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11月3日に君と過ごした時間は宝物
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- 1 : 2014/11/03(月) 00:04:41 :
- 11月3日は僕が生まれた日である
この日に僕は産声をあげて生まれてきたのである
アルミン「………え?」
そんな僕の誕生日を祝いに友達が家に押し掛けてきてくれている
ユミル「ねぇもんだな」
クリスタ「何が?」
ユミル「お前には刺激の強すぎる物だよ」
クリスタ「?」
ベルトルト「下ネタは禁止だよ」
ライナー「おう、ミカサ!机の上片付けるの手伝ってくれよ」
ミカサ「任せてほしい」
サシャ「アルミンのベットは眠くなりそうです」
コニー「枕元に小説が置いてあるな………分厚いな」
アニ「遊んでないで手伝いな」
エレン「お前ら、さっきから何もしてねぇな」
ジャン「つまみ出せ」
誕生日は誰かが祝ってくれると思っていた
毎年のように家族は必ず祝ってくれる
高校生になってから少しだけ変わったのが友達も祝いに来てくれる事が多くなった
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- 2 : 2014/11/03(月) 00:06:01 :
- その中、僕が1番に目を奪われてしまう人がいるんだ
ヒッチ「~♪」
口笛を吹きながらケーキを乗せる皿を準備してくれている女の子
体育祭が終わった後、僕が想いを伝えた人である
アルミン「…」
ヒッチ「どうかしたの~?」
そして僕達は好き者同士
彼氏と彼女と言う関係になれたんだ
誕生日を祝いに来てくれる皆にも感謝しなければいけないが、1番に僕の誕生日会をやろうと言い出してくれたのは彼女だったとアニが教えてくれた。
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- 3 : 2014/11/03(月) 00:06:50 :
- ミーナ「ヒッチが可愛いから襲いたくなってる………とか?」
アルミン「ちょっ、ミーナ///!!」
マルコ「(アルミンの顔が真っ赤だね)」
ヒッチ「けだも~の」ニチニチ
アルミン「あぁ!もう!///」
少し意地悪で、素直じゃない女の子だけど
本当は思いやりがある優しい女の子なんだよ
気にしてないように過ごしているけれど、そばにいる子で困っている子がいると心配してしまうんだ
君は優しいから、少しでも一緒に過ごした人にも情が出てしまうはず
そして悲しんでしまう繊細な彼女
アルミン「(僕……ヒッチにベタぼれしてるね)」クス
そんな人間らしくて、優しい君だから僕は素直になれるんだろうと思う
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- 4 : 2014/11/03(月) 00:08:03 :
- ジャン「おっし!誰か火!」
コニー「ジャンが家の中で花火する気だぞ」
サシャ「危ないですよ?」
ジャン「くそ馬鹿カップル」
ミカサ「ジャン?食事前に汚い言葉を言ってはダメ」
ジャン「は、はい!」アセアセ
サシャ「怒られてしまいましたね~?ジャン君が怒られてしまいました」
コニー「馬に説教するミカサだな」
ジャン「(帰りに下水に落としてやる)」
ライナー「遊んでないで、さっさと準備するぞ」
ベルトルト「ケーキはヒッチが選んでくれたんだよ」
アルミン「そうなの!?」
ヒッチ「なによ~?ダメだったの?」
アルミン「違うよ!何だか嬉しいな!」
ヒッチ「素直で宜しい!」
クリスタ「ケーキにロウソク……するよね?」
ユミル「そりゃあ、今回の主役のアルミン様のお誕生日ですからね」
クリスタ「ふふっ!アルミンがフゥ~って火を消すんだね」
ライナー「(その発言をするクリスタが可愛い過ぎて辛い)」
ユミル「(あの可愛い口を私の口で塞ぎてぇ)」
エレン「お前らな……顔」
アニ「ロクでもない事を考えてる顔だね」
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- 5 : 2014/11/03(月) 00:08:49 :
