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凛「かよちんが男の人と歩いてたにゃー」
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- 1 : 2014/06/03(火) 01:29:16 :
- 初投稿のSSなので多目に見てくれると嬉しいです。
※キャラ崩壊あり!μ’Sは真姫、にこ、希以外はかよキチです
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- 2 : 2014/06/03(火) 01:46:04 :
- 穂乃果「死刑だね 」
海未「生かしておけませんね」
ことり「ことりの(ストレス解消)おもちゃにしちゃおう」
絵里「皆ぬるいわね…手足ぶったぎってシベリア送りよ」
にこ「あんたら、花陽の事になると恐いわね」
希「ええやん、それだけ愛されてるってことやん?それに世間じゃ『かよちんマジ天使』って言われるほどやもんなぁ」
真姫「っていうか凛…そういう話は持ち込まないでよ…分かるでしょ、こういう事になる事ぐらい」
凛「凛はこういう空気は嫌いじゃないにゃー」
凛「」
真姫「」
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- 3 : 2014/06/03(火) 02:10:25 :
- 真姫「はぁ…それでいつ見たのよ、その…花陽とその男の人と歩いてたっていうのは」
にこ「何だかんだ言って真姫ちゃんも興味があるのね…はっ!まさか、にこという子がいながら浮気!?」
真姫「ヴぇぇ!べ、別にそんなじゃないわよ!た、ただ…そう!あの花陽に男の人と歩いてるっていうのが珍しいと思って…ただそれだけなんたから!」
希「そういう割には真姫ちゃん、動揺してるやんなぁ」
真姫「もう茶化さないでよ! 」
凛「大丈夫だにゃー!真姫ちゃん、ヘタレだから浮気どころか」
真姫「凛、良かったわね。花陽がこの場にいないのとここが部室じゃなきゃ、私の病院に引き摺りこんであなたの臓器を引き抜いて高く売りつけるところよ」ニコッ
凛「…なんでもないにゃー」
希「にこっち、これじゃあ浮気は出来ないやんなぁ」
にこ「あんた、今の見なかったの?そんなことしたら、いくら命があっても、にこの身が持たないわよ」
真姫「大丈夫よにこちゃん…にこちゃんにはそんな事しないわ」
にこ「盗み聞きされてる時点で安心は出来ないけどありが」
真姫「もしもそんな事があったら、私の家の部屋に一生閉じ込めるだけだから」
にこ「ほらね」
希(真姫ちゃん、ヤンでるんやなぁ)
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- 4 : 2014/06/03(火) 02:32:42 :
- 凛「話を戻すけど、かよちんがその男の人と歩いてたのは一昨日の日曜日で場所は秋葉原だにゃ」
真姫「つい最近じゃない…そういえば凛、あなた、先週に日曜日は花陽と遊ぶって言ってなかった?」
凛「凛、おっちょこちょいだからその時まだ遊ぶ約束してなかったんだ」
希「凛ちゃんらしいといえば凛ちゃんらしいなぁ」
穂乃果「そんな話はどうだっていいんだよ!今は!」
にこ「そういえばなんで花陽がいないの?」
真姫「先生の仕事の手伝いで遅れるって言ってたわ」
海未「たかが教師の分際で可愛い花陽に仕事の手伝いをさせるなど、万死に値します!」
にこ「あんた何様よ」
ことり「お母さんに頼んでその先生やめさせなくちゃ!」
真姫「そう簡単に先生やめさせられたら、学校の信用失って廃校なるわよ」ハァ
希「まぁまぁ…それで凛ちゃん、他にはどんな話が」
凛「あっ!そういえばかよちん、その男の人と『手を繋いで』歩いてたにゃ!」
穂乃果「」
海未「」
ことり「」
絵里「」
真姫「」
にこ「」
希「」
凛「あれ?凛、何か変な事言った?」
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- 5 : 2014/06/03(火) 02:52:25 :
- にこ「さささ~て、今日も張り切って練習するわよ」アセダラダラ
真姫「そ、そそそうね!にこちゃんのいう通り!」アセダラダラ
希「せせせやなぁ!ほ、ほら皆も練習」アセダラダラ
穂乃果「フフフ…ねえ…今の聞いた?」
海未「ええ…聞きましたよ」
