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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

ジャン「駆逐王子と」アルミン「腹筋の魔女」

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  1. 1 : : 2014/06/28(土) 23:21:25

    今回は104期生が20代前半の頃のお話です

    結婚前のエレミカです

    タイトルがアレですが、SSっぽいタイトルをつけてみたかったので、これだけで8割方満足しています(笑)

    それではよろしくお付き合い下さいませm(_ _)m


  2. 2 : : 2014/06/28(土) 23:26:27


    子供の頃の夢を見た…



    アルミン『……そして王子様はお姫様をお城へ連れて行き、2人はいつまでも幸せに暮らしました。おしまい』


    ミカサ『………』


    エレン『ん〜。やっぱり俺は悪い奴と戦う話が好きだなぁ』


    アルミン『今日はミカサの為に女の子向けの本にしたからね』


    ミカサ『………』


    アルミン『どうだった?ミカサ』


    ミカサ『……王子様は、どうしてお姫様を選んだのだろう…一目見ただけなのに…』


    アルミン『え?』


    エレン『そりゃ、お姫様は世界で一番美しいらしいからな』


    ミカサ『魔女はお姫様が産まれるまで世界で一番美しかった…』


    アルミン『ん〜…』


    エレン『魔女はお姫様にヤキモチ焼いて殺そうとしたんだぞ?そんな奴はどんなに美人でもダメだろ』


    ミカサ『………』


    アルミン『ミカサはこのお話気に入らなかった?』


    ミカサ『ううん、絵がとても綺麗だし、楽しかった。ありがとうアルミン』


    アルミン『そっか!よかった!』


    エレン『次は勇者が伝説の剣で魔王を退治するやつにしようぜ!』


    アルミン『またその話?エレン好きだね…』


    ミカサ『……私も好き』


    アルミン『ミカサもか…じゃぁ今度はその本持って来るね』


    エレン『おう!』


    ミカサ『うん』









    だって…

    勇者のお話はとても分かり易いから…




    お姫様のお話は私には難しすぎる…






    ーーーーーーー

    ーーーーー

    ーーー
  3. 3 : : 2014/06/28(土) 23:32:12

    その日私が食堂に行くと、微かだが、いつもと違う空気を感じた

    ミカサ(………?)