- 僕の誕生日を祝いに来てくれた皆は準備を済ましていく
ユミルが何度かクリスタと遊んだりするから遅くなってしまったが…
エレン「よし!完璧だな」
アニ「うん、先にケーキだね」
準備が整い、ヒッチが選んできてくれたケーキが箱から姿を表した
アルミン「凄い……キャラメルの臭いがする」
ヒッチ「でしょ?キャラメルバナナタルトって言ってね、マジで美味しいんだよね」
アルミン「チーズケーキがヒッチの大好物だよね?」
ヒッチ「ん……まぁねぇ」
アルミン「?」
彼女が1番好きだと言っていたケーキでなかった事が少し疑問だった
後から彼女が僕を驚かすんだ
その為にチーズケーキを選ばなかったようだ
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- 6 : 2014/11/03(月) 00:09:25 :
- サシャ「何でも良いですからはやくたべましょうよ!!」
ライナー「おいおい、少しはヒッチとアルミンの
サシャ「2人の会話でお腹が膨れますか!?」
ライナー「お、おぉ?涙目!?」
サシャ「私は悲しいですよぉ!!」
クリスタ「サシャ!大丈夫だよ!」ナデナデ
サシャ「く、クリスタ……わ、わたし……私は!」
クリスタ「うん!お腹一杯になるまで食べようね!」
サシャ「神様です!!」
ライナー「俺が悪者か?」
エレン「お前は正しい……と思う」
アニ「はぁ」
アルミン「ふふっ」
賑やかな誕生日会になる事がわかってるから、僕は自然と顔が笑ってしまうんだ
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- 7 : 2014/11/03(月) 00:10:05 :
- 誕生日ケーキを切ってくれるのはミカサだ
彼女はケーキを切るのが上手なんだ
アニとミカサは本当に凄いと思う
ミカサ「アルミンのが1番大きい、頑張った」
アルミン「えへへ!ありがとね!」
いつもならサシャに譲ってあげるんだけどね、今日はせっかくだから甘えさせて貰うよ
ベルトルト「ジュースもあるからね」
ミーナ「盛り上がろうね!」
皆で食べるのは美味しいよね
楽しいからかな?自然と声を出して笑ってしまう
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- 8 : 2014/11/03(月) 00:10:34 :
- アルミン「美味しい!」
一口食べてみるとわかる
キャラメルが好きな人なら喜ぶ味だね
僕が食べてる姿をヒッチはチラチラと見てくる
ヒッチ「…」
その顔は彼女が時々だか見せてくれる顔なんだよね
本当に君は優しい女の子だよ
僕が嬉しそうにしてるから君は嬉しそうな顔をしてれる
サシャ「ヒッチのケーキを選ぶ目は素晴らしいです!!」
ヒッチ「当たり前じゃ~ん」
アルミン「(あっ、誉められて嬉しそうな顔してる)」クス
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- 9 : 2014/11/03(月) 00:11:09 :
- エレン「アニ、頬っぺたについてるぞ」ヒョイ
アニ「あっ」
エレン「ん……うん、美味いな」
アニ「…///」
アルミン「(また照れてる)」クスクス
ユミル「クリスタ~あ~ん」
クリスタ「もう!自分で食べなよ」
ユミル「クリスタが食べさせてくれないとな、私は早死にしちまう」
ライナー「俺のクリスタだぞ」ボソ
ユミル「卒業してからお前を海に沈めてやるよ」
ベルトルト「またか……はぁ」
毎日と同じような会話だけど、僕達は本当に充実した生活を送っている
11月3日と言う、僕の誕生日でも変わらないんだ
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- 10 : 2014/11/03(月) 00:12:27 :
- 誕生日ケーキを食べ終わってから、皆は僕にプレゼントをくれるんだ
エレン「これは俺とアニからな」
アニ「気に入って貰えると嬉しいよ」
アルミン「空けても良いかな?」
エレン「当たり前だろ!」
アルミン「うん!ありがとう!」
何だか幼い頃を思い出してしまう
プレゼントの袋を開けて、中から姿を現した物に心が暖かくなる
アルミン「これ!」