ことり「ちゃんと聞いたよ」
絵里「ウフフフ…聞いたわ…そう…あの花陽が…ねぇ」
にこ「ななな何か寒いわね~!ききき今日はこんなに外が晴れてるのに!」ガタブル
穂乃果「まぁ…もうこれはあれだよね」
海未「そうですね…あれですね」
ことり「うん…これはもうあれだよね」
絵里「ええ…もうこれはあれね」
ほのうみことえり「「「「罰を与えないとね」」」」
凛「」
真姫「凛、あなたの責任よ」
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- 6 : 2014/06/03(火) 22:49:34 :
- 花陽「お、遅れてすいません!先生の仕事の手伝いが長引いちゃって!」ガチャ,バタン
海未「心配には及びませんよ花陽」ガチャ、スタスタ
ことり「うん!大丈夫大丈夫!何の問題もないからね」スタスタ
絵里「さ、花陽が来たことだし…練習始めるわよ」
スタスタ
穂乃果「そうだねー!ラブライブも近いからね!ファイトだよ!」スタスタ
のぞまきにこ(…切り替え早いなぁ)
花陽「あっ!私も着替えてすぐ行きます!」
にこ「あ、うん…じゃあ、先に行ってるわね」
真姫「待って、私も行くわ」
希「花陽ちゃん、慌てんでええからゆっくり着替えて来てな」 バタン
花陽「あ、うん!分かった!」
のぞまきにこ(何とか修羅場は乗り越えた)
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- 7 : 2014/06/03(火) 23:26:57 :
- そして、ダンスの練習後、いつもの真姫、凛、花陽の三人で一緒に帰る。凛は今日の練習がきつかったせいか、足取りがおぼつかない。
凛「今日も練習疲れたにゃ~」
花陽「お疲れ様凛ちゃん!今日も頑張ったね!」
真姫「確かに今日はきつかったわねー…さすがの私も疲れちゃった」
花陽「それでも真姫ちゃん、すごくダンス上手く出来てたよ!やっぱり、技術が身に付いたんじゃないかな?」
真姫「花陽って…本当に裏の性格がないのね」
花陽「???裏の性格???」
真姫「…別に…何でもない」
真姫が言いたいのは悪意すら感じない真っ正直で本人ですら分からないぐらい、相手を誉め殺しするのが上手いと言いたいのだが、それを花陽に言ったところで自覚がないのだから言っても無駄なのが分かるので口に出さない。
凛「あっ!かよちん!そういえば一昨日」
真姫「っ!?凛!!」ゾクッ
凛「ふがっ!?ま、真姫ちゃ」
とてつもない寒気が襲い、真姫は慌てて凛の口を塞いだ。花陽や凛には状況が把握できていないようだが、真姫にはそんなことは関係なかった。
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- 8 : 2014/06/05(木) 01:24:04 :
- 真姫(おかしい…今、ここにいるのは私達三人しかいないに…複数の気配が……しかも、恐ろしいぐらいの憎悪と憤怒が迸る気配が……『あの人達』、ここまでやるなんて正気なのかしら)
花陽「真姫ちゃん?どうかしたの?」
真姫「……何でもないわ」ハァ
ここまで天然だと将来が心配、そんな事を考えた真姫はため息をついた。花陽は何も分かってないようだ。いや、むしろ分からないのが花陽のためと考える。気になる気配を無視しようと歩こうとするが、不意に自分の手をバシバシと叩く痛みが走った。
凛「む~!む~! 」バシバシ
真姫「あっ!ごめん!」
気配ばかり気にしていたのもあって、凛の口を塞いでいたことを忘れていて慌てて、手を放した。凛は苦しかったのもあってか、深く深呼吸をして自分の中に空気を取り込んだ。そして、
凛「もう!いつまで凛の口を塞げば気が済むにゃ~!」
真姫「だから、ごめんって」
凛「これは凛の宿題を手伝ってもらわないと気が済まないにゃ!」
真姫「……そう、いいわよ」
凛「え?本当?さすが真姫ちゃん優し」
真姫「今日ラーメン奢ろうかと思ったけど、やっぱりやめ」
凛「やっぱり手伝いはいい!ラーメンが食べたいにゃ~!」
真姫(……ちょろいわね)
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- 9 : 2014/06/05(木) 20:06:18 :
- 期待♪( ´▽`)
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- 10 : 2014/06/06(金) 01:22:19 :
