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小さな命
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- 1 : 2014/04/29(火) 00:36:32 :
- エレンと小さな子猫のお話。
まだエレンが訓練兵の頃の話です。
思いつくまま書いてるのでグダグダになるかもしれません。
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- 2 : 2014/04/29(火) 00:38:56 :
- その時お前は必死に母親を探していた。
まるで母さんを失った時の俺の様に…
必死にないて、泣いて、鳴いて。
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- 3 : 2014/04/29(火) 00:54:09 :
- ある雨の日の夜だった。
鬱陶しいじめじめとまとわりつく湿気にイライラしていたがなんだか落ち着かない。
俺は教官に見つからないようにそっと寄宿舎を抜け出した。
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- 4 : 2014/04/29(火) 01:01:41 :
- 明日続き書きますね。
誰か見てくれてるかな…(笑)
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- 5 : 2014/04/29(火) 01:05:26 :
- 見てます!期待です!!!フォローしました!
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- 6 : 2014/04/29(火) 08:36:07 :
- 見てるんだよ...キラン!
がんばぁ!僕もフォローしたよっ!
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- 7 : 2014/04/29(火) 19:48:39 :
- 遅くなりました!
更新!
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- 8 : 2014/04/29(火) 19:50:36 :
- エレン「出たはいいもののすることねーな…」
しばらくボーッとしていると、雨の音に混じってか細い鳴き声が聴こえてきた。
みーみー
健気な、本当にか細い鳴き声だった
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- 9 : 2014/04/29(火) 19:57:21 :
- 鳴き声が聴こえる方に近づくと、次第に鳴き声が大きくなっていった
くらい中、じっと目を凝らすと周りが見えてくる。
エレン「……」
そこには、今にも倒れそうな弱々しい子猫が雨に打たれながらポツンと一匹で立っていた。
エレン「どうしたんだお前…ずぶ濡れじゃないか」
エレンは子猫をそっと抱き寄せた
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- 10 : 2014/04/29(火) 21:03:49 :
- 期待‼︎
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- 11 : 2014/04/29(火) 21:27:36 :
- 期待ありがとうございます!!
ジャン好きなんですか?!私も大好きなんです!!よかったらグループ来てください!
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- 12 : 2014/04/29(火) 21:33:40 :
- >>11 まじか‼︎ヤバイ絶対いく‼︎
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- 13 : 2014/04/29(火) 23:49:28 :
- 期待!
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- 14 : 2014/05/03(土) 19:46:33 :
- すいません!部活や勉強忙しくてなかなか更新できません!投下します!
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- 15 : 2014/05/03(土) 20:06:04 :
- 子猫は骨に触れるほど痩せ細っていた。
それでも懸命に生きているのだ。
こんな、こんな小さな子猫でさえも懸命に生きているのに。人間は巨人に怯えてずっと壁に頼り続けるのか?エレンは凄く虚しい、情けない気持ちになった。
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- 16 : 2014/05/05(月) 01:36:23 :
ほのぼのした、期待してる!
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- 17 : 2014/05/05(月) 17:19:04 :
- エレンは暇を見つけては子猫の所へ行った。勿論,少ない飯を少しずつ残して子猫にやった。可愛かった。可愛くて可愛くて仕方がなかった。
「にゃー」スリスリ
エレン「あはは!やめろよ、くすぐったいだろ?みー。」
エレンはこの時だけは素に戻ることができるような気がした。
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- 18 : 2014/05/05(月) 17:24:25 :
- 本当に新しい家族が出来たみたいで。弟や妹みたいで。エレンはずっとこんな日が続けばな…そう思った。
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やがて月日が経ち、みーは美しい黒猫になった。エレンは調査兵団に入った。勿論みーも調査兵団に連れて行った。リヴァイ班の皆もとても可愛がってくれた。
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- 19 : 2014/05/05(月) 17:30:19 :
- ある日壁外調査に出る事になった。いつもはよく言うことを聞くみーがなかなかくっついて離れなかったが怒ると流石に諦めたようだった。初めてだった。みーに怒ったりしたのは。そのままエレンは怒り気味で壁外に行った。
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- 20 : 2014/05/05(月) 17:34:49 :
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リヴァイ班の皆が死んだ…
残ったのは俺と兵長だけ
俺は自分を責めた。
俺が…皆を信じたいと思ったから…
そんなことを考えてぼぅっとしていたら
みーが頬をすりよせてきた。きっと慰めてくれてるんだ。なのに俺は…
エレン「邪魔だよ!どっか行けよ!!」
そんな冷たい言葉を放ってしまった。
きっとみーだって皆を思っていた筈なのに。
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- 21 : 2014/05/05(月) 17:36:43 :
- ちょっと用事いって来ます!
