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比企谷八幡のIS学園生活 1
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- 1 : 2014/04/01(火) 01:23:08 :
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八幡がIS学園に入学する物語です
八幡がやたらイケメンでキャラ崩壊もあるかと思いますが御了承下さい
IS
正式名称『インフィニット・ストラトス』
宇宙空間での活動を想定して作られたマルチフォーム・スーツ
しかしISは『制作者』の意図とは裏腹に宇宙進出される事はなく
結果、このスペックを持て余した機械は『兵器』へと変わった
だがそれは各国の思惑により
『兵器』から『スポーツ』に落ち着いた
所謂、飛行パワードスーツだ
ISは空も飛べるし、レーザーやミサイルも撃てる
男なら誰もが一度は憧れる夢の機械かもしれない
しかし俺はISにまったく興味がなかった
それはなぜか?
簡単だ
ISは女性しか動かせない
つまり男子である俺にとってはただのマネキンでしかないのだ
だからISなんて俺には無関係な代物
そう思っていた
あの日までは
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- 2 : 2014/04/01(火) 01:50:28 :
- とうとう始まりましたね!(*^^*)
機体してますので、頑張ってくださいね
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- 3 : 2014/04/01(火) 01:51:02 :
- 機体=期待
でお願いします
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- 4 : 2014/04/01(火) 02:05:19 :
- 凛さんありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))
頑張らせていただきます!
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- 5 : 2014/04/01(火) 02:05:35 :
- 期待、機体
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- 6 : 2014/04/01(火) 02:09:32 :
- 期待なのだよ☆
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- 8 : 2014/04/01(火) 03:06:55 :
小町「お兄ちゃん、お願いがあるの!」
八幡「ん、なんだ?」
小町「あのね、明日藍越学園の受験日なんだけど……」
八幡「あー、そういやもう私立の受験始まってたんだっけか。
それで、それがどうした?」
小町「えっと……試験会場までの道がかなり複雑みたいで、小町1人じゃ迷子になっちゃいそうなの……」
八幡「……まさか」
小町「だからお願い!
一緒に来てほしいの!」
八幡「なんでだよ面倒くせぇ。
んなもん携帯のマップ見りゃ楽勝で行けるだろ」
小町「それでも、小町1人じゃ不安なんだもん……。お兄ちゃんお願いだよぉ……」うるっ
八幡「はぁ……。ったく、仕方ねぇな。分かったよ、ついて行ってやるよ」
小町「本当!?
ありがとうお兄ちゃん!
大好きだよ!」
八幡「おう。んじゃお前は明日に備えて早く寝ろよ」
小町「うん!
それじゃお兄ちゃんおやすみー!」
八幡「おやすみ」
そして翌日、俺は小町を無事試験会場へ送り届けた
小町「それじゃ、行ってくるね!」
八幡「ああ、頑張れよ小町」
小町「うん!」
ここまでは良かった
問題はその後だ
俺は小町と別れた途端、急に腹痛に襲われ仕方なく試験会場の建物のトイレを借りる事にした
しかし建物の中は思ったより広く複雑な造りをしており
あろう事か俺は建物の中で迷ってしまったのだ
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- 9 : 2014/04/01(火) 03:09:41 :
八幡「くっそ、トイレどこだよ……」
なにここ迷路?
八幡「仕方ない。あの部屋の中にいる人に場所聞いてみるか」
ガチャッ
八幡「あの……」
「あー、君、受験生だよね。はい、向こうで着替えて。時間押してるから急いでね」
八幡「いや、ちょっ……」
部屋に入ると中にいた女性は一方的に俺に指示だけ出して部屋を出て行った
相当忙しかったのだろう
俺の顔も見ずに急いで立ち去ってしまった
つーか話聞けよ
八幡「はぁ……ん?」
八幡「(そういや着替え?
今の受験って着替えまですんのか?
ああ、カンニング対策ってやつか
大変だな……)」
シャッ
そう思ってカーテンを開けると……
八幡「……っ!」
八幡「こ、これは……まさか、IS?」
そう、そこにはISが置いてあった
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- 10 : 2014/04/01(火) 03:13:51 :
八幡「実物見るのは初めてだな……すげぇ……」
思わず感嘆の声が漏れる
八幡「でも、男には使えないんだよなぁ……コレ」
肩を落としながら、何気なくISに触れた
キンッ
八幡「!?」
金属音が頭に響く
八幡「な、なんだこれは……っ!?」
意識に流れ込んでくるおびただしい情報の数々に戸惑う
八幡「う、嘘だろ……」
動いてる?
いや、動かせている?
俺が、ISを?
右手に重みを感じると、そこに剣が形成されていく
八幡「な、なんでだ?
なんでISが動いてるんだ……?
それに、知りもしないのに、習ってもないのに、どうしてISの事が分かるんだ……?」
「お、おい!
何をしているんだ貴様!?」
八幡「え?」
「え、お……男……だとっ!?
男が、ISを起動させたというのか!?」
八幡「え、え?」
こうして俺はこの日を境に、世界で唯一ISを動かせる男子となった
そして俺は総武高校三年生として迎えるはずの春を……
山田先生「皆さん、IS学園に御入学おめでとうございます!」
八幡「(な、なんでこうなっちまったんだよ……)」
八幡「(高校生活あと一年ってところでまた振り出しに戻るとかもう絶望じゃねぇか……)」
IS学園【1年生】として迎える事になったのだ
序章
〜完〜
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- 11 : 2014/04/01(火) 03:18:47 :
- 次から本編に入ります
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- 12 : 2014/04/01(火) 03:25:05 :
- てことは、八幡以外女子??
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- 13 : 2014/04/01(火) 03:52:08 :
- >>12
はい、そういうことです
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- 14 : 2014/04/01(火) 03:57:39 :
- おお、
き、期待なのだよ(八幡うらやま!)
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- 15 : 2014/04/01(火) 11:21:38 :
- 六さんの全部面白いです^_^
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- 17 : 2014/04/01(火) 14:44:34 :
八幡「(にしてもクラスメイトが全員女って、覚悟してたけど尋常じゃないくらい居心地悪いな……)」
いやまぁ総武高校でも居心地悪かったけどさ
そんな比じゃねぇんだよ
まるで珍獣を見るような目で見られるワケだしな……
山田先生「では次、比企谷くん自己紹介をお願いします」
八幡「は、はい……」
クラス全員「」ジーッ
うわぁ……なにここ地獄?
脱走許可はまだですか隊長
……隊長って誰だよ
千冬「おい、さっさとしろ」
八幡「あ、はい。
えと、比企谷八幡です」
一応先生達は俺が年上である事を皆に伏せてくれているらしい
なんでも、唯一の男子であるのに加えて年上だと、益々皆から取っ付きにくい存在になってしまうだろうから
という配慮のようだ
しかし先生達は分かっていない
そんな気遣いが無用だという事を
八幡「(なぜなら俺は年上だとバレてようがなかろうが
どっちみち取っ付きにくい存在だからな)」ドヤッ
山田先生「えと、終わり……ですか?」
八幡「え、むしろ他に何か言う事あります?」
山田先生「あ、そ……そうです……よね」
悪いが俺はこの学園で誰とも馴れ合うつもりはない
ゴメン嘘ついた
馴れ合うつもりが無いと言うより、女の人と仲良くなるとか難易度高過ぎて無理なだけでしたごめんなさい
まぁぼっちには慣れてるし今更気にしない
そうこうしている内にクラス全員の自己紹介が終わった
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- 18 : 2014/04/01(火) 15:59:12 :
八幡「はぁ……」
もう無理、限界だ
一時間目のIS基礎理論授業が終わって今は休み時間
しかし教室内は異様な雰囲気に包まれていた
八幡「(どうにかならねぇのかこれ……)」
俺以外が全員女子。それはクラスだけではなく、学園全体がそうなのだ
ちなみに『世界で唯一ISを使える男』というのは世界的にもニュースになったらしく、学園のほぼ全ての人間が俺の事を知っている
つーわけで現在、廊下には他クラスの女子、二年、三年の先輩達が詰めかけている
コソコソと何かを話しているのが聞こえるが、男子に免疫は無いようで誰も俺に直接話しけるということはしない
ある意味俺にとっては救いみたいな物だった
俺はそんな状況を十二分に利用し、総武高校の頃と同様に寝たふりで休み時間を過ごした
◇
山田先生「〜〜であるからして、ISの基本的な運用は現時点で国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用をした場合は、刑法によって罰せられ……」
すらすらと教科書を読んでいく山田先生
しかし俺は全く授業について行けなかった
教科書をめくるが意味不明の単語の羅列にしか見えない
八幡「(お、俺だけなのか?
みんな分かるのか?
