この作品は執筆を終了しています。
絵里(希とずっといられますように…)
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- 1 : 2014/08/13(水) 11:15:40 :
- のぞえりssです
走り書きで書いたからそこまで出来は良くないと思いますが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです
一応5話で起こったことにしています。
設定とかはアニメ基準で考えてます(一応)
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- 2 : 2014/08/13(水) 11:17:23 :
- 絵里(…なんて、お願いしちゃったけど、私は希に告白する勇気がないんだけどね)
希「あれ?えりちやん、どうしたんこんな朝早くに何かお願い事?
絵里「え、えぇ、穂乃花達が無事に帰って来れますように、ってね。」
絵里(あぁ、やっぱりダメね希の前だとこう素直になれないわね。)
希「そうか〜三人とも修学旅行で今は沖縄か〜」
希「それじゃ、ウチも何かお願いことしよかな?」
絵里「その為に来たの?」
希「せやで」
ガランガラン
パンパン
絵里「何お願いした?」
希「内緒〜♪」
絵里「そう、それじゃ学校行きましょう。」
希「うん。」
-
- 3 : 2014/08/13(水) 11:17:56 :
- 学校生徒会室
絵里「うわ、何これ?」
希「見事な、書類の山やね。」
絵里「しかもこれ、生徒会長がやらなければいけない書類が沢山ね。」
希「あはは、海未ちゃんのことやから、穂乃花ちゃんのやるべき書類はまとめていたんやろね〜」
絵里「はぁ、全くこんな量をよく溜め込んだわね…穂乃花は…まぁ、いいわ、片付けてしまいましょう。」
希「そうやね、こんなに書類もあるし、少し怖い話しながらやって行かへん?」
絵里「いやよ、希は私がそういうの苦手って知ってるでしょ。」
希「えぇ、つまんないよ〜。んじゃ恋バナでもする?」
絵里「怖い話でいいわ。」
希「えりちはそういうのないんからね〜」
絵里「全く、優しめな感じのにしてよ。」
希「いいよ〜んじゃこの学校の七不思議をね、ウチが…
-
- 4 : 2014/08/13(水) 11:18:59 :
カキカキカキカキ
希「ふぅ、これで終わりやね。」
絵里「えぇ、でももう暗くなってきちゃったね。」トケイミ
絵里「うわ、もう八時過ぎてる。」
希「あちゃー、もうそんな時間?」
絵里「全く、穂乃花達が修学旅行でいないぶん、私たちが生徒会の仕事しなきゃいけないのに…あの子達、仕事貯めすぎよ。」
希「あはは、こりゃ帰ってきたらなんか奢ってもらわんとね。」
絵里「そうね、穂乃花達が戻ってきたら焼肉でも奢ってもらおうかしら。」
希「お、それはいいね♪」
絵 里「それじゃ帰ろうか。」
ガラガラガラガラ
廊下二階
絵里「よ、夜の学校って、普段は歩かないから不気味ね。」ガシッ
希「えりち、そんなに抱きつかんといて歩きづらいよ。」
絵里「だ、だって怖いじゃない!
ただでなくても仕事の合間に誰かさんが七不思議の話とかしてくるんだから。」
希「ごめんごめん、それにあれただのウチの作り話やったし。」
絵里「それでも、優しめのお願いしたのに結構怖い話されて、さらに夜の学校歩いていたら怖いわよ。」
絵里「それに、すぐそこの鏡にも何 か写りそうだし。」
希「あはは、えりちは相変わらず臆病やな〜♪ほら鏡の前に立ってもなんもおかしな事ないやろ。」振り向き
絵里「あれ?」
希「ん?どーしたん?」
絵里「な、なんで鏡の中の希がこっちを見てるの?」
希「え?」
鏡の中の希(ニヤッ)
絵里「いやっぁぁぁぁぁぁあ!」
希「あ、えりち!待ってー!」
絵里(どうなっているのよこれ!)
-
- 5 : 2014/08/13(水) 11:21:33 :
一階玄関…
希「えりち、大丈夫?」
絵里「なんなのよ、あれ、
あれって希の言ってた七不思議の一つじゃない の?」
希「確かにしたけど」
絵里(確かあの話って
希『この学校の鏡にはね。悪〜い幽
霊さんが住んどるんよ…その幽霊さ
んは現実の世界の人を鏡の世界に連
れ込んで閉じ込めてしまう幽霊さん
なんや〜過去に二人の生徒がいなく
なったんやが…みんなは鏡の世界に
連れていかれたと噂するようになっ
たという…』
絵里『ちょっと鏡見れなくなるじゃない!』
希『やっぱ、えりちはこの程度でも怖がるんやね。』
絵里『べ、別に怖がってなんかいないわよ!さぁ、次の話を言ってみなさい!さっきよりも怖くね!』
希『もう〜、えりちは強がりやな〜』
)
希「でも、あれは作り話やし…」
絵里「まぁ、いいわ。
早くここから出ましょ。」
希「そやね。」
ガンガン
絵里「え?嘘、あかない。」
希「またまた〜♪鍵が掛かってるだけやろ。もう、怖がらさんといて。」
絵里「違うわ、鍵は空いてる、けどドアが動かないのよ。」
希「ちょっといい?」
ガタガタ
希「あ、ほんまや。」
-
- 6 : 2014/08/13(水) 11:23:11 :
???「何度やっても無駄だよ。」
のぞえり「!」
絵里「あ…ぁ…あ」
希「鏡の中のウチ…」
鏡の中の希「そうだよ、はじめましてだね。現実の世界の私」
希「貴方は何者なん?ウチとは全く違う感じがするけど。」
鏡の中の希「私は貴方、東條希の姿を形どった偽物かな?
