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空手家「押忍!王様、自分は空手家っす!」
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- 1 : 2014/08/31(日) 23:43:20 :
- ~勇者国 王宮~
王様「よく来てくれた、そなたこそ魔王を倒すべく神託によって選ばれた勇者じゃ」
勇者「押忍!王様、自分は勇者じゃなくて空手家っす!」
王様「いや、そなたは光の神の加護を受けた勇者なのじゃ」
勇者「王様、自分は神様とか宗教的な事はちょっとわからないっす」アセアセ
王様「宗教の話ではない、魔王が率いる魔物によって世界は滅亡の危機にさらされている、そなたが魔王を倒して世界を救うのじゃ」
空手家「難しい話は良くわからないっすけど、魔王をぶっとばしてくればいいんっすね!」
王様「旅の装備と路銀を用意しておるから大臣から受け取るがよいぞ」
空手家「押忍!王様、あざっす!」
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- 2 : 2014/08/31(日) 23:52:47 :
- 大臣「勇者殿、ひのきの棒に旅人の服、薬草、そして50Gです。」
空手家「押忍!大臣さん、自分は勇者じゃなくて空手家っす!」
大臣「は、はぁ」
空手家「服はこの稽古着でいいっすからいらないっす、薬草とお金だけ貰うっす!」
大臣「その稽古着で旅をされるのですか?」
空手家「大臣さん、この棒は何に使うんっすか?」
大臣「護身用の武器ですが」
空手家「じゃあそれもいらないっす、自分の武器はこの拳っす!」
大臣「勇者殿、旅に出る前に街の酒場へ仲間を探しに行くといいですよ」
空手家「押忍!わかったっす、でも大臣さん、自分は空手家っす!」
空手家は旅立った!
空手家 ♂18 武闘家 Lv99 細マッチョ
E:稽古着 E:鉄下駄 (武器、盾装備不可)
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- 3 : 2014/09/01(月) 00:03:49 :
- ~城下町 酒場~
空手家「押忍!自分は空手家っす!旅の仲間を探しに来たっす!」
マスター「どんな人がお望みかしら?」
空手家「とにかく強い人がいいっす!」
マスター「じゃあ、あの戦士さんはどうかしら、なかなか強い人よ」
空手家「うーん、刃物を振り回すような危ない人はちょっと」
マスター「それじゃあ、そこの僧侶さんはどうかしら、回復呪文を使える人よ」
空手家「僧侶って事は宗教関係者っすよね、ちょっとそっち系の人は勘弁っす!」
マスター「だったら、その奥の拳法家さんはどうかしら?」
空手家「拳法家っすか、その人がいいっすね!えっと、どこっすか?」キョロキョロ
拳法家「(ここ、ここ)」ヒラヒラ
マスター「そこの奥のテーブルの人よ」
空手家「えーと、どこっすか?」キョロキョロ
マスター「その奥の拳法着を着た人よ」
空手家「えっ、女の子じゃないっすか!しかもちっこいっす!」
拳法家「・・・」プルプル
空手家「あんなちっこい女の子を連れて危険な旅なんか出来ないっす!」
ブチッ!
拳法家「ちっこい、ちっこいと・・・おい!貴様~ちょっと表に出ろ」ユラーリ
空手家「どうしたんすか?」
拳法家「表に出ろってんだろ」グイッ ズルズル
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- 4 : 2014/09/01(月) 07:46:58 :
- ~酒場の外~
拳法家「ちっこいちっこいと人が気にしてる事を・・・二度とあんな口がきけないようにフルボッコにしてやる!」ポキポキ
空手家「何かよくわからないけど、勝負なら受けてたつっす!」
拳法家「女だから、小柄だからってバカにしてたら泣きをみるぞ」ユラーリ
空手家「バカにした訳じゃないっすよ」コオオー
拳法家「お願いします」ペコリ
空手家「押忍!お願いします!」ペコリ
拳法家「いくぞ、爆裂拳!」ドドドドド
空手家「うおっ!速いっす!」ガガガガガ
拳法家「くらえ、旋風脚!」ゴォッ
空手家「ぬおっ!」ガッ
拳法家「くっ、全部ガードされて急所に入らない・・・」
空手家「今度はこっちの番っすよ!正拳突き!」ゴオオッ!
拳法家「なっ、拳が急に巨大に見え・・かわせな・・・」ヒッ
空手家「」ピタッ
拳法家「寸止め!」ヘナヘナ ペタリ
空手家「すんませんっした!」ドゲザッ
拳法家「えっ?」ビックリ
空手家「お嬢さんがあんまり強かったから、つい本気になってしまったっす!」ゴリゴリ
拳法家「ちょ、ちょっとオデコから血が出てる、もういいからやめて」アワアワ
空手家「もし良かったら自分の仲間になって欲しいっす!」セイザ
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- 5 : 2014/09/01(月) 08:10:32 :
- 拳法家「いいわ、あんたの仲間になったげる」
空手家「あざっす!」
拳法家「あたしは拳法家よ、よろしくね」
空手家「押忍!自分は空手家っす!よろしくっす!」
拳法家「こんな所で座り込んでないで、店の中で話しましょ、あれっ、足に力が・・・」ガクガク
空手家「自分が店の中まで運ぶっす!」ヒョイ
拳法家「ひゃあ、お姫様だっこ!ち、ちょっとあんた・・・」アセアセ
空手家「拳法家さんは軽いから大丈夫っす!」
拳法家「そうじゃなくてー///」
拳法家が仲間になった!
拳法家 ♀19 武闘家Lv48 貧乳
E:未装備 E:拳法着 (盾装備不可)
※身長150cm未満
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- 6 : 2014/09/01(月) 12:23:47 :
- ~酒場~
拳法家「で、魔王を倒すって言っても、いったいどうすればいいのかしら?」
空手家「押忍!自分は難しい事は全然分からないっす!」キッパリ
拳法家「考えるのを完全に拒否してるわね」タラー
空手家「とりあえず、この町の周りの魔物を全部ぶん殴ってやるっす!」
拳法家「意外にマトモな提案で逆に驚いたわ!」
~フィールド~
まもののむれがあらわれた!
拳法家「爆裂拳!」ドドドドド
空手家「連続正拳突き!」ドンドンドンドン
まもののむれをたおした!