このアクティブなんちゃらとか、広域うんたらとか……)」
隣の席の女子を見ると、山田先生の話に時々うなずいてノートを取っていた
八幡「(IS学園に入る奴って事前学習してるっていうのは本当だったみたいだな……)」
山田先生「比企谷くん、何か分からないところがありますか?」
八幡「あ、えっと…………ほとんど全部分かりません」
山田先生「え……。ぜ、全部、ですか……?」
先生の顔が困り度100%で引きつった
山田先生「え、えっと……比企谷くん以外で、今の段階で分からないっていう人はどれくらいいますか?」
シーン……
あれ、おかしいな
え、本当に俺だけなの?
千冬「……比企谷、入学前の参考書は読んだか?」
八幡「参考書?
あー……、それなら多分間違えて捨てました」
パアンッ!
千冬「必読と書いてあっただろうが馬鹿者」
いってぇ……
千冬「あとで再発行してやるから一週間以内に覚えろ。いいな?」
八幡「え、でもあの参考書凄く分厚かった気が……」
千冬「やれと言っている」
八幡「……はい。やります」
この人怖すぎだろ
山田先生「え、えっと比企谷くん。分からないところは授業が終わってから放課後教えてあげますから、頑張って?ね?ねっ?」
山田先生がそっと助け舟を出してくれる
先生じゃなかったら危うく惚れてるレベルだな
八幡「はい。それじゃあまた分からないところがあったらお願いします」
山田先生「任せて下さい!」
まぁ、とりあえず帰ったら要勉強だな
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- 19 : 2014/04/01(火) 17:51:35 :
- 今回も面白いです!
流石☆六さん☆頑張ってくださいm(__)m
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- 20 : 2014/04/01(火) 17:56:40 :
- 一夏はいないのか?
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- 21 : 2014/04/01(火) 17:58:44 :
- 20>>一夏→八幡みたいですね(≧∇≦)
間違ってたらすいませんm(__)m
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- 22 : 2014/04/01(火) 18:00:19 :
- >>20ですm(__)m
打ち間違え(°_°)
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- 24 : 2014/04/01(火) 20:46:48 :
- 面白いです!
シャルロットも出しますか?
続き頑張って書いてください!
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- 25 : 2014/04/01(火) 20:51:57 :
- >>24
ありがとうです!
シャルもでますよ!
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- 26 : 2014/04/01(火) 21:24:11 :
- 前の作品みたくラウラがヒロイン?
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- 27 : 2014/04/01(火) 21:37:23 :
- >>26
全員です(^^)
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- 28 : 2014/04/01(火) 21:45:00 :
- さらに期待(≧∇≦)
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- 29 : 2014/04/01(火) 23:06:48 :
◇
「ちょっと、よろしくて?」
八幡「ん?」
二時間目の休み時間、いきなり見知らぬ女から声をかけられた
話しかけてきた相手は、地毛の金髪が鮮やかな女子で
瞳は白人特有の透き通った青色をしている
いかにも高貴なオーラを出しており、実際いいところの身分なのかもしれない
「訊いてます?
お返事は?」
八幡「あ、ああ。訊いてるけど……何か用?」
「まあ!
なんですの、そのお返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
八幡「…………」
正直、こういう奴は苦手だ
ISを使える、それが国家の軍事力になる
だからIS操縦者は偉い
そしてIS操縦者は原則女しかいない
だからといって、その力を無闇に振りかざすのはただの暴力だ
そこに強さなんてものは存在しない
あるのはただの自惚れた自尊心だけだ
八幡「悪いな。俺、お前が誰か知らねぇし」
「わたくしを知らない?
このセシリア・オルコットを?
イギリスの代表候補生のこのわたくしを!?」
へぇ、名前はセシリア・オルコットっていうのか
八幡「あ、質問いいか?」
セシリア「ふん。下々の者の要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」
八幡「代表候補生って、何だ?」
がたたっ
どこかで数名の女子がずっこけた音がした
セシリア「あ、あ、あ……」
八幡「『あ』?」
セシリア「あなたっ、本気でおっしゃってますの!?」
八幡「おう」
八幡嘘つかない
セシリア「…………」
セシリア「信じられない。信じられませんわ……」
八幡「で、代表候補生って何なんだ?」
「国家代表IS操縦者の、その候補生として選出された人のことだよ」
八幡「え?」
後ろから突然声が聞こえ
そちらを振り向くとそこには見覚えのない金髪の女が立っていた
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- 30 : 2014/04/01(火) 23:08:44 :
八幡「……誰?」
「あ、いきなり会話に割り込んじゃってごめんね。僕はフランスの代表候補生のシャルロット・デュノア。よろしくね」
八幡「え、あぁ。よろしく」
セシリア「それで、代表候補生については理解しましたの?」
八幡「ああ。
まぁ要するに国を代表するエリートってワケだろ?」
セシリア「そう!
エリートなのですわ!」
八幡「ふーん」
セシリア「なんですのその反応は!?」
八幡「いや、代表候補生が凄いのは分かったけど何が凄いのかいまいち分からなくてな。
俺ら普通の生徒とは何が違うんだ?」
シャル「えっとね、1番大きな違いは専用機を持ってるか持ってないかなんだ」
八幡「専用機?」
シャル「比企谷くん、世界にISが何機あるか知ってる?」
八幡「いや、知らん」
シャル「はは、だよね。
世界にISは467機しか無いんだよ」
八幡「え?」
467機?
八幡「そ、そんな少ないのか?」
シャル「うん」
八幡「専用機って、完全にそいつだけのISって事だよな?
じゃあ専用機を持ってる奴ってのはマジでエリート中のエリートって事じゃねぇか」
セシリア「さっきからそう言っているでしょう!?」
お前の説明はアテにならん
つかアテにしたくねぇ
八幡「ならデュノアも代表候補生って事は専用機持ってんの?」
シャル「そうだよ」
八幡「へぇ、そんなエリートが二人もクラスにいんのか」
シャル「いや僕らだけじゃないよ。あそこに座ってる子も確か代表候補生だったはずだよ」
シャルの目線の先を見るとそこには銀髪の眼帯をつけた女子が座っていた
うわ、あいつ個性強いな
八幡「一つのクラスに専用機持ち三人って……意外と専用機持ち多くね?」
セシリア「た、たまたまこのクラスに集中しただけですわ!
このクラスを除けば専用機持ちは1年4組に1人だけ。決して多くはありませんわ!」
八幡「そ、そうか……」
そこまで怒らなくてもいいだろ……
キーンコーンカーンコーン
シャル「チャイムなっちゃったね。じゃあ席に戻ろっか」
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- 31 : 2014/04/01(火) 23:53:29 :
- なるほど…千冬と姉弟関係ではないし、シャルもラウラも始めから居る状態で…鈴は後で編入して来ると(それとも出さない方向?)
何にしても八幡とのクロス、期待してます!
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- 32 : 2014/04/01(火) 23:55:34 :
- ↑タグちゃんと見ろよ。鈴も入ってるし
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- 33 : 2014/04/02(水) 00:16:55 :
- ISの元のストーリーをそのままなぞっていくだけだと面白くないような気がしたので少しアレンジしたストーリーになってます( ^ω^ )
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- 34 : 2014/04/02(水) 00:19:16 :
◇
数日後
千冬「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性についての説明をしようと思う。
だがその前にお前らに伝えておかなければならない事がある」
千冬「今年から新しい試みとして『クラス間IS戦争』が施行される事になった」
シャル「クラス間IS戦争、ですか?」
山田先生「はい。各クラスから15名を選出してISを使って実戦を行うんです」
セシリア「その戦争というのは、先に相手のクラスの15人全員を倒したクラスの勝ちという事でしょうか?」
千冬「いや、そうではない。クラス代表を討ち取った方の勝利だ。
まぁ詳しいルールはまた今度説明する」
クラス代表を討ち取ったクラスの勝ちか
バカ◯スの試召戦争みたいなもんか
八幡「でもどうやって15名を選出するんです?
