このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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『兵士達の壁ドン!』partⅡ ニファ
- 進撃の巨人 × 青春 × 恋愛
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- 1 : 2014/11/04(火) 14:56:55 :
- 『兵士達の壁ドン!』partⅡ ニファ
題名通りです♪
兵士達が、今巷で話題の壁ドンにトライします!!
partⅠリヴァイ兵士長と少し繋がりがありますので、宜しければ読んで下さい♪
http://www.ssnote.net/archives/25778
ネタバレは単行本
いろいろカプあり
よろしくお願いいたします♪
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- 2 : 2014/11/04(火) 15:05:03 :
- ニファ「副長!!あの、お願いがあるんですがっ!!」
モブリット「いたしません!!」
ニファの、素晴らしい敬礼と共に発せられた言葉に、モブリットは即座に反応した
ニファ「またいたしませんって言った…。まだ何も頼んでないのに」
モブリット「上目使いでアヒル口されても、いたしませんたらいたしません!!」
ニファ「可愛いでしょう、副長。教えてもらったんですよ。これをやると大抵の男は落ちるってね」
ニファはもう一度、今度は念入りにアヒル口をつくって、目を大きく開けて見せた
モブリット「か、可愛い…ああ悔しいけど可愛い。だけどいたしません」
ニファ「瞬きしたから、目が潤まないなあ。これで瞳を潤ませたら完璧なはずなのに」
モブリット「そんな事完璧にする必要は…」
ニファ「ありますよ!!いい男つかまえて幸せになるんですからっ!!」
ニファは握りこぶしを作って力説した
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- 3 : 2014/11/04(火) 15:25:24 :
- モブリット「だいたいなんでまた、壁ドンを俺にせがんでくるんだよ…」
ニファ「だって、副長は壁ドンマスターだって噂ですもん」
モブリット「マスターってなんだよ…まだ一回も壁ドンしたこと無いのに。一体誰が噂してたんだ…?」
ニファ「分隊長と兵長ですよ」
モブリット「あ、あ、あの人達はぁぁぁ!!」
モブリットの悲痛な叫びが、副長室前の廊下に響き渡った
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- 4 : 2014/11/04(火) 15:33:30 :
- ニファ「ほんとあの人達嫌ですよね~リア充なんてね~いつも見せつけられて嫌になっちゃう」
モブリット「そ、そうだよ。壁ドンなら兵長がマスターだから、兵長に…」
ニファ「兵長はハンジさんの物ですし」
モブリット「オルオなら気軽にやってくれそうだけどな」
ニファ「オルオさんはわたしの趣味ではないので」
モブリット「じゃあ団長に頼めば…?ほら、イケメンだしな」
ニファ「エルヴィン団長に、壁ドンしてくださいなんて頼めるわけないです。おそれ多い…」
モブリット「わがままだなあ…君は。エルドはどうかな、ほら適度にイケメンだし」
ニファ「エルドさんには婚約者がいるじゃないですか!!万が一誤解されたらいけませんし。というかですね、私はイケメン過ぎるのはだめなんですよ。恥ずかしいから」
ニファはそう言って頬を染めた
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- 6 : 2014/11/04(火) 15:36:59 :
- モブリット「要するに俺は適度にイケメンじゃなくて、相手が頬を染める様な要素を持ち合わせていないって事が言いたいのか…」
モブリットは座り込んで、地面にのの字を書いた
ニファ「やだ副長、拗ねてる。可愛い」
モブリット「可愛い…」
ニファの言葉に、ますます肩を落とすモブリットであった
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- 8 : 2014/11/04(火) 15:44:43 :
- ニファ「壁ドンって、今すごく流行ってるんですよね、副長。なんか聞いた話によると、壁ドンカフェって言うのがあって、店員さんが壁ドンしてくれるらしいですよ~」
モブリット「じゃあ、店に行って体験してこればいいじゃないか」
ニファ「嫌ですよ、恥ずかしい。それに初めてはプロにしてもらうのは抵抗が…モブリットさんだってそうでしょう?筆下ろしはプロ相手ではなかっ…ムグムグ…」
モブリット「何の話なんだよ、油断も隙もないな」
ニファ「モブリットさんの筆下ろしはプロにしてもら…ムグムグ」
モブリット「君結構しつこいね…」
モブリットは余計な事を言うニファの口を掌で押さえて、ため息をついた
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- 13 : 2014/11/04(火) 18:05:23 :
- モブリット「要するに、プロには頼みたくない。かと言ってイケメンすぎる人にも頼みたくない。だから近くにいて、頼みやすく、顔もごく普通な俺に声をかけたってことだよな、ニファ」
ニファ「その通りです、さすが副長!!」
モブリット「そんな事でさすがって言われてもなあ…」
モブリットは肩をすくめた
ニファ「さすがですよ!副長は機転がとっても利く人ですし、いつも情けない顔ばかりしてて、なんだかなよなよしている風に見えますが、実は割りと男らしいって知ってますしね!!」