アニ「あんたが欲しいって言ってた小説だよ」
エレン「俺は本よりも漫画にしようって言ったんだけどな」
アルミン「ううん!凄く嬉しいよ!!」
アニ「ほらね?」
エレン「小説より漫画だろ」
エレンとアニは僕が欲しいと言っていた小説を用意してくれていた
今日から夜に読む小説は決まったよ
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- 11 : 2014/11/03(月) 00:12:59 :
- ジャン「んじゃ、俺とミカサからだ」
ミカサ「私の趣味だけれど、きっとアルミンなら気に入ってくれると思う」
アルミン「何だろ?」
ミカサの趣味だと言うプレゼントの正体は凄く可愛かった
僕の部屋に居た女性陣が【可愛い】と叫ぶプレゼントだ
アルミン「あはは!可愛いね!」
ジャン「ミカサがアルミンにはこれをプレゼントしたいってな」
ミカサ「くまちゃん」
ミカサ「一目見た時に運命を感じた……くまちゃんのぬいぐるみ」
アルミン「えへへ!僕のベットに寝かせておくね!」
ミカサ「むしろギュッと抱き締めて寝て欲しい」
ミカサは僕とぬいぐるみが一緒に寝てる姿を想像していたらしい
さわり心地はフワフワしているからね、僕は絶対に抱き締めて寝てしまうと思う
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- 12 : 2014/11/03(月) 00:13:21 :
- サシャ「私は自分が貰って1番!!嬉しい物を用意しました!」
アルミン「あはは!何だか想像できたよ」
サシャ「えへへ!バレてしまったかも知れませんね!」
彼女が僕にくれたプレゼントは想像通りの物だった
アルミン「やっぱりね!」
サシャ「バイキングの半額チケットです!」
アルミン「バイキングだね!食欲の秋だからね、僕も食べに行くよ」
サシャ「そうですよ!モリモリ食べましょうね!!」
コニー「俺のプレゼントも中々だぞ」
アルミン「コニーのプレゼントは何だろ?」
コニー「俺はこれだぜ!」
コニーが用意してくれたプレゼントは僕の想像を越えていた
アルミン「あははは!コニーのプレゼントは想像以上だよ」
コニー「凄いだろ!」
彼らしいと言えば彼らしいね
アルミン「大事に食べさせて貰うね」
袋一杯に詰められてある御菓子の袋だ
僕よりも君の彼女が目を光らしているよ?
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- 13 : 2014/11/03(月) 00:13:57 :
- ベルトルト「僕はユミルと一緒に選んだんだよ」
ユミル「私の選ぶ物にベルトルさんは反対って言うんだよ」
ベルトルト「絶対に反対するよ!」
アルミン「(ユミルは何をプレゼントしようと思ったのかな?)」
ユミルが僕にプレゼントしようとした物の正体は何なんだろう?
凄く気になっていたけれど、ベルトルトが渡してくれたプレゼントを見たときに2人の優しさが伝わってきた
アルミン「高かったでしょ!?」
ユミル「主役は気にしなくて良いんだよ」
ベルトルト「そうだよ、寒くなってきたからね」
ベルトルト「僕のセンスだからアルミンが気に入ったら着てね」
アルミン「ありがとう!絶対に着るよ!」
アルミン「わぁ、凄く温かい」
2人は僕のために服を買ってきてくれていた
その服は少し値が高く、高校生には手が出せなそうな服である
冬の寒い時期に沢山の服を着る僕にとって、2人のプレゼントは本当に嬉しいかった
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- 14 : 2014/11/03(月) 00:14:33 :
- ミーナ「私は安物になっちゃうんだけど……じゃーーん!」
アルミン「手袋だ!」
ミーナ「男物の手袋って選ぶの苦労するよ!」
ミーナ「アルミンは可愛いのでもOKな気がするんだけどね」
アルミン「あははっ……でも、格好いいの選んで貰えて良かったな」
アルミン「明日からさっそく使わせて貰うね」
ミーナ「そうして!(手袋って中々の値段するんだもん、使って貰えなかったらショックだよ)」
アルミン「(黒色の手袋だね、何か中も温かくて嬉しいや)」
普段から使うのは高くない手袋だからか?
