厚生させるって問題はどうなったんだ…まあいい、余計な事は考えるな、勘違いするな。よし、帰ろ)

    ピシャリ

    ーーーーーーー

    ーーーーー

    ーーー



    小町「ふむふむ。じゃあこの一週間お兄ちゃんは雪乃さんにピッタリくっつかれた状態で部活をしてたと…それってこんな感じ?」ぴとっ

    八幡「ちけぇ…でもまあ、そうだな。」

    小町「ほうほう。それは雪乃さんポイント高いですね〜。で、お兄ちゃん、どうだった?」くんくん

    八幡「そうだな、本が読みにくかった」

    小町「…ごみぃちゃんもここまでくると廃品回収に出したくなるね」くんくん

    八幡「おい冗談でもよせ!お前に捨てられたらお兄ちゃん終わっちゃうぞマジで!」

    小町「まあ、そう言う事言って貰えるのは小町的にはポイント高いんだけどね〜」くんくん

    八幡「うぜえ…来週からは由比ヶ浜も部活に復帰するし、あの悶々とした時間も終わりだよ。いやーほんとよく耐えたわ俺」

    小町「雪乃さん的にはそこで耐えない方が良かったかもよ?」

    八幡「あ?なにどういう意味?」

    小町「そんな事より小町は受験生だからもう寝ないといけないのです!でねーおにぃちゃん。今日はお兄ちゃんの相談にのって疲れたからいつものじゃないのがいいなぁ〜」

    八幡「まあ、そうか。…ほらよ」パンツポーイ

    小町「はぁ///はぁ///…ありがとおにぃちゃん!大好きっ!じゃあおやすみー」スタタタ

    八幡「うぜえ…」

    八幡「寝るか」

    ーーー翌週ーーー

    ガラガラ

    八幡「うす」

    由比ヶ浜「やっはろー!ヒッキー!」

    八幡「なんだお前先に来てたのか。雪ノ下はいつも通り早いな」

    雪ノ下「ええ、土日とおあずけだったからいてもたってもいられなかったのよ」

    八幡「はあ?なにわけわからんこと言ってんだ」

    由比ヶ浜「」ムムー

    由比ヶ浜「ゆきのん!わかってるよね?」ぼそぼそ

    雪ノ下「ええ、ぬかりは無いわ。それより由比ヶ浜さん抜け駆けは…」ぼそぼそ

    八幡(また百合空間が始まったか。さて、座って本でも…?)

    八幡「おい」

    由比ヶ浜「ん?どしたのヒッキー?そんなとこでぼーっとして」

    八幡「いや、俺の椅子知らないか?」

    雪ノ下「何を言っているのかしら?ここにあるのが見えないの?…ああ、ごめんなさい。あなたの腐った目では見えるものも見えないのね」ニコッ

    八幡「1回は罵倒しないと気が済まねえのかよ。じゃなくて、席を移す罰は先週で終わりなんじゃねえのかよ」

    雪ノ下「あら、あなたの罰が先週で終わりだなどと私は一言も言ってはいないのだけれど?」むふー

    八幡「く…いやでも!由比ヶ浜は先週で終わりだったんだからおれも

    雪ノ下「あなた自分と由比ヶ浜さんが対等だとでも思っているのかしら?愚かね」

    八幡「…悔しいがそれもそうだな。」

    由比ヶ浜「ヒッキー卑屈すぎる!!」

    八幡「ばーか、俺は現実ってもんを見てんだよ。由比ヶ浜より俺の方が存在が下なのは明らかだからな」
  16. 16 : : 2013/11/15(金) 20:05:29
    雪ノ下「け、けっして対等ではないからと言ってあなたの方が下だとも限らないでしょう?考え方によっては由比ヶ浜さんよりあなたの方がだい

    由比ヶ浜「わーー!ゆきのんストップ!!協定違反だよ!!!」あたふた

    雪ノ下「ご、ごめんなさい由比ヶ浜さん」しゅん

    八幡「??」

    由比ヶ浜「ひ、ヒッキーもさ!ほら、早く座りなよ!」

    八幡「ああ…」ストン

    由比ヶ浜「///」ぴと

    雪ノ下「///」ぴと、くんくん

    八幡「なあ、なんで俺が真ん中なんだ」

    由比ヶ浜「え?なんでってなんで?」くんくん

    雪ノ下「やめなさい由比ヶ浜さん。この男は自分の置かれた状況すらまともに見れないのよ。そんなものの相手をするのは時間の無駄だわ」くんくんくんくん

    八幡「」

    由比ヶ浜「はぁ、はぁ」くんくん

    雪ノ下「ふにゃぁ…///」すりすり

    八幡(なんか、雪ノ下のこれには慣れたな…だが左腕に当たるこの柔らかさはなんだ!)

    由比ヶ浜「ひ、ひっきぃ///」むぎゅー

    雪ノ下「ひきがやくん…///」すりすりくんくん

    八幡(無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心)

    きーんこーんかーんこーん

    八幡(無心無心無心無心無心無心む…おわった!!)

    雪ノ下「ふぅ///では今日は終わりましょうか」

    由比ヶ浜「はぁはぁ…そだね、堪能したし!ゆきのん一緒にかえろー!」

    雪ノ下「ええ。悪いけれど比企谷君、戸締りをお願いしてもいいかしら?」

    八幡「あ、ああ」

    由比ヶ浜「ありがとヒッキー!…また明日ね!」手ぶんぶん

    雪ノ下「…また明日、………はちまん」手ふりふり

    八幡「え、雪ノ下いまな

    ピシャリ!!

    八幡「」

    八幡「かえるか」

    ーーーその夜ーーー

    八幡「なあ小町、ちょっといいか」

    小町「しょうがないなー。なーにおにいちゃん、また雪乃さんがどうかしたの?」

    八幡「いや、雪ノ下はいつも通りだ。…いつも通りか?」

    小町「知らないよ…で、雪乃さんじゃないなら何?」

    八幡「最近、由比ヶ浜の挙動がおかしいんだが」

    小町「こりゃダメだ」

    終わり^o^
  17. 17 : : 2013/11/15(金) 23:29:15
    おつかれさまです!
  18. 18 : : 2013/11/15(金) 23:38:53
    乙!
  19. 19 : : 2013/11/15(金) 23:59:27
    終わ…り?
  20. 20 : : 2013/11/16(土) 00:04:22
    よかった
  21. 21 : : 2013/11/16(土) 00:36:11
    はまち最高♩
  22. 22 : : 2013/12/16(月) 22:26:14
    ヒッキー強すぎるww
    羨ましぃ…
  23. 23 : : 2013/12/17(火) 06:05:45
    >>22
    コメントありがとうございます^o^
    強靭な精神を与えてみました!w
    >>18
    ありがとうございます!
    >>19
    終わっちゃいましたっ
    >>20
    >>21
    ありがとうございますp(^_^)q
  24. 24 : : 2014/02/17(月) 03:51:48
    デレのんとビチヶ浜に関しては安定の一言に尽きるが…
    小町は一体靴下やパンツでおなn…んっんん、何をしようとしていたんだ?
    可愛すぎて手を出してしまうじゃないか!!!
  25. 25 : : 2014/06/23(月) 00:53:32
    これはさすがにキャラのいめーじ崩しすぎwwwwww

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lk1231

卯もみ☃

@lk1231

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