モブリット「いつも情けない顔…誰のせいでそうなってると…」
ニファ「ハンジさんのせい!!」
モブリット「……ご名答」
ニファ「じゃあ賞品として、壁ドンしてください、副長!!」
モブリット「いたしません」
ニファ「また出たー副長の口癖!!いい加減諦めて、壁ドンしてくださいよ!!」
モブリット「それはこっちのセリフだろ。いい加減諦めて他を当たってくれよ…」
モブリットは詰め寄るニファから距離をとるように後ずさった
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- 14 : 2014/11/04(火) 18:14:21 :
- ニファ「いいですか、副長!!もし私が他の兵士に壁ドンを頼んだとしますよ!?」
モブリット「あ、ああ」
ニファ「その兵士に勘違いされて、お、押し倒されでもしたらっ、私、私どうすれば!!」
ニファは身体をくねらせて恥ずかしがった
モブリット「どうすればって…流れに身を任せればいいさ。君も満更でもなさそうだし…顔が真っ赤だよ」
ニファ「だ、だめですよっ!!兵士たるものそんなに簡単に身体を許すなんてっ!!」
モブリット「そんなに簡単に壁ドンを迫るなんて」
ニファ「副長真似しないで下さい!」
ニファは口を尖らせた
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- 19 : 2014/11/05(水) 11:15:59 :
- モブリット「もし万が一、俺にスイッチが入ったらどうするんだよ」
ニファ「モブリットさんに押し倒されるって意味ですよね!?うーん…いつもとは違った刺激的なモブリットさんも捨てがたいかも…」
モブリット「じゃあいたしますか」
ニファ「や、やっぱりそれはまずいですね、副長!!不純異性交遊は調査兵団内では…」
モブリット「禁止なんてされていないよ。節度を守ればね」
ニファ「う、うーん…」
モブリット「そんなに真剣に悩まなくても。君に壁ドンもしないし、そういう事もしないから安心して」
真剣な表情でうなりはじめたニファに、モブリットは優しく言葉をかけた
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- 20 : 2014/11/05(水) 11:23:48 :
- ニファ「しないって言い切られるのも、あまりいい気はしないです、副長」
ニファはそう言うと、副長室のドアを開けて、中に入った
モブリットはその後を追う
綺麗に整頓された部屋のソファに、ニファはちょこんと座ってため息をついた
本格的に拗ねている様だった
モブリット「いい気はしないか、なんだかすまなかったね」
ニファ「いえ、副長は悪くないですよ。壁ドンを無理強いしているのはわかってるんで」
ニファはもう一度、ため息をもらした
モブリット「何かあったのかい?俺でよければ話をきくけど」
モブリットの言葉に、ニファは瞳を潤ませた
ニファ「副長優しい…私、副長みたいに優しい人を好きになればよかった」
モブリット「好きな人がいるのか」
ニファ「はい…」
ニファはそう言うと、力なく話をし始めた
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- 23 : 2014/11/06(木) 08:35:36 :
- ニファ「ずっと前から好きで、いろいろアプローチしてたんですけど、いつも言われるのが、『お前は子どもだからな…』なんですよ!!私そんなに子どもですか!?ほら、胸だって結構あるんですよ!?」
ニファはモブリットに胸を強調してみせた
モブリット「あ、ああ。あるよ、あるある。で、相手は誰なんだい?」
ニファ「ケイジです」
モブリット「なんだ、ケイジか」
ニファ「なんだってなんなんですか!?格下みたいな言い方しないで下さいよ!!」
モブリット「いや、ごめん。そんなつもりじゃなかったんだ。俺はケイジとはよく酒を飲みに行くからな。だけど、ケイジなら君にアプローチされたら断らないと思うんだけどなあ…」
ニファ「断られてますよ!!さっきの副長のいたしません!!みたいに、開口一番に断られます!!話すらまともに聞いてもらえない…」
ニファは口を尖らせた
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- 24 : 2014/11/06(木) 08:44:14 :
- モブリット「ちなみにどんな風にアプローチしてるんだい?」
ニファ「えっと…例えば、後ろからいきなり膝をいれて、かっくんさせるとか、大事な物を奪って逃げるとか…」
モブリット「え…」
ニファ「あ、後はですね、寝てる顔に落書きとか…嫌がるケイジの脇腹を無理矢理こしょばしまくったり…」
モブリット「それのどこがアプローチなんだよ…ただの悪戯じゃないか」
ニファ「だって、まずは相手の気を惹くことからって教わって…この方法も、よりインパクトのあるものでって話になってですね…」
モブリット「わかった、そのアドバイスをしたのは、ハンジさんだろ…」
ニファ「ご名答!!副賞として、私に壁ドンする権利を…」
モブリット「いたしません」
モブリットはニファの言葉をばっさり切り捨てた
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- 25 : 2014/11/06(木) 16:05:27 :
- ニファ「やーい、副長のどけちー!!いたしません野郎~!」
ニファはモブリットにむかってあっかんべーをした
モブリット「そういう仕草が原因で、子どもだって言われるんじゃないかな?」
ニファ「えっ!?可愛くないですか?あっかんべーとか」