拳法家「瞬殺ね」フフン
空手家「いやー、拳法家さんは速いっすね、自分どうしても先手を取れないっす!」
拳法家「拳法家さんじゃなくて拳法家でいいよ///」
空手家「押忍!じゃあ拳法家、もうちょい魔物を殴りに行くっすか!」
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- 7 : 2014/09/01(月) 13:08:12 :
- ~酒場~
空手家「いやー、魔物をいっぱい殴ったら腹減ったっす!」
拳法家「魔物の毛皮や肉を売ってお金をいっぱい稼げたから、今夜はちょっと贅沢しましょ」
空手家「本当っすか!じゃあ肉食いたいっす、肉!」
拳法家「すみませーん、これとこれを二人分ずつ、それとエールを下さい」
空手家「拳法家お酒飲むっすか?じゃあ自分もエール下さいっす!」
拳法家「あなたも飲むの?年下のくせに生意気ー」クスッ
空手家「年下って一コしか、それも半年くらいしか違わないっす!」
拳法家「それでも、あたしの方がお姉さんだからねー」ケラケラ
空手家「むー」
拳法家「さあさ、エール来たし、乾杯しましょ
」
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- 8 : 2014/09/01(月) 13:17:47 :
- 空手家「肉うま、激うま!」ムシャムシャ
拳法家「空手家、この辺りの魔物はほとんど退治したし、そろそろ他所の町に行かない?」
空手家「そうっすね、魔物がもっといっぱいいる所がいいっすね!」
拳法家「じゃあ、明日は旅に必要な物を買いに行きましょう」
~商店街~
拳法家「テントに毛布、水袋に調理道具、あとは保存食に薬草ね」
空手家「なんで背負い袋が一コなんすか?」
拳法家「あら、かよわい女の子に重い荷物をもたせるの?」
空手家「ぐっ」
拳法家「それは漢としてどうかしらねー」
空手家「押忍!全部自分が持つっす!」
拳法家「男らしー、空手家のそういうとこ大好きよ」
空手家「えっ///」
拳法家「なっ、なに赤くなってんのよ、恥ずかしいわね///」マッカ
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- 9 : 2014/09/01(月) 15:54:09 :
- ~街道~
空手家「どこに行くっすか?」
拳法家「東の町が魔物に襲われてるそうだから、そっちに行くわ」
空手家「強い魔物がいっぱいいるといいっすね!」ワクワク
拳法家「誤解を招きそうだから、他の人がいる時はそんな事を言わないように」
空手家「じゃあ、走るっすよ!」
拳法家「えっ、東の町まで走って行くの?」
空手家「走った方が早く着くし、トレーニングになるっす!」タッタッタ
拳法家「ちょ、ちょっと、町までずっと走ってくのー?」
~山道~
タッタッタッ タッタッタッ
空手家「拳法家、大丈夫っすか?」タッタッタ
拳法家「だ、だいじょーぶ」ゼエゼエ ヨロヨロ
空手家「・・・」ピタッ
拳法家「な、なんで止まるの、休憩?」ハアハア
空手家「よいしょ」ゴソゴソ グルッ
拳法家「なによ、背負い袋を前に回して、あたしにおぶされっての?大丈夫って言ってるでしょ、まだ走れるわよ!」ハアハア
空手家「いや、もっと負荷をかけたいから、自分のトレーニングのために拳法家に重し代わりになって欲しいんっす!」
拳法家「あ、あんたのトレーニングのためなら仕方ないわね、重し代わりになったげるわ」オブサリ
空手家「じゃあ、走るっすよ!」タッタッタ
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- 10 : 2014/09/01(月) 22:40:21 :
- 拳法家「ねえ、空手家、この辺りは野鳥が多いわねー」ラクチン ラクチン
空手家「そうっすね」タッタッタ
拳法家「弓矢を用意しておいたら狩りで食料を調達出来たのに、残念ね」ラクチン ラクチン
空手家「いや、狩りに弓矢なんかいらないっすよ」
ヒョイ ブンッ バシッ ポトッ
拳法家「石ころ投げて飛んでる鳥を撃ち墜とした!」
空手家「晩飯用にもう何羽か獲っとくっすか?」
~野営~
拳法家「あれー、おかしいなー」ゴソゴソ
空手家「どうしたんすか?」
拳法家「火を起こす道具が見つからないのよー、忘れてきちゃったのかなー」ウーン
空手家「いい方法があるっす、自分に任せるっす」
拳法家「道具も無しにどーすんの?」
空手家「まず、両手に一本ずつ薪を持つっす」
拳法家「ふむふむ」
空手家「そして物凄いスピードで擦り合わせるっす」ゴシゴシゴシゴシ ボッ!
拳法家「えっ?」
空手家「ほら、火がついたっす」パチパチ メラメラ
拳法家「なにそれこわい」
空手家「昔の人はこうやって火を起こしてたってじぃちゃんが言ってたっす」
拳法家「いや、それは微妙に違うでしょ」タラー
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- 11 : 2014/09/02(火) 12:48:21 :
- ~野営~
空手家「うま、うま、拳法家は料理が上手いっすね!」ムシャムシャ
拳法家「えへへ、そう?」
空手家「こんなに料理が上手だったら拳法家は良いお嫁さんになるっすよ」
拳法家「じゃあ、お嫁にもらってくれる?///」ポッ
空手家「えっ?///」マジッスカ
拳法家「だってー、結婚するなら自分より強い人とって子供の頃から思ってたし~///」テレッ
~フィールド~
ワーワー
空手家「なんか向こうが騒がしいっす!」タッタッタ
拳法家「あれはトロル!たくさんいるわ、人間を襲ってるのかしら?」オロシテネ
空手家「とろーるって何っすか、殴っていいヤツっすか?」ヨイショト
拳法家「いいわよ、思いっきり殴んなさい!」スタッ
空手家「押忍!行くっす!」バビューン
拳法家「待ってよー」ダダッ
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- 12 : 2014/09/02(火) 13:07:03 :
- トロルA「ぐがっ?」
空手家「正拳突き!」ドガア
トロルA「」ドサッ
空手家「正拳突き!」
拳法家「爆裂拳!」
空手家「連続正拳突き!」
拳法家「旋風脚!」
空手家「正拳突き!」
拳法家「掌底破!」
トロルZ「」チーン
空手家「なんか疲れたっす」ゼエハア
拳法家「空手家は背負ってる荷物を降ろしてから闘う事を覚えた方がいいわね」ケラケラ
空手家「なんと!」
???「うふふ、アナタ達のおかげで助かったわ~」ムキッ
空手家「なんか野太い声が・・・うわ、デカイっす!」
???「アタシは柔道家、得意技は寝技よん」クネッ
拳法家「あなた一人で戦ってたんですか?」
(ものすごい筋肉、一瞬トロルかと・・・)
柔道家「そうよん、アナタ達が来なければトロルにフクロにされるとこだったわ~」ムキッ
空手家「たまたま自分らが通りかかって良かったっす!」
柔道家「たまたま、いいえ、これは運命的な出会いよ、可愛いボーイ」ウフッ
空手家「」ガクブル
拳法家「空手家どうしたの、ふるえてるわよ?」
空手家「自分、生まれて初めて恐怖を感じてるっす!」ブルブル
拳法家「だ、大丈夫?」
空手家「大丈夫じゃないっす、て、手を握って欲しいっす!」ガクブル
拳法家「しょうがないなぁ」キュッ
柔道家「じゃあ、ア・タ・シも」ギュッ
空手家「ひいいっ!」
柔道家が仲間になった?
