この作品は執筆を終了しています。
ライクリ 来年の夏も一緒に…
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- 1 : 2014/09/01(月) 11:10:36 :
- 強い風が吹き荒れる中を歩く2人の男女
図体の大きい男の子に、小柄の女の子が一緒に歩いている
ライナー「少し思うのだがな」
クリスタ「?」
ライナー「お、俺がクリスタの家に泊まるのはマズイ気がするんだ」
クリスタ「何がマズイ気がするの?」
ライナー「そ、それはだな」
俺も健全な男子高校生なんだ
大好きな彼女と1つ屋根の下なんて期待しない訳がないだろう
それに、俺の彼女は純粋すぎるんだよ
ユミルが心配する気持ちが凄く分かるんだ
クリスタ「でもね?台風で停電とかになったら……」
ライナー「もちろん!今日はクリスタと一緒にいるから安心してくれ」
クリスタ「私の家に泊まってくれるんだね!」
ライナー「凄く泊まりたいんだがな……今回はパスだ」
クリスタ「ど、どうやって私と一緒にいるの?」
朝起きたらクリスタのご両親に殴られる未来しか俺には想像できない
だからな……
ライナー「俺ん家に泊まりに来い!」
http://www.ssnote.net/archives/20744
エレアニ 文化祭~夏の贈り物~
↑こちらの続きになります↑
ライナーとクリスタのお話です!
良かったらお付き合いお願いします。
SSを読者の皆様に気持ちよく読んで貰うために、作品が終了するまでコメントを制限させて頂きます。
コメントを貰えると本当に嬉しいです
しかし、途中で貰ったコメントを非表示にするのは心が痛みます。
ですので、作品が終了するまではこちらにコメントを頂けると嬉しいです!
http://www.ssnote.net/groups/347/archives/5
作品の感想
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- 2 : 2014/09/01(月) 11:11:55 :
- 俺とクリスタは俺の家に行く前に、一先ずクリスタの家に行くことにしたんだ
クリスタ「ライナーのお母さん元気にしてる?」
ライナー「ピンピンしてるぞ」
クリスタ「ふふふっ!ライナーのお母さん優しいよね!」
ライナー「優しいか?怒ると面倒臭いぞ?」
クリスタ「見た目が優しそうだよ!あ……急に泊まるって良いのかな?」
ライナー「気にしなくて良いって!ベルトルトもアニも昔は突然泊まりに来てたしな」
クリスタ「本当に仲良しだよね」クス
ライナー「俺の弟と妹みたいな奴等だからな(可愛い……結婚したい)」
クリスタ「ライナーは本当にお兄ちゃん的な存在だもんね」
ライナー「ユミルは親父って言ってくるけどな」
クリスタ「また言ってたの!?今度怒っておくね!」
ライナー「(あいつはクリスタに怒られるのも喜んでる気がするけどな)」
そんな話をしながらクリスタの家を目指して歩いてる
風がかなり強くなってきて、雨も本降りになってきてしまった。
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- 3 : 2014/09/01(月) 11:12:35 :
- クリスタ「雨が強くなってきちゃったね」
ライナー「そうだな、風邪引かないように気を付けろよ?」
クリスタ「それはライナーもだよ」ガサガサ
ライナー「何してるんだ?」
クリスタ「折り畳み傘だよ!一緒に使おうよ!」
ライナー「お、おう!(相合い傘だ!2回目の相合い傘だ!!)」
男ライナーが夢にまで見た2回目の相合い傘だ
しかし、その傘はクリスタにはちょうど良い大きさだが……
ライナー「(小さいな)」
クリスタ「ライナーも入って!ほら!」スッ
ライナー「俺が持つよ!」
クリスタ「甘えちゃおうかな!」
ライナー「甘えるもなにもな、相合い傘で傘を持つのは男の仕事だろ」
クリスタ「あ、相合い傘……///」
ライナー「ん?」
クリスタ「(忘れてた……これ相合い傘だよね///)」
言われて気付く少し天然なクリスタを見ていたライナーは……
ライナー「(結婚したい、結婚する)」
本気で幸せだと思っている。
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- 4 : 2014/09/01(月) 11:13:02 :
- ライナー「傘可愛いな」
クリスタ「えへへ!お父さんに買って貰ったんだ」
ライナー「そう言えば遊びに行ったらしいな、何処に連れていって貰えたんだ?」
クリスタ「お父さんの運転でね、遠くに遊びに行ったの!高速も乗ったんだよ!」
ライナー「高速使うって事はかなり遠くだな」
クリスタ「楽しかったな~!お父さんね、久し振りの高速で汗だくになって運転してたんだよ!」
ライナー「おいおい、大丈夫だったのかよ?」
クリスタ「私とお母さんはハラハラしてたよ?」クス
クリスタ「お父さんが途中で、集中してるんだ!邪魔をするな!って言ってきたけどね」クスクス
ライナー「クリスタって絶叫マシーンとか好きなのか?確か苦手だったよな?」
クリスタ「お母さんにしがみついてたよ!お母さんも私の服握ってたけどね!」
ライナー「怖かったんだな、はははっ!」
クリスタ「普通に怖かったよ!でも、久し振りに遊べて楽しかったなぁ」
ライナー「良かったな、クリスタは笑って……ん?」
クリスタ「どうしたの?」
ライナー「(笑ってなくても………可愛いからな)」
クリスタ「?」
ライナー「ふっ」
クリスタ「ライナー?なに笑ってるの?」
ライナー「クリスタは可愛いなぁ」ナデナデ
クリスタ「可愛くないよ!ユミルは私何かより可愛いんだよ!」
ライナー「ユミルか?何かあったのか?」
クリスタ「ふふふっ!」
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- 5 : 2014/09/01(月) 12:45:23 :
- クリスタ「ユミルね、アニに嫉妬して髪型を変えたりしてたんだよ」
ライナー「何でアニに嫉妬するんだ?」
クリスタ「ベルトルトの家に遊びに行った時にね、部屋を探索したんだって」
ライナー「それで?」
クリスタ「アニとベルトルトが二人で写ってる写真が出てきたんだって!」
クリスタ「保育園の時の写真だけどね、それをユミルが見て嫉妬したの!」
クリスタ「それでね、アニの髪型を真似たりもしてるんだよ!」
ライナー「あいつも乙女なんだな(今日のクリスタ……テンション高いな)」
ライナー「そういや、ユミルの奴」
クリスタ「ユミルがどうかしたの?」
ライナー「昼飯の時に手作りのクッキーとか持ってきてるよな……俺にはくれないけど」
クリスタ「ベルトルトに食べてもらうって言ってたよ」クスクス
ライナー「仲良いよな!ベルトルトはユミルのペットみたいに見えるけどな」
クリスタ「あ~酷い!でも、分かるかも」クス
ライナー「だろ?大きな犬だな!」
クリスタ「大きな犬さん!あれ、ライナー?」
ライナー「ん?」
クリスタ「濡れてない?私は大丈夫だけど」
ライナー「ぜんぜん大丈夫だぞ?(肩が濡れてるのは男だからだ)」
クリスタ「本当に?」
ライナー「本当だぞ?」
クリスタ「ん~?心配だからもう少し近付くね!」ヨリソウ
ライナー「へ、へい///」
クリスタ「ほら!ライナーも近付いてよ」
ライナー「失礼します///」
雨は嫌いだが、今日は雨が好きな気がする
少し近付き過ぎたかもしれない、クリスタの髪の匂いがする
ライナー「(結婚したい)」
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- 6 : 2014/09/01(月) 12:46:12 :
- 大雨の中を歩き、何とかクリスタの家にたどり着いたんだ。
家の中に入らせて貰えるだけで嬉しい俺は純粋なのだろうか?
