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エルヴィン・スミスの日常

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  1. 1 : : 2014/03/23(日) 01:58:22
    エルヴィン・スミスの日常

    題名通り、エルヴィンの一日を追ってみます

    ネタバレなどは基本単行本などです
  2. 2 : : 2014/03/23(日) 01:59:00
    俺の名前はエルヴィン・スミス

    第13第調査兵団団長を任されている

    人類の叡智の結晶といわれるこの調査兵団のトップとしてもう5年

    優秀だが、ひと癖もふた癖もある部下達に囲まれて、それなりに充実した毎日を送っている

    この部下達は優秀で、俺の自慢の部下達ではあるが、悩みの種でもある

    何せすぐに暴走して巨人につっかかっていく分隊長や、クソクソばかりいう兵士長、いまだに俺の首筋のにおいをかいでくる分隊長がいるくらいだからな・・

    変な奴らだって?
    ははは、この3人が、調査兵団のスリートップだぞ?

    ・・・ようやくわかってくれたか、俺の大変さが

    君に敬意を・・・
  3. 3 : : 2014/03/23(日) 01:59:49
    朝はとても早起きだ

    たぶん兵団の中でも一番といっていいだろうな

    ・・・だれだ、年取ってるから早起きなんだろうと言ってるそこの君
    俺はまだ若いぞ・・・ああ若いさ、たぶん若い・・・と思う

    大体朝は副官が起こしにくるんじゃないかって?
    いや、今まで一度もそういうことはないな・・・

    女性副官だったらわざと寝過ごすだろうって?
    君は俺をどんな目でみているんだ、けしからんな
  4. 5 : : 2014/03/23(日) 02:01:02
    朝起きるとまずする事は、それはカーテンを開けることだろうな
    そして、窓も開ける
    部屋に朝一番の風を送り込むことで、すっきり目が覚める算段だ

    自慢の金の髪が風に揺れてさらさらっとたなびく姿は、金の獅子と呼ばれるゆえんだ
    その金髪は地毛ですか・・・?とか聞いた奴は全力で削ぎに行くからよろしくな?

    窓を開けた後で、兵服に袖を通す

    寝る前に次の日に着る兵服一式を用意しているのはもちろんだ
    体にしっかりと兵服をまとい、次はループタイ選びだ

    これには非常にこだわっている

    公式行事の時には必ず調査兵団の色である、緑のループタイを着用するのが常だが、普段は様々なループタイで、ひそかに兵服に彩を添えている

    団長はおしゃれなんですね・・・?まあな

    今日は自分の瞳の色と同じ、ブルーのループタイに決めた
    早速洗面室の鏡で確かめる

    ・・・うむ、我ながらよく似合っている
    自画自賛するなって?
    まあまあそう堅いことをいうな
  5. 6 : : 2014/03/23(日) 02:02:07
    そして、次はヘアセットだ!
    ここは最重要だ

    きっちりと寸分の狂いなく7・3分けにせねばならん

    ポマードでしっかりくせをつける・・・でなければ、さらさらっと落ちてきてうっとうしいからだ

    ん?さらさらっとさせてた方が若く見えるって?
    ・・・髪型変更を考慮に入れておこうかな・・・

    ちなみに、何度も言うが、これは地毛だ
    ヅラヴィンだとか勝手に噂を立てているやつがいるが、今度聞いたら全力で削ぎに行くからな・・・
  6. 7 : : 2014/03/23(日) 02:02:55
    髪型もきっちりと決まったら、部屋を出る

    颯爽と歩いていると、今起きてきたかの様な兵士たちが、寝間着の姿でうろうろしている

    ・・・そう、洗面室やトイレのついた部屋というのは分隊長クラスにならなければ入れない

    なので、着替えをしていない兵士がうろついていてもなんら不思議はない

    「エルヴィン団長おはようございます!」
    威勢のいい声が廊下に響く

    敬礼は決まっているが、服装が決まっていない

    俺は苦笑気味に敬礼を返してやる
    「おはよう、君も早く着替えを済ませるんだぞ?」

    「はいっ!団長すみません!」
    あわてて走り去って行く兵士の姿は、なかなか好ましい

    こうして、エルヴィン・スミスは常に完璧・・・だというイメージを、兵士たちに植え付けていくのだ
  7. 8 : : 2014/03/23(日) 02:03:52
    兵舎の食堂に行くと、まだ誰も人がいない
    まあ、いつものことだ