    サシャ「おはようございますミカサ」


    ミカサ「おはようサシャ。本部に戻ってたのね」


    サシャ「はい!昨日の夜着いたんです」


    ミカサ「久しぶりに壁内に帰ったから、ゆっくり眠れたでしょう」


    サシャ「ん〜…それがそうでもないんですよね〜」


    ミカサ「どうしたの?」


    サシャ「同室の女の子達が、遅くまでうるさくて…」


    ミカサ「あぁ…サシャはまだ個室じゃなかった?」


    サシャ「まだですよ〜。ていうか、私は壁外拠点に居る事の方が多いですからね。ここに個室があっても無駄になるだけです」


    ミカサ「確かにそうだけど…」


    サシャ「訓練所の女子寮みたいなもんです。みんなあの時ほど疲れてないから、騒がしさは倍ですけど」


    ミカサ「それは大変そう…」


    サシャ「今まで色んな部屋にお邪魔しましたが、どの部屋も9割方男子の話ですね…誰がかっこいいとか、誰と誰が付き合ってるとか…」


    ミカサ「……平和になった証拠だろうか?」


    サシャ「ですねぇ。中でもジャン、アルミン、エレンは、不動の人気ぶりですよ。コニーは何故か男子人気が凄いみたいです…ふふ」


    ミカサ「そんなに?」


    サシャ「兵団の中でも、実戦を経験してる兵士は少ないですから。彼女達にとっては、絵本の中の王子様みたいに見えるんじゃないですか」


    ミカサ「3人とも…王子様という感じではないけど…」


    サシャ「ですよねぇ!アルミンはちょっと王子様っぽいかもしれませんが…」


    ミカサ「外見だけ」


    サシャ「はい…裏の顔が魔王な王子様はイヤです…」

  4. 4 : : 2014/06/28(土) 23:35:26


    ミカサ「サシャ、これから本部に来
    た時は、私の部屋で休むといい」


    サシャ「いやいやいや、それは出来ませんよ!」


    ミカサ「何故?」


    サシャ「え?…だって…今回みたいにふらっと戻る時が多いですし…」


    ミカサ「?構わない」


    サシャ「ミカサはよくても、こっちが気まずいですよぉ…」


    ミカサ「………何を言ってるの?」


    サシャ「だって…エレンと鉢合わせしちゃったら申し訳ないです…」


    ミカサ「え?」



    サシャ「えへへ…」


    ミカサ「……サシャ?あの…言ってる意味がよく分からないのだけど?」


    サシャ「……あれ?ミカサとエレンって…」


    ミカサ「家族。それ以上でもそれ以下でもない」


    サシャ「……と見せかけて?」


    ミカサ「家族」


    サシャ「…………」


    ミカサ「…………」


    サシャ「ごめんなさいミカサ!私てっきりお2人はもうそういう関係なのかと思って…」


    ミカサ「別に構わない。誤解も解けたし、遠慮なく私の部屋に泊まって」


    サシャ「いえ……昨夜部屋の子達にお2人の関係を聞かれたので…」


    ミカサ「何て答えたの?」


    サシャ「……恋人同士に決まってるじゃないですか…って…」


    ミカサ「………」


    サシャ「ごめんなさい〜…」


  5. 5 : : 2014/06/28(土) 23:39:07


    ミカサ「なるほど…」

    食堂に入った時の違和感の正体はこれだったらしい

    納得はしたものの、こちらをコッソリ伺う好奇の視線は、一部屋分の人数のものではなかった


    ミカサ「たった一晩でずいぶん広まってるみたい…」


    サシャ「作戦中の伝達も、これくらい早いといいんですけどね、へへ♪」


    ミカサ「………サシャ」



    サシャ「……………スミマセン」




    ミカサ「……言ってしまったものは仕方が無い。みんなすぐ飽きて忘れるだろう」


    サシャ「いっその事、噂を本当にしちゃったらどうです?」


    ミカサ「そんな気はない」


    サシャ「どうしてです?ミカサはエレンの事好きじゃないんですか?」


    ミカサ「サシャ、エレンと私はお互いをとても大切に思っている。今のままで何の問題も無い」


    サシャ「じゃあ、エレンが他の子と恋人同士になっても、家族で居られるなら問題無いって事ですね?」



    ミカサ「………」



    サシャ「………」



    ミカサ「……考えた事もなかった」


    サシャ「ダメですよ!コニーが坊主のチビだった時代は終わったんです。エレンもミカサも、そろそろ2人の関係をはっきりさせるべきです!」


    ミカサ「……何故コニーが出てくるのかは分からないけど…とりあえず……善処しよう…」



    サシャは「約束ですよ?!」と何度も念を押してから、本部でやらなきゃいけない事が山程ある。と、慌ただしく食堂を後にした


    彼女が席を立った後、何を善処すればいいのかを聞き忘れた事に気付いたが、後の祭り…


    ミカサ(……まぁ…問題無い)




    そう

    何も問題無い


    エレンと私は深いところで繋がっているのだから




    『エレンが他の子と恋人同士になっても…』


    サシャが言った言葉は小さい棘のように心の片隅に残り、その後もふとした瞬間にチクリと痛みを感じたのだけれど……

  6. 6 : : 2014/06/28(土) 23:48:26


    数日後、兵士達の訓練を終えて兵舎に帰る途中、エレンが何人かの女の子に囲まれているのを見かけた

    時折上がる甲高い嬌声に、辟易した様子のエレン

    それでも立ち去ろうとしないのは、やはり彼も満更では無いからだろうか…



    また心の棘が小さく疼く



    隣で戦っていた時には感じなかった不安


    そういえば、お互いの任務に忙殺されて、一緒に居る機会も最近は減っている


    ミカサ(おかしなものだ…あの頃の方がずっと絶望的な別れを繰り返していたのに……)