柔道家 ♂ 25 マッチョオカマ
E:未装備 E:柔道着
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- 13 : 2014/09/02(火) 13:16:34 :
- ~東の町~
空手家「東の町に着いたっす!」
拳法家「四日かかる道のりを二日で来ちゃった」
柔道家「まさかずっと走って来るなんて・・・」ゼエハア
拳法家「あんたよく付いて来られたわね」
柔道家「空手家ボーイへの愛の力だわ」クネッ
~東の町 町長の家~
町長「勇者様、国王様からあなた様の話は聞いておりますじゃ」
空手家「押忍!町長さん、自分は勇者じゃなくて空手家っす!」
拳法家「そこは譲れないとこなのね」クスッ
町長「失礼しました空手家様、この町を魔物から守るのを手助けしていただけますでしょうか?」
空手家「自分は魔物をぶん殴りに来たっす、この町でもいっぱいぶん殴ってやるっす!」
町長「おお、それはありがたいですじゃ、度重なる魔物の襲撃で、町を守る兵士に死傷者がかなり出ておって、戦力が不足しておるところでしたのじゃ」
拳法家「そんな状況だったんですか」
町長「武器や防具、道具やお金など必要な物は用意しますから何でも言って下さい」
空手家「自分らは武器も防具も要らないっす、ご飯いっぱい食べさせてくれればいいっす!」
拳法家「路銀の足しにお金を少しと薬草がもらえればそれで十分です」
柔道家「アタシは空手家ボーイの愛があればそれで十分よ」ムキッ
空手家・拳法家「」シーン
柔道家「なんで空手家ボーイはアタシに冷たいのかしら」シクシク
空手家「(すんごい怖いから・・・)」
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- 14 : 2014/09/04(木) 13:11:56 :
- 『東から魔物が攻めて来たぞー』
空手家「よし、行くっす!」バビューン
ドカッ キンッ バキッ ギャー
空手家「この前のとろーるとかいうヤツっすね!」コオオオオ
拳法家「空手家、フルボッコにしてやりましょ」ニコッ
空手家「正拳突き!」ボファ
拳法家「爆裂拳!」ドドドドド
空手家「連続正拳突き!」ガンガンガンガン
拳法家「旋風脚!」ドガァ
柔道家「アタシもがんばるわ!一本背負い!」ムキッ
拳法家「うわっ!トロルが同士打ちしてるのかと思ってびびったw」
柔道家「小娘ーっ、いつか殺す!」ムキッ
???「よくもアタシの、ボストロール様の可愛い部下をヤッてくれたわね」ブン バキッ
柔道家「」ピクピク
空手家「柔道家がヤラれたっす!」
拳法家「何アレ、柔道家が二人?」ププッ
空手家「ぶーっ、拳法家、受けるっす!」ゲラゲラ
ボストロール「緊張感の無いやつらね」ブンッ
拳法家「おっと危な!爆裂拳!」ヒョイ ドドドドド
ボストロール「何それ痒いわ、魔王軍四天王のアタシには効かないわよ」グフフ
空手家「拳法家、自分に任せるっす!」ザッ
拳法家「ん、まかせた!」タッチ
ボストロール「アタシの体には素手の打撃など」フッフッフ
空手家「正拳突き!」ドカッ
ボストロール「うぼあぁ」ボタボタ
拳法家「効いてんじゃんw」ケラケラ
空手家「とどめの正拳突き!」バキャッ
ボストロール「」チーン
拳法家「他の雑魚も片付いたよー」ハイタッチ
空手家「お疲れっすー」パアン
拳法家「魔王軍四天王とか言ってたけど、柔道家の犠牲だけで済んだわね」
柔道家「まだ・・・生きてる・・・わ・よ」ピクピク
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- 15 : 2014/09/04(木) 13:15:17 :
- ~町長の家~
町長「おかげさまでこの町を無事に守る事が出来ました」
空手家「押忍!町に被害が出なくて良かったっす!」
拳法家「ボスを倒したから後は兵隊さんだけでも町を守れるでしょう」
町長「少ないですが、これはほんのお礼の気持ちですじゃ」ジャラジャラ
空手家「お金っすか、自分らはそんないっぱいいらないっす、こんだけでいいっす!」チョッピリ
町長「しかし・・・」
空手家「残りは怪我した人や死んだ人の遺族のために使ってあげて欲しいっす!」
拳法家「///」ポワーン (空手家のこういうとこカッコいい!惚れ直しちゃうわ!!)
町長「わかりました、それでは怪我をされたお仲間の看病はわしらに任せて下され」
空手家「柔道家の事をお願いするっす」
拳法家「あたし達は南の町に行きますけど、柔道家には北の町に行ったって言っておいて下さい」テヘペロ
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- 16 : 2014/09/05(金) 13:02:10 :
- ~南の町~
空手家「拳法家、大きな町っすね!」
拳法家「ねえ、空手家、ちょっと買い物に付き合ってよ」
空手家「拳法家は何を買うんっすか?」
拳法家「武器よ、武器」
空手家「武器?」
~武器屋~
拳法家「ねえねえ空手家、ヌンチャクかトンファーかサイのどれが良いと思うー」アマエッ
空手家「拳法家の闘い方だとスピードと遠心力が活かせるトンファーが一番良いと思うっす!」
拳法家「空手家はなんだかんだ言ってあたしの事ちゃんと見ててくれるんだね」ニコニコ
~店の外~
柔道家「小娘めー、アタシの空手家ボーイとイチャイチャしてー」キー
↑いつの間に追いついたんだ!!
