このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
アルミン「え?エレンが猫になっちゃった?」
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- 1 : 2014/02/07(金) 21:52:32 :
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それはある朝の日のこと。
アルミン「……どういう、こと?」
猫(エレン)「にゃあ」
アルミン「え、エレンが猫になっちゃったあああああああ!!」
ライナー「おい、何事だ?」
ベルトルト「どうしたんだい?アルミン。」
アルミン「あ、えっと、その……え、エレンが、あのその…」
ライナー「おい、落ち着け。まず、落ち着け。」
ベルトルト「エレンがどうし……って、あれ?エレンのベッドの中に……猫?」
エレン「……にゃあ」
ライベル「……って、ええええええええええ!?」
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- 2 : 2014/02/07(金) 21:53:35 :
ベルトルト「こここ、これはまさか、エレンって言うんじゃあっ!?」
ライナー「そ、そんなわけないだろ!これがえ、エレンなわけ…っ!」
アルミン「ああ、ライナー!そんな乱暴に抱き上げちゃダメだよ!」
エレン「にゃあ、にゃあ!(や、やめろっ!)」
ライナー「わ、悪いっ」
エレン「(く、くそ…っ、どうなってんだ?何で猫に…っ)」
アルミン「とりあえず状況を整理しよう。」
アルミン「昨日の夜までは普通だったはずだ。……夜中だって何もなかったはずなんだけど、起きたら」
エレン「にゃあ」
アルミン「こうなってた。……」
ライナー「ダメだ、全然整理できないな。」
ベルトルト「今日は訓練は休みだからよかったけど、……これ、治らなかったらどうするの?」
「………………」
エレン「にゃああ!!(お、おい!!沈黙すんなよ!)」
アルミン「と、とりあえず、他のみんなにも相談してみよう。」
、
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- 3 : 2014/02/07(金) 21:54:38 :
-食堂-
ミカサ「アルミン、おはよう。」
アルミン「お、おはよう、ミカサ。」
ミカサ「?エレンは?」
アルミン「あー、エレンは……」
エレン「にゃあ!(ここだ、ミカサ!)」
ミカサ「!?」
アルミン「あ!エレン!大人しくしてって言ったばかっりだろ!」
ミカサ「ちゃ、茶色の毛の……猫?(え、エレンだって、いうの?はっ、でも私の何かがエレンだと告げている!)」
アルミン「み、ミカサ?」
ミカサ「アルミン、これ、説明して。」
アルミン「は、はい(い、胃痛が…)」
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- 4 : 2014/02/07(金) 21:58:51 :
-説明後-
アルミン「と、いうわけで…」
ミカサ「なるほど。(それでこんなにもエレンの雰囲気が醸し出されているわけ)」
ライナー「おっす、ミカサ。」
ミカサ「(うん、可愛い)」
ライナー「無視かよ、おい」
ミカサ「アルミン、ご苦労様。エレンは私が保護する。」
アルミン「え、え?」
ライナー「何だ?どういう状況だ?」
エレン「にゃあにゃあ!!(おい、ミカサやめろ!抱くな!)」
ミカサ「ふふ、じゃれ合いたいの?エレン、可愛い」
アルミン「いや、どう見ても嫌がっているようにしか見えないけど」
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- 5 : 2014/02/07(金) 22:02:51 :
ジャン「おい、何だ騒がしい。……って、猫!?(ミカサと猫。……やべえ、直視できねえ)」
クリスタ「どうしたの?って、猫?」
アニ「……何?誰が拾ってきたの?」
アルミン「い、いやあ、これはですね…」
ライナー「俺が説明しようか?」
アルミン「お願いするよ、ライナー。」
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- 6 : 2014/02/07(金) 22:05:00 :
ライナー「というわけだ。」
アニ「……(エレン……、これが?)」
クリスタ「……エレン。」
ジャン「ぷっ、だっせえええ!!マジ、だっせええ!!」
エレン「にゃああああ!!(んーだと!?)」
ミカサ「こら、エレン!暴れない!」
