凛「凛、男の人と付き合う事になったにゃ」
-
- 1 : 2014/09/23(火) 02:24:03 :
- 真姫「ふ~ん……良かったわね……何か空気が淀んでるわね……窓、開けるわね」カミノケクルクル
凛「それも年上で優しくて強いんだにゃ」
希「良かったやん……将来が安泰やね……むっ!今日は無理をしない……カードがそう言ってる」
凛「それでねそれでね……今度、その人と秋葉原に遊びに行くんだにゃ」
にこ「あっそ……まぁ、アイドルにも休息は多少必要だし、いいんじゃない?」
凛「にこちゃんにしちゃ、珍しいにゃ……何かあったのかにゃ?」
にこ「別に……天の神様がそうしなさいって言うからそうしたまでよ ……あれ?地震があったのかしら……でんでんでんのDVDBOXが倒れてる」
凛「ていうか、真姫ちゃんも希ちゃんもにこちゃんも返答が適当すぎるにゃ……何かあったのかにゃ?」
のぞまきにこ「それはそこの魔王のオーラを放ってる人に聞けば分かる」
-
- 2 : 2014/09/23(火) 02:40:34 :
- 花陽「ねぇ、凛ちゃん……今の話、本当なの?」
凛「うん!本当だよ!……あっ……でも、名前は教えてあげられないにゃ……その人、照れ屋さんだし……なにより、μ’sのファンに殺されたくないからって」
花陽「そっかぁ……残念……でも、凛ちゃん可愛いからきっとうまく行くよ」
凛「本当!……うん!頑張る!よしっ!じゃあ、凛は先に屋上に行って練習始めてるにゃ!」 ズダダダダダタ
花陽「あっ……缶ジュース、渡しそびれちゃった……でも、そっかそっか……凛ちゃんに恋人が」
花陽「まぁ……凛ちゃん、可愛いし……当たり前といえば当たり前かな?」メキ
花陽「花陽の小さい頃の友達だもん……今の今まで居なかったのが可笑しいくらいだよ」メキメキ
花陽「私も凛ちゃんに負けないように頑張ろう……でも」メキメキグシャベコ
花陽「凛ちゃんに付きまとう悪い虫……一体誰何だろう?」プシャー
のぞまきにこ(ま、真っ黒い笑顔で浮かべて缶ジュースを握り潰した!?)
-
- 3 : 2015/03/27(金) 04:10:19 :
- 屋上にて
海未「は、花陽?え……笑顔ですよ」
花陽「うん!分かってる!ごめんね!」ピキピキ
にこ(花陽……全く分かってないわ)アエタノハー
真姫(さっきからあんな調子だし)ネガイマショー
希(まぁ、花陽ちゃんが恐いのもあってか分からへんけど、かよキチ集全員がビクビクしてるから、楽と言えば楽やね)テヲノバシタラー
花陽(強くて……優しい人かぁ)ダンダン
花陽(どこかで聞いたことがあるなぁ)ダンダンダンダン
花陽(しかも照れ屋さん……ねぇ)ダンダンダンダンダンダン
花陽(あの人は純粋無垢で人畜無害のまじえんじぇーの凛ちゃんに手を出そうとしたんだね)ダァーン!
花陽(お仕置きが必要……かな?)ニタァ
ほのことうみえり「ひっ!?」ビクビク
のぞまきにこ(……かよちんまじ恐ぇ)
凛「?」
-
- 4 : 2015/04/07(火) 23:16:48 :
- 警視庁にて
杉下「それで……僕に相談とはなんでしょう?」
太陽「その……最近、彼女が出来まして……出来れば、杉下さんに恋愛相談をと思いまして」
甲斐「あれ?そんな話、初めて聞いたけど……一課の誰か?」
太陽「いや、違う……まぁ、内緒だな」
杉下「年齢を言って貰えれば何か教えられるんですがねぇ……教えていただけませんか?」
太陽「いや……年齢はちょっと……まぁ、年下なんですが」
杉下「はて……何故、教えていただけないのでしょう?年下と言えども」
甲斐「そうだよ……減るもんじゃないんだから」
角田「よっ!暇か?」
太陽(……余計な人が来てしまった)
杉下「実は彼が恋愛について享受して欲しいとの事で今、彼女の年齢を聞いてる所なのですが」
甲斐「中々話してくれないですよ、こいつ」
角田「何だ……話しちゃ不味いのかよ?」
太陽「これが男ならまだしも相手は女の子ですよ?言っていい事と悪い事があります」
杉下「なるほど……では仕方ありませんね」
太陽(……何とか回避できたか)
杉下「年齢については良しとしましょう……ですが、その彼女の写真を見せてはいただけませんか?」
太陽(……甘かった……この人を舐めちゃ駄目だった)
-
- 5 : 2015/04/08(水) 22:41:00 :
- 太陽「ぷ、プライバシーに関わる事なので」
甲斐「いや、恋愛相談を持ちかけてる時点でプライバシーもないと思うんだけど」
太陽「か、彼女の尊厳に関わる事だから」
角田「何だよ……自分の彼女なのに可愛くないのか?」
太陽「いや……ですから」
杉下「ふむ……こうなってしまっては、やむを得ないですね」
太陽「……あの」
杉下「君の妹さんに聞きましょう。その方が手っ取り早く話を聞く事が出来ますし、妹さんなら何か知ってるかもしれませんし、それに実のお兄さんですからねぇ……家ではもうお兄さんの彼女の話題で」
太陽「すみません……妹に殺されかねないのでやめてくれませんか?」
杉下「君がこの場で話してくれれば、こんな事をせずに済むのですが、君が一向に話す気がないからこうして妹さんに聞きにいくのではないですか」
角田「残念だったな……この人に話したのがお前さんの運の尽きだ……ついでに俺も今日は付いていくぞ、暇だしな!」
甲斐「お前もついてないねぇ」
太陽「……はぁ、もうやだ(これで面倒な人達が来なければ)」