    一人で食べるなんでさびしい人ね・・・?とかいってるそこの君、一人で食べるのにも理由があるのだ

    食べている時にこそ、いろいろ考え事をしたいからだ
    ながら食べ・・・ではないのだが、いつも何かを口にしながら考えた方が、思考がはかどることが多い

    ま、朝食くらい静かにゆっくり食べたい・・・という気持ちもあるんだがな

    しばらく一人で朝食に舌鼓を打っていると、一人二人と食堂に兵士が入ってくる

    「エルヴィン団長おはようございます!」

    「おはようございます!団長いつも早いですね」

    そんな言葉が俺にかけられる

    もちろんその度におはよう、とスマイルを忘れない

    信頼感というものは、そういった些細な挨拶から作り出されていくものだからな

    何しろ作戦では常に部下に無茶をさせている
    本意ではない事もあるが、もちろん作戦自体の実行は俺がすべて判断する

    ・・・たくさんの部下を俺の一存で殺している・・・とも言える

    部下の信頼を背負いながら、その部下を死に追いやるような作戦を立てる俺を、だれも咎めないのが不思議だな、と思う

    そんな疑問を消し飛ばすかのような、部下の発言

    「エルヴィン団長の指示は、絶対だから」
    「エルヴィン団長ならなにか考えてくれているはずだ」

    この信頼に応える事こそが、今の俺の使命だ
  8. 10 : : 2014/03/23(日) 02:22:36
    朝食が終わると、自室ではなく、団長室に向かう

    今日も一日たくさんの書類に囲まれて、その処理に追われるのだろうな

    調査兵団とはいえ、壁外に出ていない時には事務仕事や、駐屯兵団の任務の手伝いなどをして過ごす

    もちろん、作戦立案などはきっちり行っているがな

    俺はこの書類にサインをする、という単純作業が実はあまり好きではない
    いろいろ打算計算計略などをしている時のほうがずいぶん楽しい

    平時の指揮官には向かないタイプだろう
    だが今の情勢は有事だ

    いつ巨人に壁が破られてもおかしくはない、そして次に壁が破られた時点で、人類の命運はチェックメイトだ

    そうならないために、常に思考を前へ前へと飛ばす

    常識にとらわれない自由な発想
    これこそが人類を救う鍵になるはずだ

    なので、書類にサインをしながらも、実は頭の中で違うことを考えていることが多かったりする

    思考に没頭しすぎて、結果的に部下に名前を呼ばれているのに気が付かない・・・なんてこともたまにはあったりする

    なかなかお茶目だと思わないか?

    あ、思わないか・・・そうか・・・
  9. 11 : : 2014/03/23(日) 02:35:39
    今日も黙々と書類に目を通し、サインをしながら、実は他の事を考えていると、扉がノックされた

    「どうぞ」
    とよく通るといわれている声で言うと、扉が開く

    「エルヴィン団長失礼いたします」
    そう言って敬礼をしたのは、ハンジの旗下にいるケイジだ

    「やあ、ケイジ」

    そういうと、ケイジは執務机に歩み寄り、眉をひそめた
    「団長、分隊長の件なんですが・・・」

    「・・・また、何かやらかしたのか?」
    俺はついつい語気を荒くしてしまった

    「先日捕獲した巨人の観察実験の件なのですが、分隊長は本当に無茶をしすぎていまして・・・」

    困り果てた様子のケイジに、首を傾げる俺

    「モブリットもいるだろう、それなのにその無茶を止められんのか」

    「はあ、止まらないのです・・・わざと巨人の口元の近くに歩み寄ってみたり、顔を覗き込んでみたり・・・まるで子供をあやす母親のようになっているのです、分隊長は・・・」

    「そうか」
    俺ははあ、とため息をついた

    巨人の捕獲に成功すれば、毎度の事なのだが、いい加減ハンジも学習してもらいたいところだ

    「このままですと、ハンジ分隊長はもちろん、命がけで止めに入っているモブリットがいつ食われるかわかりません・・・団長止めていただけませんか」

    俺が止めに行って、実際止まるとは思えんのだが、半分涙目になっているケイジをみると、とりあえず行ってやるしかないか・・・と思い足取りで巨人の実験場へ赴いた
  10. 25 : : 2014/03/24(月) 00:45:44
    実験場には、二体の巨人…ソニーとビーンが拘束されており、遠巻きに人だかりが出来ていた

    駐屯兵と、調査兵達だ

    皆俺の姿を見つけると、歓声をあげて敬礼をしてきた

    その兵達に頷きながら、問題の分隊長に歩み寄る

    「君の今日のメニューはねえ、まずは、撫で撫でできるか、だよ~さ、じっとしてね!?」

    ハンジはそう言いながら、ゆっくりソニーに歩み寄った

    「ハンジさん、危ないです!!近寄りすぎですよっ!?」

    モブリットが、長い棒を片手に、ハンジの首根っこを引っ張るが、そのモブリットを引きずったまま、ソニーに歩み寄ろうとする

    未だに俺の存在に気がつかないハンジに、おもむろに近づいて、どん、と背中を叩く

    「おい、ハンジ」

    ハンジは俺の声に振り替える

    …真っ赤に顔を紅潮させている、かなりの興奮状態らしい


    「…なんだ、エルヴィンか…また邪魔しにきたの…?ほんと迷惑なんだけどなあ…」

    げんなりとした態度で毒づくハンジに、俺は眉をひそめる

    「どっちが迷惑していると思っているんだ…?毎度毎度巨人相手に危ない事をやらかして…君はともかく、部下を危険にさらすな。君は分隊長だぞ?部下の命を預かっていると言うことを忘れるな」

