このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
コニー「vs調査兵団編1、開戦」
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- 1 : 2014/06/05(木) 23:13:10 :
- 前作はこちらです。↓
アニ「突然の襲撃。」 http://www.ssnote.net/archives/15266
さて、物語はとうとうヴァリアー編改め、vs調査兵団編です。リボーンのヴァリアー編よりギャグ多目の予定です。また、スピンオフに出てるキュクロとかも出てますが、話し方と性格しか取り入れてないので読んでない方も気にせずどうぞ。
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- 2 : 2014/06/05(木) 23:30:17 :
- ーシガンシナ町、とあるビルの屋上ー
キンキン
ドゴオッ!
激しい打ち合いが終わり、一人が口を開いた。
ミケ「貴様、何故日本に来た?」
キュクロ「コタえるヒツヨウはない。」
ミケ「そうか。なら。」
ダッ
ガキン!
キュクロ「くっ!」
ガッ
キュクロはビルの屋上から落ちそうになるが、角を掴んで何とか持ちこたえていた。
ミケ「弱いな。」
キュクロ「(くそ...コンナところで...ヤラレルわけには...)」
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- 3 : 2014/06/05(木) 23:59:13 :
- 期待
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- 4 : 2014/06/06(金) 00:19:11 :
- 期待
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- 5 : 2014/06/06(金) 18:25:50 :
- 期待!
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- 7 : 2014/06/06(金) 21:17:39 :
- ーイェーガー家ー
エレン「母さん。飯まだー?」
シーン
エレン「返事なしか...仕方ねぇ。」
テクテクテク
エレン「なんだよ。もうできてんじゃ」
エレン「なんじゃこりゃあ!」
テーブルの上にはバイキング店顔負けの超豪華料理が並べられていた。
エレン「しかも、まだ作り続けてるー!?」
カルラ「ランランラーン♪」
ミカサ「エレン、これはどういうこと?まさかテストで100点を取ったとか?」
エレン「いや、今日も普通にダメダメだったけど...」
エレン「か、母さん?」
カルラ「ランランラン♪」
エレン「母さん!」
カルラ「あらエレン♪」
エレン「どうしたんだよ。何か態度がおかしいぞ。」
カルラ「そう?そーいえばエレンにはまだ言ってなかったっけ...」
エレン「何を?」
カルラ「二年ぶりにお父さんが帰ってくるって。」
エレン「な!!?え!!?はぁ~!?」
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- 8 : 2014/06/06(金) 22:13:35 :
- ミカサ「そんなに驚くことだろうか?」
エレン「だって、確か父さん蒸発したって!」
カルラ「やーねー。だったらエレンの学費と食費は誰が稼いでるの?」
エレン「そ、そーいえば...」
カルラ「ちゃんと連絡とってたのよ。エレンのお父さんは外国の紛争地帯で医者をやってるのよ。」
ミカサ「素晴らしいお父様ですね。」
エレン「(知らなかった...)でも何で消えたなんて言ったんだよ!」
カルラ「あれはお父さんが出発前に...」
グリシャ『行ってくる。』
カルラ『はい、あなた。』
グリシャ『エレンには私が消えて星になったとでも伝えておいてくれ。そのほうがロマンチックだ。』
カルラ「って。」
エレン「納得できるかー!」
ミカサ「それで、いつお帰りに?」
カルラ「もうすぐよ!絵はがきが来たの!」
エレン「ペンギン!?ここ患者いんのかよ!」
ミカサ「もしかしたら北極探検隊に医師として同伴しているかも。」
エレン「(あーもう!無茶苦茶になってきた!)」
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- 9 : 2014/06/06(金) 22:17:34 :
- 期待です‼︎
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- 10 : 2014/06/06(金) 22:39:02 :
- グリシャ何言ってんのww
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- 11 : 2014/06/07(土) 18:35:33 :
- やっぱりグリシャはイェーガーファミリーの……
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- 13 : 2014/06/07(土) 20:56:01 :
- ー通学路ー
アルミン「良かったじゃん!お父さんが帰ってくるなんて。」
エレン「うん...まあ。」
トーマス「エレンさんのお父様がご健在だとは、帰ってこられたあかつきにはごあいさつにうかがいます!」
エレン「いや、いーよ、あんな奴に...」
アルミン「確かに、あのお父さんちょっと変わってるよね。」
エレン「ちょっとじゃねーよ。そうでなくても、二年間帰ってこないなんてあり得ねーよ。」
エレン「あんな父親、今さら帰ってこられても...はー...」
トーマス「エレンさん...」
アルミン「んー、ならさ、これから遊びにいかない?」
エレン「え、でも...」
トーマス「あまり家庭のこととか考え過ぎない方がいいっスよ。俺の親父なんて俺のこと10回程殺しかけてますからね!」ニコッ
エレン「(笑顔ですごいこと言い出した!)」
エレン「でも学校が...」
アルミン「どうせ今日は補習だけだよ。もし困ったら僕が教えてあげるから。」
トーマス「世の中日曜日ですし、構うことありませんよ。」
アルミン「そうだね。日曜日ならみんな呼ぼうよ。」
エレン「(もしかして二人とも気を使って...ありがとう。)」
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- 14 : 2014/06/07(土) 22:02:45 :
- ー街ー
サシャ「では、美味しいものをいっぱい食べましょう!」
コニー「おー!」
ユミル「ったく、ガキだなー。」
エレン「(結局いつものメンバーが揃っちまった。しかもすごい大所帯...でもやった!)」
クリスタ「私も美味しい物食べたいな~。」
エレン「(クリスタが来てくれた!)」
ミカサ「エレン。」
エレン「何だ?」
ミカサ「サボった分の勉強は私が優しく丁寧にネッチョリ教えてあげよう。」
エレン「最後のネッチョリやだー!」
サシャ「次はあそこに行きましょう!」
コニー「オッケー!」
テクテクテク
みんなが次の飲食店に向かう中、エレンとクリスタの二人はベンチに座っていた。
クリスタ「もう食べられないよ~。」
エレン「ああ。(ラッキー!満腹だから休んだらクリスタも満腹で二人きりになれたー!今日の俺、すっげえついてる!)」
クリスタ「みんな胃袋大きいね。」
エレン「そうだね///」
クリスタ「あのさ、エレンって、本当に前に起きた事件の解決のために活躍したんだよね?」
エレン「え、ま、まあな。(嘘ではないよな...)」
クリスタ「エレンがそうやって活躍したことはすごい事だと思う。でも...あんまり無茶しないでね。」
エレン「え、あ...う、うん。心配してくれてありがとよ。」
クリスタ「ねぇ、エレン。」
クリスタがエレンに顔を近付ける。
エレン「えっ///」
クリスタ「何の音だろ?」
エレン「音?」
ドーン!ドカーン!
ドゴオッ!
突然、エレン達の目の前のビルで爆発が怒った。
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- 15 : 2014/06/07(土) 22:21:31 :
- ゔぉ゙ぉ゙い゙ぃ゙さん来るか?
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- 16 : 2014/06/07(土) 23:19:12 :
- ザンザスがリヴァイってのは予想できたけど
白欄は誰だろ?
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- 18 : 2014/06/08(日) 20:46:15 :
- エレン「な、何だ!?」
ガキンッ
ヒュウウゥゥゥゥ
エレン「え、空から人が...」
ズドン
エレン「ぎゃああっ!」
空から飛んできた何者かにエレンは潰されてしまった。
キュクロ「ゴ、ゴメン...!!」
エレン「いてててて。」
キュクロ「アナタは...」
エレン「(すごい片言...外国人?)」
アルミン「エレーン!」
トーマス「大丈夫ですか!?」
コニー「何だ今の爆発は!」
ミカサ「?...何故彼がここに?」
ミケ「...邪魔者か。ならば斬る。」
トーマス「あぁ!?」
エレン「一体何なんだ。」
ミカサ「嵐の予感ね。」
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- 19 : 2014/06/08(日) 22:15:35 :
- エレン「何なんだよあいつは!絶対やべーよ!」
ミカサ「...我々女性陣は避難しよう。」
クリスタ「う、うん。」
キュクロ「ゴメン。ツけられてたみたいだ。」
エレン「(誰だっけ?)あれ、頭にあるのって...死ぬ気の炎!?」
キュクロ「そうだけど...」
エレン「あ、あの、それより、誰でしたっけ!?」
キュクロ「こっちにキて!」
グイッ
謎の少年キュクロはエレンを腕を引っ張ってどこかへ連れていこうとする。
エレン「ちょっ、なんだよ!」
キュクロ「アンゼンなバショに!アナタにツタえたいことが!」
ミケ「待て。」
バッ
ダン
エレン達の目の前にミケが立ちはだかる。
ミケ「もう終わりにしよう。」
エレン「ひいい!でたーっ!」
ミケ「...そいつらは誰だ?」
キュクロ「(シマッタ!ヤツはエレンをシらなかったのか!?ココはヤリスゴスべきだった!)」
ミケ「教えてもらおう。」
ダッ
ズバッ
キュクロ「がっ!」
キュクロはミケの剣撃を受け、突き飛ばされてしまった。
ミケ「...おまえ。」
エレン「!?」
ミケ「そうだ。こいつとはどういう関係だ?」
エレン「いやっえと...(こっちが聞きたいよ!)」
ミケ「!!」
ミケが突然頭上を見上げた。そこには無数の花火があった。
ドガガガガガガガッ
ミケは爆発から難なく逃れた。
ミケ「何者だ?」
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- 20 : 2014/06/08(日) 23:07:01 :
- ミケが使う剣ってスゴくでかそうww
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- 21 : 2014/06/09(月) 20:53:48 :
- >>20
そんなことないですよ(笑)スクアーロくらいです。義手ではありません。
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- 22 : 2014/06/09(月) 20:53:58 :
- トーマス「その方に手をあげてみろ。ただじゃおかねぇぞ。」
アルミン「そういうこと。相手になるよ。」
コニー「来いや!」
エレン「アルミン!コニー!トーマス!」
コニー「何かしんねーけど俺の名前が書いてあった剣があったんだよ。使って良いよな?」
エレン「あ、ああ。(多分ミカサの仕業だな。)」
ミケ「誰だか知らんが、邪魔するなら貴様らも消すぞ。」
アルミン「言ってくれるじゃないか。」
コニー「ありゃ剣だな。俺からいくぜ!」
キュクロ「ヤメロ!アンタらのカナうアイテじゃない!」
エレン「そんな...(やっぱりやべーよ!ミカサの奴、どこいったんだよ...)」
ミケ「後悔しても遅いぞ。」
ダッ
コニー「行くぜ!」
キィン!