クリスタ「準備してくるね!ライナーは、ゆっくりしててね」
ライナー「1人で大丈夫か?俺も手伝うぞ?」
クリスタ「大丈夫だよ!お客様はゆっくりしててね!」
ライナー「いや……でもなぁ、何か心配なんだよな」
クリスタ「むぅ、大丈夫だもん!ライナーはジュースでも飲んでてよね!」
そう言って冷蔵庫からコーラを出して渡してくれた
クリスタは渡した後に自分の部屋に行ってしまう
少しだけ寂しい
しかし、コーラを飲みながら待つことにしようと思う
肩も乾かさないと気付かれるから、鞄の中に入れっぱなしにしたタオルで拭くことにしよう
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- 7 : 2014/09/01(月) 23:47:35 :
- ライナー「(肩が冷てぇな……クリスタは大丈夫だったのか?)」
タオルで肩を拭いてる時にクリスタの心配をしてしまう
自分も風邪を引くかもしれないが、他人の事を心配してしまうのは彼の長所である
ライナー「…」
ライナー「何か落ち着かない」ソワソワ
前にクリスタの家に来た時は、クリスタのお母さんが居たが
今は俺とクリスタの2人だけしか居ないんだ……
ライナー「俺、こんなに幸せで良いのかな?」
クリスタ「何が幸せなの?」
ライナー「うおぁ!?」
クリスタ「ふぇぇ!?」
ライナー「び、ビックリした……いつの間に?」
クリスタ「今、戻ってきたの!ほら、私の必要な物!」
ライナー「ずいぶん早かったな、忘れ物とかないか?」
クリスタ「え~とね、着替えに…ハブラシでしょ?タオルも持ってきたし」
クリスタ「うん!忘れ物はないであります!」
ライナー「うむ!では俺の家を目指して旅に出るぞ!」
クリスタ「はっ!」ビシッ
ライナー「ふっ……うははは!」
クリスタ「私とライナーは絶対にこういう遊びするよね」クスクス
ライナー「何でだろうな?何かガキの頃を思い出すわ」
クリスタ「私も何だよね!」
ライナー「水族館に行った時を思い出したよ」
クリスタ「お父さん!」
ライナー「クーちゃんな!」
クリスタ「えへへ、あの時は本当にありがとね?」
ライナー「へへ!おう!」
楽しんで貰えたら嬉しいよな
クリスタは笑ってる時の顔が1番だぜ
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- 8 : 2014/09/01(月) 23:48:10 :
- クリスタ「そろそろ行こうか?」
ライナー「そうだな、雨も凄いことになってきてるしな」
さっきよりも凄い雨と風で外は見るからに危なそうだった
ライナー「そうだな……よし!行くか!」
クリスタ「ライナーの家にお邪魔させて貰います!!」
大雨の中を傘を指して歩き出したんだ
さっきより大きな傘を準備してもらったのだが……
はっきり言ってしまえば傘は使っても意味がないぐらいの雨だ
ビュオーーーーーーーーーー!!!!!
ライナー「く、クリスタ?大丈夫か!?」
クリスタ「何とか……大丈夫だよ!」
ライナー「…」グイ
クリスタ「ライナー!?」
ライナー「俺から離れるなよ?///」
少し照れ臭かったが、クリスタが心配だったから抱き寄せてしまった
これはクリスタが風で吹き飛ばされない為の……これは、言い訳である。
ライナー「(クリスタ可愛いな)」
クリスタ「照れちゃうよ///」
ライナー「俺もだよ」ボソ
クリスタ「え?何か言った?」
ライナー「もう少しだから頑張るぞ!大丈夫か?」
クリスタ「え?うん!平気だよ!」
エレンとアニを馬鹿にしていたが、いざ付き合うと、2人みたいに協力してみたいと思うんだ
そして、男だからか?台風から守ってやる!という意思が俺の中で生まれてきてる。
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- 9 : 2014/09/01(月) 23:49:09 :
- 何とか俺の家についた時はお互いびしょ濡れだったんだ。
ビュオーーーーー!!
ライナー「ふぅ……何とか助かったな」
クリスタ「お風呂に入ったみたいだね!」
ライナー「本当に早く風呂に入らないと風邪引くよな……よし!クリスタあがってくれよ」
ガチャ
ライナー「母ちゃん!ちょっと来てくれよ!」
クリスタ「(うわ~!久し振り……むしろ私のこと覚えてくれてるのかな?)」ドキドキ
クリスタ「(急に泊まるって言って許してくれるかな……うわぁ、びしょ濡れ姿でご挨拶って……私の馬鹿!)」
バタバタ!!
ガチャ!!
ライナー母「こんな台風の中どこで遊んでたの?怪我はない?」
ライナー「怪我はないけど……あ!今日その……」
ライナー母「クリスタちゃん!?何で!?びしょ濡れじゃないの!!」
クリスタ「えっ!えっと!その!!」アタフタ
ライナー「今日、クリスタを家に泊めても良いでしょうか?」
ライナー母「はぁ?」
クリスタ「と、突然ですみません!!本当にすみません!!!」
ライナー母「取り合えず……クリスタちゃん?着替えは持ってる?」
クリスタ「は、はい!持ってきてます!」
ライナー母「お風呂入りなさい?風邪引いちゃうから」
クリスタ「でも、ライナーも……風邪引いちゃう」
ライナー「俺は大丈夫だぞ?」
ライナー母「ほら!あんたは自分の部屋で何とかしてな!」グイ
ライナー「分かってるよ!」
ライナー母「後でしっかり説明してもらうからね?」ボソ
ライナー「うっす(付き合ってる事を説明……恥ずかしいな)」
クリスタ「(どうしよう!凄く困ってるよね)」アセアセ
ライナー母「頭とか痛くない?喉は大丈夫かな?」
クリスタ「大丈夫です……その…急に本当にごめんなさい!」
ライナー母「大丈夫だよ?ほら!びしょ濡れじゃ体調崩すから!」
その後、私はライナーのお母さんにお風呂場に連れていって貰えました
ライナーに似ていて優しい人で少し安心することが出来ました。
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- 10 : 2014/09/01(月) 23:50:04 :
- クリスタがお風呂に入ってる時に…
ライナー母「説明しなさい」
ライナー「あ~何て言うか……その…」
ライナーは自分の部屋でお母さんとお話中でした
ライナー「クリスタの両親が仕事で今日は家に帰れないらしいんだよ」
ライナー母「…」
ライナー「それで、クリスタが台風を怖がってて……俺に泊まりに来てくれって頼まれて……」
ライナー母「…」
ライナー「流石にマズイと思ったから俺の家に泊めようかと……はい」
ライナー母「確かにね、ご両親の許可を貰わないでクリスタちゃんの家に泊まらなかったのは正しい選択だわ」
ライナー「…」
ライナー母「でもね?女の子のご両親が知らないで男の家に泊まるのもマズイ事なんだよ?」
ライナー「悪い……です…」
ライナー母「ところで………やっぱりクリスタちゃん可愛いわね」
ライナー「可愛いに決まってるだろ」
ライナー母「どういう関係なの?」
ライナー「ど、どういう関係って……何て言えば良いのか///」
ライナー母「何を照れてるのさ?教えてくれないなら別に良いけどさ」
ライナー「(教えて良いのか……クリスタは教えても大丈夫………かな?)」
ライナー母「もう、クリスタちゃんお風呂出ると思うから……早く入りなさい」
ライナー母「風邪引いちゃうから」
ライナー「分かった、分かった……そのさ…あんがと」
ライナー母「昔はアニちゃんも急に泊まりに来たもんね……まぁ、良いよ」
少しだけ呆れた顔で俺の方を見ていたが、もしも付き合ってると言ったら驚くのだろうか?