- 凛「まぁいいや……あっ!そうだ!今度の日曜日、練習終わったら、久しぶりに遊ぼうよ!」
真姫「そうね……最近、何かと皆で行動してる時が多いし、たまにはいいんじゃない?」
花陽「あっ!ごめんね!日曜日はどうしても外せない用事があって練習が終わったら、すぐに帰らないといけないんだ」
真姫「(何も感じない感じない……邪悪なオーラなんて感じない)へ、へぇ……珍しいわね!誰かと遊ぶの?友達?」
花陽「え~と……内緒?」
真姫「そ、そう(マキチカ早くお家帰りたい。この状況から早く抜けたい)」
凛「それなら仕方ないにゃ、また今度遊ぼうにゃ!」
真姫「そうね……それじゃ、私はこれで……きゃっ!」
やっと解放される、と真姫は安堵するが、不意に腕を掴まれて、後ろに引っ張られた。振り返るとその腕を掴んでいるのは言うまでもなく、凛であった。
真姫「りりりりり凛?どうして私の腕を掴んでる の?私、早く帰りたいんだけど」アセダラダラ
凛「真姫ちゃんともあろう者が約束を忘れたかにゃ?……ラーメン、奢ってくれるんでしょ外せない」
真姫「orz」
世の中、そんなにうまくはなかった。それから、行きつけのラーメン屋に行き、凄まじい殺気を感じながら、真姫はラーメンを食べて、帰宅したのである。
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- 11 : 2014/06/06(金) 03:10:14 :
- そして、時は流れ日曜日、場所は秋葉原
真姫「で……なんで、私達、ここにいるわけ?」
穂乃果「そんなの決まってるよ!」
海未「ここで腐った輩が来ようものなら!」
ことり「その腐った根性を踏みにじり」
絵里「腐った輩のピーを引きちぎる!」
ほのえりことうみ「そして、社会的抹殺!」
にこ「アイドルとあろう者が秋葉原で物騒な事言ってんじゃないわよ!それと絵里!あんたも下品な事言ってんじゃないわよ!今のあんた、全然賢くない!」
希「まぁまぁにこっち………今の絵里ちに言ったところで無駄なんや……あきらめよ」
凛「お腹へったにゃ~」
真姫(何か先が思いやられるわ)
海未「しかし相手方はまだ来ないようですね……あの可愛い花陽を待たせるとは!」
絵里「そうよ!男なら24時間前にいなさいよね!」
にこ「いや、人気ゲームの発売前に並ぶ人達じゃないんだから、そんな早く来ないって!」
ことり「気の効かないない男はこれだから駄目なんだよ」
真姫「それ以前にことり、男と付き合った事あるの?」
穂乃果「付き合ってるかいないかはこの際どうでもいいんだよ!問題はあんなにも可愛いくて愛らしい花陽ちゃんを1人にする事自体がおかしいんだよ!」
希「どちらかと言うと穂乃果ちゃん達の方がよっぽどおかしいと思うんよ」
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- 12 : 2014/06/07(土) 04:03:52 :
- 凛「あっ!あの人!かよちんに近づいたにゃ!」
凛が指を指し示す方向には物腰の良さそうな男が花陽に近づいていく。180cmはあるだろう。遠目から見ればそれは大人と子どもにしか見えない。
穂乃果「あれ?あの人どこかで……」
海未「穂乃果もですか?……実は私もどこかで」
ことり「うん……どこかで見たことがあるような」
凛「言われてみれば凛も見たことがあるような気がするにゃ」
真姫「少なくとも私は知らないわね」
にこ「私もよ……μ’sの男性ファンでも見たことがないわね」
希「うちも見たことないな~…それより絵里ち……何やそれ?」
絵里「花陽に近づく男と言う悪い虫を排除するためにわざわざロシアから仕入れたサイレンサー付きスナイパーライフルよ……これで悪い虫の頭をぶち抜くわ」ドヤァ
希「にこっち、今すぐ警察に電話や」
絵里「ふふふ……嘘よ。実弾じゃないわ…ペイント弾よ」ドヤァ
にこ「止めた方がいいわ希。こんなバカは隔離病棟がある所にぶちこんだ方が手っ取り早いわ」
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- 13 : 2014/06/07(土) 22:46:30 :
- 凛「あっ………かよちん、自分から男の人に手をつないだにゃ」
真姫「あの花陽から手を繋ぎにいくなんて意外ね」