まだ皆ISの操縦経験なんて無いに等しいのに」
千冬「それはこちらで全校生徒分の簡易ISを用意したから心配ないぞ」
八幡「簡易IS?」
千冬「ああ、コアを必要としない新しいISだ。性能は訓練機すらも下回る実戦では使い物にならない物だが、移動や射撃などの基本動作の練習には十分だろう」
簡易ISか
学園側も考えたな
ここ数日、授業でISの操縦訓練をしてみたが
専用機を持たない生徒にとっては
ISの練習が出来るのは授業中だけだ
訓練機の数も限られているため、一人一人の練習時間なんて本当にわずかだった
それに比べて専用機持ちは放課後など好きな時間にISの練習が出来る
それでは俺たち専用機持ち以外の生徒はどれだけ頑張ったところで専用機持ちとの差は縮まらないどころか、開く一方だろう
だが簡易ISがあれば話は別だ
これがあれば努力をすればした分だけ専用機持ちとの差は縮まるし、向上心の無い者との差も開く
つまり努力した分だけ報われるようになったというワケだ
生徒のモチベーションを上げるための学園側の措置ってとこか
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- 35 : 2014/04/02(水) 00:31:23 :
女子A「先生、でも結局戦争に使われる訓練機と専用機持ちのISとじゃスペックに差があり過ぎます。明らかに専用機持ちがいるクラスの方が有利じゃありませんか?」
千冬「それについても問題はない。専用機持ちのISには訓練機と同スペック程度まで性能を制限させてもらう。それにワンオフ・アビリティー(唯一仕様の特殊才能)の出力や仕様回数も制限する」
八幡「(なるほど)」
それならISの強さでなく、技術での勝負が出来るってワケか
てかサラッと聞いたことない単語が出てきたが……
まぁ単語から連想するにその専用機だけが持つ能力ってとこか
千冬「さすがに専用機持ちとの今までの経験の差はどうにも出来んが、そこは仕方ないだろう。
簡易ISでこれから練習を積むしかない」
まぁ、それはそうだろうな
千冬「では今から専用機持ち以外の生徒に簡易ISを配布する。
最初のクラス間IS戦争は二週間後だ。戦争前日に15名を選出する。
戦争に参加したいのならば今日からしっかり自主練をするようにな」
クラス「はい!」
簡易ISの登場でやる気になった生徒も少なくないようだ
千冬「ああ、すまん。クラス間戦争をするにあたってクラス代表を決めないといけないのを忘れていた」
そういや戦争の勝利条件がクラス代表を倒す事だから当然だな
千冬「では、クラス代表に誰を選ぶかお前らで決めろ。
ちなみにクラス代表はそのままの意味だ。戦争の大将だけでなく、生徒会の開く会議や委員会の出席など、まぁクラス長だな」
女子B「はい!
比企谷くんを推薦します!」
ぷっ、比企谷くんざまぁ
そんな面倒事を押し付けられるなんてご苦労様だな
女子C「私もそれが良いと思います!」
俺も同感だ
俺以外がなるんなら誰でもいいわ
千冬「では候補者は比企谷八幡だな……他にはいないか?
自薦他薦は問わないぞ」
八幡「って、俺だった!?」
千冬「比企谷、席につけ。邪魔だ。さて、他にはいないのか?
いないならこいつに決定だぞ」
八幡「ちょっと待ってくれ!
俺はそんなのやらな……」
千冬「自薦他薦は問わないと言った。他薦されたものに拒否権などない」
八幡「い、いやでも……」
セシリア「待ってください!
納得がいきませんわ!」
おお、今だけはお前が救いの女神に見えるぜ
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- 36 : 2014/04/02(水) 00:42:39 :
セシリア「そのような選出は認められません!
大体、男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!
わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
そうだそうだ、もっと言ってやれ
セシリア「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります!」
おいおいそれはちょっと言い過ぎじゃないか?
猿に退化しちまったぞ俺
セシリア「いいですか!?
クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!」
「それは聞き捨てならないな」
そう言って立ち上がったのはこの前デュノアが言っていた代表候補生だ
名前は知らんが
セシリア「あなたは?」
「私はドイツの代表候補生のラウラ・ボーデヴィッヒだ」
はい、名前はラウラ・ボーデヴィッヒさんらしいです
ラウラ「実力トップがなるというのなら同じ専用機持ちの私や、デュノアも候補になるはずだろう」
セシリア「……っ」
ラウラ「専用機を持っているからと言ってそれだけで実力トップを気取られては困るな」
セシリア「なんですって!?」
シャル「ちょっと2人とも落ち着きなよ」
うーん、デュノアからはなんか戸塚に似た癒しオーラが出てる気がするな
千冬「では候補は比企谷、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒという事だな」
八幡「え、それでも専用機持ってない俺も候補に入れられたままなの?
ってか先生、今思い出したんですけど俺だけまだ簡易IS貰ってないんですけど……」
さっそく存在忘れられるとか悲しすぎるくね?
千冬「ん、あぁ言い忘れていたが比企谷、お前には専用機が用意される事になったから簡易ISは必要ないぞ」
え?
セシリア「えぇえ!?」
なんで俺よりあいつの方が驚いてんだよ
八幡「俺に、専用機?」
それは少し嬉しいな
って、でもそれってますますクラス代表に選ばれる要素が増えたって事でもあるんだよな……
千冬「お前の場合状況が状況だからな。データ収集を目的として専用機が用意される事になったんだ。理解できたか?」
八幡「……まぁ、なんとなく」
セシリア「く……っ」
セシリアが鋭い目つきで睨んでくる
あぁ、『専用機を持てるのは選ばれた人間』的な事あいつ言ってたもんな
俺がその仲間入りするのが気に食わないみたいだ
八幡「その専用機はいつ届くんですか?」
千冬「それは」
「ちーちゃ〜〜〜〜〜〜ん!!!」
八幡「……っ!」
教室内にいきなり底抜けに明るい事が響く
クラス中にも当然動揺が広がる
なんだろうと声の発生源に目を向けると……
千冬「……束」
教室の天井から女性の首がさかさに生えていた
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- 37 : 2014/04/02(水) 02:02:12 :
- 束と箒は姉妹設定?
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- 38 : 2014/04/02(水) 02:06:04 :
- >>37
いえ、姉妹設定にはしてないです!
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- 39 : 2014/04/02(水) 02:13:05 :
「やあやあ!
会いたかったよ、ちーちゃん!
さあ、ハグハグしよう!
愛を確かめ……ぶへっ」
謎の女性は織斑先生のアイアンクローをモロに受けた
うっわ痛そう
千冬「うるさいぞ、束」
「ぐぬぬぬ……相変わらず容赦のないアイアンクローをだねっ」
女性は織斑先生のアイアンクローから抜け出すと俺の方を向いた
「やあ!
君が世界で唯一ISを動かせるっていう男の子の比企谷くんだね!?」
八幡「ま、まぁそうですけど。
てか、誰ですか?」
「えー!?
この篠ノ之束さんを知らないのー!?」
篠ノ之束?
いや待て篠ノ之束って……
八幡「え、まさかISを作ったっていう篠ノ之博士本人?」
束「そうだよ〜!」
クラス「ええええええええええ!?」
セシリア「あ、あの方があの有名な……っ!?」
シャル「で、でも今行方不明だって……」
千冬「おい束、騒ぎが大きくなる前に用件だけ早く済ませろ」
束「ちぇ〜、分かったよーん」
八幡「え、用件って?」
束「今日私がここに来たのは君に専用機をプレゼントするためなのでーす!」
八幡「そうだったんですか?」
束「うんうん!
それでね、君は唯一ISを使える男の子という事で、そんな比企谷くんには全スペックが現行ISを上回る束さんお手製のISをプレゼントしちゃいたいと思いまーす!」
八幡「……え?」
セシリア「な……っ!?」
全スペックが現行ISを上回っているって……それってつまり、最新鋭機にして最高性能機じゃねぇか
束「なんたって第四世代型だからね〜!
さっきの話を聞いたけど、これさえ使えばISに関して素人の君でも誰にも負けないよ。
IS戦争でも乗ってるだけで自動で敵を殲滅!
何もしなくても相手なんて倒せちゃうよー」
八幡「…………」
シーン………………
束「あれ?
なんでみんなお通夜みたいな顔してるの?
誰か死んだ?
変なの」
変なの、どころの話じゃない
こうなって当たり前だ
昨日授業で聞いたが、今世界各国では多額の資金、膨大な時間、優秀な人材の全てをつぎ込んで第三世代型ISの開発をしているらしい
それが、無意味だと今この場で宣告されたのだから
千冬「……束、言ったはずだぞ。やりすぎるな、と」
束「ついつい熱中しちゃったんだよ〜。
それより比企谷くん、そんな束さんお手製のIS欲しい?欲しいよね?
素直に言ってごらん」
俺は少し考えて……
八幡「はい、欲しいですね」
そう言い放った
-
- 40 : 2014/04/02(水) 02:38:35 :
顔は見てないが恐らくオルコットは俺の事を軽蔑するような目で見てるだろうな
クラスの連中も少なからず同じ思いで俺を見てるだろう
束「おー!
先生は正直な子が大好きです!
だよねぇ、もちろん欲しいよねー!」
篠ノ之博士はニコニコと笑っている
束「じゃあさっそく君に……」
八幡「でも、やっぱいらないっすわ」
束「……え?」
八幡「欲しいけど、いらない」
束「……どうして?」
八幡「そんな高スペックなISは俺みたいな素人じゃなくて他の奴に譲るべきでしょ?