伊丹「何だか面白そうな話をしてるじゃありませんか……俺達も付いていくぜ、今日は事件もないからな」
芹沢「まっ!そういう事だから宜しく!」
太陽「……勘弁して下さい」
-
- 6 : 2015/04/18(土) 12:31:13 :
- 音ノ木坂学院にて
杉下「すみませんねぇ……本来であれば連絡してからお邪魔するつもりだったんですが、何分急を要する事なので」
ことり母「いえいえ……私も警察の方が来たのでうちの生徒が問題を起こしたものだと思っていましたので……それで用件とは?……と、申し遅れました。当学院の理事長の南です」
杉下「警視庁特命係の杉下です」
甲斐「同じく甲斐です」
角田「第5課の角田です」
伊丹「一課の伊丹です」
芹沢「同じく芹沢です」
杉下「すみませんねぇ。本来であれば少数でこちらに伺うはずだったのですが……こちらの学院に在学の方が小泉花陽さん、その実のお兄さんである彼にどうやら彼女が出来まして」
ことり母「あらあらそうなんですか?どうやら、音ノ木坂ハーレム計画とは本当の事だったんですね」
甲斐「……音ノ木坂ハーレム計画?何ですかそれ?」
太陽「……気にするな。理事長ならではのジョークだろ」
-
- 7 : 2015/04/22(水) 22:45:22 :
- 角田「何だよお前、そんな計画立ててたのかよ?」
太陽「ですから違いますって……理事長さんもそういうジョークはいりませんから」
ことり母「あらジョークのつもりではないのですが……それより、妹さんとは仲良くやってるんですか?」
太陽「えぇ、おかげさまで……あの日以来、喧嘩の一つもしてませんよ」
ことり母「なら良かったです……そうだ。良かったら、あの娘達達の練習を見て行ってはどうですか?多分、今は屋上で練習している頃なので」
芹沢「え?あのスクールアイドルの練習を見せていただけるんですか?」
伊丹「何だよ、スクールアイドルって?」
芹沢「え?先輩知らないんですか?」
杉下「是非とも拝見したいですねぇ……では御言葉に甘えて」
-
- 8 : 2015/05/05(火) 23:01:13 :
- 屋上にて
杉下「と言う訳で彼の恋人探しも兼ねて皆さんのダンスの見学をさせてもらいたいのですが、よろしいでしょうか?」
絵里「もちろんです。でも、条件が……これをきっかけに警察の皆さんにもμ’sを広めて貰えますか?」
杉下「もちろんですとも……あっ!そうそう、小泉花陽さんはいらっしゃいますか?」
花陽「はい……私ですが?」
杉下「お忙しい中すみませんねぇ……出来れば少し皆さんと離れてお話がしたいのですが……よろしいですか?」
花陽「はい……でも」チラッ
絵里「大丈夫……問題ないわ」
杉下「すみませんねぇ……そのかわりと言っては何ですが、彼らにスクールアイドルとはどういうものか教えていただけないでしょうか?彼らはスクールアイドルを理解してないようなので」
穂乃果「はい!任せて下さい!ここにプロフェッショナルが居ますから!ね、にこちゃん?」
にこ「し、しょうがないわねぇ……私が知るスクールアイドルと言うものを」
甲斐「僕らはあっちで話そうか?」
花陽「は、はい」
-
- 9 : 2015/05/07(木) 12:35:50 :
- 花陽「えっと……お兄ちゃんの上司さん……ですよね?」
杉下「申し遅れました、警視庁特命係の杉下です」
甲斐「同じく甲斐です」
花陽「それでお兄ちゃんの恋人についてですよね?……残念ですが、私も誰かは知らないんです……すいません」
杉下「いえいえ、妹さんのあなたなら詳しい話聞けると思ったので」
花陽「……でも」
甲斐「……でも?」
花陽「偶然ですけど、私の友達にも恋人が出来たって言う話を聞いて」
杉下「ほぅ……それは偶然ですね。ちなみに友達というのはもしや、あの可愛いらしいショー トカットのお嬢さんではないですか?」
花陽「ど、どうしてそれを!?」
杉下「皆さんで楽しそうに練習をなさっていたのにも関わらず、我々が来た瞬間に挙動が怪しくなりました」
杉下「まぁ、無理もありません。警察が来たとなれば誰だって怪しくなりますからねぇ。……ですが、あのお嬢さんは」
花陽「あっ、凛ちゃんです。星空凛ちゃんです。」
杉下「どうも、では星空さんをご覧下さい」
花陽「……あ、あれってどう見ても」
甲斐「完全に太陽見て照れてますね。……でも、これだけじゃあ、相手が分かりませんよ。俺が言うのも何ですが、アイツ、結構あれで容姿はいいですからね」
杉下「その通り!これだけでは星空さんの相手が彼とは限りません…………ですが、もう一度星空さんを見なさい」
花陽「……恥ずかしそうにお兄ちゃんに小さく手を振ってる」
甲斐「……アイツ、それを見てみぬ振りで照れてる」
杉下「決まりですね……カイト君」
-
- 10 : 2015/05/07(木) 22:40:50 :
- 甲斐「はぁ……まさか、警察の人間を」
杉下「仕方ありません……僕らは警察、向こうは華の女子高生です。恋愛感情を抱いてはいけません」
甲斐「ですよね……お~い太陽!」
太陽「あっ、何?」
甲斐「……逮捕」ガチャン
太陽「……は?」
杉下「お話は帰ってから聞きますので……あぁ、星空さんも……出来ればご同行をお願いしたいのですが、よろしいですか?」
凛「は、はい」
太陽「ま、待って下さいよ!凛ちゃんは関係ないでしょ!」