モブリット「うーん、可愛いと言えば可愛いけど…やっぱり子どもっぽく見えるかもしれない」
ニファ「えー、困ったなあ。いままで普通にこんな感じで振る舞っていたのに…可愛くみえるかなあって」
ニファは困った様に首を振った
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- 26 : 2014/11/06(木) 16:15:32 :
- モブリット「なあ、ニファ」
ニファ「はい、なんですか?」
モブリット「可愛く見えるように振る舞う必要はないと思うよ」
モブリットはニファの目をじっと見つめながら、諭す様に言った
ニファ「なっ、何ですか!?そんなにじっと見ないで下さいよ、恥ずかしい…」
モブリット「そうやって、自然に出す仕草の方が可愛いと思う」
ニファ「ふ、副長…」
ニファは両手で顔を覆った
だが、その指の隙間からモブリットの表情を伺う
ニファの目には、慈しむ様な視線を自分に向けている、温厚そのものを絵に描いた様なモブリットが映っていた
モブリット「普通にしていればいいよ。君の可愛い所、女性らしい所は自然に出ているからね」
ニファ「副長…あの」
モブリット「ん?なんだい」
ニファ「わ、私に惚れたんですかっ!?口説かれている様にしか感じないんですけどっ!!」
ニファは真っ赤な顔をモブリットに見せながら叫んだ
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- 27 : 2014/11/07(金) 08:31:28 :
- モブリット「いや、そんなつもりじゃないんだけど…本当に、普通にしている方がいいよ、ニファ」
ニファ「わ、わかりました…」
モブリット「で、何でまた俺に壁ドンを迫ったんだい?」
ニファ「ああ、なんかですね、子ども扱いされるから、きっと経験が足りないからだろうなって思いまして」
モブリット「うん」
ニファ「そういう雰囲気にも慣れていないですし…で、経験するのに手っ取り早い方法を考えたら、壁ドンに行き着いたわけです。壁ドンって付き合っていない男女でやるのが多いらしいじゃないですか…だから」
モブリット「なるほどね」
ニファ「私、恋愛をしてみたいんです。子どもだと言われるのを卒業したい」
ニファはモブリットに真剣な眼差しを向けた
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- 28 : 2014/11/07(金) 08:57:38 :
- モブリット「ニファ、とにかく君は普通にしておく事。後はケイジか…」
ニファ「はい…でも、無理ですよ。今さら態度を改めても」
ニファはため息をついた
モブリット「なんで無理だと決めつけるんだい?まだ何も始まっていないのに」
ニファ「まだ何も…」
モブリット「そうだよ。これからだ」
モブリットはそう言うと、ニファの肩をぽんと叩いた
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- 29 : 2014/11/07(金) 23:35:56 :
- ニファ「モブリットさんが優しすぎて惚れそう…」
モブリット「はは、そりゃ困るなあ」
ニファ「モブリットさんってとても女心が分かりますよね。男心も熟知してるし…」
モブリット「そうかな?」
ニファ「なのに何故彼女が出来ないんですかね…不思議です。こんなに優しいし、顔だってまあまあじゃないですか。なのに何故彼女が出来ないんですかね」
モブリット「…さ、さあ、何でだろうね」
ニファ「はっわかった!!わかりましたよ!!」
モブリット「なんだい?」
ニファ「モブリットさんは男の殻を被った女性、すなわちおねえだったんだ!!それなら彼女が出来ないのも納得!!だって女より男が好きなんですから!!」
モブリット「な、なんでそうなるんだよっ!!」
モブリットは大きな声で叫んだ
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- 30 : 2014/11/07(金) 23:46:07 :
- モブリット「俺は女が好きだ!!」
ニファ「えー、真剣な表情で言ってますけど、なんか嘘臭いですね。正直になりましょ、副長」
モブリット「だから、正直に言っただろ…俺は女が好きだと!!」
ニファ「ぷ、ぷぷ…やだ副長。冗談なのに本気にしてる。顔真っ赤にして怒ってる…やっぱり可愛い」
モブリット「ニファ、上司をからかうのは止めてくれよ…」
モブリットはため息をついた
ニファ「俺は女が好きだなんて、二回も叫んでたし、あー楽しい!!」
モブリット「ニ、ニファ~君ね…」
ニファ「ふふっ、ごめんなさいついつい…あはは」
ニファは楽しげに笑った
モブリット「ま、まあいいさ。それよりそうして笑っていると、本当に可愛いから…そうしてなさい」
ニファ「は~い、女好きの副長!!」
モブリット「一言多いよ」
ニファ「へへっ!!副長のお陰で元気になりました!!私、諦めずに頑張ります!!壁ドンからの恋愛を、必ずやこの手に掴みます!!」
ニファはそう言って見事な敬礼をすると、部屋を後にしたのだった
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- 31 : 2014/11/08(土) 21:35:43 :
- モブリット「しかし、壁ドンかあ…。ケイジだって、絶対満更じゃないはずなんだ。なんとかならないかな…」
モブリットはしばらくソファに身体をあずけながら、思案に暮れた
その後、立ち上がり部屋を後にしたのだった
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- 32 : 2014/11/08(土) 23:15:44 :
