この作品は執筆を終了しています。
Fair exchange
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- 1 : 2014/11/07(金) 05:06:45 :
- どうも 未分類初投稿です
今回は少しパッっと頭に浮かんだものを書いていきたいと思います
それはアニメ、誰かのSSと類似しているかもしれませんが
そのようなことがあったら消しますのでお手数ですが言ってくださるとありがたいです
それと1話と書いてありますが続けるかは未定です
それではよろしくお願いします
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- 2 : 2014/11/07(金) 05:08:33 :
- 1話『等価交換』
「あー眠い」
どうして毎日こうやって朝早くからわざわざ勉強をするために学校に行かなければならないのだ
あくびを噛み殺しながら亀のように歩く
俺の名前は神栖幸太郎(かみすこうたろう)
平凡な高校生で平凡な人生を始めて17年になる
どこにでもいるそんな高校2年生
『何がどこにでもいる高校生だ』
頭上から声が聞こえる
そうだった、どこにでもいる高校生にはない物を持っていた
「あー、そうだったな」
頭上をちらと見る
20歳そこそこの美青年がつまらなそうに浮かんでいた
彼は悪魔
「やめろよ影になるだろ」
美青年に悪態をついた
『あーはいはい、人間と言うのは残念で不便な生き物だな』
めんどくさそうに俺の上から少しだけ移動しようとする
「鼻ほじるな」
俺は悪魔に注意をする
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- 3 : 2014/11/07(金) 05:08:57 :
- 「え?私そんなこと…」
隣から声がする
「え?」
隣を見ると 同じ制服を着た女子
「なんだ、黄泉沢か」
黄泉沢美里(よみざわみさと)同じ高校のクラスメイト
『くっくっくっ』
悪そうなことを考える悪魔のような笑い方をしやがる
まぁ悪魔なのだが
「楽しそうだな」
精一杯の嫌味でも言ってやる
黄泉沢「楽しくないです!そんな私は道端でそんなことをするほど私は」
顔を真っ赤にしながら身振り手振りで反抗する黄泉沢
「ちっ違う!黄泉沢に言ったわけじゃなくて!」
『やっぱり、お前は面白い人間だな』
目じりに涙を浮かべながら笑いをこらえるクソ悪魔
まぁ、これも平凡でいいかもしれないな
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- 4 : 2014/11/07(金) 05:09:14 :
- 「危ない治ちゃん」
スローモーションのように時が進む
道路の真ん中にいる小さな男の子
それを注意する母親
そして、トラック
「はぁ・・・」
どうやら、俺の世界は平凡では無くなっちまったのか
「あの子から不注意を奪ってくれ」
俺はそいつに声をかける
『ほいほい、優しいねお前さんはいつだって』
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- 5 : 2014/11/07(金) 05:09:37 :
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「本当に危ないじゃない治ちゃん」
「ごっ・・・ごめんなさい」
抱き合う家族
「とりあえず、よかったな」
『そうだな』
そう、これが俺の日常であり
他の人から見たら俺の非日常の世界ってこと
すごいだろ?