    俺の声に、あろうことか耳を塞ぐハンジ

    …こいつめ…

    「そんなの、耳にたこができるくらい毎度毎度聞かされてるよ!!飽きちゃった。ワンパターンだなあエルヴィンは」

    ハンジのふざけきった態度に、そろそろ大人な俺も限界に達した

    ハンジの頭を拳骨で叩く

    「毎度毎度飽きるほど聞かされている自覚があるなら、少しは態度を改めろ!!ハンジ!!」

    「いってぇ…部下に、しかも女に暴力振るった!!エルヴィンひでえ!!」

    ハンジは頭を抱えてうずくまった

    「ハンジさんが悪いんですよ」

    俺が言いたい事を代弁してくれたのは、命を張ってハンジの奇行を止めていたモブリットだった


  11. 29 : : 2014/03/24(月) 07:58:05
    「団長、わざわざすみません…私が不甲斐ないばかりに…」

    申し訳なさそうに頭をぺこぺこと下げるモブリットの肩をぽん、と叩く

    「いや、いつも御苦労。実験の続きは明日にしたまえ。ハンジに灸を据えてやらんとな…」

    俺は、頭を抱えてしゃがんでいるハンジの首根っこを引っ張りあげて立たせると、その腕をとって半ば無理矢理その場を後にする

    「ちょっとぉ、エルヴィン!?まだ撫で撫で実験してないよ!!離せー!」

    じたばた暴れるハンジに、殊更に冷たいく聞こえるように声を低くし、言葉を投げ掛ける

    「暴れるなら、今後の巨人の実験を他の兵に委ねるぞ、ハンジ」

    かちーんと固まるハンジ

    「大人しくするよ、エルヴィン」

    ハンジは、まるで苛められている子犬の様な目で俺を見てきた

    「そうか、いい子だ」

    よしよしと、ハンジの頭を撫でてやる俺は、まるで奇行種相手に『撫で撫で実験』を施している様な錯覚に陥っていた
  12. 40 : : 2014/03/24(月) 13:06:08
    「えーっ!?これ全部!?無理だよ~エルヴィン…」
    執務机に積まれた大量の書類を前に、突っ伏すハンジ

    そう、先程まで俺がやっていた仕事…それをお仕置き代わりに押し付ける事にしたのだ

    …うむ、一石二鳥

    「いいか、ハンジ。俺の判断が必要な物は横の箱に避けてな、その他の書類についてはその判を押してくれ…わかったな?」

    俺の声に、恨めしげな目をちらりと見せたが、やがて大人しく書類に目を通し始めた

    …と思ったら、俺の判断が必要な書類用の箱にどんどん入れていった

    「おい、ハンジ…」

    俺の、まるで地獄の底から聞こえてくるような低い声が、ハンジの背をびくっと震わせる

    「あ、あのね、全部、エルヴィンの判断が必要な書類かなあって…あはは…」

    ハンジが椅子から立ち上がって後ずさりした

    「真面目にやる気がないのだな…わかった…今日からお前を巨人研究の任から解き、改めて団長付きの副官の任に就いてもらおう」

    俺のその言葉に、目に涙を浮かべて首を横に振るハンジ

    「いやだよーエルヴィンの副官なんて…死んでもいやだよー、真面目にやるから許して下さい…」

    俺の副官をするのが死んでも嫌ってなんだ!!

    苛立ちを抑えられず、ハンジの頭に再度拳骨を食らわせてやった


  13. 50 : : 2014/03/25(火) 10:35:56
    ハンジがやっと大人しく真面目に仕事を始めたので、俺は応接用ソファにゆったり腰を下ろし、次の壁外遠征における編成などを考える

