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新しい生活 一年生⑧

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  1. 1 : : 2014/01/16(木) 20:32:22
    新しい生活 一年生⑦の続きです。
    長かったエレンのお話はここでおしまいです!
  2. 2 : : 2014/01/16(木) 20:42:17
    結構脱線し続けたので、エレン編が終わったら元に戻していきます。
  3. 3 : : 2014/01/16(木) 21:31:52
    http://www.ssnote.net/search?q=%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E7%94%9F%E6%B4%BB
    今までのです!
  4. 4 : : 2014/01/16(木) 21:41:54
    エレン「先生!?」
    意外な人物の登場にその場の全員が動揺する。

    キース「グリシャ、久しぶりだな」

    グリシャ「あの時はお世話になりました。」
    丁寧に挨拶を交わす

    ユミル「あ!?どうなってんだ?」
    グリシャとキースを交互に見ながら顔をしかませる。

    キース「単刀直入にいうとこやつは、ドクターキャットを完全に潰そうとしているのだ。」
    思いのよらない言葉が静かな空間をより静かにさせる。

    キース「そうだろ、サシャ・ブラウス…いや、サシャ・イェーガーよ」
    衝撃の言葉に一瞬考えることができなくなった。

    サシャ「…もういい?お父さん?」
    ほおに涙が伝う。
  5. 5 : : 2014/01/16(木) 22:01:31
    ユミル「ええ!?なに!?全然話が掴めないんだけど!?」
    いつの間にかエレンとクリスタの位置まで下がっていた。エレンは正気に戻り、クリスタはまだエレンを支えている。

    アルミン「うわぁ!ちょっと!押さないで!!」
    緊張感ある空気を一瞬で破壊した。雪崩のようにクラスメートが入ってくる。

    アルミン「ええ!?先生!?グリシャさん!?それに皆!!」
    口々に名前を呼び、走り寄ってくる。

    キース「はぁ、馬鹿もん共が…少しは空気を読め…」
    頭を抱え呆れたようにつぶやく。

    グリシャ「…ありがとう、キース…もう大丈夫だ」
    サシャを抱き閉めたまま、視線を合わせずに話す。

    キース「…分かった。おい!馬鹿もん共!!さっさとここから出ろ!!!」
    手始めにコニーを捕まえ、エレンとサシャ以外を外に出そうとする。

    アルミン「あっ!エレン!これだけ渡しておくね!!」
    そういって一つのアルバムを渡される。

    エレン「お、おう」
    ようやく1人で立ち上がれたエレンはアルバムを受け取る。

    グリシャとサシャとエレンだけになり、静けさを取り戻す。
    グリシャ「サシャ、今まで本当にすまなかったな…女であるお前をイェーガー家のいざこざに巻き込みたくなかったんだ…」
    心の叫びのようだった。

    サシャ「大丈夫、分かってた。」
    そういってグリシャから離れていった。目はまだ赤みを帯びている。

    グリシャ「エレン、わたしは…」
    エレン「大丈夫、言いたいことはもう分かってる。」
    言い終わる前に言葉を遮る。全てを見透かしたような瞳で。

    グリシャ「そうか、そのアルバムは私たちの大切な物だ。なくさずに持っていてくれ。」
    指でエレンを指しながら話す。

    エレン「うん、さよなら」
    サシャ「…さよなら」
    2人はそのまま外に出る。
  6. 6 : : 2014/01/16(木) 22:09:07
    グリシャ「サシャはもともとすごかったが、エレンはそれ以上か…」
    すると物陰から1人の人物が現れる。

    カルラ「あんなに成長して…これで心置き無く逝くことができるわ」
    手で目を擦りながら笑顔で話す。

    グリシャ「これがドクターキャットの機密のデータだ。本部であるここが潰れてしまえば、もう再興は無理だろう。」
    USBメモリを床に落とし、足で粉々にする。

    カルラ「平気よ、もうあの子達は強すぎるくらいですもの…」
    グリシャに抱きつき、服に顔を押し付ける。

    グリシャ「…向こうでも一緒に会おう。」
    2人の周りは火に包まれた。
  7. 7 : : 2014/01/16(木) 22:15:00
    クリスタ家の敷地内での火事はあっという間に消された。火元の確認をしにきた警察を、クリスタが何か話して追い返すことに成功した。動揺していなかったのはキースとエレンとサシャだけであった。そしてしばらくの間、エレンはクリスタの家に身を置くことになった。ドクターキャットは本部とリーダーを失ったため、壊滅したらしい。
  8. 8 : : 2014/01/17(金) 21:59:27
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    キース「それではこれで終わりだ!気を付けて帰れ!!」
    教室がいきなり騒がしくなる。

    クリスタ「エレン!また行くの?」
    足早に帰ろうとするエレンに声をかける。

    エレン「…あぁ、クリスタも行くか?」
    顔に日光があたり、顔の表情が確認できない。

    アルミン「なら僕達も行くよ?」
    全員がクリスタの周りに集まる。

    エレン「…ありがとな、みんな。父さんも母さんも喜んでるはずだ。」
    わずかに口元が緩んでいるのが見える。

    サシャ「それにしても、エレンは急に天才になりましたね〜、成績は私がトップでしたのに…」
    成績表を見ながらため息をつく。

    エレン「わりいな、サシャ。もう誰にも負ける気がしないんだよ。」
    苦笑いで答える。

    クリスタ「そんなこといいから!ほら、早くいこっ!」
    駆け足でエレンの手を掴み、教室を出ていく。

    ベルトルト「(うっ…)」
    慌てて全員が後を追って行く。ベルトルトは痛みをおさえながら教室を出て行く。
  9. 9 : : 2014/01/17(金) 22:04:02
    お墓の前〜〜〜〜〜〜〜〜

    エレン「…(父さん、母さん…俺は絶対に負けないからな)」
    目を瞑り、心の中でそう決意する。

    エレン「さて、今の高校生を楽しむとするか!」
    振り返り、ものすごいスピードで走り出す。

    ミカサ「それは速い。私と勝負できる。」
    ミカサもエレンについていく。

    ライナー「…あいつらは馬鹿なのか?」
    ユミル「あぁ、そのようだな」
    息を吐きながら、歩いて後をついていく。
  10. 10 : : 2014/01/17(金) 22:09:32
    クリスタ「うー…速すぎるよぉ…」
    ほおを膨らませながら歩き始める。

    ジャン「そういえば部活とか出てなかったな。大会まであとちょうど一ヶ月か…」

    マルコ「そうだね、せっかく勉強したんだから、試合に勝とうね。」
    2人仲良く横に並び歩いていく。

    ミーナ「私達もいこうよ!アニ!」

    アニ「そうだね、いくよベルトルト」

    ベルトルト「う、うん」
    そして、お墓の前はいつも通りの静かな場所になった。
  11. 11 : : 2014/01/17(金) 22:10:30
    ここまでにします!
    続きは新しい生活 一年生 ⑨です!
  12. 12 : : 2014/01/17(金) 22:16:56
    次からは部活動辺りを書いていきます!
  13. 13 : : 2016/08/15(月) 14:00:07
    続編
    http://www.ssnote.net/archives/8076

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ryuyaozawa

ベルトルト

@ryuyaozawa

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