    彼の姿が見えている今の方が、ずっと遠く感じる


  7. 7 : : 2014/06/28(土) 23:51:41


    「ミカサ?もう訓練終わったの?」

    振り返ると、穏やかな笑みを浮かべたアルミンが、たくさんの書類を抱えて立っていた


    ミカサ「今日は早目に終了した。明日壁外拠点に向かう新兵もいるので、疲れを残さないように」

    アルミン「そっか。優しいね、ミカサ」

    ミカサ「上官として当然の配慮」



    アルミン「そうだ、ミカサも明日は休みでしょ?たまには3人で出掛けない?」



    アルミンの言葉に、心がトクンと跳ねた


    無意識のうちに口元がほころび、笑顔になる


    ミカサ「うん。美味しいものでも食べに行こう」

    アルミン「そうだね。エレンには僕から伝えておくよ」


    ミカサ「エレンなら…あそこに居る」


    アルミン「ん?ほんとだ」


  8. 8 : : 2014/06/28(土) 23:52:50


    別に後で伝えてもらえるのだから、それでよかったはず


    でもその時の私は、何故か気持ちに余裕がなかった


    どんな事でもいい、自分がエレンにとって特別な存在だということを確かめたかった


    アルミン「おーい!エレーン!」


    アルミンの声に、片手を上げるエレン

    輪の中から外れて笑顔でこちらに向かって歩いてくる


    エレン「ミカサも居たのか。お疲れ」


    ミカサ「エレンもお疲れ様」


    残された女の子達の視線を感じる




    こうなる事を予想していた私は、ヤキモチをやく魔女と同じなのだろうか



    それでも構わない



    アルミン「エレン、明日の休日、3人でご飯食べに行かない?」


    エレン「おう。久しぶりだな。別に予定も無いし、ゆっくりするか」


    アルミン「僕は今夜中にこの仕事片付けなきゃ」


    書類の束を軽く上げてアルミンが笑った


    ミカサ「徹夜は身体に良くない。程々にね」


    エレン「ミカサ、こいつにそれを言っても無駄だろう」


    ミカサ「無駄でも誰かが言わなきゃダメ」


    エレン「ほんと、お前って母さんみたいだよな……」


    アルミン「ははは、最近はエレンより僕の方が叱られてるけどね」


    ミカサ「2人とも、大事な家族なのだから、当たり前」



    私達は

    ずっとこうして3人で生きてきたのだから





    2人と別れた後も、私の心は暖かいもので満たされていた


    小さな棘の存在も


    遠くから見つめる部外者達の視線も気にならないくらい




    私は小さな幸せに浮かれていた


  9. 10 : : 2014/06/29(日) 00:14:52


    翌朝、思いの外早く目覚めてしまった私は、ふと思い立って厩へ足を運んだ


    今日新兵達が壁外拠点へ初めて向かう


    巨人の脅威が拠点の周辺まで及ぶ事は少なくなっていたが、それでも初めての壁外は緊張もするだろう


    ミカサ「不慣れなあの子達を助けてあげてね」


    今日壁外に向けて発つ新兵達の馬に声をかける

    どの馬も、コンディションは悪くなさそうだ

    安心して兵舎に戻ろうとした時、ジャンが厩に向かって歩いてくるのが見えた


    ジャン「ミカサじゃねぇか。早くからどうした?」


    ミカサ「おはよう、ジャン。今日発つ子達の馬を確認していた」


    ジャン「ああ、あいつら初めての壁外か。マリアからはコニーの班が先導するし、拠点までのルートに巨人が出る事はまずないけどな」


    ミカサ「ジャンはどこへ?」


    ジャンは見慣れた兵服ではなく、シンプルな私服を着ている


    ジャン「母ちゃ…いや、お袋に呼び出し食らったから、ちょっと顔見せだ」

    バツの悪そうな顔をした彼の表情が可笑しくて、思わず笑みがこぼれる


    ミカサ「そう。それは良い事。本部から実家までそう遠くないのだから、もっとマメに帰ってあげるべき」


    ジャン「冗談じゃねえよ。どうせ今日も男手要員でこき使われるだけだろうしな」


    ミカサ「帰る家があるのは幸せな事。違う?」


    ジャン「……ん…まぁな」


    ミカサ「今日の休暇があけたらまた新しいルートの調査遠征に出なければならないし…親孝行してくるといい」


    ジャン「おう。面倒クセぇけど行ってくるわ。ミカサは今日はどうするんだ?」


    ミカサ「私はエレンとアルミンと街に出掛ける」


    ジャン「そうか。そっちも家族で楽しんでこいよ」


    ミカサ「ありがとう、ジャン。気を付けて」


    ジャンは馬上から軽く手を振ると、両親が待つ実家へと帰って行った



    私が帰る場所は…

    今はまだ兵舎で微睡んでいるはず



  10. 15 : : 2014/06/29(日) 20:57:36


    街に出掛けるまでにはまだだいぶ時間がある


    ゆっくりと朝の爽やかな空気を楽しみながら兵舎へと戻る途中、今度はハンジ団長が私を呼び止めた


    ハンジ「あ!ミカサ!ジャンを見なかった?」


    ミカサ「おはようございます、ハンジさん。ジャンなら今実家に帰りましたよ」


    ハンジ「あちゃー!ちょっと遅かったか……」


    ミカサ「何か?」


    ハンジ「帰省のついでに、お使い頼もうと思ってたんだよね…」


    ミカサ「お使い…ですか?」


    ハンジ「うん。実験用の薬品を卸してもらってる薬局の支払いが溜まっちゃっててさ…今日が支払い期限最終日だったんだよ」


    ミカサ「ああ、トロスト区の新興地域に出来た…」


    ハンジ「ヤミ市の中にある薬屋だからね…いつもジャンやエレンクラスの子にお使い頼んでたんだけど…」


    ミカサ「あまり治安が良くないと聞きました」


    ハンジ「そうなんだよ。モブリットは今シーナだし…エレンにお願いするしかないかな」


    ミカサ「私が行って来ます」


    ハンジ「え?!イヤイヤ、女の子に行かせる訳にはいかないよ!」


    ミカサ「ハンジさん、私がジャンやエレンより弱いと思ってます?」


    ハンジ「……………思ってない」


    ミカサ「丁度今日は街へ出掛ける予定でしたし、支払いを済ませたら後は自由ですよね?」


    ハンジ「まぁ、そうだけど…」