二人の剣が交わる。
キンッ キキキンッ
ミケ「貴様、剣技を習得してないな。」
コニー「だから何だよ?」
ミケ「弱い!」
ガキンッ
ミケの一振りでコニーの剣が弾き飛ばされてしまう。
コニー「ヤベッ!」
ズバッ
コニー「がはっ!」
ドサッ
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- 23 : 2014/06/09(月) 21:09:11 :
- 俺「コォォォニィィィッ!!」ウワーン
2014年6月9日
コニー・スプリンガー死亡
茶番すいませんでした。
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- 24 : 2014/06/09(月) 22:07:19 :
- >>23
コニー「(俺死んでない...)」
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- 25 : 2014/06/09(月) 22:07:25 :
- トーマス「野郎っ!」
ダッ
ミケ「遅い!」
ヒュッ
ゴッ
トーマスはミケに蹴り倒された。
エレン「トーマス!」
アルミン「みんなを...よくも!」
バッ!
アルミンは花火を放り投げる。
ドガガガッ
ミケ「そんな遅い攻撃には当たらん。」
ズバッ
アルミン「ぐあっ!」
ドサッ
エレン「そ、そんな...みんなが...」
ミケ「話にならんな。ここで死ね。」
ミケがアルミンにトドメを刺そうとする。
ダッ
ガキンッ
ミケの剣を止めたのはキュクロだった。
キュクロ「ヤラセない...」
ミケ「そろそろ吐く気になったか?」
キュクロ「コトワる!」
ミケ「ならば仕方がない。消えてもらう。」
キンキンキンキン ガキンッ
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- 26 : 2014/06/10(火) 19:48:33 :
- エレン「ど、どーしよー。やべーよ...」
モフッ
エレンの頭に何か柔らかい物が落ちてきた。
エレン「ん...この手袋は!」
ミカサ「手相を見せるときも、真夏のうだるような暑い日でも、その手袋はつけておきなさい。」
エレン「ミカサ!こんな大変な時にどこいってたんだよ!」
ミカサ「私にも色々事情があるの。」
ガッ!
スザァァァ
キュクロ「うう...」
シュウウウ
キュクロの頭の炎が消えてしまった。
ミケ「勝負あったな。話は他の者に聞くとしよう。貴様は死ね。」
ズガンッ!
ミケ「!?」
ガシッ
ミケは何者かに腕を掴まれた。
エレン「イェーガー!!!死ぬ気でお前を駆逐する!!!」
-
- 27 : 2014/06/10(火) 20:26:09 :
- イェーガー!!ってリボーン!!のかわりかな?
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- 28 : 2014/06/10(火) 21:33:50 :
- >>27
そうなります。
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- 29 : 2014/06/10(火) 21:33:58 :
- ミケ「...頭の炎に、このグローブのエンブレム...まさかお前は、噂にきいた日本の...貴様らの企み、何としても吐いてもらう!」
エレン「うおおおお!」
ガッ
エレンの右ストレートをミケは左手で受け止める。
ミケ「...弱い!」
ガキンッ
エレン「ぐっ!」
スザァァァ
ミカサ「駆逐弾では歯が立たないようね。(本当は降霊弾を使いたいところだけど、あれを使うとエレンは二週間筋肉痛で動けなくなってしまう。)」
シュウウウ
エレン「はっ!(駆逐弾の効果が切れちまった!)」
ミケ「いい加減終わりにしよう。」
エレン「ま、待って!」
ブウウウウン
ミケ「!?」
ガキンッ
突然飛んできたブーメランをミケは剣で防いだ。
ミケ「まだ生きていたのか...!!」
ミケの足下に手榴弾が転がる。
トガガガン!
ミケ「くっ...」
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- 30 : 2014/06/11(水) 22:28:33 :
- リヴァイ+ヴァリアー=リヴァリアー?
すいませんでした!
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- 31 : 2014/06/12(木) 01:32:50 :
- >>17未来編ないのか...
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- 32 : 2014/06/12(木) 01:58:16 :
- 期待
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- 33 : 2014/06/12(木) 22:38:03 :
- >>32
期待ありがとうございます
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- 34 : 2014/06/12(木) 22:38:13 :
- モクモク
エレンとキュクロは煙に紛れて姿を隠した。
エレン「ありがとよ。」
キュクロ「ハァハァハァ...」
エレン「お前、大丈夫か?」
キュクロ「オレは...キュクロ...リーダーにタノまれて...エレンにあるものをトドけにきた...」
エレン「俺に!?」
キュクロ「コレだ。」
キュクロは懐から高価そうな箱を取り出した。
パカッ
エレン「なにコレ...(指輪?でも形が変だ。)」
キュクロ「ナニかはミカサさんがシってる。」
エレン「えっ!?お前、ミカサを知ってんのか!」
キュクロ「ミカサさんはわけあってタタカえない!だから、これをモってニげろ!」
エレン「急にそんなこと言われても!」
ミケ「なるほど。そういうことか。」
キュクロ「!!」
ミケ「これは見逃せない事態だ。それは持ち帰らせていただこう。」
キュクロ「クソ!」
エレン「どーしよー!」
ミケ「小僧。大人しくそれを渡せ。」
キュクロ「ワタしちゃだめだ!」
エレン「な、なにがなんだか...」
?????「相変わらずね。ミケ・ザカリアス。」
エレン「この声は!?」
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- 35 : 2014/06/13(金) 00:03:09 :
- ヒストリア「子供相手にムキになって、恥ずかしくないの?」
エレン「ヒストリアさん!」
ミケ「跳ね馬!?」
ヒストリア「その趣味の悪い遊びをやめないなら、私が相手になるよ。」
ミケ「(小僧め。こんなコネを持っていたとは。跳ね馬ヒストリア。この女を相手にするとなると一筋縄ではいかないか。)」
ミケ「跳ね馬。お前をここで殺すのも悪くないが、同盟ファミリーとやったとなると上がうるさい。今日のところは大人しく...」
ミケ「帰るわけにはいかない!」
ガッ
ミケはエレンの頭を鷲掴みにする。
エレン「いてっ!」
ヒストリア「放しなさい!」
ビッ
ヒストリアは鞭を振るう。
ミケ「おおっと。」
ミケは鞭を避ける。
ミケ「跳ね馬、貴様に免じてこいつらの命は預けておこう。だが、こいつはいただく。」
ヒストリア「しまった!いつの間に!」
キュクロ「イェーガーリングが...」
エレン「イェーガーリング?」
ミケ「さらばだ。」
バッ
キュクロ「マ、マて!ううっ!」
ドサッ
ヒストリア「無茶しちゃダメよ!」
ミカサ「深追いはすべきではない。」
エレン「ミカサ!何で今頃出てくんだよ!どうして助けてくれなかったんだ!」
ミカサ「私は奴に攻撃してはいけないことになっている。」
エレン「何で...」
ミカサ「奴もイェーガーファミリーだからよ。」
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- 36 : 2014/06/13(金) 00:04:53 :
- 明日からまた遠征で2~4日間(勝てばそれだけ長くなる。)更新出来ません。
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- 37 : 2014/06/15(日) 21:47:01 :
- 今回の遠征、初戦敗退してしまいました。
今日からまた更新していきます。
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- 38 : 2014/06/15(日) 21:47:09 :
- エレン「な、何だって!?つまりファミリーのに人に殺されかけたってことだよな!どーゆーことだよ!?」
ミカサ「私にも分からない。」
ファンファンファン
エレン「警察だ。」
ヒストリア「さて、逃げましょうか。」
エレン「(そっか、俺達マフィアだもんな。)」ガーン
ヒストリア「エレン君。話は後にして、廃業になった病院を手配したの。行きましょう。」
エレン「待ってください!アルミン、コニー、トーマスが!」
ミカサ「心配ない。」
アルミン「エレン大丈夫!?」
トーマス「くそ、あの野郎!」
コニー「一体あいつは何なんだ?」
エレン「三人とも!」
ミカサ「あなた達の戦闘レベルじゃ足手まとい。ので、帰ると良い。」
アルミン「!」
トーマス「!」
エレン「ミカサ、何てことを!」
コニー「誰が帰るかよ!」
ミカサ「黙りなさい。」
シュッ
バキッ
コニー「グハッ!」
ミカサの不意討ちを受け、コニーは意識を失った。
ミカサ「行こう。」
エレン「ちょっ、待てよ!」
ミカサ「本当は彼らも感じてるはず。あれだけ一方的にやられて、はらわたが煮えくり返らないはずがない...(コニーは分からないけど。)放っておきなさい。」
エレン「...」
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- 39 : 2014/06/16(月) 22:47:01 :
- ー諫山外科医院ー
ヒストリア「キュクロの状態はどう?」
部下「命に別状はありません。よく鍛えられてて、傷は浅いようです。」
エレン「あの...彼は何者なんですか?やっぱりイェーガーファミリーの一員なんですか?」
ヒストリア「いいえ。彼はファミリーの人間じゃないわ。でも、一つ確実に言えることは、彼はエレン君の味方だってことよ。」
エレン「え、どうなってるんですか!?ファミリーの人が敵でそうじゃない人が味方だなんて...」
エレン「てか、俺に敵とか味方とかないですけど...」
ヒストリア「それがそうも言ってられないの。」
ミカサ「あのリングが動き始めてしまった。」
エレン「リング?確か、こいつが持ってて、襲ってきた奴に奪われた物だろ?」
ミカサ「ええ。正式名をハーフイェーガーリングと言う。本来ならば、しかるべき場所で、もう三年間保管されるはずだったファミリーの至宝。」
エレン「もしかして、すげぇ高級な指輪なのか?」
ミカサ「確かに値のつけられない代物。しかし、それだけじゃない。長いファミリーの歴史において、この指輪のためにどれだけの血が流れたか分からないという、いわくつきの代物。」
エレン「何だよそれ!まじかよ!さっきの人が持ってってくれてよかったー。」ホッ
ヒストリア「それがねぇ...ここにあるの。」
ヒストリアはエレンにミケに奪われたのと同じ模様の箱を見せた。
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- 40 : 2014/06/16(月) 22:55:59 :
- リボーンの台詞ばっかりすぎるww
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- 41 : 2014/06/16(月) 22:57:34 :
- >>40
そりゃリボーンが元だし
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- 42 : 2014/06/18(水) 22:20:21 :
- 続きに期待。
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- 43 : 2014/06/18(水) 22:59:19 :
- >>40
修業開始まで我慢を...