杉下「おや?彼女は君の恋人ではないのですか?」
太陽「凛ちゃんが俺の彼女?はっは~!大笑いだぁ!」
杉下「そうですか。星空さん、どうやら彼はあなたの事をその程度としか見てないようですよ?」
凛「ほ、本当なの?」ウルウル
花陽「」ゴゴゴゴゴゴ
太陽「ひぃっ!?り、凛ちゃんは俺の彼女です!正真正銘の!はい、めちゃくちゃ可愛い彼女です!」
杉下「そうですか……では帰りますか……貴女方達はどうしますか?」
伊丹「帰らせてもらいますよ……これから帰って楽しい楽しい取り調べの時間だ」
芹沢「お前も付き合うなら分からないようにしろよな」
太陽(人質同然のように取られてどう隠し通せと言うのだ)
-
- 11 : 2015/05/07(木) 23:07:16 :
- 太陽「一ついいですか?」
杉下「何でしょう?」
太陽「何故、内村刑事部長と中園参次官、大河内監察官がいるんですか?というか、なんで米沢さんまで?」
内村「部下の不祥事に取り調べに立ち会うのは当然だろ……だが、何より許せないのはこの俺の推しメンである星空凛ちゃんに手を出した事だ」
中園「お前も上司の推しメンぐらい把握しておけ!ちなみに私はエリーチカだ」
米沢「私も陰ながらμ’sのファンですから……しかし、星空凛ちゃんに目をつけるとは中々お目が高いですな」
大河内「推しメンの話はどうでもいいのです……君は警察官でありながらあるまじき行為をした事を理解しているのですか?」
太陽「はい……でも、警察官でありながらあるまじき行為をしている人間なら」チラッ
甲斐「?」
太陽「いえ、何でも……それで、俺はクビですか?」
内村「いや、死刑だ」
中園「銃殺だそうだ」
太陽「何故!?」
-
- 12 : 2015/05/20(水) 22:41:22 :
- 神戸「失礼……その事に関してはこの人から話があります」
太陽「何で神戸さんがここに?それにその後ろのぬいぐるみのうさぎは何ですか?」
?「まぁこの年頃でウサギのぬいぐるみなんてびっくりするよね」
太陽「ギャアァァア!シャベッタァァァァァ!」
?「そんなに驚く事?まぁ、僕も最初は驚いたけどね」
杉下「その声……官房長ですね」
小野田「やぁ……よく分かったね」
杉下「その声と独特な言葉を聞けば分かります」
内村「どういう事だ……死んだはずじゃ」
小野田「僕も最初は死んだと思ったさ……でも、気が付けば僕の視界に移ったのはたくさんのぬいぐるみが見えた……まぁ、簡単にいえ ば僕はぬいぐるみショップのウサギのぬいぐるみに乗り移ったと言うわけさ」
中園「官房長……何故、すぐに我々の前に顔を出していただけなかったのですか?」
小野田「……君、頭は大丈夫かな?」
中園「は?」
小野田「もしも、あの後に君達に会うとするよ……君達はどうかな?ぬいぐるみのウサギが官房長官です、なんてファンタジーな話を信じる?僕なら信じないね」
中園「は、はぁ」
杉下「今でも信じられませんよ……死んだはずの官房長がこうしてまた話せるなんて……まるで夢を見ているようです」
小野田「残念ながら、夢ではないね……それよりも」
小野田「彼……大丈夫かな?失神してるみたいだけど」
-
- 13 : 2015/07/16(木) 04:04:02 :
- 小野田「……で、少しは落ち着いた?」
太陽「はぁ……未だに信じられませんが」
神戸「僕も最初は驚いたよ……まさか、自宅の玄関前にいて、突然しゃべるんだから」
小野田「まぁ、そんな話はおいといてさ……君、彼女いるんだってね……しかも女子高生の」
太陽「はぁ……確かにいますが……やっぱりクビですかね」
小野田「まぁ、本来なら君は青少年条例や児童福祉法を破ってるからね……まずいよ、僕としては別れる事をお薦めするよ」
太陽「お断りします」
米沢「おっ!今のは真姫ちゃんの名台詞ですな」
太陽「確かに凛ちゃんとは付き合っています……しかし、それはお遊びなんかじゃありません」
小野田「ふぅん……でも、いいの?君、クビになっても」
太陽「凛ちゃんと別れるぐらいならクビになる方がマシです……それに……」
小野田「それに……ようやく、前を向けるきっかけをくれたから」
太陽「!?」
小野田「やっぱりね……まぁ、いいんじゃないの……でも、僕は君をクビにはしたくないね……せっかく、腑抜けの君を日本に呼び戻したんだから」
甲斐「あの……腑抜けのっていうのは……」
小野田「杉下……彼の彼女と面会してきたらどうかな?多分、彼女落ち込んでいるだろうから」
杉下「分かりました……行きますよ、カイト君」ガチャ
甲斐「え……あっ、はい」バタン
太陽「杉下さんは知ってるんですか?……昔の俺の事」
小野田「知ってるも何も君が帰って来たときには特命係に入れようと思ったんだけど、僕があんな目にあったからね」
内村「だからこの私がお前を拾ってやったんだ……感謝しろ」
太陽(さっきは銃殺刑みたいな事を言ってたくせに)
-
- 14 : 2015/07/16(木) 22:43:04 :
- 控え室にて
凛「あの……凛、悪い事をしたんですか?」
杉下「何故、そう思うのですか?」
凛「だって、ここ警察ですよね?悪い事したから連れて来られたんじゃ」
杉下「ご安心を……あなたよりも彼の方が過ちを犯しただけです」
凛「……それは……凛と付き合ってるからですか?」
杉下「率直に言わせてもらえるとそうですね」