    ミカサ「エレンはたぶんまだ寝ている。私は早く起きてしまったので、時間を持て余していたところですし。お使いを済ませてから街で合流しますから」


    ハンジ「あ、エレンと出掛ける予定なの?」


    ミカサ「はい、アルミンもです」


    ハンジ「そっか…ごめんねーせっかくの休日なのに」


    ミカサ「大丈夫です。エレンかアルミンに、街の中央広場で待ち合わせると、伝えておいて下さい」


    ハンジ「分かった。伝えておくよ」


    ミカサ「じゃぁ、行って来ます」


    私はハンジさんから支払いの入った巾着を受け取り、支度をするために一旦部屋に戻る事にした


    ハンジ「あ、ミカサ!私服だと危ないから兵服を着ていってね!」


    後ろからそう声を掛けられたが、私はちゃんと聞いていなかった



    大丈夫

    夜ならともかく、こんな朝から危ない目に遭うとは思えない


    私服に着替えた私は、気持ちだけは兵士モードで街へと向かった

  11. 16 : : 2014/06/29(日) 21:07:05


    それから数時間後

    私は怪しい店が雑多にひしめき合うヤミ市の通りを歩いていた

    ハンジさんのお使いは、意外なほどあっさりと終わり、後は待ち合わせ場所へ向かうだけ

    大金を持って治安の悪い場所へ行くという緊張感は、無事薬屋にお金を届け、身軽になった途端に半減した


    お使いを済ませるまでは気にしていなかった街の様子に、目が行くようになる


    街の通りはたくさんの人で賑わっていた

    五年前の絶望の日を乗り越えて、逞しく生きる人々の活気に満ちている


    仲の良さそうな家族連れを見かけると、こちらまで幸せな気持ちになった


    たくさんの犠牲の上に成り立つ平和な光景



    そして私には大切な家族がいる



    ここのところ私を悩ませていた小さな棘は、その存在を無くしかけていた


    エレンの隣に誰が居ても関係ない


    私は私の思いを全うするだけ


    また心が痛む時があるかもしれないけれど、それはまたその時考えよう



    早く待ち合わせの場所に行きたい

    何を食べようか…

    2人とも寝坊してないだろうか…

    寝癖はちゃんと直しただろうか…



    ミカサ(うん、帰りは乗り合い馬車で広場まで行こう…)


    そう思い、ヤミ市を出た所で丁度通りかかった馬車を停め、私は馬車に乗り込んだ



  12. 17 : : 2014/06/29(日) 21:30:29

    ーーーーーーーーーーーー



    ジャン「全く…手紙に馬で来いなんて書いてあるからやな予感はしてたが……ちょっと買い過ぎじゃね?」


    ジャン母「いいじゃないの。荷馬車借りると、結構なお金取られるんですもの」


    ジャン「いやいや、こいつはこんな事に使うような馬じゃねぇから」


    ジャン母「じゃあ、これ全部ジャン坊が担いでくれるの?」


    ジャン「………」



    ジャン「すまねぇ……ブッフバルト……」



    ジャン母「あ、そうだ!広場の屋台で、氷菓子買ってあげるよ!」


    ジャン「いらねぇよ。ガキじゃあるまいし」


    ジャン母「だってお母ちゃん、喉が渇いちゃったんだもの…」


    ジャン「自分が食いたいだけじゃねぇか!」


    ジャン母「ウフフ、ちょっと買ってくるね!」


    ジャン「…ったく……噴水でこいつに水やってるからな!」


    ジャン母「はいよ♪」


    ジャンが愛馬を連れて噴水へと向かうと、そこには見覚えのある2人組の姿があった

  13. 18 : : 2014/06/29(日) 21:36:21

    アルミン「ジャン!」


    ジャン「おう。お前らも街に出てたんだったな」


    アルミン「知ってたの?」


    ジャン「朝ミカサに会ったからな。お前らと街に行くって、嬉しそうな顔してたぞ」


    アルミン「そっか……」


    ジャン「どうした?ミカサと喧嘩でもしたか?」


    先程から一言も喋らず、思い詰めたような顔をしているエレンを見て尋ねる


    アルミン「いや…まだ来ないんだよ…ミカサ」


    ジャン「はぁ?!まだって…もう夕方じゃねぇか。お前らずっと待ってんのか?」


    アルミン「さすがにそんな事しないよ。ハンジ団長の用事で、ヤミ市に行ってから来るって聞いてたから、エレンが薬屋まで探しに行ったし、本部にも戻ってないか確認してきてる」


    エレン「アルミン、俺やっぱりもう一回探してくる」


    アルミン「待ってよエレン!探すってどこを探すつもりなのさ?もしミカサが何かに巻き込まれてるんだとしたら、大袈裟に騒げば彼女の身に危険が及ぶんだよ?!」


    エレン「じゃあ、どうしろって言うんだよ!!」


    アルミン「闇雲に探してもダメだよ。とりあえず応援を待つんだ」


    エレン「くそッ!」




    ジャン「おい、ミカサはヤミ市に行ったんだな?」


    アルミン「うん、そうだよ」



    ジャンは苦々しい表情になると、吐き捨てるように言った



    ジャン「あそこで若い女が消えるっていったら、原因は一つだ。お前ら、行くぞ」

  14. 21 : : 2014/06/30(月) 12:42:19


    半刻後

    ヤミ市のある路地のさらに深い場所で、ジャンは1人の男を締め上げていた


    ジャン「だからさ、何度も言ってるだろ?その辺のネェちゃんじゃ、満足できねぇんだよ。憲兵のダンナに聞いたんだぜ?特別な女が揃ってる店があるってな」


    男「いや…俺は何も……」


    ジャン「何も知らねぇわけねぇだろうが!」


    男「ひっ!!」


    ジャン「どうする?このまま玉を握り潰されるか?それとも小遣い貰って一杯引っ掛けに行くか?」


    男「………うぅ…」



    それでもまだ躊躇う男に、ジャンは怒りに歪んだ凶悪な顔を近付けた





    ジャン「おい……俺は今すこぶる機嫌が悪いんだ。返答によっちゃ、玉だけじゃすまねぇぞ…?」





    男はへたり込みながら、その場所をジャンに伝えた





    ーーーーーーー
  15. 22 : : 2014/06/30(月) 12:57:58
    馬車から降ろされた私は、娼館らしき建物の裏口から地下に連れて行かれ、そこで拘束されていた