にこ「しかも凄く楽しそうな顔をしてるわ」
希「絵里ち……聞くまでもないけど何してるん?」
絵里「私は狙撃ポイントを探しに行くわ……ここじゃ、人目につくもの……それじゃ!」
希「皆、ポンコツ絵里ちはどっか行くみたいや……あぁポンコツ絵里ち、もう一生帰ってこんでええよ」
絵里「つれないのね希……私が好きなくせに」
希「歯ぁ食い縛りぃや……その綺麗な顔をじゃがいもに変えたる」
にこ「そんなポンコツ放っておいて行きましょ希……ポンコツが移るわ」
真姫「そうよ……ポンコツに構ってても仕方ないわ」
希「それもそうやな……ではポンコツさんさいなら
」
絵里「」
ひっそり泣きながら、狙撃ポイントを探しに行った絵里であった。
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- 14 : 2014/06/08(日) 22:54:55 :
- アイドルショップ
海未「あの二人、アイドルショップに入りましたよ!」
ことり「もしかして、花陽ちゃんのグッズを買い占めるつもりじゃ!?」
穂乃果「そんなの許さないよ!花陽ちゃんのグッズを買い占めるなんて万死に値する!」
にこ「はいはい……店内じゃ静かにしましょうね……花陽に気づかれるわよ」
真姫「どうでもいいけど、こんなに固まっちゃ他のお客さんの迷惑になるわ。バラバラになりましょい」
希「そうやね……じゃあ……言うまでもないか……にこっち、真姫ちゃん行こうか」
にこ「珍しいじゃない、希が私達と一緒なんて」
希「じゃあ聞くけど、にこっちはあの三人と一緒になる覚悟はあるん?」
にこ「……ないわ」
真姫「それにいつの間にか、三人とも消えてるわ」
希「とりあえず、遠目から花陽ちゃん達を見てようか」
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- 15 : 2014/06/08(日) 22:56:13 :
- 期待期待!
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- 16 : 2014/06/09(月) 07:40:34 :
- ほのことりうみside
穂乃果「あっ!あの人!今、花陽の頭を叩いたよ!」
海未「なんて事を!あの可愛い花陽の頭を叩くなど!やはり生かしてはおけません!八つ裂きにします!」
ことり「もうおやつにする必要はない……おもちゃにするしかない!」
穂乃果「許さない……って、あれ?他の皆は?」
海未「この非常事態にいないとは……皆、まとまりがないですね!」
ことり「私達の可愛い花陽ちゃんがあんな目にあってるのに 」
穂乃果「まぁいいよ……後で合流すれば……それにしても、あの人……昔、どこかで会ったような気がするんだよね」
海未「やはり、穂乃果もですか?私も昔、どこかで会ったような気がするんです」
ことり「そうだね……ごく身近で会った気がする」
穂乃果「まぁその内思い出すか……あっ!あの二人がいない!」
海未「しまった!?話に気を取られた!」
ことり「とりあえず探そう!」
店員「あ、あの……店内ではもう少し静かに」
ほのうみこと「……黙れ、種無しが」
店員「………………」
その後、ほのうみことは厳ついガードマン達によって追い出されたのだった。
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- 17 : 2014/06/10(火) 01:33:19 :
- のぞにこまきside
にこ「アイドルショップにあんな屈強なガードマンがいるなんて知らなかった」
希「多分、店の妨害を防ぐためにやとわれてるんやない?」
真姫「そう考えれば不思議じゃないわね」
にこ「どうせ、花陽の頭をポンポンと手を置いただけなのに、叩いたと勘違いしたんでしょ」
希「今のあの三人ならそう思っても仕方ないないやんね……ところで、凛ちゃんは?」
真姫「凛なら花陽のグッズを散策して買い占めるって言ってたわ」
にこ「あの子もあの三人に負けず劣らずのかよキチなのね」
希「まぁいいやん!誰が誰を好きになるなんて……迷惑にならない程度であれば」
真姫「しょっちゅう、ワシワシしてくる希からその言葉が出るとは思わなかったわ」
希「真姫ちゃん酷いなぁ……ウチ、ただのワシワシだけの女の子じゃないんよ?」
にこ「人が気を失うくらいにやるくせによく言うわ」