俺なんかが受け取ったら努力してる人に申し訳ないと言うか……」
束「……それ、本当の理由じゃないよね?
先生、嘘つきは嫌いだなぁ」
はぁ……やっぱ見透かされてるか
八幡「……本当の強さじゃないからですよ」
束「え?」
八幡「そのISを使って俺が他の奴らに勝ったって、それは俺が強いんじゃない。それはただそのISが強いだけだ」
八幡「強さってのは、そんな軽いもんじゃないと思うですよね。力に振り回されて手に入れた勝利なんて無意味だし、なによりそんなものはただの暴力ですよ」
束「そう?
でもこのISさえあれば誰にでも勝てるし、誰でも守ってあげられるんだよ?」
八幡「いえ、なんの努力もせずに強い力に頼るような弱い奴には結局誰も守れませんよ」
八幡「それに本当に強い奴ってのは、力があるから誰かを守ってるんじゃなくて、誰かを守るために力を手に入れたんだと思うんすよね。
だから力の無い俺にはそんな最強の力は必要ないんですよ」
束「へぇ……」
八幡「まぁ、俺がもっと強くなってそのISに見合うようになったら、その時に是非貰いたいですね」
束「あはは。ダメだよ〜!
今受け取らないんならこれから先一生あげないよ〜ん」
八幡「はは、そりゃ残念」
束「……でも〜、君みたいな子は嫌いじゃないから
その第四世代型ISはあげないけど、別のISをプレゼントしちゃいまーす!」
八幡「え、別のISもあるんですか?」
束「うん、あるよ!
名前は『零式』
今の私の1番のお気に入りかな〜?
だから大切にしてね〜」
八幡「はい、勿論です」
束「あとまぁ特性とかは慣れで頑張って」
八幡「えー……」
1番大事なところの説明が適当すぎだろ
八幡「でも、俺のためにわざわざありがとうございました」
束「いいよいいよ。私君みたいな子嫌いじゃない……っていうか割と好きだしね〜。
それじゃ用件は済んだし私は帰るとするよ。じゃあねひーくん、またね〜」
八幡「あ、はい」
てか、ひーくん?
にしてもこれが俺の専用機
『零式』か
これからよろしくな
◇
千冬「まったく、あいつのせいでかなり時間をとったな。
とりあえずオルコット、お前が仮代表を務めろ」
セシリア「仮代表ですか?」
千冬「あぁ。次のIS戦争の大将はお前だ。
そして戦争が終わったらクラス内で投票を行い、1番票が多かった奴を代表とする」
セシリア「な、なるほど。分かりましたわ」
千冬「では授業を始める」
専用機を手に入れたところで授業についていけないのに変わりありませんでした
-
- 41 : 2014/04/02(水) 02:43:35 :
- 次からは戦争までの訓練編です
-
- 42 : 2014/04/02(水) 03:39:28 :
- 期待
-
- 43 : 2014/04/02(水) 10:05:11 :
- この流れだと確実に八幡が代表に向いてるよね。
-
- 44 : 2014/04/02(水) 10:11:20 :
- 束に対する比企谷の啖呵が聞こえてる筈の周りの反応が余りになくて虚しい(空気過ぎる)
此処でもボッチ設定?
-
- 45 : 2014/04/02(水) 11:15:40 :
- 周りの反応や態度はこれから変わって来るんじゃない?
何せ一夏のポジション?だからハーレムだろうし(笑)
-
- 46 : 2014/04/02(水) 11:36:28 :
- >>44
45さんの言うとおり後から変わっていく予定です(^^)
-
- 47 : 2014/04/02(水) 11:46:15 :
- 六さんの作品はまじで面白い
めちゃめちゃ期待!
-
- 48 : 2014/04/02(水) 13:33:23 :
- 今回も楽しませて貰ってます!
特にセシリアのデレに期待してます(^.^)
シャルは戸塚っぽいですねwww
-
- 49 : 2014/04/02(水) 13:56:29 :
- >>48
セシリアのデレ楽しみにしてて下さい!
確かにシャルは戸塚的存在なので八幡もシャルには気を許してる設定です
-
- 50 : 2014/04/02(水) 14:03:06 :
放課後になり、教室からふとアリーナを見ると簡易ISを手に入れた生徒達が早速自主練を始めていた
やはり簡易ISの登場は生徒のモチベーション向上に絶大な効果があったようだ
八幡「(俺も専用機手に入れたし練習しねぇとな)」
シャル「あの、比企谷くん」
八幡「ん?
えっと……どうしたんだデュノア?」
シャル「あ、僕のこと覚えててくれたんだね!
嬉しいなぁ」ニコッ
八幡「お、おう」
やめろよ、ちょっとドキッとしちゃっただろうが
八幡「んで、何か用か?」
シャル「あぁ、ごめん、そうだったね。
比企谷くんこの後ISの練習するの?」
八幡「まぁ、そのつもりだが」
シャル「良かったら僕と一緒に練習しない?」
八幡「え?」
シャル「ほら、比企谷くんってまだISに慣れてないでしょ?
僕これでも専用機持ちだから少しは力になれると思うんだけど……」
シャル「ダメ、かな?」
八幡「……いや、凄くありがたい提案だ。んじゃお願いするわ」
シャル「うん!
任せて!」パアッ
……どうして突然こんな提案をしてきてくれたのかは分からないが、教えてくれるというのなら素直に言葉に甘えるとしよう
1人じゃ何していいかも分かんねぇし
それに、確証は何も無いがなんとなくこいつは信用できる気がする
まぁ気がするだけかもしれないが
それから俺たちはアリーナへ向けて足を進めた
◇
-
- 51 : 2014/04/02(水) 16:59:03 :
シャル「……比企谷くんって、凄いよね」
八幡「いきなりなんだよ?
てか俺に凄いとこなんて無いぞ。授業にはついて行けてないし、ISの経験も皆無だし」
シャル「あはは、そういう事じゃなくてさ、もっと違うところの話だよ」
八幡「違うところ?」
シャル「篠ノ之博士と話していた時の比企谷くん、凄く格好良かったよ」
八幡「え?」
シャル「あそこで比企谷くんは最新鋭機のISを受け取る選択も出来たのに、君はそれをしなかった」
シャル「努力なんてしなくても誰にでも勝てる力を手に入れる事が出来るのに、君は一から努力する道を選んだ」
シャル「僕にはそんな君の姿勢はとても格好良く、魅力的に見えたよ」/////
八幡「……そ、そっか……」
まさかそんな風に思ってくれてる奴がいたなんてな
シャル「だからこそ僕は、そんな君の力になれたら良いなって……そう思ったんだ」
八幡「そうだったのか……。
ありがとうなデュノア」
シャル「……シャルロット」
八幡「え?」
シャル「僕の名前だよ」
八幡「えっと……?」
シャル「に、鈍いなぁ!
僕のこと名前で呼んでって言ってるの!」/////
八幡「あっ……あぁ、そういう事か」
え、でもなんで?
シャル「呼んでくれないの……?」うるっ
俺が考え事をしてるとデュノアが悲しそうに俯いてしまった
八幡「いやっ、分かった!
分かったから泣かないでくれ」
こんなとこで女子を泣かせてる所なんて見られたら間違いなく俺は晒し首だ
シャル「じゃあ、呼んでみて?」
くっ……女子を名前で呼ぶなんて難易度高すぎだろ
八幡「…………しゃ、シャルロット。これでいいか?」
シャル「え、えへへ。ありがとう八幡」/////
八幡「……ああ」////
え、何この可愛い生き物
どことなく戸塚に似てるかもとか思ってたが
まじで天使並に可愛いじゃねぇか
危うく惚れちまいそうだったぞ
シャル「あ、アリーナ着いちゃったね……。
それじゃ、練習開始しよっか」
八幡「おう、そうだな」
-
- 52 : 2014/04/02(水) 18:39:28 :
- シャルロットかわいい。
面白いです!続き頑張って書いてください!
-
- 53 : 2014/04/02(水) 21:02:29 :
- 期待です
-
- 54 : 2014/04/02(水) 23:46:06 :
- 八幡の照れは頬をポリポリじゃなかったけ?
-
- 55 : 2014/04/03(木) 00:11:03 :
- 原作もそうだがシャルはいつもすごくいいタイミングでアタックしてくるよな
-
- 56 : 2014/04/03(木) 00:17:32 :
- >>54
照れとかはなんでもいいんじゃないかな?
だって今言われたら、今までのSS書き直さないといけなくなるし
-
- 57 : 2014/04/03(木) 01:09:34 :
- >>55
六さんそういうとこちゃんと分かってるよな(笑)
さすがとしか良いようないな
期待!
-
- 58 : 2014/04/03(木) 01:24:59 :
- シャルロットかわええ///
よし!お持ち帰り!ニヤニヤ
あっ!期待ですやん!