誰か見てくれてたらいいな…
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- 22 : 2014/05/06(火) 00:06:50 :
見てるよ。
こんな私なんかでごめん…!
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- 23 : 2014/05/06(火) 00:31:21 :
- >>22 ありがとう!!いつも見てくれてありがとね!!!
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- 24 : 2014/05/07(水) 07:55:03 :
- 期待してます‼︎(o^^o)
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- 25 : 2014/05/09(金) 18:42:36 :
- ハンジさんラミエルさんありがとう!遅くなってすみまんせん。すすめま
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- 26 : 2014/05/09(金) 18:42:50 :
- ミス進めます
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- 27 : 2014/05/09(金) 18:46:47 :
- 次の壁外調査。そういえば最近みーを見ていない。だけど、俺はそんなのとっくの昔にほったように気にしていなかった。
この前の壁外調査からは大分経ったけれどやはりペトラさんやオルオさん達のことでぼうっとしていた。気が抜けていた…
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- 28 : 2014/05/09(金) 18:51:16 :
- エレン「……!!」
巨人だ。周りには誰も居ない…
戦うしかない。そう思ったがさっきの巨人化のせいかそれともこの傷のせいか思うように動けない。
エレン「くそッ…ここで終わりなのかよ…!!」
巨人が拳を振りかぶる。もうだめだ。そう、思った瞬間だった ー
「みー」
みーの声が聞こえた
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- 29 : 2014/05/09(金) 18:56:52 :
- はっと顔を上げると目の前にみーがいた
みーは巨人の前に立ちはだかり巨人を俺から遠ざけようと必死だった。
エレン「みー……!!」
俺は叫んだ。逃げろ。と
みーは振り返り切なげに、まるで愛しいものを呼ぶように鳴いた
バシッ!!!
巨人はみーを振り払った
小さなその体はその手に容易く叩きのめされた
エレン「ぁ…………」
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- 30 : 2014/05/09(金) 19:01:26 :
- まただ…また…俺は見ていることしかできなかった…あの時から…あの日から…何も変わってない…
エレン「………ッ!!!」
俺は唇を噛み締めた
そのまま怒り任せに拳を巨人のに向かって振り払った
ペシッ
軽く叩いたような音だけが虚しく響いた
それでも俺はもう一度拳を上げた
ガツン!!!
大きな音にはっとして顔を上げる
目の前で巨人が、巨人を、襲っていた
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- 31 : 2014/05/10(土) 14:02:22 :
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あぁ…何で…なんで最後の言葉があんなだったんだろう…なんで…
エレン「なんでこんなっ…!」ポロポロ
俺は泣いた。みーを抱きかかえて。泣いた。泣いた。涙が枯れるまで。
こんな俺を助けてくれた。小さなこの身体で。
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- 32 : 2014/05/10(土) 14:04:23 :
- もう、みーは戻らない。
だけど…
みーの声が聞こえた気がした。
目の前でみーが笑っているような気がした。
失われた、この小さな小さな命は。俺の心に生きている。
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- 33 : 2014/05/10(土) 14:07:13 :
良かったよ!
とても和んだ。
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- 34 : 2014/05/10(土) 14:07:22 :
- 終わりです!グダグダですいません!
もしかしたらこう言うのシリーズにします!
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- 35 : 2014/05/10(土) 14:07:36 :
- ハンジ!ありがとう(*^^*)
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- 36 : 2014/05/10(土) 19:27:44 :
- 動物って襲わないんでなかったっけ?
乙でした
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- 37 : 2014/05/10(土) 20:08:30 :
- >>36 一応そうなんでしょうけど邪魔なので叩いたと言うことで(笑)
ありがとうございました!
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- 38 : 2014/05/11(日) 04:46:22 :
- ヤバイ、朝から涙が止まらない…
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- 39 : 2014/05/11(日) 10:25:04 :
- >>38 コバルト・ニッケルさんありがとうございます。これからも頑張ろうと思うのでよろしくお願いします(*^^*)
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- 40 : 2014/05/11(日) 20:55:58 :
- 今見ましたが・・・コレはヤバイですよ・・・。感動しました。お疲れ様です。
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- 41 : 2014/05/11(日) 20:59:08 :
- tatsuさんありがとう!Tatsuさんの作品も素晴らしいです!これからもよろくしくお願いします!!!!
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- 42 : 2014/06/06(金) 18:21:08 :
- 感動しました! 涙が… ゜・(ノД`)・゜
いいSSですね!
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- 43 : 2014/06/06(金) 21:17:16 :
- >>42 ありがとうございます!皆さんのその言葉が1番の励みです!!(≧∇≦)
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愛と絆の物語 シリーズ
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