~武器屋~
拳法家「空手家も何か武器を買わない?」
空手家「自分は武器はいいっす!」
拳法家「えー、でもメリケンサックとか鉄の爪とかなら・・・」
空手家「武器は邪道っす!」
拳法家「じゃあ、あたしが武器持つのも邪道なの!」ムッ
空手家「いや、拳法家は女の子だからいいんっす」
拳法家「また女だからってバカにして」プンスカ
空手家「違うっす、女の子は骨が細いし、鍛錬してもあんまり筋肉が付かないハンデがあるっすから!」
拳法家「・・・」
空手家「でも、男の自分はまだまだ鍛錬が出来るし、この拳だって武器としてもっと鍛えられるっす!」
拳法家「ちょっとカッコいいかも///」ポワーン
空手家「それに拳法家が鍛錬しすぎて柔道家みたいにムキムキになるのはイヤっすから」ハハ
~店の外~
柔道家「おーのーれー、リア充のバカップルめー」ムキッ
『うわー、魔物だー!』
『魔物が攻めて来たぞー!』
空手家「魔物!」フリカエリ
拳法家「空手家、あっちの方みたいよ」タタタッ
空手家「魔物がいっぱいいるっす!行くっす!」バビューン
柔道家「ちょっと待ってー、アタシも行くわ」ムキッ
拳法家「あんたいったい、いつの間に追いついて来たのよ?」
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- 17 : 2014/09/05(金) 13:17:08 :
- ~町の周辺~
空手家「連続正拳突き!」ドンドンドンドン
魔物1~10「ぐぼわっ」
拳法家「爆裂拳(トンファー付き)」ダダダダダ
魔物11~15「あびしっ」
空手家「拳法家、そのトンファー具合良さそうっね!」ニッ
拳法家「えへへ、空手家が選んでくれたからね///」ニコニコ
柔道家「なんかムカつくわー、背負い投げ!」ムキッ
魔物16「グェッ」
???「グワー」ボオオオー
空手家「拳法家!危ないっす!」シュッ ダキッ シュタッ
拳法家「ブレス攻撃!ありがと空手家、助かったわ///」ダキツキ
柔道家「」プスプス
空手家「柔道家みたいに黒焦げになるところだったっす!」
竜騎士「人間どもめ!虫けらのように逃げ回るがいい!」ハッハッハ パタパタ
空手家「なんか親玉っぽいのが竜に乗って飛んでるっす!」
拳法家「空からの攻撃なんて・・・町の兵士達の弓矢も効果が無いみたいだわ!」
竜騎士「フハハハハ、このドラゴンにはそんなちっぽけな弓矢は勿論、魔法も効かんのだ!」
空手家「えいっ!」ヒョイ ブンッ! ドカッ!
フラフラ~ ドズーン
拳法家「岩ぶん投げて竜を撃ち落としちゃった!」アハハ
竜騎士「くっ、何にヤラれたんだ・・・」ヨロヨロ
↑岩です
空手家「トドメっす!」バビューン
ドラゴン「ガー」ゴオオー
拳法家「きゃあ!空手家ブレス避けてー!」
空手家「」ゴオオー
竜騎士「ワハハハ、黒焦げに・・・」
空手家「今のはちょっと熱かったっす、正拳突き!」ドガッ ブシャア
ドラゴン「」ドサッ
竜騎士「よくも、我が下僕を!」ビュン ザンッ
空手家「あっ!」スパッ ドクドク
拳法家「きゃあ!斬られて血が||||」
空手家「むんっ!」ピタッ
拳法家「えっ、傷がふさがって出血が止まった?」
竜騎士「我は魔王軍四天王が一人、竜騎・・・」
空手家「正拳突き!」ドガァ
竜騎士「ま、まだ話が終わってな・・・」
空手家「トドメ!」ゴキッ
竜騎士「」チーン
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- 18 : 2014/09/05(金) 16:06:02 :
- 空手家「親玉っぽいヤツを倒したっす!」
拳法家「空手家、ドラゴンのブレスで火傷してない?」オロオロ
空手家「大丈夫、気合いで弾いたっす!ちょっと髪の毛がコゲたっすけど」チリチリ
拳法家「斬られた傷は大丈夫?血が出てたわ!」オロオロ
空手家「浅手だったっす、筋肉に力を入れて、キズをふさいだっす!」
拳法家「あんまり心配かけんなー」ポカスカ
空手家「拳法家ごめんっすー」ペコリ
拳法家「///」ダキツキ
柔道家「・・・」プスプス
拳法家「空手家、ちょっと上を脱いで、怪我したとこに薬草塗るから」
空手家「自分でやるっすよ」
拳法家「あたしが塗ってあげたいの///」
柔道家「」プスプス
~南の町 町長の屋敷~
町長「勇者様、おかげさまで魔物から町を守る事が出来ました、ありがとうございます」ペコリ
空手家「町長さん、自分は勇者じゃなくて空手家っす!」
町長「えっ?」
拳法家「済みません、どうしても譲れないところのようなので」ハハッ
町長「で、では空手家様、お礼に何でも必要な物を言って下さい、この町で用意出来る物なら何でも用意いたします」
空手家「じやあ、稽古着が欲しいっす、これ切られたから」
町長「はい、用意いたします、他には?」
空手家「うーん」
町長「・・・」
空手家「うーん」
町長「」
空手家「拳法家、何かある?」
拳法家「じゃあ、旅の保存食を少しと薬草を、路銀も少しだけ・・・」
空手家「あと、魔物をぶん殴ったら腹減ったんでご飯いっぱい食べさせて欲しいっす!」
町長「なんとも欲のない方たちだ、もう他はよろしいのですか?」
拳法家「欲がないと言うより、あたし達は武闘家で高価な武器や防具は必要ないですから、あんまりお金とか要らないんです、贅沢だって美味しいご飯を食べるくらいしか知らないし」テヘッ
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- 19 : 2014/09/08(月) 12:44:10 :
- ~街道~
空手家「拳法家、ハラ減ったっす~」タッタッタ
拳法家「じゃあ、今日はこの辺りで野営する?」セオワレテマス
空手家「それじゃ、そこの空地で野営するっすか」
テントタテテ ヒヲオコシテ ミズクンデ オリョウリシテ
柔道家「も、もう、うごけないわ」ゼーゼー バッタリ
拳法家「そんな無理してついて来なくてもいいのにー」