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- 44 : 2014/06/18(水) 22:59:35 :
- エレン「なにー!!?」
ミカサ「!!」
エレン「なんで、リングは奪われたはずじゃ!」
ヒストリア「私は今日このためとクリスタに会うために来たの。ある人物からこれをあなたに渡すように頼まれていてね。」
エレン「結局おれに!?そんな恐ろしいリングを!!なんで!?」
ヒストリア「それはもちろん、あなたがイェーガーファミリーの...」
エレン「ストップ!家に帰って補習の勉強しねーと!じゃ、ヒストリアさんさようなら!」
ヒストリア「エレン君!!」
タッタッタッタッ
ヒストリア「はぁ。逃げられるわけないのに。」
ミカサ「...キュクロは囮だったのね。」
ヒストリア「ええ。多分本人も知らされてないわ。こんな回りくどいことしなくても、直接エレン君に渡せば良いのに。あの人、私と一緒に日本に来てるのよ。」
ミカサ「そう。彼が来たのか...」
エレン「ったく、あぶねぇあぶねぇ。いくらヒストリアさんの言うことでも冗談じゃねぇ!そんな危険な指輪...」
愚痴をこぼしている内に、エレンは自宅へと到着した。
ヒラヒラ
エレン「ん?なんじゃこりゃ!」
自宅の物干し竿には何十着もの白衣が干されていた。
エレン「まさか!」
ガチャ
タッタッタッタッ
????「ぐがああああああ」
エレン「!!」
エレンが目にしたのは、食べ物を散らかし、居間で寝転がっている父親、グリシャの姿だった。
エレン「(ダメ親父帰ってきたー!)」
エレン「(もう終わりだ。絶対生活めちゃくちゃになる...ん、ミカサ、帰ったのか。)」
ミカサ「...来たようね。グリシャお義父様。あなたがこのタイミングでリングをエレンに託したということは、あっちでとんでもないことが起こっていると言うことね。」
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- 45 : 2014/06/19(木) 00:10:42 :
- ー次の日ー
エレン「ふあぁ。」
テクテクテク
グリシャ「おはよう。エレン。」
エレン「な!?父さん!」
グリシャ「エレン、父さん帰ってきてからずっと寝てて...私は避けられてるかと思ってブロークンハートだったぞ。」
エレン「昨日一日中寝てたのあんただろ!」
グリシャ「で、どーなんだ?学校は?さんすうだっけ?あれ、面白いだろう。」
エレン「(無理矢理会話しようとしてら。しかもずれてる。)」
エレン「別に、面白くねぇよ。」
グリシャ「私はね、今回の滞在中にエレンにいろいろな経験談を聞かせようといろいろメモって来た。今度聞かせてやる。」
エレン「いいよ聞かなくて!」
グリシャ「おや?エレン、色気づいてるな。ペンダントなんか着けて。」
エレン「は?ペンダント...」
エレンの首には、イェーガーリングが下げられていた。
エレン「このリングは!?例の...」
グリシャ「青い顔してどうした?なんでも相談にのるぞ。」
エレン「それどころじゃねぇよ!」
タッタッタッタッ
エレン「ミカサ!お前だな、このリングを首にかけたの!」
ミカサ「私じゃない。」
エレン「うそつけ!お前以外ありえないだろ!」
ミカサ「彼から何も聞いてないの?」
エレン「彼...?」
-
- 46 : 2014/06/19(木) 07:13:06 :
- 質問ですが、ミカサはエレンと相部屋なのですか?
やっぱり異性だから、別室ですか?
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- 47 : 2014/06/19(木) 23:09:36 :
- >>46
ミカサが強く望んだため、相部屋です。
しかし、ベッド2つはないのでミカサは押し入れで寝ています。(ドラえもん状態)
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- 48 : 2014/06/19(木) 23:10:18 :
- エレン「とにかく、俺は関係無いから巻き込むなよ!」
ミカサ「何を言っているの?関係大有りよ。」
エレン「はぁ?」
ミカサ「イェーガーリングは、次期イェーガーファミリーボスの証だ。」
エレン「何ぃ!?ってことは、これ持ってるとマフィアってこと!?」
ミカサ「そうなる。」
エレン「それこそ冗談じゃねぇよ!」
ミカサ「私も、エレンにそのリングはまだ早いと思う。しかし、そうも言ってられない緊急事態が起きてしまった。」
エレン「緊急事態...?」
ミカサ「強大な力が手に入るイェーガーファミリー正統後継者の証であるそのリングを、恐ろしい連中が狙い始めた。」
エレン「それってもしかして...昨日の...」
ミカサ「えぇ。彼はミケ・ザカリアスと言って、ファミリー最強とうたわれる独立暗殺兵団、調査兵団のメンバーだ。」
エレン「ファミリー最強...」
ミカサ「調査兵団はイェーガー一世の時代から存在していた組織で、暗殺や潜入調査といったファミリーの外でのあらゆるミッションをこなしてきた。しかし、あくまで闇の組織。表舞台に出てくることはなかった。だが...」
エレン「だが?」
ミカサ「ある日を境に暴走し始めた。あの男が出現したときから...」
ーイタリアー
???A「チェックメイトですね。」
???B「まさかむこうからハーフイェーガーリングをぶら下げてくるなんてね。手間がはぶけて大助かりだよ。」
???C「後はミケさんの帰りを待つだけ。」
???D「やはり正統後継者は...」
???E「兵長、あなたです。」
リヴァイ「...はぁ?」
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- 49 : 2014/06/20(金) 22:42:38 :
- エレン「っていうか、ちょっと待てよ!そのミケ・ザカリアスって奴が奪っていったリングが偽物だってバレたら、どうなるんだ?」
ミカサ「それはもちろん、本物を奪い返しに来るだろう。」
エレン「ってことは...これ持ってたら殺されるじゃねぇか!」
ミカサ「落ち着きなさい。あの偽物は相当良くできていて10日はバレない。」
エレン「10日ってすぐだろ。何の解決にもなってねぇよ。」
ミカサ「あなたはキュクロの作った貴重な時間を無駄にする気?この10日間でみっちり鍛えて、調査兵団を迎え撃つ。」
エレン「何だって~!!?」
ミカサ「次期ボスの証であるそのリングを守り、イェーガー10代目になるのはあなたよ。」
エレン「し、知らねぇよ!こんなの持ってたら命がいくつあっても足んないし!ヒストリアさんに返してくる!」
タッタッタッ
グリシャ「お、エレン。」
エレン「...(無視無視。)」
グリシャ「何でも私に打ち明けてみなさい。」
エレン「...(無視だ。父さんにマフィアの話してもしょーがねぇしな。)」
タッタッタッタッ
グリシャ「...見たかミカサ。あれが私の息子だ。大きくなったものだ。」
ミカサ「知っている。私がこれまで面倒を見ていたのだから。」
グリシャ「ああ。感謝しているよ。」
ミカサ「エレンにはあなたのことはバラさないの?」
グリシャ「いつでも言う準備はしてあるんだが...なかなか機会がなくてな。」
ミカサ「それより、私とエレンとの婚約は認めてくれるの?」
グリシャ「エレンが良いって言ってたなら認めよう。」
ミカサ「エレンは承諾している。」
グリシャ「...嘘だね。君は嘘は上手いが、流石にこれは無茶苦茶過ぎる。」
ミカサ「チッ...」
グリシャ「前は幼なじみだったが今は教師と生徒か。ま、頑張りなさい。」
ミカサ「...」
グリシャ「カルラ~。ご飯頼む~。」
-
- 50 : 2014/06/21(土) 22:49:29 :
- 期待
-
- 51 : 2014/06/21(土) 22:52:03 :
- >>50
ありがとうございます。
-
- 52 : 2014/06/21(土) 22:52:10 :
- ー諫山外科医院ー
エレン「ヒストリアさんいますか?」
アルミン「エレン!」
トーマス「エレンさん、おはようございます!」
コニー「今日もいい朝だな!」
エレン「三人とも!」
トーマス「今日もいい朝ってじいさんかよ。」
コニー「何だと!じいさんを馬鹿にすんな!」
エレン「何でここに?」
アルミン「実は...」
サシャ「皆さんおはようございます!」
エレン「お、サシャ。」
アルミン「おはよう。」
トーマス「今来たってことは、サシャにもあれが届けられてたってことか。」