その後、クリスタが出るまで理性を殺して部屋で漫画を読んでいた。
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- 11 : 2014/09/02(火) 10:41:09 :
- 漫画を読むこと数十分後…
トントン
ライナー「入っても大丈夫だぞ?」
クリスタ「お邪魔しま~す」ガチャ
ライナー「おぉ!?」
クリスタ「な、何?何か変かな?」
ライナー「いやいや!何も変じゃない!(風呂上がり……色っぽい!)」
クリスタ「良かった!変だと思われたかと思ってビックリしちゃった」
ライナー「変な訳がないだろ?」ナデナデ
クリスタ「えへへ、ライナーに頭撫でられるの好きなんだよね」
ライナー「いつでも撫でてやるからな(なにそれ、結婚したい)」
クリスタ「うん!ありがとう!!」
ライナー「よし!俺も風呂入ってくるよ(この笑顔を守りたい)」
クリスタ「私は……下で待ってた方が良いかな?」
ライナー「気まずいだろ?俺の部屋で漫画でも読んでても良いぞ?」
ライナー「テレビでも良いしよ……パソコン使ってくれても構わないからよ」
クリスタ「気まずくなんかないけど……ないけど」
ライナー「無理しなくて良いって!ゆっくり休んでろよ」
クリスタ「う、うん!」
ライナー「んじゃ、後でな!」
バタン
クリスタ「…」
ライナーの部屋で1人何をしようか悩んでるクリスタ…
クリスタ「ライナーの部屋に入るのは2回目かな」
クリスタ「(でも前は皆もいたし……誕生日を祝うために皆で来たわけであって)」
クリスタ「何か1人だと恥ずかしいね///」
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- 12 : 2014/09/02(火) 10:41:42 :
- クリスタ「ライナーの部屋って思ってた以上に整頓されてるんだね」
クリスタ「(ユミルの部屋の方が散らかってるかも)」クス
クリスタ「ん~何してようかな、大人しく漫画でも読まさせて貰おうかな」
目に入った漫画を手に取り読んでみる
男子だからか?自分の家よりも多くある漫画の数に驚いてしまう
クリスタ「男の子って闘う漫画が好きだよね」クス
クリスタ「進撃の巨人も最後はどうなっちゃうんだろうな」ペラ
ライナーが戻ってくるまで、1人で漫画を読んでいたけれど
少しだけ寂しくなってきてしまったので……
クリスタ「…」
クリスタ「ライナーの部屋って何があるのかな」
少しだけ、少しだけ部屋の中を探索……探検しようとクリスタは思った
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- 13 : 2014/09/02(火) 10:46:24 :
- クリスタ「中学校の頃のアルバムだ!見てもいいかな」
クリスタ「…」
クリスタ「見ちゃお!」ペラ
部屋の中に何があるのかを見ていたら、中学校の卒業アルバムが出てきてたので……
クリスタ「あっ!アニだ!!」
クリスタ「何か雰囲気が今と違う……凄い詰まんなそうにしてる」
クリスタ「ライナーもベルトルトも中学校の頃から大きかったんだね」
クリスタ「私も背が伸びたら嬉しいのにな」
ライナー「何で背が伸びると嬉しいんだ?」
クリスタ「あわわわ!!」
ライナー「だ、大丈夫か?そんなに慌てなくても大丈夫だぞ?」
クリスタ「ごめんなさい!卒業アルバム勝手に見ちゃった」
ライナー「ん?別に良いぞ?(ちょっと恥ずかしいが)」
クリスタ「良かった……勝手に見ちゃダメだと思ったけど見たくなっちゃったんだ」
ライナー「そういうのって絶対にあるよな」ハハハ
クリスタ「たまに気になるよね!!あ……ライナーがお風呂から出たからさ」
ライナー「?」
クリスタ「ライナーのお母さんに謝りに行きたい……急で迷惑だと思うし」
ライナー「ん~」ポリポリ
ライナー「そうだな、しっかり言ってくるか」
クリスタ「うん!」
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- 14 : 2014/09/02(火) 10:47:03 :
- 2人で謝りに行こうと、1階で晩ご飯の準備をしている母の所に向かった
クリスタ「(何て謝ろうかな……嫌われたりしてないかな)」
ライナー「(う~ん、何て言えば機嫌が良くなるか)」
クリスタ「…」
ライナー「…」
ガチャ
1階に降りると料理をしているライナーの母の姿が……
ライナー「なんじゃこりゃあ?」
クリスタ「凄い……美味しそう」
ライナー母「なんじゃこりゃあ?って晩ご飯に決まってるじゃない」
ライナー「今日はクリスマスでも誰かの誕生日でもないぞ?」
ライナー母「いつもの料理でしょうに(クリスタちゃん、お願いだから馬鹿息子と結婚して!)」
ライナー母「(その前に付き合って!本当に付き合って欲しい!)」
クリスタ「あの~」
ライナー母「何々?何か嫌いな食べ物あったかな!?」
クリスタ「いえ!嫌いな食べ物は大丈夫なんですけど」
ライナー母「?」
クリスタ「突然家に押し掛けてしまって本当にごめんなさい!」
クリスタ「小さい時から雷とかが大嫌いで……1人で居るのが怖かったんです!!」
ライナー母「うん、別に大丈夫だよ?(可愛い)」
クリスタ「……」
ライナー母「大丈夫!馬鹿息子が何か変なことしないように見張っておくから!」
クリスタ「え?変なこと?」
ライナー「あのなぁ」
クリスタ「変なことって?」
ライナー母「クリスタちゃんが寝てる間は私が守ってあげるからね」
クリスタ「ライナーが守ってくれるよね?雷から!」
ライナー「任せとけよ(親の前だと何か照れ臭いな)」
ライナー母「え?2人はどんな関係なの?まさか……付き合ってる訳………ないよね!」ハハハ
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- 15 : 2014/09/02(火) 16:39:49 :
- クリスタ「え?ライナー教えてないの?」
ライナー「あ~、まだ言ってないですね」
ライナー母「え?もしかして……もしかすると?」
クリスタ「ライナーとお付き合いさせて貰ってるクリスタ・レンズです!」
クリスタ「宜しくお願いします!!」
ライナー母「…」パクパク
その言葉を聞いたライナーのお母さんは、金魚のように口をパクパクしてから
ライナー母「嘘でしょ!!!!!」
台風の風の音を下記消すほどの大声をあげてしまったのだった。
―――
――
―
ライナー母「何で教えてくれなかったの?」
ライナー「恥ずかしくて言えるかよ」
ライナー母「お人形さんみたいな……可愛い女の子と……」ジワァ
クリスタ「お母さん!?何で泣いてるんですか!」
ライナー母「だって、女の子と付き合えるような男じゃないし」
ライナー母「ぶっちゃけ言うと、彼女なんて一生家に連れてくる事もないと……友達ぐらいだと思ってたからねぇ」
ライナー「(自分の息子を何だと思ってやがる………軽く傷付いたぞ)」
クリスタ「そんな事ありませんよ!」
ライナー「クリスタ?」
クリスタ「誰にでも優しいし!困ってる人がクラスに居ると誰よりも早く助けてるんですよ!!」
クリスタ「ライナーは本当に優しくて格好いいです!私はライナーが大好きだもん!!」
ライナー「お、おいおい?クリスタ?///」
クリスタ「ライナーの悪口は言ってほしくないんです!我が儘でごめんなさい!!」
ライナー「……///」
ライナー母「あんた、クリスタちゃん泣かしたら親子の縁を切るから」
ライナー母「あと結婚して?お願いだから」ボソボソ
ライナー「が、頑張って結婚するに決まってるだろ」ボソボソ
クリスタ「何の話してるの?」
ライナー「え、いやぁ~その……えっとだな」
ライナー母「この馬鹿息子を宜しくお願いします」ペコリ
クリスタ「え?えっと!私の方こそ宜しくお願いします!!色々と迷惑かけてしまうと思いますけど!!」
ライナー母「(可愛い……私が結婚したい)」
ライナー「………疲れる」
母親のテンションの高さに疲れを感じた息子であった。
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- 16 : 2014/09/03(水) 00:48:44 :
- その後、クリスタは晩ご飯までライナーの部屋で遊ぶことにした
ライナー「(晩飯に力入れすぎ何だよ…いつもなら親父が帰ってくるの待ってる時間帯だろ)」
クリスタ「ライナーのお母さん料理上手だね!私はあの唐揚げ食べたいな」
ライナー「食ってやってくれ、めちゃくちゃ気合い入ってるからよ」
クリスタ「ふふふっ!食べ過ぎてライナーの分がなくなるかもよ?」
ライナー「それは大変だな!クリスタより早く食べないとな」
クリスタ「ライナーとサシャが大食い勝負したら……ライナー勝てるよね!」
ライナー「当たり前だろ?(絶対に無理だ)」
クリスタ「じゃあさ!こんど駅前に出来たラーメン屋に行こうよ」
ライナー「駅前の?確かに美味いって有名だよな」
クリスタ「大盛に出来るらしいよ!今度、食べに行こうよ!」
ライナー「良いぞ?俺も食べてみたいしな(本当は2人で行きたいが、これは皆で行こうって意味だな)」
そう自分に思い込ませることで、自分へのダメージを少なくした
何で?
せっかく付き合ったんだから2人で遊びに行きたいに決まってるからだよ
ライナー「(まぁ、この笑顔で満足だけどな)」
クリスタ「ライナー!ピクミンやろうよ!!」
ライナー「もちろんだ!新しくデータ作ろうぜ!」
晩ご飯は遅くて大丈夫です
俺はクリスタと一緒に遊んでますから
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- 17 : 2014/09/03(水) 00:49:09 :
- クリスタ「あそこの部品は……どうやって回収するの?」ピコピコ
ライナー「あれは青ピクミンで池から出すのが最初の使命だな」
ライナー「池の外に出してから赤ピクミンに交代させたら大丈夫だ!」
クリスタ「何で赤ピクミンに変えるの?」ピコピコ
ライナー「外には火を吹く敵がいるからな……それでだな」
クリスタ「火を吹く敵かぁ、なら青ピクミンじゃ死んじゃうもんね」ピコピコ
ライナー「そう言うことだな」
クリスタ「ライナーって色々と覚えてるのが凄いよね!」
ライナー「そうか?」
クリスタ「物知りだもん!格好いいよ!!」
ライナー「(ピクミンは何度もプレイしたからな……何時間やったんだろうな)」
ゲームキューブで盛り上がってる俺達は子供かもしれないな
けどな?