希「真姫ちゃんもにこっちもつれないなぁ……あっ!あの二人、アイドルショップを出るみたいやな」
真姫「はぁ……まだ続くとは……凛、そんな花陽のグッズなんか交渉してないで早く行くわよ」
凛「えぇ~!?せっかく、かよちんのプレミアムグッズがぁ~……」
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- 18 : 2014/06/10(火) 22:29:55 :
- 外にて
真姫「ガードマンに追い出される先輩って……」
穂乃果「真姫ちゃん!先輩禁止だよ!」
にこ「いや……これ、先輩禁止もないでしょ……一般常識でしょ」
海未「だいたい、種無しに種無しと言って何が悪いのですか!」
希「自分を正当化できる海未ちゃんも凄いけど、一部の男の人にとっては一生の傷になるんよ、それは」
ことり「ただの小心者だよ、それは……物事、はっきり言わないと駄目だよ」
凛「それはかよちんが穂乃果ちゃん達にに『死ね』と言われるのと同じ事だにゃ」
ほのうみこと「……大丈夫、それはありえない(震え声)」
真姫「凛……あなた、天然に見えて実は腹黒なのね」
にこ「凛……あなたはそうじゃないと思っていたのに」
希「スピリチュアルやね」
凛「???」
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- 19 : 2014/06/11(水) 22:40:18 :
- 凛「あっ!かよちん達、メイドカフェに入ったよ」
海未「なんて人でしょう!絶対あれは女に手を出しますよ!」
真姫「ここまで被害妄想が激しい海未も逆に凄いとは思うわ!」
ことり「あんなに可愛い花陽ちゃんがいながら、他の子に手を出すなんて!しかもよりによって、私が支配していたメイドに手を出すなんて!」
にこ「いつ支配をしていたかについてはもう突っ込まないでいいわよね?」
穂乃果「絶対に許さないよ!種無しは根絶やしにする!私、殺る!殺るったら殺る!」
希「穂乃果ちゃんの言葉に誤変換してるような気がするんやけど、これは気にしたら負けなん?」
凛「それよりもどうするの?かよちん達、中に入っちゃったよ?」
ほのうみこと「もちろん入る!」
真姫「変装もせずに?」
海未「心配ならさずに……ちゃんと用意してあります」
にこ「用意周到ね、合格よ……アイドルとしては」
ことり「可愛い花陽ちゃんに手を出す意地汚い種無しは速やかに処理するに必要なんだから当たり前だよ!」
希「平気で男の人の心をズタボロにするのが当たり前って言えるのが逆に恐いなぁ」
穂乃果「それじゃ、穂乃果達は先に入ってるから!」
凛「何で変装が新撰組なのかにゃ?」
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- 20 : 2014/06/12(木) 22:19:11 :
- メイドカフェにて ほのうみこと
メイド「お、お帰りなさいませお嬢様……さ、三名様でよろしいでしょうか?」
穂乃果「はい……あ、席は勝手に座らせてもらうので結構です」ニッコリ
海未「心配ならさずに……この脇差しは本物ではないので」ニッコリ
ことり「だから気にしないでね?……何をしていても」ニッコリ
メイド「は、はい……お好きな席にどうぞ」ガダガタ
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- 21 : 2014/06/13(金) 20:15:04 :
- メイドカフェにて のぞにこまきside
メイドカフェ「お、お帰りなさいませお嬢様……4名様でよろしいでしょうか?」
希「そんなに恐がらんでも大丈夫や……あそこにいる人達とは違うんよ?」
にこ「出来ればあの三人とは離れた席にしてもらえると嬉しいわ」
メイド「で、ではこちらの席にどうぞ……メニューが決まり次第、お声かけください」
真姫「で……なんで私達、巫女なのよ」
凛「何か逆に目立ちすぎなような気がするにゃ」
にこ「し、仕方ないでしょ!希がこれの方がいいって言うんだから……私は反対って!」
希「そうなん?でも、にこっちも着たがってような気がするんやけど」
にこ「べ、べべべ別にそんな事ないわよ!」
真姫「にこちゃん、あんまりうるさいと気づかれるわよ」
凛「にこちゃんがうるさいのはいつもの」
にこ「何か言った?」ギロッ
凛「な、何でもないにゃ!」ビクッ