エレン「(っち、思うように動けねえ!)」
ベルトルト「と、とりあえず……みんな落ち着こう。」
アルミン「そ、そうだね。ここに座ろう。」
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- 7 : 2014/02/07(金) 22:08:04 :
アルミン「これ以上他の人達を巻き込むとややこしくなるから、この人数で解決しよう。」
ライナー「そうだな、それが懸命だ。」
ミカサ「ええ。(これ以上、エレンの可愛い姿を見せるわけにはいかないわ)」
アルミン「(一人、明らかに違う意志を持っている人がいるけど、まあ置いておこう)」
ジャン「つか、何でこうなったんだよ?」
アルミン「まずはそこだよね。……エレン、何か心当たりはないの?」
エレン「にゃあ!!(あるわけねえだろ!)」
ベルトルト「……全然何言ってるのか分からないね。」
クリスタ「多分、あるわけないって言ってるよ!」
アニ「アンタ、すごいね。」
クリスタ「えっへん、そうでしょ?」
ライナー「(天使、……結婚したい)」
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- 8 : 2014/02/07(金) 22:11:22 :
アルミン「僕が思うに、エレンは昨日の夜はお風呂に入った後、同室である僕等とある程度世間話をしてから、すぐ寝たよね?」
ライナー「ああ、そうだったな。」
ベルトルト「……僕も覚えている限りではそうだったと思うけど」
アルミン「夜中、トイレとか行った?」
エレン「………(トイレかあ。何か昨夜の記憶があんまり…)」
ミカサ「エレン?」
エレン「にゃあ……」
ミカサ「(きゅうううううん)」
『ミカサが上目遣いにヤラれた』
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- 9 : 2014/02/07(金) 22:11:57 :
- おもしろいですねぇ(*^_^*)
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- 10 : 2014/02/07(金) 22:14:28 :
ジャン「お、おい!大丈夫か!?ミカサ!」
クリスタ「ね、ねえ!ちょっといいかな!」
アルミン「どうしたの?クリスタ。」
クリスタ「今の状況からこれを言うのはあれなんだけど……私もエレンをだっこしたい!」
「………え?」
エレン「にゃ?(は?)」
クリスタ「こんなに可愛い猫がいるのに、触れないなんて拷問だよ!」
アニ「……それは確かにね。」
エレン「にゃ、あ…(お、おい、待てよ!)」
アルミン「ま、待ってみんな!エレン、明らかに怯えてるから!」
アニ「男は黙ってな。」
アルミン「すみません。」
ベルトルト「(弱っ!)」
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- 11 : 2014/02/07(金) 22:18:42 :
ミカサ「ダメ!」
クリスタ「ずるいよ!ミカサ!私にも触らせてよ!」
ミカサ「絶対嫌。エレンは私の!渡さない!」
エレン「にゃあ!(お前のじゃねえよ!)」
ジャン「くっそ…、エレンの野郎、羨ましすぎるだろ!」
アニ「…………」
ベルトルト「?アニ、どうしたの?」
アニ「私も触りたい。」
ベルトルト「え?」
アニ「い、いや…っ、聞かなかったことにしてくれ!」
ベルトルト「(……照れてるところも可愛いな)」
クリスタ「ミカサ、お願い!触らせてよー!」
ライナー「(涙目の天使、惚れる!)」
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- 12 : 2014/02/07(金) 22:22:33 :
アルミン「まあ、落ち着こう!とりあえず、ね!」
エレン「にゃあ…(あ、アルミン。俺の味方はお前だ……)」
アルミン「ジャンケンで触る順番を決めればいいんじゃないの?」
エレン「にゃあ!?(全然味方じゃなかった!)」
クリスタ「賛成~!」
アニ「ま、まあ、どうしてもって言うんなら参加してやらなくもない。」
ミカサ「っち、アルミンがそう言うなら仕方ない」
ベルトルト「……えっと」
ジャン「くっそ。ミカサの腕におさまってるなんて……羨ましすぎるぜ!」
ライナー「つか、エレンの意志はどこいったんだ?」
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- 13 : 2014/02/07(金) 22:24:29 :
- >>9 ありがとうございます!