凛「でも太陽君は凛と真剣に付き合っています!太陽君は凛に変な事をしてません……キスだってまだ……」
杉下「ええ、彼は誠実な人間だということはよく分かってますよ」
甲斐(さっきまでと言ってる事が違うよなぁ)
杉下「文句があるなら口に出したらどうですかカイト君」
甲斐「(読まれてるし)あのさ、太陽とはいつ付き合い始めたの?」
凛「にゃ!?取り調べってこんな事も答えなきゃいけないのかにゃ!?」
杉下「まぁ、無理にとは」
凛「はぅぅ……ちょっと、恥ずかしい…あぁ、でも警察の人には嘘はつけないにゃ……あぁ、でもやっぱり話すのは恥ずかしいにゃ……」 デレデレ
甲斐「完全に自分の世界に入っちゃいましたね」
杉下「どうやら、そのようです」
-
- 15 : 2015/07/18(土) 02:51:11 :
- 杉下「落ち着きましたか?」
凛「はい……何かすいませんでした」
甲斐「それで……太陽とはいつ?」
凛「付き合い始めたのは本当に最近で……それまではかよちんの家に遊びに行って会う程度だったので」
甲斐「かよちん?誰かな、その子」
杉下「あなたのお友達の小泉花陽さんのあだ名ですね……すいませんねぇ……カイト君はスクールアイドルについてあまり詳しくないようで」
凛「無理もないと思います……だって、かよちんって呼び始めたのは凛が小さい頃の話ですし、ファンの人達にもようやく定着しましたから」
甲斐「でも……なんでかよちんなのかな?」
凛「……なんでですかね?」
甲斐「いやいや、自分で決めたんだよね?」
杉下「恐らくですが、漢字の読み間違いから着いたのでは?」
甲斐「漢字の読み間違いから?」
杉下「花陽さんの漢字は花に太陽の陽、世間一般の読み方では『かよ』と読んでしまう……そこから、あだ名が着いたのでは?」
凛「う~ん……多分、そうだと思います」
甲斐「ていうか、話がずれてますって」
杉下「ズらしたのはカイト君ですよ……僕のせいにはして欲しくないですねぇ」
凛「あの……太陽君とは本当に最近付き合って……それまではかよちんの家に遊びに行って会う程度で……それまでは何ともなくて」
凛「でも、そんなある日……凛が1人で秋葉の街を歩いてた時の事でした」
-
- 16 : 2015/07/18(土) 03:14:52 :
- 凛「今日はアキバを散策にゃ~!凛達のグッズいっぱいあるかにゃ~?」
凛はその時は学校もレッスンも休みで1人だったんで他の皆を誘おうかと思ったんですけど、皆は「忙しいから」という事で1人で散策することにしました。まぁ、1人で淋しいっていうのもありましたけど、いろいろ発見があったから面白かったです。そんな時でした。
男1「ねぇねぇ……君、1人?」
男2「良かったら、俺達と遊ばない?」
普段は他の皆といるから声は掛けられないんですけど、凛は1人だったから声をかけて来たんだと思います。ほら、男の人って多人数いると声掛けられないって言うじゃないですか。だから、そうだと思ったんですけど
凛「あの……ごめんなさい……もう、帰らなきゃいけないんで」
正直、嘘でした。まだ、お昼時だし……何よりもその人達が恐くて仕方なくて……いや、別に男の人が嫌とかじゃなくて……凛達には男性ファンはいますけど、その人達とは全く違って……その場から離れようとしたら
男1「ちょ……少しくらいいいじゃん」
男2「別に変な事はしないからさ」
凛「いたっ……放してください」
男1「俺達と遊んでくれたら、ちゃんと帰してあげるよ」
男2「ここじゃまずいから他の所へ行こうか」
そう言って、男の人達は凛をズルズル引っ張って行こうとしました。周りの人はただ見てるだけで誰も助けてくれませんでした。もう、ダメと思った……そんな時
「すいません……少々よろしいですか?」
-
- 17 : 2015/07/18(土) 03:27:09 :
- 男1「あっ?なんだよ、てめぇ」
「CoCo壱ってどこにあるんですかね?」
男2「そんなもん知らねぇよ……自分で探せよ」
「いやぁ……駅前のCoCo壱が美味しいって妹が言うから来たんですけど、分かりませんか?」
男1「だから、知らねぇって言ってるだろ?」
「そうですか、残念……それより」
男2「おいおい……まだ何かあんのかよ?」
「そろそろ、手……放してあげたらどうですか?」
男1「あん?」
「女の子、嫌がってるじゃないですか」
男2「はぁ?いやいや……嫌がってねぇし……まさか、横取りする気じゃねぇだろうな?」
「横取り?そんな事しませんよ……それより、手を放してあげたらどうですか?まぁ、放さないのであれば警察呼びますが」
男2「はっ!ポリ公呼べるなら呼んでみやがれ」
「……はい」スッ
-
- 18 : 2015/07/18(土) 03:58:43 :
- 凛を助けてくれたのは太陽君で警察手帳らしき物を出したら、男の人達は黙りました。そして、そそくさと帰って行きました。まぁ、太陽君が
「これ以上抵抗するっていうなら、公務執行妨害で逮捕ですが、よろしいですか?」
って、言うのが決め手になりましたね。でも、本当に良かったです。あの時、太陽君がいなかったら、凛はもう駄目だったと思います。そんな帰り道の事
凛「えぇ~!?本当にCoCo壱を探して単ですかにゃ~!?」
太陽「しっ~!いや、花陽が駅前のCoCo壱は美味しいから行ってみたらって言われて……で駅前の辺りをぐるぐる回ってたら」