-
- 59 : 2014/04/03(木) 01:50:57 :
- みなさんコメントありがとうございます(o^^o)
続きも頑張ります!
-
- 60 : 2014/04/03(木) 02:00:52 :
◇
シャル「とりあえずISを展開しよっか」
八幡「そうだな」
来い、零式
八幡「……って、あれ?
展開できねぇ……なんでだ?」
シャル「しっかりISで身体を包むようにイメージしなくちゃ。
集中だよ集中」
八幡「(集中か……)」
八幡「来てくれ、零式!」
カッ
八幡「お、できた……」
シャル「そうそう!
いい感じだよ八幡!」
八幡「これが零式か……なんか初めてなのにしっくりくるな」
シャル「じゃあまずは基本行動から練習だね。
前に進んでみて」
八幡「こうか?」
シャル「うんうん、次はそのまま飛んでみて」
えっと、急上昇・急下降は『自分の前方に角錐を展開させるイメージ』だっけか
バッ
八幡「おぁああ!?」グラグラッ
シャル「は、八幡、落ち着いて!!」
八幡「くっ……」
空を飛ぶ感覚なんて初めてだからまったく分からんぞ
シャル「ゆっくりでいいから体勢を整えて!」
八幡「こ、こうか?」
シャル「その調子だよ!」
八幡「(ふぅ、なんとか普通に飛べてるみたいだな)」
シャル「それじゃ最後に急下降と完全停止をやってみて。
目標は地表から10センチくらいで」
急下降と完全停止?
とりあえずさっきみたいにイメージすりゃいいのか
シャル「だ、ダメだよ八幡!
そんな体勢で急下降したら……っ」
ギュンッ
八幡「おぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?
と、止まらねぇぇ!!
誰かとめてくれぇぇぇぇぇぇ!!」
俺はそのまま勢いよく地面へ激突
という事にはならなかった
八幡「……え?」
ゆっくり目を開けると俺の身体は空中で停止していた
そして目の前には……
ラウラ「貴様は一体何をしているのだ?」
ドイツ代表候補生のラウラ・ボーデヴィッヒが俺に向けて右手を突き出すようにして立っていた
-
- 61 : 2014/04/03(木) 03:08:32 :
八幡「(ど、どうなってんだ?)」
どういう原理かはまったく分からないが完全に俺の身体はボーデヴィッヒによって動きを止められていた
こいつのISの能力か?
八幡「(でもまぁ、とりあえずは助かったみたいだな……)」
八幡「すまん。おかげで助かったよ。さんきゅな」
ラウラ「……まさかとは思うが、今のは急下降のつもりか?」
八幡「い、一応そのつもり……」
ラウラ「……聞いて呆れるな。今のは専門用語では墜落と言うのではないのか?」
八幡「まぁ、そんな言い方もできるかな」
ラウラ「はぁ……」
ボーデヴィッヒがこめかみに手を当てている
心底呆れられているようだ
ラウラ「(篠ノ之博士に啖呵を切った時は見直したというか、強い奴だと思ったんだが……なんとも掴めない奴だな)」
シャル「八幡、大丈夫!?」
シャルロットが心配してこちらに駆け寄ってきてくれる
八幡「あぁ、ボーデヴィッヒのおかげでなんとかな」
シャル「良かったぁ」
シャルロットがホッとした様子で微笑む
八幡「心配かけちまって悪かったなシャルロット」
シャル「ううん、八幡が無事なら僕はそれだけで安心だよ」ニコッ
ラウラ「(この2人、いつの間にか仲良くなってないか……?)」
シャル「言い忘れてたけどボーデヴィッヒさん、八幡を助けてくれてありがとう」
八幡「ほんとに助かった」
ラウラ「別に大した事ではない」
八幡「にしても、今のはどうやったんだ?
あんな猛スピードで急下降してきたISを完全に止めるなんて……」
ラウラ「ああ、今のは【AIC】だ」
八幡「AIC?
なんだそれ?」
ラウラ「私のISに積まれている兵器の一つで、アクティブ・イナーシャル・キャンセラー(慣性停止能力)の略だ」
八幡「……」
シャル「八幡、分かる?」
八幡「さっぱりだ」
シャル「あはは、やっぱり。でもPICは分かるよね?」
八幡「えと……確かISの基本システムで、これによってISは浮遊、加速、停止を行う事ができるんだっけ」
シャル「うん、正解。AICっていうのはね、そのPICを発展させたもので、対象の慣性を止めて任意に動きを停止させることができるんだよ」
八幡「対象の慣性を停止……要するに動いてるものなら何でも止められるってことか?」
ラウラ「簡単に言えばな」
なんだよそれ
タイマンなら反則的な能力じゃねぇか
八幡「やっぱすげぇな代表候補生ってのは」
シャル「八幡もまだまだこれから……」
「あーー!!!
あそこにいるのって比企谷くんじゃない!?」
「ほんとだー!!
代表候補生のシャルロットさんとラウラさんもいるよ!」
「私ISの操縦の仕方とか詳しく教えてもらおうかな!」
「ずるーい!
それなら私もー!!」
八幡「な、なんの騒ぎだ?」
遠くから女子達が騒ぎながら近づいてくる
-
- 62 : 2014/04/03(木) 03:26:06 :
女子A「あ、あの比企谷くん!
私のISの練習に付き合ってもらえませんか!?」
女子B「私も比企谷くんに見てもらいたいです!」
女子C「私もお願いします!」
女子D「私も!!」
八幡「え、俺?」
女子A「はい!」
八幡「うーん、悪いけど専用機持ちっつっても俺素人でさ、俺も今シャルロットに練習付き合ってもらってたところなんだよ。
だから教えられるほど俺もISの扱いに慣れてるってワケじゃないんだ」
女子B「そ、そうだったんですか……」
八幡「なんかわざわざ話しかけて来てくれたのにごめんな」
女子B「いえいえ!
そんな、気にしないで下さい!」
八幡「……あのさ、良かったら俺らと一緒に練習するか?
俺は役に立たんがシャルロットは頼りになると思うし」
シャル「え、ちょっと八幡!?」
八幡「え、ダメだったか?
どうせ練習するなら専用機持ちが一緒の方が早く上達すると思って提案したんだが……」
シャル「いや、僕が気にしてるのはそこじゃなくて……」
シャル「(僕は八幡と2人で練習したかったのになぁ……)」
ラウラ「おい比企谷。なんだったら私も練習に加わってやってもその……いいんだぞ?」
八幡「え?」
ラウラ「べ、別に寂しいとかではないからな!?
そこだけは勘違いするなよ!」
なんだ寂しいんじゃねぇかよ
でもなんかちょっと可愛い奴だなこいつ
八幡「んじゃお願いするわ」
ラウラ「うむ、任せろ」
だって普通に嬉しそうだし
シャル「……」ジーッ
シャル「(もう、八幡ってば……全く僕の気持ちに気づいてくれてないみたいだね……ボーデヴィッヒさんまで誘っちゃうし。少し悲しいなぁ……)」
シャル「(まぁでも八幡が他の女の子と話したいからって理由で皆を練習に誘ったワケじゃないっていうのは見てれば分かるし、今日は大人しく引き下がろうかな。2人きりの練習はまた今度誘えばいいよね)」
八幡「シャルロットも、それでいいか?」
シャル「うん、いいよ」ニコッ
八幡「そっか、ありがとな」
シャル「気にしないで大丈夫だよ八幡。
それじゃあ練習始めよう」
八幡「ああ」
それから七人で最終下校時間までひたすら練習を続けた
-
- 63 : 2014/04/03(木) 03:28:12 :
- 六さんがんばああああああああああ!
-
- 64 : 2014/04/03(木) 03:45:35 :
- 頑張ってください!
続き期待しています!
-
- 65 : 2014/04/03(木) 04:13:45 :
- 零式は元ちふ..ゲフンゲフン何でもないです、気にしないで書いてください
八幡に出席簿アタックしてみたい
-
- 66 : 2014/04/03(木) 05:12:31 :
- 八幡ハーレム。えへへへ!
-
- 67 : 2014/04/03(木) 06:27:54 :
- 投下早いですね!!
流石です☆
本当に面白いです(≧∇≦)
-
- 69 : 2014/04/03(木) 10:41:29 :
自宅
八幡「疲れた……いやもう本当に……」
練習一日目からこれとかハードすぎだろ
それになんかシャルロットのやつ、途中から急に心なしか厳しくなった気もするし……
多分気のせいだとは思うが
しかも家に帰ったら帰ったで、この鈍器みてぇな参考書覚えないといけないワケで……
え、死ぬんじゃない俺?