ミーナがプレゼントしてくれた手袋は凄く温かくて格好いい
明日も寒くなると思うけれど
この手袋が使えると思うと何だか嬉しいな
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- 15 : 2014/11/03(月) 00:14:52 :
- マルコ「僕は前にアルミンが格好いいって言ってたのだよ」
アルミン「僕が格好いいって言ってた物?」
アルミン「(格好いいと思う物は沢山あるからな)」
マルコ「見てからのお楽しみだね」
僕がマルコと出掛けた時に格好いいと言った物が何なのか……
プレゼントの正体がわかった時、僕は本当に嬉しかったんだ
アルミン「財布だ!マルコ、これって!」
マルコ「前にシンプルで格好いいって言ってたしね、それに今のアルミンの財布はだいぶ壊れてきてるしね」
アルミン「ありがとう……何だか悪い気がしちゃうよ」
マルコ「あははっ!気にしないでよ、僕がプレゼントしたかった物だからさ」
アルミン「ありがとう!後でお金とカードを入れ換えるよ!」
ボロボロになってしまった前の財布、僕はまだ大丈夫かな?
そう考えていたけれど
マルコがプレゼントで用意してくれた財布を見たら本当に格好いいと思ったんだ
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- 16 : 2014/11/03(月) 00:15:21 :
- クリスタ「これは私とライナーで選んだんだよ」
ライナー「是非使ってくれ」
僕の初恋だった女の子
その子とその彼氏が選んでくれたプレゼントは……
アルミン「写真立てだ!」
クリスタ「えへへ!写真って思い出だからね!」
ライナー「後で皆で写真撮ろうぜ?」
クリスタ「その為に写真立てにしたんだもん!絶対に撮るよ!」
アルミン「うん!絶対に撮ろうね!」
優しいのは相変わらずだね
彼氏のライナーも君と同じで優しい
良い初恋だったよ
君の事が好きだったから僕は強くなれたんだと思うんだ
今の僕は心から愛してる彼女がいる
僕は絶対に彼女の隣を一緒に歩きたいんだ
ヒッチ「最後は私だね」
僕がプレゼントを貰って1番嬉しいのは君なんだよ
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- 17 : 2014/11/03(月) 00:15:49 :
- アルミン「…」
彼女からのプレゼントは何なんだろう?
今まで1度も付き合った事がなく、彼女が初めての人で最後の人だと思ってる
そんな彼女からのプレゼントは…
ヒッチ「えっと~ね、はい!」
アルミン「これは?メモ帳かな?」
ヒッチ「うん、メモ帳です」
アニ「へぇ~可愛いね」
エレン「アルミンは真面目だからな、メモ帳とか良いかもな」
アルミン「ありがとう!」ペラ
アルミン「え?」
ベルトルト「どうかしたの?」
アルミン「ううん!何もないよ?」
ベルトルト「そう?なら良いけど」
彼女からプレゼントして貰えたメモ帳には、すでに予定が書かれていた
11月3日の予定が書かれていたんだ
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- 18 : 2014/11/03(月) 00:16:13 :
- 皆は僕の誕生日会を盛大に祝ってくれたんだ
自分達が帰る時間ギリギリまで祝ってくれる
エレン「またな!」
アニ「明日も学校でね」
ミカサ「くまちゃんを抱き締めて良い夢を見てね」
ライナー「(今日のミカサは同じ事しか言ってねぇな)」
皆はゾロゾロと帰っていく
もちろん僕は玄関まで見送りをしたよ
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまったよ
ヒッチ「………それじゃ…後でね?」
アルミン「うん!」
僕の彼女は帰る時に一言残して出ていった
僕は後でもう1度だけ彼女と会うんだ
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- 19 : 2014/11/03(月) 00:16:38 :
- 彼女との約束まで時間がある
むしろ時間までメモ帳に書いてある
彼女は真面目なのかな?