今は大丈夫みたいですが、この時の太陽君は極度の方向音痴のようだったらしく、アキバの駅前を何周かしたそうです。まぁ、初めて来た人にはアキバは分かりづらいと思うんですけど
凛「そんなにぐるぐる回るくらいなら、お巡りさんに」
太陽「いやぁ……同じ警察の人間に聞くのはちょっとね」
無駄なプライドがあるのはにこちゃんと一緒みたいで……あぁ、にこちゃんは同じメンバーの三年生で、これがまた3年生には見えなくて……あぁ、それでその時に偶然凛を見かけて声を掛けようと思ったら、そんな状況だったみたいです。
凛「でも、本当にありがとうございました……何かご馳走までしてもらって」
太陽「お礼を言うのはこっちだよ……それに花陽がスクールアイドルになれた凛ちゃんのおかげなんだからね」
凛「え?……でも、きっかけは」
太陽「きっかけは穂乃果ちゃんだけど、押してくれたのは凛ちゃんと真姫ちゃんだって言ってたよ」
凛「そんな……凛は」
太陽「そうだ……また、今度ラブライブに出るんだよね?見に行くから頑張ってね?応援するからさ」
そんな太陽君の顔は本当に太陽のように眩しい笑顔でした。
-
- 19 : 2015/07/18(土) 04:21:30 :
- 凛「……そこからいろいろ会って付き合い始めました」
杉下「なるほど……大変よく分かりました」コンコン
甲斐「どうぞ」
神戸「……失礼、彼の処分が決まりました」ガチャ
凛「処分……まさか!?」ガタッ
神戸「安心して……1週間の自宅謹慎処分だから」
甲斐「随分と軽い処分じゃないですか?だって、女子高生と交際してたんですよね?」
杉下「恐らく、官房長でしょう……出なければ、こんな軽い処分にはなりませんからね」
神戸「やっぱり、アレですかね?」
甲斐「アレって何ですか?」
杉下「それは本人に聞いた方がいいですね……僕の口からは言えません……神戸君、君もそういう事は軽い気持ちで話してはいけませんよ」
神戸「はい……すいません」
杉下「ところで、彼は?」
神戸「もう家に帰しました……あの一課と課長に連れられて」
杉下「それはお気の毒に」
凛「あの……凛は?」
杉下「あっ……すいません……では、星空さん……この度はご迷惑おかけしました……良かったら、僕の車でお送りしますのでお待ち下さい」
甲斐「あの……運転なら俺が」
杉下「君は星空さんを死体送りにするつもりですか?」
甲斐「……ですよね」
杉下「分かれば結構です……では、地下の方に行きましょうか」
凛「したいおくりってどういう事ですか?」
甲斐「気にしなくていいよ」
-
- 20 : 2015/07/19(日) 02:46:09 :
- 小泉家にて
太陽「ふぃ~……ただい」ガチャ
花陽「……」グイ
太陽「へ?」グルン
花陽「……」パッ
太陽「ぐぇっ!?」バターン
花陽「……」グイ
太陽「いたたたたたたっ!?ギブギブ!?」ギリギリ
花陽「……」パッ…… ケリ
太陽「ごぶぅぅ!?」
何だ何だ?帰って来て早々に妹から投げ飛ばされたり、蹴られたりとDVを受けているんだが、一体どういう事だ?というか、よく投げ飛ばせたな。
花陽「どういう事かな……さっきのあれは」ゴゴゴゴ
太陽「あっ……(察し)」
花陽「私の可愛い可愛い凛ちゃんをコケにしてくれたね……死ぬ覚悟は出来てる?」ゴゴゴゴ
太陽「い、いや……あれは」
花陽「それとお兄ちゃん……どういう事かな?凛ちゃんと付き合ってるって……何か冗談かな?」
この場を乗る切るには……こうなりゃ、やけくそだ!
太陽「じょ~だ~ん♪やっほ、や」
花陽「口が聞けないように歯を全部引っこ抜こうか?」
太陽「すいませんですた」
花陽「お母さん、チャッカマンかバーナー貸して。お兄ちゃん、痛い目に遭わないと分からないみたい」
太陽「わ、わかった……頼むからやめて」
全く、あの音乃木坂に行ってからバイオレンス化したな。まぁ、あのメンバーの中に居たら成らざる得ないか。しかし、まあ恐い事……誰に似たんだよ。
まぁ、この場合は母親から受け継いだんだろ。
-
- 21 : 2015/07/21(火) 02:48:57 :
- 花陽「仕方ないなぁ」ゴトッ
太陽「は、花陽……それは」アセダラダラ
花陽「ん?エアガンだよ?絵里ちゃんが貸してくれたんだ」ニコッ
太陽「ほっ……ならいいんだ……で、威力の方は?」
花陽「絵里ちゃんの話だとスイカは撃ち抜けるってさ」ケロ
太陽「それ本当にエアガン?」
花陽「本当だよ?……ほら」バァァァァァァン!ガシャーン!パリン!
太陽「………………」
部屋の窓ガラスが額ごと外に全部ぶっ飛んだ。絶対にそれはエアガンじゃない。それは絶対に確信出来る。
「ちょっと~!下でお父さんとCoDやってるんだから、もう少し静かにねぇ……今、良いところなんだから」
下で母さんの世迷い言が聞こえた気がするが、この際どうだっていい。というか、この事態にゲームをやっていられるのは恐らく母さんだけだろう。
花陽「ホールドアップ……だっけ?」ガチャ
そして、そんな事を考えているうちに花陽は俺の前に立ち、常識はずれのエアガンを向けられて、大人しく手を上げる。というか、どうしよう。いや、奪おうと思えば奪えるんだけど
花陽「……さすがにこのエアガンは不味いか」ポイッ
太陽「今だ!」
この常識はずれのエアガンさえ手に入ればこっちのもの……と思ったが、腹部に重たい衝撃を感じた。それが蹴りだということが少し遅れた。ていうか、花陽って何か武道の経験とかあったっけ?