でも、
「さて、いそがねぇと遅刻だな」
歩き出そうとしたところで小石に躓く
「あぶねっ!」
転ばないように空気を掴もうと手を振る
ムニュゥ
「お?」
なんだこの擬音
そしてこの掌に広がる柔らかい感触
「あのっ・・・あのっ」
さっきよりも顔を赤くしている黄泉沢
その黄泉沢の胸を鷲掴みにしている俺
「いきなり最低です!」
暴走族も逃げ出すような爆音の声でそう叫ぶ
そして空気を切り裂く音
バチンッ
頬に伝わる熱
「いてぇぇぇえええええええええええええええ」
『代償はいただいたぞ』
満足そうな笑みを浮かべている空に浮かぶ男
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- 6 : 2014/11/07(金) 05:10:02 :
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「つーよりさ、いいのか?あの子の死を回避したつーのに」
頬をさすりながら空に浮かぶ男に声をかける
『何がだ?』
「代償ってもこれだぞ一応」
『まぁ、お前さんはあの子の注意力を奪っただけだからな』
そして
『んでお前さんの注意力を渡したということ』
そう、俺は先ほどの子供と注意力を交換した
つまり等価交換っていうことになる
『小さな男の子とお前のように普段から周りの見えてる男の注意力じゃ雲泥の差ってことだ』
「なるほどな、それで死ぬようなことがないってことな」
『そういうこった、お前さんは面白いよ まぁ、そして使い方をわかっているともいえる』
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- 7 : 2014/11/07(金) 05:10:47 :
- 不敵な笑みを浮かべる悪魔に不快な気持ちになりながらも
「どういうことだよ」
率直な疑問を投げかける
『賢明な判断だったってことだ』
『あの状況、少ない時間で一番被害が少ない結果になったんだよ』
「まぁ、俺もこれだけだったしな」
頬を指差す俺
『もしも、の話をするぞ』
真剣な顔になる
『さっきの状況でお前さんが"あの子の命を助けろ"と言っていたらどうなっただろう』
「あの子は助かり 俺が」
『そう、死んでいた』
身体が何かに貫かれたように硬直し汗が噴き出す
『そして、あの家族はお前さんに助けられ命を繋いだことに対して感謝以上の十字架を背負って生きていくことになるだろう』
「なるほど」
『トラックの運転手も同様だ あの少女も心に傷を負うだろうな目の前でクラスメイトが死んだら』
「黄泉沢」
黄泉沢を思い浮かべる
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- 8 : 2014/11/07(金) 05:11:21 :
- そして等価交換であるこの契約も
等価交換?
「おいてめぇ!等価交換だよな!」
そうだよ、等価交換なんだよな?この契約って
『そうだよ、等価交換だ』
当たり前のことを当たり前のようにすまし顔で言う悪魔
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「いきなり、最低です!」
バチン
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「黄泉沢の信頼無くなってんじゃねぇかちきしょー!」
『それはなんとも・・・』
「偉そうに浮かんでるんじゃねぇよ!座れ!正座だ」
今から君たちが目にするのは
奇怪で非科学的で現実味の無い物語だろう
それでも俺にとっては現実で
日常だ
1話『等価交換END』
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- 9 : 2014/11/07(金) 05:38:29 :
- <キャラクター紹介>
神栖幸太郎 (かみすこうたろう)
178cm
59kg
年齢:17歳
職業:高校生(2年)
本作品の主人公
一人称は俺、両親を事故で失う 両親の遺産により高校生として過ごしている
中学の時には影で「不幸太郎」と呼ばれていて自分でも納得している
性格に目立つ点は特になく、勉学も運動も平均的な数値を出す
遺産が莫大な額であったためアルバイトはしていないが部活にも入っていない
高校生でのあだ名は「電波男」と影で呼ばれていて自分でも納得している
趣味はネットサーフィン
最近の悩みは自分が寝ている間に同居人が深夜番組をみて爆笑すること
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- 10 : 2014/11/07(金) 05:38:41 :
- 黄泉沢美里 (よみざわみさと)
161cm
48kg
B84W61H81
年齢:16歳
職業:高校生(2年)
本作品でのヒロイン(予定)
一人称は私、幸太郎とは中学から一緒の学校に通っている
中学の時から幸太郎のことは知っていたが声をかけられず 高校1年の時に初めて会話をしてそれ以降幸太郎と行動することが多い
中学生の時に幸太郎が「不幸太郎」と呼ばれていたことを快く思っておらず
名前を呼ぶときは神栖幸太郎君とフルネームで呼ぶ
趣味は料理
最近の悩みは好きな人が空気と話をしていること
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- 11 : 2014/11/07(金) 05:38:52 :
- 悪魔 (あくま)
184cm
65kg
年齢:20歳(見た目)
職業:悪魔
本当の名前はジェラル
幸太郎の両親と幸太郎が巻き込まれた事故の時に幸太郎と出会う
そして、幸太郎という人間と契約を結び人間界での人間観察を目的としている
元々は悪魔界で高貴な貴族の息子であったため質素な幸太郎の生活を不満に思っている
趣味は深夜のテレビショッピングの視聴
最近の悩みは同居人の朝が早くて睡眠不足
続けば登場人物紹介も追加していくのかも
ちなみに!
幸太郎の声は僕の脳内変換では細谷さん
黄泉沢の声は花澤さん
悪魔の声は櫻井さん
ってな感じで考えてます
それでは続きがあったらまたお会いしましょう
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- 12 : 2020/10/03(土) 08:59:56 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
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http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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