    能天気に見えるだろうが、頭の中は悩みは尽きない

    いかんせん人員が不足しがちで、次の遠征には新兵も参加させなければならなくなった

    なるべくなら死なせたくは無いが、それもままならないのが、今の状況だった

    「ねえ、エルヴィン」

    ハンジがもぞもぞしながら立ち上がった

    「…ん?何だ、ハンジ。まだ書類整理は終わっていないぞ?」

    「…いや、トイレに行きたいなあって…」
    そう言いながら、じりじりと部屋の扉に向かうハンジの首根っこを掴む

    「団長室はトイレ完備だ。外に出なくてもいい」

    「だ、だってさ、エルヴィンのトイレだろ…?ってことは男子用じゃないか…私は女の子だからさあ…」

    ハンジの苦し紛れの言い訳に、眉をひそめる俺

    「お前は女じゃないから平気だろう?屁理屈こねて逃げるな」

    「お、女だよ!!ついてないし!!だいたい女じゃなかったら、何なんだよ!?」

    ハンジの反論に、さらりと言葉を発する

    「性別ハンジだ。さっさとトイレを済ませろ。副官にするぞ!?」

    「いやだぁ!!トイレ行ってきます!!」

    慌てるハンジの後ろ姿に声を浴びせる

    「 10秒で戻れよ?いーち、にー」

    「無理だよ馬鹿っ!!」

    ハンジは吐き捨てるように言葉を発して、トイレに消えた

  14. 62 : : 2014/03/26(水) 09:21:40
    「ハンジ、コーヒーをいれたが、飲むか?」

    懸命に書類と向き合うハンジに、俺は自らコーヒーをいれてやった

    調査兵団では、上司に部下がお茶を淹れるなんて事は決まってはいない

    かくいう俺も、こうして部下のためにコーヒーを淹れる事に何の躊躇もしがらみも無い

    「わ、エルヴィン、ありがとう!!」

    ハンジが輝くような笑顔を見せた

    …普通にしていれば、なかなか可愛いと思うんだがな、普通にしていれば、な

    「書類もあと少しだな。頑張りたまえ、ハンジ」

    「…巨人の研究は…?」

    おずおずと、俺の表情を伺うハンジに、頷く俺
    「ま、最後までやれば、今まで通りにしておくよ」

    「よっしゃあ!!ラストスパート!!」

    ガッツポーズをし、コーヒー片手にまた書類とにらめっこを始めるハンジだった
  15. 73 : : 2014/03/27(木) 09:27:21
    「やったあ!!終わったぁ!!」

    ハンジは両手の握りこぶしを天高くあげ、嬉しそうに叫んだ

    「良く頑張ったな、ハンジ。俺もお陰で助かったよ」

    ハンジの処理した書類に目をさらりと通しながら、俺は笑顔になった

    真面目にやれば出来る奴なんだ、ハンジは

    ただ普段の行動が奇行なだけでな…
    もともと頭の回転が早い、頭脳明晰な奴なんだ

    その上戦いにおいては、何故か攻撃を食らわない野性的な勘を持っていた

    女性にしては高い上背の割りに、立体機動は軽やかで、まるで天女の舞いの様なのだ…おっと誉めすぎたかな

    「エ、エルヴィン…何こっち見てニヤニヤしてるの…?怖いんですけど…」

    しまった、ついつい思考に没頭してにやついていたらしい…俺の悪い癖だ

    「いや、すまないハンジ。君が美しいなあと考えていたんだ」

    そういたずらっぽく言う俺に、後ずさるハンジ

    「ひっ…何考えてるの…?気持ち悪い事言うなよ…エルヴィン…」

    「気持ち悪いとは、上司に向かって失礼な奴だな…君は」

    ため息をつく俺に、頭を振るハンジ

    「エルヴィンが私を誉めるなんて、裏があるとしか思えないじゃないか…」

    要するに、俺の愛情の裏返しが、ハンジにはきちんと伝わっていなかったらしい

    仕方がない、ここはわからせてやるためにも…

    俺はつかつかとハンジに歩み寄った、その時…
  16. 74 : : 2014/03/27(木) 09:47:52
    コンコン…扉がノックされた

    ―邪魔が入ったか…いやいや、何も下心なんて無いんだぞ?

    いくら団長でも、上官権限で部下にどうこうはしない

    「入るぞ」

    俺の返事を待たずに入室してきた男は、顔を青くしているハンジと、俺を交互に見て、呟くように言う

    「またハンジを苛めてやがるのか…変な趣味してるな…エルヴィン」

    じと目で俺を見てくる、上背の小さいこの男は、人類最強と呼ばれるリヴァイだった
  17. 86 : : 2014/03/28(金) 23:55:18
    「リヴァイ!!よくぞ来てくれた!!あっぶない所だったんだよー?」