    柱を背にした椅子に縛り付けられ、口には猿轡をかまされている


    額が少し切れているようだが、大したことはないようだ


    男1「馬鹿野郎!顔に傷つけるんじゃねぇって言っただろう」

    男2「こいつが思った以上に暴れたもんで…」

    男1「今は随分大人しいじゃねぇか」

    男3「さすがに諦めたんじゃないっすかね」


    男達の数は全部で5人


    最初馬車の中で襲われた時は、身の危険を感じて本能的に対処してしまったけれど、彼らの目的が私の命ではない事が分かってからは一切の抵抗を止めた


    どうやらこうやって若い女性を拐っては、娼館で働かせる下衆な男達のようだった


    ミカサ(これで全員だろうか…)


    この縄を解かれた時が、彼らの最期になる


    その瞬間の為にこうして大人しく待っているのに、なかなか「その時」はやって来なかった


    ミカサ(エレン、アルミン、待たせてしまってごめんなさい)


    私が来ないので、少しは心配してるかもしれない


    多分…夜までには帰れるだろうけど…

    せっかくの食事にはもう間に合いそうもない


    ミカサ(3人で出掛けるなんて、本当に稀な事なのに……)


    楽しみにしていた予定を台無しにされた怒りが、今更ながら込み上げてくる



    バキッ!!




    男1「なんだっ?!」




    ミカサ(……床板を踏み抜いてしまった………汗)


  16. 23 : : 2014/06/30(月) 13:10:58


    男3「く、腐ってたんですかね…?」

    男1「知らねぇよ。その女どかして、直しとけ」


    ミカサ(やっと出られる)


    男の一人が縄を解くために近付いてくる


    ミカサ(さあ、早く解きなさい。時間がないから、一瞬で終わらせてあげる)



    男が私の身体に手をかけたその時


    上階から大きな音と共に、女性の悲鳴が聞こえてきた



    男達「?!」


    部屋の扉が蹴破られる


    男1「何だお前?!」


    ミカサ(エレン?!)




    エレン「おいてめぇ…汚ねぇ手でミカサに触るんじゃねぇ!!」




    全部言い終わらないうちに、私の前にいた男は壁に叩きつけられていた



    ミカサ(え……?どうしてエレンがここに?何故こんなに怒っているの?)