エレン「あれって?」
アルミン「これだよ。」
エレン「指輪...まさか...」
アルミン「今朝ポストに入っててさ。」
トーマス「もしかしたら昨日の奴がらみかと思いまして。」
コニー「ヒストリアさんにここの場所は聞いてたからな。」
エレン「やっぱりそうだ!そのリングは!」
サシャ「これが何だか知ってるんですか?」
トーマス「やっぱりエレンさんも持ってるんですね。」
エレン「やべーよ!それ持ってると狙われるぞ!それより何で、皆にもリングが!?」
ミカサ「選ばれたからよ。」
エレン「ヒストリアさん!ミカサ!」
ミカサ「イェーガーリングは全部で7つあるの。そして、7人のファミリーが持って初めて意味をもつ。」
エレン「7つ?」
ミカサ「あなた以外の6つのリングは、次期イェーガーファミリーボスエレン・イェーガーを守護するにふさわしい6名に届けられた。」
-
- 53 : 2014/06/22(日) 00:32:05 :
- エレン「なぁ!?おれ以外にも指輪が配られたの!?」
ヒストリア「そう。」
ミカサ「イェーガーファミリーの伝統なの。イェーガーリングは初代イェーガーファミリーの中核だった7人がファミリーの証として後世に残したもの。そして、ファミリーは代々7人のメンバーが7つのリングを受け継ぐ掟となっている。」
エレン「それで後継者の証とかって。」
トーマス「エレンさん!ありがたき幸せ!身の引き締まる思いっす!」
エレン「(めっさ喜んでら。)」
ミカサ「トーマスのリングは嵐のリング、アルミンは雨のリング、コニーは晴のリング、サシャは雷のリングね。」
アルミン「そういえば少し柄が違うね。」
サシャ「何で天気なんでしょう。食べ物じゃダメなんでしょうか?」
ミカサ「ダメ。天気なのには意味がある。初代ファミリーは個性豊かなメンバーで、リングにはその特徴が刻まれている。」
ミカサ「初代ボスは、強い意志を持ち、その意志で周囲の人間を引っ張っていったことから、全てを飲み込む大空のようだったとされる。故にリングは大空。」
ミカサ「そして守護者となる部下達は、大空をそめあげる天候になぞらえられた。」
ミカサ「優秀な頭脳と決断力でファミリーの危機を洗い流す村雨。雨のリング。」
ミカサ「疾風のように容赦のない連撃を繰り出す怒涛の嵐。嵐のリング。」
ミカサ「時に我が道を行き、時に皆を牽引する浮雲。雲のリング。」
ミカサ「どんな危機でも持ち前の明るさで大空を照らす日輪。晴のリング。」
ミカサ「他者とのつながり断ち、実体をつかませない幻影。霧のリング。」
ミカサ「稲妻のごときスピードと型破りな動きで敵を翻弄する雷撃。雷のリング。」
ミカサ「とは言ってもあなた達の持ってるリングだけじゃまだ...」
エレン「ちょっ、ストップ!とにかく俺はいらないからな!」
コニー「あのよー。俺も野球やるから指輪はつけねーな。」
アルミン「僕も先生達に目をつけられるの嫌だし。」
エレン「(味方ができた!)それに、そんなの持ってたら大変なんだぜ!昨日の奴がまた狙ってくるんだ!」
-
- 54 : 2014/06/22(日) 22:00:14 :
- アルミン「!!」
トーマス「!!」
エレン「ヤバいだろ!しかも、下手したらたった10日でだ!」
アルミン「10日...」
エレン「え、二人とも?」
アルミン「これ、僕のだよね。やっぱりもらっておくよ。次こそは勝ってみせる!」
タッタッタッタッ
エレン「アルミン!?」
トーマス「俺も10日でこのリングに恥じないように生まれ変わってみせます!次は奴をぶっとばします!」
タッタッタッタッ
エレン「トーマスまで...」
ヒストリア「エレン君、やるわね。アルミン君とトーマス君、鍛える気まんまんになったみたいよ。」
エレン「そんな~!」
コニー「よし、俺も鍛えるぞ!」
タッタッタッタッ
エレン「コニーも...」
タッタッタッタッ
エレン「あれ、戻ってきた。」
コニー「どうやって鍛えりゃいいんだ!?」
エレン「な!?(分かんないのに走り出したのかよ。)」
ミカサ「コニーには剣術を学んでもらう。道場を紹介しよう。ヒストリア、コニーを道場まで連れていきなさい。」
ヒストリア「わかったわ。」
ミカサ「サシャは...自分で探せるはず。」
サシャ「はい。大丈夫です。」
ヒストリア「コニー君、付いてきなさい!」
コニー「おう!」
タッタッタッタッ
サシャ「では私も行ってきます。」
タッタッタッタッ
エレン「誰もいなくなっちまった...そう言えば、アルミンとトーマスはちゃんと鍛える宛があるのか?」
ミカサ「ええ。二人とも自分でぴったりの家庭教師を見つけるはず。」
-
- 55 : 2014/06/22(日) 23:01:29 :
- 期待
-
- 56 : 2014/06/22(日) 23:18:26 :
- >>55
ありがとうございます。
-
- 57 : 2014/06/22(日) 23:18:35 :
- ーアルミン宅ー
ガチャ
アルミン父「ん、アルミンか。どうした?忘れ物か?」
アルミン「お願いなんだけど、花火造り、本格的に教えて!」
アルミン父「!!(なんでまた急に...)」
ーシガンシナ神社ー
トーマス「おーい!出てこい!居るのはわかってんだよ!」
????「やかましいわボケナスが!」
トーマスの前に神主の格好をした見た目二十代の男が現れた。しかし、神主の口調とはとても思えない。
トーマス「ようミリウス。組抜けてからどこで生活してるかと思ってたら、神社で神主やってるって噂を聞いてな。しかし、本当だったとは...」
ミリウス「一体何しに来たんだぁ!?用がないなら賽銭払って帰れ!」
トーマス「...修行、つけてくんねぇか?」
ミリウス「お祓いの!?」
トーマス「ちげぇよ!戦いだよ!」
ミリウス「成る程、良いだろう。だが、鬼神と揶揄された俺様に修行をつけてもらうんだ、ただじゃねぇ。」
トーマス「(お金とんのか?)」
ミリウス「まずはここら一帯を掃除しろ。」
トーマス「な...」
ミリウス「返事は!?」
トーマス「お、おっす!」
-
- 58 : 2014/06/23(月) 22:00:39 :
- ー並盛山ー
コニー「かなり山奥まで来たな。」
ヒストリア「...見えたわ。ここよ。」
二人の前に、道場のような建物が現れた。
ヒストリア「じゃ、私は他にも用事があるから...」
テクテクテク
コニー「...とにかく、入ってみるか。入り口は...あそこか。」
ガラガラ
コニー「ごめんくださーい!」
???「貴様は何者だ!?」
どこからか怒声とも感じられる声が聞こえてきた。
コニー「コニー・スプリンガーです!」
???「そうか。ミカサから話は聞いている。待っていたぞ。」
テクテクテク
声の主が姿を現した。
コニー「(...はげてる!)」
キース「私は今日から運悪く貴様に剣術を教えることになったキース・シャーディスだ!」
コニー「は、はい!」
キース「貴様、何のために剣術を学ぼうとする!?」
コニー「勝つためです!」
キース「そうか!貴様には無理だ!」
コニー「無理でも勝ちます!」
キース「良いだろう!まずは血ヘドを吐いてもらおうか!」
コニー「望むところです!」
ヒストリア「(...まだ声が聞こえる。100メートルぐらい離れたと思うんだけどなぁ...)」
-
- 59 : 2014/06/23(月) 22:38:37 :
- ー住宅街ー
エレン「ジャンさんにも指輪が!!?」
ミカサ「ええ。」
エレン「あの人がファミリーになってくれるわけないだろ!協調性とか全くないし!」
ミカサ「だからこそ雲のリングがふさわしい。」
エレン「それで、ジャンさんの家庭教師は誰なんだ?」
ミカサ「秘密。」
エレン「なんでだよ!」
ミカサ「あなたは人の心配をしている場合ではない。」
エレン「話そらすな!」
ミカサ「はっきり言って調査兵団の強さは超駆逐モードのエレンよりも上。」
エレン「(スルーかよ...)」
ミカサ「ので、よっぽどみっちり鍛えないと殺されるだろう。」
エレン「嫌だよ。おれは何にも納得してないからな!」
ミカサ「これを見て。」
エレン「え...」
ミカサの腕には無数の銃弾が連なってできた帯が巻かれていた。
エレン「まさかそれ...全部駆逐弾?」
ミカサ「その通り。修業第一段階として、崖を駆逐してもらおう。」
エレン「駆逐って...登るのか?」
ミカサ「ご名答。」
エレン「何でそんな変な言い方するんだよ。」
ミカサ「それはもちろん、あなたに駆逐モードになってもらうため。」
エレン「ちょ!ま」
ミカサ「いってらっしゃい。」
ズガン!