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- 22 : 2014/06/14(土) 22:52:43 :
- 希「そういえば、うちら……こんなに目立つ格好してるのに誰も気にしてないようやね」
にこ「あんた、それ本気で言ってるの?」
真姫「どう見ても私達と関わりたくないって思われてるのが一番の理由だと思うんだけど」
希「冗談に決まってるやん……まぁ、それより、ウチらも何か頼も?」
凛「ラーメンがないにゃ……仕方ない、凛はオムライス!後、飲み物はコーラ!」
にこ「私もオムライスでいいわ。後、飲み物は……そうね、私もコーラ」
希「うちはナポリタンにしようかな……飲み物はコーヒーかな」
真姫「私はカルボナーラにしようかしら……飲み物はアイスティー」
にこ「じゃあ、決まりね……あっ!すみません!注文いいですか?」
メイド「はいお嬢様!」
希「今思ったんやけど、お嬢様って言われると何かくすぐったい気がするなぁ」
真姫「そう?別に気にならないけど……まぁ、私の場合は家がそういう所だから慣れてるって言うのもあるかもね」
凛「お金持ちと庶民の感覚の違いだにゃ~」
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- 23 : 2014/06/15(日) 22:39:57 :
- ほのうみことside
穂乃果「おかしい!絶対可笑しいよ!」
海未「えぇ!確かに可笑しいと思います!」
ことり「こんなの絶対可笑しいよ!」
ほのうみこと「「「カツ丼がないメイドカフェなどメイドカフェではない!」」」
メイド「逝ってらっしゃいませお嬢様」パンパン
穂乃果「え?何メイド?ただのメイドが出てきたところで私に、って……なっ!?つよっ!何でこんなメイドカフェに屈強なメイドがぁ!!」ズルズル
海未「甘く見られましたね……私が武道の達人です!ただのひよっこメイドが出てきたところで……っ!?放しなさい!!最近のメイドは華奢な身体なのにレスラー並の腕力を持っているのですか!?」ズルズル
ことり「ちょっと!!私を誰だと思ってるの!!アキバのミナリンスキーは私の事よ!!ただのひよっこメイドのくせに粋がらないでよ!! 」
メイド「知った事ではありません……ミナリンスキーと言えども店の妨害は許しません……それにこの店のメイドは皆、一流です」
ことり「ですよね~」ズルズル
そして、花陽達が出てくるまで屈強なメイド達と立ち向かい、あっさりと叩きのめされた穂乃果達であった。
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- 24 : 2014/06/16(月) 11:55:37 :
- 期待やん!かよキチ海未とは珍しい。
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- 25 : 2014/06/16(月) 19:25:12 :
- メイドカフェ 外にて
穂乃果「このメイドカフェ、メイドさん達全然ピュアピュアじゃないよ!!」
にこ「あんたらにピュアピュアじゃないと言われたくないわね」
海未「そもそも何で客を力で追い出したのか意味が分かりません!」
真姫「自分達は悪くないと言って反抗したあげく、返り討ちにあった人の台詞とは思えないわね」
ことり「アキバのミナリンスキーにこんな仕打ちがあっても良いって言うの?」
希「あそこまでやられてまだ正当化できるんやなぁ」
凛「でも、あれだけ騒いでも気づかないかよちんもかよちんだにゃ~」
穂乃果「しかし……本当にあの人、どこで見かけたんだろ?」
海未「最近では見たことはない顔ですからね」
ことり「最近じゃないって事はもっと昔かなぁ?」
???「もう我慢の限界よ!!」
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- 26 : 2014/06/17(火) 12:53:54 :
- 希「誰かと思えば、あれポンコツやん」
真姫「何か二人の前に現れたわよ」
絵里「誰か失礼な事を言ってるようだけどこの際どうでもいいわ!」
花陽「え、絵里ちゃん!?どうしたのそんなの持って!?」
絵里「人が散々狙撃ポイントを探していたというのにあなた達が屋内ばかりにいたからそこにいるウジ虫の頭をぶち抜く事が出来なかったのよ」
花陽「う、ウジ虫ってこの人の事?」
絵里「そうよ!花陽に手を出す意地汚い種無し男は皆ウジ虫よ」