楽しければ何でもOKだと思うね
今の俺は最高に幸せな気分だ
その後、ピクミンで盛り上がってる最中にある事を思い出した
ライナー「あれ?そう言えば金魚の水槽が大きくなってたよな」
クリスタ「うん!お小遣いで買ったんだ!」
ライナー「おぉ~小さい水族館だと思ってたよ」
クリスタ「でしょ!砂とか石も見つけるのに苦労したんだよ!」
ライナー「そこは買わなかったのか……凄い大変だったろ?」
クリスタ「う~ん、楽しかったよ?お父さんも手伝ってくれたしね」
ライナー「親父さんも楽しんでるんだな」ハハハ
クリスタ「私よりも張り切ってたよ!あ……ライナー?」
ライナー「ん?」
クリスタ「クワガタ………逃がしてあげたんだ…ごめんね?」
ライナー「言われてみたら……良かったのか?逃がしちゃってもよ?」
クリスタ「お父さんがね?男の子だから女の子がいる山に帰してやれ!!」
ライナー「…」
クリスタ「って言うからね……ちょっと寂しかったけど、逃がしてきてあげたんだ」
ライナー「確かに……逃がして正解かもしれんな」
クリスタ「また来年の夏にライナーが見付けてくれるもんね!」
ライナー「おう、俺が見付けてやるよ!安心してくれ!」
つまり来年の夏までに、俺はクワガタの捕まえ方をマスターしておかないとな
少年時代を思い出して頑張ろうと思うんだ
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- 18 : 2014/09/03(水) 16:54:15 :
- その後すぐに……
ライナー父「今帰ったぞ!悪いけどバケツ持ってきてくれよ!!」
下から親父の大声が聞こえてきた…
台風の中を仕事してきたからだろう
服がびしょ濡れで家の中に足を踏み入れたら最後……
我が家の巨人(母)に駆逐されるからバケツが必要なのであろう
クリスタ「ライナーのお父さんだよ!挨拶してくるね!!」ダッ
ライナー「ちょっ!待て待て!」
勢いよく部屋を飛び出すクリスタを止めようとしたが
クリスタは早く挨拶がしたかったから、ライナーの言葉を無視して行ってしまった。
ライナー父「お~い!誰かバケツ持ってきてくれよ」
ドタバタドタバタ!!
ライナー父「今日は珍しくライナーが持ってくるのか?」
ライナー「おう!バケツ持ってきてれよ!」
クリスタ「はい!今すぐに持ってきますね!」
ライナー父「…」
クリスタ「お仕事お疲れ様です!ちょっと待っててくださいね!」
バケツの場所が分からないので、ライナーの母を呼びに行こうとした
もちろん、ライナーの母も帰ってきたのを知っているので、バケツは手に持っていた。
ライナー母「部屋で遊んでて良かったのに」
クリスタ「挨拶したかったので!」
ライナー母「しっかりしてる子ね」
ライナー父「何で、クリスタちゃんが?」
ライナー母「今日は泊まってくの、家に誰も居ないんだって」
クリスタ「突然でごめんなさい!本当にごめんなさい!」
ライナー父「いやいや、全然問題ないよ!どんどん泊まっていってくれよ」
ライナー父「ついでに息子の彼女にでもなってくれよ………なんちゃって」ハハハ
クリスタ「えっと…///」
ライナー父「冗談!冗談だから本気にしないでくれ」ハハハ
クリスタ「ライナーとお付き合いさせて貰ってるクリスタ・レンズです!宜しくお願いします!!」
ライナー父「は?」
ライナー母「ビックリでしょ?」
ライナー父「嘘だろぉ!!!!!」
本日二度目の大声がライナー家に響いた
その姿を上から見ていたライナーは…
ライナー「ちくしょう……照れ臭くて死ぬ///」
こう思っていた。
-
- 19 : 2014/09/03(水) 16:54:56 :
- ライナー「……お帰り」
小さな声で父親に話し掛ける、そしたら思っていた通りの反応に苦笑いしてしまった
ライナー父「お前な!こんな可愛い女の子と付き合いやがって!」グリグリ
ライナー「いっで!親父!!」
頭を掴まれグリグリさせられる
自分よりも図体が大きく、力持ちの父親の攻撃にライナーは手も足も出なかった
クリスタ「うわぁ、ライナー大丈夫かな!?」
ライナー母「簡単には死なないから大丈夫だよ」
クリスタ「愛情表現……なのかな?」
ライナー母「男の愛情表現って色々あるからね~」
クリスタ「(私の家とは真逆な感じだね)」クス
ハナセ!アツクルシイ!!
フクハビショヌレダ!アツイワケガナカロウ!!
イイカゲンニシテクレ!!!
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- 20 : 2014/09/03(水) 16:55:24 :
- 父親が帰ってきたから、晩飯を食べることになった
ライナー父「なんじゃこりぁ……お前な…今日はクリスマスでも誰かの誕生日でもないんだぞ?」
ライナー「(クリスマス以上の料理だな)」
ライナー母「な、なに言ってるの?いつものメニューじゃない!」
ライナー父「クリスタちゃん、うるさい家でゴメンな?」
ライナー母「うるさいって!私が悪いわけじゃない!」
ライナー父「お前が毎回うるさくしてるよ」
ライナー母「何ですって!?」
クリスタ「え?え?」
ライナー「クリスタ、無視して良いからな」
クリスタ「止めなくても大丈夫なの!?」
ライナー「走り出したら……誰にも止められない」
クリスタ「オームじゃないよ!?」
外から凄い雨と風の音がするが、家の中も負けない音で賑わっている
クリスタはそんな家族の生活を見ていて、少しだけ憧れていた
そんな中、晩ご飯の料理を口にしてみると…
クリスタ「美味しいです!」
ライナー母「そう言って貰えて助かったわ」
クリスタ「こんなに美味しい料理……私も作れるようになりたいな」
ライナー母「何を言ってるの!どんどん食べて味を覚えてね!!」
クリスタ「はい!今日は太っても気にしません!」
ライナー母「ちょっとは太りなさい?痩せすぎだよ」
クリスタ「プニプニって友達に触られますよ」
ライナー「(ユミルの野郎……ユミルの野郎!!)」
クリスタと仲の良いユミルしか知らない情報である
ライナーはユミルがその発言の犯人だと一瞬で理解することが出来た。
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- 21 : 2014/09/03(水) 19:07:08 :
- 晩ご飯を食べてる最中…
ライナー父「飯おかわり貰っても良いか?」
ライナー母「誰もダメなんて言ってないでしょ?」
ライナー父「んじゃ頼むわ」スッ
ライナー母「自分で食べれる分を装ってきなよ」
ライナー父「俺は汗水流して働いてきたのによ」
ライナー母「台風で仕事も糞もないでしょうに」
クリスタ「私が装ってきます!」
ライナー「んぐっ!げほっ!!」
ライナー父「ぶはははっ!こりゃあ息子には勿体ないわ」
ライナー母「本当にそれね」
クリスタ「ちょっと、ライナー大丈夫!?」サスサス
ライナー「んぐっ……だ、大丈夫だ!」
クリスタ「慌てて食べるからだよ?ご飯は逃げないから、ゆっくり食べようよ」
ライナー「お、おう(クリスタに背中を撫でられた!撫でられたぁ!!)」
食事中は静かにしましょう?