- ―兵舎食堂―
モブリット「やあ、ケイジ」
ケイジ「お、モブリットじゃないか。なんだお前、今から夕飯か?」
モブリット「ああ、そうなんだ。用事が立て込んでいてね…やっと解放されたんだよ」
食堂で一人、コーヒーをすすっていたケイジの隣に、モブリットは腰を下ろした
ニファが帰った後、いつも通りハンジに振り回され、結局夕飯にありつけたのは夜の10時を回った所だった
ケイジ「大変だよな、あの人の補佐は」
モブリット「まあね。でも慣れだよ、慣れ」
ケイジ「お前はハンジさんに献身的だもんなあ。俺もあの人は尊敬しているが、お前みたいに世話は焼けないぜ。やはり、愛がなせる技か」
モブリット「何度も言うけど、俺とハンジさんとは何にもないからな?」
ケイジ「素直になれよ、好きなんだろ?」
モブリット「好きだよ…上司としてね」
ケイジ「本当かねえ、相手が兵長だから尻込みしてるだけなんだろ?」
モブリット「……さあね。人の事より自分はどうなんだよ?ニファの事だ」
モブリットはケイジにちらりと視線を移した
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- 33 : 2014/11/09(日) 21:34:46 :
- ケイジ「ニファの事?ああ、そういえば、お前に壁ドンを迫ったらしいな」
モブリット「事実だから否定はしないけど、そもそもニファが俺に壁ドンを迫る原因を作ったのは、お前だからな、ケイジ」
ケイジ「なんで俺が原因なんだよ。ニファもモブリットが好きならそうと言えば…」
モブリット「ケイジ、君なんか誤解してないか?」
ケイジ「何がだよ、ニファがお前に壁ドンを迫った。それが全てだろう?」
モブリット「だから、それには深いわけが…」
ケイジ「なんなんだよ、深いわけって」
ケイジはモブリットに、ちらりと目をやりそう言った
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- 34 : 2014/11/10(月) 16:19:45 :
- モブリット「そうさ。君はニファの気持ちを知ってるだろ?」
ケイジ「ニファの気持ち?いや、全くわからんな。いつもからかわれてるというか、遊ばれてるというか…ちょろちょろ付きまとわれてるとしかな」
ケイジはため息をついた
モブリット「ニファは君に、好意を寄せている様に見えるんだけどな」
ケイジ「いや、そうは見えんだろ?寝顔に落書き、お前好きな奴にそんな事するか?仲のいい友人にならやるかもしれんが」
モブリット「確かに、やらないな」
ケイジ「だろ?」
モブリット「でも、ニファはやっぱりお前が好きだと思う。だってお前以外にはそうやって落書きしたり、イタズラしたりしないだろ?」
モブリットはそう言って、ケイジの顔を覗いた
ケイジは何やら考える様にうつむいていた
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- 35 : 2014/11/11(火) 09:02:24 :
- ケイジ「仮に愛情の裏返しにしても、だ。いくらなんでも子どもっぽすぎるだろう?」
モブリット「まあ、確かにそうだな…」
ケイジ「いい大人なんだぜ?もう少し色気というかなあ…」
モブリット「だけど、ニファが色っぽく迫ってくるのも想像がつかない」
ケイジ「…確かにな」
二人は顔を見合わせて、同時にため息をついた
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- 38 : 2014/11/12(水) 08:41:30 :
- モブリット「君は正直、ニファをどう思ってるんだい?俺の目から見たら、満更でもなさそうに見えるんだけど」
ケイジ「…よくわからん」
モブリット「そうか…」
ケイジ「ニファは可愛いところがあると思う。普段はスカートを履いたりして、普通に女してるしな」
モブリット「そうだな、確かにニファは私服でおしゃれを楽しんでる」
モブリットは頷いた
ケイジ「長い間一緒に戦っているだろ、だから恋愛対象と言うよりは仲間というか、同志というか…」
モブリット「なるほどな」
モブリットは何かを考える様に、顎に手をやった
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- 39 : 2014/11/12(水) 08:58:31 :
- モブリット「恋愛対象になる可能性は無い?」
ケイジ「それも、わからん。第一そんな惚れた晴れたに現をぬかす暇は、俺たちにはないだろ?いつどうなるか、わからんというのに」
モブリット「そう、だよな…でも、調査兵団にも結婚して家庭を持っている兵がいないわけじゃないし、付き合っている幸せカップルだっているだろ」
ケイジ「兵長とハンジさんの様にか?」
モブリット「あの人達はさほど甘い関係ではないよ。使命と責務を優先しているからな…幹部なだけに」
ケイジ「そうか…なら尚更、ニファとどうこうなる訳には…」
モブリット「それは、あの人達も本位じゃないよ。生きている限り楽しむ事をこそ、兵士達に望んでいるんだ、あの人達は」
ケイジ「そうか…そう、だろうな」
モブリット「だから、もしニファが素直に気持ちを伝える事があったなら、前向きに考えてやって欲しい。ニファのためにも…君のためにも、だ」
ケイジ「俺のため、か」
モブリット「ああ、そうだよ」
モブリットはケイジの肩をぽんと叩いた
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- 42 : 2014/11/12(水) 22:22:04 :
- >マルスさん☆
ありがとうございます♪
ケイニファか!?ニファケイか!?