花陽「甘いな、お兄ちゃん……私には絵里ちゃんが教えてくれたロシア仕込みの体術があるんだよ」
なるほどね……今度、絢瀬さんに会ったら、きつく言っておかないとね。
-
- 22 : 2015/08/01(土) 03:12:39 :
- 花陽「それで……どういう事かな?」
太陽「その……最近、凛ちゃんがナンパに引っ掛けられてるのを助けた所から距離が縮まりまして」
花陽「それで……告白したのは凛ちゃん?お兄ちゃん?」
太陽「……凛ちゃんです、はい」
花陽「そっかぁ……ならいいかな」
太陽「ほっ」
花陽「でも、、凛ちゃんを傷つけるような事を言ったのは別だよね?」
太陽「あっ」
花陽「その分のお仕置きはたっぷりしてあげないとね」
太陽「い、いや……それには訳が」
花陽「理由なんか別にいらないよ?凛を傷つけた事には変わりないんだから」
太陽「ですよねー……で、それは何?」
花陽「バリカンとチャッカマン……頭を丸刈りにした後、皮膚を焼くの」
太陽「それはよくない!話し合おう!」
花陽「仕方ないなぁ……じゃあ、そうだなぁ……あ、これかな。家にいるときはずっとこれ着ててね」
太陽「え?何、これ?」
花陽「囚人服だよ……お兄ちゃん、未成年と恋愛したんだからここが刑務所だよ」
太陽「何でそんな物を持ってるんだ……はぁ」
-
- 23 : 2015/08/28(金) 20:43:25 :
- 翌日 小泉家にて
杉下「君のお見舞いに来たのですが……驚きましたねぇ」
太陽「えぇ……そうでしょうね」
杉下「えぇ……自宅謹慎と言う指示でしたが、まさかお蔵謹慎してるとは思いませんでした」
甲斐「何もそこまでしなくても良かったんじゃないか?……それにその格好」
太陽「仕方ないだろ……母と祖母に凛ちゃんと付き合ってるのがバレて、家を追い出された挙げ句がこの様だ」
杉下「しかし、近所の人には何か言われないのですか?」
太陽「えぇ……母と祖母には、精神統一って言えとタコ殴りにされた後に言われましたから」
甲斐「何て言うか、傷が絶えない奴だな」
太陽「……ほっとけ」
杉下「まぁ、思ったより元気そうで何よりです……あっ!一つ言い忘れてました」
太陽「……何ですか?」
杉下「刑事部長と参事官が星空さんと絢瀬さんのサインを持ってきたら許してやると仰っていました。」
太陽「さいですか……でも、俺はここから出れないので杉下さん達が貰いに行って下さいよ」
杉下「もちろん、そのつもりです。君はあくまでもついで……僕の本来の目的は彼女達に用があるので」
甲斐「それじゃ、後六日間……そこで頑張れよ」
太陽「あの人達は俺も励ましに来たのか、貶しに来たのか分からんな」
-
- 24 : 2015/12/21(月) 19:44:30 :
- 音乃木坂学院 屋上
凛「………」ズーン
花陽「り、凛ちゃん、元気だそ?お兄ちゃん大丈夫だから」
にこ「あの元気が取り柄の凛があんなにテンションが低いなんて」
希「よほどショックやったんやろうなぁ…帰りにラーメン食べに誘っても返事をしないぐらいやし」
真姫「ていうか、花陽も凛の事が可哀想と思うなら、お兄さんを助けてあげれば?」
花陽「と、と言われても…お母さんとおばあちゃまがこれくらいはしないと駄目だって」
穂乃果「なるほど、どこの家族もお母さんが権力者なんだね…よかったぁ」ホッ
海未「私の家にもお蔵がありますし罰を受けることはありますが、いくら私の家でもお蔵謹慎はされたこと無かったですよ」
ことり「マカロン美味しいね」モグモグ
絵里「ことり、紅茶を入れてくれる?」
にこ「聞き捨てならないバカと話を聞かないひよっことポンコツを放っておくとして」
真姫「これじゃあ、練習にならないわよ」
希「そやなぁ…凛ちゃんはあんな感じやし、まともに練習出来るのはうちら三人だけやな」
絵里「ちょっと希!私は練習出来るわよ!」
希「へぇ…さっきまで紅茶を何杯も飲んで、ことりちゃんのお菓子をバリバリ食べてたのに平気なんや」
絵里「当たり前じゃない!私を誰だと…っ!」プルプル
希「ん?どうしたん?そんなに震えて…寒いん?」ニヤニヤ
絵里「そ、そうね!ちょ、ちょっと寒いわね…う、上着取ってくる!」プルプル
にこ「寒いならそういいなさいよ…ほら、私の上着を使いなさい」ニヤニヤ
絵里「あ、あなた達!!分かってやってるでしょ!!」
真姫「エリー…そんなに大きな声出すと」
絵里「はぅ!?…ちょ、ちょっと行ってくるわ」プルプル
真姫、にこ、希(まるで産まれたの小鹿(や)ね)
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- 25 : 2015/12/22(火) 02:46:51 :
- 理事長「皆さん、お客様が…絢瀬さん、どうしたんですか?」ガチャ
絵里「туалет!」ダダダ
真姫「一刻も早く用を足したいあまりに口調がロシア語になったわね」
希「それより、理事長…お客様って誰ですか?」
杉下「皆さん、お久しぶりです」
甲斐「こんにちは」
理事長「それでは私はこれで」
杉下「ありがとうございました」
穂乃果「杉下さんに甲斐さん…今日はどうしたんですか?」
杉下「実は上司に絢瀬さんと星空さんのサインを貰ってくるように頼まれましてね。そうすれば、彼の事は水に流すとの事です」
甲斐「あっ…ちなみにこれは内緒ね…さすがに警察の人間が女子高生と交際なんかしてるなんてバレたら大変だから」
海未「それは構わないません…でも」
ことり「凛ちゃんがあんな調子で」
凛「」ズーン