八幡「(それに加えて明日からは寮生活になるらしいし……もう心身ともに限界は近いぞ)」
とか言いつつちゃんと参考書読んでる俺ってマジ偉いな
◇
シャル「はぅぅ……やっちゃったよぉ……」
あの後八幡があまりにも僕の相手をしてくれないから
ついつい不機嫌な態度が表に出ちゃった……
練習も優しく指導するつもりが少し厳しくしてしまった
シャル「(だけど八幡だって酷いよね……。僕が勇気を出して練習に誘ったのに、それに気づかず他の子を誘っちゃうなんて……)」
唯一の救いは八幡が下心で女の子を練習に誘ったワケじゃないという事かな
シャル「でも他の皆は八幡と仲良くなりたいと思ってるはずだよね……ライバル多そうだなぁ」
とりあえずまた明日も練習に誘ってみようかな
◇
ラウラ「(まったくもって不思議なやつだったな……)」
授業や練習の様子を見ても分かるように
ISに関しての知識も技術も人並み以下
基本も今ひとつ理解していないようだし、ハッキリいって取るに足らない存在だろう
ラウラ「……」
それなのに……そのくせに誰にも負けない強い芯のような物を持っているのだから益々底が掴めない
ラウラ「弱いくせに、なぜあそこまで強くあれるのか……なかなか興味深いな……」
これから色々知っていくとしよう
◇
セシリア「……」
あの男は一体なんだと言うのですの?
どうして男のくせにあんな……
男なんていうのは女に媚びるだけの浅ましい、惨めで下劣で賤しい見下げるべき、そんな存在ではなかったの?
セシリア「……」
分からない
セシリア「……っ、何を考えていますの私は。男なんて皆一緒ですわ。
どうせあの男もクラスの皆から嫌われ者にならないために、自分を守るために綺麗事を言っただけ……きっとそうですわ!」
絶対そんな人には負けられませんわ
-
- 70 : 2014/04/03(木) 13:01:38 :
- 箒は、試合で出てくるのかな(・_・?)
ペアはどうなるのか楽しみ&八幡への密かな期待
-
- 71 : 2014/04/03(木) 14:57:20 :
- 寮はやっぱり誰かと同室になる感じ?
そろそろ箒にも触れて欲しいけど、どんな性格になるやら
-
- 72 : 2014/04/03(木) 16:55:26 :
- 寮は性別違うから流石に同じはないんじゃ?
ワンサマーとモップさんは幼馴染だから一時的に同室になっただけだろうし
個人的には仲良くなったISヒロインズと千葉めぐり→俺ガイル勢とばったり→修羅場っていうのがみたいっす♪(´ε` )
-
- 73 : 2014/04/03(木) 17:20:15 :
- このssは八幡×ISヒロインズだから、俺ガイル勢はいわゆる『噛ませ犬』になるんだろうな〜。
俺ガイルも好きな私としてはちょび残念だけど、このss面白いから、どうでもいいや(*^^*)
六さん、更新o(・`д・´。)ガンバッ!!
-
- 74 : 2014/04/03(木) 17:39:03 :
- 修羅場はまだまだ先になっちゃいます(^◇^;)
それと1が思った以上に長くなっちゃいそうなんで、今回のパートで鈴出すつもりだったんですが先延ばしになっちゃいます
鈴ファンの方ごめんなさい(>人<;)
-
- 75 : 2014/04/03(木) 17:47:34 :
- 頑張ってください!!
期待してます
-
- 76 : 2014/04/03(木) 18:16:41 :
- 自分のペースで頑張ってください!
期待しています!
-
- 77 : 2014/04/03(木) 18:26:25 :
翌日
教室
八幡「(眠い……昨日徹夜しちまったからなぁ……)」
ドンッ
八幡「あ、すまん。
ちょっとボーッとしてた。怪我とかしてないか?」
???「いや、大丈夫だ。それより私も前を見ていなかった。
私の方こそすまなかったな」
それだけ言うとその女子生徒は自分の席へ向かった
さて、俺も席に……
シャル「おはよう八幡!」
八幡「ん、あぁシャルロットか。おはよう」
シャル「なんか眠そうだね。夜更かしでもしたの?」
八幡「ちょっとな」
女子A「え、比企谷くんとデュノアさんってどういう関係なの!?」
女子B「今名前で呼び合ってたよね!?」
女子C「うぅ、デュノアさんに先を越されたー!」
女子D「今からでも全然間に合うわ!」
八幡「……なんだ?」
なにやらコソコソ話しているなと思っていると
女子の群団はこちらに近づいてきて
女子A「おはよう比企谷くん!」
女子C「い、いい天気だね」
いきなり声をかけてきた
八幡「ま、まぁ、そうだな……」
女子B「ISの操縦には慣れた?」
八幡「ほんの少しは」
女子D「じゃあ良かったらまた今度一緒に練習しようよ!」
女子A「あ、ずるい!」
女子C「比企谷くん私もお願い!」
うーん、なんか昨日も似たような事があったよなぁ
八幡「まぁ時間があったらそのうち適当にな」
女子D「約束だからね!」
女子B「それじゃ比企谷くんまたねー」
八幡「あぁ」
八幡「ふぅ、一体なんだったんだろ……うな……?」
シャル「……」ムスッ
……なぜかシャルロットがこちらを不機嫌そうに見ていた
さっきは機嫌が良いように見えたけど、やっぱり昨日からなんか怒らせたのか俺……?
八幡「ど、どうしたんだ?」
シャル「……別に、ただ八幡は人気者だなぁって思って」
八幡「え?」
シャル「なんでもない」ぷいっ
シャル「(やっぱり昨日の八幡を見て心が揺れた人は少なくないみたいだね……不安だなぁ)」
八幡「シャルロット?」
シャル「(この様子じゃそんな僕の気持ちに全然気づいてないよね……)」
シャル「……八幡はさ、これからも変わらず僕と一緒にISの練習してくれる?」
八幡「ん、勿論だ。
むしろこっちからお願いしたいまである」
シャル「え……ほ、本当!?
それ嘘じゃないよね!?」
八幡「おう」
シャルロットは本当に教え方が上手で、説明も凄く分かりやすい
右も左も分からない俺にとっては凄く頼れる存在だ
シャル「そっかぁ、えへへ」/////
八幡「本当にシャルロットって優しい奴だよな」
シャル「え?
そ、そう?」
八幡「あぁ、俺なんかのために練習付き合ってくれてるし」
シャル「……むしろ八幡だからだよ……バカ」ボソッ
八幡「なんか言ったか?」
シャル「な、なんでもないよ!
それより今日も授業頑張ろうね!」
八幡「おう」
-
- 79 : 2014/04/03(木) 19:01:48 :
- 読んでて面白いから、寧ろ中途半端になるより長編にしてくれた方が個人的には嬉しいなと。
俺ガイル勢との修羅場も楽しみだけど、楯無さんに振り回されてる感じの八幡も見て見たかったりするので良かったら検討宜しくお願いしますm(_ _)m
-
- 80 : 2014/04/03(木) 19:05:23 :
- >>79
シリーズものにするつもりですので
総合すればかなりの長編になります
楯無さんもちゃんと出てきますので(*^^*)
-
- 81 : 2014/04/03(木) 21:19:20 :
- 本当ですか!楽しみです!
頑張ってください!
-
- 82 : 2014/04/03(木) 22:39:07 :
- >>81頑張ります!
-
- 83 : 2014/04/03(木) 22:46:37 :
◇
千冬「では、本日から格闘及び射撃を含む実線訓練を開始する」
「はい!」
一組と二組の合同実習なので人数はいつもの倍だ
返事にもいつもより気合いが入っていた
千冬「専用機持ちは比企谷、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒだな。
では10人グループになって実習を行う。各グループリーダーは専用機持ちがやること。いいな?
では分かれろ」
女子D「比企谷くん、一緒に頑張ろう!」
女子C「わかんないところ教えて〜」
女子B「私も私も〜!」
なんつーか、やっぱ唯一の男子の俺に皆興味津々といった様子らしく
一気に大勢の女子達が詰め寄ってきた
総武高校ではあり得ない光景に俺はただ立ち尽くす事しか出来ず
そっとシャルロットにアイコンタクトで助けを求めたが見事に顔を逸らされてしまった
若干怒ってるようにも見える
なぜだ?
千冬「この馬鹿者どもが……。出席番号順に1人ずつ各グループに入れ!