まぁ、今は偽希とでも思っておいてよ。」
鏡の中の希「さて、前置きはこのくらいでいいかな♪
とりあえず、君らにはゲームをしてもらいたい…その為に扉を開けなくした。いや、違うな」
絵里「何が違うのよ。」
鏡の中の希「正確に言えば君たちを鏡の世界に連れ込んだ、と言った方がい いかな」
希「どうゆうことなん?それに鏡の世界って」
鏡の中の希「簡単な話、君たちをゲームを受けさせる為に逃げちゃ困るからね。私の世界に監禁したのよ。
ほらよくみなさい、文字とかが反転してるでしょ。」
絵里「あ、本当だ。全部反転してる。」
鏡の中の希「もちろんゲームをクリアしたら元の世界に帰してあげるけど…」
絵里「もし、失敗したら?」
鏡の中の希「そこまで言う義理はないよ。この状況下で失敗した時のペナルティなんて言う必要性もないしね。」
希「そんで、そのゲームちゅうのは?」
鏡の中の希「フフッ、この反転した音乃木坂学院の七不思議の退治だよ♪」
のぞえり「え?」
絵里「待って!音乃木坂には七不思議の噂なんてそもそも存在しない筈だわ。」
鏡の中の希「ん、確かにね、でもね
そこの私が作ってしまったじゃない。」
希「え?嘘やろ…あれはただの作り話やったし。」
鏡の中の希「作り話でも出来てしまうのよ…七不思議ぐらいはね。」
鏡の中の希「んじゃ、ルールを説明するよ?♪」
絵里「待って。まだやるとは…」
鏡の中の希「ん、帰りたくないの?♪」ヘラヘラ
絵里「 くっ、なんか腹立つわね、希がその顔すると。」
希「え、えりち、それは酷いよ。」
鏡の中の希「ルールは簡単、私以外の七不思議を退治すること、倒し方には特に制限とかはないよ、成仏させるのもありだし、消滅させるのもありだから、
後、部屋は玄関と屋上、学生が入れない所以外は基本全部開けておくね。
あ、もちろんガラス割って外に出ようとしないでね、出たらすぐに消滅するからね。」
鏡の中の希「それじゃ、がんばってね?♪」カガミノナカスタスタ
絵里「行ったわね。」
希「う、うん。」
鏡の中の希「あ、それと。」ヒョコ
のぞえり「!」
鏡の中の希「七不思議は最大で二つまでが同時に出現するからね?♪」
鏡の中の希「それじゃ。」
カガミノナカスタスタ
絵里「…とりあえず、部室に行きましょ。」
希「う、うん。でもえりち大丈夫?怖くない?」
絵里「へ、平気よ。」ガクガク
希「ごめんな、ウチがあんな話してしまったさかい、こんなことになってしまうなんて。」
絵里「別にいいのよ、それに希がいるしね。」ニコッ
希「あはは、そうだね二人でこんなのすぐに終わらせよ。」
絵里「えぇ、そうと決まれば作戦会議よ。」
絵里(いざ二人になると ドキドキしちゃうわね…でも、こうなったのは私のせい…だよね)
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- 7 : 2014/08/13(水) 11:23:56 :
二階生徒会室
絵里「まず希、貴方の作った七不思議の内容をもう一回言って。」
希「うん、まずさっきみた『鏡の中の自分』他には『テケテケ』『飛び回る生首』『呪いの本』に『保健室に閉じ込められた女子生徒』『体育館で聞こえる誰かの練習』『問いかける者』だね。」
絵里「改めて聞くと、あまりスタンダードじゃないのもあるわね。」
希「作り話やしな。」
絵里「でも、それが今は現実に起こってるってわけね。」
希「怖くない?」
絵里「怖いわよそれは、でもね希がいてくれるから 大丈夫よ。」
希「あんま恥ずかしいこと言わんといて///。」
絵里「フフッ、照れた希も可愛いわね…さて、何から攻めようかしら?」
希「なんかこの状況楽しんどるな?えりちは…ウチが思うにまずは体育館のほうに行かへん?」
絵里「その話って確か…」
この学校には当時バスケ部で期待の星を背負った生徒がいた。
その生徒さえいれば全国も夢ではないと思われるぐらいの逸材であった…
その生徒はみんなからの期待を背に誰よりも長い時間練習を続けていた…
だが、その生徒は帰り道で今までの無理が祟ったのか道路に倒れ、車に轢かれて亡くなった…
以来体育館では夜な夜なバスケットボールが弾む音がするという…
みんなその女の子が死してなお、未だに練習をし続けていると…
絵里「確かにそこまで怖くはないわね。」
希「そや、えりちが別の話で怖がっていたから軽めなのも入れといたからね。」
希「ま、要するに、これが一番簡単な 部類に入ると思うねん。」
絵里「そうね、確かに実害はなさそうし。じゃあ、まずは体育館から攻略するか。」
希「じゃ、準備しよ。他の七不思議にあった時のようにね。」フデペンシャキーン
絵里「紙に文字でも書いてるけど…何それ?」
希「ウチお手製のお札やで。」
絵里「え!お札ってもっとこう難しく書くんじゃないの?それにそんな紙に書いたのって意味がないんじゃ。」
希「大事なんは、形式と思いだけやから大丈夫や!」
絵里「そ、そう…ハラショーだわ。」
希「あとこれ、あげる。」
絵里「これ って希の鞄のストラップ?」
希「せやで、もしウチと離れたらそれを握ってウチを迎えにきてな。」
絵里「そんな事言わないでよ。」
-
- 8 : 2014/08/13(水) 11:24:52 :
一階体育館
絵里「着いたけど、音はしないわね。」
希「さ、どうやろか。休憩してるかもしれへんし。」
絵里「早くでてきて欲しいけどあまりでてきて欲しくないというか。」
希「あれ??今更怖くなったん?」
絵里「もうからかわないでよ!