杉下「相当ショックを受けてるようですねぇ」
甲斐「そりゃ、ショックも受けますよ…好きな人と1週間近く会話も顔も合わせないでいるんですから…まぁ、今のアイツを見たら凛ちゃんが卒倒しそうですけど」
杉下「少なくとも彼女は責任を感じているでしょう。自分のせいで彼があんな目にあったのだと」
甲斐「正直、官房長がいなかったら」
杉下「懲戒免職ともなればさらにショックを受けるでしょう…しかし、明日になれば」
甲斐「あっ…謹慎期間終了…良かったね、凛ちゃん…明日になればアイツと会えるよ?」
凛「…ほ、本当ですか?」ポロポロ
甲斐「え…う、うん」
凛「…良かったぁ…良かったよぉ…」 ポロポロ
甲斐「あ、あの杉下さん…今の俺のせいですかね?」
杉下「少なくとも最善とは言えませんが、彼女の笑顔が戻ったのだから、いいんじゃありませんか?」
甲斐「まぁいいや…それより、凛ちゃんのサイン貰えるかな?」
凛「は、はい!凛のサインで良ければ!」パァ
甲斐「それじゃ、『内村刑事部長さんへ』ってお願い出来るかな?」
真姫、にこ、希(凛ちゃんの笑顔まじえんじぇ)
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- 26 : 2015/12/23(水) 12:39:55 :
- 翌日 小泉家
太陽「よ、ようやくシャバの空気を吸える」ヨロヨロ
花陽母「もう…ちゃんと反省したの?」
太陽「そりゃ、1週間近くもあんな蔵に閉じ込められたらね」
花陽母「まぁ、良かったわぁ…それより、凛ちゃんに会ってきたら?凛ちゃん、会いたがってるわよ?」
太陽「その前に飯と風呂にさせてくれ…この格好じゃ、会わせる顔がない」
花陽母「そういうと思ったから、ちゃんと用意はしておいたわ…さっさと済ませなさい」
花陽「あっ…お兄ちゃん」
太陽「あぁ…花陽」ヨロヨロ
花陽「臭い…近寄らないで」
太陽「母さん、やっぱり蔵に戻るわ…後、縄と紙とペン貸して」
花陽母「バカな事言ってないではやく家に入りなさい。近所迷惑になるでしょ?花陽も…そういうことは後で言えばいいの」
太陽「もう、突っ込む気力もないよ」
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- 27 : 2016/02/15(月) 18:13:05 :
- 続きハヨォ!
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- 28 : 2016/07/08(金) 16:47:17 :
- 警視庁取調室
太陽「なんでまたここに…しかも前よりもギャラリー増えてるし」
内村「当たり前だ。俺のお気に入りの凛ちゃんに手をだしてるんだ。官房長が許そうと俺が許さん」
中園「銃殺刑は覚悟しておけ」
小野田「そんなことよりも…気は変わった?」
太陽「…何をです?」
小野田「彼女と別れる気にはなった?」
太陽「何度も繰り返し言いますが、そのつもりは全くありません。もし、別れろと言うならこれを出します」スッ
杉下「辞表…君も凄い度胸ですねぇ」
甲斐「何を呑気に言ってるんですか…これ、冗談だろ?」
太陽「冗談ではなく、本気です…どうなんですか?」
神戸「小泉君、あのね」
小野田「悪いけど、横から口を出さないでもらえる?僕が話したいんだけど」
神戸「…はい」
小野田「…うん、分かった。許可するよ…でもね、君は警察の人間であるという事を忘れないでほしいな」
太陽「では、警察は辞めさせて」
小野田「辞めるのは大事になった時…まぁ、世間様にバレたぐらいじゃいいけど…警察にとって不利益になった時は責任とってもらうよ」
中園「あの官房長…それでは」
小野田「何…僕の決めた事に文句でもあるの?」
中園「い、いえ!そんな事はありません!」
大河内「ちなみに君はいつでも監査対象に入っていることを忘れないように…もし、未成年に手を出すような事をしても、責任をとってもらいます」
中園「し、しかし」
小野田「君もしつこいね…だったら、彼がもし問題を起こしたら、連帯責任で君も辞める?」
中園「そ、それは!…う」
内村「それがいいだろう」
中園「刑事部長~!!」
小野田「というわけでこの話はおしまい…じゃ、頑張ってね…神戸君、頼むよ」
神戸「はい…では失礼しました」
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- 29 : 2016/07/10(日) 17:09:47 :
- 音乃木坂学院 放課後 屋上
凛「ふふふふん♪ふふふふふふん♪」
にこ「今日の凛、いつになく機嫌が良いわね」
希「そりゃそうやん。ようやく、花陽ちゃんのお兄さんの謹慎が解かれるんやから」
真姫「それはいいとして…花陽、お兄さんに冷たくするの止めたら?」
花陽「真姫ちゃんはいいの!!あの可愛い凛ちゃんが汚れた性獣によって」
にこ「あー…ストップストップ。これ以上の発言は危なすぎるわ」
花陽「駄目だよ!!あの無垢な凛ちゃんを汚すのは絶対に許さないよ!!この間は許したけど、今度は許さない!!」
希「花陽ちゃん、落ち着こうか?あそこの隅にいる四人がガタガタ震えてるし」
花陽「絵里ちゃん!!アサルトライフル貸して!!」
のぞにこまき(…駄目だ、こりゃ)
-
- 30 : 2016/07/10(日) 22:41:24 :
- 凛「ねぇかよちん!太陽君、今日来てくれるかな?」
花陽「そ、そうだね…呼んだら来るんじゃないかな?」
凛「そっか…じゃあ、呼ぼうかな…かよちんも真姫ちゃんも一緒に帰ろ」