ちゃんと僕の家で家族からも祝って貰えるように予定を考えてくれている
おじいちゃん「アルミンも大きくなったな」
アルミン母「ふふふ」
アルミン「まだまだ未熟者だよ」
アルミン父「そんな事はないな、自慢の息子だよ」
家族で過ごすことが出来る時間
当たり前の事のようで恵まれている事
この歳になってから、少しだけ感じれるようになった
家族の大切さを……
前にテレビで戦争の特集をしていたんだ
僕は戦争に巻き込まれていく子供達をテレビを通して見たんだ
テレビ越しでも伝わってくる恐怖感
その中には我が子を戦争の戦士として駆り出そうとしている人もいる
そんな彼等の中にも我が子を大切に思ってくれてる人もいる
我が子を抱き締めてひたすら謝り、同じ言葉を何度も何度も伝えてる姿
【必ず帰ってくると】
約束は儚いかもしれない
子供からしてみたら戦争に行くこと事態が怖いだろう
そんな我が子を泣きながら抱き締めている父の姿に僕は心が痛んでしまう
僕達が笑って生きてる【この瞬間】に泣いて生きてる人がいるんだと
映画やドラマや漫画で人が人を傷付けるシーンが出てくる
そのシーンは作り物ではなく、私達が暮らしている世界で本当にあると言うことを忘れてはいけない。
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- 20 : 2014/11/03(月) 00:17:00 :
- 家族に誕生日を祝って貰えてから数時間が過ぎた
僕は部屋で彼女が家に来るのを待っていたんだ
ピンポーン
アルミン「ヒッチだね」
僕はウキウキしながら階段を降りていく
玄関を開けると目の前にはさっきとは違う服を着た彼女の姿がある
ヒッチ「今晩は~」
アルミン「今晩は!あがってよ」
ヒッチ「はいはいは~い」
彼女は彼女で目的があるようだ
僕の両親とおじいちゃんは遅くに来た来客に驚いている
そしてヒッチの言葉を聞いた時、皆の驚いた顔は一生忘れることはない
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- 21 : 2014/11/03(月) 00:17:23 :
- ヒッチ「アルミンと付き合ってるヒッチって言います」
ヒッチ「ヒッチ・ドリスです、えっと……よ、宜しくおねがいひまふ!」
アルミン「(緊張してるね、噛んじゃってる)」クスクス
ヒッチ「(やばぁ!ミスしたミスしたぁぁぁ!!)」
彼女はミスしたと思っているが、アルミンの両親からは好印象である
父も母も、おじいちゃんもヒッチを気に入ってくれたようだ
ヒッチが挨拶をしてから、僕達は家族を含めて色々な話をしたんだ
好きな料理の話、僕とデートした時の話をしだした時は流石に恥ずかしかった
おじいちゃん「婆さんにも挨拶してやっておくれな」
アルミン「うん、ヒッチこっちだよ」
ヒッチ「了解で~す」
奥の部屋へヒッチを招待した。
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- 22 : 2014/11/03(月) 00:17:46 :
- おばあちゃんは僕が中学生の頃にこの世を去ってしまっている
僕にとって、おばあちゃんも優しくて大好きな存在だった
友達に馬鹿にされて泣いて帰ってきた僕を優しく抱き締めてくれた人
そんな大事な人に伝えたい想い
アルミン「(おばあちゃん?この子が僕の彼女なんだ)」
ヒッチ「…」
手を合わせてくれている彼女を横から見てみる
やっぱり優しい女の子だよ
自分は卑怯な女ってよく口にするけれど、君は誰よりも人間らしくて優しいと僕は思ってるよ
アルミン「そろそろ行こうか」
ヒッチ「あっ、うんうん」
アルミン「どうする?もう帰っちゃう?」
ヒッチ「実はアルミンにプレゼントがもう1つあるんだよね」
アルミン「え、もう1つ?」
ヒッチ「作るの大変だったんだよ?一緒に食べようね」
何かを作ってきてくれたようだ
確かに家に来た時に袋を手に持っていたからね
それが何なのかを知った時、僕はまた君に心を奪われていくんだ
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- 23 : 2014/11/03(月) 00:18:10 :
- 僕の部屋に入ると可愛い袋から箱を出してくれた
ヒッチ「中身は何でしょう?」
アルミン「う~ん?」
ヒッチ「ふひひ!早く見てみなよ」
アルミン「うん!」
彼女からのプレゼントを再び開けてみた
そこには僕も彼女も大好きな食べ物があったんだ
アルミン「ヒッチが?」
ヒッチ「ん、まぁ~ね」
アルミン「食べても良い?いや、一緒に食べよ?」
ヒッチ「当たり前じゃ~ん」
僕は彼女が作ってきてくれた料理を食べる
何を作ってきてくれたか?