この家族にそんなルールは意味がなかった
ライナー父「そう言えばよ」
ライナー「?」
ライナー父「同じ仕事場の奴が結婚すんだよ」
ライナー母「へぇ~」
ライナー父「結婚式に招待されたんだけどよ、来週の土曜日は大丈夫か?」
ライナー母「大丈夫でしょ?」
ライナー「土曜日なら別に良いけど?」
クリスタ「(結婚式かぁ……見てみたいなぁ)」
ライナー父「クリスタちゃんは?土曜日は予定とか入ってるのかな?」
クリスタ「何も予定は……ないですね?」
ライナー父「一緒に来るか?知らない、おっさんの結婚式だから詰まらないかも知れないけど」
クリスタ「い、良いのかな?」
ライナー「クリスタが大丈夫なら良いぞ?」
クリスタ「なら……見てみたいです!」
ライナー「(クリスタと結婚……結婚///)」
頭の中はウェディングドレス姿のクリスタを想像しているライナーであった…
-
- 22 : 2014/09/04(木) 13:32:18 :
- 晩ご飯を食べ終わり、食器を洗おうとするライナーの母親を見たクリスタは…
クリスタ「手伝います!」
何かをしないとダメだと思ったらしく、洗い物を手伝うと言い出した
ライナー母「お客様はゆっくりしてなさい?」
クリスタ「で、でも!」
ライナー母「気を使わなくて良いから!」
クリスタ「…」
ライナー「よし!一緒に宿題やろう?クリスタと2人で宿題やれば早く終わるしな」
クリスタ「………うん」
クリスタは常に誰かの役に立とうとする
別に悪いことではない、けれど本当の自分を見しても嫌いになる人はいない
ライナー「(何とかしてやりたいんだけどな)」
クリスタ「(迷惑だったのかな)」
ライナー「別に俺の親はクリスタの事を嫌いに何かならないぞ?」
クリスタ「え?」
ライナー「俺の親は……ほら!何て言うかよ………とにかく!」
ライナー「クリスタを嫌いにならないし!迷惑とか思ってないからな?」
クリスタ「私……誰かに嫌われたりするのが怖いんだよね」
ライナー「ふぅ……とにかく俺の部屋で話しよう!な?」
クリスタ「うん、ありがとね」
-
- 23 : 2014/09/04(木) 13:32:43 :
- ガチャ
ライナー「暑いよな、クーラーつけるな」ピッ
クリスタ「…」
ライナー「んじゃ、クリスタの悩み事を教えてくれよ」
外から風の音がする、雨の音がする…
2人の会話を下記消すように大きな音がするんだ…
クリスタ「ユミルにね?自分のやりたい事をやるべきだって言われたんだ」
ライナー「…」
クリスタ「我が儘でも嫌いに何かならないって……でも…」
ライナー「本当にクリスタは」ナデナデ
クリスタ「?」
ライナー「誰がクリスタを嫌うって?」
ライナー「エレンやアニやユミル達がお前を嫌いだなんて言ったことがあるか?俺は1度も聞いたことがないぞ?」
クリスタ「…」
ライナー「それになぁ、我が儘とか言っても良いんだぞ?」
ライナー「俺はクリスタが望むことは出来るだけ……いやいや!絶対にしてやるからよ!」
クリスタ「ライナーって私より人の為に頑張るよね」クス
ライナー「そんなことは……ないと思うけどな?」
クリスタ「そんなことあるよ」クスクス
ライナー「(笑ってる……女神が…結婚したい)」
クリスタ「じゃあ、ライナーにお願いしちゃおうかな」
ライナー「?」
-
- 24 : 2014/09/04(木) 13:33:17 :
- クリスタがお願いした事は、アニがエレン時々して貰っていた事だった
クリスタ「ライナーの背中にもたれるね」グイ
ライナー「お、おぉ?」
クリスタ「背中大きいね」クス
ライナー「クリスタは小さいな(女神の背中が……俺の背中と…///)」
クリスタ「ライナーは大きい人が好みなの?」
ライナー「クリスタが好きだな……大好きだ」
クリスタ「…///」
ライナー「今のクリスタは顔が真っ赤になってる?///」
クリスタ「そ、そんな事ないもん///」
顔が見えないが、背中越しに会話をしてると少しだけ素直になれてしまう
普段はすぐに顔をそらしてしまう、恥ずかしくなってしまうから
けれど背中越しに話してみると、不思議と色々な話が出来る事が分かる
クリスタ「そう言えば…ライナーのお父さんって何の仕事してるの?」
ライナー「俺の親父か?鳶職だよ、だから今日の仕事は休みだよな」ハハハ
クリスタ「鳶職って凄いね!家も作れちゃう?」
ライナー「家は……どうなんだろうな」
クリスタ「ライナーのお父さんなら何でも出来そうだよね」クスクス
ライナー「(そんな風には見えないけどな)」
そんな事を考えていたら……
ゴロゴロ…ゴゴゴ…
クリスタ「…」
ライナー「雷……だな」
クリスタが苦手な雷の音が聞こえる
少しだけ音がするだけで肩をビクッとするクリスタは……
ライナー「(可愛い……今すぐ結婚したい)」
-
- 25 : 2014/09/04(木) 13:33:57 :
- ゴゴゴゴゴゴ!!
クリスタ「…」ギュウ
ライナー「クリスタ……流石に腕の肉を握るのは痛い」
クリスタ「…」ギュウ
ライナー「逆の腕を握られると……」
クリスタ「何で雷って鳴るの?」フルフル
ライナー「(何で可愛い発言するの?)」
ゴゴゴ!!ゴロゴロ!!
クリスタ「雷………嫌い…大嫌い」
ライナー「よ、よし!何か見るか!映画でも……何ならゲームでも良いぞ」
ゴロゴロ!!ゴゴゴゴゴゴ!!
クリスタ「…」ポスポス
ライナー「(み、耳に指を入れたり出したり……だと?)」
ライナー「(抱き締めたい///)」
雷が鳴ると色々な行動をするクリスタを見ていると
何だか心が癒されてしまうライナーであった…
-
- 26 : 2014/09/04(木) 13:34:33 :
- かなり怖がっているクリスタを横に、部屋の中にあったDVDを見ることにした
ライナー「何か見たい映画あるか?」
クリスタ「雷を忘れれる映画が良い」フルフル
ライナー「…」
雷を忘れれる映画?そんなものが存在するのだろうか?
取り合えず怖くなさそうな映画を見ることにしたんだ
ライナー「(やべぇな……ホラー系が多い………ベルトルトと一緒に買った奴だな)」
ライナー「(待てよ……確かエレンから借りたままのDVDがあったはず)」ガサガサ
エレンから借りてるDVDはすぐに見付ける事が出来た
その中でもクリスタが好きそうな映画をチョイスした
ライナー「魔法を見ようぜ!」
クリスタ「魔法?」
ライナー「ハリー・ポッターだよ!」
これなら怖くないし、俺も退屈しなくて良いからな
雷を怖がるクリスタは、俺のベットの上で丸まっている
ちょこんと猫のように顔を出してテレビを見ている姿は……
例えるならば、天から舞い降りた女神が布団に包まっている……
ライナー「(本当に可愛すぎるだろ)」
隣に女神がいるから落ち着かないライナーであった…
-
- 27 : 2014/09/04(木) 13:34:57 :
- ライナー「…」ドキドキ
クリスタ「うわぁ……ホウキで空飛びたいな」
映画を見ることに熱中しているクリスタは、雷を気にしなくなっている
少しだけ驚いて俺に抱き付いてくるのを期待していたが…
世の中は残酷だ、思い通りになんかならないな
クリスタ「ライナーは魔法が使えたら何したい?」
ライナー「魔法か?そうだな(何その質問?可愛すぎる)」
ライナー「俺は……あ~そうだな、ホウキで空が飛べたら学校に行く時に便利だよな!」
クリスタ「あっ!それ可愛いかも!」
ライナー「だろ?(うん、クリスタが可愛い)」
ライナー「クリスタは?魔法が使えたら何したいんだ?」
クリスタ「私はね!動物とお話してみたい!」
ライナー「…」
クリスタ「?」
ライナー「クリスタ……可愛すぎる」
クリスタ「えぇ!?」
反則だと思うんだ
瞳を輝かせて言うクリスタを見てると可愛すぎってキスしたい
そんな度胸はないから無理なのだけれども……
ライナー「(何なんだ……可愛すぎる…可愛すぎるだろ!)」
クリスタ「(可愛いって言われた……言われたよ///)」
ゴロゴロ……ゴゴゴ…ゴゴゴ…
クリスタ「…」ギュウ
ライナー「クリスタ……腕の肉を…」
クリスタ「ご、ごめんなさい!」パッ