ビリビリ
エレンの服が破ける。
エレン「イェーガー!!!死ぬ気で崖を駆逐する!」
ダダダダダダダ
エレンは猛スピードで走り去った。
ミカサ「死ぬ気でやって、エレン。もし後継者争いに破れたら、あなただけじゃない。あなたの仲間も皆殺しにされてしまうのだから。」
-
- 60 : 2014/06/24(火) 22:00:05 :
- ーシガンシナ中ー
ジャン「...」
マルコ「その指輪、どうしたの?」
ジャン「今朝ポストに入っててな。」
マルコ「へぇ。変な形だね。」
ジャン「全くだ...!」
マルコ「どうしたの?」
ガチャ
ヒストリア「あなたがジャン・キルシュタインね。」
ジャン「そう言うあんたは誰だ?」
ヒストリア「私はエレンの姉貴分でミカサの知人。そして...」
マルコ「?」
ヒストリア「シガンシナ中のアイドル、クリスタ・レンズの姉よ!」
マルコ「(この人、自分の妹のことアイドルって言っちゃったよ。確かに可愛いけど。)」
ジャン「...ミカサの知り合い。」
ヒストリア「クリスタは無視!?」
ジャン「じゃあ強いんだな。」
ヒストリア「クリスタ可愛いでしょ?ね?」
ジャン「うるせぇな。帰れよ。」
ヒストリア「...」ガーン
マルコ「(女の人相手でも遠慮なしだよ。)」
ヒストリア「わかったわ。クリスタのことはもう良いから、指輪の話だけでもさせて。」
ジャン「そんなのどうでもいい。帰れ。」
ヒストリア「...困った問題児ね。いいわ。」
ゴホンッ
マルコ「?」
ヒストリア「そう言うことなら帰らせてもらうわ。さようなら。馬面・キルシュタイン。」
マルコ「な!?」
ジャン「...そうか。お前、そんなに死にたいんだな。」
ヒストリア「(ミカサの言ってた通りね。そんなに気にすることないと思うんだけどなぁ。)」
ジャン「てめぇを咬み殺す!」
ヒストリア「そうこなくっちゃ。そっちの方が...」
ビッ
ヒストリアが鞭を構える。
ヒストリア「話が早い。」
-
- 61 : 2014/06/24(火) 22:14:00 :
- ベルトルトがリングを持つとしたら霧のリングじゃん笑笑
-
- 62 : 2014/06/25(水) 00:02:29 :
- >>61
もしかしたら霧の守護者はベルトルトかもしれませんよ(笑)
-
- 63 : 2014/06/25(水) 00:02:47 :
- ーシガンシナ山ー
※コニーのところの並森山は間違えです。正しくはこれと同じでシガンシナ山です。
シュゥゥゥ
エレンの頭部の炎が消えた。
エレン「いっ!?」
エレンは下を見る。
エレン「んなぁ!ここどこ!?」
エレンは自分が斜度80度近くある崖にしがみついていることに気付く。
ミカサ「あなたが死ぬ気でここまで来た。さすがエレン。本能的にやることがわかっているようだ。さぁ、登りなさい。」
エレン「え!?」
パキッ
エレンの掴んでいた石が崖から取れてしまった。
エレン「わああああ!」ヒューン
バシャーン!
エレンの体は勢い良く川へと落下した。
エレン「ゲホッ!ガホッ!」
ミカサ「あと100メートルもある。こんなことでは調査兵団には勝てない。」
エレン「うるせぇな!俺は戦う気なんてねぇよ!」
ミカサ「今頃ニセモノのリングが調査兵団に届けられたはず。賽は投げられた。あなたに残された道は、戦うことだけ。」
エレン「そんな!あんなヤバい奴らと全面対決なんて考えられるか!」
ミカサ「2日。」
エレン「?」
ミカサ「2日以内にこの絶壁を登れるようにしなさい。」
エレン「そんなことできるわけねぇだろ!無茶苦茶な特訓させんな!」
ミカサ「エレンなら出来る。それにこれは無茶苦茶ではない。この修業は初代ボスがしたという由緒ある修業。」
エレン「初代?」
ミカサ「あなたの前世のエレンよ。彼もマフィアになってからはグローブを武器にしていた。」
エレン「(また前世の話か。でも降霊弾を受けた訳だし、もう否定はできないな。)」
ミカサ「初代は大空と謳われた、歴代最強のボス。今回あなたは、グローブを極めた初代のやり方を参考に修業する。」
エレン「...」ゴクリ
-
- 64 : 2014/06/25(水) 21:53:26 :
- ミカサ「初代はまず、いつでも超駆逐モードになれるよう、絶壁を登り基礎体力をつけた。つまり、これが修業の入り口ということ。」
エレン「そんなの知るかよ!てかすでに筋肉痛でボロボロだぞ!こんなのもたねぇよ!」
ミカサ「そのための駆逐弾。疲れを駆逐しなさい。」
エレン「なっ!?」
ズガンッ!
エレン「イェーガー!!!死ぬ気で疲れを駆逐する!」
バタン
エレン「ぐがーっ」
ミカサ「これが大事。休み方によって修業の効率は何倍にもアップする。ガンガンこれを繰り返しましょう。」
エレン達と川を隔てた先にある森林から一人の男が修業の様子を見守っていた。
その男はグリシャである。
グリシャ「初代のボスの修業法、ミカサはエレンにあの技をマスターさせるつもりのようだ。しかし、初代がマスターするのに半年かかった技。普通にやっていては到底無理だが...」
-
- 65 : 2014/06/25(水) 23:04:19 :
- ーシガンシナ中屋上ー
屋上では二人の男女が対峙していた。
ギュッ
一人が鞭を構える。
チャッ
もう一人はトンファーを構える。
ヒストリア「学校の屋上なんて、懐かしいわ。好きな場所よ。」
ジャン「だったらずっとここにいさせてやるよ。」
ダッ
ジャン「這いつくばらせてな!」
ヒュンッ
ジャンがトンファーを振るう。
ヒュンヒュヒュンッ
ヒュッ
ガッ
ヒストリアの鞭がジャンのトンファーを捕らえた。
ヒストリア「その歳にしてはやるじゃない。」
ジャン「何言ってんだ?手加減してんだよ!」
ビュッ
ヒュンッ
ヒストリア「(速い!この子、末恐ろしいわね。だからこそ、エレン君のファミリーには絶対必要。手出しするつもりはなかったけど...)」
ヒストリア「仕方ないわね。」
ビッ
ジャン「当たるかよ。」
ヒュッ
ジャンがトンファーを振りかぶる。
ジャン「死にな。」
ガッ!
ジャンのトンファーが止まる。
彼のトンファーにはヒストリアの鞭が絡まっていた。
先程避けたはずの鞭が後ろのパイプを経由してジャンのトンファーを捉えていたのである。
-
- 66 : 2014/06/25(水) 23:19:00 :
- ベルトルトが守護者になったら、案外強そうwww
-
- 67 : 2014/06/25(水) 23:51:12 :
- ヒストリア「あなたはまだ井の中の蛙。こんなレベルで満足してもらっては困るわ。」
ジャン「...」
ヒストリア「もっと強くなってもらうわよ。ジャン。」
ジャン「嫌だね。」
ビュッ
ガッ
ジャンのトンファーがヒストリアの頭に命中した。
マルコ「(やっぱり女の人相手でも容赦ないよ。て...あれ?立ってる。)」
ヒストリア「いったぁぁい。突然はひどいわよ。」
ジャン「(直撃を避けた...?)」
ヒストリア「(さて、このじゃじゃ馬をどうやって手懐けようかな...)」
グリシャ「それでいい。お前達はどんどん戦え。」
ーアルミン宅ー
アルミン「仕事場に入れてくれてありがとね。ここに来るの、久しぶりだなぁ。」
アルミン父「この日が来てしまった以上、お父さんは持っている花火技術をすべてお前にたたき込むつもりだ。だけど、忘れてくれるなよ。アルミン。お父さんの花火は...」
アルミン父「ごっこじゃねぇんだ!」
アルミン「...ふざけて戦闘用の花火を造ってるのに?」
アルミン父「そ、それは...」
グリシャ「...アルミンなら大丈夫だろう。」
グリシャ「多分。」
-
- 68 : 2014/06/25(水) 23:52:14 :
- >>66
何せ姿が見えませんから(笑)
-
- 69 : 2014/06/26(木) 23:02:48 :
- ーキースの道場ー
コニー「基礎体力練習、終わりました!」
キース「そうか!殺すつもりで与えたメニューだったが、良くこなしたな。褒めてやろう!」
コニー「ありがとうございます!」
キース「では、さっそく実戦に移るぞ!防具を着けて竹刀を取れ!」
コニー「はい!」
グリシャ「コニーに剣術が加われば大きな戦力になる。順調にいってくれれば良いが...」
ーシガンシナ神社ー
トーマス「掃除終わったぞ。」
ミリウス「お疲れ~。帰っていいぞ~。」
トーマス「待てよ!俺はお前に修業つけてもらいに来たんだよ!」
ミリウス「あ、忘れてた。でももう疲れたろ。明日にするぞ。」
トーマス「はぁ?掃除ごときで疲れるかよ!」
ミリウス「仕方ねぇ...」
トーマス「(良かった。これで修業ができる。)」
シュッ
ミリウスの姿が突然消えた。
トーマス「!?」
バッ
トーマスが気付いたときには、ミリウスの拳が目の前にあった。
拳は顔に当たる寸前で止められている。
ミリウス「たかが掃除と言えども少しは疲れる。だから休め。俺との修業は...」
ミリウス「下手したら死ぬぞ。」
トーマス「!」ゾクッ
ミリウス「今日はよく寝て、体調万全にしたら修業つけてやる。だから帰んな。」
トーマス「...分かったよ。」
グリシャ「鬼神ミリウス、もしトーマスが彼のような戦いが出来るようになれば調査兵団にも勝てる。まあ、ミリウスに任せておけば大丈夫だろう。残るは...サシャか。」
-
- 70 : 2014/06/27(金) 19:49:30 :
- サシャは遠距離型かな?
-
- 71 : 2014/06/27(金) 22:36:53 :
- >>70
そうですよ。弓を使って戦います。
-
- 72 : 2014/06/27(金) 22:37:03 :
- ーシガンシナ山ー
エレン「もーだめ!体がボロボロだ!」
ミカサ「3分たったらまた修業開始。」
エレン「ずっとやる気かよ!?もしかして、学校10日間休ませる気か!?」
ミカサ「あなたの部下も頑張っている。」
エレン「またそれかよ...あれ?そういや、霧の守護者が誰かまだ聞いてねぇな。」
ミカサ「時期分かる。期待しないでおくといい。」
エレン「それってどういう意味だよ!?」
エレン「(やっぱりあの、キュクロって奴か?)」
ガサガサ
エレン「ん?何だ?」
ガサガサ
エレン「あ、あれは...」
クマ「グオオオオオオ!」
エレン「クマ!!?ミカサ!どうすれば!?」
ミカサ「戦いなさい。」
エレン「無理に決まってんだろ!」
ノシノシ
エレン「(に、逃げなきゃ!でも動けない...)」
バッ
クマが腕を振り上げる。
エレン「助けてぇ!」
シュッ
グサッ
クマ「グオオオォォォ...」バタン
エレン「今の...弓矢?」
サシャ「怪我はありませんか!?」
エレン「サシャ!?」
-
- 73 : 2014/06/27(金) 23:04:14 :
- サシャきたぁぁぁぁ!!