「ジャンケン、ポン」
ミカサ「!?」
クリスタ「あ」
アニ「ち」
ジャン「…」
ベルトルト「…」
アルミン「…」
ライナー「あ、やべ」
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- 14 : 2014/02/07(金) 22:30:25 :
ベルトルト「……ライナー」
ライナー「い、いやこれは、だな」
アニ「【冷たい視線】」
ミカサ「【殺気】」
クリスタ「【残念そうな瞳】」
ライナー「(くっ、女子全員直視できねえ!)」
アルミン「お、おめでとう。ライナー。……とりあえず、エレンをどうぞ。」
エレン「にゃあああ!(俺は物じゃねえ!)」
ライナー「最初に俺もだっこしてんだけど……」
エレン「にゃあっ(くっそ、コイツ持ち方荒いんだよ!)」
ライナー「お、なかなか気持ちいいな」
エレン「にゃあ!(しかも、ごつごつしてて、痛い!)」
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- 15 : 2014/02/07(金) 22:32:01 :
ミカサ「……ライナー。」
ライナー「な、何だ?」
ミカサ「エレンが嫌がってる。……その手を離さないと、削ぐ。」
ライナー「は!?」
アニ「同感だね。……早く離しな。」
ライナー「お、お前まで…っ」
クリスタ「その隙に…!」
ライナー「おわっと…っ!」
エレン「にゃあ!?」
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- 16 : 2014/02/07(金) 22:34:21 :
- キース「貴様ら、猫を乱暴に扱うな。戦車投げるぞ」ゴゴゴゴゴ
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ヽ(´・ω・)ノ
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- 17 : 2014/02/07(金) 22:35:23 :
ミカサ「(や、やられた!)」
アニ「ちっ」
クリスタ「きゃああ!エレン、可愛い!」
エレン「にゃ!(うわ!撫ですぎだろ、コイツ!)」
クリスタ「うわああ、お部屋に持って帰りたい。」
エレン「(女子がこえええ)」
ミカサ「ダメ!エレンは私のだ!」
ジャン「む!」
エレン「にゃあ!(だから、お前のじゃねえ!)」
アニ「人を物扱いするなんて、器の小さいヤツだな、アンタ」
ミカサ「……アニ、何か文句でもあるの?」
アニ「やる?」
ベルトルト「……あ、あのさ」
アルミン「ん?どうしたの?ベルトルト」
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- 18 : 2014/02/07(金) 22:41:44 :
- >>16 キースWWW
ベルトルト「とりあえず、エレンをどうにかしてあげない?」
クリスタ「ええ!?そんな!ベルトルトの悪魔!鬼!馬鹿!」
ベルトルト「(ええー)」
アルミン「(ベルトルトは正論を言ったはずなのに、この扱い。……可哀想)」
ライナー「そうだぞ、ベルトルト。もう少しこのままでもいいだろう。」
クリスタ「そうだよね!ライナーもそう思うよね!」
ライナー「ああ!(結婚しよ)」
ベルトルト「………」
ジャン「何かお前、可哀想だな。」
ベルトルト「みなまで言わないで。」
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- 19 : 2014/02/07(金) 22:44:47 :
ミカサ「エレン、こっちおいで」
エレン「……(ミカサが何かいつもより怖く見える)」
アニ「やめときな。」
エレン「にゃ?」
アニ「あ、アタシの方が優しくしてやれるんだから、こっちきな。」
エレン「……(どっちも危険そう)」
アルミン「えっと、エレン?」
エレン「にゃあー(アルミンが一番安全そうだ)」
ミカサ「な!?」
アニ「ちっ!」
アルミン「(こ、こっちにとばっちりがきそうだ!)」
ジャン「?」
アルミン「じゃ、ジャン!ほら!」
ジャン「うお!?」
エレン「にゃ!?」
-
- 20 : 2014/02/07(金) 22:49:26 :
ジャン「うわ、何で俺がコイツを抱かねえといけないんだ……(って、意外とやわらけえな)」
エレン「にゃあああああ!!(最悪だ!何でコイツに抱かれねえといけないんだ!)」
ベルトルト「ジャン?」
ジャン「あ、いや……何かコイツ本当にエレンなのか?」
アルミン「え?」
ジャン「……アイツがこんなに柔らかいわけがねえ。」
アルミン「どこ基準なの、ジャン。」
クリスタ「ジャン!私にパスして!」
ジャン「え!?あ、いや…(何か、離すのはもったいねえな)」
エレン「にゃああ!(いつまで抱っこしてんだよ!くそ、こうなったら!!)」
ジャン「うわ…っ!?」
クリスタ「え、エレン!?」
ベルトルト「……え?」
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- 21 : 2014/02/07(金) 22:50:52 :
エレン「(一番俺を尊重してくれそうな、ベルトルトの元に行くしか…)」
アニ「ベルトルト。」
ベルトルト「……」
アニ「ジィィィィ。」
ベルトルト「はい。」
アニ「ありがと。」
エレン「にゃあああ!?(ええええええええ!?」
-
- 22 : 2014/02/07(金) 22:53:51 :
- エレン「にゃー!」(期待!)