真姫「何か凄い事言ってるけど、これ不味くない ?」
希「確かに……絵里ち、完全に自分がアイドルだっていうこと忘れるね」
にこ「アイドル以前に人としてどうかと思うわ」
凛「もう絵里ちゃん、除名処分でいいんじゃないかにゃ?」
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- 27 : 2014/06/17(火) 22:41:28 :
- 「あの……もしかして、花陽のお友達かな?」
絵里「友達?……いいえ、いずれは婚約者となる者よ!!」
花陽「コンヤクシャニナッチャウノ!!」
「………………」
絵里「驚きを隠せないようね……分かったら、さっさとその手を放しなさい……でなければ、ロシアで学んだCQCをあなたに使わないとならないわ」
「え?……あの……!!」
絵里「遅いわ!!排除する!!」
絵里は地面を蹴って、男に急接近する。日頃のアイドル活動と昔のバレエが相まってその運動能力は並の女子高生を超えていた。そして、絵里は至近距離から飛び蹴りを決めようとした瞬間だった。
絵里「……あれ?」
何故か、狙いが外れた。それどころか、足が縺れてバランスを崩して前のめりに倒れる。そして、顔が地面にぶつかる前に右腕を後ろに軽く捻られ、制止がかかった。
「ふぅ……ギリギリセーフ……あんなスピードで接近してきたから咄嗟に足払いかけたけど大丈夫?」
絵里「あっ……はい……あの……あなたは一体?」
「あっ……はい!……自分はーーーー」
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- 28 : 2014/06/17(火) 22:58:14 :
- ほのうみこと「花陽ちゃんの」
のぞにこまきえり「お兄さん!?」
凛「やっぱり何か会った事あるなと思ったら、かよちんのお兄ちゃんだにゃ」
花陽兄「凛ちゃん、酷いなぁ…まだ、穂乃果ちゃん達が小さい頃にしか会ってないからわかるけど、この前、うちで花陽と遊んでたじゃないか」
凛「そうだったかにゃ?凛、覚えてないにゃ」
絵里「ああああの何か失礼な事を言ってすみませんでした!?」
花陽兄「あははは!!気にしないで絢瀬さん……僕も兄とは花陽と手を繋いで勘違いをさせたんだから」
花陽兄「何しろあの花陽があんなに楽しそうに手を引っ張って行くもんだから」
花陽「べ、別にそんなに引っ張ってないよ」
花陽兄「そうか?あれやこれやと引っ張られた気がするけど?」
花陽「も、もうお兄ちゃんの馬鹿ぁ!」ペシペシ
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- 29 : 2014/06/18(水) 12:16:55 :
- 花陽兄「しかし、花陽がアイドルを始めたって聞いて最初は驚いたよ。何かの冗談かと思ったら、本当にアイドルをやってるとはね」
穂乃果「花陽ちゃん、もう立派なアイドルですよ……それにラブライブも」
花陽兄「予選突破したんだよね……モニターで見たよ」
海未「み、見てらしたんですか?……あ、いや、別に」
花陽兄「ははは!海未ちゃんが照れ屋なのは相変わらずだね」
花陽兄「穂乃果ちゃんや凛ちゃんはやんちゃなのは変わらないし、ことりちゃんもおっちょこちょいなのもね」
穂乃果「え~!!私ってそんなにやんちゃかなぁ?」
凛「凛は別にそうは思わないにゃ」
ことり「あ……あははは」
にこ「何よ……これ。これじゃ、私達」
希「まるで空気みたいやんなぁ」
真姫「それどころか話に入れない」
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- 30 : 2014/06/19(木) 00:23:44 :
- 希「上のはログインし忘れたけど、アルファルファ本人や」
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- 31 : 2014/06/19(木) 12:59:26 :
- 絵里「そ、そういえば随分と強いんですね……お爺様仕込みの体術だったんですけど」
にこ「嘘をつくな!あんた、そんなの一回も見せた事ないじゃない!」
花陽兄「あははは!!そこまで強くはないよ」
花陽「あの……お兄ちゃんは5年間、アメリカの特殊部隊に所属して……今は日本の警察の警部補なの」
希「道理であんな無駄のない動きだったわけやね」