-
- 74 : 2014/06/27(金) 23:17:02 :
- サシャの方が、まだ“狩人”<イェーガー>やってるじゃんwwww
-
- 75 : 2014/06/28(土) 21:03:53 :
- エレン「何でサシャがここに!?」
サシャ「修業のためですよ。」
エレン「それじゃあ、サシャの家庭教師はどこに?」
サシャ「家庭教師なんていませんよ。」
エレン「え!?じゃあ独りで修業してんのか?」
サシャ「そうですね...強いて言うなら、この山が家庭教師ですかね。」
エレン「山が家庭教師!?」
ミカサ「山こそがあなたに一番相応しい家庭教師。良く気付いたわね。」
サシャ「はい。狩りの腕を鍛えるのに一番いい場所は山だって、お父さんが言ってましたから。」
エレン「もう、狩りは嫌いじゃないんだな。」
サシャ「はい!」
エレン「そりゃ良かった。」ニコッ
ミカサ「///」ドキッ
サシャ「ありがとうございます!」
ミカサ「(エレンの特上の笑顔、威力が大きすぎる。しかし、私には見せてくれない笑顔をサシャには見せるなんて、サシャもクリスタ共々消してしまおうか...)」
サシャ「では私はこれで。」
エレン「おう。」
ミカサ「(いや、サシャは大丈夫なはず。それに彼女も守護者の一人。)」
ミカサ「頑張って、サシャ。」
サシャ「ありがとうございます。」
エレン「それよりサシャ。まさか禁猟地区なのに狩りしてる訳じゃないよな?」
サシャ「冗談よしてくださいよ~。」
エレン「だよな。」ホッ
サシャ「こんな市街地に近い山が禁猟区じゃないわけがないじゃないですか。」
エレン「え!?」
サシャ「では、お互い頑張りましょう!」
タッタッタッタッ
エレン「...大丈夫なのか?」
ミカサ「さあ...」
グリシャ「サシャも自分に最適な修業を見つけたようだな。しかし...警察に見つからないようにしておかないとな...」
-
- 76 : 2014/06/28(土) 21:06:28 :
- 違法かよwww
-
- 77 : 2014/06/28(土) 22:42:28 :
- ー次の日ー
シュゥゥゥ
崖登りの修業を続けていたエレン。もう少しで登りきれるというところで、駆逐モードが解けてしまった。
エレン「ひいっ!」
エレンは必死に崖を登りきった。
エレン「たっ!」ドサッ
エレン「あっぶねぇ!!」
ミカサ「これで第一段階は合格。と言うことで、第二段階に移ろう。」
エレン「な!?ちょっとは休ませろよ!修業はもうたくさんだ!」
ミカサ「調査兵団に殺されてもいいの?最も、次の修業も気を抜けば死ぬけど。」
エレン「嘘だろ!?」
????「エレン!もうダイニダンカイなんて、ヤルナ!」
エレン「お前は...キュクロ!体は大丈夫なのか?」
キュクロ「ああ。ヒストリアさんとリーダーのヤクソウのおかげでもうタイチョウバンゼンだ!」
エレン「(またリーダーか。)日本語は、そのリーダーから習ったのか?」
キュクロ「そうだ。ナラいハジめたばかりでまだカタコトだけどな。」
エレン「(だから片言だったのか。)」
エレン「それより、なんでここに?」
キュクロ「エレンのシュギョウのテツダいにキた。」
エレン「手伝い?」
ミカサ「第二段階はスパーリング。理由は後で分かるだろう。キュクロをダウンさせたらクリアよ。」
エレン「なにー!?」
キュクロ「じゃあ、ハジめよう。」
エレン「ちょっ!待て!」
ゴクン
キュクロは1錠の丸薬を飲み込んだ。
ボッ!
キュクロ「いくぞ!」
エレン「死ぬ気モード!?死ぬ気の奴が相手なのかよ!?本当に殺されちまう!」
ミカサ「心配ない。あなたは第一段階をクリアした。きっと自分に驚くだろう。」
-
- 78 : 2014/06/28(土) 23:51:30 :
- キュクロ「いくぞ!エレン!」
エレン「まてまてまて!死んじまうよ!」
キュクロ「ん?ミカサさん?」
ミカサ「あれは日本人特有の照れ隠し。気にすることはない。」
キュクロ「ソウか。じゃあ、コンドこそいくぞ!」
エレン「おい!ミカサ!」
キュクロ「はぁ!」
ダッ
ドスッ
エレンは殴り飛ばされ、岩壁に叩き付けられた。
エレン「ぁ...」
グシャッ
キュクロ「え...」
シーン...
キュクロ「エ、エレン?」
ミカサ「待ってキュクロ。」
エレン「い...ったー!いてー!めちゃくちゃいてー!」
キュクロ「おおっ。」
ミカサ「今までのあなたなら間違いなく気絶していただろう。修業の第一段階で基礎体力を鍛えた成果だ。やったわね、エレン。」
エレン「全然うれしくねーよ!」
ミカサ「では本題に入ろう。キュクロをダウンさせなさい。」チャ
エレン「駆逐弾!?」
ミカサ「あなたがキュクロから学ぶことは山ほどある。ので、しっかりやって。」
ズガン!
エレン「イェーガー!!!死ぬ気でキュクロを駆逐する!」
キュクロ「カカってコい!」
-
- 79 : 2014/06/29(日) 17:54:40 :
- キュクロがいるってことは、ファーラン達も出るのかな?
-
- 80 : 2014/06/30(月) 22:31:11 :
- エレン「いくぜ!」
ダッ
ビュッ
ビュビュビュッ
エレンはラッシュを繰り出すが、キュクロは全て避ける。
ガシッ
キュクロがエレンの右手を掴む。
キュクロ「エレン、オマエはシヌキにナりすぎだ。」
エレン「!?」
キュクロ「ホントのシヌキになるのは...」
ボウッ
キュクロ「イッシュンでいい!」
ドン!
エレン「がっ!」
ドガンッ
エレンは岩壁に叩き付けられた。
ミカサ「やはり、キュクロはエレンより何枚も上手のようね。あなたの弟子と言うだけはある。グリシャお義父様。」
グリシャ「そりゃ、厳しく育てたからな。それとその呼び方はやめろ。」
ミカサ「やめない。」
グリシャ「言うと思ったよ。おっ、エレンがまた仕掛ける気だな。」
エレンは大量の石を抱えていた。
エレン「おりゃあああ!!」
ビッビッビッビッ
投石攻撃を、キュクロは危なげなく避け続ける。
キュクロ「エレン。オマエがそのクチクモードで5フンしかタタカえないのは、キリョクをツネにゼンリョクでホウシュツしているからだ。そんなタタカいかたじゃジキュウセンではカてない。キリョクをコントロールして...」
パシッ
キリョクは石を掴みとる。
ボウッ
キュクロ「ナガいアイダでもクチクモードでいられるようにしよう。」
ビュッ
ガッ!
キュクロが投げ石が岩壁に当たった。そこからどんどんヒビが入り、岩壁から大きな岩がエレンの頭上から崩れ落ちた。
ドスンッ!
エレン「がはっ!」
グリシャ「より気を使う超駆逐モードでは、気のコントロールがさらに重要になってくるからな。なにより、あの技はそれができなければ不可能だ。」
ミカサ「だからこそのこの修業。気力のコントロールなしにキュクロは倒せないから。」
グリシャ「その通りだ。エレンの格闘センスが試されるな。」
-
- 81 : 2014/06/30(月) 22:33:28 :
- >>79
ファーランはどうでしょう...
そういう系統のキャラが他にも出るとは言っておきます。
-
- 82 : 2014/07/01(火) 23:03:15 :
- ーシガンシナ中、屋上ー
ヒストリア「さて、ジャン。今日こそは戦う前に指輪の話を聞いてもらうわよ。」
ジャン「興味ねーよ。俺の興味はあんたを咬み殺すことだけだ。」
ヒストリア「ええー。聞いてよー。」ウワメヅカイ
ジャン「なぁ、真剣にやってくんねーと、この指輪捨てるぞ?」
ヒストリア「ちょっ!待ちなさい!」
ヒストリア「分かったわ。じゃあ、交換条件よ。真剣勝負で私が勝ったら、あなたにはエレンのファミリーの一角を担ってもらうわよ。」
ーシガンシナ神社ー
シガンシナ神社ではトーマスがひたすら正拳突きを繰り返していた。ミリウスは横になって回数を数えている。
ミリウス「456...457...458...」
トーマス「はぁ、はぁ、はぁ」
ミリウス「462...463...」
トーマス「おい...ミリウス...」
ミリウス「何だ?466...」
トーマス「これで本当に強くなれんのか?」
ミリウス「なれるさ468。お前のパンチは469、喧嘩で身に付いたものだから470、ちゃんとしたフォームを身に付ければ471、強いパンチを撃てるようになる472。」
トーマス「まあ...確かに...理に...敵っては...いるな...」
ミリウス「それに478、鍛え上げた正拳突きってのは479、必殺技になりうる480。今はとにかく481、続けろ482。」
トーマス「わーったよ。」
ミリウス「484...485...」
-
- 83 : 2014/07/01(火) 23:08:28 :
- トーマスはマキシマムなアレですか?www
-
- 84 : 2014/07/02(水) 00:10:12 :
- >>84
違いますね。リボーンのキャラにはない戦闘スタイルです。他にも、サシャや調査兵団の数人はリボーンキャラとは違った戦い方をします。
-
- 85 : 2014/07/02(水) 00:11:03 :
- ー同刻、イタリアー
???C「ミケさんが持ち帰ったハーフイェーガーリングによって、99代目の了承も得られそうです。」
???E「次期イェーガーファミリーボスの披露式典も近々開かれるれでしょう。」
???A「これでいよいよ、ファミリーの実権は先代の直系、実の息子であるボスのものになりますね。リヴァイ兵長。」
カツカツ
ミケ「呼んだかリヴァイ?」
ドスッ
突然ミケの腹を激痛が襲った。
ミケ「がはっ!」
その激痛の原因は、リヴァイがミケの腹に拳を入れたことである。
ミケ「何を...」
グシャ
リヴァイはハーフイェーガーリングを指で潰した。
リヴァイ「フェイクだ。グリシャの仕業だな...」
リヴァイ「日本へ発つぞ。グズ野郎共を、根絶やしにする。」
-
- 86 : 2014/07/02(水) 20:39:04 :
- ザンザスより怖そうwww
-
- 87 : 2014/07/03(木) 23:15:26 :
- ???D「そろいました。リヴァイ兵長。晴・雨・嵐・雷・霧・雲、ハーフイェーガーリングを持つ6人の守護者が。」
リヴァイ「...ほう。」
ーシガンシナ山ー
ミカサ「6分経過。」
エレン「おりゃあ!」
ブンッ
エレンはキュクロに木を投げつけた。
サッ
キュクロはそれを避けた。そこへエレンが駆け込む。
エレン「うおおおお!」
キュクロ「(シュトウ、クるか!?)」
ペチッ
キュクロ「(弱い...フェイント!?)」
ボウッ
エレン「うおおおお!」
ドガッ!