だいたいいつもいつ…
ダンダンダン
シュ、ポン、ドン
絵里「え?」
希「どうやら始まったみたいやね。」
ダンダンダン
シュ、ポン、ドン
絵里「この音ってバスケットボールの跳ねる音?」
希「そやね、それじゃ話掛けてみよか。」
絵里「ちょっとまってよ、希ぃ。」
ガシッ
希「おっと、えりちいきなり抱きつかんといてお化けよりビックリするやん。」
スタスタ
ダンダン・・・ピッ
希「はじまして、ウチはこの学園の福生徒会長や、君、こんな時間まで練習してちゃあかんよ、早くお家に帰りなさい。」
絵里「ちょ、希そんなでいいの?」
希「うん、ええんよ。それとあまり名前をなのちゃダメだよ。」
少女「こんな時間まで練習していた事はごめんなさい。でも私はみんなの為にも頑張らなきゃいけないの、だからもう少しだけ練習させて下さい。お願いします!」アタマサゲ
絵里「出てき、ぶごもご」テヲアテラレ
希「ん?、でも君は期待されてるんやろ。こんな遅くまで練習してちゃ体壊して倒れてしまうで。」
少女「それでも、私はみんなを全国に連れて行きたいんです!」
希「にてるね」
少女「え?」
希「君はウチの知ってる子とすごく似ているのよ…その子はみんなの為にがんばって自分のことを後回しにしてしまった。その子は無理がたたって大事な日に倒れてしま いみんなに迷惑を掛けてしまったと感じてしまったんや。」
希「でもな、みんなはその子の無理に気づけなかったことに後悔した。」
少女「・・・」
希「だからウチは君にその子の二の舞あって欲しくないんや。
だから君もしっかり休んで、みんなの為やない、自分を含めた全員で頑張りな。」
少女「まさかそんな事を言われるなんてね。」
少女「あはは、でもなんかスッキリしたよ。私が死んだ時にみんなは何故か泣きながら怒っていたな?」
少女「あれってみんなの後悔の形だったのかな。」
希「せやね、君はもうここにいるべきやないな。そろそろ 休みさい。」
少女「ありがとう、そうするよ。最後に貴方の名前を聞かせて。」
希「ウチらは名乗るまでのないただの通りすがりのお節介さんや。」
少女「そう…それじゃ通りすがりのお節介さん達…頑張ってね。」
スッ
ダンダン・・・ダン
絵里「プハー、ハァハァ、終わったの?」
希「せやで。」
絵里「なんかこうもあっさりだとねぇ。」
希「でもえりち気をつけた方がええで。」
絵里「え?どうして。」
希「話した中には解決策がない物も存在するからや。」
絵里「ちょっとそれどういうこ…
ギイィィ
のぞえり「!」
希「アカン!逃げるよえりち」ガシィ
絵里「え、ちょっと希!」
???「イタ…イタ…イ…タ」ニヤァ
-
- 9 : 2014/08/13(水) 11:27:21 :
廊下
タッタッタッ
絵里「希!はしりながらでもいいから教えて今度は何が出たの?」
希「テケテケや!テケテケが来たんや!」
絵里「テケテケってあの上半身だけの姿をしていて凄い速さって追ってきて、胴体を両断する奴?」
絵里(確かそいつの話って
希『部活動を終えた女子生徒が帰ろうとした時にな。
一人の少女が窓の外から腕を組んで彼女を見ていたんや。
知らない顔だったのでそのまま帰ろうとしたらな、その少女がゆっくりと笑って腕を組んだままふわりと浮き上がって窓から中に入ってきたんや!
その少女には下半身がなく、組んだ腕をゆっくりと振りながら上半身だけで近づいてきた。
驚いた女子生徒は一目散に逃げ出したんやけど、走っても走っても少女が腕を振るたびにする
『テケテケ』
と、という音と共に追いかけてくる。
玄関から出たらもう追いかけては来ていなかった…
そして、その音からテケテケと呼ばれるようになったんや…』
だったはず)
希「せやで、でもテケテケに対する対処法はあるやけど、効いたり効かなかっりするんや!」
絵里「え、それって助からないこともあるってこと!」
希「いや、まだ方法はある!」チラッ
希「もう追って来よったか!」
絵里「えっ!」
テケテケ「アハハハ。」 ニタニタニタ
絵里「ひっ!」
希「とにかくえりち走るや!ウチの手を離すんじゃないよ。」
絵里「私だって死にたくないわよ!」
希「とりあえずこれでも食らっとけ。」オフダナゲ
ピタッ
かしまさん「アヘっ」バタッ
希「よし効いた!今のうちに。」
-
- 10 : 2014/08/13(水) 11:33:00 :
- ミス
かしまさん×テケテケ⚪︎
廊下
タッタッタッ
絵里「希!はしりながらでもいいから教えて今度は何が出たの?」
希「テケテケや!テケテケが来たんや!」
絵里「テケテケってあの上半身だけの姿をしていて凄い速さって追ってきて、胴体を両断する奴?」
絵里(確かそいつの話って
希『部活動を終えた女子生徒が帰ろうとした時にな。
一人の少女が窓の外から腕を組んで彼女を見ていたんや。
知らない顔だったのでそのまま帰ろうとしたらな、その少女がゆっくりと笑って腕を組んだままふわりと浮き上がって窓から中に入ってきたんや!