柔道家「つ、疲れすぎて空手家ボーイの寝込みを襲う事も出来ない・・・」ヒクヒク
空手家「明日はもっとスピードUPするっす!」
~西の町 宿屋~
主人「三名様ですね、お部屋はいくつ用意しましょうか?」
拳法家「二人部屋と一人部屋の二部屋でお願いします」
柔道家「じゃあ、二人部屋はアタシと空手家ボーイね」ウフン
拳法家「アンタが一人部屋!」
~西の町 食堂~
空手家「うま、うま、拳法家の手料理も美味しいけど、たまにお店で食べるのもいいっすね」パクパク
拳法家「あたしの料理を美味しいって言ってくれるのは嬉しいけど、お店だと作らなくていいから楽」ケラケラ
空手家「この町は魔物の被害が無いみたいっすね」
拳法家「路銀に余裕があるし、2~3日この町でゆっくりする?」
空手家「そうっすね、たまにはゆっくりするっすか」
拳法家「それじゃあ、店員さんエールお代わりー」
空手家「明日はゆっくり出来るから今夜は飲むつもりっすか」
拳法家「空手家もいっしょに飲んでよ」ウフフ
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- 20 : 2014/09/08(月) 13:05:24 :
- ~西の町 食堂~
拳法家、空手家「おかわりー」ヒック ウィー
拳法家「むふふ、空手家~、あんたあたしのどこが好き?」ピトッ
空手家「可愛い女の子なのに強いとことか、お料理が上手で家庭的なとことか・・・」ヒック
拳法家「むふふ、じゃあ、空手家はあたしのどこが可愛いと思ってんの?」グビグビ
空手家「サラサラの黒髪とか、鍛練してるのにゴツくならないほっそりしなやかな体つきとか・・・」ゴクゴク
拳法家「髪のばしたほーがいいかなー?」ヒック
空手家「今の髪型は拳法家にめっちゃ似合ってて可愛いと思うっす」ウィー
拳法家「うへへー」テレテレ
拳法家「他には可愛いと思うとこは?」ゴクゴク
空手家「パッチリした目も、形のいい鼻も、柔らかそうなピンクの唇も・・・」ウィー
拳法家「チューしたいくらい可愛い?」トローン
空手家「チューしたいくらい可愛いっす」ヒック
拳法家「じゃあ、チューしよっか・・・」チュー
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- 21 : 2014/09/08(月) 13:15:14 :
- ~宿屋 夜~
???「うふふ、勇者ちゃーん、魔王軍四天王の淫魔様がアナタを虜にしてあ・げ・る」
淫魔「こーいう、パワー馬鹿は正面からぶつからないで搦め手から攻めるに限るわー」ウフフ
空手家「むにゃむにゃ~」フラフラ~
淫魔「さあ勇者ちゃん、こっちにおいで・・・アタシが愛してあげるー」
空手家「自分は勇者じゃなくて空手家・・・ムニャ」フラフラ~
拳法家「・・・」ムクリ
空手家「愛しい人~」フラフラ~
淫魔「さあ、勇者ちゃん、アタシのものになるのよー」ダキッ
拳法家「魔物め!あたしの空手家を離しなさい!」バッ
淫魔「むっ、アンタ!何で気づいたの?」
拳法家「柔道家の毒牙からあたしの空手家を守るために、いつだって夜襲の警戒はしてるのよ!」
淫魔「でも、もう遅いわー、勇者ちゃんはアタシのチャームの魔法の虜よ」ムギュッ
空手家「ん?」ムニュ?
拳法家「空手家!目を覚まして!」
淫魔「無駄よ、勇者ちゃんにはアタシが仲間に、アンタは魔物に見えてるのよー」フフフ
拳法家「くうっ」
空手家「あれれっ?」ポヨンポヨン?
淫魔「どうしたの、勇者ちゃん?」ムギュッ フワフワ
空手家「むむっ!おまえ何者っすか!」ガバッ
淫魔「な、何、チャームが解けた?」ビクウ
空手家「拳法家はちっぱいでつるぺたで、こんなふわふわの巨乳じゃないっす!」ビシッ
拳法家「・・・///」バキッ
空手家「拳法家~、トンファーで思いっきり殴ったら痛いっす~」ドクドク
拳法家「これで完全に目が覚めたでしょ」プンスカ
淫魔「まさか、貧乳との感触の違いで正体がバレるとは!」ウカツ
拳法家「ふわふわの巨乳め~、覚悟しなさいよ~」ゴゴゴゴゴ
淫魔「そ、それって八つ当たりなんじゃあ・・・」ガクブル
拳法家「ちっぱいなめんなー!」ドガガガカ
淫魔「ぐぼぅ」ダラダラ
拳法家「死ね巨乳!」バキイッ
淫魔「おひゃあ」ドクドク
拳法家「貧乳のどこが悪いー!」ドゴスッ
淫魔「」ピクピク
空手家「拳法家恐いっす、自分チビりそうっす」ガクブル
拳法家「巨乳ゆるすまじ」プルプル
空手家「拳法家、手がひじまて血塗れになってるっすよ」ガクブル
-
- 22 : 2014/09/09(火) 13:11:50 :
- ~宿屋 翌朝~
空手家「いただきまーす」テヲアワセテ
柔道家「いただきます」チラッ
拳法家「いただきます」ジトッ
淫魔「いただきます」ボロッ
柔道家「昨夜、いったい何があったのかしら・・・」ムキッ
拳法家「な、なんで淫魔が一緒に朝ごはん食べてるのかしら・・・」プルプル
淫魔「だってー、アンタにボコボコにされて朝まで動けなかったのよー」ボロッ
拳法家「あたしの空手家に悪さしようとするからよ」プンスカ
淫魔「空手家ちゃんの精が吸えたらこんなケガなんか一発で治るのにー」ジュルッ
拳法家「とどめさしたろか」ゴゴゴゴゴ
淫魔「いゃん」
柔道家「なに、この女?」ムキッ
空手家「ん、魔王軍四天王の淫魔っす」
淫魔「淫魔ちゃんって呼んで」ウフン
柔道家「何があったのか分からないけど、空手家ボーイを狙うライバルが増えたみたいね」ムキッ
拳法家「さっさと魔王のところに帰ったら 」シッシッ
淫魔「えー、任務失敗しちゃったし、このまま帰ったら怖いじゃん、消されそうで」ブルブル
拳法家「まさか、なし崩し的に仲間になっちゃおうなんて考えてないでしょうね」ムッ
淫魔「んー、捕虜的な感じでいいかなー」ヘラヘラ
拳法家「空手家、捕虜にするんだったら、ちゃんと首輪とかで繋いでおいてよね」
淫魔「首輪!うふふ、こんな感じでいいかしら~?」ゴソゴソ
拳法家「喜んで首輪を着けるな変態!」Myクビワ!