    彼は私を見る代わりに後ろを振り返り、残りの男達を睨み付けた





    エレン「お前ら…覚悟は出来てるんだろうな…」






    そしてエレンは非情なほどに容赦無く、男達を血祭りにあげていった



  17. 25 : : 2014/06/30(月) 19:47:24


    数分後

    アルミンが部屋に飛び込んできた時には、もう立ってエレンの目の前にいられる相手は一人もいなかった


    ぐったりしている男達を、なおも殴り、蹴る



    アルミン「エレン!それ以上はダメだ!」



    その声にようやく一方的な暴力が止まった



    アルミンは私に駆け寄ると、手足と口を自由にしてくれた


    アルミン「ミカサ、大丈夫?」


    泣きそうな顔のアルミン


    ミカサ「大丈夫。どこも何ともない」


    アルミン「よかったぁ……」


    もしかしたら、思っていた以上に心配をかけてしまったのかもしれない…


    ミカサ「ごめんなさい…心配かけてしまった…」


    アルミン「いいんだよ。ミカサが無事なら」

    アルミンは私の手を取ると、安心したように笑った



    アルミン「エレン、今ジャンが応援を呼びに行ってる。ここは僕が見てるから、ミカサを頼むよ」


    黙って私とアルミンのやり取りを見ていたエレンは、憮然とした表情のまま、黙って私の手を掴んだ



    ミカサ「エレンも……ごめんなさい」


    エレン「…………」




    目も合わせてくれない……


    私はとんでもない事をしてしまったんじゃないか…と、その時初めて気が付いた…



  18. 26 : : 2014/06/30(月) 20:14:52

    エレンとミカサが出て行った後……

    線の細い、優しげな青年だけが残った事で、動く事もままならなくなっていた男達はようやく安堵の息を漏らした


    アルミンはミカサが縛られていた椅子を暫く見つめた後



    アルミン「君たち、エレンに殺されずに済んだと思って安心してる?」



    穏やかな口調でそう言いながら振り返った


    口元には笑みが浮かんでいるが、碧い硝子玉のような瞳は、静かで深い怒りの色に染まっている





    アルミン「僕の家族に手を出した事、今殺されていた方がマシだったと思えるぐらい後悔させてあげるよ」





    狂人を目の前にした時のような恐怖心から、声を上げる事も出来なくなってしまった彼らに向かって、優しい声でアルミンは言った







    アルミン「ねぇ、巨人がどうやって人を喰べるか知ってるかい?」





    ーーーーーーーー



  19. 27 : : 2014/06/30(月) 20:50:17


    エレンは私の手を握ったまま、何も言わずに歩いている

    いつの間にか、街はすっかり暗くなっていた


    今日の待ち合わせ場所だった中央広場に着いた時、彼はふいに立ち止まり、俯いたままぽつりと呟いた



    エレン「お前さ…こんな思い何回もしてんの?」


    ミカサ「え?」


    最初は何の事を言っているのか全くわからなかった


    エレン「あの頃、俺が連れ去られる度にこんな思いしてたんだろ?」


    ミカサ「ああ……うん、そうだった。でもリヴァイさんや、ハンネスさん、それにアルミンが支えてくれたから…頑張れた」


    エレン「……そっか」


    エレンは繋いでいた手を離すと、今日初めて私の顔を見た


    エレン「俺は…もうこんな思い二度とごめんだ」


    ミカサ「うん…」






    エレン「だから、もうお前と家族では居られない」







    ミカサ「え……?」



    どういうことだろう…

    思いもよらなかったエレンからの拒絶…


    どんな形でも、側に居られればいいと思ったばかりだったのに


    そんなに取り返しのつかない事をしてしまったのだろうか…


    悲しみの感情が一気に押し寄せてきて、私の心は壊れてしまいそうだった



    ミカサ「……エレン?」



    たぶんその時の私の顔は、親に捨てられた子供のように見えただろう



    必死でこらえなければ、声を上げて泣いてしまいそうだった





    エレン「家族なんかじゃない」






    もう一度その言葉が耳に届いた時


    私の身体はエレンの腕にしっかりと抱かれていた




    エレン「もう二度と、お前を他の奴には触れさせたくない」




    ミカサ「エレ…ン……」




    エレン「嫌なら今すぐここから逃げ出せ」




    嫌なわけない




    悲しみで満たされていた心が、エレンの腕の中で一気に沸点まで温まる


    彼の胸に頭をつけたまま、何度も首を横に振った




    ミカサ「嫌な……わけがない」







    私の帰る場所は


    ここしかないのだから





  20. 29 : : 2014/06/30(月) 21:15:26


    その夜エレンは私の部屋で一晩を過ごした



    サシャにはあんな事を言ってしまったけれど、今夜だけはふらっと姿を現しませんように……





    それはとても優しくて暖かい時間だった





    どこか懐かしい

    けれどとても新鮮な感覚が、彼に触れられた部分から身体中に広がっていく





    家族でいた時には出口が見つけられなかった愛情が

    受け止めてくれる相手を得た事で一気に外に溢れ出て止まらなかった






    私たちは2人の間の物理的な隙間を埋めるかのように


    そして積もり重なった想いを相手に届けるために





    何度もお互いを確かめ合い





    何度も溶け合った





  21. 31 : : 2014/06/30(月) 21:55:35



    翌朝


    先に目覚めたのは私


    隣で眠っているのは誰よりも大切な人



    ミカサ(何年振りだろう…寝顔はちっとも変わっていない)



    目を閉じている時にしか分からない、男子にしては長い睫毛


    昨夜幾度となく私の名を呼び、私の身体を確かめた唇は、今は薄く開いて安らかな寝息を立てている



    子供のように無防備に寝ている彼を見つめていたら、昨夜の広場での記憶が蘇ってきた



    ミカサ(…………)




    ちょっと悔しい……




    身を起こして服を身につけ始めると、その気配に気付いたエレンが私の名を呼んだ



    エレン「……ミカサ…?」


    ミカサ「おはようエレン」


    エレン「……ん……」


    まだ寝ぼけている彼に、一言告げる




    ミカサ「エレン、私たちやっぱり家族に戻ろう」





    エレン「……えっ?!」



    一気に目が覚めたらしく、飛び起きる



    エレン「ど、どういう事だ?ミカサ。なんか俺、変な事しちまったか?」



    ミカサ「………」



    焦るエレン

    とてもかわいい



    エレン「いや、初めてなのに、ちょっとやり過ぎだったかもしれねぇけど…でもお前も喜んでたみたいだし……ああ…お前あんまり顔に出ないから…俺の勘違いなのか……?」




    後半はただの呟きになってしまっている



    うん、とてもかわいい



    私はなおもブツブツ言い続ける彼の口を、自分の唇で塞いだ




    首に手を回し、耳元で囁く











    ミカサ「エレン、私と結婚して欲しい」










    エレン「!!」






    一瞬時が止まり


    またゆっくり動き出す







    エレン「……やられた」






    そしてエレンは


    返事の代わりに私を強く抱きしめた














    ーーーこうして私と彼は家族になった






  22. 32 : : 2014/06/30(月) 22:03:55


    ーーーーーーーーーー

    ーーーーーーー

    ーーーーー



    魔王子「……そして王子様と魔女は、いつまでも幸せに暮らしました」



    白馬王子「なぁ、俺の名前、大事な部分が抜けてねぇ?『に乗った』って入れないとおかしいだろ?」




    魔王子「おしまい☆」








    馬王子「おい!」








    fin



  23. 33 : : 2014/06/30(月) 22:11:26


    以上で終了です

    いつもなら辻褄合わせや、エピソードの回収をちゃんとしないと気持ち悪い質なのですが、今回は無視しました

    王道の展開&激おこの3人とお姫様にはなりきれないミカサを書けたので満足です(笑)