    ハンジはひらりと身を翻し、リヴァイの背に隠れた

    トは言っても、隠れる程の背丈も、身幅もないけどな、リヴァイには

    「どうせてめえが、要らねえ事でも言ったか、やったかしたんだろうが、クソメガネ」

    リヴァイは弦のような眉をひそめて言った

    「私は何もしてないよ…エルヴィンが私を美しいとか言うから怖くてさぁ…」

    ハンジはリヴァイの肩に掴まり、身を震わせた

    「そりゃ、確かにぞっとしねえな…こんなクソメガネが美しいとかふざけた事を言うなんてな…おおかた、仕事のしすぎで目が腐って、歪んでるんだろう」

    リヴァイは俺を怪訝そうに見つめた

    俺は心外だ、という気持ちを全面に押し出してみる

    「いやいや、ハンジの立体機動は美しいぞ!?それに、黙っていればなかなか可愛いと思うんだがな…」

    「…立体機動はともかく、黙っていてもクソメガネはクソメガネ。可愛くもねえし、美しいなんてのはもっとねえな」

    呆れたように首を傾げるリヴァイに、ハンジは

    「ちょっとくらい可愛いだろ!?」
    と、口を尖らせた


  18. 89 : : 2014/03/29(土) 17:10:36
    「…ハンジのどの辺が可愛いんだよ」
    リヴァイはじと目でハンジを見た

    「良く見てよ!?リヴァイ!」
    ハンジはリヴァイにずいっと顔を近付けた

    「きったねえ…」
    リヴァイは顔をしかめた

    リヴァイのその言葉に、ハンジはいきり立つ

    「何処が汚いんだよ!?女の子の顔に汚いって、デリカシー無さすぎだ、リヴァイ!!」

    ハンジの叫びに、リヴァイはおもむろにハンジの顔に手を伸ばす

    「…眼鏡がきたねえ…」

    ハンジの顔から眼鏡を剥ぎ取り、ハンカチで丁寧に吹いてやった

    「…あ、ありがと、リヴァイ」
    ハンジは少し、顔を赤くした

    リヴァイはふん、と鼻をならした

    「………仲が良いのは結構だが、いちゃいちゃは俺の部屋ではなく、自分達の部屋でやってくれよな?」

    リヴァイとハンジのやり取りの一部始終を見ていた俺は、ため息まじりに呟いた
  19. 98 : : 2014/03/31(月) 10:07:09
    「リヴァイ、何か用があったか?」

    執務机に向かい、ハンジが処理しきれなかった書類に目を通しながら、リヴァイに訊ねた

    「ああ、今度の壁外遠征の件だがな…」
    そう言いながら、ペンをとり、メモ帳にさらさらと筆を走らせる

    ―美しい字、達筆だ

    調査兵団に来る前には、王都の地下街のゴロツキのリーダーをしていたリヴァイだが、字にしろ、学にしろ、全てにおいて洗練されていた

    ただのゴロツキでない事は明白

    かと言って、今は詮索などする気は無い

    分かることは、俺にはリヴァイの力が必要だと言う事だ

    「…エルヴィン、俺の字が見えてるか?yesなりnoなり、返事が欲しい所だが…」

    俺たちはよく、こうして筆談をする
    何故かというと、調査兵団には何故か、内情を知り、それを外部にリークしたがる奴がいるのだ

    そういう輩に情報を漏らさないためにも、機密事項は筆談で交わしていた

    「エルヴィン、老眼が進んで見えないんじゃないかな?いい加減かっこつけずに、老眼鏡かけたらいいのに。ダリスみたいにさ」

    にやにやと笑うハンジを一瞥する

    「見えているぞ、失礼な。少し考え事をしていただけだ」

    「リヴァイの手をじーっと見てたよね…怪しいなあ…」

    ハンジがぶるっと身を震わせた

    「ああ、相変わらず美しい字だなと思ってな」

    俺の言葉に、ずさっと後ずさるリヴァイ
    「てめえエルヴィン、何考えてやがる…?」

    リヴァイは顔をしかめて呟くように言った

    「何で君たちは、俺が誉めると嫌がるんだ…素直に受け取れないのか…」
    はぁ、とため息をついた

    いつもそうだ…たまには俺だって人を誉める事くらいしても良いと思わないか…?

    だが誉める度に、何を考えてる、とか企んでる、とか…

    全く疑り深い奴等だ…
    ん?俺の日頃の行いのせいではないかって…?

    …そうかもしれないな…

  20. 111 : : 2014/04/01(火) 18:48:11
    3人で談笑していると、また扉がノックされた

    そして、俺の返事も待たずに部屋に入ってくる

    上背が高く、無精髭を少し生やしている、ナイスミドルという言葉に相応しい、どこか色気のある男

    「ミケか」

    「エルヴィン…」

    口数の少ないこの男は、口の代わりに鼻をよく動かしていた

    そして、すたすたとハンジに歩みより、首筋に鼻を近づける

    「ひゃっ!?」
    鼻から出る微かな息が首筋に当たり、自然に変な声が出たハンジ

    「スンスン…かすかにリヴァイの匂いがする…」

    そう言って、リヴァイとハンジを交互に見るミケ

    「もう、ミケ!?いちいち首筋の匂いかがないでよね!?」
    ハンジは顔を真っ赤にした

    「ミケ…俺の匂いはもっと清潔なはずだ…」

    リヴァイはぼそっと呟いた

    「…ハンジは首筋が一番弱い…」
    ミケはまた、低い声で呟くように言った

    「な、何で知ってるんだよ!?」

    「…ハンジ、墓穴を掘っているぞ?自分からばらしてどうする…」

    俺は、この3人の頭の中を占めている物が何であるか、何となく理解した…
  21. 120 : : 2014/04/02(水) 15:05:35
    「…俺はそろそろ仕事がしたいんだが…三人とも用事は済んだかな?」