アルミン「チーズケーキ!凄く美味しいよ!!」
ヒッチ「私が作ったんだもん、当たり前って感じだよね」
アルミン「あははっ!その通りかも!」
毎日を笑って過ごす事が大事だと思う
僕達が泣いてる時、どこかで笑っている人がいるように
僕達が笑ってる時、どこかで泣いている人がいる
世界のどこかでは、今も泣いてる人がいることを忘れちゃダメだよ
テレビの向こう側だと思ってる世界の話は僕達の生きてる世界でもある事かもしれない
だからね…
アルミン「ありがとう!これからも宜しくね?」
ヒッチ「ん!了解で~す」
チーズケーキの様に甘い日常を過ごす事が出来るとは限らない
それでも僕は君と一緒に歩いていきたいんだ
11月3日に食べたチーズケーキは今までで1番と言って良いぐらい美味しかったです。
11月3日に君と過ごした時間は宝物
――Fin――
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- 24 : 2014/11/03(月) 00:36:37 :
- EreAniさんの作品は本当に良いのばっかりです!
アルミンの誕生日会を一緒に祝いたいって思いました笑
コニサシャの方も見ています!
読んでいて楽しい気持ちになります!!
期待してます!頑張ってください!!!
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- 25 : 2014/11/03(月) 09:31:12 :
- アニ大好き野郎☆さん
そう言って貰えると励みになります!
未熟な文章ですが読んで貰えて嬉しいです!
アルミンの誕生日を祝いに行ければアニに会えますね(笑)
コニサシャの方も更新は遅いかもしれませんが頑張っていきます!いつも暖かいコメントありがとうございます♪これからも頑張っていきます!
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- 26 : 2014/11/03(月) 21:19:17 :
- 友達って良いもんですね( ´ ▽ ` )
-
- 27 : 2014/11/03(月) 21:57:05 :
- rewriteさん
コメントありがとうございます♪
友達は大事ですよね♪
-
- 28 : 2014/11/04(火) 01:58:06 :
- 俺も皆みたいな友達が欲しい!
次の作品も期待です!
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- 29 : 2014/11/04(火) 03:15:47 :
- お疲れ様です
こんなSS見たことはあるませんでした
中々言葉に表しづらいですけどこう…アルミンが喜ぶの想像するといいなって言う何かです
後これ絵にしてみたいです!こういうSSを読んでると頭の中で楽しそうにパーティーしているのを想像して絵に描いてみたいくらいなのです!
文が変になりましたが最高でした!!
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- 30 : 2014/11/04(火) 16:13:31 :
- 執筆お疲れ様でした!!
師匠のお話は読んでいて心が洗われるような、そんな気がします♪
にぎやかで楽しいけど、どこか落ちついていて…うまく言えませんが、この雰囲気は師匠にしか出せないですね!!