淫魔「ねーねー、空手家ちゃん、アタシここに居ていいでしょー」ウルウル
空手家「うーん、こいつの一族はエッチな悪さをするだけで他の魔族みたいに人間を喰ったりしないっすからねー」
淫魔「そうそう、ちょこっと精を吸わせてもらうだけなのー」コクコク
空手家「それに、この町に魔物の被害が出てないのはこいつらのおかげっぽいし」
淫魔「そーなの、アタシらのナワバリだから、他の魔物から守ってんのー」エライッ
空手家「他の魔物と違って、人間を滅ぼしちゃったりしたら共倒れになるんっすよね」
淫魔「そーそー、アタシ達は人間と共存共栄なのー」パタパタ
空手家「まあ、捕虜って事ならいいっすか」
淫魔「きゃー、空手家ちゃん大好きー!」ダキツキ
バキッ ドガッ ゲシッ
拳法家「おまーは、ちょーしのんな!」プンスカ
淫魔「はんせーしてます」ドクドク
淫魔が仲間?になった!
淫魔 ♀ ? サッキュバス Lv? 巨乳
E:未装備 E:魔法の水着
-
- 23 : 2014/09/09(火) 13:17:22 :
- ~街道~
淫魔「空手家ちゃんたちの移動速度が異常に早いと思ったら、走ってたのねー」ケラケラ
空手家「時間の節約になるし、トレーニングにもなるっす」タッタッタ
淫魔「でも、なんで拳法家をおんぶしてるの?」パタパタ
拳法家「あたしは重し代わりよ、空手家に負荷かけてんの」 ラクチン~
淫魔「へー、空手家ちゃん優しいのねー」パタパタ
拳法家「ちょっかいかけたら殺すわよ」ゴゴゴ
淫魔「でも、荷物持って、鉄下駄はいて、人一人背負って走ってるって人間じゃないわねー」パタパタ
柔道家「・・・」ゼーゼー
淫魔「アタシは飛べるからいいけど、約1名死にかけてるしw」
-
- 24 : 2014/09/10(水) 13:11:00 :
- ~北の町~
淫魔「この町は魔王軍四天王最強の黒騎士が攻撃してるんだよねー」パタパタ
空手家「だいぶ被害が出てるっぽいっすね」マチガコゲテル
拳法家「とりあえず、町の責任者に話を聞きに行きましょう」トテトテ
~北の町 町長の家~
空手家「押忍!空手家っす、自分らはこの町を助けに来たっす!」
町長「勇者様、東の町と南の町で魔王軍四天王を倒して町を守ったとお聞きしております」
空手家「押忍!自分は勇者じゃなくて空手家っす!」
拳法家「そこはこだわるとこなのよね・・・」
町長「この町は魔王軍の攻撃で陥落寸前、町を守るのに皆様のお力をお貸し下さい、お願いいたします」
空手家「押忍!まかせるっす!」
町長「ところで勇者様は魔族を一人連れておられるようですが・・・」
淫魔「あー、アタシは空手家ちゃんの仲・・・」バキッ
拳法家「こいつは捕虜です」シャベンナ!
淫魔「そーです、ほりょでーす」ドクドク
-
- 25 : 2014/09/10(水) 13:15:43 :
- ~北の町 戦場~
黒騎士「馬鹿め、魔王軍四天王最強の黒騎士様には、そんな魔法など通用せんわ!」
兵士「くそっ」
淫魔「空手家ちゃん、黒騎士の持ってる盾は魔法をはね返しちゃうんだよー」パタパタ
空手家「自分は魔法使えないから関係無いっす!えいっ!」ブンッ バキッ
拳法家「出た、得意の岩投げw」ケラケラ
黒騎士「くっ、魔法の盾が!」バラバラ
空手家「押忍!黒騎士勝負っす!」バビューン
黒騎士「よくも魔法の盾を壊しおったな、叩き斬ってくれる!」スラーリ
淫魔「空手家ちゃん、黒騎士の魔剣は何でも真っ二つにしちゃうから気を付けてー」パタパタ
黒騎士「魔剣の錆びになれ、死ねぃ!」ブンッ
空手家「白刃取り!」パシィ
拳法家「うあ、空手家カッコいい///」ポッ
淫魔「ま、魔剣を素手で止めた!」スゴーイ
黒騎士「ぐぬぬ、動かん・・・」ギリギリ
空手家 『剣を引っ張って、体勢入れ替えて、蹴りっ』 ゲシッ
黒騎士「ぐはっ!」ドサッ
拳法家「きゃー、剣を奪っちゃったー///」キャッキャッ
黒騎士「くっ、魔剣を失うとは・・・」ダラダラ
空手家「こんなもんいらないっす!」ポイッ
黒騎士「貴様、魔剣を捨てただと!」
空手家「自分の武器はこの拳っす!」
拳法家「空手家、ステキ、武闘家の鑑だわー///」ポワーン
淫魔「惚れちゃうー!」パタパタ
柔道家「さすがはアタシの空手家ボーイ」ムキッ
淫魔「空手家ちゃん、黒騎士のよろいはねー」パタパタ
空手家「正拳突き!」ドカッ
黒騎士「ぐぼおぅ」ボタボタ
淫魔「あら?大丈夫そうねw」パタパタ
空手家「連続正拳突き!」ドガドガドカ
黒騎士「・・・」ピクピク
空手家「降参するっすか?」
黒騎士「し、死んでも降伏なぞ・・・」ボロボロ
空手家「じゃあ、トドメっす!」ゴキッ
黒騎士「」チーン
-
- 26 : 2014/09/11(木) 13:09:55 :
- ~北の町~