その少女には下半身がなく、組んだ腕をゆっくりと振りながら上半身だけで近づいてきた。
驚いた女子生徒は一目散に逃げ出したんやけど、走っても走っても少女が腕を振るたびにする
『テケテケ』
と、という音と共に追いかけてくる。
玄関から出たらもう追いかけては来ていなかった…
そして、その音からテケテケと呼ばれるようになったんや…』
だったはず)
希「せやで、でもテケテケに対する対処法はあるやけど、効いたり効かなかっりするんや!」
絵里「え、それって助からないこともあるってこと!」
希「いや、まだ方法はある!」チラッ
希「もう追って来よったか!」
絵里「えっ!」
テケテケ「アハハハ。」 ニタニタニタ
絵里「ひっ!」
希「とにかくえりち走るや!ウチの手を離すんじゃないよ。」
絵里「私だって死にたくないわよ!」
希「とりあえずこれでも食らっとけ。」オフダナゲ
ピタッ
テケテケ「アヘっ」バタッ
希「よし効いた!今のうちに。」
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- 11 : 2014/08/13(水) 11:35:03 :
一階廊下行き止まり
絵里「どうするのよ希!ここ行き止まりじゃない!。」
希「いや、ここでいいんや、ここで迎え討つ!」
絵里「いや無理よ。無理に決まってる!」
希「最後にテケテケの説明やけど、テケテケには二種類いるんや、テケテケはそもそも人身事故で下半身失った人間がなるもんなんやが、問題は人間を恨んどるか自分の足を探しとるかなんや。」
絵里「え?」
希「下半身を探しとるやつは『ここには貴方の足はない。帰ってくれ』か『地獄に帰れ』って言えば帰ってくれる時もあるやが、もうひとつは人身事故にあってまだ息があって助けを呼んだのに誰も来なかった悲しみから人間を恨むようになった奴には呪文は『地獄に帰れ』しか効かんし、けどほとんど帰らないんや。」
絵里「どうすんのよそれ!もし今のかしまさんが呪文を効いてくれない奴だったらどうするのよ! 」
希「えりちそこはウチに任せとき。」
ペタペタペタ
希「おぉっ、来たな」
テケテケ「イタ…イタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタ…イタァァァァァア!」
絵里「ひぃっ!」
希「『地獄に帰れ』!」
ピタッ
テケテケ「?」
絵里「え?効いてない?」
テケテケ「ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
絵里「やっぱりダメだったのよ!」ナミダメ
希「…。」
テケテケ「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスゥゥゥゥウ!」
ルパンダイブ
希「えりちしゃがんで!」
カベニペタッ
絵里「え?ちょ」ガシッ
テケテケ「!?」
絵里「テ、テケテケが壁に吸い込まれていってる?」
テケテケ「イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤ ダイヤダイヤダイヤダイヤダァァァァ
希「さっさといけぇぇぇえ!」ケトバシ
テケテケ「イヤダァァァァァア!」
ポンッ
絵里「消えた?」
希「ふぅ、成功したな?」
絵里「希、何をしたの?」
希「何って?出口を作っただけや。」ユビサシ
絵里「あれってお札?それに書かれてる文字が『出口』?どうゆうこと。」
希「もし、他の七不思議が出た時の為ように作っといたんや。」ベリッ
希「それに鏡の中のウチが言っとたろ。『ガラス割って外に出ようとしないでね、出たらすぐに消滅 するからね。』って。」
絵里「とゆうことはテケテケを無理矢理外に出して消滅させたってこと?」
希「簡単に言えばそうゆうことや。
それに倒す方法がないんやら
試すしかないやろ。」ドヤッ
絵里「ハラショー…」
絵里「さて、二つ解決したけどまだ残ってるのは四つ…」
希「先に図書室にいこか。歩きながら話の説明したるから。」
絵里「えぇ…」
スタスタスタ
-
- 12 : 2014/08/13(水) 11:36:09 :
一階廊下
希「まず先に図書室の呪いの本の話やけど…」
絵里「読んではいけない本だったけ?」
希「せや、読んだ者の精神を破壊する呪いの赤い本…」
絵里(あまり思い出したくは無いけど…
この学校の図書室には一冊だけ赤い本がある…
この本は人の精神を喰らう本読めばたちまち精神が壊されていくのである
そして、この本は目立ちたがりやですぐに人前に落ちている…
確かこの話をベースにした話がもう思い出したくないくらいの怖さだったわね)
絵里「あの時の話は、精神が壊れて行くような台詞が怖かったわ。」
絵里「ところで、この本の対処法ってあるの?」
希「ん、読まないしか方法は無いし
具体的な消滅方法はないかな?」
絵里「ちょっとそれじゃ、さっきと同じじゃない!」
希「まぁまぁ、とりあえず行かなきゃ、いけないやろ。」
絵里「むー、
あれ?なんか向こうに何かいない?」
希「ん?あれ?なんか浮かんどるような?」ジッー
絵里「ねぇ、あれってもしかしなくて生首なんじゃ…」
生首「か…らだ…体…ちょ…うだい。」
絵里「ひぃっ!もうやだお家帰る!」タッタッタッ
希「えりち、待って!」
二階廊下
希「えりち!」
絵里「うひゃっ!」
絵里「もう!希!びっくりさせないでよ!て、あれ生首は?」
希「生首はテケテケ違うてそこ まで速くはないんや。」
絵里「ねぇ、確か…生首の話って…
希「歩きながらもう一度話すよ。」
この学園では昔いじめに耐えきれなくなって自殺を図った女子生徒がおったんや。
そして、その子は踏切に入っていき人身事故を起こした…
彼女の体は粉々の肉切れになっておったそうだが、頭だけは見つからなかったんや。
後日学校で飛び降り自殺とおぼしき遺体が発見されてな、その遺体がその女子生徒を虐めていた主核のいじめっ子だったんや。
だが、死体の状態はあまりにもおかしかった…
飛び降りのはずなのに体の状態に特に異常はなく、ただ首を食いちぎられただけやったという…
そして、その話は学校に知れ渡り、いじめられていた子が化けて出て食い殺した…なんてゆう噂が広まったという…