真姫「わ、私は遠慮しておくわ…にこちゃんの家に用があるから」
にこ「そ、そうなのよ…ごめんね、凛」
希(二人とも展開が読めてるから逃げるんやな…賢明な判断や)
花陽「え~…悪いよ、凛ちゃん。仮にもお兄ちゃんと付き合ってるのに私がいたら邪魔になるよ」
凛「そんな事ないよ…それにかよちん1人で帰す方が危ないにゃ」
花陽「ありがとう凛ちゃん…じゃあ、私も一緒に帰ろうかな?」ニコリ
にこ「ねぇ真姫ちゃん…今一瞬花陽の後ろにオ○リスが見えたんだけど」ヒソヒソ
真姫「私にはオベリ○クが見えたんだけど」
希「うちにはラ○が見えたんやけど」
花陽「ねぇ凛ちゃん…早くお兄ちゃんに連絡取ったら?もうお仕事終わったはずだから」
凛「うん!そうするにゃ!」
希「なぁ…気のせいかな?今一瞬花陽ちゃんの後ろに魔神グ○イトが見えたんやけど」
真姫「私には魔神ペガ○ス・○ークが見えたんだけど」
にこ「私には全部の○身が見えたけどね」
のぞにこまき(…かよちんまじ恐い
)
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- 31 : 2016/07/11(月) 23:12:51 :
- 太陽(何だ…居心地がいいはずなのに息苦しい空間は)
凛「良かった~!太陽君に会えて凛、嬉しいよ」
太陽「う、うん…お、俺も嬉しいよ」
花陽「もうお兄ちゃん…久しぶりに凛ちゃんに会えたんだから、もっと喜びなよ」ニコリ ゴゴゴゴ
太陽「う、うん…そ、そりゃ喜んでるさ」
太陽(き、気のせいかな…花陽、笑顔の筈なのにすごい威圧感を感じるのは)
凛「ねぇ太陽君、また明日も迎えに来てくれる?」
太陽「ど、どうかな?明日は忙しいか」
花陽「来ないつもりなの?」
太陽「い、行きます!行きます!仕事を済ませて絶対行きます!」
凛「本当に?お仕事大丈夫なの?」
太陽「う、うん…まぁ無理だったら連絡するからさ」
太陽(す、凄い威圧感が花陽から感じる…駄目だ…凛ちゃんと離れた瞬間、俺は間違いなく殺される…ど、どうする?どうすればいい?)
凛「…君 …陽君!…太陽君!」
太陽「はっ!…な、何だい?凛ちゃん」
凛「もう凛の家についたんだけど」
太陽「あ、うん!…そっか」
凛「太陽君、大丈夫?どこか気分が悪いの?」
太陽「久しぶりの仕事で身体が疲れたみたい…帰ったら休むから心配しないで」
凛「そう?ならいいんだけど…じゃ、かよちん、太陽君また明日ね!バイバイ!」フリフリ
花陽「うん!また明日ね!」フリフリ
太陽「…バイバイ。お休み凛ちゃん」フリフリ
太陽(な、何だ…凛ちゃんが居なくなった瞬間、寒気がしてきたぞ)
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- 32 : 2016/07/13(水) 22:28:59 :
- 花陽「…お兄ちゃん」
太陽「ひっ!?な、何だ花陽?」
花陽「…凛ちゃんに手を出すなんて本当に命知らずだね」
太陽「ま、待て!暴力はよくない!」
花陽「…そうだね」
太陽「ほっ…分かってくれたか」
花陽「ここだと人目につくからね…処刑するのは家に帰ってからにするよ」
太陽「全然分かってなかった!?」
花陽「お兄ちゃん、手の皮を剥がすのからする?指を剥がすのからする?最初はどっちにする?」ニコリ
太陽「何その『ご飯にする?お風呂にする?』みたいなノリ!?笑顔で言ってるけど、考えてる事はすげぇ残忍だよ!?」
花陽「ちょっとアニメを参考にしようと思って
」
太陽(…家に帰りたくない)
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- 33 : 2016/07/14(木) 23:17:18 :
- 小泉家
太陽「…やっぱりこうなるのね」
花陽「まぁこれくらいしないとね…でも、お母さんとおばあちゃまが手伝ってくれるとは思わなかったな」
太陽「そうだな…打ち合わせしてたと言わんばかりに家に入った瞬間に襲撃されて、縄と手錠とバーベルで雁字搦めにされたからね」
花陽「ついでにお兄ちゃんをお仕置きするためにお母さんとおばあちゃまがいろんな道具を置いてったよ」
太陽「家のどこにそんなの隠してあったんだろうね」
花陽「凄いよね…まぁ、流石にやりすぎちゃうと私が捕まっちゃうからね…おばあちゃまが教えてくれた口伝の方法を」
太陽「メチャクチャ聞くのが恐いんだけど…どんな方法?」
花陽「ん?簡単だよ?両手足の甲に五寸釘を刺してその上に蝋燭を灯すんだ」
太陽「充分に捕まりますからね、それは!?というか、どこかで聞いたような内容なんだけど!?」
花陽「お兄ちゃん、身体が丈夫だから大丈夫だよ」
太陽「いやいや!?身体が丈夫だからとか関係ないよ!?そんなので刺されたら痛いじゃ済まないよ!?」
花陽「???お仕置きなんだから痛いのは当たり前だよ?」
太陽「痛いじゃ済まないよ!?下手したら死ぬんだけど!?」
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- 40 : 2016/12/28(水) 18:29:00 :
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- 41 : 2016/12/31(土) 15:59:58 :
- つまらないっす
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