師匠が優しいから、SSも優しくなるんだと思います♪
そして、言葉運びが綺麗…
いいお話ありがとうございました!!
ちなみに、アルミンのロウソクを消すときのくだり、クリスタがふうーの真似する所、思わず笑みがこぼれましたw
エレンとアニのつっこみ最高w
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- 31 : 2014/11/04(火) 22:57:29 :
- ARIAさん
コメントありがとうございます!
誕生日は生まれてきた人、誰もが家族や友達に祝って貰える日ですからね
アルミンも友達、家族、恋人に祝って貰えて幸せな日になって欲しいですね♪
こんなお話で良いのなら是非とも絵を描いてください(笑)
皆で幸せに楽しんでる絵!凄く見たいです♪
88師匠
師匠!!コメントありがとうございます!!
そんな風に言って貰えると何だか本当に照れてしまいます( 〃▽〃)
原作だと子供なのに戦ってる彼等をSSでは可愛く、幸せに書きたい自分なんで!師匠にそう言って貰えると自信がつきます!!
優しいのかな!?(笑)
師匠にそう言って貰えるとこれからもSS頑張ろう!そう思えます!
本当にありがとうございます♪
クリスタがろうそく吹き消す姿を妄想すると可愛いですよね(笑)
エレンとアニは安定で頑張ってくれてますw
2人とも暖かいコメントありがとうございます!これからも頑張っていきます♪
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- 32 : 2014/11/04(火) 23:15:35 :
- 名無しさん
コメントありがとうございます♪
こんな感じの友達を作ると誕生日やクリスマスが楽しいと思います♪
次の作品も頑張っていきます!コメントありがとうございます!
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- 33 : 2014/11/10(月) 03:17:49 :
- やべぇ…何故か泣きそう
ヒッチのキャラ可愛いですね!
期待でいっぱいです!
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- 34 : 2014/11/10(月) 08:09:50 :
- kuma0426さん
コメントありがとうございます!
とても嬉しいです♪ヒッチは原作でも優しい女の子だと思います♪それが現パロSSだと本当に優しく書きたくなります(笑)
次も楽しんで貰えるように頑張っていきますね♪
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- 35 : 2014/11/10(月) 14:19:53 :
- http://www.ssnote.net/archives/26966
エレアニの続きです♪
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- 36 : 2014/11/10(月) 20:49:52 :
- EreAniさんに憧れている者です
EreAniさんの作品は、
毎回心が温かくなって、ほっこりします♪
あと、少しニヤけてます(///ω///)
(↑すいません、変ですね……はい)
今回もほっこり、ニヤニヤしながら見させていただきました!
執筆お疲れさまでした
これからも頑張ってください!
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- 37 : 2014/11/10(月) 23:18:39 :
- レモンさん
憧れられる存在なんかではありませんが、そう思ってくれる人がいるなら頑張れます♪
本当に嬉しいです!ありがとうございます!
心が温かくなってもらい、ほっこりして貰えて本当に嬉しいです!それを目標にSSを書いているので!そしてニヤニヤして貰えたのなら嬉しいです!(大丈夫です!私の方が変ですからw)
読んでくれてありがとうございます♪
これからも頑張っていきますね!!レモンさんも同じSS作者としてお互い楽しく頑張っていきましょう!!これからも執筆活動をして盛り上げていきましょうね!!!
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- 38 : 2014/12/01(月) 15:26:01 :
- ・ベルトルさんとユミルは貯金してそうだなwエレンとアニの会話w
・めっちゃホンワカしてまして♪いいなあ…ヒッチ可愛い!
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- 39 : 2014/12/01(月) 15:41:17 :
- ユミル似女子&エレン似男子さん
特にベルトルトとか貯めてそうですねw
エレンとアニは安定です(笑)
ほんわかして貰えて、さらにヒッチが可愛いと思って貰えて嬉しいです!
コメントありがとうございます!!
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- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
エレンとアニ シリーズ
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