空手家「それでは、乾杯っす!」
一同「かんぱーい!」
淫魔「ねーねー、空手家ちゃん、アタシのアドバイス役にたったっしょー」アマエッ
拳法家「捕虜のアドバイスなんか無くても空手家は勝てたっちゅーの」チッ
淫魔「空手家ちゃん、拳法家がいじめるー」ウルウル
拳法家「かわいこぶんな!」
空手家「二人とも喧嘩してないで早くごちそうを食べるっすよ」
「「はーい」」
柔道家「ああ、どんどんアタシの存在感が・・・」
空手家「そんな事ないっすよ、柔道家も雑魚モンスターを寝技でねちねちいたぶって活躍してたっす」
柔道家「空手家ボーイ、ちゃんとアタシの事を見ててくれたのね」ウフン
空手家「食欲なくなるからやめるっす!」
拳法家「魔王軍の四天王って、三人たおして一人捕虜だから全滅よね」
淫魔「捕虜じゃなくて仲間~」ウルウル
拳法家「あんたらの他に強い魔物っているの?」ソッキントカ
淫魔「もう後は魔王くらいしか強いのは残ってないわねー」
空手家「魔王軍ってあとどんだけいるっすか?」
淫魔「ボストロールのトロル軍は全滅、竜騎士の率いてたリザードマン軍も全滅」
拳法家「淫魔は降伏っと、それであんたの種族はどうすんの?」
淫魔「淫魔族はもちろん人間と共存共栄よー」
空手家「黒騎士が率いてた、ガイコツ兵士やデュラハーンとかも全滅させたっす」
淫魔「魔王軍崩壊してんねー、もうロクな戦力残ってないわー」ヒラヒラ
空手家「じゃあ、そろそろ魔王をぶっとばしに行くっすか!」
拳法家「で、魔王ってどこにいんの?」
-
- 27 : 2014/09/12(金) 13:16:15 :
- ~港町~
空手家「この海の向こうの島に魔王城はあるっすか!」
拳法家「船がいるけれど、魔王軍に殺されるか逃げるかしてこの町は無人ね」
淫魔「魔王城に一番近い町だからしょうがないよねー」パタパタ
柔道家「まさか、泳いで行こうなんて言わないわよね、空手家ボーイ」ムキッ
空手家「・・・」ニヤリ
柔道家「」ガクブル
拳法家「手分けして、使えそうな船を探しましょう」
~~
柔道家「大きな船はみんな壊されてるわね」ムキッ
空手家「こっちににちょうどイイのがあったっすー!」
看板『 貸しボート・遊覧船』
柔道家「なんかイヤな予感・・・」
空手家「これなら壊されてないし、全員乗れるっすよ!」
淫魔「何これ、かわいー!」パタパタ
拳法家「これなら空手家の日頃鍛えた脚力が活かせるわね!」
柔道家「これって遊覧用の足こぎボート、スワン号・・・」ガクブル
~~
空手家「みんな乗ったっすかー?」
拳法家「OK! 出発してー!」
キコ・・・キコ・・キコ・キコ
拳法家「空手家がんばれー!」フレーフレー
キコキコキコキコキコキコキコキコ
淫魔「うわー、すごーい!」キャッキャッ
キコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコ
柔道家「し、死ぬ・・・」ゼーハー
空手家「もっとスピードアップするっすよ!」
キコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコ
拳法家「キャー、すごい速ーい!」ワクワク
-
- 28 : 2014/09/16(火) 13:15:34 :
- ~魔王の島~
空手家「着いたっす!」
柔道家「」チーン
拳法家「さ、魔王城行こ!」
淫魔「あっちの方だよー」パタパタ
~魔王城~
空手家「本当に雑魚しかいないっすね!」タッタッタ
拳法家「魔王の間ってまだ先なの?」タッタッタ
淫魔「すぐその先だよー」パタパタ
拳法家「近っ、罠とかは仕掛けてあるの?」
淫魔「普段生活してるとこに罠なんか仕掛けたら危ないじゃん!」パタパタ
空手家「この扉っすか?」
淫魔「そー、そー」パタパタ
~魔王の間~
バタン
???「・・・」ゴゴゴゴゴ
空手家「淫魔、あれが魔王っすか?」
淫魔「そーだよー」パタパタ
空手家「良かった、よく考えたら魔王が女の子だったりしたら、自分殴れなかったっす!」
魔王「勇者よ、よくぞここまでたどり着いた」ゴゴゴゴゴ
空手家「押忍!自分は勇者じゃなくて空手家っす!」
拳法家「あくまでそこにこだわるのね」ケラケラ
魔王「勇者よ、死にいく者こそ美しい、そうは思わんか?」
空手家「いや、自分は宗教的な話はちょっと・・・」
魔王「宗教の話と違うわ!」
拳法家「空手家、ばいきると!」
空手家(そうそう、背負ってる荷物を降ろさないと・・・)
拳法家「ぴおりむ!」
空手家(鉄下駄も脱いでと・・・)
魔王のいてつくはどう!
全ての呪文の効果がかき消された!
魔王「補助魔法など無駄だ!」フハハ
淫魔「いや、最初から魔法使ってないんだけどー」パタパタ
魔王ははげしいほのおをはいた!