絵里「改めて聞くと、悲しい話ね。」
希「せやね…自分の恨みを晴らす相手はもう殺してしまったんにね…それでもまだここに縛られている。」
絵里「で希、この七不思議はどうすれは解決できるの?」
希「ん、ないよ。」
エリチョップ
希「何するんや!突拍子に考えて作ったんやからそこまで用意しとらんよ。」
絵里「こんな状況になるならちゃんと考えてよ!」
ポカポカポカ
希「無茶ゆうな!」
希「でも、策がないわけではないよ。」
絵里「え?」
希「とりあえず、図書室に行こか。」
絵里「待って見つかったらどうするの?」
希「それでも図書室に走るよ。」
スタスタスタ
-
- 13 : 2014/08/13(水) 11:36:50 :
図書室
希「自分でフラグ立てといてなんぼやけど無事にこれたね。」
絵里「でも、ここにあるのって呪いの本だけでしょ、何をするの?」
希「まずは呪いの本を見つけなきゃ。」
絵里「ねぇ、希」
希「ん?見つけたん?」
絵里「ううん、違うの。
私ね、もし一人でこの状況になったら多分泣いていたと思うのよ…」
希「どうしたん?いきなり。」
絵里「でもね。希…貴方と一緒だとまだ頑張れそうな気がするのよ…
こんなに怖い状況であってもね。 」
希「えりち…」
絵里「だからね…一緒にここをでましょ…
そして、ここを出たら貴方に伝えたい事があるの…聞いてくれる?」
希「勿論やで!えりちのゆうことだったらなんでも聞いてあげるよ…」エッヘン
絵里「フフっ、ありがとね…それじゃ約束しましょ、必ずここを一緒に出るって…」
ユビキリ
希「うん!」
ゲンマン
絵里「ねぇ希、もしかしてあれ?」
ユビサシ
希「真っ赤な本、あれのようやね…」
絵里「で、希どうるするの?あれって読む気がなくて も勝手に開くんでしょ。」
希「任せ時」シュル
絵里「シュシュをとってどうするの?」
希「まぁ、見とき。」
ムスンデムスンデペタッ
絵里「軽い封印みたいな物?」
希「せやで。」
絵里「それで、これをどうするの?」
希「あの生首さんに会いにゆくよ。」
絵里「え?」
希「あの生首さん…どうやら二階には上がってはこれへんのよ。」
絵里「どうして?」
希「話の中で殺された子がおったやん。」
絵里「うん。あの首を食いちぎられ たって奴よね。」
希「あの話ね…実をゆうと花壇の近くで殺された話なんや。」
絵里「ん?どうゆうこと。」
希「つまり、あの生首が上に上がるという話はしてない…」
絵里「なるほど生首は一階にしか漂う事は出来ないのね。だからここまで来れなかったのね。」
絵里「でも、この本といいあの生首といい解決策は明記してないよね…一体何をするの?」
希「それはお楽しみや…」
-
- 14 : 2014/08/13(水) 11:37:59 :
一階廊下
絵里「うぅっー、やっぱり怖いわ!私だけ二階に言っちゃダメ?」
希「ん?、行ってもいいけどウチが解決したら別の七不思議がえりちの前に現れるかもよ。それでもいいんなら、ええけど。」
絵里「私は貴方に着いて行くわ。」
希「あはは、ん?来よったな…」
ユラユラ
生首「か…らだ…ちょ…うだい。」
クチアケテガッー
絵里「ひっ!早くなんとかして希!」
希「押さないといて、とりあえずポイッと」ベリッ
本投げ
絵里「え?」
生首「!」
ドガッ!
生首「イェェェェエガァァァア!」
絵里「何が起こってるの?」
希「えりち、対消滅って知ってる?」
絵里「それって…たしか物質と反物質をぶつけあわす事で起こる現象…ってまさか!」
希「対消滅ってオカルトの世界だと似たもの同士をぶつけることでもおこるんよ…呪いと怨みのぶつかり合いだね。おまけに両方共『解決策のないもの同士』やもん。」
生首「グァァァァァア…」
シュッ
絵里「消えた…」
希「成功のようやね…」
希「いや〜一時はどうなることかと思おたけど…なんとかなるもんやな。」
絵里「まさか、あれも賭けだったの?」
希「まぁね…やってみないと始まらないし」
絵里「呆れたわ…でも助かったからめっけものね。でもシュシュは消えちゃったね。」
希「ええんよ。まだ家にあるし。」
絵里「髪を下ろした希はなんか新鮮ね。」
希「そんな目で見ないでよ?///」
絵里「あら、可愛いわよ希」
希「もうからかわんといて」
絵里「さて、あと二つ ね…」
希「ここまで来たらあと少しやね。」
???「やぁ、久しぶり?」
絵里「え?うわっ!貴方なんでこんな所に!?」
鏡の中の希「いや、そこまで驚かなくてもいいじゃん。まぁ、それは置いて、おめでとうまさか4つも解決するとはね。」
鏡の中の希「自分としてはテケテケあたりに殺されるかと思ったけど…まさかこの世界のルールを逆手に取るとはね。」
希「あんたさんがでてくるゆうことはどういうことかな?」
-
- 15 : 2014/08/13(水) 11:38:40 :
鏡の中の希「最後まで言わせてよ?
まぁ、私がでて来たのは簡単な事だよ…
このままじゃつまらないんだ…」
のぞえり「え?」
アシガシッ
希「え!ちょっと、いやぁぁぁぁぁあ」
ズルズル
絵里「希ぃ!」
ガシッ
絵里「希!いっちゃダメ!」
希「えりち!」
バッ
絵里「希ィィィイ!」
絵里「私は貴方がいなきゃダメなのに…一人じゃ何も出来ないのに…」
ポロポロ
絵里「貴方、どうゆうつもりよ!」
ナミダメニラミ
鏡の中の希「ん?だから言ったじゃん?♪このままじゃつまらない、
って、これじゃただの希無双だよ。」
鏡の中の希「それにさ…君はいつまであの子に助けて貰うんだい?」
絵里「え?」
鏡の中の希「君は始め音乃木坂に来た時は誰とも交わらないような存在であった…だが東條希が君を変えた。」
鏡の中の希「生徒会長になることの後押しもしてあげたりもしてたね。
そして、μ'sに入る時にも彼女は君の背中を押してあげた…そして、今回もだよ…
結果的に見て、君は救われているだけ、君は彼女を救 ったことはない…」
絵里「………」
鏡の中の希「何も言わないってことは図星だね…」
絵里「だって…」
鏡の中の希「ん?」
絵里「だって、あの子は救われたいと願っていても…誰にも、私にも手を差しのばしたりしないのよ!