ライナー「そんなに怖いか?」
クリスタ「だって怖いもん」
ライナー「……よし!」
クリスタ「?」
ライナー「ここに座ろう!」ポンポン
クリスタ「ダメだよ!わ、私って重いんだよ!?」
ライナー「大丈夫だって!ほら!」グイ
クリスタ「うぅ……恥ずかしくないの?///」
ライナー「何だよ、軽いぞ?」ハハハ
クリスタ「無視する!ふ~んだ!(ライナーの膝の上に座るなんて思ってもなかった///)」
ライナー「クリスタが怖がるからな(俺は何をしてるんだ!?///)」ナデナデ
-
- 28 : 2014/09/04(木) 13:35:29 :
- 映画を見てるのだが……
ライナー「俺の脛を蹴るのは……流石に痛いぞ」
クリスタ「蹴ってないもん、足をプラプラして遊んでるんだもん」
ライナー「なら俺はクリスタの頭に顎をのせて遊んでみるか」
クリスタ「重いよ……けど別に良いよ?」クス
ライナー「良い匂いする」スンスン
クリスタ「ライナーのシャンプーと同じだと思うよ?」
ライナー「なっ!!俺と同じシャンプーを使ってるのか!?」
クリスタ「だって、ライナーのお家でお風呂に入ったもん!」
クリスタ「だからシャンプー貸してもらいました!」
ライナー「そ、そうだよな!あはははっ!(俺と同じシャンプーを常日頃使ってるのかと思ったぜ)」
クリスタ「(慌ててる?何でだろ?)」
ほとんど映画を見ていない現状だが、凄く幸せだと言うことは間違いではない
クリスタは踵で俺の足の脛を蹴ってくるのだが……
ライナー「(これはカップルらしいじゃないか!?)」
ライナー「(俺もエレンに負けてないな)」
ライナーはこう思っており
クリスタ「(何かアニとエレン見たいで良いかもしれない)」クス
クリスタはこう思っていた。
-
- 29 : 2014/09/04(木) 13:36:05 :
- それから映画も終わりが近付き、ライナーは見入ってしまっていた
ライナー「(久し振りに見ると……面白いな)」
クリスタ「…」ウトウト
ライナーの膝の上に座っていたクリスタは、少しだけ睡魔に負けかけていた
―――
――
―
ゴゴゴ…ゴロゴロ……
ライナー「まだ鳴ってる……クリスタ?」
クリスタ「zzz」
ライナー「…」
クリスタ「ふぁ……zzz」
ライナー「可愛い……可愛い…結婚しよ」
クリスタ「……する…よ……zzz」
ライナー「(本当に女神だ……女神だな!!)」
眠ってしまったから、クリスタを自分のベットに寝かしてやった
汗臭くないか?って不安な気持ちがあった
本当は横で寝たいとか思っているが、今は出来そうにない
それは、俺に勇気がないからである
ライナー「その内……な?」ナデナデ
クリスタ「う~んzzz」
頭を優しく撫でてから、クーラのタイマーをセットして1階に降りていった
-
- 30 : 2014/09/04(木) 13:36:40 :
- 1階に降りると……
ライナー父「あ~宝くじ当たらないかな?」
ライナー母「そう言ってる人には当たらないと思うよ」
ライナー父「仕事増えねぇかなぁ」
ライナー母「何とか頑張ってよね」
ライナー父「俺は子供に戻りてぇな」
ガチャ
ライナー「クリスタ寝ちゃったよ」
ライナー母「そう、変なことしてないでしょうね?」
ライナー「してねぇ!」
ライナー母「オナラしなかった?大あくびとか……他には…」
ライナー「してねぇよ!!」
ライナー父「それにしてもなぁ」
ライナー「?」
ライナー父「信じらないよな、クリスタちゃんと付き合ってる何てよ」
ライナー母「腰が抜けるかと思ったわ」
ライナー「…」
両親に言われた言葉は俺の心をズタズタにしている
確かに学校でも美女と野獣だと陰口を言われている……
ライナー「(こんちくしょく)」
ライナー母「仲良くするんだよ?それから結婚してよ?」
ライナー父「あんな可愛い子に好かれるなんてな……俺なんか…」
ライナーの父親は自分の嫁の方を見てガッカリした顔を見せる
その顔を見たライナーの母親は鬼のような形相を見せる
彼らなりに息子を祝福していたようだ…
-
- 31 : 2014/09/04(木) 13:37:05 :
- ライナー「そう言えば……クリスタは俺の部屋で寝てるんだよな」
ライナー母「じゃあ、今日は下で寝なさい」
ライナー「そうだな、布団って……何処にあったけ?」
ライナー母「私が持ってきてあげるから良いよ」
ライナー「いいって!場所だけ教えてくれよ」
ライナー母「うるさいよ?反抗期は終わったでしょ?大人しく待ってなさい」
ライナー「うぐっ、分かったよ……お願いしますよ」
ライナー父「それが1番平和に過ごす道だ」
無駄な争いは避けるのが良い
ライナーの母親は強い、ライナー家の頂点に立っている人である
ビュオオオオオーーー
ライナー父「風が強いな……まだ台風は通り過ぎてないな」
ライナー「まぁ……だいぶ落ち着いたよな」
ライナー父「明日は晴れるだろうな……風は強いままだけどな」
ライナー「明日さ、クリスタの家まで車出してくれないか?」
ライナー父「明日は朝一で仕事があるからな……母ちゃんに頼んでみろ」
ライナー「そうするよ」
ライナー母「任せてちょうだい」ボン
ライナー「おぉ?」
ライナー母「布団ね、それから明日は私が車出してあげるから安心して良いよ」
ライナー「そっか、助かるよ……あんがと」
ライナー父母「(お前が家まで送ってけよ……と思うが…心配なんだろうな)」
台風が通り過ぎた後も安全ではない、ライナーはそこが気掛かりなのだろう
-
- 32 : 2014/09/04(木) 13:38:14 :
- 外は強い風が吹き荒れている…
夏の思い出を風が消していくように
クリスタ「ん……んぁ」
クリスタ「…」
そんな中を眠っていたクリスタは目を覚ます
そして、ライナーが側にいない事に気が付いた
クリスタ「ライナー?」
名前を読んでみるけれど返事はない…
すぐに気を使ってくれてたのだと悟ったが
確証はない、そう思うと不安になってしまう
クリスタ「1階……かな」
時計を見ると深夜の3時を過ぎていた
皆も眠っていると思うから静かに降りていく…
トントン…
トントン…
小さな足音がしてしまう
クリスタは静かに歩いているのだが、人が歩けば音が出てしまう
ガチャ
クリスタ「ライナー?」ボソ
小さな声で彼氏の名前を呼んでみる
返事はなかったけれど、代わりに大きな寝息が聞こえてくる
ライナー「ふがぁ」
クリスタ「ふふっ」
鍛え上げられた腹を出して寝ている少年の寝顔が、子供のように見えてしまう。
クリスタ「汗が凄いよ?」
寝ている彼氏は暑いからか?
かなりの量の汗をかいているのが見て分かる
クリスタ「…」
自分の家から持ってきておいた、小さなタオルで汗を拭く
日頃から自分を大切にしてくれる人
気の早い話をしてしまえば、結婚するなら彼が良いと思ってる
-
- 33 : 2014/09/04(木) 13:55:08 :
- クリスタ「ねぇ……ライナー?」
ライナー「ふごぁ………zzz」
クリスタ「きっとね?喧嘩とかもすると思うんだ」
ずっと、仲良く過ごすことは無理だと思うんだ
時には怒らしてしまうと思う
時には泣かされてしまうと思う…
クリスタ「私がライナーを悲しませたり……しちゃうかも」
クリスタ「それでもね?」
夢の中を旅している少年に、彼女の言葉は聞こえていない
クリスタ「ライナーが大好きだよ?」
眠ってしまってる少年は…
寝ていた事を後悔するかもしれない
クリスタ「……私は…我が儘だもん」
眠っている彼氏の唇に自分の唇を重ねてみる
本当は自分からではなく、貴方からしてほしかった
そんな事を思いながら寝てる彼氏を見つめてみる
クリスタ「次はライナーからしてよね?」
ライナー「ふがっ……zzz」
クリスタ「ふふっ!」
そのまま私はライナーのお腹を枕にして眠ってしまった。
-
- 34 : 2014/09/04(木) 13:55:28 :
- 何だ?
腹の上に何か置いてあるな……
ライナー「…」パチ
クリスタ「ん……う…んzzz」
何だ……クリスタと一緒に寝てたのか
まだ眠いから一緒に寝ような……
ん?