キュクロ「ぐっ!(危なかった...)」
グリシャ「ほう。死ぬ気の中にも強弱がついてきたな。」
ミカサ「ええ。死ぬ気タイム、もとい駆逐タイムも伸びてきている。気力のコントロールを少しずつモノにしているようだ。」
グリシャ「修業5日目にしてここまでやつとは、なかなかやるな。」
キュクロ「よし、ツギはオレのバンだ!ホンキでいくぞ!」
ボウッ
-
- 88 : 2014/07/04(金) 23:07:23 :
- ーキースの道場ー
キース「次、七の型!」
スパッ
コニー「夕凪。」
キース「次、八の型!」
スパッ
コニー「陽炎。」
キース「...終わりだ。教えることは何もない!」
コニー「待ってください!終わったって、たったの一回型を見て真似ただけです!」
キース「師から弟子への型の伝承は一度きり。これが私が教えた流派、極光太陽流の掟だ!」
コニー「でも、もし間違えてたら...」
キース「コニー・スプリンガー!貴様にこの剣をモノにしたい真剣さと気迫があるなら、忘れてはいないはずだ!」
コニー「...もちろんです!」
キース「八つの型の中に極光太陽流の奥義の全てがある!これからも鍛錬に勤しめ!」
コニー「はい!ありがとうございました!」
グリシャ「後はコニーの鍛錬次第。まずは大丈夫だろう。トーマスとサシャも順調だし、残るはエレン、ジャン、アルミンか。」
-
- 89 : 2014/07/05(土) 18:53:11 :
- 極光太陽流の読み方はなんですか?
-
- 91 : 2014/07/06(日) 17:05:34 :
- ほんとはやく
-
- 92 : 2014/07/06(日) 21:00:55 :
- 極光太陽流=きょっこうたいようりゅう
じゃないんですか?
これ打ってみたら予測変換で出たんで
-
- 93 : 2014/07/06(日) 22:04:01 :
- 92さんの言う通り、「きょっこうたいようりゅう」です。
-
- 94 : 2014/07/06(日) 22:04:13 :
- ーアルミン宅ー
アルミン「んー...」
アルミン「これをこうして...」
アルミン「こうか?」
アルミン「んー...」
アルミン「戦いに使う花火を考えるのって、意外と難しいんだなぁ。」
ーシガンシナ山ー
エレン「ハア、ハア、ハア、ハア、ハア。」ヨロヨロ
キュクロ「まだまだいくぞ!」
ミカサ「本気のキュクロには敵わないようね。」
グリシャ「次で決まるかな。」
ダッ
キュクロがエレンへと駆け込む。
バッ
ゴッ!
キュクロ「(モロにハイった...)」
グリシャ「いや」
エレンは後ろに倒れながらも足でキュクロを掴んだ。
エレン「うおおおお!」グオッ
ガッ!
エレンの頭突きがキュクロの頭を強打した。
ドサドサッ
ミカサ「相討ち...」
グリシャ「見たかミカサ。エレンのやつ、殴られた瞬間死ぬ気の炎をコントロールして防御力を高めたようだ。まだそんなこと、教えてないのだろう?」
ミカサ「ええ。本能的にやってのけた。エレンらしいわ。これで第二段階は完了。」
グリシャ「我が子ながらやるな。」
-
- 95 : 2014/07/07(月) 22:10:34 :
- ー二時間後ー
エレン「...いつつ...」
ミカサ「エレン!気付いたのね!」
エレン「あれ?父さんがいなかったか?」
ミカサ「さあ。」
キュクロ「マイったよエレン。スゴいイチゲキだった。」
エレン「え?俺が?」
ミカサ「と、言うことで、いよいよ第三段階に進みましょう。」
エレン「ちょっ、待てよ!もう帰りたいよ!」
ミカサ「甘いことを言ってはだめ。そんなヒマは...」
ぐるるるる
エレン「?」
ミカサ「///」
エレン「(ミカサか!)」
ミカサ「帰ろう。」
エレン「お前の腹優先かよ!」
ミカサ「ちなみに、キュクロのリーダーも来るから、挨拶しておくといい。」
-
- 96 : 2014/07/07(月) 22:47:59 :
- ーシガンシナ町、ビルの屋上ー
オルオ「この街に、ハーフイェーガーリングが。」
グンタ「ミケさんが嘘をついていないのなら、間違いないだろう。」
オルオ「グンタ、念写を頼む。」
グンタ「任せろ。オルオ、お前のリングは確か...」
オルオ「雷だ。」
グンタ「なら雷のリングの所持者を探せばいいんだな。いくぞ。」
グンタ「頭写!」
グンタの坊主頭に地図が浮かび上がった。
グンタ「さあ、見てくれ。」
オルオ「いつも思ってるけど、自分で見れないなんて、不便だな。」
グンタ「黙れ。それより、ちゃんと見たか?」
オルオ「ああ。ご苦労。」
グンタの頭に浮かび上がっていた地図が消える。
オルオ「これより、調査兵団オルオ隊。雷のリングの奪還に向かう!」
ザッ
三人の黒ずくめの男たちが横一列に整列する。
オルオ「リングの所持者及び、邪魔するやつは...消sガリッ」
オルオ「いってー!!!」
グンタ「その良く舌を噛むの、何とか治せないのか?」
オルオ「うるせぇ!いくぞ!」
-
- 97 : 2014/07/07(月) 23:53:43 :
- 期待
-
- 98 : 2014/07/08(火) 16:19:02 :
- 期待
-
- 100 : 2014/07/08(火) 21:31:37 :
- エレン「死ぬ気丸?」
キュクロ「ああ。シヌキになるガンヤクだ。リーダーがオレのためにツクってくれた。クチクダンにクラべれば、シヌキドはスコしオちるけどな。」
エレン「またリーダーか。そういや、前々から思ってたんだけど、死ぬ気モードと駆逐モードの違いってなに?」
ミカサ「普通の人が死ぬ気なれば死ぬ気モード。イェーガーの血をひくものなら駆逐モード。」
エレン「え、それだけなのか?」
キュクロ「それがオオきなチガいなんだ。イェーガーのチをひくものはヒトキワツヨく、コウゲキテキなホノオをホウシュツすることから、タンなるシヌキモードとはベツにアツカわれている。」
エレン「へぇ。」
キュクロ「これも、リーダーからキいたことだ。」
エレン「またか。キュクロの話にリーダーが出てこないことはないな。」
ミカサ「もうすぐエレンも会える。」
エレン「お、おう。(キュクロには悪いけど、指輪持ってきた人だし、最初から印象悪いんだよな。きっとやなオヤジなんだろーな。)」
ガチャ
エレン「ただい」
????「おかえり~!」
エレン「ゲッ、父さん!」
エレン「珍しく起きてたんだな。どっか出掛けんの?」
グリシャ「ああ。招いてないお客様が思ったより早く来てしまったらしくてな。」
-
- 101 : 2014/07/09(水) 16:56:05 :
- まさかのグリシャがキュクロのリーダー?
期待です!
-
- 102 : 2014/07/09(水) 19:46:36 :
- ワクワク
-
- 103 : 2014/07/09(水) 21:52:15 :
- ミカサ「本当なの?」
グリシャ「本国にいる私の影からの情報だ。間違いないだろう。」
ミカサ「早すぎる...」
グリシャ「ニセのリングがこうも早く見破られるとは想定外だった。考えられるとすれば、リヴァイの超直感か。」
エレン「なんの話だ?」
グリシャ「調査兵団が日本に上陸したらしい。」
エレン「例の奴等が!?てか、何で父さんが?」
グリシャ「私は守護者全員の安全確認を兼ね、状況を伝えに行く。手伝え、キュクロ。」
キュクロ「ハっ!リーダー!」
エレン「ええ!?リーダー?」
キュクロ「ああ。」
エレン「父さん?」
グリシャ「なんだ?」
エレン「リーダー?」
グリシャ「リーダー。」
エレン「うそー!?」
グリシャ「エレン、今は時間がない。後でゆっくり説明しよう。とりあえずこのことは、母さんには内緒だからな。」
エレン「なぁ...ちょっ...」
グリシャ「敵の先行隊は、オルオ隊。奴はこちらの雷のリングを奪いにくる。彼女も立派な守護者だが、念のため、お前に雷の守護者の援護に向かってほしい。」
エレン「な...」
ミカサ「エレンのことは任せて。」
グリシャ「頼んだ。いくぞ、キュクロ。」
キュクロ「ハっ!」
バタンッ
エレン「...なにがどうなってんだよ。どうすりゃいいんだ?」
ミカサ「ここはグリシャお義父様の指示に従おう。」
エレン「てことは、サシャのところにいけばいいんだな。でもどこにいるんだ?」
ミカサ「手当たり次第探すしかない。急ごう。」
-
- 104 : 2014/07/09(水) 22:36:08 :
- ーシガンシナ町、住宅街ー
タタッ
01(ウーノ)「この地点です。」
オルオ「道...そう遠くへはいってないはずだ。捜し出せ。」
ババッ
グンタ「いつもはただ威張ってばっかりだが、やるときはやるんだな。オルオ。」
オルオ「うるせぇよ。それよりグンタ。お前は霧のリングの相手を探さなくていいのか?」
グンタ「慌てるコジキはもらいが少ないと言うだろ。ミケさんの情報じゃ、敵は素人らしいし、俺は霧の守護者らしく高見の見物でもしてるよ。」
オルオ「ちっ...」
01(ウーノ)「オルオ隊長、こちら01(ウーノ)、2時の方向に、中学生とみられる女子1名を確認。」
タッタッタッタッ
エレン「ったく、サシャの奴、どこにいんだよ。」
????「エレン!そんなに急いでどうかしたの!?」
エレン「クリスタ!そうだ!サシャ見なかったか?」
クリスタ「サシャなら、向こうの方に居たよ。」
エレン「本当か!?教えてくれてありがとう!じゃ!」
タッタッタッタッ
クリスタ「エレン、忙しそうだなぁ。」
-
- 105 : 2014/07/09(水) 22:56:33 :
- サシャが危ないぎょえ!