あの子はいつも自分の事を後回しにしてどうでもよくしたがる!私だってあの子の為になにかしたいわよ…」
鏡の中の希「じゃあ、あの子がさっき何処かへ連れていかれた時の顔は覚えてる?」
絵里「え?」
絵里(あの時の顔はしっかりと覚えてる…希はあの時…笑っていた。
何故?
いや、分かる。
あの顔は
私の事を信じてくれてる時の顔だ。)
鏡の中の希「思い出した?」
絵里「…えぇ、分かったこともあったわ。」
鏡の中の希「その様子だともう大丈夫そうね。そんじゃ、君一人で後の七不思議二つを攻略してもらうけどいいよね?」
絵里「勿論よ、そして希を助けてここから出る!」
鏡の中の希「その息や、希は保健室におるけど貴方にはまずもう一方のほう先に片付けてもらおうかな…多分そいつは生徒会室にいるよ…なんたってそこが想い人との一番思い出が作られた場所だしね。」
絵里「分かったわ…それじゃ覚悟しててよね。」
鏡の中の希「勿論、楽しみにしとるよ。」シュッ
絵里「さて、行くか…」
(一人でもやるって決めたんだ…だから、待ってて…希)
スタスタ
-
- 16 : 2014/08/13(水) 11:39:46 :
一階保健室…
希「う、うん?ここは。確かウチは引きずられて…あっ!」
希(ここは保健室…まずいな)
希(とりあえずドアを…)
ガチャガチャ
希(まぁ、これは分かり切っていたことやけどね…)
???「プププ、あなた…分かってて今開けようとしたでしょ。」
希「まぁね…勿論君は出してはくれないんやろ…保健室のひとりぼっちな女子生徒さん。」
保健室には昔病弱で保健室登校をしていた女子生徒がおったんだが、
その子は保健室にしか居場所がなく、死んで幽霊になっても保健室におった。
だけど、一人が寂しい女子生徒は一人で寝てる子を自分の世界に閉じ込めてしまうという…
女子生徒「勿論、出してはあげないわよ…貴方はずっとここで私と暮らすんだから…それにね、 私と一緒あそぼ」
女子生徒「そうね、最初はお話聞かせて」
希「お、恋バナ?」
女子生徒「それもいいけど、私にはそういうのがなかったからパス、貴方の過去でも聞かせて…」
希「まぁ、ええよ…でもウチは必ずここを出るからな」
女子生徒「出来るものならね。さぁ、早く話して♪」
希「んじゃ、言うよ…
希(えりち頑張ってウチを助けに来て…
-
- 17 : 2014/08/13(水) 11:40:46 :
二階生徒会室前
絵里(希が保健室にいるってゆうなら、ここにいるのは…恐らく『問いかける者』…確かあの話は
希『んじゃ、最後の七不思議、問いかける者や
ある学校に同じ男の子を好きになった二人の少女がおったんや…
二人とも親友同士という間柄であった為か中々進展はしなかったんやけどな
でも、その男の子との思い出は確かに二人とも作ったんや…
そして、二人はある賭けにでたそれは
二人でその男の子に手紙を書き
その男の子との思い出の場所で待ち答えを聞くというものや…
そして、二人の想いも募っ た手紙はその男の子の下駄箱においたんや…
二人ともその男の子との思い出の場所で待っていた…
だが、来たのは男の子ではなかったんや…
二人の少女の前にはヴェールを被った人が現れてこういった
「あの男の子が貴方の親友を取ったら…貴方はどうする?」とね
一人目の少女は「私は二人の事を応援するわ。」と答えた。
その後、彼女は首を吊って死んでいたのを見つけられたんや
二人目の少女は「私はあの二人の幸せを見守るわ」
こう答えた少女は学校中見てる中で飛び降り自殺をしおったんや
結局二人とも思いを告げる前に死んでしまうという悲しい悲しいお話やで。』
この話の真意は希は言わなかったけど・・・でもやらなきゃ)
ガラガラ
絵里(誰もいない?どうゆうこと?まぁいいわいないなら探すまで)フリカエリ
ヴェールを被った「・・・・・・」
絵里「うおはぁっお!」シリモチ
絵里(びっくりした・・・)
タチアガリ
ヴェールを被った人「・・・・」
絵里「あ、どうぞ。」
絵里(なんで私こんなにも堂々としてるのかしら?)
ヴェールを被った人「・・・あなたは恋をしていますね、それも片思いの。」
絵里「ええ、してるわ。まだ告白はしてないけどね。」
ヴェールを被った人「ではあなたはその意中に思いを告げたとしましょう。ですが、相手は別の人が好きと答えました。
あなたはそんな時どうしますか。」
-
- 18 : 2014/08/13(水) 11:41:56 :
- 絵里「・・・・・・・・・・・・」
ヴェールを被った人「答える気がないのですか?」
絵里「フフッ、アハハハハハハハハ。」
ヴェールを被った人「?」
絵里「いや、ごめんね、ただ真面目に答えを考えるのがバカらしくなっただけよ」
絵里「すっきりしたことだし言うね・・・
私は多分・・いや必ず嫉妬で狂ってしまうわね。
好きな子の前では応援するだなんて言うとは思うけど本当は胸の中は悔しい思いであの子の隣の隣はとうして自分じゃないって思うでしょうね
でも、その子の幸せを奪いたくはないしその子が泣く姿なんて見たくないもの・・
だから、私はその子の前から 姿を消してしまうかもしれないわね。
そして、その子の幸せを奪わない為にも私が幸せになる!