うふふ♪
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- 43 : 2014/11/12(水) 22:22:46 :
- >愛鷹さん☆
ありがとうございます♪
応援嬉しいです!!頑張ってまいります!!
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- 44 : 2014/11/13(木) 08:47:06 :
- ケイジ「そうだな。一度きちんと向き合ってみるか。何が変わるかはわからないが…」
ケイジはそう言って、少々照れ臭そうに鼻の頭を掻いた
モブリット「ああ、そうしてみてくれ。応援してるからな!!」
モブリットは破顔一笑した
ケイジ「ところでモブリット。お前…人の事より自分の事を心配しろよ。彼女いない歴万年にいい加減ピリオド打てよな」
モブリット「万年て!!そこまで酷くはないぞ!?精々数年て所だよ!!」
ケイジ「痛いところをつかれたようだな、副長殿。顔色が急に変わったぜ?」
モブリット「う、うるさい。今一番ナイーブな話題なんだよ、俺の彼女いない歴は!!」
ケイジ「そうだったのか、今度相談にのってやるよ。酒おごりでな」
モブリット「おい!!何か俺が損した気分になったぞ!?」
ケイジ「ま、お前も頑張れよ」
ケイジはそう言って、モブリットの背中をぽんと叩き、その場を後にしたのだった
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- 45 : 2014/11/13(木) 20:44:35 :
- ケイジ「ニファか…」
廊下を自室に向かって歩きながら独りごちた
確かにニファには何度も好きだと言われた
ただ、その告白はいつもの冗談の延長にしか思えなかったし、どういう意味で好きなのかも聞いた事がなかった
どういう意味など知る前に、ニファの告白を拒絶した自分のせいでもあるが
彼女が可愛くないはずはない…ニファは兵団内でもファンが多くて引く手あまただ
自分だって、そんなファンの中の一人だと言えた…あくまで内密にだが
ケイジ「はあ…だがなあ…」
ため息とともに、絞り出すような声がもれた
その時だった
「わっ!!」
背後から、いきなりそう聞こえた
後ろを振り向くと、噂をすればなんとやら…
ニファがにこにこと笑顔で立っていた
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- 46 : 2014/11/13(木) 20:58:12 :
- ケイジ「ニファ…耳がつぶれるだろ、普通に呼び止める方法を知らないのかよ」
ニファ「ごめーん!!だってケイジ、何だか悩んでる様に見えたからさ、景気付けしてあげようかなって!!」
ニファは笑顔でそう言った
ケイジ「お前の態度に毎日悩まされているさ」
ニファ「私のせい?」
ニファはきょとんとした顔を、ケイジに見せた
ケイジ「ああ、そうさ。顔に落書きされるわ、ひざかっくんされるわ、今みたいにでかい声で心臓と鼓膜が破れそうになるわ…」
ニファ「えっ!?心臓!?どれどれ…」
ニファはケイジの胸に、こつんと自分の耳を当てた
ケイジ「お、おい、ニファ…」
ニファ「うーん、少し動悸が早い気がするなあ…でも、大丈夫!!破れてないよ!!」
ニファは顔をあげて微笑んだ
-
- 47 : 2014/11/13(木) 22:49:00 :
- ケイジ「当たり前だろ、破れてたまるか」
ニファ「破れそうになるって言うから、心配だっただけだよ」
ニファは口を尖らせた
ケイジ「お前がいきなり耳元ででかい声出すからだろ?」
ニファ「だ、だって…元気がなさそうだから…」
ケイジ「お前はいつも、そうだよなあ…」
ケイジはため息をついた
ニファはケイジの様子をちらりと伺った
ニファ「……そうだよね、ごめんねケイジ」
彼の呆れたような表情を目にしたニファは、目を伏せて頭を下げた
そして、くるりと踵を返して走り去ったのであった
-
- 48 : 2014/11/13(木) 22:57:36 :
- ケイジ「何だか…何時もと様子が違ったな…」
ニファが走り去った後に視線を送りながら、ぼそっと呟いた
いつもなら、売り言葉に買い言葉の様になって、結局ニファに言いくるめられてしまうのだが…
今日のニファは、すんなり諦めた
というより、去り際のニファの表情…今まで見たことが無いほど、辛そうに見えた
いつも底抜けに明るいニファが、まず見せない様な表情だった
ケイジ「……ったく」
ケイジは舌打ちをすると、ニファの後を追った
-
- 49 : 2014/11/14(金) 13:51:20 :
- ケイジがニファの姿を再び目にしたのは、しばらく経ってからだった
彼女は、ある部屋の前にいた
一人ではなく、誰かと一緒に
彼女はその誰かに、耳元で囁かれている様だった
遠目から見ても、その誰かははっきり把握できた
ケイジ「何だかんだ言って、ニファはモブリットが好きなんじゃないか…?まあ、お似合いだしな」
ケイジはぼそっと呟くと、気づかれない様に静かにその場を後にした