-
- 23 : 2014/02/07(金) 22:55:18 :
アニ「♪~(エレン、可愛い)」
ミカサ「その手を離して!じゃないと……削ぐ」
アニ「ふん、やってみなよ。」
エレン「にゃあ!(俺を巻き込むな!)」
アルミン「……どうしようか、これ。」
ベルトルト「とりあえず、教官に相談してみたら?」
ライナー「でも罰則とか受けそうじゃないか?……エレンが。」
アルミン「んー、……でも、さあ…」
クリスタ「ああ!私も触りたい!触りたらない!」
アルミン「……天使があんなに喜んでるんだったら、しばらくはあのままでもいいんじゃないかな?」
ライナー「そうだな。それがいい(そして、結婚したい)」
ジャン「くそ、何でいっつもエレンばっかり…」
ベルトルト「(誰一人エレンの事情を考えていないのが、酷というか。……まあ、僕も何もしないから同じようなものだけど)」
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- 24 : 2014/02/07(金) 23:04:51 :
- >>22 ありがとうございます!頑張ります!
エレン「にゃあ…(頼むから、早く俺を元に戻してくれ)」
ミカサ「(きゅううんん!え、エレンが涙目に!)」
アニ「(……何、この小動物)」
クリスタ「きゃああ可愛い!」
ライナー「(天使の方が可愛い)」
ジャン「……ライナー、お前何考えてんのか丸分かりだな」
ミカサ「エレン、大丈夫。」
エレン「にゃ?(ミカサ?)」
ミカサ「エレンのことは、私が何が何でも守るから」
エレン「にゃあああ…(いや、そうじゃなくて俺を元に…)」
アニ「エレン、心配しないでくれ」
エレン「にゃ?(アニ?)」
アニ「アンタがこのまま元に戻らなくても、アタシが世話をしてやるから。」
エレン「にゃあああ…(だから、そうじゃねえって)」
クリスタ「そうよ、エレン。」
エレン「にゃ?(クリスタ?……何か嫌な予感しか)」
クリスタ「エレンが猫でも、私エレンのこと大好きだから!」
エレン「にゃああああ!?(だから、そういう問題じゃねえんだろおお!!)」
ライナー「エレンの奴…(俺の天使から大好きって…)」
アルミン「……ちょっと僕もイラっとした」
ジャン「くっそ、何で俺はいつもこんな役回りなんだ!」
ベルトルト「………」
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- 25 : 2014/02/07(金) 23:08:09 :
バアアアアンっ!
「っ!?」
キース「諸君!そこで何をしている!」
アルミン「きょ、教官!こ、これはですね!!」
キース「ん?」
エレン「にゃ、にゃあ(ゲッ)」
キース「……き、貴様ら、まさかそれは…」
ライナー「や、やべえな。」
キース「……誰だ。私の部屋から“あの”薬を持ち出したのはああああ!!」
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- 26 : 2014/02/07(金) 23:10:50 :
アルミン「え?」
ベルトルト「……薬?」
ジャン「教官!あの、薬とは?」
キース「……その猫は、訓練兵の一人か?」
アルミン「はっ、エレン・イェーガーです!」
キース「や、やはりか。」
「?」
ミカサ「教官。一体、イェーガー訓練兵に何が起こったのでしょうか?」
キース「……私の元部下が持ってきた薬を、飲んだんだろう。イェーガー、そうだろう?」
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- 27 : 2014/02/07(金) 23:12:18 :
エレン「にゃ?(そうだ、ったか?……)」
キース「……どうやら、この薬は記憶も曖昧になるんだな。……ったく、彼奴め。」
アルミン「そうなの?エレン?」
エレン「確か昨夜は……」
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- 28 : 2014/02/07(金) 23:16:51 :
エレン「んん……、やっべ、トイレ行きたくなったな。」
アルミン「すー、すー。」
エレン「仕方ねえ。……静かに行くか。」
-廊下-
ガサガサ
エレン「?」
?「わっ、誰ですか!?」
エレン「なっ…、サシャ!?」
サシャ「びっくりしました、エレンだったんですね。」
エレン「……おまえ、何してんだ?」
サシャ「い、いえ、別に!!教官の部屋に何か食べ物置いてあるかなーっと思って、盗んだわけじゃないですよ!?違いますよ!!」
エレン「(絶対そうだろ、つか、そうに違いない)」
サシャ「あ、あの……このことは黙っててくれますか?」