その子に会うのは私が幸せを手に入れてからにするわ」
絵里「これが私の答えよ・・さぁ、あなたは私をどうするの」
ヴェールを被った人「……私は貴方には何もしませんよ、合格です。」
絵里「え?どうして?」
ヴェールを被った人「貴方は自分の心に嘘をついていませんからね」
ヴェールを被った人「だれだってそうです。自分の心に嘘をついて自分の本心を忘れてしまう・・そんなのは悲しいものです。」
絵里「じゃあ、話の中で死んだ二人の事はどういう意味なの?」
ヴェールを被った人「簡単な話ですよ、それが彼女達の本心がそれだったのですから。」
絵里「・・・・・」
ヴェールを被った人「その様子だと気付いていたようですね。」
絵里「えぇ、まぁ、薄々だけど」
ヴェールを被った人「まぁでも貴方なら大丈夫でしょうね・・・
あら、役目をおえたからもう消えるのね」
絵里「行ってしまうのですね…」
ヴェールを被った人「そんな悲しそうな顔するじゃありませんよ・・それと」
ヴェールを被った人「負けるんじゃありませんようにね。七不思議にも恋愛にもね」
絵里「勿論!それじゃ、さようなら」
ヴェールを被った人「ええ、さようなら」
スッ
絵里(希、今行くわ!)
タッタッタッタ
-
- 19 : 2014/08/13(水) 11:42:28 :
一階保健室…
希「・・・・てなことがあったんよ。」
女子生徒「貴方はおもしろいわね!」
希「ありがとな。」
女子生徒「ねぇ、ずっとここにいてぇ」ナミダメウワメヅカイ
希「だめやぁ、そんな目で見てもだめやでぇ」
女子生徒「じゃあさあなたはどうやったら私のものになる?」
希「ふふん、なにされようとウチは君のもんにはならんよ。」
女子生徒「むー、あそうだ!だったら無理やり私のものにしよう!」
希「え?」
ベットニオシタオシ
希「なにすんねん!」ジタバタ
女子生徒「暴れないでよ。こうなったら、え い!」
希「ぐ、動けへん」
女子生徒「金縛りよ…フフフ、さぁこれからいけないことしましょ・・」
シュル
希「やめて!服を脱がさないで!」ナミダメ
女子生徒「貴方のそうゆう顔も悪くはないわね。ねぇ、もっとそうゆう顔して」
希「いやや!えりち助けてぇぇぇぇぇえ!」
女子生徒「フフフ、無駄なのに可愛いことするじゃない。」
-
- 20 : 2014/08/13(水) 11:43:25 :
一階保健室前
絵里(希はここにいる・・でもここの七不思議は自分だけの空間を作ってしまうもの、当然入れないようにしているわよね。)
絵里(何か策は・・・ん?ポケットが光って・・これ希のくれたストラップ・・)
ストラップ「・・・・」ユビサシ
絵里(うわ、動いてるよ、指差してるよ・・もう、なんだかこういうの慣れてきたわね。)
絵里(地面を指差してるわね。ん、これってお札!)
絵里(書かれている文字は・・・なるほどそういうこと)
絵里「ありがと、希。今そっちにいくわ」
-
- 21 : 2014/08/13(水) 11:44:00 :
女子生徒「可愛いブラね。それにお胸も大きいのね。」クスクス
希「これ以上やめて!」
女子生徒「そんな顔しないでよ、ますますいじめたくなるじゃない。」
希「ひっ」
女子生徒「いいわ〜その声素敵よ〜さて、それじゃ、本番行っとこうかしら」
希「やめて!下の方には何もしないで!」
女子生徒「やーだ、あなたを私のものにするまでやめないわよ」
希「いやあぁぁぁぁぁあ!えりちイィィィィィイ!」
女子生徒「無駄なのに今すぐに楽にして・・・
バーンガシャーン
二人「え?」
絵里「助けに来たわよ、希!」
希「えりち!」パァッ
絵里「希、あなたどうしたのよ、そんなハレンチな恰好///」
希「いや、ちょっといろ いろあって・・でもウチはまだ汚されていないよ」
女子生徒「どうゆうこと?なぜ貴方が私の空間に入りこめたの?結界まで張ったのに!」
絵里「それはね、人の想いの力よ。」
女子生徒「想いの力?」
絵里「正確に言えば希がここの前に置いてくれてた、お札のおかげね。」ピラピラ
女子生徒「『会いたい』って書かれている?」
絵里「ええ、その通りよ・・このお札を台車に付けてそのまま突進してみたらね。貴方の結界なんてすぐにこわれたわ。」
希「その発想がすごいね・・えりち」
絵里「さて、希は返して貰ったことだし、あなたの役目も終わったんじゃないの?」
希「体が消えていっとる・・。」
女子生徒「悔しいなぁ、せっかくここまでやったのにな〜」
女子生徒「ねぇ、最後に聞かせてよ。貴方たちには好きな人とかいる?」
絵里「いるね。」希「おるよ。」
女子生徒「フフ、悔しいな〜私も生まれ変わったら手に入れられるかな?」
希「無理やりじゃなくて、相手の気持ちが分かるようになればできるよ」
女子生徒「やっぱそうだよね…うん、そうしてみるよ。それじゃ、バイバイ。」
スッ
絵里「行ったわね。・・・ところで希ィ、好きな人がいるってどうゆうこと?私何もきいてないんだけど。」
希「そうゆうえりちこそおったんやな、ウチも知らなかったよ。」
絵里「んじゃ、ここを出たらその人について明かしてよ。」
希「えりちこそね。」
-
- 22 : 2014/08/13(水) 11:44:59 :
一階玄関前
スタスタ
鏡の中の希「おかえり。まさか本当に全部クリアするとはね。」
希「あまりウチらを」
絵里「嘗めてもらっちゃ困るわね。」
絵里「さぁ、さっさとここから出しなさい。」
鏡の中の希「いや、まだ私が残って・・」
希「君はあっちの世界とこっちの世界の出し入れしかできへんやろ。」
鏡の中の希「さっすが、製作者は違うね。まぁ、いいやそのまま鏡に触れてみて。」
絵里「え、波立ってる・・・」
鏡の中の希「ほら、早く入っておいで。」
希「おお、これはおもろいやん。」
-
- 23 : 2014/08/13(水) 11:45:48 :
????