-
- 50 : 2014/11/14(金) 14:03:06 :
- ケイジはそのまま自室に戻ったが、ふつふつと苛立ちがつのり、部屋の水差しの水を一気に飲み干した
喉は潤ったが、心に空いた穴は埋まらない
ケイジ「わけがわからん…ったく」
ニファと、モブリットと、そして何より自分自身に苛立って、舌打ちをした
ニファの気持ち以前に、自分の気持ちをよくわかっていなかったケイジ
だが、二人の些細な態度にこうも苛立つ自分を顧みて、やっと自分の心の中を理解したのであった
-
- 51 : 2014/11/14(金) 14:05:28 :
- ニファと進展しなくても、構わないと思っていた
まずは使命が優先だ
それに、お互いいつどうなるかわからない立場だ
そんな不安定な状況で一緒になっても、幸せになれないかもしれない
むしろ、別離の悲しみが増すだけだ
そう思っていた
だが、先程ニファが見せた悲しげで寂しげな表情
あんな顔にさせたくはない
ニファには笑っていて欲しかった
では自分は何をすればいいか
ケイジはベッドに腰を下ろして、深く思考に耽るのであった
-
- 52 : 2014/11/15(土) 08:35:33 :
- ケイジが一人物思いに耽っていると、部屋の扉がノックされた
時間はすでに夜半過ぎ
扉を開けるとそこには、少し表情を堅くしたニファがいた
ニファ「ケイジ、夜遅くにごめんね。寝てなかったの?」
ケイジ「ああ、まだ起きてた。考え事をしててな」
ニファ「ね、ちょっとだけ、いいかな?」
ニファはそう言って、部屋の中を指差した
ケイジ「ああ」
ケイジは頷いた
ニファ「じゃ、お邪魔しまーす」
ニファはそう言って、扉の内側に身体を滑らせた
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- 53 : 2014/11/15(土) 08:43:04 :
- ニファ「相変わらず飾り気ない部屋だね~」
ケイジ「男の部屋に飾り気があるのも変だろ?」
ニファ「副長の部屋にはいつも、花の一輪挿しが置いてあるよ」
ケイジ「モブリットの部屋に詳しいんだな、お前」
ニファの何気ない一言に、ケイジはぼそっと呟いた
ニファ「副長の部屋にはよく行くよ。ハンジさんに用事がある時には、副長介した方が早く話が伝わるし、まめだからいろいろ相談にのってくれるしね」
ケイジ「そうか」
ニファ「うん」
ニファはこくりと頷いた
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- 54 : 2014/11/15(土) 08:51:23 :
- ニファ「そうだ、今度ケイジにぬいぐるみ買ってあげる!!大きいやつね!!ベッドに置いたら寂しくない!!」
ケイジ「ぬいぐるみなんか部屋に置きたくねえよ、恥ずかしい」
ニファ「だって部屋が殺風景だもん」
ケイジ「寝るだけの部屋だからいいだろ?第一俺は今も寂しくないしな」
ニファ「さっき扉開けてくれた時の顔、寂しそうだったよ?」
ニファはケイジの顔を覗きこんだ
ケイジ「…そりゃ気のせいだ」
ケイジはニファから視線を外すように、首を振った
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- 55 : 2014/11/15(土) 09:00:19 :
- ニファ「私は、ちょっと寂しいんだ」
ニファはそう言うと、俯いた
ケイジ「何でだよ。いつも楽しそうにしてるだろ?」
ニファ「楽しそうにはしてるよ。楽しまなきゃ損だと思うから。いつまで、楽しめるかわからないしね…」
ケイジ「ニファ、お前…」
ニファ「だって、いつどうなるかわからないでしょ?だから、今はなるべく楽しくしたい。笑顔で過ごしたいんだ」
ケイジ「そうか」
ニファ「うん、だからケイジにも楽しく過ごしてもらいたいなって、いろいろイタズラしちゃってるんだ。ケイジは真面目だから、あんまり羽目を外さないでしょ?」
ニファは顔をあげて、ケイジの目をじっと見つめた
ケイジ「俺の…ため?」
ニファ「うん、ま、私のためでもあるけどね」
ニファは笑顔でそう言った
-
- 56 : 2014/11/15(土) 19:54:35 :
- ケイジ「で、寂しいのは何でだよ。お前はいつも楽しそうにしてるじゃないか」
ニファ「うーん、何でだろうね。何となく寂しいの。どこか満たされてない感じというかなんというか…」
ケイジ「何となくかよ、難しいな」
ニファ「へへ、乙女心は複雑なのだよ!!」
ニファは胸を張ってそう言った
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- 57 : 2014/11/15(土) 20:05:41 :
- ケイジ「乙女心ねえ…顔に落書きなんかも、複雑な乙女心がやらせたのか?」
ニファ「うんうん、そう!」
ケイジ「ただのガキのイタズラだろ…言い方かえただけじゃないか」
ケイジは肩を竦めた
ニファ「確かにガキのイタズラかもしれないけど、私は…」