拳法家「ふばーは!」ササッ
空手家・拳法家・淫魔(柔道家の後ろに・・・)カクレ
柔道家「・・・」プスプス
拳法家「べほいみ!」ゴソゴソ ヤクソウ ヤクソウ
淫魔「柔道家何かバッチイ」(やくそうペタペタ・・・)
-
- 29 : 2014/09/17(水) 13:05:45 :
- ~魔王の間~
空手家「魔王!今度はこっちから行くっすよ!」バビューン
拳法家「空手家!めらぞーま!」
魔王「馬鹿め、我輩の闇の衣は全ての攻撃呪文を吸収するのだ」ワッハッハ
淫魔「口で言ってるだけで呪文は唱えてないってー」パタパタ
空手家「正拳突き!」ドスッ
魔王「ぐおっ」オロロロロ
拳法家「続けて、いおなずん!」
空手家「連続正拳突き!」ドドドドド
魔王「ぐうっ」ボロボロ
拳法家「空手家、やったわ!」
魔王「・・・」シュウシュウ
空手家「まだだ拳法家、回復してるっす!」
魔王「ふはは、この暗黒のオーブから魔力が供給される限り無限に回復出来るのだ」ワッハッハ
空手家「えいっ!」ブン
魔王「あ、危な、オーブに石投げんな!」ドキドキ
空手家「惜しいっす」チッ
拳法家「空手家、べぎらごん!」タタッ
空手家「よし、拳法家跳べっ!」ブン
魔王「えっ、女を投げ・・・」
拳法家「べぎらごん(爆裂拳)!」ドドドド パキッ
魔王「ああっ、暗黒のオーブが割れてしまったではないかー」オロオロ
空手家「これでもうダメージを回復出来ないっすね」
魔王「むうっ、この魔剣で真っ二つにしてくれるわ!」ブンッ
空手家「白刃取り!」ガシッ
淫魔「なんかデジャブがw」パタパタ
魔王「むう、動かん」ギリギリ
空手家 『剣を引っ張って、体勢入れ替えて、蹴りっ』 ゲシッ
魔王「ぐはぁ」ドサッ
拳法家「やっぱ、空手家カッコいい///」ポッ
魔王「くっ、魔剣を奪われた・・・」
空手家「えいっ!」ポキン
魔王「あっ、我が輩の魔剣を折った(泣)」
拳法家「空手家、らいでぃん!」
魔王「くっ、闇の衣で・・・」バサッ
空手家「えいっ!」ブンッ ドカッ
魔王「い、岩?」ドクドク
淫魔「出た岩投げw」
拳法家「畳み込めー、いおなずん!」
空手家「連続正拳突き!」ドドドドド
魔王「ぐべはぁ」ゲボッ ビチャッ
-
- 30 : 2014/09/17(水) 13:14:33 :
- ~魔王の間~
拳法家「空手家、効いてるわよ!」
魔王は凍える吹雪をはいた!
拳法家「ふばーは!」ササッ
空手家・拳法家・淫ら魔(柔道家を盾に)カクレ
柔道家「・・・」カチーン
拳法家「べほいみ!」
淫魔(やくそうペタペタ・・・)
拳法家「めらぞーま!」
空手家「正拳突き!」ドカッ
魔王「な、なんか噛み合わないと思ったら・・・貴様ら口で言ってるだけではないか・・・」ガクガク
淫魔「だーかーらー、最初からそうだってー」パタパタ
拳法家「とどめのいおなずん!」
空手家「連続正拳突き!」ドドドドド
魔王「ぐぼあぁ」バタッ
拳法家「やったあ!」
魔王「ぐっ、第二週形態に・・・」ピクピク
空手家「とどめ!」ゴキャ
魔王「」チーン
淫魔「なんか勝っちゃったねー」パタパタ
-
- 31 : 2014/09/18(木) 12:47:40 :
- ~勇者国 王宮~ エンディング
王様「勇者よ、よくぞ魔王を倒してくれた!」
空手家「押忍!王様、自分は勇者じゃなくて空手家っす!」
王様「ふぉっ、ふぉっ、そうであったな」
拳法家「もう、最後まで」クスクス
王様「魔物から町を守り、魔王を倒して平和を取り戻してくれたのだ、何でも欲しい物を褒美に与えよう」
空手家「うーん、何でも欲しい物っすか?」ウーン
王様「わしに用意が出来る物ならどんな物でも良いぞ」
空手家「じゃあ、二人が暮らせるくらいの小さな家と二人で食べていけるくらいの畑が欲しいっす」
拳法家「えっ、それって///」テレテレ
王様「なんと欲の無い、それだけでよいのか?」
空手家「王様、自分はそれだけで十分っす!」
王様「拳法家、そなたは何が欲しいのかな?」
拳法家「私の欲しい者はもうここに///」ダキツキ
王様「それはわしが用意した物ではないのう、ふぉっ、ふぉっ」
空手家・拳法家「///」テレテレ
柔道家「く、くやしー、バカップルめー」ポロポロ
淫魔「アンタにゃイケメンでガチホモでマッチョ好きなインキュバスを紹介してやるよ」ヤレヤレ
柔道家「マジすか!」パアア
王様「そなたは魔族のようだが・・・」
淫魔「王様、うちの一族と和平を結んで欲しくてさー、空手家達について来たんよ」
王様「なに、和平じゃと?」
淫魔「淫魔族はさー、人間と共存共栄していきたいのよ」
王様「ううむ、それは難しいのでは・・・」
淫魔「お前達、入っておいでー」パンパン
淫魔ギャルズ「ハーイ」キャイキャイ
王様「こっ、これは?」
淫魔「一族の選りすぐりの美少女淫魔なんだけど、アタシ達が人間と仲良く出来るって証拠にしばらく王様に預けようと」
王様「ごくりっ///」
拳法家「(王様、腹上死しそう)///」コソコソ
空手家「(和平って言ってるけどエロリストを送り込んでんじゃないすか)」コソコソ
拳法家「(淫魔王という新しい魔王が誕生したかも・・・)」コソコソ
-
- 32 : 2014/09/18(木) 12:58:49 :
- ~小さな家~ エピローグ
空手家「拳法家の作ってくれるご飯はいつも美味しいっす」ホクホク
拳法家「あなたの育てる野菜やお芋が美味しいからよ///」テレテレ
空手家「しかし、世界が淫魔に支配されるの早かったっすねー」
拳法家「あっという間だったわねー」
空手家「まあでも武力じゃなくエロ力での世界征服っすから・・・」
拳法家「ハッスルし過ぎた年配者が時々逝っちゃうくらいしか被害ないし・・・」
空手家「逝っちゃったお年寄りもなんか幸せそうに逝っちゃってるしw」
拳法家「あたし達みたいな仲の良い夫婦には悪さをしないし///」ピトッ
空手家「人間同士の戦争とかも無くなって、平和っすねー」ダキッ
拳法家「あたし幸せー///」ダキツキ
-
- 33 : 2020/09/29(火) 13:03:49 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
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害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
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害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
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害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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