順番はさっき言った通り。次にもたつくようなら今日はISを背負ってグラウンド100周させるからな!」
さすがは鬼の一喝
それまで群がっていた女子達は蜘蛛の子を散らすように移動し
それぞれの専用機持ちグループは二分とかからず出来上がった
八幡「俺の班はこの10人か……」
お、どうやら今朝ぶつかった女子も一緒のようだ
って、モタモタしてたら先生に怒られちまうな
八幡「とりあえず皆簡易ISを起動させてくれ……って、そういやISって展開させるのだけでも最初は難しいんだよな……」
八幡「すまん、それじゃあ出席番号順に1人ずつISを起動させてくれ。出来ない奴は言ってほしい。んじゃ1人目は……」
「はいはいはーいっ!」
すげぇ元気のいい返事が返ってきた
ちなみに片手をあげてぴょんぴょん飛び跳ねている
本当に元気そうだ
相川「出席番号一番!相川清香!ハンドボール部!趣味はスポーツ観戦とジョギングだよ!」
八幡「お、おう。
ていうかなんで自己紹介を……」
相川「よろしくお願いしますっ!」
相川と名乗る女子は深く礼をすると、そのまま右手を差し出してきた
……握手しろってこと?
え、でもなんで?
てか女子から握手求められるとか初めてでどうしたらいいか分かんねぇんだけど
女子J「ああっ、ずるい!!」
女子N「私も!」
女子P「抜け駆けは無しよ!」
なぜか他の女子も一列に並び、同じようにお辞儀をして頭を下げたまま右手を差し出してくる
八幡「あ、あのな?
状況が掴めないんだが……」
スパーン!
「「「いったぁあっっ!!」」」
綺麗な音が響いた後、見事なハモり悲鳴が聞こえた
千冬「そんなに走りたいのか貴様らは?」
女子J「あ、いえ、その……」
女子N「……お、大人しくしてます……」
千冬「次はないぞ」
女子三人「はい……」
意気消沈とはまさにこの事だな
本当あの人どことなく平塚先生っぽいよな……絶対独身だr……
千冬「比企谷、そんなに走りたいのか?」
八幡「なんでですか!?」
-
- 84 : 2014/04/03(木) 23:15:36 :
- ヤバ…何か読んでてニヤニヤしてくるわ(苦笑)
-
- 85 : 2014/04/04(金) 00:27:55 :
- 以前、箒と束は姉妹ではないと言っていたけど・・・、
やっぱりそこだけは設定通りにしてあげてよ!!
ただでさえ存在感が無いんです!
派生キャラに負けるくらい人気が無いんです!
それだけが彼女の唯一のアイデンティティなんです!
えっと・・・す、鈴だっけ…。ちょっと何のことか分からないですね。
まぁ、とりあえず2組とかはどうでもいいので上の件だけはご検討し直してください。
-
- 86 : 2014/04/04(金) 00:36:29 :
- >>85キモいな
-
- 87 : 2014/04/04(金) 00:46:39 :
- >>84
俺もだ
なんか読んでて自然とニヤけてしまう
個人的に誰かとくっついてからイチャイチャしてるよりも主人公がヒロインのこと恋愛的に好きじゃない状態でヒロイン達が主人公にアタックする方が断然好きだ
-
- 88 : 2014/04/04(金) 01:19:47 :
- >>85じゃあ姉妹設定のままでいきますね(^^)
-
- 89 : 2014/04/04(金) 02:14:56 :
八幡「えっと、次は……」
???「私だ」
お、今朝の女子か
八幡「よう、同じ班になるなんて奇遇だな」
???「そうだな」
八幡「朝はぶつかっちまって悪かったな」
???「別にもう気にしていない。それに私にも非があったのだ。だからもうお前も気にするな」
八幡「そっか。
ところで名前なんていうんだ?」
???「……篠ノ之箒だ」
八幡「篠ノ之箒か。
まぁ知ってると思うけど俺は比企谷八幡だ。よろしくな」
箒「うむ」
八幡「じゃあ篠ノ之、ISを起動させて……って、篠ノ之……?
まさか、お前篠ノ之博士の関係者か?」
箒「……あぁ、あの人は私の姉だ」
ん?
一瞬、篠ノ之の顔が暗くなった気が……
相川「えぇぇぇ!?」
女子P「そうだったの!?」
女子J「篠ノ之さんって篠ノ之博士の妹さんだったんだ!?」
うお、ビックリした
急に大声出すなよな
話を聞いていた相川達が驚きを抑えきれなかったようで篠ノ之に詰め寄る
相川「ねぇねぇ篠ノ之博士ってどんな人なの!?」
箒「……」
女子P「篠ノ之博士って天才なんでしょ!?
ってことは篠ノ之さんも天才なの!?」
女子J「それならまた今度ISの操縦教えてよ!」
箒「……っ。関係な……」
八幡「おいお前らそんなに騒いでていいのか?
また織斑先生に怒られちまうぞ」
相川・女子J・女子P「……っ!」
俺の一言で騒いでいた三人が思い出したように口を閉じる
やれやれだな
八幡「篠ノ之、んじゃ続き再開しようぜ」
箒「あぁ…………その、ありがとう。
なんというか、助かった」
八幡「ん?」
箒「あの三人を止めてくれて……」
八幡「あぁ、それなら気にすんな」
箒「昔からよくあるのだ。
ああして姉さんの妹だからというだけで変に勘違いして言い寄って来られる事が……」
八幡「まぁ確かに困るよな、そういうの。ちょっと分かるわ」
箒「え?」
八幡「だってお前はあの人じゃないだろ?
あの人はあの人でお前はお前だ。違う人間なのに勝手に変な期待されてもいい迷惑だよな。
そういう過度な期待がこっちからしたらツライ時もあるってのに」
いやまぁそこまで期待された事とか俺は全然ないけどさ
箒「……」
箒「(こいつは、ちゃんと私を……私自身を見てくれるのだな……)」
箒「(それに、姉さんとの会話も聞いていたが、こいつは今まで関わってきた男どもとは何か違う……強い芯を持っているような……)」
八幡「篠ノ之?」
箒「え、いや……なんでもないぞ」
八幡「そっか。なら始めようぜ。
グズグズしてたら織斑先生に怒られちまうしな」
箒「うむ」
-
- 90 : 2014/04/04(金) 06:05:48 :
- 六さんの思う通りに書いて下さいね☆
だって面白いもん(≧∇≦)
-
- 91 : 2014/04/04(金) 10:52:59 :
- 面白い‼︎期待でーす
-
- 92 : 2014/04/04(金) 11:05:51 :
- きたーいでーす!
-
- 93 : 2014/04/04(金) 11:20:37 :
- ところで、最後は誰エンドですか?私はシャルロットがいいんですが…すいません‼︎なんかわがままみたいで。
-
- 94 : 2014/04/04(金) 12:18:54 :
- ラウラ←推しメン。
-
- 95 : 2014/04/04(金) 12:51:21 :
- この投稿は削除されました。
-
- 96 : 2014/04/04(金) 12:58:07 :
- ↑と同意見
-
- 97 : 2014/04/04(金) 12:58:59 :
- すいません
アニメみたいに、誰endなしじゃないのかな?
-
- 98 : 2014/04/04(金) 13:03:37 :
- 皆さんコメントありがとうございます!
今のところはハーレムエンドの予定です
>>94
ラウラエンドの話はもう書いてますので良ければ読んでください(*^^*)
-
- 99 : 2014/04/04(金) 22:20:29 :
放課後
八幡「(さてと、今日も練習すっか)」
シャル「あ、はちまn……」
箒「おい比企谷」
八幡「ん、なんだ篠ノ之?」
箒「お前もこの後ISの練習をするのか?」
八幡「おう」
箒「なら、一緒に練習しないか?」
八幡「あぁ、別に構わないぞ」
箒「そ、そうか!
では早速……」
ラウラ「待て、比企谷」
八幡「ボーデヴィッヒ?」
ラウラ「その練習、私も混ざっても問題ないか?」
八幡「え?」
箒「なっ……」
昨日もだけど
何気にボーデヴィッヒって寂しがり屋なのか?
箒「何を言っているのだ!」
ラウラ「比企谷は専用機持ちと言ってもまだまだ素人と変わりはない。
練習するなら専用機持ちが一緒の方が効率的だろう?」
箒「し、しかしだな……」
ラウラ「それに私は比企谷に聞いているのだ。
どうなんだ比企谷?」
八幡「ん、俺はいいと思うぞ」
専用機持ちがわざわざ自分から練習に付き合ってくれると提案してくれているんだ
それを断る理由は無い
ラウラ「ふふん。だ、そうだが?」
箒「くっ、比企谷がそういうなら……私も構わない」
八幡「んじゃ後は……」
八幡「なぁシャルロット」
シャル「え、なにかな八幡?」
八幡「もし良かったらお前も練習に参加してくれないか?」
シャル「……え?」
箒・ラウラ「なっ……!?」
シャル「ええぇ!?
ぼ、僕!?」
八幡「嫌だったか?」
シャル「い、嫌じゃないよ!
全然!