ニファはそこで言葉を止めた
そして、ケイジの目をまっすぐ見つめる
ニファ「ケイジに、相手をしてほしくて…やってたんだよ」
ケイジはニファの真剣な眼差しに、目を細めた
ケイジ「相手なんか…イタズラされなくてもやるだろ、俺は」
ニファ「うーん、でもなんか、真面目に迫るのは恥ずかしくって…キャラじゃないしね」
ケイジ「たまには色っぽく迫れよ」
ケイジのその言葉に、ニファは顔を真っ赤に染めた
-
- 58 : 2014/11/15(土) 20:12:52 :
- ニファ「い、色っぽく迫るの…?」
ケイジ「おう、やってみろよ。受けてたってやるよ」
ケイジは自分の胸をぽんと拳で叩いた
ニファ「色っぽく、ってどんな感じだろ?わからないんだけど…」
ケイジ「俺もわからん、大丈夫だ」
ニファ「何が大丈夫なのよ…」
ケイジ「さあな、とにかく試しにほれ、やってみてくれよ」
ケイジはニファの肩をぽんぽんと叩いて促した
-
- 59 : 2014/11/15(土) 20:20:46 :
- ニファ「う、やっぱり出来ないよ!!わかんないし恥ずかしいし!」
ニファは顔を真っ赤にしながら首を振った
ケイジ「恥ずかしくないだろ、俺しかいないんだぜ、ここには」
ニファ「ケイジがいるから恥ずかしいんだよっ!!」
ケイジ「ニファ、お前…」
ケイジは顔を朱に染めて、目にうっすら涙を浮かべているニファを、じっと見つめた
いつものおどけたような表情は、そこには無い
まさに乙女の如く顔を染めるニファの表情は、得も言われぬほど美しい物に見えた
-
- 60 : 2014/11/15(土) 20:29:43 :
- ケイジ「出来ないか?」
ケイジはニファの顔を覗きながらそう言った
ニファ「で、出来るよ!!出来る!!」
ケイジ「無理すんな。顔がたこより紅くなってるぞ?面白い」
ニファ「う、うるさい!!どうせ、面白い顔だよ!!もういいよ、どうせケイジに女として見てもらえないんだからっ!!」
ニファは一気にそう捲し立てると、くるりと踵を返して扉に駆け出した
-
- 61 : 2014/11/15(土) 20:36:39 :
- その時だった
扉を開けようとノブに手をかけたニファのその動きを、ケイジが後ろから遮るように、手を扉にドンとついた
扉は開かない、ケイジがニファの体ごと、扉を押さえつけているからだ
ケイジはニファの背後から、耳元で囁く
ケイジ「…可愛いな、お前」
ニファ「い、今更だよ…私はずっと可愛かった…」
ケイジ「ああ、そうだな」
ニファ「わかるの遅すぎだよ、ケイジ」
ケイジ「すまんな、これから埋め合わせするよ」
ケイジはそう言うと、ニファを後ろから優しく抱いたのであった
-
- 62 : 2014/11/15(土) 20:45:04 :
- 翌朝―
モブリット「そうか、ついにくっついたか、良かった良かった!!」
副長室前の廊下で、ケイジはモブリットに事後報告していた
一応分隊の上官にあたるモブリットに、同じ分隊での交遊を報告すべきだと思ったからだ
ケイジ「ああ、お陰様でな。久々に女が出来た、忘れかけていた高揚感」
モブリット「嬉しそうだな、ケイジ」
ケイジ「お前、そんな恨めしげな目で俺を見るなよ…お前がくっつけたも同然なんだぜ?」
モブリット「恨めしげな目でなんか見てないだろ!?」
ケイジ「いやあ、心底羨ましそうに見られて心が痛むさ…ははは」
モブリット「ケイジ、君ね!!」
モブリットはケイジにずいっと身体を近付けた
その時―
ニファ「いやぁぁ!!ケイジが危ない!!」
ニファの悲鳴が、廊下に響き渡った
-
- 63 : 2014/11/15(土) 20:52:49 :
- ケイジ「朝から元気だな、ニファ」
モブリット「声でかいよ」
ニファは二人の言葉を聞いているのかいないのか、つかつかと歩み寄って、ケイジを自分の後ろに引っ張った
ニファ「モブリットさん!!ケイジが素敵なのはわかりますがっ、私の彼氏なんで手を出さないで下さい!」
モブリット「えっ!?」
ケイジ「ニファ、何言ってんだよお前」
ニファ「ケイジは知らないかもしれないけどっ!!モブリットさんはオネエなんだよ!!ケイジ、かっこいいから狙われてるの!!」
モブリット「だ、誰がオネエなんだよ!?」
ケイジ「まじかよ…えんがちょ。俺は男は趣味じゃないぞ、モブリット」
ニファ「だって非の打ち所ない男なのに、彼女いない歴万年なんだよ!?絶対男が好きなんだって!!くわばらくわばら…」
モブリット「ちょっ!!朝っぱらから大きな声で、何言ってくれてるんだよ!!」
その後、調査兵団内では…
モブリット副長は壁ドンマスターのオネエだという噂が蔓延したのは、言うまでもない
ちーん←おりんの音
―完―
-
- 64 : 2014/11/15(土) 21:17:37 :
- ケイジ格好いいよ!!!そしてニファ!もう、読んでて可愛い!!!そして心が癒されました(*´ω`*)
師匠の作品は格好いい、可愛い、ほのぼの……本当に色々な話があるので本当に大好きです!!一生師匠のファンでついていきます♪
素敵な作品をありがとうございます!