-
- 106 : 2014/07/10(木) 20:23:03 :
- 01(ウーノ)「01(ウーノ)、目標に接近、やはりただの女子中学生です。特に変わったところは見られません。」
02(ドゥーエ)「こちら02(ドゥーエ)、12時の方向、人影はありません。」
03(トレ)「こちら03(トレ)、9時の方向にも人影はありません。」
オルオ「...その女子中学生がリングを持っている。01はそいつをバラせ。02、03も急行し、始末しろ。」
01(ウーノ)「貴様に恨みはないが、リヴァイ兵長のためだ。」
チャ
01(ウーノ)が剣を抜く。
サシャ「!?(今何か音が...)」
バッ
サシャ「後ろですね!」
01(ウーノ)「(気付かれたか!?守護者と言うだけはあるようだな。だが死ね!)」
01(ウーノ)が剣を振り上げる。
01(ウーノ)「はぁぁぁぁ!」
グサッ!
01(ウーノ)は胸に激痛が走るのを感じた。
01(ウーノ)「矢だと...ぐふっ」
バタンッ
サシャ「全く、危ないですねぇ。」
サシャはいつの間にか弓を手にしていた。
サシャ「狩りで鍛えた技術がストーカー対策になるとは思いませんでした。」
02(ドゥーエ)「01(ウーノ)!」
サシャ「!?」
03(トレ)「貴様、よくも01(ウーノ)を!」
サシャ「またですか!」
02(ドゥーエ)「こちら02(ドゥーエ)、01(ウーノ)がやられました!03(トレ)と二人で攻撃を仕掛けます!」
03(トレ)「いくぞ!」
ビュッ
ズバッ!
03(トレ)は何者かに斬られた。
03(トレ)「ぐわ!」
-
- 107 : 2014/07/10(木) 21:02:43 :
- サシャのカッコよさに脱帽www
-
- 108 : 2014/07/10(木) 21:53:24 :
- 02(ドゥーエ)「03(トレ)!?」
シュゥゥゥ
ドガァン!
02(ドゥーエ)「ぎゃあああ!」
エレン「花火!?あれってもしかして...」
タッタッタッタッ
コニー「大丈夫かサシャ?」
サシャ「ストーカーごとき、相手じゃないですよ。」
アルミン「たぶんストーカーじゃないと思うんだけどなぁ...」
エレン「み、みんな!」
ミカサ「何とか間に合ったようね。」
タッタッタッタッ
トーマス「すいません、遅れました。」
コニー「トーマス、おせぇぞー。」
アルミン「なんか皆揃うのも、久しぶりだね。」
サシャ「はい!」
コニー「しかし、思ったより弱かったな。これなら楽勝だぜ!」
ミカサ「それは甘すぎよ。コニー。彼らは調査兵団でも下っぱ。本当に恐ろしいのは...来る!」
バッ
オルオ「...お前たちがやったのか!?」
エレン「!!」
オルオ「雷のリングを持ってるのは、そこの女だな。」
サシャ「あなたは何者ですか!?」
オルオ「大人しく雷のリングを渡せ。邪魔立てすれば皆消すまでだ。」
スッ
オルオは武器と思われる二本の棒を手に取った。
トーマス「!」
アルミン「!」
コニー「!?」
サシャ「?」
エレン「(ヤバい!ミカサの言う通りだ!明らかにさっきの敵とは格が違う...気がする。)」
???「待ちなさい!オルオ!」
バババババッ
-
- 109 : 2014/07/10(木) 23:08:32 :
- ペトラ「一人で全員相手にしようとするなんて、欲張りね。」
グンタ「他のリングの所持者もいるようなので、皆を集めさせてもらった。」
オルオ「要らねぇことしやがって...」
ミケ「この前は、よくも騙してくれたな。」
エレン「で、でたー!」
コニー「!」
トーマス「あんにゃろ!」
ミケ「雨のリングの所持者は誰だ?」
アルミン「僕だよ。」
ミケ「...フッ。」
アルミン「何がおかしいの?」
ミケ「あれほどの実力差を見せられてもなお立ち向かおうとする貴様らが惨めに見えてな。」
トーマス「んだと!」
ガッ
ミケの肩を何者かが掴んだ。
????「のけ。」
ミケ「くっ...」
オルオ「のけ。」
ペトラ「何であんたが真似してんのよ。」
ザッ
ミカサ「出てきたわ。まさか再び奴をこの目で見る日が来るとは...」
ミカサ「リヴァイ!」
エレン「(なんだ...こいつ...)」
リヴァイ「...」ギロッ
エレン「っ!」ゾクッ
アルミン「(何て威圧感だ...あんなに小さいのに。)」
トーマス「(小さいのに大きく見える...)」
ミカサ「(クソチビめ。)」
リヴァイ「エレン・イェーガー。」
コオオオオオ
リヴァイの左手が光り出す。
エレン「!」
ミカサ「皆!逃げて!」
リヴァイ「消えろ。」
????「待てリヴァイ!そこまでだ!」
-
- 110 : 2014/07/11(金) 08:59:27 :
- こ、これは! 波紋!?←違
-
- 111 : 2014/07/11(金) 16:58:27 :
- 誰かコラボ画像描いてくれないかなー
-
- 112 : 2014/07/11(金) 21:29:19 :
- グリシャ「ここからは私が取り仕切る。」
エレン「と、父さん!?」
トーマス「なっ、エレンさんのお父様!」
リヴァイ「グリシャ...」
ミケ「貴様、何しに来た?」
グリシャ「リヴァイ。お前の部下は門外顧問であるこの私に剣を向けるのか?」ゴゴゴゴゴ
リヴァイ「...」ゴゴゴゴゴ
アルミン「この二人、何て殺気だ。」
ハンジ「今さら口出しすんなよ!逃げ回るしか能のない腰抜けの癖に!」
キュクロ「ナニを!」
グリシャ「待てキュクロ。私は逃げていたのではない。先代からの回答を待っていたのだ。」
グリシャ「私は近頃のお前たちのやり方とそれを容認している先代に疑問を持っていてな。先代に異議申し立ての質問状を送っていた。そして、その回答ととれる勅命が、今届いた。」
エレン「何の話か全然わかんねーよ!てか、何で父さんが!?」
ミカサ「門外顧問、それがグリシャお義父様のファミリーでの役職。ファミリーであってファミリーでない者。平常時には部外者でありながら、ファミリーの非常時においてボスに次ぐ権限を発動できる、実質No.2よ。」
エレン「父さんがNo.2!?」
ミカサ「そして門外顧問は後継者選びにおいてボスと対等の決定権を持っている。つまり、イェーガーリングの半分であるハーフイェーガーリングを後継者に授けられる権限を持っている。」
エレン「イェーガーリングの半分?」
ミカサ「説明するのを忘れていた。そのリングはあくまでイェーガーリングの半分であり、対となる2つが揃って初めて後継者の証となる。」
エレン「それでこんな形に。」
ミカサ「逆に言うと、2つ揃わなければ後継者にはなれない。最も、ボスと門外顧問が別々の後継者を選ぶなんてことは、滅多にあることではない。」
キュクロ「エレン、これがセンダイからのチョクメイだ。」
エレン「あ、ありがとう。」
エレン「(リヴァイの分もあるのか。)」
ピラッ
ボッ
エレン「うわっ!紙から死ぬ気の炎が!」
リヴァイ「...」
-
- 113 : 2014/07/11(金) 22:46:43 :
- エルド「それは先代の死炎印。間違いなく本物の勅命だな。」
エレン「イタリア語じゃねーか。読めねーよ。」
グリシャ「フフ。要約するとこう書いてある。」
グリシャ『今まで自分は、後継者にふさわしいのはグリシャの息子であるエレン・イェーガーだと考えて、そのように仕向けてきた。』
グリシャ『だが最近、年をとってもきたせいか私の直感は冴え渡り、他によりふさわしい後継者を見つけるに至った。我が息子、リヴァイである。彼こそが真に100代目にふさわしい。』
エレン「あいつ、先代の息子だったのか!?」
グリシャ『だがこの変更に不服な者もいるだろう。現にグリシャはリヴァイへのリング継承を拒んだ。』
エレン「(なんで拒んだだよ。あいつらにあげちゃえばいいのに。)」
グリシャ『かといって、私はファミリー同士の無益な抗争に突入することを望まない。そこで、皆が納得するイェーガーファミリー公認の決闘をここに開始する。』
グリシャ「つまり、こーいうことだ。」
グリシャ「同じ種類のリングを持つ者同士の、1対1のガチンコバトルだ!」
続く
-
- 114 : 2014/07/11(金) 22:51:20 :
- 続きはこちらです↓
http://www.ssnote.net/archives/19688
-
- 115 : 2020/10/11(日) 11:05:29 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=53
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=56
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家庭教師ヒットマンMIKASA! シリーズ
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