真姫「嘘っぱちの体術が破れるわけよ」
絵里「ほ、本当に教えてもらったのよ!」
凛「その割には目が泳いでにゃ」
希「まぁ、嘘つき・ポンコツ・エリーチカは放っておくとして」
絵里「ねぇ……私、今日散々な扱いじゃない?」
希「何で花陽ちゃん、皆に黙ってたん?」
花陽「あ、あの」
花陽兄「要は恥ずかしがり屋なんです
」
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- 32 : 2014/06/19(木) 16:39:12 :
- 花陽兄「凛ちゃんや穂乃果ちゃん達は分かってるとは思うけど、昔から花陽は恥ずかしがり屋でね。人前に出るとオドオドして、僕の後ろに隠れたりしてね」
花陽兄「アイドルになりたいっていう夢も兄としてはやめた方がいいって言ったんですけど、『絶対やだ』って頑固に拒否するわで色々苦労したよ」
穂乃果「でも、花陽ちゃんはこうしてアイドルになりましたよ」
花陽兄「そうだね……でも、花陽はアイドルになったとはいえ、心配な面もある。凛ちゃんは覚えてるかな?小学校の時に花陽が苛められてた時の事」
凛「そういえば、そんな事があったような気がするにゃ」
花陽兄「その時は僕が最上級生で一年生である花陽に、お前なんかアイドルになれるわけがないって男の子達に苛められてたのを助けたんだよ……まぁ、その後先生と親にこっ酷く怒られたけどね」
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- 33 : 2014/06/20(金) 00:31:27 :
- 花陽兄「その時思ったのが、花陽は僕が守ってあげないと駄目だって事に気がついた……それ以来かな」
花陽兄「花陽に近付く悪い虫の掃除が始まったのは」
希「あっ、これはあかんやつだ」
花陽兄「花陽を苛める奴はなぎ倒して、花陽に告白しようとする奴は手紙は破り捨て、二度と花陽に近づかないようにした」
絵里「oh」
花陽兄「花陽を悲しませるような奴に僕の可愛い妹を付き合わせる訳には行かないからね……もちろん、付き合う条件は出したよ?当時小学生で空手の初段僕に勝てればいいってね」
真姫「確実に無理ね」
花陽兄「僕が高校でアメリカに行った時には毎日のように花陽に電話も手紙を送った……まぁ、凛ちゃん達がいるから安心かなって」
凛「ちゃんと御守りしたにゃ!」
花陽兄「まぁ、そんな感じです……花陽の事をよろしくお願いします」
にこ「何か爽やかな笑顔ですけど、あの大丈夫ですか?」
花陽兄「大丈夫?……ああ……大丈夫ですよ?皆さんの迷惑にならないようにしますし、もし皆さんが危ない目に遭ったら助けますんで」
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- 34 : 2014/06/20(金) 18:44:53 :
- あれから数日後の放課後
花陽「あの……隠しててごめんね」
にこ「別に気にしてないわ……まぁ、花陽から手を繋いだって事には驚きだったけど」
花陽「えへへ……何て言うか、お兄ちゃんには甘えられやすいんだ!強いし、優しいし、自慢のお兄ちゃんだよ!」
真姫「それにしてもお兄さんて頭がいいのね……アメリカのハイスクールに通ってたんでしょ?」
花陽「妹に負ける兄なんて見せたくないって凄く勉強してね……いつの間にか、アメリカに行っては飛び級して、アメリカの特殊部隊に配属」
花陽「その能力を認められてか、それから特殊部隊を辞めて日本に戻って警察に入ったんだよ」
希「ところで花陽ちゃん……花陽ちゃんは好きな人が出来たらどうするん?」
花陽「???もちろん、お兄ちゃんに会わせるよ?お兄ちゃんも自分のように強くて優しい人じゃないと駄目だって言ってたから」
希「あ、うん……そうなんや」
花陽「あっ!そろそろ練習の時間だ!先に言ってるね」
にこ「これで分かったわね」
希「世の中はよう分からんなぁ」
真姫「まぁ、分かるとしたら」
のぞにこまき「花陽(ちゃん)のお兄ちゃんはほのことうみを超えた根っからのかよキチ」
おしまい
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- 35 : 2015/05/03(日) 16:45:41 :
- おお
!
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