    突っ込み所満載ですが、オトナの童話だと思って頂ければ幸いです

    最後までお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

  24. 34 : : 2014/06/30(月) 22:15:05
    わああぁぁ!素晴らしい!!
    ぶらぼー!!
    パチパチパチパチ!! ←スタンディングオベーション

    本当にうっとりする美しい描写!いいなあ、オトナの童話、大好物です(笑)

    お姫様になりきれない腹筋魔女と王子様の恋物語、ほんとに素敵でした!
    魔王子と馬王子のオチも大好きです!
  25. 35 : : 2014/06/30(月) 22:15:13
    ロマンチックで温かいお話でした。


    エレンとミカサ、いつかこうやって結ばれて欲しいものです。
    そのためにも、原作エレンにはもっと乙女心の解る大人になってもらわなきゃ!


    ミカサが乙女でひたすらかわいかったです。


    でも、二人が幸せそうなら、その分馬王子が切なくて。

    影でかっこよく活躍してたのに。

    しかし、馬が後輩女子に人気あるというサシャの発言に笑っちゃいました。
    笑うところではないのですが(笑)


    素敵な作品ありがとうございました。
  26. 36 : : 2014/06/30(月) 22:57:18

    執筆お疲れさまですっ!!!!!

    自称・月子様ファンクラブ会長のらむねです(キリッ。
    今回は、私、久し振りにきゅんきゅんしちゃいました///
    ただいま赤面中です。
    ミカサが乙女すぎて、初々しくて、もだえるのに必死でした(笑。
    原作でもいつか結ばれる時が来るのかなぁ……って妄想しては、「エレンっ!もっと大人になって、リードしてあげてよ!!!!?」と一人で漫才を始めてしまう勢いです。←
    まだ中学3年生の私には、少し大人なお話かもしれませんけど、まだまだ夢見る乙女でいられますね(笑。
    最後のオチも爽快(?)ですね!
    物語の世界に吸い込まれたような、うっとりと見惚れちゃうようなssでした。

    どうしようっ……今日の夢は、大人な世界の夢見ちゃうかもしれません!

    ロマンチックで素敵な恋物語をありがとうございました(#´ω`#)ノ♪♪♪


    そして、月子さんの次回作にも期待していますっ!!!!



  27. 37 : : 2014/07/01(火) 00:41:13

    なすたまさん、喜んで頂けて良かった(>_<)
    2人は元々家族みたいなものなので、好きとか愛してるみたいな直接的な言葉は使わずに書いたのですが、甘さは伝わったようで安心しました。
    スタンディングオベーションありがとうございました(o*。_。)o


    ありゃりゃぎさん、うちのジャンは何故か後輩女子に人気らしいです。
    花街の帝王ですし…(笑)
    それでもエレンありきのミカサを放っておけないのでしょうね…
    身体能力も精神も強そうなミカサですが、乙女な部分が出せたらと思っていたので、かわいいと言って頂けて嬉しいです。
    ありがとうございました(^-^)


    砂糖楽夢音さん、悶えるほど楽しんで頂けてほんとに嬉しいです。ありがとうございます(。-_-。)
    丁度原作の104期生と同じ年なんですねぇ…リアル乙女…羨ましい…(笑)
    恋愛話は初めてでしたが、胸きゅん目指して頑張った甲斐がありました。
    大人な夢が見られたら、是非作品にして下さい♪

  28. 38 : : 2014/07/01(火) 06:56:56
    私が追い求めてきた、理想のエレミカに出会えたような気がします!

    とても読みやすかったし、久しぶりにキュンキュンしましたw


    お疲れ様でした。
    影ながら応援してます。
  29. 39 : : 2014/07/01(火) 12:41:30

    さきら君さん、ミカサとエレンの関係は、私の中ではこんなイメージだったので、共感して頂けて嬉しいです。2人共、いい感じに天然入ってる気がするので(笑)
    労いと応援ありがとうございました(o*。_。)o
  30. 40 : : 2014/07/01(火) 20:27:01
    ミカサ・・・腹筋・・・wwww
  31. 41 : : 2014/07/01(火) 20:39:10
    終始最高でした!!このエレミカは素晴らしすぎる!!
  32. 42 : : 2014/07/01(火) 20:54:06
    面白かった!
    ジャンがかっこよかったwww
  33. 43 : : 2014/07/01(火) 23:04:46

    最強マダラさん、yes腹筋です♪最強魔女なので(笑)ありがとうございました。


    エレミカ大好きさん、エレミカ好きの方に満足して頂けて良かったです。途中のコメントで励まされました。ありがとうございます(^-^)


    レイさん、そう言って貰えると、ジャンも私も報われます(。-_-。)ありがとうございました。

  34. 44 : : 2014/07/01(火) 23:08:29
    凄いロマンチックでした!!!
    ミカサが可愛かったです!!エレンとミカサの雰囲気が本当に大好きな感じで本当に良かったです!今まで読んだエレミカで1番好きです!
    素敵な作品をありがとうございました!!次も期待してます!
  35. 45 : : 2014/07/01(火) 23:26:14