次の作品も期待してます!!!!!
-
- 65 : 2014/11/15(土) 21:27:53 :
- >EreAni師匠☆
わぁぁ!!読んで頂きありがとう♪
癒されるだなんて♪嬉しい♪
師匠みたいに、ほのぼの暖かい話を書くのがなかなか難しくて、どうしてもギャグよりになってしまう~(^w^)
師匠の話とコメントに、いつも励まされてるよ!!
ほんとにありがとう♪
私の方が師匠のファンだからねっw
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- 66 : 2014/11/16(日) 15:08:59 :
- 執筆お疲れ様でした♪
ケイジカッコいいよ〜‼︎思わず惚れる所だった\(//∇//)\
part3もあるのかなぁ?誰かなぁ?
頑張って下さいね♪
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- 67 : 2014/11/16(日) 15:18:19 :
- うつひょーー、ケイニファ良いですなぁ!!次の作品も期待!!
-
- 68 : 2014/11/16(日) 15:53:29 :
- ロメ姉さん!!!執筆お疲れ様でした。
ニファちゃん可愛いかった( ´ ∀ ` *)
モブリット、人の噂も75日…たぶん、今年中はがんばるしかないのかな(^_^;)
-
- 69 : 2014/11/16(日) 20:51:01 :
- 執筆お疲れ様でした!!
ケイジが格好良過ぎて…(*ノωノ)ポッ
可愛く、ほのぼのとしたお話ありがとうございました.゚+.(´∀`*).+゚.
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- 70 : 2014/11/16(日) 22:25:42 :
- >とあちゃん☆
いつもコメントありがとう♪
嬉しいです♪
ケイジは男らしくて熱いイメージなんだよね!!
心に決めたら突っ走る感じ!?
パート3誰にしようかしらw
がんばりまーす!!
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- 71 : 2014/11/16(日) 22:26:53 :
- >神様仏様ハンジ様☆
ケイニファがんばりましたっ♪
次もまた、考え中ですので、是非暖かく見守ってやってください♪
コメントありがとうございます(*ノ▽ノ)
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- 72 : 2014/11/16(日) 22:31:38 :
- >数珠繋ぎさん☆
さだはるさん、読んで下さってありがとうございます♪
ニファは絶対もてると思うんですよ!!
モブリットはお気の毒…w
彼にもきっと何か良いことが…w
ないかもしれない!!
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- 73 : 2014/11/16(日) 22:33:32 :
- >はんちゃん☆
コメントありがとうございます(*ノ▽ノ)
ニファが羨ましかったですっ!!
私も壁ドンされたい!!
モブリット、してくれないかなあw
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- 74 : 2014/11/16(日) 22:47:09 :
- 執筆お疲れ様でした!
始めはモブニファかな~?と思ってたらケイニファでしたか!
今度はちゃんといたせたようで良かったです!やはり壁ドンはロマン。
モブリットはご愁傷です。いつかこのシリーズのモブリットも幸せになれたらいいですね。
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- 75 : 2014/11/16(日) 22:57:21 :
- >キミドリさん☆
読んで頂きありがとうございます♪
モブリットが相変わらず気の毒と言いますか…w
何とか幸せになっていただきたいものですw
ケイジはしっかりいたしました、から、次は誰にしようか!
そういえば、壁ドンされたことないわっ!!
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- 76 : 2014/11/22(土) 14:37:33 :
- 執筆お疲れ様でした!
ケイジの壁ドンのタイミングが良すぎて思わず生唾を飲み込んでガッツポーズしてしまった(笑)
モブリットのオネエ説は仕方ないよ!だってあんなにイケメンなのに彼女いないんだもん!前回の上司二人に引き続きモブリットの周りでまたリア充が増えてしまったな( ´艸`)
頑張れ!モブリットおおお!
美味しいSSご馳走様でした!
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- 77 : 2014/11/23(日) 09:25:04 :
- >だぁりん☆
コメントありがとうございます♪
ケイジの、後ろから壁ドン、ありだよね~♪
生唾ww
モブリットの回りに次々リア充がw
モブリットにいつか春が来る!のか!?
読んでくれてありがとう!!
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