    俺の言葉にハンジがおずおずと口を開く

    「…エルヴィン…私帰ってもいいかな…?」

    そうだった、書類の整理も済んだし、無罪放免にしてやらんとな

    「ああ、構わんよ。ありがとうハンジ、助かったよ」

    俺がそう言うと、ハンジはにこっと笑った

    「ううん、役に立てて良かったよ!!」

    「…また頼むな」

    「それは絶対に嫌だ!じゃあね!?」

    ハンジはひらりと踵を返し、部屋を出ていってしまった

    ミケがすん、と鼻を鳴らした
    「振られたな、エルヴィン…珍しい」

    「別に、振られてなどいない。口説いた訳ではないしな」
    俺はほんの少し不機嫌な声で呟いた

    リヴァイが口を開く
    「さすがの奇行種も、エルヴィンだけは苦手のようだな。大人しくなっていやがっていたしな」

    「…そうだろうか…」
    何となく、自尊心を傷つけられた気がした

    このままでは何となく腑に落ちない
    やはり一度本気で口説き落としてみるかな…

    「一度本気で口説こうか、なんて思うなよ?ハンジが再起不能になる」

    まるで俺の心を読んでいる様な突っ込みは、さすがにリヴァイと言った所か

    「エルヴィンは結構プライドが高いからな…ハンジを取られたくないなら、気を付けておけよ、リヴァイ」

    ミケの言葉に、リヴァイが首をぶんぶん振る

    「取られたくないとかねえ!」

    「…ほう。ならば本当に口説こうかな…」

    「…それはやめろ」

    リヴァイはもう少し、素直になるべきだと思うぞ、俺は
  22. 127 : : 2014/04/03(木) 11:01:43
    やっと全員が部屋から去って行った

    …俺の苦労がわかってくれただろう?
    幹部三人のあの様を見てくれればな…

    ん?俺も似たり寄ったりで変だって…?
    おかしいな…

    部下の変態が移ったのかな…気を付けなければ

    ハンジとリヴァイは、昔からの仲良しではあるが、じれったい程に進展しない

    …いつか二人をくっつける作戦でも練るかな

    君たちだって興味はないか?
    人類最強の男と、人類最強の変人の子どもがどんな風なのかと…

    んっ?
    むしろ人類最強の叡智の俺と、ハンジの子の方が見たいって…?

    …リヴァイを怒らせるから、冗談でも口に出さん方がいいぞ…
  23. 128 : : 2014/04/03(木) 11:02:27

    ところで、俺は訓練兵時代から何事においても優秀で、真面目なエリートだった

    …自画自賛するなだと?
    だが本当の事だからなあ…

    訓練兵の成績上位 10名は、憲兵団への入団を許可される

    内地の安全な場所での勤務
    誰もが憧れる職場と言えるだろう

    勿論、俺も 10位には入っていた
    というか、首席だったからな

    だが俺はあえて、一番人気の無い調査兵団を選んだ
    理由か…
    一つ言えることは、俺は善人とは言い難いと言うことだ

    自らの知的好奇心が、巨人への恐怖よりも大きかった

    調査兵団を志す者は、皆自らを犠牲にしても、人類存続のために戦う、そんな意識の強い者達だ

    そんな者達とはいえど、本心では皆死にたくなど無いのだ
    それは当たり前だ

    だが、そう言う気持ちに蓋をして、ついてきてくれる兵士達

    心より尊敬する

    その気持ちに応えるべく、俺は後ろを振り返らず、常に前を見続ける
  24. 129 : : 2014/04/03(木) 11:06:39
    いつの日か、本当の意味で人類に翼を持たせる事が叶う時まで―

    俺は背に自由の翼を背負って、例え傷付こうとも、羽ばたきを止めることなく、進み続ける―

    ―完―
  25. 130 : : 2014/04/03(木) 11:16:00
    良かったであります!(`д´)ゞ

    今度はエルヴィンがリヴァイとハンジをくっつける作戦をやるssがみてみたいな~。チラリ

    いやぁエルヴィン好きの僕としては本当にいいssでありました!!!
  26. 131 : : 2014/04/03(木) 11:19:26
    >>M.さん☆
    読んで頂きありがとうございます♪
    実はエルヴィンが、二人をくっつけるやつは、世界の果てまでいってよし!!で1度やってますw
    ギャグですけどね…w

    わたしもエルヴィン大好きなんですよ!!
    仲間ですね♪
    彼はまた主役で書きたいと思います!
  27. 132 : : 2014/04/03(木) 11:26:32
    乙です♪