    EreAniさん、2人は激しい恋愛より暖かい甘さが似合うと思って書いたので、そこまで気に入って貰えてほんとに嬉しいです♪ありがとうございました(^-^)
  36. 46 : : 2014/07/02(水) 22:04:09
    サイコー!乙!
  37. 47 : : 2014/07/03(木) 12:41:45
    >>46さん、嬉しいコメント、ありがとうございました(o*。_。)o♪
  38. 48 : : 2014/07/03(木) 19:44:18
    ふう、やっとゆっくり拝読することができました。
    小さな頃のお話の語り口を、最後に持ってきてお話を終わらせているという構成が上手いなあと思いました。
    また月子さんらしい丁寧な描写が今回も冴え渡っていて、頬が緩むのを抑えられませんでした。笑
    そして何よりジャン母のブッフヴァルトの扱いには笑わされました。笑
    今回も楽しませていただきました。ありがとうございました。
  39. 49 : : 2014/07/03(木) 23:55:20

    submarineさん、ありがとうございます(o*。_。)o
    今回は珍しくタイトルから決まったので、それに合わせて書いてみました。
    何とか纏まって一安心です。
    ジャン母置いてけぼりにしてしまいましたが、彼女なら馬と仲良く家に帰れたと思います。息子より使えるので今後はブッフバルトだけ呼び出されそうですが…(笑)
    お忙しいご様子ですが、お身体ご自愛下さいませ(。-_-。)
  40. 50 : : 2014/07/04(金) 08:55:03
    執筆お疲れ様でした。
    とても良いエレミカでした!
    月子さんの書かれるミカサはいつもとても可愛くてキュンキュンしちゃいます。
    タイトルを見たとき、ついに月子さんがギャグでも書くのか……?!と思いましたが蓋を開けてみたらとても可愛いお話で…。良い意味で裏切られました(笑)

    これからも素敵なお話期待しています。
  41. 51 : : 2014/07/04(金) 20:48:35

    キミドリさん、嬉しいお言葉ありがとうございます♪ミカサはエレンが絡むと可愛いですね(笑)
    ギャグは一度挑戦してみたのですが、下ネタだらけになったので断念しました…orz
    キミドリさんの作品のように、ホッコリ笑えるお話にならないのは、書き手の性格ゆえでしょうか…めげずにいつかは書きたいと思います(笑)

  42. 52 : : 2014/07/06(日) 13:20:45
    すごくいいよ~!
  43. 53 : : 2014/07/06(日) 22:24:46

    エレンのいとこの友達さん、……素敵なお名前(笑)コメントありがとうございました(^-^)
  44. 54 : : 2014/07/09(水) 21:40:12
    良い…すごく良い
  45. 55 : : 2014/07/10(木) 00:41:06
    larkさん、そう思って頂けたなら何よりです(^-^)ありがとうございました。
  46. 56 : : 2014/07/12(土) 22:54:57
    アーールーーミーーンーー
  47. 57 : : 2014/07/13(日) 07:54:11

    アルミン「ソーーーーースさん、はぁーーーい!」
    呼びました?(笑)
    ありがとうございました♪
  48. 58 : : 2014/08/09(土) 12:01:03
    執筆お疲れ様でした。
    エレンとミカサの絆はもちろんとして、アルミンも加えた三人の家族愛に興奮いたしました。
    ミカサは本当に可愛いです。
    そして、家族になろうと言われたときのエレンの慌てようときたら(笑
    心が清められた気分です←殴r
    素晴らしい作品をありがとうございました。
  49. 59 : : 2014/08/09(土) 19:36:04
    郷さん、ありがとうございます(^-^)
    幼馴染3人、好きなんです(笑)
    なのでアルミン含めた家族愛に共感して頂けてとても嬉しいです。
    ラストはエレンを愛でるのが大好きなミカサらしさを出してみました。この2人は大人になっても純粋なままのイメージなので、ずっとこんな感じでじゃれあってそうです…(笑)
    これからも楽しんで頂けるように精進致します。
  50. 60 : : 2014/08/31(日) 13:50:27
    乙です
    とても、ロマンチックでした。
    少しエレミカに目覚めた気がします。

    みじかくてすみません
  51. 61 : : 2014/08/31(日) 19:17:37

    卯月夕凪さん、感想頂けるのは、長さ関係なくとてもありがたいです。
    しかもこの話でエレミカに興味を持って貰えたなら、尚嬉しいです♪
    ありがとうございました(。-_-。)
  52. 62 : : 2014/11/18(火) 20:58:24
    美しいものがたりでした☆あざす
  53. 63 : : 2014/11/18(火) 22:05:04

    >>62さん、こちらこそご感想ありがとうございます(^-^)
  54. 64 : : 2015/05/03(日) 20:56:34
    marvelous & beautifulでした
  55. 67 : : 2023/07/04(火) 09:25:44
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
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    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
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    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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著者情報
Tukiko_moon

月子

@Tukiko_moon

この作品はシリーズ作品です

大人になった104期生のお話 シリーズ

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