ライナー「何で?何で!?」ガバッ
クリスタ「あわぁ!何々!?」
ライナー「何で!?あれ?」
クリスタ「おはよう!」
ライナー「お、おはよう!あ、あれ?俺は昨日1人で寝てたよな?」
クリスタ「うん!私はライナーの部屋で寝ちゃってたんだ」
ライナー「ここは……俺の部屋じゃないぞ?」
クリスタ「…」
夜に自分がした行動を思いだし
クリスタ「……///」
ライナー「何で赤くなるんだ!?俺……もしかして…き、記憶にないが…もしかして、もしかするのか!?」
クリスタ「ら、ライナーが想像してるような事はないよ!まだ!!///」
ライナー「そ、そうだよな!(記憶にないとか……男として一生の不覚だもんな)」アセアセ
クリスタ「でも……ね?」
ライナー「?」
クリスタ「ライナーの唇は私が奪っちゃったよ///」
ライナー「俺の唇?何の事だよ?」
クリスタ「内緒!」クス
ライナー「気になって寝れないだろ?教えてくれよ?」
クリスタ「もう朝だから起きるの!寝なくて良いの!!」
私は幸せになりたいんだ
私達が結婚して、子供が生まれたら
いっぱい遊んであげるの
ライナーの仕事が休みの日は家族で遠くに遊びに行くの
たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん愛し合って生きていくんだ。
ライナー父「朝から賑やかだな」
ライナー母「高校生に戻りたいなぁ~」
ライナー父「うははっ!んじゃ……俺は仕事行ってくるよ」
ライナー母「朝ごはんは?」
ライナー父「今日も仕事は出来ないからな……後で食いに戻ってくるよ」
ライナー母「それじゃあ準備しておくよ」
朝起きたら
『おはよう』
仕事に行く時は
『行ってらっしゃい』
家に帰ってきた時は
『お帰りなさい』
夜眠る時は
『お休み』
こんな会話をすることが、家族をもった人達の幸せなのだろう。
-
- 35 : 2014/09/04(木) 13:55:55 :
- 朝ごはんを食べ終わった後は…
ライナー「もう家に誰か帰ってきてるのか?」
クリスタ「まだ帰ってきてないよ…でも大丈夫だよ!」
ライナー「大丈夫じゃないだろ?」
クリスタ「だって、ユミルが私の家に来るって言ってるんだ」
ライナー「………」
クリスタ「?」
ライナー「(ユミルには勝てないな……ベルトルトが優しすぎるんだよ)」
クリスタ「ユミルも居るけどライナーも来る!?」
ライナー「えっ……?」
クリスタ「3人で遊ぶ?トランプとかしか出来ないけどね」クス
ライナー「(ダメだ……俺も優しすぎるのかもしれない)」
ライナー「ユミルはクリスタと2人で遊びたいんだろうな、俺は次の機会で良いぞ?」
クリスタ「えぇ!ライナーも遊ぼうよ!」
無邪気な君が好きです
優しい君が好きです
ライナー「はははっ!来週の土曜日も遊べるんだ……遊びに行くわけじゃないけどな」
クリスタ「むぅ」
怒ってる君も好き
泣いてる君も好き
世界中の人間が君を邪魔だと言っても
俺は君の隣を一緒に歩いていきたい
君が疲れた時は俺の背中で羽を休めてください
-
- 36 : 2014/09/04(木) 13:56:13 :
- 楽しい時間は過ぎるのが早い…
ライナー母「忘れ物はない?」
クリスタ「大丈夫です!」
ライナー母「それじゃあ乗ってね」
クリスタ「本当にありがとうございます!」
ライナー母「任してよね」
ライナー「安全運転で頼むからな」
ライナー母「私の運転を信用してないわね?」
ライナー「どうだろうな」
私は車で家まで送って貰える事になりました
ライナーの家族はとても暖かい人達で、一緒にいると暖かい気持ちになります
車の中でも仲良く話していられて、私は将来こんな暖かい家庭に憧れます
ライナー「(ん?)」
外に見たことがある二人組の姿が…
いつもと違い、髪型がオールバックになってる男の子
いつもと同じで、お洒落な服に髪型の女の子の姿が見えた
ライナー「(アルミン?だよな……髪型が凄い事に…)」
ライナー「(きっと……絶対にヒッチにセットされたんだろうな)」
クリスタ「どうしたの?」
ライナー「い、いや……何もない」
クリスタ「?」
見なかった事にしようと思う……
ビュオオオオオーーー
ブロロロロロ………キュッ
ライナー母「大きいわね」
クリスタ「そ、そんな事ありませんよ!」
ライナー「(いやいや、大きいぞ)」
ライナー母「大きい家って良いなぁ……あ!ご両親に宜しく言っておいてね」
クリスタ「はい!」
ライナー母「それじゃあ、また土曜日にね」
ライナー「またな!」
クリスタ「はい!本当にありがとうございました!」
クリスタ「ライナーは明日も会えるね!」
ライナー「へへ!」フリフリ
ブロロロロロ
クリスタ「またね~」フリフリ
クリスタ「…」
クリスタ「楽しかったなぁ」
ユミル「本当に楽しそうで嬉しいよ」
クリスタ「ユミル!?」
ユミル「説明してもらおうか?」
クリスタ「い、いいとも……です」
私の事になると人が変わるユミルにライナーの家に泊まった事を説明した
ユミルは何もされなかったか?と聞いてくる、ライナーは何もしてないね
私がライナーに何かをしたけれど…
これは親友のユミルにも内緒です。
-
- 37 : 2014/09/04(木) 13:56:39 :
- 楽しみにしていた土曜日が来るまで
私達はいつもと変わらない学校生活を過ごしていました
ユミル「てめぇ……本当に何もしてねぇよな?」
ライナー「してないから安心しろ」
ユミル「嘘ついてんだろ?」
ライナー「おい!ベルトルト!何とかしろよ!」
ベルトルト「え?」
ライナー「え?じゃねぇよ!!」
いつもと同じ生活は面倒な事もあるけれど、幸せな事なんだよね
エレン「チーハン食べたい」
アニ「1つあげるよ」
エレン「やった!あ~ん」
アニ「……///」
アルミン「何で学校だと照れるの!?」
ヒッチ「意味不明だよね、マジで意味不明」
ミカサ「ふふっ」
ジャン「くぁ~」
マルコ「眠そうだね」
ジャン「遅くまでゲームやり過ぎた」
ミーナ「これだから最近の若者は!」
ジャン「お前は何なんだよ?」
この時間も思い出に変わってしまうのだろう
皆と過ごした日々として思い出になる
それでも消えない
一生の『宝物』になるのだと思う…
-
- 38 : 2014/09/04(木) 13:57:01 :
人は誰もが幸せになりたいと思っている
ライナー父「お前も年貢の納め時だな」
仕事場の仲間の結婚式は、見ていて気持ちが良い
ライナー母「綺麗なお嫁さんだね」
ライナー父「幸せになれよ?」
人間が幸せになりたいと願うのは自然なことである
誰もが幸せになろうと努力する
ライナー「結婚式って凄いよな」
クリスタ「うん!皆が祝福してくれてるもんね」
ライナー「俺達の中で1番先に結婚するのはエレンとアニかもな」ハハハ
クリスタ「えぇ?私達じゃないの?」
ライナー「……///」
クリスタ「あ、照れてる!顔が赤くなってるよ?」
ライナー「か、からかうなよ!」
クリスタ「ふふふっ!」
そんな話をしていたら、結婚式が始まった
結婚式を見ている人達は幸せそうな顔をしている
中には泣いてる人達もいたんだ
神父「それでは……誓いのキスを」
その言葉にクリスタは顔を赤くしながら見ていた
いつか俺達も………
―――
――
―
「おう!ライナーも来てくれたのか、ありがとな?」
ライナー「招待してもらえたら行きますよ!」
「はははっ!それもそうだよな」
ライナー「………とても素敵な結婚式でしたよ」
「お前の彼女か?あの子は?」
ライナー「……へへ、そうですよ」
「幸せを感じれる瞬間って知ってるか?」
ライナー「?」
「教えてやるよ……大好きな人と一緒にいる時だ」
「お前は幸せだろ?」
ライナー「そうだな……最高に幸せですよ」
「なら……最後に大人の俺が教えてやるよ」
ライナー「何を?」
「キスしてる時も最高に幸せだぞ?」
ライナー「……///」
その言葉を聞いたら、俺は無性に恥ずかしくなった
そんな俺をクリスタは呼んでくる
俺は、お礼と祝福の言葉を伝えてから彼女の方に歩いて行った。
-
- 39 : 2014/09/04(木) 13:57:42 :
- ライナー「どうした?」
クリスタ「何かライナーと一緒に散歩がしたくなったの」
ライナー「なら……その辺を探検しにいくか」
クリスタ「うん!」
ライナー「…」
キスしてる時も最高に幸せ………か
クリスタ「?」
ライナー「手…繋ごうぜ?」
クリスタ「えへへ!」ギュウ
小さな手を握って歩き出す
外に出ると少しだけ涼しい風が吹いていた
夏も本格的に終わりだなって思うんだ
今年の夏は終わってしまうな……
クリスタ「来年の夏も一緒に過ごそうね?」
ライナー「当たり前だろ?来年の夏だけじゃねぇぞ?」
クリスタ「じゃあ、再来年も!何十年後も何百年後も一緒に過ごそうね?」
ライナー「そのつもりだ!ずっとクリスタと一緒に過ごすよ」
その言葉を伝えてから、俺はクリスタを抱き締めていた
顔を赤くしてるクリスタを見つめていたら、俺まで恥ずかしくなってきた
けれど……
ライナー「好きだぞ?大好きだ」
そう伝えてから
教えてもらった幸せな瞬間を感じていた
俺からの初めてのキスは軽く触れるだけのキスだった
ライナー「大好きだ……もう愛してるわ」
クリスタ「わ、私だって愛してるもん!」
ライナー「結婚しよ?」
クリスタ「ふぁ!?そ、それは……するけど!今は出来ないよ!?年齢的に…///」
ライナー「はははっ!そうだよな……でも俺はクリスタと結婚して幸せになるからな……幸せにしてやる///」
クリスタ「今日はライナーに負けちゃったね」
ライナー「へへ……大好きだ」
クリスタ「さっきも聞いたよ」クス
幸せなこの瞬間に溶けてしまいたい
君と一緒に永遠に………
~来年の夏も一緒に~
――Fin――
最後まで読んでくれた皆様ありがとうございます!!