ただ少しビックリしただけで……」
シャル「(まさか八幡の方から誘ってくれるなんて……今日はもう諦めてたから余計に嬉しいなぁ)」/////
シャル「で、でもどうして僕を?」
八幡「そんなの当然シャルロットが一緒にいてくれた方が良いからに決まってるからだろう」
シャル「そ、そうなんだ」
シャル「(ぼ、僕が一緒にいた方が良いだなんて……八幡、それって僕の事が……?)」////
ラウラ「おい、比企谷今のはどういう意味だ?」
箒「説明してもらおうか?」
八幡「え、なにが?」
ラウラ「その、デュノアが一緒にいてくれた方が良いとか……」
八幡「え、練習するなら専用機持ちは多い方がいいに決まってるだろ」
ラウラ・箒「「は?」」
え、なんでそこで疑問顔?
八幡「それにシャルロットは教え方もすげぇ上手だからさ、さらに効率も良くなるだろうし。
昨日一緒に練習したボーデヴィッヒなら分かるだろ?」
ラウラ・箒「「あ、そっちか……」」
まぁ一緒にいて楽しいってのも勿論あるけどな
シャル「〜〜♪」
箒「(奴のことはあまり詳しくは知らないが、少し不憫だな……)」
ラウラ「(デュノア本人が聞いてなくて本当に良かった……)」
※現在シャルは妄想の世界にいます
八幡「んじゃ練習いこうぜ」
今日の練習は何故か凄くシャルロットが優しかった気がした
-
- 100 : 2014/04/05(土) 01:33:49 :
IS戦争前日
山田先生「え、えっと、それでは今日はIS戦争に参加する15名を発表します」
教室内に緊張が走る
誰1人私語などせず、真剣に山田先生の言葉に耳を傾けている
それだけ今回の選出は重要だということだろう
山田先生「では皆さん、こちらの紙に目を通して下さい」
そう言って先生がプリントを配布する
恐らく選出されたメンバーのリストだろう
そして俺もプリントを確認する
戦争参加者は
セシリア・オルコット
シャルロット・デュノア
比企谷八幡
ラウラ・ボーデヴィッヒ
篠ノ之箒
布仏本音
相川清香
鷹月 静寐
鏡 久遠
城本 真央
染川 千春
ミッシェル・ブラン
高谷 椿
野田 楓
天霧 風音
の15名に決定したようだ
八幡「(なんとか俺も戦争には参加できるみたいだな)」
千冬「簡易ISが配布されてまだ二週間だ。ハッキリ言ってまだお前らにそこまで大きな差はない。
今回選ばれなかったからといって落胆する必要はないぞ。
次の戦争には参加できるように引き続き訓練に励む様にしろ」
シャル「それで先生、僕たちはどこのクラスと対戦するんですか?」
山田先生「あ、すいません。それも伝えないといけませんでしたね。
私達のクラスの相手は2年5組に決まりました」
八幡「え、一年生同士じゃないんですか?」
千冬「誰も同学年のクラス間戦争だなんて言ってないぞ?」
八幡「た、確かにそうでしたね……」
この人性格悪いな
知ってたけど
千冬「しかし相手が二年だからといって怖気づく事はない。
作戦次第で実力の差など十分カバーできる。
お前ら、明日は気を引き締めていけよ」
クラス「はい!」
相手は二年生か……
単純に俺たちより一年多くISの経験を積んでるワケだからな
専用機持ちがいると言っても油断は出来ないだろう
明日の戦争、どうなるのか全く予想ができないな
◇
自室
八幡「明日に備えて今日は早く寝るか……」
ブーッ ブーッ
八幡「ん、電話?」
ディスプレイを確認すると登録されていない電話番号だった
八幡「……なんか怖いし気づかなかった事に」
「しちゃやだよぉ〜」
八幡「……っ!?」ガタタッ
だ、だれだ!?
八幡「って、え?
篠ノ之博士……?」
束「やあやあひーくん久しぶりだねぇ!
会えて嬉しいよ!
でも篠ノ之博士なんて他人行儀な呼び方はやめてほしいなぁ。束さんとお呼びなさい!」
八幡「……何しにきたんですか?」
束「えへへ、特に用はないよ。
暇だから会いに来ちゃっただけ〜!」
八幡「……鍵かけてたはずなんですけどね……」
束「私の前ではあんなロックあって無いような物なのです!
ぶいぶい!」
おいどうなってんだIS学園のセキュリティ
ちゃんと仕事しろ
簡単に突破されてんぞ
八幡「てか用が無いなら帰って下さい」
束「むー、そんな無下な扱いをされて束さんは傷つきました。
とゆーわけでイタズラしちゃうー!」
八幡「へ?」
束「えい!」バッ
八幡「おあっ!?」バタンッ
いきなり飛びつかれたせいでバランスを崩しそのまま倒れてしまう
簡単に言うと俺が篠ノ之博士に押し倒された構図だ
八幡「な、何してんですか!
離して下さい!」ドタバタ
束「ふっふっふ、そう簡単には離さないよ〜」
八幡「ちょっ……」
束「せっかく会いに来たのにひーくんが束さんを怒らせるから悪いんだぞ〜?」
八幡「あ、謝りますから離して下さいよ篠ノ之博士!」
束「あー!
またそんな呼び方したなー!」ぎゅーっ
八幡「うわ、ちょっと篠ノ之博士当たってますって!」
束「まだ言うかーー!」ぎゅうぎゅう
八幡「わわ、分かりました!
ちゃんと名前で呼びますから!
だから離して下さい!」
束「おお、ほんとだね!?
さあさあでは早速呼んでみて〜!」
八幡「束さ……」
バンッ
千冬「うるさいぞ比企谷!!
さっきから何を騒いで……」
八幡「あっ……」
束「あー!
あとちょっとだったのにー!
ちーちゃんのバカーッ!」
千冬「……」
八幡「ち、違うんですよ織斑先生。これにはマリアナ海溝より深い事情がありましてね……」
千冬「……比企谷」
あ、俺死んだな
八幡「はい……」
俺はこの後束さんと一緒に仲良く説教(鉄拳制裁)をくらいましたとさ
戦争前日にとんだ災難だ……
-
- 101 : 2014/04/05(土) 01:35:44 :
学園生活1はここまでです
学園生活2から戦争が開始されますので楽しみにしていて下さい(^^)
-
- 102 : 2014/04/05(土) 01:44:37 :
- 乙。
戦争たのしみ!
-
- 103 : 2014/04/05(土) 01:49:35 :
- 束さん陽ノさんみたい!
-
- 104 : 2014/04/05(土) 01:54:47 :
- 束と箒、陽乃と雪乃、楯無と簪。
よく考えたら皆姉貴に振り回されてる感があるよなwww
-
- 105 : 2014/04/05(土) 02:05:09 :
- ↑確かに。意外と意気投合して妹で同盟組みそう(笑)
そう言えば一夏も(規格外ってのもあるが…)千冬姉には弱いからね。
-
- 106 : 2014/04/05(土) 12:55:26 :
- 続編待ってます
-
- 107 : 2014/04/05(土) 13:44:20 :
- とりあえず1編乙です!
2も早速期待させてもらいます!
-
- 108 : 2014/04/06(日) 20:12:30 :
- 続編も
期待しています!!
-
- 109 : 2014/04/07(月) 12:19:12 :
- まだかね
-
- 110 : 2014/04/07(月) 12:21:33 :
- >>109
http://www.ssnote.net/archives/14040
まだ執筆中ですが続編です
-
- 111 : 2014/05/09(金) 01:33:04 :
- これはオリキャラ主人公ってのが正しい
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- 112 : 2014/05/09(金) 01:45:19 :
- この投稿は削除されました。
-
- 113 : 2014/05/09(金) 02:05:07 :
- 比企谷八幡の皮を被った何かだからな
-
- 114 : 2014/05/09(金) 02:06:20 :
- このオリキャラは
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- 115 : 2015/06/07(日) 09:08:46 :
- こいつはくせえーッ!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜーーーッ!
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- 116 : 2016/07/06(水) 19:37:08 :
- 八幡厨って本当に気持ち悪い
自分とこの女キャラじゃ満足出来ずに他作品までレイプしに来るんだから
しかも世界を救ったとかそういう報われるべきキャラではなく只のハーレム要員であるクソキャラが主人公で他作の女キャラ相手のハーレムにしようとするんだから酷い
-
- 117 : 2016/09/13(火) 01:50:56 :
- なんだこれ…?
八幡というキャラが一夏のポジションに置き換えただけの
物語進行は原作というレールに沿って走るだけの一方通行な物語か。
-
- 119 : 2016/12/09(金) 18:57:15 :
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- 120 : 2019/07/29(月) 01:43:30 :
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野獣と化した比企谷八幡
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害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
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比企谷八幡のIS学園生活 シリーズ
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