エレン「……いいけど、その小瓶はどうしたんだ?」
サシャ「小瓶?」
-
- 29 : 2014/02/07(金) 23:18:41 :
エレン「にゃあ!!」
アルミン「え!?何か思い出したの!?」
エレン「(そうだ、サシャだ!昨夜、サシャに会って、あの後…!)」
ミカサ「サシャがどうしたの?」
アルミン「え!?ちょ、ミカサエレンの言葉分かるの!?」
ミカサ「ええ。エレンがサシャに昨夜会ったって言ってる。」
ライナー「……お前、怖いなおい。」
ジャン「いや、そんなミカサも魅力的だ。」
アニ「(いや、普通に怖いだろ)」
-
- 30 : 2014/02/07(金) 23:20:28 :
サシャ「ああ、これですか?何かピンク色でしたので、拝借してきたんですけど……あげますよ。」
エレン「いや、いらねえけど…」
ガタガタ…
サシャ「!?で、では私はこれで!!」
エレン「あ、おい!サシャ!!」
エレン「ったく……、って、小瓶置いていったし。」
-
- 31 : 2014/02/07(金) 23:23:21 :
-部屋-
エレン「(すっきりしたし、寝るかなー………て、そうだ。そういやあ、これどうっすっかなー)」
小瓶を見つめる
エレン「(蓋開けてみたけど、匂いはしねえか)」
考えた末
エレン「ま、明日サシャに返すか!」
ベルトルト「ん~、ん~。」
ドンッ
エレン「って、うおおおお!!」
バシャッ
エレン「あ。」
-
- 32 : 2014/02/07(金) 23:25:26 :
エレン「………」
ミカサ「どうしたの?エレン?」
エレン「……(そうだ。ベルトルトの寝相の悪さに巻き込まれて、小瓶の中身がかかったんだった)」
ベルトルト「(?……何か見られてるような)」
キース「とにかく、まあ……効果は一日だと作った本人も言ってたからな。……今日は我慢して過ごせ、イェーガー。」
バタンッ
-
- 33 : 2014/02/07(金) 23:32:52 :
エレン「にゃああああ(……くっそ、ベルトルト。お前の所為で…っ!)」
ベルトルト「え?え?どうしたの?エレン?」
エレン「(いくら覚えてねえからって、有り得ねえ!)」
ミカサ「エレン。」
エレン「にゃ!(うお!)」
ミカサ「サシャには後で報復してあげるから……今日は私と一緒にいよう。」
エレン「にゃああ(そうだ、俺まだ猫なんだった!くそ、離せ!)」
アニ「ミカサ、アンタはさっきからずっとエレンを抱いてるだろ?少しはアタシに触らせな」
エレン「にゃあ!(アニまで)」
ミカサ「何?邪魔するの?」
クリスタ「あ、私もそれだけは引き下がれない!」
ライナー「……とりあえず、一件落着なの、か?」
ジャン「にしても、だ。くそ、何でアイツはあんなに…」
ベルトルト「エレン、お気の毒。」
アルミン「というか、これは一体誰が一番悪いんだろう?」
エレン「にゃああああああ!!(くっそおおおおお!!覚えてろよおおお!!)」
終わり
-
- 34 : 2014/02/07(金) 23:34:12 :
ベルトルトの寝相の悪さをネタにしたかっただけです。
何だかんだ言って、ベルトルさんが好きW
ご愛読ありがとうございました。
エレン総受けが好きなもので、また次回作とか書ければいいなと秘かに考えております。
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- 35 : 2014/02/08(土) 00:11:58 :
次は心理テストネタ、書きます。
男オンリーにしようか、迷い中
-
- 36 : 2014/02/08(土) 08:59:18 :
エレン「心理テスト?」
→http://www.ssnote.net/archives/9646
次回作です
-
- 37 : 2015/02/10(火) 23:52:10 :
- エレンかわいそうなのに可愛い!
-
- 38 : 2015/02/14(土) 23:28:46 :
- うんうんうんうんうんうんうんうんうんうん
-
- 39 : 2015/05/15(金) 20:56:20 :
- かわいかった!
-
- 40 : 2016/07/28(木) 20:07:06 :
- 同じく
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- 41 : 2018/08/16(木) 10:48:19 :
- 結局戻んないのかよ
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- 42 : 2024/05/01(水) 21:50:16 :
- いや何これ
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