    とても面白い、いいssでした!
  28. 133 : : 2014/04/03(木) 11:31:16
    予想通りの神ssでした!!
    エルヴィン行け!!w
  29. 134 : : 2014/04/03(木) 11:35:45
    >>syo-loveさん☆
    ありがとうございます♪
    また楽しんで頂ける作品を書けるように、頑張ります♪

    >>妹姫☆
    コメントありがとうございます♪
    エルヴィンには頑張って貰いたいものですね!!
  30. 135 : : 2014/04/03(木) 12:13:07
    お疲れ様でした(☆。☆)エルヴィンの部下への思いとか、上に立つ覚悟が胸を射止められました!
    どこまでもついていきます!団長!
    でも幹部組みの前では気負わず楽しい時間を過ごしていたようで心温まる!
    素晴らしい作品をありがとうハニーo(^o^)o
  31. 136 : : 2014/04/03(木) 12:40:38
    エルヴィン素敵!

    幹部組の仲良しさ加減が大好きです!
    面白かった!
  32. 137 : : 2014/04/03(木) 13:01:33
    >>ダーリン☆
    読んで頂きありがとうございます♪
    エルヴィンは相当の覚悟を持ってると思うのですよね…
    昔からの部下との間には少しは楽しむような余裕もほしくて!!
    コメントありがとうございます♪
  33. 138 : : 2014/04/03(木) 13:02:42
    >>たまねえさん☆
    エルヴィンはやっぱり私の愛する方ですw
    ごめんモブリットw
    コメントありがとうございます♪
  34. 139 : : 2014/04/03(木) 13:06:33
    面白かったですよ~(  ̄▽ ̄)お疲れ様です!
  35. 140 : : 2014/04/03(木) 13:07:39
    >>れんきゅん☆
    読んで頂きありがとうございます♪
    面白いって言ってもらえて嬉しい!!
  36. 141 : : 2014/04/03(木) 13:16:53
    ヅラ…じゃなかったエルヴィン団長大変だね~(  ̄▽ ̄)ストレスは髪の毛の抜ける元だよ~(笑)
  37. 142 : : 2014/04/03(木) 13:19:15
    >>れんきゅん☆
    エルヴィン「誰がヅラだね…君。向こうのSSでカリーナに襲わそうかな…」

    コメントありがとうw
  38. 143 : : 2014/04/03(木) 13:20:35
    レンキン「oh…」
  39. 144 : : 2014/04/03(木) 13:28:24
    リヴァイ「この気は・・・エルヴィンか!?」面白いですね!w乙です!!
  40. 145 : : 2014/04/03(木) 13:29:26
    おwこんにちわですw作者さん!!
  41. 146 : : 2014/04/03(木) 13:33:04
    >>れんきゅん☆
    なむwちーんw

    >>ラッシュさん☆
    はじめましてですかね!?
    こんにちは♪
    面白いって言ってもらえて嬉しいです♪

    エルヴィン「やあラッシュ、よくぞ読んでくれたな。君も是非調査兵団へ…なに、憲兵になるのかそうか…」
  42. 147 : : 2014/04/03(木) 13:40:56
    はじめまして!初コメです♪
    エルヴィンの話なのに
    ちょっとリヴァハンがでてきて
    嬉しかったですw
  43. 148 : : 2014/04/03(木) 13:53:05
    調査兵団以外あり得ないwwwwww
  44. 149 : : 2014/04/03(木) 14:00:16
    >>かとさん☆
    はじめまして!!
    コメントありがとうございます♪
    リヴァハン喜んで頂けて良かったです♪
    エルヴィン「やあかとよ!!俺の普段のありのままはどうだったかな!?調査兵団にいつでも来てくれよな!?」
  45. 150 : : 2014/04/03(木) 14:00:56
    >>ラッシュさん☆
    エルヴィン「おっ!!話がわかるな、君は!!君に敬意を…」
  46. 151 : : 2014/04/03(木) 14:06:19
    エルヴィンの大人な色気、不ヴィンなところ、
    ハンジさんのおちゃめかわいいところ、
    リヴァイのクールなところ、
    ミケすんの殿下なところ。
    やっぱり、ロメ姉さんが書く大人組が大好物なのです。
    ずっとニマニマしながら読ませていただきました。うふふ。
  47. 152 : : 2014/04/03(木) 14:09:46
    >>ちっくさん☆
    読んでくれてありがとう!!
    エルヴィン不ヴィンw
    ミケは殿下かあw
    私の書く大人組を誉めてくださってありがとう!!
    うふふ♪