鏡の中の希「ここは、君らの世界と私の世界の狭間の世界だよ。んで、出口があっち・・」ユビサシ
絵里「それじゃ、さっさと帰らせてもらうわね。」スタスタ
鏡の中の希「ちょっと待って。」
絵里「なによ。」
鏡の中の希「貴方たちはどうしてこんな目にあったのか知りたくはない?」
希「そういえば、そうやったね。なんでウチらがこないな場所にきてしまったん?」
ビクッ
絵里(これは私のせいよね・・私がずっと二人一緒にいたいって願ったから)
鏡の中の希「それはね、貴方達二人の願いが同じだったのよ。」
のぞえり「え?」
絵里(希も同じことを願っていた・・・?)
鏡の中の希「簡単にいえば、二人が望んでいた事 をそのまま現実のものになってしまったわけ・・。でもね、わたしはこれは間違いかな〜っと思って二人には元の世界に帰ってもらいたかったのよ。」
希「でも、それが七不思議退治とウチらが帰る事に何が関係あるんや?」
鏡の中の希「私以外の七不思議が君らを帰そうとしたくなかったのよ、勿論ここに連れてこようとしても必ず邪魔をいれてこようとするからね。それに私自体はここから動けないし。」
絵里「成程ね。でも希をさらった理由は・・聞かなくてもいいかな。」
鏡の中の希「うん、それは言ったね。」
希「何々?何の話?」
絵里「希は気にしなくてもいいわよ。」
鏡の中の希「さて、そろそろ行きな。」
希「うん、そうさせて貰うよ。いこえりち。」
絵里「え、えぇ。それじゃ、またね。」
鏡の中の希「またね、じゃないよ。さよなら。」
ピカッ
-
- 24 : 2014/08/13(水) 11:47:13 :
二階生徒会室
チュンチュン
(・8・)
絵里「んん?ここは生徒会?寝てたのかしら?」
絵里「携帯は、っと。ゲ・・朝になってるし、みんなから着信がたくさん着てる・・・」
希「んん・・おはよ・えりち。」ゴシゴシ
絵里「あら希、おはよう。あなたも寝てたの?
それに髪ほどけてるわよ。」
希「そうみたいなんや、シュシュもみあたらんし。それに変な夢をみたんや」
絵里「へぇ、どんな夢?」
希「えりちと一緒にウチの作った七不思議を退治する夢や。」
絵里「奇遇ね、私も似たような夢を見たわ。」
希「あら、もしかしたら夢の世界であっていたんかな。じゃあ夢の中で言った約束はわかる?」
絵里「何のこと?」
希「・・・」シュン
絵里「嘘よ。分かっているわよ。好きな人の事でしょ。」
希「う、うん。聞かせてくれる?」
絵里「ここじゃ、あれだし・・屋上に行かない?」
屋上
絵里「やっぱりここが落ち着くわね。夢の中だとずっと学校の中にしかいられなかったし・・」
希「う、うんそうやったね。」
絵里「それじゃ、言うよ。」
希「待って!」
絵里「ん?」
希「ウチから言わせて・・」
希「ウチが一番好きな人は…
いつもはしっかりしてるけど、どこか抜けていたりして、強がっているけど、本当は臆病だったり、でも不器用ではあるけど芯があって、ウチがずっと一緒にいたくなるような存在…ウチが…私がこの世で一番好きなのは綾瀬絵里、貴方です。」
絵里(希…ありがとう…私も貴方の想いに応えてあげなきゃね)
絵里「私の番ね…
私が一番好きな人はいつも私の事を考えてくれていて…訳がわかんなくなったりもするけど、それがその子の魅力、お茶目なことばかりするけど、実は結構照れ屋であったりしていろんな顔を私にだけ見せてくれる…私、綾瀬絵里は東條希…貴方が好きなの!」
希「えりち…」
絵里「希…」
希「両想いやったね…」
絵里「嬉しい?」
希「勿論!」
絵里「キス…してもいい?」
希「誰も見てないし…ええよ。」
チュッ
屋上でキスした後、私達はにこ達に連絡をしてみた…
どうやら学校から家へ帰ってなかったらしく、捜索願いさえも出されていたと知らされた…
その後、親やら警察やらの事情聴取があったが希が起点を聞かせた言い訳を考えてくれて、なんとかμ'sの活動休止は免れたが…
でも私達は二人は反省文を書かせられたりしたが…この程度で終わって本当によかったと思う…
-
- 25 : 2014/08/13(水) 11:48:38 :
絵里「そういえば、あの時、神社でのお願いって一緒だったんだよね…」
希「せやね…」
絵里「何を願ったのか…せーので言ってみる?」
希「恥ずかしいけど、ええよ。」
絵里「せーの!」
のぞえり「
終わり〜
-
- 26 : 2014/09/03(水) 20:55:07 :
- 絢瀬……
-
- 27 : 2014/10/18(土) 08:10:42 :
- 穂乃花って誰だ?
-
- 28 : 2014/11/29(土) 13:22:59 :
- 最高やった…
-
- 29 : 2015/04/29(水) 02:37:24 :
- 誤字が多いし希の話し方が変
もったいない
-
- 31 : 2016/10/27(木) 15:13:24 :
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