グループの方に暖かいコメントをくれた皆様もありがとうございます!!
励みになりました!!
-
- 40 : 2014/09/04(木) 15:37:04 :
- めちゃくちゃニヤニヤしちゃいました笑
このシリーズ大好きです!
次の作品も頑張ってください!
常に応援&期待してます!!
-
- 41 : 2014/09/04(木) 16:18:35 :
- アニ大好き野郎☆(ジャンも好き)さん
ニヤニヤしてもらえて本当に嬉しいです!
このシリーズを楽しんで貰えて本当に嬉しいです!これからも楽しんで貰えるように頑張っていきますね!
いつも暖かいコメントありがとうございます!!
励みになってます!!
-
- 42 : 2014/09/04(木) 17:29:53 :
- ニヤけが止まりませんでした(爆)夏の青春はいいですな(*´ω`*)
-
- 43 : 2014/09/04(木) 18:31:24 :
- アッと驚くハマフエフキさん
ライクリは中々少ないので、ニヤニヤしてもらえて本当に嬉しいです!
夏の青春は良いですね~笑
いつも暖かいコメントありがとうございます!!
-
- 44 : 2014/09/04(木) 19:52:41 :
- 素晴らしい作品に出会えました(T^T)
ブラボーーーーーーーーーーー!!!!
お疲れ様でした!!!!
最高のライクリをありがとうございました!!!!!
-
- 45 : 2014/09/04(木) 19:54:49 :
- ライクリお疲れでーす。
次はアルヒチの告白?和むエレアニ?
それとも…
『マルミナ』?((嘘っす
-
- 46 : 2014/09/04(木) 22:32:07 :
- クリスタloveさん
そう言って貰えると本当に励みになります!
ありがとうございます!!
こちらこそ喜んで貰えて嬉しいです!
名は考え中ですwさん
ありがとうございます!!
このシリーズを書くときまでお楽しみにしててください(笑)
次も楽しんで貰えるように頑張りますね♪
コメントありがとうございます!!
-
- 47 : 2014/09/04(木) 23:34:31 :
- アルヒチを本格的にくっつけて欲しい!
もっと仲のいいところを書いてください!
これからもメチャメチャ期待です!
-
- 48 : 2014/09/05(金) 00:36:02 :
- ハローハッピー! さん
アルヒチは楽しみにしててください(笑)
自分も書いてて凄く楽しい2人ですw
ありがとうございます!!期待に応えれるように頑張っていきますね!
-
- 49 : 2014/09/05(金) 21:33:02 :
- ヤヴァイわこれはもうねニヤッニヤっするね。最高ですね!
続きも期待してます
-
- 50 : 2014/09/05(金) 21:38:42 :
- 江蓮•家牙さん
ありがとうございます!!
ニヤニヤしてもらえて嬉しいです!
次も楽しんで貰えるように頑張りますね~!
-
- 51 : 2014/09/05(金) 21:45:10 :
- 続き書いて下さい
-
- 52 : 2014/09/05(金) 21:47:08 :
- 名無しさん
書きたい時に書いてるので気長にお待ちください♪内容も考えたりしたいので!
-
- 53 : 2014/09/06(土) 01:17:04 :
- 面白かった〜
-
- 54 : 2014/09/06(土) 01:17:36 :
- クリスタめっちゃかわいい!!!!
続きも期待です!
-
- 55 : 2014/09/06(土) 08:05:18 :
- やっぱ最高っすね。
-
- 56 : 2014/09/06(土) 14:26:23 :
- 乙です!!
やばい。ニヤニヤが止まらない・・・。
次作も期待です!
-
- 57 : 2014/09/06(土) 15:23:44 :
- おつカレーです(((o(*゚▽゚*)o)))
-
- 58 : 2014/09/06(土) 16:59:45 :
- めっちゃおもしかったです!
このシリーズめっちゃ好きです!
これからがんばって書いてください!
お願いします!
-
- 59 : 2014/09/06(土) 23:36:05 :
- 初コメントです!毎回見てます!いつかあなたのように素晴らしいss書けるようになりたいです! 次回も期待です!ちなみに僕もエレアニ派です!
ライナーが幸せになるのはとても嬉しいです!ヾ(*´∀`*)ノ
-
- 60 : 2014/09/07(日) 10:22:52 :
- まじでおもろすぎる
EreAniさんのssサイコー
続きに多いに期待
-
- 61 : 2014/09/07(日) 22:19:52 :
- 名無しさん
ありがとうございます!!励みになります!
名無しさん
クリスタが可愛いと思って貰えて嬉しいです!
ありがとうございます!!
死神さん
ありがとうございます!!
次も楽しんで貰えるように頑張りますね♪
名無しさん
ニヤニヤして貰えて嬉しいです!(笑)
次もニヤニヤして貰えるように頑張りますね♪
エレアニ君さん
ありがとうございます!!
嬉しいです!
あさん
楽しんで貰えて嬉しいです!
このシリーズを楽しんで貰えるように今後も頑張っていきます!
クロスケさん
初コメントありがとうございます!!
素晴らしい何て恐縮です!汗
お互い楽しく頑張っていきましょうね!
エレアニは私も大好きです♪
ライナーも幸せにしてあげたいので(笑)
名無しさん
そう言って貰えると励みになります!
本当にありがとうございます!!
皆さん暖かいコメントありがとうございます!!
とても励みになってます!
今後とも宜しくお願いします!!
-
- 62 : 2014/09/09(火) 21:48:07 :
- ホントサイコー!EreAniさんの素晴らしい作品に、敬礼っ!
-
- 63 : 2014/09/10(水) 00:15:48 :
- 死に急ぎ野郎さん
そんな風に言って貰えると嬉しいですよ!
私も皆さんの期待に応えれるように敬礼しますね(笑)
コメントありがとうございます!!
-
- 64 : 2014/09/10(水) 23:33:46 :
- http://www.ssnote.net/archives/23423
続きです♪よかったら♪
-
- 65 : 2014/09/20(土) 15:22:29 :
- >>64EreAniさん
EreAniさんの作品大好きです!
よかったらフォローしてくださいm(__)m
-
- 66 : 2014/09/20(土) 19:53:04 :
- まり♪さん
ありがとうございます!!そう言って貰えると本当に嬉しいです!!
フォローさせて貰いました!!よろしくお願いします!!
-
- 67 : 2014/10/31(金) 01:29:03 :
- ホント、こういうSSが増えてほしいです…
EreAniさんの作品はホント、大好きです!
あと
ライナー「暑いよな、クーラつけるな」ピッ
の部分がクーラーではなくクーラになってます
それからフォローさせていただきます
-
- 68 : 2014/10/31(金) 17:14:02 :
- ARIA@ツンデレ大好きさん
ライクリなどは少ないですからね…少しでも増えてくれると嬉しいです!
大好きと言って貰えて嬉しいです!励みにもなります!!
あぁ!!恥ずかしい!!
ありがとうございます!なおしておきます!
フォローもありがとうございます♪私もフォローさせてもらいました!
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- 69 : 2014/11/16(日) 20:58:40 :
- ライクリはなんかもうホンワカするよな/////
最高です、ライクリのssもっと増えてくれ!!!!!!!!!
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- 70 : 2014/11/16(日) 21:25:45 :
- 名無しさん
ホンワカしてもらえて嬉しいです♪
ライクリもっと増えて欲しいですよね…(泣)
コメントありがとうございます♪
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- 71 : 2015/01/15(木) 02:40:02 :
- もう2015年ですが・・・ライクリ好きにわたまらんねぇ〜(//-//)これは神作ですな〜 これからも頑張ってください。
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- 72 : 2015/01/16(金) 10:27:32 :
- ライクリのSS探しさん
明けましておめでとうございます♪
私もライクリが大好きなんです!!!可愛らしいクリスタと格好いいライナーのカップルは見ててホンワカします♪
神作ではありませんが、これからも頑張っていきますね!!
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エレンとアニ シリーズ
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