    エルヴィン「やあちっくよ。俺は不ヴィンじゃないぞ!!結構幸せだ…と思いたいのだが…」シュン
  48. 153 : : 2014/04/03(木) 14:11:31
    エルヴィン団長~許して~(;つД`)
  49. 154 : : 2014/04/03(木) 14:12:49
    エルヴィン「れんきゅん…考えておこう…」
  50. 155 : : 2014/04/03(木) 14:15:54
    レンキン「団長までれんきゅん!Σ( ̄□ ̄;)」
  51. 156 : : 2014/04/03(木) 14:16:43
    エルヴィン「俺だってたまにはれんきゅんと呼んでみたかった…」
  52. 157 : : 2014/04/03(木) 14:19:08
    レンキン「いや、全然良いですけど」
  53. 158 : : 2014/04/03(木) 14:21:04
    エルヴィン「よしれんきゅん!!ありがとう!!カリーナをよろしく頼んだぞ…君に敬意を…」
  54. 159 : : 2014/04/03(木) 14:27:59
    レンキン「」←気絶
  55. 160 : : 2014/04/03(木) 14:30:23
    れんきゅんw
  56. 161 : : 2014/04/03(木) 18:00:19
    ピカヴィン団長、結構かわいいですね。
  57. 162 : : 2014/04/03(木) 18:12:47
    >>ハンジもどきさん☆
    ピカヴィンw吹いたw
  58. 163 : : 2014/04/03(木) 18:35:24
    ハゲヴィン

    ヅラヴィン

    不ヴィン

    ピカヴィン

    エロヴィン

    しか思い付かん
  59. 164 : : 2014/04/03(木) 18:36:18
    エルヴィン「ニャルホム…」ゴゴゴ…
  60. 165 : : 2014/04/03(木) 19:05:31
    塾から帰ってきました(≧∇≦)
    エルヴィン親方!!空から巨人が!!
  61. 166 : : 2014/04/03(木) 19:19:35
    エルヴィン「うわっと…危ない…」パシュパシュパシュズバッ!!
    華麗に舞い、華麗に巨人のうなじをそいだ!!
  62. 167 : : 2014/04/03(木) 21:05:13
    エルヴィン団長!調査兵団への入団理由
    がカッコいいです!
    次の壁外調査の号令は任せてください!
  63. 168 : : 2014/04/05(土) 11:06:59
    >>ダリウスさん☆
    コメントありがとうございます♪
    エルヴィン「やあダリウス。では次回の遠征では、私の代わりに号令を頼むぞ!!」
  64. 169 : : 2014/04/05(土) 12:57:44
    終わってたあああああ!
    最後の締めが人類規模でいいカンジでした!
    エルヴィン自画自賛ww
    からのハゲヴィンだとかヅラヴィンだとかの罵倒の嵐wwww

    乙でした~
  65. 170 : : 2014/04/05(土) 13:01:28
    いいお話をありがとうございましたァァァァァ!!
    やはりMs.88のエルヴィンは最高です!
    他作品も期待です!!
  66. 171 : : 2014/04/05(土) 14:25:44
    >>ヒザカックンさん☆
    コメントありがとうございます!
    にゃるさんがwエルヴィン好きなんだよきっとw

    >>アートさん☆
    めずらしくハイテンションだねw
    ありがとう!!
    またエルヴィン書くね♪
    コメントありがとう!!
  67. 172 : : 2014/04/05(土) 14:42:37
    エルヴィンの複雑な心境に魅了された。
    お疲れ様。
  68. 173 : : 2014/04/05(土) 14:45:08
    >>g jさん☆
    ありがとうございます!!
    嬉しいです♪
  69. 174 : : 2014/04/10(木) 21:09:33
    お疲れ様です
  70. 175 : : 2014/04/14(月) 09:10:33
    >チワワさん☆
    エルヴィン「チワワ、コメントありがとう!俺は毎日疲れているよ・・・」

    コメントありがとうございます♪
  71. 176 : : 2014/04/24(木) 18:49:23
    ペトラ「ハゲツルピカヴィン団長!頑張ってくださいね!(育毛を)」
    期待!
  72. 177 : : 2014/04/24(木) 18:51:32
    >ペトラLoveさん☆
    エルヴィン「・・・ペトラ・・・君は団長に対してなんて暴言を・・・ハゲツルピカヴィンだと・・・くっ泣くぞ俺は泣くぞ・・・」

    コメントありがとうございます♪
    ぜひハンジ・ゾエの日常と、リヴァイの日常もごらんになっていただけたら嬉しいです♪
  73. 178 : : 2014/06/21(土) 18:20:12
    ナチスのエルヴィン・ロンメル元帥(実在の軍人)もカッコいいが、
    進撃の巨人のエルヴィン・スミス団長もカッコいい!!!!

    だから、
    ヅラヴィンとか言ってる人は・・・・
    許さん(怒)!!!!
  74. 179 : : 2014/06/25(水) 07:00:07
    >広島大将さん☆
    エルヴィン団長はイケメンですよね♪
    私も大ファンです(///∇///)
    読んで頂き、ありがとうございました!!

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fransowa

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